1 00:00:01,042 --> 00:00:03,101 私たちは 生活のほぼあらゆる面で 2 00:00:03,125 --> 00:00:07,333 完全な情報を 瞬時に得ることができます 3 00:00:08,042 --> 00:00:11,309 携帯電話があれば 自分の貯蓄・運用状況を 全て確認できます 4 00:00:11,333 --> 00:00:13,559 また 自分の正確な現在地を 地図に表示して 5 00:00:13,583 --> 00:00:15,726 目的地までの最適経路を 知ることもできます 6 00:00:15,750 --> 00:00:18,309 ボタンをクリックするだけで 7 00:00:18,333 --> 00:00:25,083 その一方で 小売り食品となると 情報も透明性もありません 8 00:00:26,208 --> 00:00:29,518 近所にあるスーパーの魚売り場に行けば 9 00:00:29,542 --> 00:00:33,351 色々な種類の魚から 好きなものを 選べると思います 10 00:00:33,375 --> 00:00:39,101 ですが 誰がどこで捕った魚なのかは 売り場の人でも 答えられないでしょう 11 00:00:39,125 --> 00:00:41,393 漁をしたのは 持続可能な漁業の海域だったのか 12 00:00:41,417 --> 00:00:43,458 どのように輸送されたかも不明です 13 00:00:44,083 --> 00:00:46,976 これは 私たちが買うほぼ全ての 商品について言えることです 14 00:00:47,000 --> 00:00:51,309 缶詰のスープも 精肉も Tシャツも 15 00:00:51,333 --> 00:00:53,601 今 私たち人間は 16 00:00:53,625 --> 00:00:58,434 生き延びるために必要な かけがえのない地球を破壊しつつあります 17 00:00:58,458 --> 00:01:01,476 今日 直面している 恐ろしい問題は 18 00:01:01,500 --> 00:01:05,476 気候変動にせよ サプライチェーンに 組み込まれた 現代の奴隷制度にせよ 19 00:01:05,500 --> 00:01:07,226 つまるところは 選択の結果なのです 20 00:01:07,250 --> 00:01:12,934 あの方法じゃなくてこの方法で 生産しようと 決めているのは人間です 21 00:01:12,958 --> 00:01:15,184 そうして 私たち消費者が 22 00:01:15,208 --> 00:01:19,851 地球と人間自身を 害するような 決定を下す羽目に 陥ったんです 23 00:01:19,875 --> 00:01:21,958 間違った製品を選ぶことによって 24 00:01:23,167 --> 00:01:26,518 ですが ここに来ている皆さんは もちろんのこと 25 00:01:26,542 --> 00:01:28,601 率直に言って この地球上の誰も 26 00:01:28,625 --> 00:01:33,976 地球や人間を害する商品を買いたいと 考えるとは とても信じられません 27 00:01:34,000 --> 00:01:35,333 選択肢さえあれば 28 00:01:36,583 --> 00:01:38,768 選択肢という言葉は 含みのある表現です 29 00:01:38,792 --> 00:01:41,143 選択肢は代替案があるということ 30 00:01:41,167 --> 00:01:44,184 その代替案にお金を出せるということを 意味します 31 00:01:44,208 --> 00:01:49,768 また選択肢は 選ぶための情報が 十分にあるということでもあります 32 00:01:49,792 --> 00:01:54,851 ところが 今はこの情報が 全くありません 33 00:01:54,875 --> 00:01:58,125 あるいは 少なくとも非常に 取得しにくい状況にあります 34 00:01:59,625 --> 00:02:01,643 ですが この状況が 変わろうとしています 35 00:02:01,667 --> 00:02:05,726 テクノロジーを使えば この情報の問題を 解決できるからです 36 00:02:05,750 --> 00:02:08,809 このために必要となるテクノロジーの多くは 37 00:02:08,833 --> 00:02:12,518 近年 どんどん良くなり 費用も下がっています 38 00:02:12,542 --> 00:02:15,434 大規模な適用ができる状態です 39 00:02:15,458 --> 00:02:18,559 そこで この2年間 私のチームは 40 00:02:18,583 --> 00:02:22,809 世界最大の自然保護団体であるWWFと 一緒に 41 00:02:22,833 --> 00:02:26,476 OpenSC という会社を設立しました 42 00:02:26,500 --> 00:02:28,833 SC はサプライチェーンの頭文字です 43 00:02:29,708 --> 00:02:32,101 このテクノロジーを使うことで 44 00:02:32,125 --> 00:02:38,809 サプライチェーンにおいて 透明性と トレーサビリティが促進され 45 00:02:38,833 --> 00:02:46,958 私たちの買い物の仕方や生産の仕方の 大革命につながります 46 00:02:48,333 --> 00:02:52,184 これからご紹介する内容は いくぶんか SF のように聞こえると思いますが 47 00:02:52,208 --> 00:02:54,059 すでに実現されています 48 00:02:54,083 --> 00:02:55,333 説明しましょう 49 00:02:56,208 --> 00:03:00,518 この情報の問題を解決するためには 3つのことをする必要があります 50 00:03:00,542 --> 00:03:03,809 それが 検証、追跡、公開です 51 00:03:03,833 --> 00:03:07,309 環境破壊なく倫理的に生産されたという 表示を データに基づいて自動的に検証し 52 00:03:07,333 --> 00:03:12,018 環境破壊なく倫理的に生産されたという表示を それぞれデータに基づいて自動的に検証し 53 00:03:12,042 --> 00:03:16,601 サプライチェーン全体にわたる その商品の動きを追跡します 54 00:03:16,625 --> 00:03:22,101 最後に この情報を公開することで 消費者に本当の意味での選択肢を与えて 55 00:03:22,125 --> 00:03:26,934 自分の価値観に沿った消費行動を 選べるようにします 56 00:03:26,958 --> 00:03:30,268 実際の食品とサプライチェーンを例にして 57 00:03:30,292 --> 00:03:34,726 どのように実現しているかを 説明しましょう 58 00:03:34,750 --> 00:03:36,018 マジェランアイナメ または― 59 00:03:36,042 --> 00:03:39,059 アメリカでチリアン・シーバスとも 呼ばれる魚です 60 00:03:39,083 --> 00:03:40,833 まず最初は「検証」です 61 00:03:41,792 --> 00:03:44,351 それが どのように生産されたかを 検証します 62 00:03:44,375 --> 00:03:47,184 「大丈夫 ちゃんとやってる 正しいことを全部やっている 信じて」 63 00:03:47,208 --> 00:03:49,393 そんな言葉だけでは不十分です 64 00:03:49,417 --> 00:03:55,726 一品一品について 生産方法を示す 裏付けを用意するのです 65 00:03:55,750 --> 00:04:00,809 環境に優しいとか 倫理的に生産された という 個別の証拠を提示するのです 66 00:04:00,833 --> 00:04:03,684 たとえば 魚の場合であれば 67 00:04:03,708 --> 00:04:09,643 魚が十分にいる漁場での 持続可能な範囲の漁獲だったか? 68 00:04:09,667 --> 00:04:12,351 そこは海洋保護区ではなかったか? 69 00:04:12,375 --> 00:04:17,643 具体的には 船のGPSデータを ほぼリアルタイムで取得します 70 00:04:17,667 --> 00:04:21,434 これにより その漁船の現在地 71 00:04:21,458 --> 00:04:24,018 そして 進行方向とスピードがわかります 72 00:04:24,042 --> 00:04:29,976 そのうえで これを水深など 他の種類のデータと関連付けます 73 00:04:30,000 --> 00:04:32,643 こうした全ての情報を統合すれば 74 00:04:32,667 --> 00:04:36,809 当社の機械学習アルゴリズムで 自動的に 75 00:04:36,833 --> 00:04:40,625 その漁船が 指定の漁場内だけで 漁をしたかどうかを検証できます 76 00:04:41,875 --> 00:04:44,434 また センサー価格が下がると 77 00:04:44,458 --> 00:04:46,476 多種多様な情報を 取得できるようになります 78 00:04:46,500 --> 00:04:48,851 つまり 取得できるデータが増え 79 00:04:48,875 --> 00:04:51,684 これが データサイエンスの進歩と相まって 80 00:04:51,708 --> 00:04:59,018 環境に優しく倫理的に生産されたことを 個別に 81 00:04:59,042 --> 00:05:03,226 継続的かつ自動的にリアルタイムで 検証できるようになりました 82 00:05:03,250 --> 00:05:07,393 これで この情報革命の基盤が しっかりと整ったわけです 83 00:05:07,417 --> 00:05:09,601 次は「追跡」です 84 00:05:09,625 --> 00:05:12,684 個々の生産品を追跡して 85 00:05:12,708 --> 00:05:17,476 ある食品について検証済みの表示が 86 00:05:17,500 --> 00:05:23,018 消費者の目の前にある食品に 対応した表示だと 分かるようにします 87 00:05:23,042 --> 00:05:26,351 ここまでのトレーサビリティーがなければ 88 00:05:26,375 --> 00:05:29,226 最初に検証した内容も 89 00:05:29,250 --> 00:05:32,101 誰かが どこかで ある時したという 事実でしかありません 90 00:05:32,125 --> 00:05:34,434 持続可能な方法で漁をしたことや 91 00:05:34,458 --> 00:05:39,351 従業員に劣悪な環境を強いて Tシャツを製造していない 92 00:05:39,375 --> 00:05:44,208 不必要に農薬を使わずに 野菜を育てた という事実だけです 93 00:05:44,408 --> 00:05:49,226 最初から一点一点を 識別できるようにして 94 00:05:49,250 --> 00:05:52,018 サプライチェーン全体を通して 追跡しなければ 95 00:05:52,042 --> 00:05:55,643 そういうことを表示したり 正しく生産することの価値を 96 00:05:55,667 --> 00:05:59,583 目の前の現物に付加することはできません 97 00:06:01,542 --> 00:06:04,143 先ほど 安価なセンサーの話をしました 98 00:06:04,167 --> 00:06:06,643 それ以外にも 色々な技術的進歩があります 99 00:06:06,667 --> 00:06:10,893 そのおかげで 様々なアイデアが これまで以上に実現しやすくなっています 100 00:06:10,917 --> 00:06:13,875 例えば タグの価格が 下がっています 101 00:06:14,792 --> 00:06:19,893 生産物は名前やシリアル番号などで 識別しますが 102 00:06:19,917 --> 00:06:22,101 タグがパスポートの役目を果たします 103 00:06:22,125 --> 00:06:25,434 このビデオは マジェランアイナメ漁の様子です 104 00:06:25,458 --> 00:06:27,768 延縄(はえなわ)漁と呼ばれる方法で 105 00:06:27,792 --> 00:06:32,018 魚は釣り針で釣り上げられます 106 00:06:32,042 --> 00:06:36,601 船まで引き上げると すぐに魚を締めて 107 00:06:36,625 --> 00:06:40,059 身の部分に 小さなタグを埋め込みます 108 00:06:40,083 --> 00:06:44,601 このタグには 固有のシリアル番号を持つ RFIDチップが入っています 109 00:06:44,625 --> 00:06:47,643 このタグは サプライチェーンの 端から端まで 魚について回ります 110 00:06:47,667 --> 00:06:53,393 港、トラック、加工工場のどこででも 非常に簡単に魚の所在を確認できます 111 00:06:53,417 --> 00:06:56,684 その一方で RFIDタグは 消費者が読めるものではありません 112 00:06:56,708 --> 00:07:00,934 そこで その魚を切り身にして 包装するときに 113 00:07:00,958 --> 00:07:03,851 RFIDタグを読み取ってから 魚から取り外します 114 00:07:03,875 --> 00:07:08,101 そのうえで 魚の包装に 固有のQRコードを貼り付けます 115 00:07:08,125 --> 00:07:15,375 このQRコードは 一番最初にこの魚について 検証した情報とリンクされています 116 00:07:17,083 --> 00:07:20,934 扱う食品の状態に応じて 117 00:07:20,958 --> 00:07:26,518 QRコード、バーコード、RFIDタグや その他のタグ技術を使うことができます 118 00:07:26,542 --> 00:07:31,059 また タグに取って代わる画期的な技術も 今まさに大規模展開の寸前です 119 00:07:31,083 --> 00:07:33,059 また タグに取って代わる画期的な技術も 今まさに大規模展開の寸前です 120 00:07:33,083 --> 00:07:37,434 例えば 食品中の微量元素を分析することで 121 00:07:37,458 --> 00:07:40,976 産地を非常に正確に知ることができます 122 00:07:41,000 --> 00:07:42,393 ブロックチェーンもあります 123 00:07:42,417 --> 00:07:47,226 分散型の技術で この革命の触媒役になるかもしれません 124 00:07:47,250 --> 00:07:54,518 情報を提供して 消費者に対して その情報を根拠に消費行動を変えるようー 125 00:07:54,542 --> 00:08:00,101 働きかける時につきものの 信頼性の問題の軽減に役立つからです 126 00:08:00,125 --> 00:08:02,809 そこで我々はブロックチェーン技術も 127 00:08:02,833 --> 00:08:06,059 事業に価値を加えるところで使っています 128 00:08:06,083 --> 00:08:07,351 その一方で 重要なことですが 129 00:08:07,375 --> 00:08:10,518 ブロックチェーン技術には まだ制約が残されており 130 00:08:10,542 --> 00:08:12,601 たとえば規模拡大も問題の1つです 131 00:08:12,625 --> 00:08:14,601 それが事業の妨げにならないよう 注意しています 132 00:08:14,625 --> 00:08:18,393 そして次が第3のポイント「公開」です 133 00:08:18,417 --> 00:08:22,268 検証して追跡した情報を どう公開するか つまり 134 00:08:22,292 --> 00:08:27,601 どこで生産されて どのように加工され どう流通してきたのか という 135 00:08:27,625 --> 00:08:32,434 情報を公開する方法は 商品の種類ごとに 大きく変わってきます 136 00:08:32,458 --> 00:08:34,768 また どこで買うかによっても異なります 137 00:08:34,792 --> 00:08:37,351 人の行動は状況によって変わるからです 138 00:08:37,375 --> 00:08:41,018 スーパーで買い物する時は 疲れていて 時間もあまりありません 139 00:08:41,042 --> 00:08:45,518 食事中は デートの相手に見とれてしまって 集中できないかもしれません 140 00:08:45,542 --> 00:08:51,750 逆に オンラインで高額の買い物をするなら 厳しい目で詳しく調べるでしょう 141 00:08:52,750 --> 00:08:54,351 ですので 私たちは 142 00:08:54,375 --> 00:09:03,101 魚専門店の冷凍庫にある魚を選ぶときの 顧客体験を開発しました 143 00:09:03,125 --> 00:09:06,934 これを使えば 魚そのものと 流通過程の情報の全てが分かります 144 00:09:06,958 --> 00:09:09,601 一方で レストランと協力して 145 00:09:09,625 --> 00:09:12,601 これとは別の顧客体験も開発しました 146 00:09:12,625 --> 00:09:18,643 ここでは 食事という状況に合わせて 魚と流通の主要な情報を要約します 147 00:09:18,667 --> 00:09:22,226 あまりデート相手を困らせないように 148 00:09:22,250 --> 00:09:24,601 これで 端から端まで見ました 149 00:09:24,625 --> 00:09:30,643 魚が 持続可能な漁場で 捕まえられたことを検証しました 150 00:09:30,667 --> 00:09:33,268 次に その魚を サプライチェーン全体に わたって追跡して 151 00:09:33,292 --> 00:09:37,393 魚を識別し 紐付けられた情報を 追えるようにしました 152 00:09:37,417 --> 00:09:39,976 そしてさらに 消費者にその情報を公開して 153 00:09:40,000 --> 00:09:41,809 選択肢を与えることで 154 00:09:41,833 --> 00:09:46,542 消費者がそれぞれの価値観に沿って 判断できるようにしました 155 00:09:47,542 --> 00:09:51,643 今ご紹介した魚の事例では この技術が すでに大々的に展開されています 156 00:09:51,667 --> 00:09:56,518 今シーズン マジェランアイナメの 大手である オーストラル社では 157 00:09:56,542 --> 00:09:57,893 今シーズン マジェランアイナメの 大手である オーストラル社では 158 00:09:57,917 --> 00:10:00,768 全ての漁船で 捕獲した全ての魚にタグを付けて 159 00:10:00,792 --> 00:10:04,125 「Glacier 51」という特級ブランドで 販売しています 160 00:10:05,208 --> 00:10:07,351 この魚はすでに市場で買えます 161 00:10:07,375 --> 00:10:12,768 今日ご紹介した情報だけでなく さらにさまざまなデータが 162 00:10:12,792 --> 00:10:17,042 販売される1尾またはひと切れごとに 付けられています 163 00:10:18,583 --> 00:10:22,643 これは魚やシーフードに 限定される話ではありません 164 00:10:22,667 --> 00:10:28,268 我々はさまざまな消費財や製品と 世界のサプライチェーンを対象にしています 165 00:10:28,292 --> 00:10:30,893 乳製品から果物や野菜 166 00:10:30,917 --> 00:10:33,684 さらに 食べられない木材製品もあります 167 00:10:33,708 --> 00:10:38,226 消費者が大きな負担を強いられるのでは? と心配するかもしれません 168 00:10:38,250 --> 00:10:44,268 何かを買うときに その都度 こうした 全ての情報を見る時間はないのですから 169 00:10:44,292 --> 00:10:46,018 ですが その必要はありません 170 00:10:46,042 --> 00:10:49,143 その点についても準備しています 171 00:10:49,167 --> 00:10:56,726 この先 どれを買うかの決定は ますます機械任せになるでしょう 172 00:10:56,750 --> 00:11:03,476 あなたのことをよく知ったアルゴリズムが 代わりに決めてくれるからです 173 00:11:03,500 --> 00:11:06,351 しかも 機械の方がうまくやってくれる かもしれません 174 00:11:06,375 --> 00:11:11,851 最近の研究では バーチャルアシスタントを 使って買い物をした人の85%が 175 00:11:11,875 --> 00:11:16,059 最初に買おうと思っていた 商品やブランドではなく 176 00:11:16,083 --> 00:11:17,351 最初に買おうと思っていた 商品やブランドではなく 177 00:11:17,375 --> 00:11:22,184 バーチャルアシスタントのおすすめ品を 選んだことがある と認めています 178 00:11:22,208 --> 00:11:24,018 「トイレットペーパーが必要」と ひとこと言えば 179 00:11:24,042 --> 00:11:28,476 アルゴリズムが ブランドや 好みの価格帯 180 00:11:28,500 --> 00:11:31,559 あるいは リサイクル原料でもいいのか どうかを 判断します 181 00:11:31,583 --> 00:11:35,809 今のところ 通常の判断材料は 過去の買い物履歴や 182 00:11:35,833 --> 00:11:40,018 バーチャルアシスタントへ 最大の支払いをする会社がどこかなどです 183 00:11:40,042 --> 00:11:44,458 ですが これに皆さんの価値観を 加えるべきでは ないでしょうか? 184 00:11:45,625 --> 00:11:48,184 地球に優しいものを買いたいと思っていること 185 00:11:48,208 --> 00:11:53,684 割高になってもいいのか いくらまでなら払う 用意があり払えるのかも 分かるのですから 186 00:11:53,708 --> 00:11:57,226 これで 簡単かつシームレスな状態のまま 187 00:11:57,250 --> 00:11:59,518 細かな効果とデータを考慮に入れて 188 00:11:59,542 --> 00:12:01,601 適切な商品を選ぶことができます 189 00:12:01,625 --> 00:12:03,851 必ずしも自分でする必要はありません 190 00:12:03,875 --> 00:12:09,768 環境に対するあなたの関心度を知っている アルゴリズムに聞けばいいのです 191 00:12:09,792 --> 00:12:11,768 自分でしなければならない わけではなく 192 00:12:11,792 --> 00:12:13,893 アルゴリズムに聞けばいいのです 193 00:12:13,917 --> 00:12:16,708 アルゴリズムは 時間に追われることも 気が散ることもなく 194 00:12:17,792 --> 00:12:21,601 デートの相手に見とれてしまって 注意散漫になることもありません 195 00:12:21,625 --> 00:12:25,809 あなたが環境や人間に どの程度関心を持っているかを知っています 196 00:12:25,833 --> 00:12:31,208 そうした全ての情報を 代わりに見て 判断してもらえばいいのです 197 00:12:32,500 --> 00:12:36,684 このような信頼と信用に足る情報と 198 00:12:36,708 --> 00:12:39,184 適切な情報活用システムを使うことで 199 00:12:39,208 --> 00:12:46,684 消費者は 持続可能で倫理的な方法の 生産者を支援できます 200 00:12:46,708 --> 00:12:51,083 他の商品ではなく その商品を選ぶたびに 適切な行動を支援できるのです 201 00:12:52,042 --> 00:12:58,268 つまり善良な生産者や加工業者 小売業者が報われるのです 202 00:12:58,292 --> 00:13:04,542 不適正な業者は 業務を改善するよう迫られ そうしなければ事業ができなくなります 203 00:13:05,333 --> 00:13:06,976 これは必要なことです 204 00:13:07,000 --> 00:13:10,768 この美しい地球に人類として ずっと住みたければ 205 00:13:10,792 --> 00:13:12,643 本当に必要なことなのです 206 00:13:12,667 --> 00:13:13,934 ありがとうございました 207 00:13:13,958 --> 00:13:16,458 (拍手)