エイズと鳥インフルエンザについての もっともな心配事については 本日後ほどお話をいただきましょう ”ブリリアント”なブリリアント博士から。 私はもうひとつの流行病について話したいと思います。 心血管疾患、糖尿病、高血圧です これらの疾患は 全て完ぺきに防ぐことができます 少なくとも95%の人々に関しては ただ食生活と生活習慣を改善するだけでいいのです。 そして今なにが起こっているのかというと、 病気のグローバリゼーションが進んでいて 世界中の人々が私たちアメリカ人のような食事をとり、私たちのような生活を送り、そして 私たちのように死んでいます。例えば アジアのかつて最低だった心臓病、肥満、糖尿病の水準は 一世代にして失われ、今では世界的に見ても 高い水準に達しています。次にアフリカでは、 ほとんどの国で心血管疾患はHIVと エイズによる死亡に匹敵します 私たちには大いなる機会が託されています。 私たちは非常に多くの人々の生命に大きな影響を与え 重要な差異を生み出すために 世界規模で予防医学を 実施しなければなりません。 心血管疾患は依然として、この国だけでなく 世界中で人々の命を奪っています その数は 他の全ての原因で亡くなる人数の 合計以上です たいてい誰にとってもこの種の病は 予防可能なのです 予防可能というだけでなく、実際 健康な状態へ戻すことが可能なんです。 ここ大体29年で、 私たちは単純に食生活と生活習慣を変えるという 技術も要せず低コストな対策が、どれほどまでに効果的か ということを、これらのハイテクで高価な最先端機器を 用いて証明してきました。 どんな方法かと言うと 例えば介入前と一年後の 定量的動脈造影法 そして 心臓のPET検査です 私たちが数ヶ月前に発表した研究は、 初めて、前立腺の癌の進行は食生活と 生活習慣を変えることで食い止めたり 逆戻りさせることができる ということを明らかにし 対照群の9%という値に対して、 腫瘍サイズ増大の70%減少 または増殖抑制を確認したのです。 ここにMRIとMRの画像がありますが 前立腺癌の活動は赤色で示してあります。 一年後には減少しているのがわかりますね 現在 肥満が増加しています 成人の2/3 子供の15%に上ります。私にとって本当に 気になるのは ここ10年で糖尿病が70%も 増加したということです 私たちの子供は 親よりも短い人生を 送ることになる初めての世代に なるかもしれません 残念です、これは予防可能なわけですから。 見てください これは選挙結果ではありませんよ これは各州の肥満の人の割合を色で示しています。 1985年に始まり、'86年、’87年。CDCの ホームページから引用しました。'88年、'89年、'90年、'91年 ここから新しい色が出てきます。'92年、'93年、'94年、'95年、'96年 97年、'98年、'99年、2000年そして2001年、事態はさらに悪化します。 なんだか私たちは退化してるみたいですね。 そこで今私たちには何ができるのでしょうか?そう、 私たちが発見した心臓病や癌を治す力を秘めている食事というのは アジアの食なんですが アジアの人々が逆に 欧米人のような食生活を始めています これが私たちのように 不健康になりだした原因です。 そこで私は数々の食の大企業と取り組んできました。 彼らなら健康的な食べ物を 楽しく、セクシーで、 カッコよく、環境に良く、便利にできます。 私はマクドナルド、ペプシ、コンアグラ セーフウェイの諮問委員会 委員長を務めさせていただき 今後はデルモンテにも行くんですが、彼らにも よいビジネスチャンスだと理解いただけています。 マクドナルドで売られているサラダは この試みで誕生したもので、彼らは アジア風サラダを展開することになっています ペプシでは収入成長の2/3は 健康的な食品から生まれています。 つまり、もし食生活の改善を達成できれば、 資金をエイズやHIV、マラリアの治療のために 本当に必要な薬品の購入、もしくは 鳥インフルエンザの予防に回すことができるのです。ありがとう。