WEBVTT 00:00:07.777 --> 00:00:12.383 エリザベス・マレー:"Bop" 00:00:22.300 --> 00:00:26.369 ずっと見ていたら、戻ってまた描き始めたくなったわ。[笑い声] 00:00:32.019 --> 00:00:37.103 見ているものが答えなの。それをある日得てつぎの日には失う。 00:00:37.103 --> 00:00:43.636 けれど、一種の満足を得られるからアーティストは偉大なのよ。 00:00:43.636 --> 00:00:49.185 これらのペインティングは難しくて どんな風にその難しさを解決できるかは分からない。 00:00:52.319 --> 00:00:57.203 思ったのは、ペインティングのためにドローイングしたら とてもエキサイティングだったという事。 00:00:57.203 --> 00:01:00.619 それは本当に素晴らしく見え、それを粉々にしたわ。 00:01:00.619 --> 00:01:09.236 私のためにその形を作ってくれた男性達がそれを取りまとめて作り それをスタジオへ持ち帰ったの。 00:01:09.236 --> 00:01:13.702 で、見てしばらくの間、それがどうやって一緒になったのか全く分からなかったわ。 00:01:13.702 --> 00:01:16.986 触れる前でさえ、その形が働きかけるのが分かった。 00:01:16.986 --> 00:01:20.170 その時思ったの、「何てことを考えているのだろう!恐ろしいことになりそう」 00:01:20.170 --> 00:01:25.124 そしてこのペインティングはほんとに、本当に長い旅路だったわ。 00:01:25.124 --> 00:01:31.532 始めに考えて使おうとした色のひとつとして作用していなかった。 00:01:31.532 --> 00:01:33.935 けどそこに目新しいことはない。 00:01:36.120 --> 00:01:39.269 すべてのペインティングは痛ましかった。 00:01:40.935 --> 00:01:50.123 大体、本当に嫌になり始めてくると、 作品はどこか別の場所へ行こうとするの。 00:01:50.123 --> 00:01:52.686 けれど、極端に嫌って壁を引き裂き、粉々にし、投げ捨ててしまいたくなる、 00:01:52.686 --> 00:01:57.970 そのような事態へほとんど陥りそうにも関わらず 00:01:57.970 --> 00:02:07.387 そこへ没頭しはじめるの。とても奇妙。 00:02:16.668 --> 00:02:20.285 中心に何かを求め、中心は真ん中に何かを必要とした。 00:02:20.285 --> 00:02:25.371 形に中心を欠落させようとして、ジグザグ線を入れた。 00:02:25.371 --> 00:02:29.881 ちょっとの間それを気に入ってそれからある日、ここへ来たら「ノー」と言った。 00:02:32.862 --> 00:02:40.400 尖った柱はある形を通して次の形へ至るようにして止まった。 00:02:47.966 --> 00:02:51.803 解決は誰も見ないで起きなければ、私も含めて。 00:02:51.803 --> 00:02:54.871 でも私はそれがそこにあると分かる。それがそこにあると感じる。 00:02:54.871 --> 00:02:59.538 このペイントでそれを感じ始めた瞬間がある。それを描写できたとは考えない。 00:02:59.538 --> 00:03:04.370 けれど強く感じる・・・それを留めることができるから感じるの。 00:03:04.379 --> 00:03:11.960 それを見つめた時、引張りあげようと試みる必要のあったこの戦闘の、この衝突の代わりに 00:03:12.495 --> 00:03:16.207 それを見つめる事ができるの、平和的にね。 00:03:32.240 --> 00:03:39.329 正しいと感じたらそれは自然なこと、正しいと感じて 00:03:39.329 --> 00:03:43.112 本当のことを実感したら完結するのよ。