原子力をやめるべき3つの理由 1. 核兵器の拡散 原子力技術は世界を緊張状態に置く 1944年実験に成功した翌年 2つの爆弾で2つの都市が壊滅した その後原子炉技術は 電力源として発展したが 常に核兵器技術と繋がっていた 原子炉技術なしに 核兵器を作ることはできない 核拡散防止条約でも 原子炉技術の譲渡は 平和利用目的に限るとされている だが今や5つの国が この技術で 核兵器を手にした 核兵器計画と原子力の平和利用を 外から見分けるのは難しい 核の技術は 小さな国に 平和な技術として売られたが それは核兵器になった 死の核兵器への道は 平和な原子炉で舗装されている 2. 核廃棄物と汚染 使用済み核燃料には 放射性で有毒な プルトニウムが含まれている 有害でなくなるには数万年が必要だ 再処理という工程を施せば そこからプルトニウムは抽出できる そして核兵器に使ったり 再利用したりできる しかし再利用の方は それに適した原子炉がない 1mgで人が死に 数kgで爆弾が作れる 素敵な国 ドイツでも 何トンもこれを持っている 昔は再処理が良く見えたからだ 捨て場所も問題だ 海は禁止されたので 埋めるのだが 数万年持つ場所は見つかっていない 30の国で400の原子炉が稼働し 数十万トンの廃棄物が出る 廃棄物の貯蔵庫を持っているのは フィンランドだけだ 3. 事故と災害 60年を越える原子力使用の中で 7つの大きな事故があった そのうち3つでは 大量の放射能が環境に放出された 1957年 1986年 2011年 ロシア ウクライナ 日本で 数十年は人の住めない場所ができた 死者は数千人はいると考えられる 災害は 異なるタイプの原子炉で 異なる国の異なる時期に起きた 数字上はこう問える 10%のエネルギー供給は 30年毎の災害に見合うか? 30%なら 10年毎の福島にも見合っているのか 汚染していい場所は? もう無理 というラインはどこか 原子力は使うべきか? リスクに利益は付き物だが 損得より 倫理に基づき考えるべきだ 原子力の別の側面を知りたい人は 左をクリック