WEBVTT 00:00:00.644 --> 00:00:02.420 私はプロのトラブルメーカーです NOTE Paragraph 00:00:02.444 --> 00:00:03.809 (笑) NOTE Paragraph 00:00:04.229 --> 00:00:06.849 私の役目は 00:00:07.808 --> 00:00:10.801 世の中や いびつな社会構造や 00:00:10.801 --> 00:00:13.395 思考停止状態の人々を 批評することなので 00:00:13.741 --> 00:00:16.980 作家で 講演者で 胡散臭いナイジェリア人の自分が NOTE Paragraph 00:00:16.990 --> 00:00:17.909 (笑) NOTE Paragraph 00:00:17.909 --> 00:00:21.639 目指しているのは この猫なんじゃないかと思います 00:00:21.699 --> 00:00:23.499 (笑) NOTE Paragraph 00:00:24.219 --> 00:00:26.529 「お前 何とかしろよ」という目で NOTE Paragraph 00:00:26.529 --> 00:00:28.575 他人をジロッと見る人 00:00:29.281 --> 00:00:30.380 それが私です 00:00:30.380 --> 00:00:32.795 私たちがこの世を去る時には 00:00:32.795 --> 00:00:34.921 生まれた時より 良い世界であってほしい 00:00:35.124 --> 00:00:37.934 変化を起こすために 私が選ぶ手段は 00:00:37.954 --> 00:00:39.437 公の場で発言すること 00:00:39.461 --> 00:00:41.965 火付け役になり ドミノ倒しの駒になることです NOTE Paragraph 00:00:43.115 --> 00:00:45.299 ドミノ倒しが起こるためには 00:00:45.323 --> 00:00:47.458 まず1つ目が倒れなければならず 00:00:47.478 --> 00:00:50.553 そうすれば選択肢を持たない 他の駒も後に続くわけです 00:00:51.167 --> 00:00:53.935 最初に倒れる駒となる人は こう考えています 00:00:53.935 --> 00:00:58.507 「これを見た次の人が感化されて ドミノになってくれればいいな」 00:00:59.965 --> 00:01:03.303 私にとって 最初のドミノであるとは 声を大にして発言し 00:01:03.327 --> 00:01:05.038 必要とされる場合は特に 00:01:05.058 --> 00:01:07.597 本当に難しいことを やってのけることです 00:01:07.617 --> 00:01:10.169 他の人も続いて 行動してくれることを願って 00:01:10.891 --> 00:01:12.078 でも私みたいな人は 00:01:12.078 --> 00:01:16.934 人が心の中では思ってはいても あえて口にしないようなことを言うので 00:01:16.946 --> 00:01:21.088 恐れを知らないタイプだと 見られることが多いのですが 00:01:21.108 --> 00:01:22.376 そんなことはありません 00:01:22.750 --> 00:01:25.498 権力に臆せず堂々と物を言うことで 起こりうる結果や 00:01:25.498 --> 00:01:27.472 払うことになる犠牲に対して 00:01:27.682 --> 00:01:29.718 恐れがないわけではありません 00:01:29.732 --> 00:01:32.031 やるしかないと思って やっているのです 00:01:32.055 --> 00:01:34.658 世の中には 最初に倒れるドミノの駒に 00:01:34.683 --> 00:01:38.585 進んでなろうという人が あまりにも少ないからです 00:01:38.605 --> 00:01:40.271 何も恐くないからではありません NOTE Paragraph 00:01:40.291 --> 00:01:41.723 では恐れについて話しましょう 00:01:42.246 --> 00:01:44.741 私は子供の頃 大人になったら 絶対に 00:01:44.765 --> 00:01:46.497 医者になると決めていて 00:01:46.517 --> 00:01:48.289 心の中で思い描いていました 00:01:48.706 --> 00:01:51.129 おもちゃドクターの ドックは私がオリジナルです NOTE Paragraph 00:01:51.153 --> 00:01:52.352 (笑) NOTE Paragraph 00:01:52.376 --> 00:01:54.477 大学1年生の時のことですが 00:01:54.497 --> 00:01:58.157 医学部進学課程での 履修科目に「化学入門」を 00:01:58.177 --> 00:01:59.726 取らなければならず 00:02:00.935 --> 00:02:04.017 大学在籍中 最初で最後の Dをもらいました NOTE Paragraph 00:02:04.047 --> 00:02:05.881 (笑) NOTE Paragraph 00:02:05.905 --> 00:02:07.757 そこで進路相談に行って 00:02:08.411 --> 00:02:10.755 「医学部進学課程はやめます 00:02:10.779 --> 00:02:12.606 医者になるなんて 到底無理ですから 00:02:12.616 --> 00:02:14.404 そもそも病院自体嫌いですし 00:02:14.424 --> 00:02:15.419 だから…」 NOTE Paragraph 00:02:15.429 --> 00:02:16.434 (笑) NOTE Paragraph 00:02:16.444 --> 00:02:19.152 医学の道は諦めると言いました 00:02:19.608 --> 00:02:21.762 同じ学期中に ブログを書き始めました 00:02:21.782 --> 00:02:23.465 2003年のことです 00:02:23.475 --> 00:02:26.368 1つの夢が消えると同時に 別の夢が始まりつつありました 00:02:26.388 --> 00:02:29.931 趣味で楽しくやっていた執筆が フルタイムの仕事になったのは 00:02:29.951 --> 00:02:32.810 マーケティングの職を失った 2010年のことです 00:02:32.820 --> 00:02:36.394 それでも 作家を名乗るようになったのは さらに2年経ってからです 00:02:36.408 --> 00:02:41.500 「作家」と自称するまでに 執筆を始めてから9年もかかったのは 00:02:41.520 --> 00:02:44.313 安定した給与を諦めたらどうなるか 00:02:44.343 --> 00:02:46.383 怖かったからです 00:02:46.385 --> 00:02:49.375 「大好きな靴を 買い集められなくなったら?」と NOTE Paragraph 00:02:49.395 --> 00:02:50.724 (笑) NOTE Paragraph 00:02:50.738 --> 00:02:54.383 そういうわけで 本当にやりたいことに 本腰を入れるまでに 00:02:54.397 --> 00:02:55.865 9年もかかりました 00:02:55.875 --> 00:02:57.344 そして気づいたのです 00:02:57.354 --> 00:02:59.768 「恐れ」には独特の作用があり 00:02:59.798 --> 00:03:04.050 人をやりたいことから遠ざけ 信条に沿った発言を思いとどまらせるのだと 00:03:04.822 --> 00:03:06.320 そこで私は心に決めました 00:03:06.330 --> 00:03:08.886 「恐れなんかに 人生を支配されてたまるか 00:03:08.906 --> 00:03:12.442 やりたいことは 恐れずにやってやる」と 00:03:12.462 --> 00:03:15.230 すると いいことが次々に起こり 00:03:15.240 --> 00:03:17.179 ドミノ倒しが始まったんです NOTE Paragraph 00:03:17.650 --> 00:03:18.883 それに気づいた時 00:03:18.903 --> 00:03:21.702 「よし 2015年は 30歳になったことだし 00:03:21.712 --> 00:03:24.030 『ともかくやってみる』年にしよう 00:03:24.054 --> 00:03:27.129 怖いと思うものは何でも 積極的に追求してみよう」 00:03:27.667 --> 00:03:29.671 私は山羊座なので 00:03:29.681 --> 00:03:32.003 足が地についた感覚が好きです 00:03:33.111 --> 00:03:36.022 でも 生まれて初めて 一人旅に出ることにしたんです 00:03:36.046 --> 00:03:38.827 行き先は海外 ドミニカ共和国です 00:03:39.687 --> 00:03:42.296 誕生日に何をしたかというと 00:03:42.306 --> 00:03:44.911 熱帯雨林をワイヤーに ぶら下がって進むツアー 00:03:45.571 --> 00:03:48.427 なぜか 服装はビジネスカジュアル 意味不明ですね NOTE Paragraph 00:03:48.427 --> 00:03:50.225 (笑) NOTE Paragraph 00:03:51.419 --> 00:03:53.403 それはもう楽しかったです 00:03:53.427 --> 00:03:55.427 あと私 水に潜るのは 嫌いなんです 00:03:55.447 --> 00:03:57.845 やっぱり 足を地に 着けてたいんで 00:03:57.855 --> 00:04:02.511 そこで メキシコに行って イルカと一緒に水中を泳ぎました 00:04:03.120 --> 00:04:05.946 同じ年に 自分にとって 「山」にあたることを 00:04:05.956 --> 00:04:07.649 やり遂げました 00:04:07.659 --> 00:04:08.893 著書を出したんです 00:04:08.903 --> 00:04:11.735 『I'm Judging You: The Do-Better Manual (辛口の私が教える改善マニュアル)』です 00:04:11.759 --> 00:04:12.756 そしたら今度は NOTE Paragraph 00:04:12.756 --> 00:04:13.764 (拍手) NOTE Paragraph 00:04:13.764 --> 00:04:15.375 執筆が本業になっちゃいました 00:04:15.375 --> 00:04:16.742 執筆が本業になっちゃいました 00:04:17.002 --> 00:04:20.090 その年に もう1つ 普段の自分とまさに正反対のこと— 00:04:20.114 --> 00:04:22.066 本当にビビりまくったんですが— 00:04:22.736 --> 00:04:24.540 スカイダイビングに挑戦しました 00:04:25.349 --> 00:04:27.201 飛び降りようという時になって 00:04:27.231 --> 00:04:29.515 「また人生の選択を誤った」と思いました NOTE Paragraph 00:04:29.525 --> 00:04:30.812 (笑) NOTE Paragraph 00:04:30.832 --> 00:04:33.080 落下しながら 迫りくる地表を見て 00:04:33.110 --> 00:04:36.697 それこそ呼吸するのも忘れて 頭の中では 00:04:36.707 --> 00:04:39.451 「故障もしてない飛行機から 自ら飛び降りるなんて」 NOTE Paragraph 00:04:39.461 --> 00:04:40.459 (笑) NOTE Paragraph 00:04:40.479 --> 00:04:42.135 「何考えてるんだ私は」 00:04:42.155 --> 00:04:43.885 でも眼下に広がる光景の美しさに 00:04:43.905 --> 00:04:46.819 「これは人生最高の経験だ 00:04:46.829 --> 00:04:49.232 やってみて本当に良かった」 と思いました 00:04:49.256 --> 00:04:52.105 私が真実を語るはめになる時というのは 00:04:52.129 --> 00:04:55.254 あの飛行機から 落ちる時の気分に似ています 00:04:55.274 --> 00:04:57.503 開いたハッチの 端にいる時の気分です 00:04:57.523 --> 00:04:59.730 「こんなことできない」 と思うけれど 00:04:59.740 --> 00:05:02.868 結局は やらなきゃいけないから やるんです 00:05:03.674 --> 00:05:05.134 ハッチに座って 00:05:05.164 --> 00:05:08.102 飛行機に留まっている間は 心地いいんです 00:05:08.112 --> 00:05:11.105 毎日 自分よりも力のある 機関や人々に対し 00:05:11.125 --> 00:05:13.248 そして自分より強大な 権力に対して 00:05:13.258 --> 00:05:15.401 真実を語る時は 00:05:15.421 --> 00:05:17.454 飛行機から落ちるような気分です 00:05:17.474 --> 00:05:19.844 でも 「心地良さ」は 過大評価されています 00:05:19.864 --> 00:05:22.634 何も言わない状態というのは 心地良いからです 00:05:22.658 --> 00:05:25.979 従来のやり方を継続するのは 心地良いのです 00:05:26.003 --> 00:05:28.653 でも 心地良さは 現状維持しかもたらしません 00:05:28.673 --> 00:05:31.405 ですから 必要な時に 不都合な真実を語ることで 00:05:31.419 --> 00:05:34.202 心地の悪さを 心地良く感じるべきなんです 00:05:34.835 --> 00:05:36.136 私は— NOTE Paragraph 00:05:36.160 --> 00:05:39.331 (拍手) NOTE Paragraph 00:05:39.355 --> 00:05:42.946 でも 私の場合 真実を語らなきゃ という義務感があります 00:05:42.966 --> 00:05:44.979 私にとって誠実さは 本当に重要で 00:05:44.999 --> 00:05:47.322 誠意を貫くことを 大事にしているからです 00:05:47.346 --> 00:05:49.481 正義というものは 任意ではなく 00:05:49.491 --> 00:05:51.175 必須であるべきです 00:05:51.195 --> 00:05:54.627 あと シアバターもすごく 大事だと思っています NOTE Paragraph 00:05:54.647 --> 00:05:55.829 (笑) NOTE Paragraph 00:05:55.869 --> 00:05:59.689 私たちの肌がもっと潤えば 世界は良くなるはずです 00:06:00.363 --> 00:06:03.169 それはそうと こういう価値観が中心にあるので 00:06:03.189 --> 00:06:06.438 私にとって真実を語ることは義務であり 選択の余地はありません NOTE Paragraph 00:06:06.447 --> 00:06:09.004 でも私のような プロのトラブルメーカーばかりが 00:06:09.024 --> 00:06:10.867 ドミノ役を果たそうと心がけ 00:06:10.897 --> 00:06:12.568 常に飛行機から飛び降りたり 00:06:12.588 --> 00:06:15.373 最初に倒れる駒になったり すべきではありません 00:06:15.757 --> 00:06:18.820 みんな 短期的な結果を恐れるあまり 気づかないんです 00:06:18.840 --> 00:06:21.196 しばしば 自分がその部屋の中で 00:06:21.206 --> 00:06:24.209 最大の力を持つ人たちの 一人であるということに 00:06:24.229 --> 00:06:26.586 2番目か3番目かもしれません 00:06:26.596 --> 00:06:29.000 私みたいな人の役目は そういう時に 00:06:29.020 --> 00:06:31.570 現状を揺り動かすことだと 強く信じています 00:06:31.960 --> 00:06:33.943 だから 最大の力は 持っていないとしても 00:06:33.953 --> 00:06:36.283 他の人と手を組めば 00:06:36.303 --> 00:06:37.920 持てる力が増大します 00:06:37.934 --> 00:06:40.457 会議で言葉が出てこない女性を 00:06:40.481 --> 00:06:43.356 サポートしてあげたり 00:06:43.380 --> 00:06:46.804 うまく意見を言えない人の言葉も 確実に伝わるよう 00:06:46.828 --> 00:06:48.137 気を配ったりすること 00:06:48.151 --> 00:06:51.415 そんな余地があるように努める という役割です 00:06:51.439 --> 00:06:53.261 みんなの幸せは 社会の責任です 00:06:53.281 --> 00:06:55.618 それを念頭に置けば 理解できるはずです 00:06:55.628 --> 00:06:56.924 各々が誰か他の人の 00:06:56.924 --> 00:06:58.779 助けになるように努めていれば 00:06:58.779 --> 00:07:01.225 自分が助けを求める時に 苦労しないはずだと NOTE Paragraph 00:07:02.243 --> 00:07:03.607 私は時に 自分が 00:07:03.627 --> 00:07:08.041 衆目の中でつまずき 転んできたように感じます 00:07:08.061 --> 00:07:10.832 例えば ある国際会議での スピーチを依頼された時 00:07:10.856 --> 00:07:13.799 交通費は自己負担と言われ 00:07:14.301 --> 00:07:15.398 調べてみたら 00:07:15.418 --> 00:07:18.705 白人男性の講演者たちには 講演料が支払われ 00:07:18.715 --> 00:07:20.656 交通費も支給され 00:07:20.676 --> 00:07:23.674 白人女性の講演者たちには 交通費が支給され 00:07:23.694 --> 00:07:27.590 黒人女性の講演者は 自己負担だと判明しました 00:07:28.060 --> 00:07:29.828 どうしようか迷いました 00:07:30.337 --> 00:07:33.032 このことを表沙汰にすれば 00:07:33.052 --> 00:07:34.997 金銭的に打撃を受けかねません 00:07:35.089 --> 00:07:38.175 でも 黙っていたところで 誰の役にも立たないと思い 00:07:38.578 --> 00:07:41.606 おそるおそる このことを公にしたところ 00:07:41.616 --> 00:07:43.909 他にも声を上げる女性が 出てきたのです 00:07:43.929 --> 00:07:46.871 「私も同じような 報酬格差を経験した」と 00:07:46.889 --> 00:07:51.004 そして その国際会議での 差別的な報酬体系の実態が 00:07:51.034 --> 00:07:52.399 語られ始めたのでした NOTE Paragraph 00:07:52.463 --> 00:07:54.879 ドミノ倒しの最初の駒に なった気がしたのは 00:07:54.889 --> 00:07:57.666 有名人が書いた 不快な内容の回顧録を読んで 00:07:57.676 --> 00:07:59.563 それをネタにした時のこと 00:07:59.591 --> 00:08:02.862 影響力では負けてるから キャリアに響くかもしれない 00:08:02.882 --> 00:08:04.034 「でも やらなきゃ 00:08:04.044 --> 00:08:07.281 飛行機のハッチに座ろう」と 2時間ほど考えた後に 00:08:07.291 --> 00:08:10.178 「投稿」をクリックして逃げました NOTE Paragraph 00:08:10.322 --> 00:08:11.623 (笑) NOTE Paragraph 00:08:11.643 --> 00:08:13.739 戻ってきたら 爆発的に拡散していて 00:08:13.759 --> 00:08:17.165 「ついに言ってくれる人が現れた」と みんな喜んでいました 00:08:17.165 --> 00:08:18.851 それがきっかけで 00:08:18.871 --> 00:08:21.717 精神衛生やセルフケアが 話題に上るようになり 00:08:21.737 --> 00:08:23.472 「そうか これでいいのか 00:08:23.482 --> 00:08:27.030 私がしていることも 何かの 役に立っているのかも」と思いました NOTE Paragraph 00:08:27.050 --> 00:08:30.920 その後 本当にたくさんの人が ドミノ倒しの起点になり 00:08:31.322 --> 00:08:35.664 影響力を持つ男性に暴行を受けた 経験について発言しました 00:08:35.674 --> 00:08:40.080 その影響で何百万という女性たちが 「Me too」と声を上げました 00:08:40.110 --> 00:08:43.086 #MeToo運動に火をつけた タラナ・バークに拍手! NOTE Paragraph 00:08:43.110 --> 00:08:45.955 (拍手) NOTE Paragraph 00:08:49.579 --> 00:08:52.250 体制側が私たち民衆を 現状に留めておけるのは 00:08:52.250 --> 00:08:54.501 私たちの沈黙あってこそなのです 00:08:55.926 --> 00:08:58.861 ドミノ倒しを始めるとは つまるところ 00:08:58.861 --> 00:09:01.597 ありのままの自分を 保つことでもあります 00:09:02.041 --> 00:09:05.175 私の胡散臭さは 3歳の時から変わっていません NOTE Paragraph 00:09:05.199 --> 00:09:06.142 (笑) NOTE Paragraph 00:09:06.162 --> 00:09:07.978 3歳の誕生日での写真です 00:09:08.793 --> 00:09:11.111 私はこの時からずっと 変わっていませんが 00:09:11.131 --> 00:09:13.534 それもドミノの駒としての 一要素に感じます 00:09:13.554 --> 00:09:15.178 誰もが平均的な人間として 00:09:15.198 --> 00:09:17.392 振る舞うように期待される社会では 00:09:17.422 --> 00:09:19.992 ありのままの自分でいるのは 「型破り」でもあります 00:09:20.428 --> 00:09:22.575 大きな声でものが言えない社会で 00:09:22.585 --> 00:09:24.059 私はあえて声を張り上げます NOTE Paragraph 00:09:25.001 --> 00:09:27.657 (拍手) NOTE Paragraph 00:09:30.011 --> 00:09:32.216 言いにくいことを言おうという時 00:09:32.236 --> 00:09:34.018 私は自分に3つの質問をしています 00:09:34.038 --> 00:09:35.977 1つめ「本気でそう思うのか」 00:09:36.509 --> 00:09:38.626 2つめ「根拠はあるのか」 00:09:39.111 --> 00:09:41.218 3つめ「愛を込めて言っているか」 00:09:41.238 --> 00:09:43.494 答えが全て「イエス」なら 00:09:43.504 --> 00:09:45.481 発言して 後は流れに任せます 00:09:47.465 --> 00:09:48.470 これが大事なんです 00:09:48.490 --> 00:09:50.245 こうして自己チェックをすると 00:09:50.269 --> 00:09:52.975 いつも答えは 「そうだ やるべきだよ」です 00:09:54.465 --> 00:09:56.334 思慮深く真実を語ることが 00:09:56.354 --> 00:09:58.898 「型破り」とされるのは おかしいと思います 00:10:00.037 --> 00:10:03.630 権力にも怯まない発言は 残念ながら 捨て身の行為というのが現状です 00:10:04.220 --> 00:10:07.272 これを もっと多くの人が みんなのために行えば 00:10:07.292 --> 00:10:09.932 世界は今よりもっと 良くなるでしょう NOTE Paragraph 00:10:11.139 --> 00:10:12.789 みんなのため と言えば 00:10:13.298 --> 00:10:15.664 私たちが真実を言うよう 心がけているのは 00:10:15.684 --> 00:10:18.355 人間同士の共通基盤への 橋渡しをするためです 00:10:18.365 --> 00:10:21.151 真実を土台にしていない橋は 崩れてしまうでしょう 00:10:21.431 --> 00:10:23.492 私たちの役目— 00:10:23.516 --> 00:10:26.648 私たちの義務そして責務は 00:10:26.678 --> 00:10:29.200 臆することなく真実を伝え ドミノ倒しを始めること 00:10:29.803 --> 00:10:31.036 困難な時も というより 00:10:31.066 --> 00:10:33.409 困難な時だからこそ そうするのです NOTE Paragraph 00:10:33.429 --> 00:10:34.537 ありがとうございました NOTE Paragraph 00:10:34.567 --> 00:10:37.291 (拍手)