WEBVTT 00:00:18.588 --> 00:00:23.467 人間に知られていない 5次元がある 00:00:23.552 --> 00:00:26.262 それは宇宙ほど広大で 00:00:26.346 --> 00:00:29.265 時は無限に等しい 00:00:29.349 --> 00:00:32.643 それは光と影の間 00:00:32.728 --> 00:00:35.271 科学と迷信の中間地である 00:00:35.355 --> 00:00:38.315 その地は人間の恐怖と-- 00:00:38.400 --> 00:00:41.318 知識の頂上の狭間にある 00:00:41.403 --> 00:00:44.071 これは空想の次元であり-- 00:00:44.114 --> 00:00:48.075 トワイライトゾーンと呼ぶ 領域である 00:01:01.089 --> 00:01:03.924 2時までに起爆地を立ち退く 00:01:04.009 --> 00:01:08.054 2時までに起爆地を立ち退く 00:01:14.227 --> 00:01:17.897 最後の夜の変な過ごし方だね? 00:01:17.981 --> 00:01:19.441 変? 00:01:19.484 --> 00:01:21.403 地球での最後の夜を普通は 00:01:21.484 --> 00:01:24.403 自分の乗り物を見て過ごさない 00:01:24.488 --> 00:01:27.031 最後の夜は普通は 地球を楽しんで過ごす 00:01:27.115 --> 00:01:29.560 街を歩き バーに入り 00:01:29.615 --> 00:01:31.660 女と踊るだろ 00:01:31.745 --> 00:01:35.039 長い間あれが俺達の世界に なるぞ サム 00:01:35.123 --> 00:01:40.795 なのに離陸3時間前 ここで眺めて過ごしてる 00:01:42.506 --> 00:01:43.531 マーカソン? 00:01:43.616 --> 00:01:45.050 ん? 00:01:46.134 --> 00:01:47.593 君は怖いか? 00:01:50.430 --> 00:01:53.349 いや 君は? 00:01:56.686 --> 00:01:58.522 僕は怖い 00:01:59.606 --> 00:02:01.690 かなり 00:02:01.775 --> 00:02:04.235 君とは違うんだ 00:02:04.319 --> 00:02:05.820 君は訓練を受けてる 00:02:05.862 --> 00:02:08.656 僕と同じじゃない 00:02:08.698 --> 00:02:11.242 僕は科学者 生物学者だ 00:02:11.326 --> 00:02:16.831 僕の世界は本や顕微鏡だ 00:02:16.915 --> 00:02:20.918 僕の頭が要るから 僕は打ち上げられる 00:02:21.002 --> 00:02:23.546 それだけ送れないのは残念だよ 00:02:23.630 --> 00:02:27.059 体はここに残し頭だけ送れたらな 00:02:28.343 --> 00:02:31.345 僕は怖い 00:02:31.429 --> 00:02:34.390 そっちでみつけるものが怖い 00:02:34.474 --> 00:02:37.518 それこそ怖がっちゃいけないだろ 00:02:37.561 --> 00:02:41.897 確かに 未知だ 孤独 静寂 00:02:41.982 --> 00:02:44.400 それは誰だって怖い 00:02:44.484 --> 00:02:47.278 だが俺は人間について悟ってるんだ 00:02:47.362 --> 00:02:49.405 つまり人間全般のことだ 00:02:49.489 --> 00:02:51.782 人間はどこでも同じだよ 00:02:51.867 --> 00:02:54.869 きっと 神が人間を創った時 00:02:54.953 --> 00:02:57.955 決まったやり方から開発したんだ 00:02:58.039 --> 00:02:59.957 人間はこの地上でも 00:03:00.041 --> 00:03:02.877 はるか彼方の宇宙でも同じさ 00:03:04.379 --> 00:03:06.922 火星の人間? 00:03:07.007 --> 00:03:10.301 存在できるどこでも 人間は同じだよ 00:03:10.385 --> 00:03:14.555 皆さんがみているのは 人間という名の 00:03:14.598 --> 00:03:18.392 極端に小さな頭でチャチな 二本足の動物である 00:03:18.476 --> 00:03:21.395 ウォーレン・マーカソン 35歳 00:03:21.479 --> 00:03:24.565 サミュエル A. コンラッド 31歳 00:03:24.649 --> 00:03:29.069 よし用意しよう あと二時間しかない 00:03:29.154 --> 00:03:33.616 二人は宇宙へ飛び立つところだ 枷をはずし 00:03:33.700 --> 00:03:38.245 小さなまさぐる指を 未知へと伸ばす 00:03:38.288 --> 00:03:40.831 目的地は火星 00:03:40.916 --> 00:03:44.710 私達もすぐ一緒にそこに着く 00:04:24.161 --> 00:04:25.484 マーカソン? 00:04:46.161 --> 00:04:47.484 マーカソン? 00:04:48.468 --> 00:04:49.945 大丈夫か? 00:05:02.324 --> 00:05:03.950 マーカソン 一体どう-- 00:06:16.156 --> 00:06:17.482 マーカソン 00:06:21.695 --> 00:06:26.240 着いたら出て歩ける 覚えてるか? 00:06:28.786 --> 00:06:31.287 船はどうだ? 00:06:32.030 --> 00:06:34.624 気圧はもってるようだ 電気を点けて置いた 00:06:34.708 --> 00:06:37.627 他は調べる間がなかった 00:06:37.669 --> 00:06:41.547 暫く休め 時間はたっぷりある 00:06:41.632 --> 00:06:43.800 たっぷり? 00:06:45.636 --> 00:06:47.512 わかった 00:06:47.596 --> 00:06:49.472 よし 今に分かる 00:07:34.268 --> 00:07:36.352 サム? 00:07:39.056 --> 00:07:40.690 サム! 00:07:41.174 --> 00:07:42.108 やあ 00:07:43.192 --> 00:07:45.026 俺はどの位眠った? 00:07:45.069 --> 00:07:48.113 二時間ほどだ 君にはそれが必要だった 00:07:48.197 --> 00:07:51.950 旗を立てよう 00:07:52.034 --> 00:07:55.954 落ち着けよ 時間はたっぷりある 00:07:56.038 --> 00:07:58.540 3500万マイル来たんだぞ! 00:07:58.624 --> 00:08:01.918 だから? あと数時間は どうってことないだろ 00:08:31.741 --> 00:08:34.784 開けられないよ 水圧が切れてる 00:08:34.869 --> 00:08:37.187 じゃ補助器につなげば開けられる 00:08:37.270 --> 00:08:39.748 いや だめだ 00:08:39.789 --> 00:08:42.833 俺が直して補助器につなぐよ 00:08:42.919 --> 00:08:46.504 そうしたら開けられる 00:08:46.589 --> 00:08:48.924 俺が開けるよ 00:08:48.966 --> 00:08:51.593 マーカソン 00:08:51.636 --> 00:08:53.178 無理するな 00:08:53.262 --> 00:08:54.679 ドアを開けろ 00:08:54.764 --> 00:08:56.014 言ったろ そのドアは-- 00:08:56.099 --> 00:08:59.017 嘘だ! 開けられるんだ 00:08:59.101 --> 00:09:03.021 なぜだ? なぜ開けない? 00:09:05.533 --> 00:09:06.825 開けたくない 00:09:06.909 --> 00:09:07.945 なぜ? 00:09:09.987 --> 00:09:12.614 開けたくないから 00:09:14.042 --> 00:09:17.620 君の科学的探究心はどうした? 00:09:17.663 --> 00:09:19.539 それを持ってきた筈だろ 00:09:21.024 --> 00:09:23.626 君はなぜ来たんだ? 00:09:26.712 --> 00:09:30.040 俺は出たい ドアを開けてくれ 00:09:30.124 --> 00:09:33.385 俺が出たあと閉めていい 00:09:33.469 --> 00:09:36.763 起き上がらせてくれ 00:09:48.776 --> 00:09:50.127 サム 00:09:50.211 --> 00:09:52.237 内臓をやられた 00:09:52.322 --> 00:09:54.990 内出血してるようだ 00:09:55.074 --> 00:09:57.442 この中で死にたくない 00:09:57.527 --> 00:09:59.595 命を落とすものを見たい 00:09:59.637 --> 00:10:01.430 連れ出してくれ 00:10:01.514 --> 00:10:03.648 マーク 頼む! 00:10:03.733 --> 00:10:06.835 怖がるな 妙な予感があるんだ 00:10:06.877 --> 00:10:09.337 外に誰かいるなら 君を助けてくれるよ 00:10:09.380 --> 00:10:12.882 彼等に心がある限り 魂があるってことだ 00:10:12.967 --> 00:10:17.012 つまり彼等が人で 人は同じなんだ 00:10:17.096 --> 00:10:21.016 当然同じ筈だ 00:10:27.773 --> 00:10:29.074 頼むから! 00:10:29.159 --> 00:10:32.736 僕をおいてかないで! 00:10:43.039 --> 00:10:46.708 外にいるのが僕達と同じだってか 00:10:46.792 --> 00:10:50.006 僕にはわからない! 00:10:50.101 --> 00:10:51.572 知りたくもない 00:10:51.656 --> 00:10:53.000 知りたくない 00:10:53.101 --> 00:10:54.072 知りたくない! 00:12:30.523 --> 00:12:32.899 君達は人間だ 00:12:35.027 --> 00:12:37.821 僕と同じだ 00:12:37.905 --> 00:12:41.575 顔 体 00:12:41.659 --> 00:12:44.536 全部が 00:12:44.620 --> 00:12:46.705 僕と同じだ! 00:12:47.189 --> 00:12:49.399 あ 許してくれ 00:12:49.541 --> 00:12:51.918 怖がらないで 00:12:52.003 --> 00:12:55.338 僕はサム・コンラッドだ 00:12:56.381 --> 00:12:57.966 サミュエル・コンラッドだ 00:13:00.385 --> 00:13:02.762 それが名前だ 分かるか? 00:13:02.847 --> 00:13:05.849 友達と僕は地球から来た 00:13:07.033 --> 00:13:08.185 説明しよう 00:13:08.227 --> 00:13:10.687 これが地球だ ね? 00:13:10.771 --> 00:13:13.190 僕達は太陽から3番目の星だ 00:13:13.232 --> 00:13:15.192 これが君たちだ 00:13:15.276 --> 00:13:18.737 僕が来たところでは この星を火星と呼んでる 00:13:19.821 --> 00:13:21.908 もう一人は死んでる 00:13:22.992 --> 00:13:27.069 警戒しなくていい 私達も君を傷つけない 00:13:27.154 --> 00:13:29.002 あなたがいつ出てくるのかと 思っていた 00:13:29.154 --> 00:13:30.582 何時間も待っていた 00:13:31.066 --> 00:13:32.459 どうして僕の言葉を知ってる? 00:13:33.043 --> 00:13:35.045 知らないのよ 00:13:35.129 --> 00:13:40.217 すぐ分かる筈だけど あなたが私達の言葉を話してるの 00:13:40.259 --> 00:13:42.511 君達の言葉を? 00:13:42.595 --> 00:13:46.431 無意識の変換だよ 一種の催眠と呼ぶ 00:13:46.516 --> 00:13:49.061 でも疲れてるでしょ 00:13:50.116 --> 00:13:51.861 あなたの休む場所を支度するわ 00:13:52.545 --> 00:13:55.774 それはどうも 00:13:55.858 --> 00:14:00.570 すまない...じろじろ視て 慣れなくて 00:14:00.655 --> 00:14:04.115 君も人間だと 僕みたいに 00:14:05.200 --> 00:14:06.576 人間 00:14:07.661 --> 00:14:09.829 マーカソンはその筈だと 00:14:11.131 --> 00:14:13.750 マーカソン 00:14:19.382 --> 00:14:22.425 コンラッドさん? 00:14:22.468 --> 00:14:25.011 お友達を埋葬してあげよう 00:14:25.096 --> 00:14:28.765 どんな墓碑がいいか あとで教えてくれ 00:14:28.849 --> 00:14:31.434 船も修理してあげるよ 00:14:31.477 --> 00:14:33.645 ありがとう 00:14:41.946 --> 00:14:44.447 君のいう通りだったよ 00:14:44.532 --> 00:14:49.369 彼等は人間だった 僕達と同じで 00:14:49.453 --> 00:14:52.622 君も生きて見て欲しかった 00:15:17.565 --> 00:15:20.066 訊きたいことがたくさんある 00:15:20.151 --> 00:15:22.902 君達の文明を知りたい 00:15:22.987 --> 00:15:26.823 社会構造 暮らし方 科学など 00:15:26.866 --> 00:15:29.409 百も 千も 00:15:29.493 --> 00:15:32.621 質問全部に答えてあげよう 00:15:36.000 --> 00:15:38.418 だが先ず暫くここで休んでくれ 00:15:38.502 --> 00:15:41.755 私達が 君のなじむ所を 準備する間は 00:15:41.839 --> 00:15:44.674 すぐ戻る 00:15:44.717 --> 00:15:46.760 お嬢さん? 00:15:48.679 --> 00:15:51.431 君に名前はあるよね? 00:15:51.515 --> 00:15:54.351 私はティーニャよ 00:15:55.393 --> 00:15:56.520 ティーニャ 00:15:57.563 --> 00:16:01.274 僕がとても感謝してると 皆さんに伝えてくれる? 00:16:01.359 --> 00:16:03.860 僕はとても怯えていた 00:16:03.903 --> 00:16:08.281 怖がらないで 誰もあなたを傷つけないわ 00:16:09.066 --> 00:16:13.169 誰も傷つけないと信じて 00:16:14.872 --> 00:16:18.500 ありがとう  ティーニャ 00:16:20.211 --> 00:16:23.046 またあとでね 00:16:51.200 --> 00:16:52.659 お早う 00:16:52.743 --> 00:16:54.911 よく休めました? 00:16:54.995 --> 00:16:58.206 ぐっすりと 町と他の人達を 見ていいですか? 00:16:58.290 --> 00:17:00.959 すぐに まずサプライズが ありますよ 00:17:01.043 --> 00:17:02.961 とても楽しいサプライズがね 00:17:03.045 --> 00:17:04.628 そう? 00:17:04.714 --> 00:17:06.923 一緒に来てくれますか? 00:17:07.007 --> 00:17:08.590 勿論 どこへ行くんですか? 00:17:08.634 --> 00:17:11.428 それがサプライズですよ 00:17:13.055 --> 00:17:15.098 あなたは来ない? 00:17:18.018 --> 00:17:20.729 ええ 行きます 00:17:38.497 --> 00:17:41.124 これが火星の家? こうして暮らしてる? 00:17:41.167 --> 00:17:44.794 いや 私達のはかなり違う これを夜中に作ったんです 00:17:44.879 --> 00:17:48.214 これがそちらの人々の 暮らしだと思うので 00:17:48.299 --> 00:17:50.967 全くそっくりです 00:17:51.051 --> 00:17:53.303 完璧です 00:17:58.392 --> 00:18:01.311 テレビ 00:18:01.353 --> 00:18:03.855 家具 カーテン 全部! 00:18:03.939 --> 00:18:06.033 でもどうしてこんなに早く? 00:18:06.139 --> 00:18:08.033 どうして分かったんです? 00:18:08.118 --> 00:18:10.361 あなたの思いから あなたが鮮明に考えたから 00:18:10.446 --> 00:18:14.324 実に鮮明にね とても強い印象だ 00:18:14.366 --> 00:18:16.910 他も見たいですか? 00:18:16.994 --> 00:18:18.745 ええ 00:18:41.185 --> 00:18:44.854 本当にすばらしい! 00:18:44.939 --> 00:18:47.690 くつろいでほしかった どうです? 00:18:47.775 --> 00:18:50.527 くつろげますか? 00:18:50.569 --> 00:18:53.029 信じられない 00:18:53.072 --> 00:18:55.281 ありがとう 00:18:55.366 --> 00:18:58.743 暫くここにいてくれるかと 00:18:58.828 --> 00:19:02.121 あなたは 私達の町を見 人々と会うのに興味を示した 00:19:02.206 --> 00:19:04.374 私達は出かけてその手配をします 00:19:04.458 --> 00:19:06.793 すばらしい 僕にここにいて欲しいですか? 00:19:06.877 --> 00:19:08.628 よろしければ? 00:19:08.712 --> 00:19:10.713 喜んで 00:19:10.756 --> 00:19:13.466 よかった では暫く 00:19:13.551 --> 00:19:17.095 では家でくつろいでくれ 00:19:17.179 --> 00:19:20.306 送りましょう 結局 僕の家だから 00:19:31.068 --> 00:19:32.735 ティーニャ? 00:19:34.405 --> 00:19:37.156 また君に会えるね? 00:19:38.576 --> 00:19:41.744 勿論です 00:20:23.621 --> 00:20:26.372 幻想だとしても それで暮らせるな 00:20:26.457 --> 00:20:29.375 これは一番上等なスコッチだ 00:21:28.769 --> 00:21:33.106 おい! 僕を閉じ込めてる どうしたんだ? 00:21:37.319 --> 00:21:40.029 閉じ込めてる! どうした? 00:22:04.847 --> 00:22:07.306 窓がない 00:22:07.391 --> 00:22:10.643 どこにも窓がない! 00:22:30.247 --> 00:22:32.415 なぜこんなことをする? 00:22:34.293 --> 00:22:36.419 なぜ? 00:22:36.503 --> 00:22:39.255 なぜ僕を閉じ込めてる? 00:22:39.298 --> 00:22:41.382 なぜそんな風に僕を見てる? 00:22:48.298 --> 00:22:51.382 [生息環境の地球生物] 00:23:21.673 --> 00:23:24.550 マーカソン! 00:23:24.635 --> 00:23:27.804 マーカソン 君は正しかった 00:23:31.433 --> 00:23:34.018 君のいう通りだ 00:23:35.646 --> 00:23:38.147 人間は同じだ 00:23:40.109 --> 00:23:43.653 人はどこでも同じだ 00:23:45.823 --> 00:23:49.066 生きて戻った動物の種は 00:23:49.150 --> 00:23:53.496 人間との興味深い類似性と 肉体的特徴の 00:23:53.539 --> 00:23:56.833 頭 胴体 腕 脚 手 足と 00:23:56.917 --> 00:23:59.710 とても小さく未発達の脳をもち 00:23:59.795 --> 00:24:03.005 地球という原始的星から来て 00:24:03.048 --> 00:24:05.508 自身をサミュエル・ コンラッドと称した 00:24:05.592 --> 00:24:09.428 彼は生きてる限り 水道と 00:24:09.513 --> 00:24:14.267 電気と暖房設備のある この檻にとどまる 00:24:14.351 --> 00:24:19.689 サミュエル・コンラッドは Tゾーンを見つけたのだ