WEBVTT 00:00:00.710 --> 00:00:02.335 スモーキング・ストローブズ 00:00:02.335 --> 00:00:03.837 グラビア用ライティングのセッティング 00:00:07.672 --> 00:00:10.732 モデル: Fredau 00:00:10.732 --> 00:00:15.797 ワンライト・クラムシェル 00:00:16.045 --> 00:00:17.670 カメラマンのみなさん、こんにちは! 00:00:17.670 --> 00:00:18.859 マイケル・ゼルベルです。 00:00:18.859 --> 00:00:21.547 今日はみなさんにワンライトセッティングについて ご紹介します。 00:00:21.547 --> 00:00:23.673 1つのストロボだけを使って 00:00:23.673 --> 00:00:27.922 あたかもたくさんのライトを使っているような 00:00:27.922 --> 00:00:29.733 そしてあたかもリッパなスタジオで撮影しているか そんなセッティングです。 00:00:29.733 --> 00:00:31.234 でもそんな撮影はしていない。 00:00:31.485 --> 00:00:33.733 さて今日ご紹介するのは 00:00:33.733 --> 00:00:35.983 素晴らしいクラムシェル・ライティング。 00:00:35.983 --> 00:00:39.296 このクラムシェル・ライティングは大変人気があって 00:00:39.296 --> 00:00:43.985 今ではあらゆる雑誌界でますます人気が高まってきています。 00:00:43.985 --> 00:00:47.547 プロのスタジオでこの手法を使う時、 00:00:47.547 --> 00:00:50.547 通常は3~4つの光源を使って撮影します。 00:00:50.547 --> 00:00:54.674 でもボクだったらたった1つの光源で十分キレイに 撮ることができます。 00:00:54.674 --> 00:00:57.486 今日の被写体はモデルの Fredau。 00:00:57.486 --> 00:01:00.485 この撮影に理想的な方です。 00:01:00.485 --> 00:01:03.050 彼女は驚くほど美しいばかりでなく、 00:01:03.487 --> 00:01:08.426 とてもスリムなんです。そう、とっても。 00:01:08.426 --> 00:01:11.801 そしてとてもインパクトのある顔立ちをしています。 00:01:13.200 --> 00:01:17.246 彼女は特にこのタイプのライティングにピッタリで 00:01:17.246 --> 00:01:19.747 理想的な方なんです。 00:01:19.747 --> 00:01:21.498 重要なポイントとして 00:01:21.498 --> 00:01:24.622 サイドの光量が落ちないんです 00:01:24.622 --> 00:01:26.247 この後ろのところもそう。 00:01:26.247 --> 00:01:31.871 だから、もしモデルを45度の角度でとらえた時 00:01:31.871 --> 00:01:33.935 ほら、鼻が正しく露出していて 00:01:33.935 --> 00:01:37.748 耳やヘアーは後ろのほうに引っ込む 00:01:37.767 --> 00:01:41.142 そしてサイドも中心からは外れているものの ちゃんと露出している。 00:01:41.142 --> 00:01:44.142 大きく光量が落ちずに 00:01:44.142 --> 00:01:48.955 つまり基本的にモデルをあらゆる状態 00:01:48.955 --> 00:01:50.641 変なポーズやおかしなアングルからでも撮ることができるんです。 00:01:50.641 --> 00:01:53.017 興味深い顔立ちを持ったモデルを使って 00:01:53.017 --> 00:01:55.457 でも醜いシャドーはできたりしない 00:01:55.457 --> 00:01:57.708 例えば鼻の影やその他いろいろ。 00:01:57.708 --> 00:02:01.707 これはとてもフレキシブルなライティングのセッティングで 00:02:01.707 --> 00:02:06.143 しかも立体的に撮ることができる。 00:02:06.143 --> 00:02:10.080 ほら彼女のあごの下とこの頬のところを見てください。 00:02:10.080 --> 00:02:12.644 シャドーがかかっているでしょう。 00:02:12.644 --> 00:02:16.457 そう、立体的に見えるんです。 00:02:16.708 --> 00:02:19.520 そしてここ、鼻のところにはハイライトになっている。 00:02:19.520 --> 00:02:23.896 でも微々たるもの。美しく見えるだけ。 00:02:23.896 --> 00:02:27.770 どんなポーズをとろうと、邪魔にならない。 00:02:27.770 --> 00:02:30.020 髪の毛のここに光の反射したものが見えるけど 00:02:30.020 --> 00:02:32.082 とっても素晴らしく見える。 00:02:32.082 --> 00:02:37.895 それでは先に進んで今回ボクが行ったことを見てみよう。 00:02:37.895 --> 00:02:41.082 バックには白い壁があります。 00:02:41.082 --> 00:02:43.020 キレイである必要はない。 00:02:43.020 --> 00:02:44.895 実際この時の壁は 00:02:44.895 --> 00:02:46.896 白く雑に塗られていて 00:02:46.896 --> 00:02:49.584 ひび割れがあちこちにあって、壁紙なんて使っていない。 00:02:49.584 --> 00:02:51.710 でもそんなことは関係ないんだ。 00:02:51.710 --> 00:02:54.710 モデルは壁の前に立って 00:02:54.960 --> 00:02:57.334 メインライトはこの大きなアンブレラを通して 00:02:57.334 --> 00:03:01.897 彼女の前方上方から撮る。 00:03:01.897 --> 00:03:05.584 彼女に向かって45度にねらう。 00:03:05.913 --> 00:03:10.479 そして使った光源はストロボ。 00:03:10.479 --> 00:03:13.976 ガイドナンバーは 58 でパワーは 1/4。 00:03:14.226 --> 00:03:16.665 フィルライトはシルバーのレフ板で反射したもの 00:03:16.665 --> 00:03:19.354 シルバー。だってたくさん光でうめたいからね。 00:03:19.354 --> 00:03:24.416 そう、できるだけたくさん。レフ板はモデルに向かって 00:03:24.416 --> 00:03:26.477 大体45度ぐらいのアングルにする。 00:03:26.477 --> 00:03:30.041 このレフ板の角度によって光量をいかに増やすか 00:03:30.041 --> 00:03:34.291 またはいかに少なくするかが変えることができる。 00:03:34.291 --> 00:03:35.853 だから色々変えて試してみてほしい。 00:03:35.601 --> 00:03:38.414 ボクの場合はライトスタンドをここに置いて 00:03:38.414 --> 00:03:41.165 レフ板の低い方は 00:03:41.165 --> 00:03:42.353 テーブルの上に置いたんだ。 00:03:42.353 --> 00:03:44.790 そして高い方はライトスタンドにもたれかけて 00:03:44.790 --> 00:03:48.352 この角度を保った。 00:03:48.852 --> 00:03:52.664 カメラはアンブレラと 00:03:52.664 --> 00:03:55.038 レフ板の隙間からねらって。 00:03:55.291 --> 00:03:58.165 ボクのカメラは ISO 320。 00:03:58.415 --> 00:03:59.852 この ISO はちょっと高め 00:03:59.363 --> 00:04:03.178 というのは、全ての明かりがこの1つだけのストロボ から放出するわけだから 00:04:03.178 --> 00:04:05.616 あまり負荷をかけすぎたくない。 00:04:05.616 --> 00:04:09.990 f/8 でシャープめにして 00:04:09.990 --> 00:04:12.052 光が顔の辺りに 00:04:12.052 --> 00:04:14.426 どのようにとどくのかが分かるでしょう。 00:04:14.678 --> 00:04:16.742 距離は極めて近い。 00:04:16.742 --> 00:04:20.492 そしてこれがとても小さいスペース用のセッティング 00:04:21.114 --> 00:04:23.118 モデルは壁からわずか1メートルしか離れていない 00:04:23.118 --> 00:04:28.554 そしてメインライトは高さ約2m 00:04:28.865 --> 00:04:30.243 そして2メートルのライトスタンドの上。 00:04:30.243 --> 00:04:33.804 とってもコンパクトでとってもいい。 00:04:33.804 --> 00:04:38.367 ここでいいのは、壁用に特別なライトを 00:04:38.367 --> 00:04:40.243 使わなくていいってこと。 00:04:40.243 --> 00:04:43.867 もちろん、メインライト1つだけなので 00:04:43.867 --> 00:04:49.039 被写体にシャドーができる。 00:04:49.039 --> 00:04:50.226 そう、彼女にシャドーができる。 00:04:50.226 --> 00:04:53.538 でもそれは下の方にできるので 00:04:53.538 --> 00:04:55.289 彼女のボディー自体にはできていない。 00:04:55.289 --> 00:04:58.538 だからいつもキレイにみえる。さてさて 00:04:58.538 --> 00:05:00.038 今日はここまで。 00:05:00.038 --> 00:05:02.413 みなさんにこの照明のセッティングを気に入ってもらえたら 嬉しいです。 00:05:02.569 --> 00:05:07.319 ぜひ試してみてください。このビデオの「いいね!」と「plus one」をクリックして 00:05:07.570 --> 00:05:08.881 また戻ってきてください。 00:05:08.881 --> 00:05:12.881 この特別なセッティングを楽しんでもらえたらと思います。 00:05:12.881 --> 00:05:14.320 それではグッドライト。