スモーキング・ストローブズ
グラビア用ライティングのセッティング
モデル: Fredau
ワンライト・クラムシェル
カメラマンのみなさん、こんにちは!
マイケル・ゼルベルです。
今日はみなさんにワンライトセッティングについて
ご紹介します。
1つのストロボだけを使って
あたかもたくさんのライトを使っているような
そしてあたかもリッパなスタジオで撮影しているか
そんなセッティングです。
でもそんな撮影はしていない。
さて今日ご紹介するのは
素晴らしいクラムシェル・ライティング。
このクラムシェル・ライティングは大変人気があって
今ではあらゆる雑誌界でますます人気が高まってきています。
プロのスタジオでこの手法を使う時、
通常は3~4つの光源を使って撮影します。
でもボクだったらたった1つの光源で十分キレイに
撮ることができます。
今日の被写体はモデルの Fredau。
この撮影に理想的な方です。
彼女は驚くほど美しいばかりでなく、
とてもスリムなんです。そう、とっても。
そしてとてもインパクトのある顔立ちをしています。
彼女は特にこのタイプのライティングにピッタリで
理想的な方なんです。
重要なポイントとして
サイドの光量が落ちないんです
この後ろのところもそう。
だから、もしモデルを45度の角度でとらえた時
ほら、鼻が正しく露出していて
耳やヘアーは後ろのほうに引っ込む
そしてサイドも中心からは外れているものの
ちゃんと露出している。
大きく光量が落ちずに
つまり基本的にモデルをあらゆる状態
変なポーズやおかしなアングルからでも撮ることができるんです。
興味深い顔立ちを持ったモデルを使って
でも醜いシャドーはできたりしない
例えば鼻の影やその他いろいろ。
これはとてもフレキシブルなライティングのセッティングで
しかも立体的に撮ることができる。
ほら彼女のあごの下とこの頬のところを見てください。
シャドーがかかっているでしょう。
そう、立体的に見えるんです。
そしてここ、鼻のところにはハイライトになっている。
でも微々たるもの。美しく見えるだけ。
どんなポーズをとろうと、邪魔にならない。
髪の毛のここに光の反射したものが見えるけど
とっても素晴らしく見える。
それでは先に進んで今回ボクが行ったことを見てみよう。
バックには白い壁があります。
キレイである必要はない。
実際この時の壁は
白く雑に塗られていて
ひび割れがあちこちにあって、壁紙なんて使っていない。
でもそんなことは関係ないんだ。
モデルは壁の前に立って
メインライトはこの大きなアンブレラを通して
彼女の前方上方から撮る。
彼女に向かって45度にねらう。
そして使った光源はストロボ。
ガイドナンバーは 58 でパワーは 1/4。
フィルライトはシルバーのレフ板で反射したもの
シルバー。だってたくさん光でうめたいからね。
そう、できるだけたくさん。レフ板はモデルに向かって
大体45度ぐらいのアングルにする。
このレフ板の角度によって光量をいかに増やすか
またはいかに少なくするかが変えることができる。
だから色々変えて試してみてほしい。
ボクの場合はライトスタンドをここに置いて
レフ板の低い方は
テーブルの上に置いたんだ。
そして高い方はライトスタンドにもたれかけて
この角度を保った。
カメラはアンブレラと
レフ板の隙間からねらって。
ボクのカメラは ISO 320。
この ISO はちょっと高め
というのは、全ての明かりがこの1つだけのストロボ
から放出するわけだから
あまり負荷をかけすぎたくない。
f/8 でシャープめにして
光が顔の辺りに
どのようにとどくのかが分かるでしょう。
距離は極めて近い。
そしてこれがとても小さいスペース用のセッティング
モデルは壁からわずか1メートルしか離れていない
そしてメインライトは高さ約2m
そして2メートルのライトスタンドの上。
とってもコンパクトでとってもいい。
ここでいいのは、壁用に特別なライトを
使わなくていいってこと。
もちろん、メインライト1つだけなので
被写体にシャドーができる。
そう、彼女にシャドーができる。
でもそれは下の方にできるので
彼女のボディー自体にはできていない。
だからいつもキレイにみえる。さてさて
今日はここまで。
みなさんにこの照明のセッティングを気に入ってもらえたら
嬉しいです。
ぜひ試してみてください。このビデオの「いいね!」と「plus one」をクリックして
また戻ってきてください。
この特別なセッティングを楽しんでもらえたらと思います。
それではグッドライト。