WEBVTT

00:00:04.000 --> 00:00:07.000
この箱の中身は何だと思います?

00:00:07.000 --> 00:00:09.000
何であれ大切なものです

00:00:09.000 --> 00:00:12.000
こいつとは常に一緒に

00:00:12.000 --> 00:00:15.000
アパートを渡り歩いています

NOTE Paragraph

00:00:15.000 --> 00:00:17.000
(笑)

NOTE Paragraph

00:00:17.000 --> 00:00:20.000
(拍手)

NOTE Paragraph

00:00:20.000 --> 00:00:23.000
こんな光景見たことありますか?

00:00:23.000 --> 00:00:25.000
アメリカ人の一般家庭には

00:00:25.000 --> 00:00:27.000
50年前の３倍ものスペースが

00:00:27.000 --> 00:00:29.000
あることはご存じでした?

00:00:29.000 --> 00:00:32.000
３倍もですよ

00:00:32.000 --> 00:00:35.000
余分なスペースがこんなに増えたなら

00:00:35.000 --> 00:00:38.000
場所は有り余ってると考えますよね

00:00:38.000 --> 00:00:40.000
でもそれは違います

00:00:40.000 --> 00:00:42.000
都市部では20万km2を超える

00:00:42.000 --> 00:00:45.000
220億ドルに及ぶ新産業が誕生しました

00:00:45.000 --> 00:00:47.000
貸し倉庫業です

00:00:47.000 --> 00:00:49.000
さてスペースは３倍になったものの

00:00:49.000 --> 00:00:52.000
私たちは買い物上手になりすぎて

00:00:52.000 --> 00:00:55.000
更なるスペースが必要な事態となっています

00:00:55.000 --> 00:00:57.000
どんな弊害があるのでしょう?

00:00:57.000 --> 00:00:59.000
クレジットカードの負債がかさみます

00:00:59.000 --> 00:01:02.000
エコロジカル・フットプリントが急増します

00:01:02.000 --> 00:01:04.000
そして私たちの幸福度が

00:01:04.000 --> 00:01:07.000
ここ50年間横ばいなのもこのためです

NOTE Paragraph

00:01:07.000 --> 00:01:10.000
そこで改善策を提案したいと思います

00:01:10.000 --> 00:01:13.000
実は「少なさ」が「多さ」を生むかもしれません

00:01:13.000 --> 00:01:15.000
皆さん どこかで「少なさ」に

00:01:15.000 --> 00:01:18.000
幸せを覚えたことがあるはずです

00:01:18.000 --> 00:01:21.000
大学の寮の部屋で

00:01:21.000 --> 00:01:24.000
旅行中にホテルの部屋で

00:01:24.000 --> 00:01:26.000
森の真ん中のキャンプ中に

00:01:26.000 --> 00:01:28.000
もしくはボートの上で

00:01:28.000 --> 00:01:31.000
形は何であれ このような場面で

00:01:31.000 --> 00:01:33.000
皆さん開放感や自由を

00:01:33.000 --> 00:01:36.000
感じたのではないでしょうか

00:01:36.000 --> 00:01:38.000
そこで提案なんですが

00:01:38.000 --> 00:01:40.000
モノとスペースを減らして

00:01:40.000 --> 00:01:42.000
フットプリントを削減しませんか

00:01:42.000 --> 00:01:44.000
同時に支出も押さえられますし

00:01:44.000 --> 00:01:47.000
更には人生にゆとりを持つことができます

NOTE Paragraph

00:01:47.000 --> 00:01:50.000
そこで この提案を更に推し進めて

00:01:50.000 --> 00:01:52.000
解決策を探るために

00:01:52.000 --> 00:01:55.000
Life Editedというプロジェクトを立ち上げました

00:01:55.000 --> 00:01:59.000
まずMutopo.comとJovoto.comに協力して貰い

00:01:59.000 --> 00:02:02.000
私の39平米のアパートをクラウドソーシングしました

00:02:02.000 --> 00:02:04.000
オフィス　10人用の食卓

00:02:04.000 --> 00:02:07.000
ゲストルーム　そして

00:02:07.000 --> 00:02:09.000
カイトサーフィン用具

00:02:09.000 --> 00:02:11.000
全て必要でした

00:02:11.000 --> 00:02:14.000
世界中から300を超える応募が集まり

00:02:14.000 --> 00:02:17.000
私だけの宝石箱ができあがりました

00:02:17.000 --> 00:02:19.000
55平米ではなく

00:02:19.000 --> 00:02:22.000
39平米の部屋を買うことで

00:02:22.000 --> 00:02:25.000
あっという間に20万ドルの節約です

00:02:25.000 --> 00:02:28.000
スペースが限られれば家具も小さくなるので

00:02:28.000 --> 00:02:31.000
更なる節約へとつながりますし

00:02:31.000 --> 00:02:33.000
それだけでなくフットプリントも減少します

00:02:33.000 --> 00:02:35.000
本当に気に入ったものだけで

00:02:35.000 --> 00:02:37.000
構成された自分の

00:02:37.000 --> 00:02:39.000
オーダーメイドの部屋に

00:02:39.000 --> 00:02:41.000
いること自体が楽しみになります

NOTE Paragraph

00:02:41.000 --> 00:02:43.000
どこから始めればいいのか?

00:02:43.000 --> 00:02:45.000
主なアプローチは３つです

00:02:45.000 --> 00:02:48.000
まず 徹底的に無駄を省くことです

00:02:48.000 --> 00:02:51.000
生活するスペースを確保しなくてはいけません

00:02:51.000 --> 00:02:54.000
「何年も着てないこのTシャツはどうしよう?」

00:02:54.000 --> 00:02:56.000
「やっぱり もう捨てようかな」

00:02:56.000 --> 00:02:59.000
生活に不必要なモノは削りながら

00:02:59.000 --> 00:03:02.000
増やさないようにする努力が必要です

00:03:02.000 --> 00:03:04.000
モノを買う際はよく考えて下さい

00:03:04.000 --> 00:03:06.000
その為には自問しましょう

00:03:06.000 --> 00:03:09.000
「これを買って本当に幸せになれるかな？」

00:03:09.000 --> 00:03:11.000
そうは言っても

00:03:11.000 --> 00:03:13.000
一部のモノは買うべきです

00:03:13.000 --> 00:03:16.000
ただし ありふれたものでなく長年にわたって

00:03:16.000 --> 00:03:18.000
愛用できるモノを買いましょう

NOTE Paragraph

00:03:18.000 --> 00:03:20.000
次に新たなマントラを掲げます

00:03:20.000 --> 00:03:22.000
「小さい　＝　セクシー」

00:03:22.000 --> 00:03:24.000
スペースの効率化は急務です

00:03:24.000 --> 00:03:26.000
たまにしか使わないものではなく

00:03:26.000 --> 00:03:28.000
年がら年中使用するようなものは

00:03:28.000 --> 00:03:30.000
必ず要りますよね

00:03:30.000 --> 00:03:32.000
コンロを３つも使わないなら

00:03:32.000 --> 00:03:34.000
６つもある必要はないですよね?

00:03:34.000 --> 00:03:36.000
そこでコンパクトに収納できるものや

00:03:36.000 --> 00:03:39.000
デジタル化されたものが理想的になります

00:03:39.000 --> 00:03:41.000
書類も書籍も映画も

00:03:41.000 --> 00:03:43.000
全て魔法のように

00:03:43.000 --> 00:03:46.000
消し去ることが出来ます

NOTE Paragraph

00:03:46.000 --> 00:03:50.000
最後に スペースや家具は多機能のものがいいですね

00:03:50.000 --> 00:03:52.000
トイレとシンクの融合

00:03:52.000 --> 00:03:54.000
ベッドにもなる食卓

00:03:54.000 --> 00:03:56.000
余分な場所はとりません

00:03:56.000 --> 00:03:58.000
引き延ばすと10人分の

00:03:58.000 --> 00:04:00.000
いすになるサイドテーブル

00:04:00.000 --> 00:04:03.000
ご覧頂いているLife Editedプロジェクトでは

00:04:03.000 --> 00:04:05.000
変形家具と動く壁を組み合わせ

00:04:05.000 --> 00:04:07.000
スペースの有効活用を図っています

00:04:07.000 --> 00:04:09.000
そこのコーヒーテーブルは

00:04:09.000 --> 00:04:11.000
縦横に伸ばすと

00:04:11.000 --> 00:04:13.000
10人分のスペースになります

00:04:13.000 --> 00:04:15.000
オフィスも折りたたんで

00:04:15.000 --> 00:04:17.000
簡単に収納できます

00:04:17.000 --> 00:04:20.000
指で押すだけでベッドが飛び出します

00:04:20.000 --> 00:04:23.000
ゲストが来たらって？ 壁の裏には

00:04:23.000 --> 00:04:25.000
折りたたみのベッドがあります

00:04:25.000 --> 00:04:28.000
もちろんホームシアターも忘れてはいけません

NOTE Paragraph

00:04:28.000 --> 00:04:30.000
さて 私はなにも39平米の家で

00:04:30.000 --> 00:04:32.000
暮らせと言っているのではありません

00:04:32.000 --> 00:04:35.000
しかしコンパクトな生活の利点は分かって下さい

00:04:35.000 --> 00:04:37.000
84坪から56坪へ

00:04:37.000 --> 00:04:40.000
42坪から28坪へと減らしましょう

00:04:40.000 --> 00:04:42.000
皆さん ここでは

00:04:42.000 --> 00:04:44.000
小さなホテルの部屋に泊まっています

00:04:44.000 --> 00:04:46.000
荷物も限られているはずです

00:04:46.000 --> 00:04:48.000
何か不満はありますか?

00:04:48.000 --> 00:04:51.000
そこで帰宅してドアを開けたら

00:04:51.000 --> 00:04:53.000
こう自問して下さい

00:04:53.000 --> 00:04:55.000
「少しコンパクトに生活できないか?」

00:04:55.000 --> 00:04:57.000
「そうすれば自由も増えないか?」

00:04:57.000 --> 00:05:00.000
「空き時間もできるかな?」

NOTE Paragraph

00:05:01.000 --> 00:05:04.000
この箱の中身はなにかって?

00:05:04.000 --> 00:05:07.000
そんなことはどうでもいいんです

00:05:07.000 --> 00:05:10.000
こんなものは要らないんです

00:05:10.000 --> 00:05:12.000
皆さんなら何を入れますか

00:05:12.000 --> 00:05:14.000
もしかしたら 「少なさ」は

00:05:14.000 --> 00:05:16.000
「多さ」を生むかもしれません

00:05:16.000 --> 00:05:18.000
ですから 幸せのために

00:05:18.000 --> 00:05:20.000
スペースを空けましょう

NOTE Paragraph

00:05:20.000 --> 00:05:22.000
ありがとうございました

NOTE Paragraph

00:05:22.000 --> 00:05:28.000
(拍手)