やぁ お嬢さん
素敵だね
可愛い赤ドレスで
可愛い黒い瞳
あら 狼さん
驚きだわ
こんな夜更けに会うなんて
お嬢さん なぜ急ぐ?
夕食はいかが?
2人きりだ
狼さん 誘ってるのね
でも怖いの いつか後悔するわ
私にはある
君の愛するもの
でも私に必要なもの
もし私が 心を開いたら
どちらかが夢中になるかも
私か君
私達の片方に…
必要…
なのは…
死
お嬢ちゃん
1口 喰わせて
喜びで夢中になるぜ
狼さん 私はすごく飢えてる
でも人は言うわ 食事より愛すべき事がある
奴らは年寄りでお硬いのさ
何が分かる?
俺の食欲を 君が増してるのさ
愛する人 私も君が欲しい
私の欲望が 君を破滅させるかも
君にはある
私の愛するもの
でも私に必要なもの
もし私が 心開いたら
どちらかが夢中になるかも
私
あるいは君
私達の片方に―
必要…
なのは…
死
もし私が君を味わえば 互いに分かる
愛が君を殺すか 冷たくすれば
切裂き 解き放った君を 家に連れてって
君は持ってる
私の愛するもの
でも私はとても怖いの
もし私が 心開いたら
どちらかが夢中になるかも
私
あるいは君
私達の片方に―
必要…
なのは…
死
私が持ってる
ものは
君の愛するもの
君は愛し
君は死ぬ
死ね