1
00:00:00,420 --> 00:00:06,000
TEDの舞台に立つと 
童貞高校生の気分になります

2
00:00:06,000 --> 00:00:08,000
（笑）

3
00:00:08,000 --> 00:00:12,000
クールな人たちは
皆もう 「アレ」をやっていて

4
00:00:12,000 --> 00:00:14,000
僕は外野で 家に引きこもっている

5
00:00:14,000 --> 00:00:16,000
そしてラスピニ・ブラザーズのように

6
00:00:16,000 --> 00:00:20,000
タマが冷え上がって

7
00:00:20,000 --> 00:00:22,000
（笑）

8
00:00:22,000 --> 00:00:27,000
仕方なく１日中暇を持て余します
そして ある日招かれて

9
00:00:27,000 --> 00:00:33,000
中に入ってみると
夢見たものが全てそこにあるんです

10
00:00:33,000 --> 00:00:36,000
そこは心躍るようなところで
音楽が流れ

11
00:00:36,000 --> 00:00:40,000
そして突然 
五分もたたずに全てが終わってしまいます

12
00:00:40,000 --> 00:00:43,000
で またそこに戻り
繰り返したいと願うんです

13
00:00:43,000 --> 00:00:47,000
クリス ご招待ありがとう

14
00:00:47,000 --> 00:00:51,000
それからデボラ・パットンにも感謝しています

15
00:00:51,000 --> 00:00:55,000
今日は建築についてお話ししたいと思います

16
00:00:55,000 --> 00:00:59,000
特にその中での
創造と楽観主義ということについて

17
00:00:59,000 --> 00:01:02,000
創造と楽観主義を一緒に考えると

18
00:01:02,000 --> 00:01:04,000
２つの選択肢があります

19
00:01:04,000 --> 00:01:07,000
１つが天地創造説で

20
00:01:07,000 --> 00:01:09,000
多分皆さんとはあまり相容れないものですね

21
00:01:09,000 --> 00:01:12,000
支持者という立場の方は
あまりいらっしゃらないでしょう

22
00:01:12,000 --> 00:01:18,000
もう１つは英国式に s でつづった
「最適化／楽観主義」です

23
00:01:18,000 --> 00:01:20,000
２つ目を今日お話します

24
00:01:20,000 --> 00:01:25,000
建築についての会話というものは—

25
00:01:25,000 --> 00:01:28,000
実際ここでも
先ほどまで話題になっていたように

26
00:01:28,000 --> 00:01:30,000
この舞台づくりも小規模な建築ですが—

27
00:01:30,000 --> 00:01:38,000
いま これに触れること無しに
建築を語ることはできません

28
00:01:38,000 --> 00:01:45,000
世界貿易センターの跡地をどうしていくのか
それは私たちにとって何を意味するのか

29
00:01:45,000 --> 00:01:49,000
建築というものが 私の考える通り

30
00:01:49,000 --> 00:01:53,000
私たちの文化的野望の実現形であるなら

31
00:01:53,000 --> 00:02:01,000
他者の文化的野望が
私たちのそれに衝突する状況を

32
00:02:01,000 --> 00:02:06,000
修正するチャンスを与えられたときに
どうしますか？

33
00:02:06,000 --> 00:02:11,000
そしてそれが私たちが何か新しいものを
創造できる機会だとしたら？

34
00:02:11,000 --> 00:02:15,000
これは長年にわたる刺激的な問題です

35
00:02:15,000 --> 00:02:19,000
ある意味ワールドトレードセンターは
不幸な方法で

36
00:02:19,000 --> 00:02:21,000
建築に注目を惹き
今まで長らく

37
00:02:21,000 --> 00:02:23,000
考えられて来なかったような
存在感を与え

38
00:02:23,000 --> 00:02:26,000
共通の話題にしたのだと思います

39
00:02:26,000 --> 00:02:30,000
20年という長年にわたり
建築家として設計し執筆してきた私ですが

40
00:02:30,000 --> 00:02:32,000
５人からテーブルにつくように言われ

41
00:02:32,000 --> 00:02:38,000
深刻な質問を尋ねられた記憶などありません
ゾーニングや非常口について

42
00:02:38,000 --> 00:02:41,000
安全問題、そしてカーペットは可燃性かどうか

43
00:02:41,000 --> 00:02:45,000
これはあまり話題に上がらない内容でしたが

44
00:02:45,000 --> 00:02:47,000
今やそこに重点が置かれるようになりました

45
00:02:47,000 --> 00:02:52,000
建物が兵器となり得るとき

46
00:02:52,000 --> 00:02:55,000
突然 従来とは非常に異なる視点で
建築を考える必要がでてきました

47
00:02:55,000 --> 00:03:00,000
そして今 そうする事になりました

48
00:03:00,000 --> 00:03:02,000
建築をこんな風に考えるんです

49
00:03:02,000 --> 00:03:07,000
今日の「USAトゥデイ」を読まれましたか？

50
00:03:07,000 --> 00:03:09,000
世界貿易センターの跡地が表紙ですが

51
00:03:09,000 --> 00:03:11,000
選択はなされ

52
00:03:11,000 --> 00:03:14,000
鬼才ダニエル・リベスキンドによる
プロジェクトが選ばれました

53
00:03:14,000 --> 00:03:18,000
現代建築界のアンファン・テリブル
（恐るべき子供）です

54
00:03:18,000 --> 00:03:21,000
子供時代は天才ピアノ奏者
アコーディオンから弾き始め

55
00:03:21,000 --> 00:03:24,000
さらに真剣で大きな楽器に移り

56
00:03:24,000 --> 00:03:26,000
そして今 更に大きな楽器で

57
00:03:26,000 --> 00:03:32,000
彼の独特のブランドで
脱構築主義的魔法をかけようとしています

58
00:03:32,000 --> 00:03:34,000
このように

59
00:03:34,000 --> 00:03:37,000
彼はこのコンペに招待された
６人の中の１人でした

60
00:03:37,000 --> 00:03:42,000
前の６社が

61
00:03:42,000 --> 00:03:44,000
愚かで平凡なアイデアで三振した後

62
00:03:44,000 --> 00:03:46,000
ニューヨーク市すら
こう言わざるをえませんでした

63
00:03:46,000 --> 00:03:48,000
「ああ 本当に済みません 
しくじっちゃった」

64
00:03:48,000 --> 00:03:52,000
ねえ これを最初からやり直しませんか

65
00:03:52,000 --> 00:03:54,000
前回のいつも都市計画に関わってくる

66
00:03:54,000 --> 00:03:59,000
不動産開発業者たち
６社のトンチキの代わりに

67
00:03:59,000 --> 00:04:02,000
才能のカケラのある人々を呼んで

68
00:04:02,000 --> 00:04:04,000
気分を変えて ホンモノの建築家を使おう

69
00:04:04,000 --> 00:04:12,000
そしてこれが選ばれましたが
他の選択肢もありました

70
00:04:12,000 --> 00:04:14,000
ああ 拍手なんて止してください（笑）

71
00:04:14,000 --> 00:04:16,000
遅すぎです もう却下されました

72
00:04:16,000 --> 00:04:19,000
これはTHINKと言うニューヨークを
拠点にするチームによる構想図です

73
00:04:19,000 --> 00:04:22,000
それから あれがリベスキンドによる
構想図です

74
00:04:22,000 --> 00:04:26,000
これが新しい世界貿易センターになります

75
00:04:26,000 --> 00:04:30,000
地面の巨大な穴に
巨大な建物が倒れ込む形です

76
00:04:30,000 --> 00:04:34,000
あなたがどう思うかは別として
私はこれはかなりバカな決断だと思っています

77
00:04:34,000 --> 00:04:39,000
あの破壊行為の
恒久的な記念碑を作ってしまったのだから

78
00:04:39,000 --> 00:04:43,000
破壊が永遠に続くと
伝えているように見えます

79
00:04:43,000 --> 00:04:45,000
とにかくこれが建つ予定です

80
00:04:45,000 --> 00:04:48,000
しかし私はみなさんに
こうしたことについて考えて欲しいんです

81
00:04:48,000 --> 00:04:52,000
アメリカ建築に現れている
現代の迷走を

82
00:04:52,000 --> 00:04:54,000
特にこれら２つのことが語っています

83
00:04:54,000 --> 00:04:59,000
それは私たちが建築家を選ぶ方法における
大きな違いです

84
00:04:59,000 --> 00:05:02,000
どんな建築にしたいかを
決める時—

85
00:05:02,000 --> 00:05:05,000
一方はテクノクラート的な
ソリューションによって

86
00:05:05,000 --> 00:05:10,000
社会的なことにせよ 
物理的、化学的なものにせよ

87
00:05:10,000 --> 00:05:14,000
すべての問題を解決することができる
大規模な技術的な答えがあるという立場

88
00:05:14,000 --> 00:05:17,000
他方はもっとロマンチックな
ソリューションです

89
00:05:17,000 --> 00:05:21,000
ロマンチックというのはデートにぴったりの
場所にするといった意味ではなく

90
00:05:21,000 --> 00:05:27,000
何か私たちよりも
大きく壮大な存在があるという意味です

91
00:05:27,000 --> 00:05:29,000
アメリカの伝統の中に見られる

92
00:05:29,000 --> 00:05:31,000
テクノクラートとロマンチストとは―

93
00:05:31,000 --> 00:05:34,000
片や トーマス・ジェファーソンの

94
00:05:34,000 --> 00:05:37,000
米国の国土に広がる格子パターンです

95
00:05:37,000 --> 00:05:40,000
西部の州はすべて
そんな形をしています

96
00:05:40,000 --> 00:05:42,000
西部の州はすべて
そんな形をしています

97
00:05:42,000 --> 00:05:48,000
ジェファーソンの時代には 
とてもテクノクラート的な

98
00:05:48,000 --> 00:05:54,000
ソリューションだった
現代の合理主義哲学に従ったもの

99
00:05:54,000 --> 00:06:01,000
他方は 後でお話しする
「西部開拓精神」です

100
00:06:01,000 --> 00:06:06,000
あなたはどちらがいいですか？グリッド
それとも「西部開拓精神」？

101
00:06:06,000 --> 00:06:08,000
「西部開拓精神」ですよね

102
00:06:08,000 --> 00:06:09,000
（笑）

103
00:06:09,000 --> 00:06:13,000
大ごとです
強大で 重要な響きがあります

104
00:06:13,000 --> 00:06:19,000
揺るぎなく アメリカらしく聞こえます
威勢のいい男性らしい響きです

105
00:06:19,000 --> 00:06:24,000
こんな議論は建築界で常に起こってきました

106
00:06:24,000 --> 00:06:27,000
毎日の生活でもありますよね こんなこと

107
00:06:27,000 --> 00:06:30,000
私たちは皆アウディTTを
欲しいと思うものですよね？

108
00:06:30,000 --> 00:06:33,000
ここでは誰もが１台は持っていそうですね
あるいはそれを見た瞬間

109
00:06:33,000 --> 00:06:35,000
欲しくなりますよね

110
00:06:35,000 --> 00:06:37,000
それに飛び乗って
小さな電子キーを回し

111
00:06:37,000 --> 00:06:41,000
—本物のキーの代わりに—
新しい高速道路をすっ飛ばして帰宅し

112
00:06:41,000 --> 00:06:46,000
そしてチューダー様式の城のような
ガレージに突っ込むんです

113
00:06:46,000 --> 00:06:48,000
（笑）

114
00:06:48,000 --> 00:06:50,000
どうして？
どうしてそんなことをしたいんです？

115
00:06:52,000 --> 00:06:56,000
なぜ我々はそんな欲求があるんでしょう？
私も一度はチューダー的なヤツに住んでましたよ

116
00:06:56,000 --> 00:06:57,000
（笑）

117
00:06:57,000 --> 00:07:01,000
このテクノクラート的デザインと

118
00:07:01,000 --> 00:07:06,000
私たちのいる世界の
よりロマンチックなイメージとの間を

119
00:07:06,000 --> 00:07:09,000
行ったり来たりしてしまうのは
私たち人間の性質なんですよ

120
00:07:09,000 --> 00:07:11,000
だからこれをお話するんですが

121
00:07:11,000 --> 00:07:13,000
一瞬照明を消せますか？

122
00:07:13,000 --> 00:07:16,000
ごく簡単に２人の建築家の話をします

123
00:07:16,000 --> 00:07:18,000
それは現在の建築における

124
00:07:18,000 --> 00:07:20,000
テクノクラート的
または技術的なソリューションと

125
00:07:20,000 --> 00:07:24,000
ロマンチックなソリューションとの
分裂を表すものです

126
00:07:24,000 --> 00:07:27,000
これらは こんにち米国で
最も優れた建築の２事例です

127
00:07:27,000 --> 00:07:29,000
１つ非常に若く
もう１つはより成熟しています

128
00:07:29,000 --> 00:07:31,000
これは「SHoP」というファームの作品です

129
00:07:31,000 --> 00:07:35,000
これは公園に設置する
巨大なカメラオブスキュラになるものの

130
00:07:35,000 --> 00:07:39,000
彼らの等角図面ですが

131
00:07:39,000 --> 00:07:42,000
みなさんカメラオブスキュラが
何か知っていますか？

132
00:07:42,000 --> 00:07:44,000
これは外の世界を撮影する
巨大なカメラレンズです

133
00:07:44,000 --> 00:07:46,000
これは外の世界を撮影する
巨大なカメラレンズです

134
00:07:46,000 --> 00:07:49,000
何も動かさずに
観られる映画のようなもので

135
00:07:49,000 --> 00:07:53,000
それをページ上に投影してその周りを歩くと
外の世界を見ることができます

136
00:07:53,000 --> 00:07:56,000
これはアウトラインです

137
00:07:56,000 --> 00:07:58,000
通常の建物のように見えます？いいえ

138
00:07:58,000 --> 00:08:00,000
これは非直交的です
上下がつながっておらず

139
00:08:00,000 --> 00:08:02,000
正方形、長方形、そういった
普通の建物の

140
00:08:02,000 --> 00:08:04,000
形状とは違います

141
00:08:04,000 --> 00:08:07,000
コンピュータ革命や
テクノクラート的技術革新は

142
00:08:07,000 --> 00:08:10,000
私たちに そうした普通の形の建物—
伝統的な形の建物を放棄し

143
00:08:10,000 --> 00:08:14,000
このような非直交建築を可能にしました

144
00:08:14,000 --> 00:08:16,000
これが興味深いのは形ではありません

145
00:08:16,000 --> 00:08:20,000
その建築方法です

146
00:08:20,000 --> 00:08:22,000
全く新しい方法での建築です

147
00:08:22,000 --> 00:08:25,000
マス・カスタマイゼーションというものです
いいえ自己矛盾してませんよ

148
00:08:25,000 --> 00:08:28,000
伝統的な意味で建築が高額になる理由は

149
00:08:28,000 --> 00:08:31,000
繰り返し使うことができない
個々のカスタム部品のせいです

150
00:08:31,000 --> 00:08:33,000
それで皆 建売りみたいな
同じ形の家に住むことになるんです

151
00:08:33,000 --> 00:08:37,000
彼らは皆
同じものを500回建てて節約したいんです

152
00:08:37,000 --> 00:08:39,000
それが安あがりだから

153
00:08:39,000 --> 00:08:43,000
マス・カスタマイゼーションのやり方は
建築家がコンピュータにデータを入力し

154
00:08:43,000 --> 00:08:46,000
部品を製造するプログラムを使います

155
00:08:46,000 --> 00:08:48,000
コンピュータがそれをマシンに伝え

156
00:08:48,000 --> 00:08:52,000
コンピュータ制御の
CAD-CAMマシンが

157
00:08:52,000 --> 00:08:55,000
一瞬で無数の変更を加えます

158
00:08:55,000 --> 00:08:57,000
コンピュータはただの機械だからです

159
00:08:57,000 --> 00:09:00,000
何も考えずに
部品を製造するだけです

160
00:09:00,000 --> 00:09:03,000
余分なコストも余分な時間も
費やすことはありません

161
00:09:03,000 --> 00:09:07,000
労働者ではなく 
ただの電子旋盤で

162
00:09:07,000 --> 00:09:09,000
すべての部品を同時に
切断することができます

163
00:09:09,000 --> 00:09:12,000
一方で 
誰かに昔からある青写真の

164
00:09:12,000 --> 00:09:15,000
大量の作業図面一式を送る代わりに

165
00:09:15,000 --> 00:09:20,000
建築家が
組立て説明書一式を送るのです

166
00:09:20,000 --> 00:09:22,000
あなたが子供の頃遊んでいた

167
00:09:22,000 --> 00:09:26,000
「AをBに、CをDにネジ止めする」と
指示のあるおもちゃのように

168
00:09:26,000 --> 00:09:30,000
施工業者はオフサイトで
カスタム製造され

169
00:09:30,000 --> 00:09:34,000
トラックで現場まで運ばれてきた
ひとつひとつの部品と

170
00:09:34,000 --> 00:09:38,000
組立て説明書一式を手に入れ
「AをBにネジ止め」と

171
00:09:38,000 --> 00:09:41,000
単純な手順説明だけで
それらを組み立てることができるようになります

172
00:09:41,000 --> 00:09:44,000
それがどのように機能するかを伝える図です

173
00:09:44,000 --> 00:09:46,000
そして最終的にこうなります

174
00:09:46,000 --> 00:09:49,000
あなたはカメラオブスキュラの
レンズを下から覗いています

175
00:09:49,000 --> 00:09:54,000
これがすべてフィクションやファンタジー
またはロマンス物語だと思うなかれ

176
00:09:54,000 --> 00:09:56,440
この建築家たちは
ブルックリンにある

177
00:09:56,440 --> 00:10:01,000
ニューヨーク近代美術館PS1の中庭に
若い建築家の夏の作品シリーズの一環として

178
00:10:01,000 --> 00:10:03,000
何かを作るよう依頼されました

179
00:10:03,000 --> 00:10:05,000
彼らは「夏なら何をする？」と考えました

180
00:10:05,000 --> 00:10:07,000
「夏にはビーチに行くね」

181
00:10:07,000 --> 00:10:09,000
「ビーチに行くときに何がある？砂丘だ」

182
00:10:09,000 --> 00:10:12,000
「建築で砂丘とビーチテントを作ってみよう」

183
00:10:12,000 --> 00:10:16,000
そこで彼らは砂丘の
コンピューターモデルを作りました

184
00:10:16,000 --> 00:10:19,000
写真を撮り それを
コンピュータープログラムに取り込み

185
00:10:19,000 --> 00:10:23,000
そのプログラムは砂丘を形づくりました

186
00:10:23,000 --> 00:10:26,000
そして砂丘の形を
標準ソフトウェアを使い

187
00:10:26,000 --> 00:10:30,000
指示通り 若干の修正を加え

188
00:10:30,000 --> 00:10:33,000
木材加工の製作図に変えてしまいました

189
00:10:33,000 --> 00:10:35,000
これらは木材で それが組立図です

190
00:10:35,000 --> 00:10:38,000
これが部品図で 少し拡大してみるとこうです

191
00:10:38,000 --> 00:10:40,000
およそ６色で描かれていますが

192
00:10:40,000 --> 00:10:44,000
各色は 切断される木材の種類
木材のパーツを表しています

193
00:10:44,000 --> 00:10:47,000
これはすべてトラックでそのまま運ばれ

194
00:10:47,000 --> 00:10:53,000
それを８人のチームが
48時間内で組み立てます

195
00:10:53,000 --> 00:10:56,000
しかも設計図を事前に見ていたのは
そのうちの１人だけです

196
00:10:56,000 --> 00:10:59,000
しかも設計図を事前に見ていたのは
そのうちの１人だけです

197
00:10:59,000 --> 00:11:02,000
そして中庭から現れる砂丘の

198
00:11:02,000 --> 00:11:05,000
完成形です

199
00:11:05,000 --> 00:11:08,000
木材の形状はたった16種―

200
00:11:09,000 --> 00:11:12,000
たった16種類の組立部品です

201
00:11:12,000 --> 00:11:15,000
内側はピアノの響板のような美しさです

202
00:11:15,000 --> 00:11:19,000
中にはプールが組み込まれていて
非常にクールです

203
00:11:19,000 --> 00:11:24,000
パーティーに最高の場所でしたが
これがあったのはたった６週間だけでした

204
00:11:24,000 --> 00:11:27,000
小さな更衣室とカバナもあります

205
00:11:27,000 --> 00:11:30,000
夏中 興味深いことがたくさん続きました

206
00:11:32,000 --> 00:11:37,000
さて これがただ余興のためだとか
単に一時的なものだとか思われないように

207
00:11:37,000 --> 00:11:40,000
世界貿易センターを手がけたその同じ会社が

208
00:11:40,000 --> 00:11:44,000
ウエスト・ストリートを跨いでいた
橋を架け替えました

209
00:11:44,000 --> 00:11:46,000
ニューヨーク市と

210
00:11:46,000 --> 00:11:52,000
ウエストサイドの再開発地区の
間を繋ぐ非常に重要な歩道です

211
00:11:52,000 --> 00:11:55,000
彼らは６週間でその橋を設計し
架け替えるように求められていました

212
00:11:55,000 --> 00:11:59,000
部品のすべてを製造し構築するということです

213
00:11:59,000 --> 00:12:01,000
彼らはそれを成し遂げました
これがそのデザインです

214
00:12:01,000 --> 00:12:03,000
そのコンピュータモデリング
システムを使用して

215
00:12:03,000 --> 00:12:06,000
たった５〜６種類の部品

216
00:12:06,000 --> 00:12:10,000
このようないくつかの支柱や
外装材と

217
00:12:10,000 --> 00:12:12,000
非常にシンプルな
フレーミングシステムで成り立ちます

218
00:12:12,000 --> 00:12:14,000
全てオフサイトで製造され
トラックで運ばれてきました

219
00:12:14,000 --> 00:12:17,000
彼らはそれを造り

220
00:12:17,000 --> 00:12:19,000
こんな素晴らしいものを建てられました

221
00:12:19,000 --> 00:12:22,000
彼らは今 この橋のニューヨーク市側に
同じ技術を使って

222
00:12:22,000 --> 00:12:24,000
16階建ての建物を建築しています

223
00:12:24,000 --> 00:12:26,000
夜に橋を渡って歩いていきます

224
00:12:26,000 --> 00:12:28,000
自動点灯なので
オーバーヘッドライトは必要無く

225
00:12:28,000 --> 00:12:31,000
照明が眩しすぎるといった
近隣住民からの不満もありません

226
00:12:31,000 --> 00:12:34,000
側面からの眺めと
逆側から見た図です

227
00:12:34,000 --> 00:12:36,000
同じような壮大さを感じます

228
00:12:36,000 --> 00:12:40,000
それでは足早になりますが
もう一方の側を見て行きましょう

229
00:12:40,000 --> 00:12:43,000
さて これがコインの裏側です

230
00:12:43,000 --> 00:12:46,000
これは ニューヨーク市の
デビッド・ロックウェルの作品です

231
00:12:46,000 --> 00:12:48,000
今日ここでも作品が展示されています

232
00:12:48,000 --> 00:12:51,000
現在のロマン派の王
彼はとても独特な手法で

233
00:12:51,000 --> 00:12:53,000
作品に取り組みます

234
00:12:53,000 --> 00:12:56,000
彼の作品は技術的なソリューションを
提供することではありません

235
00:12:56,000 --> 00:13:00,000
あなたができるもの
あなたを愉しませるもの

236
00:13:00,000 --> 00:13:02,000
あなたの精神を高揚させるようなもの

237
00:13:02,000 --> 00:13:05,000
そして あなたが別の世界にいるかのように
感じさせるものに—誘惑します

238
00:13:05,000 --> 00:13:08,000
例えばニューヨークの
彼のレストラン「Nobu」は

239
00:13:08,000 --> 00:13:12,000
ニューヨーク市の混乱からあなたを

240
00:13:12,000 --> 00:13:17,000
日本のシンプルさと
伝統の優雅さへと連れ去ります

241
00:13:17,000 --> 00:13:22,000
「最終的には 海草のように見えるべきだ」
とオーナーは言いました

242
00:13:22,000 --> 00:13:26,000
フィラデルフィアの彼のレストラン「ポッド」

243
00:13:26,000 --> 00:13:29,000
あなたが見ている部屋は純白です

244
00:13:29,000 --> 00:13:32,000
このレストランのあらゆる面は白く

245
00:13:32,000 --> 00:13:37,000
そんなにカラフルな理由は
照明で変化しているわけです

246
00:13:37,000 --> 00:13:41,000
官能や変身を表現しています

247
00:13:41,000 --> 00:13:44,000
これを見てください
私は何も触っていませんよ

248
00:13:44,000 --> 00:13:46,000
自然に色が変わっているんです

249
00:13:46,000 --> 00:13:48,000
照明の魔法が色を変化させています

250
00:13:48,000 --> 00:13:51,000
センシュアリティ（官能）そして
触感がテーマです

251
00:13:51,000 --> 00:13:56,000
アッパーウエストサイドにある
レストラン「ローザ・メキシカーノ」は

252
00:13:56,000 --> 00:13:58,000
アカプルコの海岸に私たちを連れて行きます

253
00:13:58,000 --> 00:14:03,000
こんなクリフダイバーたちがいます
ほら

254
00:14:03,000 --> 00:14:05,000
もう一度見てみましょう

255
00:14:05,000 --> 00:14:08,000
楽しんでいただけたでしょうか

256
00:14:08,000 --> 00:14:12,000
そして最後に快適さについてです
居心地が良いと感じたことの無かった場所で

257
00:14:12,000 --> 00:14:14,000
快適さを感じてもらうということです

258
00:14:14,000 --> 00:14:16,000
屋内に自然を持ってくるということです

259
00:14:16,000 --> 00:14:20,000
ニューヨークのガーディアンタワーは
Wユニオンスクエア・ホテルに変わりました

260
00:14:20,000 --> 00:14:25,000
性急ですみません—
我々は世界で最高の園芸家たちを呼び

261
00:14:25,000 --> 00:14:28,000
ユニオンスクエア（広場）の
中庭を建物の中に

262
00:14:28,000 --> 00:14:32,000
引き込んでしまいました

263
00:14:32,000 --> 00:14:34,000
「刺激」です

264
00:14:36,000 --> 00:14:41,000
これは色と味で簡略化された
ワイン購入体験です

265
00:14:41,000 --> 00:14:45,000
発泡性、新鮮さ、柔らかさ、甘美さ、
ジューシーさ、滑らかさ、甘さ

266
00:14:45,000 --> 00:14:49,000
すべてが壁に色と質感で表されます

267
00:14:49,000 --> 00:14:53,000
最後に エンターテイメントの例
フロリダ州オーランドにある

268
00:14:53,000 --> 00:14:55,000
シルク・ドゥ・ソレイユ本部です

269
00:14:55,000 --> 00:14:57,000
テントの下でシルク・ドゥ・ソレイユの

270
00:14:57,000 --> 00:15:00,000
魔法の世界に浸るために
ギリシャの劇場に入場するような感じです

271
00:15:00,000 --> 00:15:03,000
ここで終わりましょう
どうもありがとうございました