1 00:00:13,918 --> 00:00:16,862 私の話はジンバブエから始まります 2 00:00:16,862 --> 00:00:19,397 オーフィウスという勇敢な自然保護官と 3 00:00:19,397 --> 00:00:21,507 傷ついた野牛の話です 4 00:00:22,522 --> 00:00:26,781 オーフィウスは まず地に横たわる野牛を 次に私を見ました 5 00:00:26,781 --> 00:00:31,146 目が合ったとき 私達3者の間には 言葉にならない苦しみがありました 6 00:00:31,146 --> 00:00:35,901 何の罪もない 美しい野生の 雌牛でした 7 00:00:35,901 --> 00:00:41,862 オーフィウスは ライフルの 銃口を野牛の耳に当てました(銃声) 8 00:00:42,079 --> 00:00:46,188 すると野牛がお産を始めました 9 00:00:46,896 --> 00:00:51,296 早産の子牛が息絶えようとする中 私たちは母牛の傷を調べました 10 00:00:51,296 --> 00:00:55,822 後ろ足が 8本撚りの ワイヤー製の罠にかかっていました 11 00:00:55,822 --> 00:00:58,995 罠から抜け出そうと 長く苦しくもがいた結果 12 00:00:58,995 --> 00:01:02,168 骨盤が半分に裂けていました 13 00:01:02,168 --> 00:01:05,342 やっと最後には自由の身になりました 14 00:01:05,421 --> 00:01:09,415 お集まりの皆さん 今日 私は 動物たちの 15 00:01:09,415 --> 00:01:13,643 声なき声を代弁することに 大きな責任を感じています 16 00:01:14,366 --> 00:01:18,442 動物たちの苦しみは 私の苦しみであり これが私を駆り立てます 17 00:01:20,826 --> 00:01:25,620 故キング牧師が 「立ち上がれ」という 私の声をうまく要約しています 18 00:01:25,620 --> 00:01:29,539 「危険で 分別を欠くと誹(そし)られ 理解されなくとも 19 00:01:29,539 --> 00:01:32,371 人には主義主張を貫くべき時がある 20 00:01:32,371 --> 00:01:37,962 この道は正しい という 良心の声に従うのだ」 21 00:01:38,114 --> 00:01:42,185 「この道は正しい」 という 良心の声にしたがって 22 00:01:43,154 --> 00:01:46,422 このトークの最後に皆さんに 質問させていただきます 23 00:01:46,422 --> 00:01:50,864 この問いかけのために 今日はるばる アフリカのサバンナからやって来ました 24 00:01:51,168 --> 00:01:53,850 この問いが私の魂を 清めてくれました 25 00:01:54,157 --> 00:01:58,680 この問いに どう答えるかは あなた方次第です 26 00:01:59,004 --> 00:02:02,341 子供の頃 映画『オズの魔法使い』を 観たことを覚えています 27 00:02:02,341 --> 00:02:06,128 魔女や空飛ぶサルを 恐れはしませんでしたが 28 00:02:06,313 --> 00:02:11,144 勇気のないライオンのような大人に なることを恐れていました 29 00:02:11,359 --> 00:02:14,907 大きくなるにつれ 自分には 勇気があるか 常に自問しました 30 00:02:15,445 --> 00:02:19,305 ドロシーがカンザスに帰り 31 00:02:19,305 --> 00:02:21,135 ライオンが勇気を見つけてから ずいぶん経った頃 32 00:02:21,135 --> 00:02:23,981 私はタトゥーパーラーで 胸の上に 33 00:02:23,981 --> 00:02:27,391 「探し出せ そして 破壊せよ」と 入れ墨を入れました 34 00:02:27,622 --> 00:02:30,414 それが自分を大きく 強く してくれると思ったのです 35 00:02:30,661 --> 00:02:33,878 しかし そうなるには さらに10年を要しました 36 00:02:33,940 --> 00:02:37,063 20歳になる頃には 私は海軍の 爆発物処理ダイバーでした 37 00:02:37,184 --> 00:02:40,817 25歳の頃は 特殊作戦部隊の狙撃兵になり 38 00:02:40,817 --> 00:02:44,564 700m離れた位置から 動く標的の頭部を狙撃するには 39 00:02:44,564 --> 00:02:48,300 照準器の目盛りを いくつ上げれば良いか 正確に知っていました 40 00:02:48,899 --> 00:02:51,541 自分と その背後にいる 仲間達を吹き飛ばすことなく 41 00:02:51,541 --> 00:02:54,062 数メートル離れた鋼鉄製の ドアを吹き飛ばすには 42 00:02:54,062 --> 00:02:57,732 何グラムの高性能火薬が 必要かを正確に知っていました 43 00:02:57,902 --> 00:03:02,479 バグダッドは最悪の場所で ドカンとくれば 44 00:03:02,479 --> 00:03:04,241 人が死ぬことも知っていました 45 00:03:04,503 --> 00:03:07,396 当時 自然保護活動についての 私の知識は 46 00:03:07,396 --> 00:03:11,661 彼らは木を抱きしめ 大企業を 憤慨させるという程度でした (笑) 47 00:03:11,661 --> 00:03:16,561 環境活動家達はドレッドヘアで 麻薬を吸っていますよね (笑) 48 00:03:16,638 --> 00:03:19,312 環境には興味がありませんでした あるわけないでしょう? 49 00:03:19,312 --> 00:03:24,662 鳥を轢いてみようなんて 車のスピードを上げる 愚か者でした 50 00:03:24,662 --> 00:03:27,700 私の生活は 環境保全とは およそ遠いものでした 51 00:03:27,700 --> 00:03:29,500 私が9年間 この世界で やってきたことは 52 00:03:29,500 --> 00:03:33,025 人々がゲーム機で 遊びたいとさえ思わないでしょう 53 00:03:34,009 --> 00:03:40,481 いわゆる「傭兵」として12回イラクに 派遣された私の特技は ただ一つ 54 00:03:40,496 --> 00:03:43,720 自らが破壊兵器になることでした 55 00:03:44,721 --> 00:03:49,312 自分がしたこと 訪れた場所を 振り返ると 56 00:03:49,312 --> 00:03:53,781 たった一つだけ真に勇気ある 行動をしたと言えます 57 00:03:54,211 --> 00:03:57,900 それは「イエス」か「ノー」を きっぱりと決断できたことです 58 00:03:58,130 --> 00:04:01,137 この決断こそが私を形成し 59 00:04:01,137 --> 00:04:07,169 自分の存在と 行動を 不可分のものとしました 60 00:04:07,278 --> 00:04:09,459 イラクでの任務が終わってみると 私は自分を見失っていました 61 00:04:09,459 --> 00:04:12,858 将来何をすべきか どこに行くべきなのか 62 00:04:12,858 --> 00:04:16,768 わからないまま 2009年のはじめに アフリカにやって来たのです 63 00:04:16,860 --> 00:04:19,536 当時29歳でした 64 00:04:19,536 --> 00:04:22,297 不思議と いつも混沌の中で 目標を見い出せるのですが 65 00:04:22,297 --> 00:04:24,257 このときも まさにそうでした 66 00:04:24,257 --> 00:04:29,926 でも その目標をジンバブエの 潅木地帯で見い出すとは思いませんでした 67 00:04:29,943 --> 00:04:32,844 私たちが パトロールする上空には ハゲタカが舞っていて 68 00:04:32,844 --> 00:04:38,463 近づいていくと 死臭は黒く分厚い 幕のようにあたりを覆い尽くし 69 00:04:38,463 --> 00:04:41,269 肺から酸素が 吸い取られる感覚がしました 70 00:04:41,407 --> 00:04:45,140 さらに近づくと 巨大な雄の象が 71 00:04:45,014 --> 00:04:49,513 横たわり 顔の一部が えぐり取られていました 72 00:04:49,513 --> 00:04:52,229 周りの時が止まりました 73 00:04:53,107 --> 00:04:56,646 深く やり場のない悲しみで 頭が一杯になりました 74 00:04:56,646 --> 00:05:00,150 無垢な動物の余りにも残酷な最期は それまで経験したことのない衝撃でした 75 00:05:00,319 --> 00:05:04,741 私自身10代の頃 密猟していました 生涯忘れることのない記憶です 76 00:05:04,741 --> 00:05:09,575 時が私を変え自分の中の何かが 変わっていました 77 00:05:09,726 --> 00:05:13,446 もう元に戻ることはありません 78 00:05:13,859 --> 00:05:18,303 私は自問しました 「この象の頭と アジアのどこかで 79 00:05:18,303 --> 00:05:21,380 机上に象牙を飾りたい男と どちらが大事なんだ?」 80 00:05:21,380 --> 00:05:25,081 答えは分かっています 問いは無意味です 81 00:05:25,081 --> 00:05:27,401 その時その場で 重要だったのは 82 00:05:27,432 --> 00:05:33,228 自分の人生の全てを投げ出して 動物たちの苦悩を救う勇気があるか? 83 00:05:33,260 --> 00:05:35,662 これが私の人生の決断の時でした 84 00:05:35,662 --> 00:05:38,192 「イエス」か「ノー」か? 85 00:05:38,577 --> 00:05:42,661 次の日 私は家族に連絡して 持ち家全てを売る手続きをはじめました 86 00:05:42,661 --> 00:05:46,862 熟考した傭兵であれば 戦いの場で多くの財産を得られます 87 00:05:46,862 --> 00:05:52,611 それ以来 私は全財産を IAPF(国際密猟防止基金)の 設立と発展に捧げています 88 00:05:52,611 --> 00:05:57,421 IAPFは直接行動による 法の執行機関です 89 00:05:57,513 --> 00:06:01,742 無人偵察機の技術から 野生動物保護官の国際資格認定まで 90 00:06:01,742 --> 00:06:04,501 来る日も来る日も 私たちは 軍事的な解決法を 91 00:06:04,501 --> 00:06:07,502 環境保全の最前線で 駆使できるよう努めています 92 00:06:08,457 --> 00:06:11,413 私の話は ちょっと変わっている かもしれませんが 93 00:06:11,552 --> 00:06:15,145 私の組織を宣伝するために ここに来たわけではありません 94 00:06:15,145 --> 00:06:18,856 もっとも寄付を募るには良い場ですが 95 00:06:18,856 --> 00:06:24,341 (笑)(拍手) 96 00:06:26,541 --> 00:06:32,431 今日大切なのは 最後に皆さんにする 問いかけです 97 00:06:32,523 --> 00:06:36,145 ここに登壇して野生動物の救済を 訴えるだけでは意味がありません 98 00:06:36,145 --> 00:06:42,810 動物保護の問題は 社会の いたるところに存在します 99 00:06:43,119 --> 00:06:47,010 あの象を見た数年後 ある朝 早く目が覚めました 100 00:06:47,303 --> 00:06:50,780 私は ある問いについて自問し その答えをすでに知っていました 101 00:06:50,964 --> 00:06:55,003 この問いを口にするのは初めてでした 102 00:06:55,944 --> 00:07:01,865 「バーベキューの楽しみと 牛の命はどちらが大切か?」 103 00:07:04,757 --> 00:07:08,597 おわかりでしょう 私はそれまでずっと 「種の差別」を犯していました 104 00:07:08,889 --> 00:07:12,371 種の偏見は人種差別や 性差別と ほぼ同様です 105 00:07:12,541 --> 00:07:17,740 その個体の種が何であるかという事実だけで 異なる価値や権利 特別な扱いを 106 00:07:17,740 --> 00:07:21,420 その個体に施すことです 107 00:07:21,821 --> 00:07:23,843 自分の都合に合わせて 108 00:07:23,843 --> 00:07:27,875 倫理観を自在に変えていると気づいた時 私は胸が悪くなるのを覚えました 109 00:07:27,875 --> 00:07:32,780 アジアの各地で象牙や サイの角の 需要が止まないことを責め 110 00:07:32,780 --> 00:07:35,029 アジア経済の急成長が 111 00:07:35,029 --> 00:07:39,103 野生動物の違法取引を 急速に押し 上げていることを 責めていました 112 00:07:39,260 --> 00:07:41,341 でも その朝 私が目覚めた時 113 00:07:41,341 --> 00:07:45,092 私は動物たちを救うことに 命をかけてきたにもかかわらず 114 00:07:45,153 --> 00:07:47,331 心の中では密猟者と何ら変わらず 115 00:07:47,501 --> 00:07:50,416 机上に象牙を飾るアジア人と 何ら変わらないことを悟りました 116 00:07:51,739 --> 00:07:59,021 過剰摂取とも言える 肉好きの私は 動物を「畜生」と言って憚らなかったのですが 117 00:07:59,021 --> 00:08:04,337 現実は私自身が「畜生」であり 肉を食らう習慣に盲従し 118 00:08:04,337 --> 00:08:09,418 殺戮の罪に気づかず 良心の声に耳を貸さなかったのです 119 00:08:10,342 --> 00:08:13,502 私たちは一生のうちに ペットなどの動物と触れ合います 120 00:08:13,502 --> 00:08:17,136 このとき それぞれの動物の 感情に必ず気づくはずです 121 00:08:17,152 --> 00:08:19,976 動物の痛みや孤独 恐怖に 耐える力に気づくはずです 122 00:08:19,976 --> 00:08:21,988 動物の痛みや孤独 恐怖に 耐える力に気づくはずです 123 00:08:22,221 --> 00:08:26,141 私たち同様に動物たちも 幸せを表現することができ 124 00:08:26,387 --> 00:08:31,778 家族を持つことができ 基本的な本能と 要求を満たしたいと望んでいます 125 00:08:31,778 --> 00:08:34,190 しかし 私たちの多くは 126 00:08:34,190 --> 00:08:36,512 真実が 自分たちの習慣の 不適切さを暴くまでは 127 00:08:36,512 --> 00:08:40,294 その程度のことしか考えないでしょう 128 00:08:41,048 --> 00:08:43,421 ある商品を消費することと 商品を市場に出すまでの 129 00:08:43,421 --> 00:08:47,145 現実との間には 途方もない 隔たりがあります 130 00:08:47,145 --> 00:08:50,777 動物たちは品物のように扱われ 人の所有物とみなされます 131 00:08:50,777 --> 00:08:55,504 私たちは人を殺すことを「殺人」と呼びますが 人が関与していれば拷問とみなされるような 132 00:08:55,504 --> 00:08:58,179 合法・非合法な産業を 作り出しています 133 00:08:58,240 --> 00:09:04,154 自分自身がやりたくないないことを お金を払って人にやらせます 134 00:09:04,229 --> 00:09:09,539 直接関わらないからといって 私たちに責任がないとは言えません 135 00:09:09,659 --> 00:09:13,421 「種の差別」という言葉を広めた ピーター・シンガーは次のように書いています 136 00:09:13,713 --> 00:09:17,782 「人と動物の間には 違いがあるかもしれないが 137 00:09:17,782 --> 00:09:20,620 苦しみは皆同じだ 138 00:09:20,620 --> 00:09:25,101 人は人にするのと同じだけの心遣いを 動物たちの苦しみに払うべきだ 139 00:09:25,101 --> 00:09:29,100 同様に 動物を人と異なるように扱う いかなる立場も ― 140 00:09:29,100 --> 00:09:33,454 道徳論として けっして容認できるものではない」 141 00:09:34,101 --> 00:09:40,020 今年も 世界中で650億頭の動物たちが 工場式畜産場で屠殺されています 142 00:09:40,020 --> 00:09:44,261 一体 何頭の動物の命が 人間一人の命に当たるのでしょうか? 143 00:09:44,261 --> 00:09:50,493 この会場におられる 肉好きの方一人は 生涯に平均8千頭の動物を消費することになります 144 00:09:50,740 --> 00:09:53,820 海洋汚染 地球温暖化 森林伐採は 145 00:09:53,820 --> 00:09:56,787 私たちを 次の大量絶滅に 追い込んでいますが 146 00:09:56,787 --> 00:10:01,853 食肉産業は これらの現象を 加速させる最大要因なのです 147 00:10:02,191 --> 00:10:06,610 現在 野生動物の取引は 世界最大の違法犯罪産業です 148 00:10:06,610 --> 00:10:09,728 麻薬取引 銃取引 人身売買と同じレベルです 149 00:10:09,914 --> 00:10:11,740 この惨状を阻止する力は 150 00:10:11,740 --> 00:10:13,780 消えゆく地球の宝を守ろうとする 151 00:10:13,780 --> 00:10:17,304 国際社会の前向きな姿にあります 152 00:10:18,814 --> 00:10:21,242 動物実験 ― 153 00:10:21,242 --> 00:10:24,835 もしも動物たちが 私たちの 代用を務めるほど似ているなら 154 00:10:24,835 --> 00:10:27,605 当然動物たちも同じで 155 00:10:27,605 --> 00:10:31,960 つまり 彼らも害悪から 守られるべきではないでしょうか? 156 00:10:32,504 --> 00:10:37,071 工場式飼育場 生体の不法輸出 密漁 毛皮取引 157 00:10:37,071 --> 00:10:40,672 論理的に 全ては同じ土俵の上にあると 私には思えます 158 00:10:41,227 --> 00:10:43,171 苦しみは苦しみです 159 00:10:43,171 --> 00:10:45,059 殺戮は殺戮です 160 00:10:45,060 --> 00:10:47,021 犠牲になるものが 弱ければ弱いほど 161 00:10:47,021 --> 00:10:49,750 犯罪はそれだけ残忍です 162 00:10:50,781 --> 00:10:54,926 もしも動物愛護者が あまりにも情緒的 感情的だ 163 00:10:54,926 --> 00:10:57,301 あるいは 少し狂ってさえいると 思える時は 164 00:10:57,301 --> 00:11:01,331 異なるレンズを通して 現実を 見ていることを思い出してください 165 00:11:02,622 --> 00:11:05,821 数日中に 私に息子が生まれます 166 00:11:06,082 --> 00:11:10,201 「この子は一体どんな世界に生まれるのだろう?」と 思いを巡らせたりします 167 00:11:10,524 --> 00:11:14,942 私たちの世代は人間として 失敗した世代になるのでしょうか? 168 00:11:15,018 --> 00:11:17,695 私は こう信じています 私たちの世代の価値は 169 00:11:17,695 --> 00:11:21,363 正しいことを守り抜く 道徳的な勇気で判断されると 170 00:11:21,363 --> 00:11:26,038 価値のある行動は 何らかの犠牲を伴います 171 00:11:26,147 --> 00:11:30,740 今 私はこの身を余すところなく 動物達に捧げます 172 00:11:30,740 --> 00:11:35,063 私がこの身から あらゆる 物質的な属性をはぎ取る時 173 00:11:35,232 --> 00:11:37,930 私自身が動物であることに気づきます 174 00:11:38,315 --> 00:11:43,180 私たちはこの地球に 共に住む家族なのです 175 00:11:43,180 --> 00:11:45,062 この惑星の5百万種の生物の中で 176 00:11:45,062 --> 00:11:49,460 たった一つの種のみが 他の生物にとってどの程度の苦しみが 177 00:11:49,460 --> 00:11:52,970 受忍限度であるかを 決定する力を持ちます 178 00:11:53,586 --> 00:11:55,600 食する肉の量を減らすこと 179 00:11:55,600 --> 00:11:59,194 密漁を取り締まる努力を続けること 声なきものを代弁すること 180 00:11:59,194 --> 00:12:00,984 これらの選択は 私たちに委ねられます 181 00:12:00,984 --> 00:12:06,103 私たちの生活の小さな変化が 彼らにとって大きな変化となります 182 00:12:06,341 --> 00:12:08,213 では 最初に戻りましょう 183 00:12:08,413 --> 00:12:12,178 私がここにいるのは 皆さんに質問するためでした 184 00:12:12,178 --> 00:12:16,811 動物のために何か行動を 起こす機会が訪れた時に 185 00:12:16,904 --> 00:12:18,502 勇気を持って行動できますか? 186 00:12:18,502 --> 00:12:20,141 「イエス」ですか「ノー」ですか? 187 00:12:20,141 --> 00:12:22,640 ご清聴ありがとうございました