1 00:00:00,000 --> 00:00:02,000 私は去年皆さんに3つのことをお伝えしました。 2 00:00:02,000 --> 00:00:05,000 お伝えしたのは、世界の統計が 3 00:00:05,000 --> 00:00:08,000 正しく伝えられていないこと。 4 00:00:08,000 --> 00:00:10,000 そのため、私たちは古い常識にとらわれており、 5 00:00:10,000 --> 00:00:13,000 発展途上国と工業先進国の常識が間違っていること。 6 00:00:14,000 --> 00:00:18,000 アニメーショングラフが違いを作ること。 7 00:00:19,000 --> 00:00:21,000 物事は変化します。 8 00:00:21,000 --> 00:00:25,000 今日、国連統計局のホームページにおいて、 9 00:00:25,000 --> 00:00:28,000 2007年5月1日までにデーターベースへの全面的なアクセスができるようになります。 10 00:00:30,000 --> 00:00:33,000 (拍手) 11 00:00:33,000 --> 00:00:37,000 スクリーンで皆さんと一緒に見ていきましょう。 12 00:00:38,000 --> 00:00:39,000 三つのことが起きました。 13 00:00:39,000 --> 00:00:42,000 国連は統計データベースをオープンにしました。 14 00:00:42,000 --> 00:00:46,000 さらに、新しいソフトウェアのバージョンがあり 15 00:00:46,000 --> 00:00:48,000 ネット上で動きます、 16 00:00:48,000 --> 00:00:50,000 したがって、ダウンロードする必要はないのです。 17 00:00:51,000 --> 00:00:53,000 昨年お見せした内容を、もう一度見ていただきます。 18 00:00:53,000 --> 00:00:54,000 丸は国です。 19 00:00:54,000 --> 00:00:58,000 横軸は出生率です、一人の女性に何人の子供がいるか、 20 00:00:58,000 --> 00:01:01,000 そして縦軸は平均寿命の年数です。 21 00:01:02,000 --> 00:01:05,000 1950年です。ここにいるのが工業先進国です、 22 00:01:05,000 --> 00:01:06,000 ここにいるのが発展途上国です。 23 00:01:06,000 --> 00:01:08,000 この時点では、我々と彼らは別でした。 24 00:01:08,000 --> 00:01:10,000 世界には大きな格差がありました 25 00:01:10,000 --> 00:01:14,000 しかし世界は変化しました。良い方向に動いたのです、 26 00:01:14,000 --> 00:01:15,000 これが実際に起こったことです。 27 00:01:16,000 --> 00:01:19,000 中国は赤い大きな丸です、 28 00:01:19,000 --> 00:01:20,000 その青い丸はインドです。 29 00:01:20,000 --> 00:01:23,000 今年はもうすこし真面目に 30 00:01:23,000 --> 00:01:25,000 物事が変化したのかを 31 00:01:25,000 --> 00:01:27,000 説明してみましょう。 32 00:01:28,000 --> 00:01:31,000 アフリカはとり残されています、問題ありです、そうですね? 33 00:01:31,000 --> 00:01:34,000 大家族のままで、HIVが蔓延し、 34 00:01:34,000 --> 00:01:36,000 国家が破綻しました、このように。 35 00:01:36,000 --> 00:01:39,000 これがだいたい昨年お見せしたものです、 36 00:01:39,000 --> 00:01:41,000 今見ていただいているのは未来です。 37 00:01:42,000 --> 00:01:44,000 話を続けましょう。これは可能でしょうか? 38 00:01:44,000 --> 00:01:47,000 ここにあるのは、存在しない統計です。 39 00:01:48,000 --> 00:01:50,000 私たちがここ(2003年)にいるのですが、 40 00:01:50,000 --> 00:01:53,000 このグラフのようになるのは可能でしょうか? 41 00:01:54,000 --> 00:01:56,000 これを見届けるつもりです 42 00:01:56,000 --> 00:01:58,000 100歳まで生きようと思います。 43 00:01:58,000 --> 00:02:00,000 これが私たちが今日いるところ(2005年)です。 44 00:02:00,000 --> 00:02:07,000 このかわりに世界の経済情勢と 45 00:02:08,000 --> 00:02:13,000 子供の生存率の関係を見ていただきます。 46 00:02:13,000 --> 00:02:14,000 縦軸を変更しましょう: 47 00:02:15,000 --> 00:02:19,000 幼児死亡率に変更します、--生存率です-- 48 00:02:19,000 --> 00:02:21,000 ここでは4人の子供が死にます、ここでは200人です。 49 00:02:22,000 --> 00:02:24,000 次に横軸を一人当たりGDPとします。 50 00:02:25,000 --> 00:02:28,000 これが2007年です。 51 00:02:28,000 --> 00:02:32,000 時間をさかのぼってみましょう、歴史的な統計を追加しました-- 52 00:02:32,000 --> 00:02:38,000 戻って、戻って、戻って、--100年前には大して統計がありません。 53 00:02:38,000 --> 00:02:40,000 いくつかの国のみ統計がありました。 54 00:02:40,000 --> 00:02:42,000 書庫をあさって見つけだし、 55 00:02:42,000 --> 00:02:46,000 1820年までさかのぼれました、 56 00:02:46,000 --> 00:02:50,000 オーストリアとスウェーデンだけの統計がわかりました。 57 00:02:50,000 --> 00:02:53,000 (笑) 58 00:02:53,000 --> 00:02:57,000 しかし、彼らはここです、1年間に1人当たり1000ドルです。 59 00:02:57,000 --> 00:03:00,000 そして、子供の1/5を最初の誕生日までに失ってしまいます。 60 00:03:01,000 --> 00:03:04,000 これが世界で起こったことです。全世界を見てみれば、 61 00:03:04,000 --> 00:03:07,000 どのようにして少しずつリッチにリッチになってきたか、 62 00:03:07,000 --> 00:03:08,000 統計が追加されてわかるでしょう。 63 00:03:08,000 --> 00:03:10,000 統計が増えるにつれ、美しくなったでしょう? 64 00:03:10,000 --> 00:03:12,000 この重要性がわかりますか? 65 00:03:12,000 --> 00:03:14,000 ここでは、子供たちは長生きできません。 66 00:03:14,000 --> 00:03:18,000 前の世紀、1870年、ヨーロッパは子供にとって悪い環境でした、 67 00:03:18,000 --> 00:03:20,000 統計のほとんどがヨーロッパのものだからです。 68 00:03:20,000 --> 00:03:23,000 世紀をまたいでようやく、 69 00:03:23,000 --> 00:03:26,000 90%以上の子供が1歳以上生きるようになったのです。 70 00:03:26,000 --> 00:03:29,000 インドが上昇してきます、インドの最初のデータです。 71 00:03:29,000 --> 00:03:34,000 これがアメリカです、ここから動き出して、金を稼でいきます。 72 00:03:34,000 --> 00:03:39,000 すぐに中国があらわれます。この遠い隅の方からやってきます。 73 00:03:39,000 --> 00:03:41,000 健康になっていきます。毛沢東の成果です。 74 00:03:41,000 --> 00:03:42,000 しかし、金持ちにはなっていません。 75 00:03:42,000 --> 00:03:45,000 毛沢東の死後、トウ小平でお金を稼ぐようになりました。 76 00:03:45,000 --> 00:03:46,000 ここからこのように動いています。 77 00:03:47,000 --> 00:03:49,000 このように多くの丸は上昇しました、 78 00:03:49,000 --> 00:03:51,000 これが、今日の世界の姿です。 79 00:03:51,000 --> 00:03:57,000 (拍手) 80 00:03:57,000 --> 00:04:00,000 アメリカを見てみましょう。 81 00:04:00,000 --> 00:04:03,000 この機能で、--世界に、ここで止まれと命令できます。 82 00:04:04,000 --> 00:04:07,000 アメリカを取り上げてみましょう-- バックグランドが見たいのです-- 83 00:04:07,000 --> 00:04:10,000 このように選択し、過去にさかのぼってみます。 84 00:04:10,000 --> 00:04:13,000 アメリカがこのように 85 00:04:13,000 --> 00:04:16,000 大きな流れの右側へいることがわかります。 86 00:04:16,000 --> 00:04:18,000 いつの時代でも、お金の側にいます。 87 00:04:19,000 --> 00:04:24,000 1915年に戻ると、アメリカはインドの横にいます。 88 00:04:25,000 --> 00:04:27,000 現在のインドのです。 89 00:04:27,000 --> 00:04:29,000 これは、アメリカが豊かになったこと、 90 00:04:29,000 --> 00:04:33,000 しかし、今日のインドよりも多くの子供を失っていたこと、を意味します。 91 00:04:34,000 --> 00:04:37,000 ここを見てください、現代のフィリピンと比較してください。 92 00:04:37,000 --> 00:04:40,000 現代のフィリピンは経済的には、 93 00:04:41,000 --> 00:04:43,000 第一次大戦中のアメリカと同じ程度です。 94 00:04:43,000 --> 00:04:47,000 しかし、健康面でみると、アメリカをかなり未来に進めなくては 95 00:04:47,000 --> 00:04:50,000 同じ健康度とは言えません、 96 00:04:50,000 --> 00:04:51,000 フィリピンと同じ程度にするためには。 97 00:04:52,000 --> 00:04:55,000 1957年で、ようやくアメリカの健康は 98 00:04:55,000 --> 00:04:57,000 フィリピンと同じになるのです。 99 00:04:57,000 --> 00:05:00,000 皆さんが言うグローバリズムという「ドラマ」です、 100 00:05:00,000 --> 00:05:03,000 アジア、アラブの国々、ラテンアメリカ、 101 00:05:03,000 --> 00:05:08,000 経済的に恵まれるよりもさきに、より健康に、 102 00:05:08,000 --> 00:05:11,000 より教育され、人の資源に恵まれるようになります。 103 00:05:11,000 --> 00:05:13,000 これが今日起きていることが食い違いがあります、 104 00:05:13,000 --> 00:05:15,000 振興国の経済においてです。 105 00:05:15,000 --> 00:05:19,000 社会的利益、社会的進歩が先で、 106 00:05:19,000 --> 00:05:22,000 経済的な進歩は遅れて続くのです。 107 00:05:22,000 --> 00:05:28,000 1957年、当時のアメリカは現在のチリと同じぐらいの経済力でした。 108 00:05:29,000 --> 00:05:32,000 アメリカを今のチリと同じぐらいに健康にするには、 109 00:05:32,000 --> 00:05:34,000 何年ぐらいかかるでしょうか? 110 00:05:35,000 --> 00:05:40,000 私は、ここまでかかると思います、--2001年か、2002年-- 111 00:05:40,000 --> 00:05:42,000 アメリカは、チリと同じぐらいの健康度になりました。 112 00:05:42,000 --> 00:05:43,000 チリは、追いついたのです。 113 00:05:44,000 --> 00:05:46,000 数年で、チリの子供の生存率はアメリカを 114 00:05:46,000 --> 00:05:48,000 追い抜くかも知れません。 115 00:05:48,000 --> 00:05:51,000 これが変化なのです、 116 00:05:51,000 --> 00:05:56,000 健康に関して30、40年のタイムラグがあります。 117 00:05:56,000 --> 00:05:58,000 健康の変化に伴って、教育レベルも変わってきました。 118 00:05:58,000 --> 00:06:00,000 さらに、多くの社会的基盤もです、 119 00:06:00,000 --> 00:06:03,000 一般的な人的資源もあります、 120 00:06:03,000 --> 00:06:06,000 私たちは、これをもっていくことができます-- 121 00:06:06,000 --> 00:06:10,000 皆さんに、スピードの具合をお見せしたいと思います、 122 00:06:10,000 --> 00:06:13,000 変化のスピード、どのぐらい速く変化したのか。 123 00:06:13,000 --> 00:06:20,000 1920年に戻りましょう、日本を見たいと思います。 124 00:06:21,000 --> 00:06:24,000 同時に、スウェーデンとアメリカも見ましょう。 125 00:06:24,000 --> 00:06:26,000 要するに、ここでレースを行うわけです、 126 00:06:26,000 --> 00:06:29,000 ここのアメリカは黄色のフォード、 127 00:06:29,000 --> 00:06:31,000 この下の日本は赤いトヨタ、 128 00:06:31,000 --> 00:06:33,000 スウェーデンは茶色のボルボです。 129 00:06:33,000 --> 00:06:35,000 (笑) 130 00:06:35,000 --> 00:06:37,000 さあ、始まり、始まり。 131 00:06:37,000 --> 00:06:40,000 トヨタのスタート地点はメチャクチャ悪いですね、おわかりでしょう。 132 00:06:40,000 --> 00:06:43,000 アメリカのフォードはオフロードを走っています。 133 00:06:43,000 --> 00:06:44,000 ボルボはとても調子が良いですね。 134 00:06:44,000 --> 00:06:46,000 これは戦争です。トヨタは道から外れていたものの、今では 135 00:06:46,000 --> 00:06:49,000 トヨタはスウェーデンよりも健康側を走ってきています 136 00:06:49,000 --> 00:06:50,000 お分かりですか? 137 00:06:50,000 --> 00:06:51,000 スウェーデンを追い越しました、 138 00:06:51,000 --> 00:06:53,000 スウェーデンよりも健康です。 139 00:06:53,000 --> 00:06:55,000 私がボルボを売って、トヨタを買ったからでしょう。 140 00:06:55,000 --> 00:06:58,000 (笑) 141 00:06:58,000 --> 00:07:02,000 日本が猛スピードで変化したのがわかりますね。 142 00:07:02,000 --> 00:07:04,000 本当に追いついたのです。 143 00:07:04,000 --> 00:07:06,000 これは徐々に変化していきます。 144 00:07:06,000 --> 00:07:09,000 何世代分も見なくては理解できません。 145 00:07:09,000 --> 00:07:14,000 ここで、私の家系のことを話しましょう-- 146 00:07:14,000 --> 00:07:16,000 このようなグラフを作りました。 147 00:07:16,000 --> 00:07:20,000 これは同じものです、お金がここにあって、健康がここ、わかりますか? 148 00:07:20,000 --> 00:07:22,000 これが私の家族です。 149 00:07:23,000 --> 00:07:27,000 これがスェーデンです。1830年、私のひいひいおばあさんが生まれました。 150 00:07:28,000 --> 00:07:30,000 スウェーデンは今のシエラレオネと同じです。 151 00:07:31,000 --> 00:07:34,000 ここが、私のひいおばあさんが生まれたところです、1863年です。 152 00:07:35,000 --> 00:07:37,000 スウェーデンはモザンビークと同じです。 153 00:07:37,000 --> 00:07:39,000 ここが、私のおばあさんの生まれた年で1891年です。 154 00:07:39,000 --> 00:07:41,000 彼女は、私が子供の時に世話をしてくれました、 155 00:07:41,000 --> 00:07:43,000 私が話しているのは統計ではなく 156 00:07:43,000 --> 00:07:45,000 私の家族の歴史です 157 00:07:46,000 --> 00:07:47,000 私が統計を信じるのは、 158 00:07:47,000 --> 00:07:50,000 私のおばあさんが統計を実証したときです。 159 00:07:50,000 --> 00:07:53,000 (笑) 160 00:07:53,000 --> 00:07:56,000 これこそが歴史的統計を確認する最高の方法だと思います。 161 00:07:56,000 --> 00:07:57,000 スウェーデンはガーナと同じでした。 162 00:07:57,000 --> 00:08:00,000 とても面白いものです、膨大な多様性が 163 00:08:00,000 --> 00:08:02,000 サハラ以南のアフリカで見られることは。 164 00:08:03,000 --> 00:08:05,000 昨年申し上げたことを、もう一度繰り返します。 165 00:08:05,000 --> 00:08:08,000 私の母が生まれた時代のスェーデンは今のエジプトと同じ程度です 166 00:08:08,000 --> 00:08:09,000 私が生まれたのは、今のメキシコと同じ程度です 167 00:08:10,000 --> 00:08:12,000 私の娘が生まれたのは、今のチリと同じ程度です 168 00:08:12,000 --> 00:08:14,000 私の孫が生まれたのは、今のシンガポールと同じ程度です、 169 00:08:14,000 --> 00:08:16,000 地球で最も健康的な国です。 170 00:08:16,000 --> 00:08:18,000 2,3年前にスウェーデンを追い抜きました、 171 00:08:18,000 --> 00:08:20,000 子供の生存率において。 172 00:08:20,000 --> 00:08:21,000 しかし、この国は小さいのです。 173 00:08:21,000 --> 00:08:23,000 彼らはとても病院に近いのです、 174 00:08:23,000 --> 00:08:24,000 邪魔になる森林もありません。 175 00:08:24,000 --> 00:08:27,000 (笑) 176 00:08:27,000 --> 00:08:28,000 シンガポールを尊敬します。 177 00:08:28,000 --> 00:08:30,000 シンガポールは最も良い国です、現時点で。 178 00:08:30,000 --> 00:08:34,000 また、これはとても良い話に似ています。 179 00:08:34,000 --> 00:08:38,000 しかし、本当は簡単ではありませんが、とても良い話です。 180 00:08:38,000 --> 00:08:41,000 私は機能の一つをお見せしましょう、 181 00:08:41,000 --> 00:08:46,000 私たちは変数の色を変更することもできます、 182 00:08:46,000 --> 00:08:47,000 ここで何を選びましょうか。 183 00:08:47,000 --> 00:08:51,000 二酸化炭素排出量、国民1人当たりのトン数。 184 00:08:52,000 --> 00:08:57,000 1962年には、アメリカは1人当たり16トンの排出でした。 185 00:08:57,000 --> 00:08:59,000 中国は0.6トンでした。 186 00:08:59,000 --> 00:09:03,000 インドは国民1人当たり0.32トンでした。 187 00:09:03,000 --> 00:09:06,000 時間が経過すると何が起きるでしょうか? 188 00:09:06,000 --> 00:09:08,000 そう、皆さんが見ているのは、より豊かになって 189 00:09:08,000 --> 00:09:09,000 より健康になる、良い話です-- 190 00:09:09,000 --> 00:09:14,000 人類の全てが、二酸化炭素の排出というコストによって成し遂げました。 191 00:09:14,000 --> 00:09:17,000 今までに、それをした人は誰もいません。 192 00:09:17,000 --> 00:09:20,000 私たちには、最新データが全て集まっているわけではありません、 193 00:09:20,000 --> 00:09:23,000 今日、まさにホットなデータだからです。 194 00:09:23,000 --> 00:09:25,000 さあここをみてください。2001年です。 195 00:09:26,000 --> 00:09:30,000 私が世界的指導者たちと議論した際には、 196 00:09:30,000 --> 00:09:34,000 多くの方が、問題は新興経済国であるとしています、 197 00:09:34,000 --> 00:09:37,000 新興国が二酸化炭素を大量に排出しているのだと。 198 00:09:37,000 --> 00:09:39,000 インドの環境大臣は言いました、 199 00:09:39,000 --> 00:09:42,000 「あなた方こそが問題を引き起こした犯人です。 200 00:09:42,000 --> 00:09:45,000 OECD諸国--高所得国家-- 201 00:09:45,000 --> 00:09:47,000 彼らが気候変動を引き起こしたのです。 202 00:09:48,000 --> 00:09:50,000 しかし許しましょう、知らなかったのだから。 203 00:09:50,000 --> 00:09:53,000 しかし、これからは、私たちは国民1人当たりで計算します。 204 00:09:53,000 --> 00:09:55,000 これからは国民一人当たり計算です。 205 00:09:55,000 --> 00:09:58,000 人類誰もが、一人当たりの排出量で責任があるのです。」 206 00:09:58,000 --> 00:10:01,000 これが示すのは気候の破滅なくして、 207 00:10:01,000 --> 00:10:03,000 世界中の豊かな経済や 208 00:10:03,000 --> 00:10:07,000 健康はありえなかったということです。 209 00:10:08,000 --> 00:10:10,000 これが変わらなくてはいけなかったことです。 210 00:10:11,000 --> 00:10:14,000 私は皆さんに世界の良い面ばかりを見せてると批判されてきました、 211 00:10:14,000 --> 00:10:16,000 しかし、私はそうは思わないのです。 212 00:10:16,000 --> 00:10:18,000 世界は、かなり乱雑なところなのです。 213 00:10:18,000 --> 00:10:20,000 これをドルストリートと呼びましょう。 214 00:10:20,000 --> 00:10:22,000 誰もが、この通りのどこかに住んでいます。 215 00:10:22,000 --> 00:10:25,000 いくら稼ぐのか、--いくら生活にかかるのか-- 216 00:10:25,000 --> 00:10:26,000 一日にどれぐらい稼げるのかによります。 217 00:10:26,000 --> 00:10:29,000 この家族は1日に約1ドル稼ぎます。 218 00:10:30,000 --> 00:10:31,000 さあ、ここから通りをたどってみましょう、 219 00:10:31,000 --> 00:10:35,000 ここにいる家族は、1日に約2、3ドル稼ぎます。 220 00:10:35,000 --> 00:10:38,000 さらに進みます、通りには初めて庭が現れました、 221 00:10:38,000 --> 00:10:40,000 彼らは1日に10から50ドル稼ぎます。 222 00:10:40,000 --> 00:10:42,000 どんな生活をしているのでしょうか。 223 00:10:42,000 --> 00:10:45,000 寝るところを見て、わかるとおり、 224 00:10:45,000 --> 00:10:48,000 彼らは、床で敷物の上で寝ています。 225 00:10:48,000 --> 00:10:50,000 このように、貧困社会では 226 00:10:50,000 --> 00:10:53,000 世帯収入の80%が、エネルギーと 227 00:10:53,000 --> 00:10:55,000 その日の食糧に費やされます。 228 00:10:55,000 --> 00:10:58,000 ベッドが手に入るのは、2から5ドルのところです。 229 00:10:58,000 --> 00:11:00,000 ここは、とても良いベッドルームですね。見ての通り。 230 00:11:01,000 --> 00:11:03,000 この講義をイケアの人たちにもしました、 231 00:11:03,000 --> 00:11:05,000 ここにソファーがあるのか知りたかったようです。 232 00:11:05,000 --> 00:11:07,000 (笑) 233 00:11:07,000 --> 00:11:11,000 これがソファーです、収入によって変わってきます。 234 00:11:11,000 --> 00:11:14,000 面白いことに、パノラマ写真を見ていくとわかるように、 235 00:11:14,000 --> 00:11:16,000 この家族は、まだ床に座っています、 236 00:11:16,000 --> 00:11:18,000 ここにソファーがあるにもかかわらず。 237 00:11:18,000 --> 00:11:20,000 台所を見てみましょう、見てのとおり、 238 00:11:20,000 --> 00:11:25,000 1ドルと10ドルの間で、女性にとって大差がないことがわかります。 239 00:11:25,000 --> 00:11:27,000 ここにきてようやく、女性にとって 240 00:11:27,000 --> 00:11:30,000 働きやすい環境が、整ってきます。 241 00:11:30,000 --> 00:11:32,000 違いが見たければ、 242 00:11:32,000 --> 00:11:34,000 こちらの、トイレを見ることです。 243 00:11:34,000 --> 00:11:36,000 変化します、変化します。 244 00:11:36,000 --> 00:11:39,000 絵も画像も全てアフリカのものです、 245 00:11:39,000 --> 00:11:41,000 もっと良くなることができます。 246 00:11:42,000 --> 00:11:44,000 私たちは貧困から脱出できるのです。 247 00:11:44,000 --> 00:11:47,000 私の元々の研究はITでも何でもありません。 248 00:11:47,000 --> 00:11:50,000 私は20年間を、アフリカ農民とのインタービューに費やしました、 249 00:11:50,000 --> 00:11:53,000 彼らは飢餓寸前のところでした。 250 00:11:53,000 --> 00:11:55,000 これは農民ニーズの研究の成果なのです。 251 00:11:55,000 --> 00:11:57,000 この画面の良いところは、画像をよくみても 252 00:11:57,000 --> 00:11:59,000 誰が研究者かわからない点です。 253 00:11:59,000 --> 00:12:02,000 研究が社会にとって役立つときは、 254 00:12:02,000 --> 00:12:04,000 皆さんが人々と同居しなくてはなりません。 255 00:12:06,000 --> 00:12:10,000 貧困の中で生きて行くのは生存がかかっています。 256 00:12:10,000 --> 00:12:12,000 食糧を手に入れること。 257 00:12:12,000 --> 00:12:14,000 この二人の若い農民は 258 00:12:14,000 --> 00:12:18,000 両親がHIVとAIDSのために死亡したためです-- 259 00:12:18,000 --> 00:12:20,000 彼女らは、ベテランの農学者と話し合います。 260 00:12:20,000 --> 00:12:24,000 この人はマラウイの中で最高の農学者の1人です、ユナタンベ クンビラと言います、 261 00:12:24,000 --> 00:12:26,000 どのようなキャッサバを植えるか議論しています-- 262 00:12:26,000 --> 00:12:30,000 人類が発見した、日光を食物に変える最高の変換機です。 263 00:12:30,000 --> 00:12:33,000 彼女たちは、とてもとても熱心にアドバイスをもらいたがっています、 264 00:12:33,000 --> 00:12:36,000 貧困の中で、生き残るためです。 265 00:12:36,000 --> 00:12:37,000 それは、ストーリーのひとつです、 266 00:12:37,000 --> 00:12:39,000 貧困からの脱出です。 267 00:12:39,000 --> 00:12:42,000 この女性は次のように言いました。「技術をください。 268 00:12:42,000 --> 00:12:45,000 この臼は嫌いです、何時間もかかります。 269 00:12:45,000 --> 00:12:48,000 製粉機があれば、小麦粉が作れます、 270 00:12:48,000 --> 00:12:51,000 そうすれば、他の家族の分の支払いができるのです。」 271 00:12:51,000 --> 00:12:54,000 技術は、皆さんを貧困から救ってくれます、 272 00:12:54,000 --> 00:12:58,000 貧困から抜け出すには市場が必要です。 273 00:12:58,000 --> 00:13:01,000 この女性はとても幸せです、彼女の品物を市場に運んでいます。 274 00:13:01,000 --> 00:13:03,000 しかし、公共投資による学校教育に彼女はとても感謝しています、 275 00:13:03,000 --> 00:13:06,000 数を数えられるようになりました、市場に行ってもだまされることはないでしょう。 276 00:13:06,000 --> 00:13:09,000 彼女は市場に出られて、家にいる必要がないよう 277 00:13:09,000 --> 00:13:11,000 子供が健康であることを願います 278 00:13:11,000 --> 00:13:14,000 彼女は社会基盤も望んでいます--道路が舗装されていると良いのです、 279 00:13:14,000 --> 00:13:16,000 融資の面でも良いことがありました。 280 00:13:16,000 --> 00:13:19,000 マイクロクレジットで彼女は自転車を買いました、ご存知ですね。 281 00:13:19,000 --> 00:13:22,000 いつ何をもって市場に行くべきか情報を得ます。 282 00:13:22,000 --> 00:13:24,000 皆さんにはこれが可能です。 283 00:13:24,000 --> 00:13:27,000 私の20年間のアフリカの経験から、 284 00:13:27,000 --> 00:13:30,000 外見上の不可能は可能であることがわかりました。 285 00:13:30,000 --> 00:13:32,000 アフリカは悪くなってなんかいません。 286 00:13:32,000 --> 00:13:35,000 50年間、彼らは中世期以前の状況から、 287 00:13:35,000 --> 00:13:38,000 100年前のヨーロッパまで来たのです、 288 00:13:38,000 --> 00:13:41,000 国と政府が機能をし始めたような。 289 00:13:41,000 --> 00:13:44,000 私は、サハラ以南のアフリカが世界中で最も成功した地域だと思っています、 290 00:13:44,000 --> 00:13:45,000 ここ50年で。 291 00:13:45,000 --> 00:13:47,000 どのような状況だったのかを考慮していなかったため、 292 00:13:47,000 --> 00:13:50,000 おろかな考えでした、発展途上国にとって、 293 00:13:50,000 --> 00:13:53,000 アルゼンチンとモザンビークを50年間前と一緒くたにして 294 00:13:53,000 --> 00:13:55,000 モザンビークは悪くなったと思っていたのです。 295 00:13:56,000 --> 00:13:58,000 私たちは、世界のことをもう少し知らなければなりません 296 00:13:58,000 --> 00:14:01,000 私の家の隣人は200種類ものワインを知っています。 297 00:14:01,000 --> 00:14:02,000 彼は全て知っているのです。 298 00:14:02,000 --> 00:14:04,000 彼はブドウの名前、温度、何でも知っています。 299 00:14:04,000 --> 00:14:07,000 私は2種類のワインしか知りません、赤と白です。 300 00:14:07,000 --> 00:14:09,000 (笑) 301 00:14:09,000 --> 00:14:11,000 しかし、隣人は二種類の国しか知りません、 302 00:14:11,000 --> 00:14:13,000 産業国と、発展途上国です。 303 00:14:13,000 --> 00:14:16,000 私は200の国をしっています、私は小さいデータも知っています。 304 00:14:16,000 --> 00:14:17,000 皆さんにも出来ます 305 00:14:17,000 --> 00:14:22,000 (拍手) 306 00:14:22,000 --> 00:14:24,000 しかし、私は真剣に取り組まなくてはなりません。皆さんは真剣に取り組む時に何をしますか? 307 00:14:24,000 --> 00:14:26,000 パワーポイントでプレゼンをするのでしょう、違いますか? 308 00:14:26,000 --> 00:14:31,000 (笑) 309 00:14:31,000 --> 00:14:33,000 オフィス製品に敬意を払っていますか、違う? 310 00:14:35,000 --> 00:14:37,000 これは何でしょう?これは何でしょう?私は何を話しているかわかりますか? 311 00:14:37,000 --> 00:14:40,000 私が伝えたいことは、進歩には様々な次元があるということです。 312 00:14:40,000 --> 00:14:42,000 誰もが得意分野を望んでいます。 313 00:14:42,000 --> 00:14:45,000 もし、皆さんが法人組織にいるのなら、マイクロクレジットがお好みでしょう。 314 00:14:45,000 --> 00:14:47,000 もし、皆さんが非政府組織で戦っているのであれば、 315 00:14:47,000 --> 00:14:50,000 男女平等が好きでしょう。 316 00:14:50,000 --> 00:14:52,000 あるいは、皆さんが教員であれば、好きなものはユネスコなどですね。 317 00:14:52,000 --> 00:14:54,000 全世界的なレベルでいうと、私たちは自分自身を超えるものを持たなくてはなりません。 318 00:14:54,000 --> 00:14:56,000 私たちにはすべてが必要です。 319 00:14:56,000 --> 00:14:58,000 進歩には、これらすべてが重要です、 320 00:14:58,000 --> 00:15:00,000 特に貧困から抜け出したばかりで 321 00:15:00,000 --> 00:15:03,000 福祉に向かおうとしているときには。 322 00:15:03,000 --> 00:15:05,000 さて、何が必要か考えるということは、 323 00:15:05,000 --> 00:15:08,000 何が開発のゴールなのか、 324 00:15:08,000 --> 00:15:09,000 何が開発の手段なのかを考えることです。 325 00:15:09,000 --> 00:15:12,000 もっとも重要な手段が何なのかをあげてみましょう。 326 00:15:13,000 --> 00:15:15,000 経済の発展が公衆衛生学教授の私としては、 327 00:15:15,000 --> 00:15:19,000 開発にとってもっとも重要なものです。 328 00:15:19,000 --> 00:15:21,000 なぜなら、生存の80%を説明できるからです。 329 00:15:22,000 --> 00:15:25,000 統治。ちゃんと機能する政府があること、 330 00:15:25,000 --> 00:15:29,000 カリフォルニアが悲惨な1850年を乗り越えたように。 331 00:15:29,000 --> 00:15:32,000 最終的に法律を機能させたのは政府です 332 00:15:33,000 --> 00:15:35,000 教育、人的資源は重要です。 333 00:15:35,000 --> 00:15:39,000 健康も重要です、しかし、それほど手段としては重要ではない。 334 00:15:39,000 --> 00:15:41,000 環境は重要です。 335 00:15:41,000 --> 00:15:43,000 人権も重要です。しかし、1点です。 336 00:15:43,000 --> 00:15:46,000 何がゴールなのでしょうか?私たちは何を目指しているのでしょうか? 337 00:15:46,000 --> 00:15:48,000 お金ではありません。 338 00:15:48,000 --> 00:15:49,000 お金はゴールではないのです。 339 00:15:49,000 --> 00:15:52,000 最高の手段ですが、ゴールとしての価値はありません。 340 00:15:53,000 --> 00:15:56,000 統治、小さなことに投票するのも面白いことです。 341 00:15:56,000 --> 00:15:58,000 しかし、それもゴールではありません。 342 00:15:58,000 --> 00:16:02,000 学校、それもゴールではない手段だ。 343 00:16:02,000 --> 00:16:04,000 健康、2点あげよう。健康は素晴らしい 344 00:16:04,000 --> 00:16:06,000 特に私の年代にとっては--健康だからここに立っていられます。 345 00:16:06,000 --> 00:16:08,000 すばらしい。二点さしあげましょう。 346 00:16:08,000 --> 00:16:10,000 環境、それはとてもとても重要です。 347 00:16:10,000 --> 00:16:12,000 節約しないと、孫には何も残せない。 348 00:16:12,000 --> 00:16:14,000 しかし、何が重要な目標なのでしょうか? 349 00:16:14,000 --> 00:16:16,000 もちろん、人権です。 350 00:16:16,000 --> 00:16:18,000 人権は目標です。 351 00:16:18,000 --> 00:16:21,000 しかし、進歩を遂げるためには十分な手段ではありません。 352 00:16:22,000 --> 00:16:26,000 最後に文化。まさしく文化こそ最も重要なのです、 353 00:16:26,000 --> 00:16:28,000 なぜなら、文化こそ人生に喜びをもたらすからです。 354 00:16:28,000 --> 00:16:30,000 それこそが、生きる価値です。 355 00:16:30,000 --> 00:16:33,000 そう、外見上の不可能は可能になるのです。 356 00:16:33,000 --> 00:16:35,000 たとえアフリカの国々でも可能なのです。 357 00:16:36,000 --> 00:16:42,000 外見上の不可能が可能になったスライドを皆さんに見ていただきました。 358 00:16:42,000 --> 00:16:46,000 ぜひ覚えておいてください、お願いです、私の一番の主張は、 359 00:16:46,000 --> 00:16:49,000 これです、外見上の不可能は可能であるということです。 360 00:16:49,000 --> 00:16:51,000 私たちはよりよい世界を作ることができるのです。 361 00:16:51,000 --> 00:16:54,000 皆さんにスライドをご覧いただいたように、私はパワーポイントを使って立証しました、 362 00:16:54,000 --> 00:17:00,000 皆さんに納得もしてもらおうと思います、文化を通じて。 363 00:17:00,000 --> 00:17:04,000 (爆笑) 364 00:17:04,000 --> 00:17:05,000 (拍手) 365 00:17:05,000 --> 00:17:07,000 吾輩の剣をこれに! 366 00:17:11,000 --> 00:17:16,000 剣呑みは古代インドから伝わった。 367 00:17:16,000 --> 00:17:21,000 文化表現こそが、何千年もの間、 368 00:17:21,000 --> 00:17:27,000 人間を触発してきたものだ、深く考えることを。 369 00:17:27,000 --> 00:17:29,000 (笑) 370 00:17:29,000 --> 00:17:34,000 我輩は諸君らに証明してみせよう、外見上の不可能は可能であることを、 371 00:17:34,000 --> 00:17:37,000 使うのは、鋼、鋼鉄である、 372 00:17:38,000 --> 00:17:41,000 これはスウェーデン陸軍で使われていた軍隊銃剣である、 373 00:17:41,000 --> 00:17:43,000 最後の戦争をした1850年のものだ。 374 00:17:44,000 --> 00:17:47,000 これは鋼鉄製である。この音が聞こえるであろう。 375 00:17:47,000 --> 00:17:53,000 これから、(会場の笑い)、この鋼の刃を用いて 376 00:17:53,000 --> 00:17:58,000 血と肉でできた私の体を貫いて見せよう。 377 00:17:58,000 --> 00:18:02,000 諸君らに証明する、外見上の不可能は可能であることを。 378 00:18:03,000 --> 00:18:07,000 諸君、しばらくの間、静粛にしていただきたい。 379 00:18:18,000 --> 00:18:40,000 (会場総立ちで拍手の嵐)