WEBVTT 00:00:11.266 --> 00:00:14.668 奇跡の人 00:00:55.266 --> 00:00:57.668 男:だめだめ そうじゃない 00:00:55.733 --> 00:00:57.701 そこに置け 00:00:59.533 --> 00:01:01.468 [弱く鳴っている] 00:01:08.833 --> 00:01:10.768 まず この境を切り離すわ 00:01:16.433 --> 00:01:18.368 [りきむ] 00:01:26.666 --> 00:01:28.434 パーシー: ヘレン? 00:01:28.500 --> 00:01:30.869 ヘレン?! 00:01:30.933 --> 00:01:32.501 やめろ! 00:01:32.566 --> 00:01:34.634 パーシー: ヘレン! 00:01:35.799 --> 00:01:37.401 マーサ: ヘレン やめて 00:01:38.833 --> 00:01:42.937 なんで僕の口に指を? 00:01:43.000 --> 00:01:44.468 彼女には何も聞こえないのに 00:01:44.533 --> 00:01:45.500 一日中話すあんたを 怒ってるのよ 00:01:45.566 --> 00:01:46.500 [うめく] 00:01:46.566 --> 00:01:47.633 パーシー: 聞こえないなら 00:01:47.700 --> 00:01:49.635 話してるのが僕だと どうして分かるんだ? 00:01:51.599 --> 00:01:53.802 彼女は話そうとしてるみたいだ 00:01:53.866 --> 00:01:55.000 パーシー: 気が変になったぞ 00:01:55.066 --> 00:01:56.767 自分を食ってる 00:01:56.833 --> 00:01:58.467 やめるのよ 00:01:58.533 --> 00:02:00.201 ヘレン やめて 00:02:00.266 --> 00:02:01.967 ヘレン ヘレン! 00:02:02.033 --> 00:02:03.868 マーサ: やめて わあ! 00:02:03.933 --> 00:02:05.401 パーシー: 誰か! 助けて! 00:02:05.466 --> 00:02:06.500 ヘレンが僕達を殺そうとしてる! 00:02:06.566 --> 00:02:09.602 また殺そうとしてるよ! 00:02:09.666 --> 00:02:11.234 [くぐもったさけび声] 00:02:13.800 --> 00:02:14.800 ヘレン? 00:02:16.766 --> 00:02:17.700 ヘレン 00:02:17.766 --> 00:02:19.667 やめて ヘレン やめて 00:02:19.733 --> 00:02:20.900 やめて 00:02:20.966 --> 00:02:22.534 よしよし お母さんに鋏を渡して 00:02:22.599 --> 00:02:24.501 ヘレン 00:02:24.566 --> 00:02:26.634 ヘレン 鋏をよこすのよ 00:02:26.699 --> 00:02:27.634 ヘレン 00:02:30.666 --> 00:02:31.933 よし 00:02:32.000 --> 00:02:32.934 よし 00:02:37.666 --> 00:02:39.200 さあさ 00:02:40.366 --> 00:02:41.767 よしよし 00:02:41.833 --> 00:02:43.434 いい子ね 00:02:43.733 --> 00:02:45.367 お父さん 00:02:45.433 --> 00:02:47.368 ジェームズ: お父さんの話が 用意できてるといいね 00:02:47.433 --> 00:02:48.600 何の話を? 00:02:48.666 --> 00:02:49.600 チビの野蛮人が人を殺した時に 00:02:49.666 --> 00:02:51.267 説明する話だよ 00:02:51.333 --> 00:02:52.667 ジェームズ: 「判事殿 00:02:52.733 --> 00:02:55.402 あの哀れな盲ろうの子がああもー 00:02:55.466 --> 00:02:56.900 乱暴だと分からなかった」って 00:02:56.966 --> 00:03:00.602 アーサー: 妹はお前に関係ない 00:03:00.666 --> 00:03:02.667 お前は正装が必要な折がないのか? 00:03:02.733 --> 00:03:05.302 イヴ叔母: ジェームズ あなたの友達の誰ともー 00:03:05.366 --> 00:03:07.434 会わないのはどうしてなの? 00:03:07.500 --> 00:03:09.602 ここに人を呼べるか? 00:03:09.666 --> 00:03:11.067 イヴ叔母: でもお友達は 00:03:11.133 --> 00:03:13.967 ヘレンがお前のせいだと思わないよ 00:03:14.033 --> 00:03:16.635 ヘレンはこの家の本当の長だ 00:03:16.699 --> 00:03:17.834 たぶん 00:03:17.900 --> 00:03:19.701 盲目のフリをしてるだけだー 00:03:19.766 --> 00:03:21.167 誰にも返事しなくて済むようにね 00:03:21.233 --> 00:03:24.202 無力な子に嫉妬して堪らんな 00:03:26.033 --> 00:03:26.967 じゃ又 おばさん 00:03:32.000 --> 00:03:32.934 [テーブルにぶつかる] 00:03:33.000 --> 00:03:35.335 こっちよ 00:03:35.400 --> 00:03:37.168 お父さんに 00:03:37.233 --> 00:03:38.801 イヴ叔母さんよ 00:03:38.866 --> 00:03:40.734 ハハ 00:03:40.800 --> 00:03:42.501 ジェームズを見たわ 00:03:42.566 --> 00:03:44.668 あなた達二人が又喧嘩して なかったらいいんだけど 00:03:44.733 --> 00:03:46.267 アーサー: いや いや 00:03:46.333 --> 00:03:47.567 イヴ叔母: ね ケイト 00:03:47.633 --> 00:03:49.468 皆ヘレンを愛してるわ 00:03:49.533 --> 00:03:52.235 でも彼女が家庭に与えてる影響を 00:03:52.300 --> 00:03:54.735 考えないとね 00:03:54.800 --> 00:03:56.268 ジェームズとアーサーは 00:03:56.333 --> 00:03:58.401 まともに話せないし 00:03:58.466 --> 00:04:01.834 あなたはヘレンにかかりきりで 00:04:01.900 --> 00:04:03.167 赤ちゃんにかけるー 00:04:03.233 --> 00:04:04.667 時間がないでしょ 00:04:04.733 --> 00:04:06.935 ジェームズの言う通りよ 00:04:07.000 --> 00:04:08.701 イヴ叔母: あなたとアーサーは 00:04:08.766 --> 00:04:10.934 何か手をうたないと-- しかもすぐによ 00:04:11.000 --> 00:04:12.935 何ができるんだ? 00:04:13.000 --> 00:04:14.768 あとできるのは 00:04:14.833 --> 00:04:17.035 ヘレンを施設に入れるだけだし 00:04:17.100 --> 00:04:18.534 ケイトは絶対賛成しない 00:04:18.600 --> 00:04:19.968 やってみたのは-- 00:04:20.033 --> 00:04:21.901 2つの州のどの病院にも 連れて行ったよ 00:04:21.966 --> 00:04:23.367 誰も希望を抱かない 00:04:23.433 --> 00:04:26.467 イヴ叔母: ボルチモアのチソム博士は? 00:04:26.533 --> 00:04:29.768 あなたの会社の新聞記事を 読んだわ アーサー 00:04:29.833 --> 00:04:31.401 イヴ叔母: 彼は他の医者がー 00:04:31.466 --> 00:04:33.234 諦めた盲目を何例もー 00:04:33.300 --> 00:04:35.602 治したそうよ 00:04:35.666 --> 00:04:37.401 彼に手紙を書いたらどう? 00:04:37.466 --> 00:04:39.801 そうして又ケイトを悲しませる? 00:04:39.866 --> 00:04:41.634 私は何回でも悲しむー 00:04:41.699 --> 00:04:43.301 覚悟があるわ 00:04:43.366 --> 00:04:44.600 イヴ叔母: ケイト もしよければー 00:04:44.666 --> 00:04:46.067 私が手紙を書くわ 00:04:46.133 --> 00:04:47.734 治療法はないんだ 00:04:47.800 --> 00:04:50.002 アーサー: それを早く受け入れればー 00:04:50.066 --> 00:04:52.234 皆それだけ楽になるんだ 00:04:52.300 --> 00:04:54.702 私は受け入れないわ 00:04:54.766 --> 00:04:56.367 ケイト: 私には無理 00:04:57.600 --> 00:04:58.734 私は印刷所に行くよ 00:04:58.800 --> 00:05:00.034 [うめく] 00:05:01.100 --> 00:05:04.437 ほら 一瞬でも背を向けられない 00:05:04.500 --> 00:05:05.868 イヴ叔母: アーサー あなたが思うよりずっと 00:05:05.933 --> 00:05:07.768 ヘレンはこの家であることを 知ってるのよ 00:05:07.833 --> 00:05:08.700 偽医者の名がー 00:05:08.766 --> 00:05:10.167 新聞に載るたびー 00:05:10.233 --> 00:05:11.934 国中を巡ってもー 00:05:12.000 --> 00:05:13.401 アーサー:何も解決しない 00:05:13.466 --> 00:05:14.567 ケイト: 会社に逃げてもー 00:05:14.633 --> 00:05:16.301 何も解決しないわ 00:05:16.366 --> 00:05:17.300 フム. 00:05:17.366 --> 00:05:19.234 ケイト 00:05:19.300 --> 00:05:20.901 誰でも何ができる? 00:05:20.966 --> 00:05:22.167 やれる一番いいことは 00:05:22.233 --> 00:05:23.434 娘を世話できるー 00:05:23.500 --> 00:05:24.701 美しい場所の療養所を 見つけることかも 00:05:24.766 --> 00:05:27.835 いやよ 絶対に 00:05:27.899 --> 00:05:30.836 あっ! 私のボタンをちぎりとった 00:05:32.266 --> 00:05:33.500 ああ! 00:05:35.266 --> 00:05:37.234 ケイト: 目だわ 00:05:37.300 --> 00:05:38.968 人形に-- 00:05:39.033 --> 00:05:41.268 目をつけたいのよ 00:05:41.333 --> 00:05:42.934 すまない エヴリン 00:05:43.000 --> 00:05:44.201 アーサー:ボタンを付け替えるー 00:05:44.266 --> 00:05:45.300 費用を言ってくれれば弁償-- 00:05:45.366 --> 00:05:46.900 ケイト: そうするわよ 00:05:46.966 --> 00:05:49.301 あら いいのよ 00:05:49.366 --> 00:05:50.934 それでヘレンが幸せならー 00:05:51.000 --> 00:05:53.268 ボタンなんか何でもないわ 00:05:53.333 --> 00:05:55.234 自分で縫い付けるわ 00:05:55.300 --> 00:05:56.434 そうしようとしてる? 00:05:56.500 --> 00:05:57.534 ヘレンを幸せに? 00:05:57.600 --> 00:05:59.435 ジェームズ: 何も彼女を 幸せにしないさ 00:05:59.500 --> 00:06:01.568 与える何でも彼女を 悪くさせてるだけだ 00:06:01.633 --> 00:06:02.900 アーサー: 彼女はこんなー 00:06:02.966 --> 00:06:03.900 ささいな物を持っていい 00:06:05.033 --> 00:06:05.967 アッ ヘレン! 00:06:06.033 --> 00:06:07.768 イヴ叔母: 赤ちゃん! 00:06:07.833 --> 00:06:09.601 [泣いてる] 00:06:09.666 --> 00:06:10.967 ヘレン... 00:06:11.033 --> 00:06:13.101 こんなことをしちゃだめよ いい? 00:06:13.166 --> 00:06:15.101 ジェームズ: なぜ? ささいなー 00:06:15.166 --> 00:06:16.100 ことはいいんだろ 00:06:16.166 --> 00:06:18.401 君が施設に入れないなら 00:06:18.466 --> 00:06:21.535 ここで彼女を閉じ込めなきゃな 00:06:21.600 --> 00:06:23.568 狂女みたいに屋根裏にー 00:06:23.633 --> 00:06:25.901 閉じ込めたいわけ? 00:06:25.966 --> 00:06:27.567 彼女は話したいのよ 00:06:27.633 --> 00:06:28.567 [食器がカタカタ鳴る] 00:06:31.133 --> 00:06:32.067 ウウーッ 00:06:32.133 --> 00:06:34.068 ヘレン こっちへおいで 00:06:37.066 --> 00:06:38.133 いい子 00:06:38.199 --> 00:06:39.167 ああん! 00:06:39.233 --> 00:06:40.567 いい子ね ほら 00:06:40.633 --> 00:06:42.401 分かったよ 00:06:42.466 --> 00:06:44.434 チソム博士に手紙を書く 00:06:44.733 --> 00:06:47.469 アナグノス博士: チソム博士は ヘレンに打つ手がなくー 00:06:47.533 --> 00:06:50.669 彼等にアレクサンダー・ G・ベル博士を紹介した 00:06:50.733 --> 00:06:52.101 子供は幼く 00:06:52.166 --> 00:06:54.568 両親はここに入れたがらないので 00:06:54.633 --> 00:06:56.067 家庭教師役にー 00:06:56.133 --> 00:06:58.201 君を提案した 00:06:59.500 --> 00:07:01.835 [アイルランドなまり] 家庭教師? 00:07:01.899 --> 00:07:02.900 子守りでしょ 00:07:04.533 --> 00:07:07.235 一両日中に私を追い出すと お互い分かっていた 00:07:07.300 --> 00:07:09.101 アナグノス博士:君はここで 多くを成し遂げた 00:07:09.166 --> 00:07:10.467 だが来たはじめは 00:07:10.533 --> 00:07:13.836 自分の名すらつづれなかった 00:07:13.899 --> 00:07:15.635 目はまだ痛むか? 00:07:15.699 --> 00:07:17.801 いいえ 痛いのは耳ですわ 00:07:20.133 --> 00:07:22.068 その子のことを話してください 00:07:22.133 --> 00:07:23.801 頭がいい子... 00:07:23.866 --> 00:07:26.201 悪い? 00:07:26.266 --> 00:07:27.567 [ため息] 00:07:27.633 --> 00:07:28.900 教えられる可能性は? 00:07:28.966 --> 00:07:31.535 かんしゃくをおこすそうだ 00:07:32.766 --> 00:07:33.900 私もそうよ 00:07:33.966 --> 00:07:35.600 ケラー家に私のことを 警告すべきね 00:07:35.666 --> 00:07:37.434 彼等に君の経歴は何も話していない 00:07:37.500 --> 00:07:41.303 仕事の資格は別だが 00:07:41.366 --> 00:07:43.968 これは君のー 00:07:44.033 --> 00:07:46.168 列車代だ 00:07:51.066 --> 00:07:54.002 これは皆からの贈り物だ 00:07:54.066 --> 00:07:55.167 アナグノス博士: 愛を込めて 00:07:55.233 --> 00:07:57.201 君がいないと寂しくなるよ 00:08:01.266 --> 00:08:02.934 アナグノス博士: アニー これがー 00:08:03.000 --> 00:08:04.434 君に助言する最後だ 00:08:04.500 --> 00:08:06.068 君には 人に折れるー 00:08:06.133 --> 00:08:08.935 アナグノス博士:如才なさと 才能がない 00:08:09.000 --> 00:08:12.870 君は甘くないし気難しい 00:08:12.933 --> 00:08:16.469 だがそれでも 私達は君を誇りに思う 00:08:30.666 --> 00:08:32.567 又列車を迎えに行くわ 00:08:32.633 --> 00:08:34.634 この列車に乗ってるといいが 00:08:34.698 --> 00:08:36.769 乗ってるでしょう 00:08:36.832 --> 00:08:38.667 じゃ 夕食時に 00:08:48.399 --> 00:08:49.334 進め! 00:09:05.966 --> 00:09:08.401 お母さんはここにいないよ 00:09:09.866 --> 00:09:12.034 だが私がいる 00:09:12.100 --> 00:09:13.034 お前のお父さんだ 00:09:14.200 --> 00:09:15.668 父親だ 00:09:18.733 --> 00:09:21.302 よくお前を揺らしてあげたものだ 00:09:21.366 --> 00:09:23.701 お前はまだ2歳にもなっていなかった 00:09:25.399 --> 00:09:28.236 覚えてるかな それとか... 00:09:28.299 --> 00:09:29.300 私達のことを 00:09:30.066 --> 00:09:31.868 ほら 00:09:31.933 --> 00:09:35.369 キャンデーをやるよ 00:09:52.766 --> 00:09:53.733 フ~ム 00:09:53.799 --> 00:09:55.835 ママだね 嬢ちゃん? 00:09:55.899 --> 00:09:57.935 旦那様が見たら お気に召さないだろうが 00:09:58.000 --> 00:10:00.502 キャンデー一個位いいよね? 00:10:01.066 --> 00:10:02.668 足元にお気をつけて 00:10:03.033 --> 00:10:04.007 こんにちは 00:10:04.133 --> 00:10:07.601 [列車の警笛が鳴る] 00:10:07.833 --> 00:10:09.268 男: それはご心配なく 00:10:09.333 --> 00:10:10.500 [馬がいななく] 00:10:13.400 --> 00:10:15.435 サリバンさん? -はい 00:10:15.600 --> 00:10:16.834 僕はジェームズ ケラーです 00:10:17.666 --> 00:10:20.268 私には同じ名の弟がいたわ 00:10:20.333 --> 00:10:21.367 あなたはヘレンの... 00:10:21.433 --> 00:10:22.600 異母兄です トランクは? 00:10:22.666 --> 00:10:23.600 ええ 00:10:23.666 --> 00:10:26.135 ヘンリ パーシー 00:10:26.200 --> 00:10:27.467 ケイト: サリバンさん 00:10:27.533 --> 00:10:29.334 ほっとしたわ 少しー 00:10:29.399 --> 00:10:30.768 あなたの心配をし始めていたの 00:10:30.833 --> 00:10:31.867 あの切符売りはー 00:10:31.933 --> 00:10:33.334 線路に縛り付けるべきよ 00:10:33.400 --> 00:10:35.902 私はヘレンの母の キャサリン・ケラーです 00:10:36.566 --> 00:10:38.001 ヘレンは連れてこなかったのね 00:10:38.066 --> 00:10:40.000 連れてきて欲しかったわ 00:10:40.066 --> 00:10:42.634 父親が彼女と午後を 過ごしたがったので 00:10:43.000 --> 00:10:45.435 ケイト: 二人は一緒を とても楽しみますのよ 00:10:45.500 --> 00:10:47.702 ケイト 恥を知れよ 00:10:47.766 --> 00:10:49.934 サリバンさん 南部では 00:10:50.000 --> 00:10:51.201 ジェームズ: 楽しみにこういうー 00:10:51.266 --> 00:10:52.400 小話を作るんですよ 00:10:52.566 --> 00:10:53.967 気にしないで下さい 00:10:54.033 --> 00:10:55.401 [鐘が鳴る] 00:10:55.566 --> 00:10:57.901 [列車の警笛が鳴る] 00:11:01.833 --> 00:11:04.700 ケイト: サリバンさん 盲ろうの 子はどれだけ学べますか? 00:11:04.766 --> 00:11:06.868 分かりません 00:11:06.933 --> 00:11:08.668 彼女はあなた方と意志疎通しますか? 00:11:08.733 --> 00:11:11.401 私は彼女の望みがいつもー 00:11:11.466 --> 00:11:12.700 分かりますわ 00:11:13.133 --> 00:11:14.567 いや 違うだろ 00:11:14.633 --> 00:11:15.767 誰にでも分かるのはー 00:11:15.833 --> 00:11:17.367 ヘレンにキャンデーをあげたら 00:11:17.433 --> 00:11:19.802 暫くおとなしくなるってだけだ 00:11:21.933 --> 00:11:24.101 彼女にじっとすることを 教えられますか サリバンさん? 00:11:24.166 --> 00:11:25.567 まず言語を教えないと 00:11:25.633 --> 00:11:26.567 言語? 00:11:26.633 --> 00:11:28.501 言葉を知らなければ 00:11:28.566 --> 00:11:30.935 なぜじっとして欲しいか 彼女はどう分かるんです? 00:11:31.000 --> 00:11:33.469 サリバンさん ヘレンの状態に関しー 00:11:33.533 --> 00:11:34.634 誤解なさったのでは 00:11:34.699 --> 00:11:36.735 娘は目も見えないし 耳も聞こえないんです 00:11:36.800 --> 00:11:38.735 でも損なわれてるのが 感覚で 00:11:38.800 --> 00:11:40.168 知性でないなら 00:11:40.233 --> 00:11:41.968 言語が必要です 00:11:42.033 --> 00:11:44.535 言語は知性に大事です 00:11:44.599 --> 00:11:45.901 目に光が大事な以上に 00:11:45.966 --> 00:11:48.535 でも彼女に話せないならー 00:11:48.599 --> 00:11:50.001 どう教えるんです? 00:11:50.066 --> 00:11:51.700 とにかくできます 00:11:51.766 --> 00:11:53.134 ケイト: 手伝えることはー 00:11:53.199 --> 00:11:55.735 何でもしますわ 00:11:55.800 --> 00:11:56.767 私達を他人と思わないでー 00:11:56.833 --> 00:11:58.367 いただきたいわ アニーさん 00:11:58.433 --> 00:12:00.635 アニー: 他人には不慣れじゃ ありません 00:12:00.699 --> 00:12:04.170 ずっと他人の中で 暮らしてきましたから 00:12:10.066 --> 00:12:12.001 ジェームズ: 足元にお気をつけて 00:12:18.833 --> 00:12:21.101 アイヴィーグリーンにようこそ サリバンさん 00:12:21.166 --> 00:12:23.101 良い旅でしたでしょうね 00:12:23.166 --> 00:12:24.667 アニー: 回り道をいくつか ありがとう 00:12:24.733 --> 00:12:26.034 ヘレンはどこに? 00:12:26.099 --> 00:12:27.100 あ アニーさん? 00:12:27.166 --> 00:12:28.700 あなたを二階の角部屋に 00:12:28.766 --> 00:12:30.434 この夏風があれば 00:12:30.500 --> 00:12:31.434 それを感じられますわ 00:12:31.500 --> 00:12:32.601 荷物は自分で運びます どうも 00:12:32.666 --> 00:12:33.733 私がやりますよ 00:12:33.800 --> 00:12:34.867 いえ どうか私に 00:12:34.933 --> 00:12:36.200 とんでもない 00:12:36.266 --> 00:12:39.736 中にヘレンの物が入ってるんです 00:12:41.300 --> 00:12:44.870 お客扱いは必要ありません 00:12:44.933 --> 00:12:46.934 それでいつヘレンに会えますか? 00:12:47.000 --> 00:12:49.035 あそこにいますわ 00:12:49.099 --> 00:12:50.834 ケイト: あれが ヘレンです 00:13:30.500 --> 00:13:31.434 ウウーッ! 00:13:34.566 --> 00:13:35.500 [たたく] 00:13:44.033 --> 00:13:45.534 [においをかぐ] 00:13:59.099 --> 00:14:00.267 ウウー 00:14:01.533 --> 00:14:02.467 ウウーッ! 00:14:07.899 --> 00:14:08.968 ウウーッ! 00:14:18.033 --> 00:14:20.402 彼女は荒っぽそうだね ケイト 00:14:20.466 --> 00:14:22.835 なぜ眼鏡を外さなかったんだ? 00:14:22.900 --> 00:14:23.900 協会の話では 00:14:23.966 --> 00:14:25.634 光で目が痛いのだとか 00:14:25.699 --> 00:14:28.436 どうも子供時代は盲目に 近かったらしいの 00:14:28.500 --> 00:14:29.500 盲目? 00:14:29.566 --> 00:14:31.968 目の手術を9回してるのよ 00:14:32.033 --> 00:14:36.036 それで一人の盲人が 別の盲人を教える? 00:14:36.099 --> 00:14:38.869 その学校で何年教師を? 00:14:38.933 --> 00:14:42.102 その--教師じゃなかったの 00:14:42.166 --> 00:14:44.368 優秀な学生の一人だったのよ 00:14:44.433 --> 00:14:46.501 学生? 00:14:46.566 --> 00:14:47.900 ジェームズ: お父さん 今度はー 00:14:47.966 --> 00:14:49.167 面倒を見る盲人が二人だね 00:14:49.233 --> 00:14:51.969 お前は黙ってろ 00:14:54.033 --> 00:14:55.467 ジェームズ... 00:14:55.533 --> 00:14:58.869 なぜそんなにヘレンに 意地悪なの? 00:14:58.933 --> 00:15:01.402 勿論 僕に対する 父の見かたを確かにする為さ 00:15:07.833 --> 00:15:09.000 それは私のものよ 00:15:28.633 --> 00:15:30.634 そうよ そう 00:15:35.533 --> 00:15:36.834 よし じゃあ ヘレン 00:15:36.900 --> 00:15:39.269 「人形」があなたの最初の語よ 00:15:39.333 --> 00:15:41.234 どれでも同じよ 00:15:42.000 --> 00:15:43.234 「 D...」 00:15:48.133 --> 00:15:49.167 「O...」 00:15:50.533 --> 00:15:51.634 「 L...」 00:15:55.566 --> 00:15:56.600 「L」 00:15:56.666 --> 00:15:57.833 Doll(人形) 00:15:58.100 --> 00:15:59.234 人形よ 00:16:00.000 --> 00:16:01.067 それには名前があるの 00:16:01.133 --> 00:16:02.067 「D...」 00:16:04.266 --> 00:16:05.200 「O...」 00:16:05.266 --> 00:16:06.834 アニー: 「L...」 00:16:12.066 --> 00:16:13.167 ジェームズ: ありがとう ヘンリー 00:16:13.233 --> 00:16:14.701 ありがとう パーシー 00:16:16.799 --> 00:16:18.034 あれは何だったの? 00:16:18.100 --> 00:16:19.034 何かのゲーム? 00:16:19.100 --> 00:16:21.702 ろう者用アルファベットよ 00:16:21.766 --> 00:16:23.567 各文字にしぐさがあるの 00:16:23.633 --> 00:16:25.134 「D...」 00:16:25.199 --> 00:16:26.467 「O...」 00:16:26.533 --> 00:16:27.901 「L...」 00:16:27.966 --> 00:16:29.367 「L」 00:16:29.433 --> 00:16:30.367 人形 00:16:32.466 --> 00:16:35.302 まず真似を覚えるの 00:16:35.366 --> 00:16:37.301 「 D 」 「O...」 00:16:38.200 --> 00:16:39.801 アァ! 00:16:39.866 --> 00:16:41.500 ジェームズ: 確かに真似は できるよ-- 00:16:41.566 --> 00:16:43.100 普通の小猿みたいにね 00:16:43.166 --> 00:16:45.101 賢い小猿よ 00:16:46.666 --> 00:16:48.034 ううぅ... 00:16:48.100 --> 00:16:49.267 「 D 」 00:16:49.333 --> 00:16:51.334 ジェームズ: 人形を返して 欲しいんだな 00:16:51.400 --> 00:16:53.001 つづったら返して貰えるのよ 00:16:53.066 --> 00:16:55.568 言葉が何かすら分かってないのに 00:16:55.633 --> 00:16:56.600 どうしてつづれるんだ? 00:16:56.666 --> 00:16:58.567 今指が文字を覚えれば 00:16:58.633 --> 00:17:00.134 多分いつか 00:17:00.199 --> 00:17:01.968 それに意味があると 脳が分かるわ 00:17:02.033 --> 00:17:03.834 このアルファベットは あなたが作ったの? 00:17:03.900 --> 00:17:05.468 私?  いいえ 00:17:05.532 --> 00:17:07.468 沈黙の行をしていた スペインの僧達よ 00:17:07.532 --> 00:17:11.403 それを理解してほしいわ 00:17:12.465 --> 00:17:14.401 [ヘレン うめく] 00:17:18.665 --> 00:17:20.601 [ため息] 00:17:25.866 --> 00:17:27.334 [においをかぐ] 00:17:47.766 --> 00:17:49.501 「C...」 00:17:49.566 --> 00:17:51.434 「A...」 00:17:51.499 --> 00:17:53.101 「K...」 00:17:53.166 --> 00:17:54.100 「E」 00:17:55.566 --> 00:17:57.200 ケーキ 00:18:01.699 --> 00:18:03.768 「C...」 00:18:03.833 --> 00:18:05.267 「A...」 00:18:06.966 --> 00:18:08.934 「K...」 00:18:08.999 --> 00:18:10.968 「E」 00:18:11.033 --> 00:18:12.901 アニー: 上手よ 00:18:12.966 --> 00:18:14.000 ケーキよ 00:18:20.499 --> 00:18:22.068 「D...」 00:18:22.133 --> 00:18:23.567 「O...」 00:18:23.633 --> 00:18:25.001 「L...」 00:18:25.066 --> 00:18:26.167 「L」 00:18:29.133 --> 00:18:30.701 ウウーッ! 00:18:30.766 --> 00:18:32.467 うぅ-うぅ-うぅ 00:18:32.533 --> 00:18:34.568 ウウーッ! 00:18:34.633 --> 00:18:35.900 [ため息] 00:18:35.966 --> 00:18:37.467 「D...」 00:18:37.533 --> 00:18:38.767 「O...」 00:18:38.833 --> 00:18:40.267 「L...」 00:18:41.699 --> 00:18:43.268 「L」 00:18:43.333 --> 00:18:44.734 結構 ヘレン 00:18:44.800 --> 00:18:46.168 うまいわ 00:18:46.233 --> 00:18:48.134 最初にしては上出来よ 00:18:48.199 --> 00:18:50.268 よくやったわ よくやった 00:18:50.333 --> 00:18:51.801 ワッ! ああ! 00:19:06.666 --> 00:19:08.501 [ドアを試す] 00:19:08.666 --> 00:19:09.600 ヘレン! 00:19:10.006 --> 00:19:13.102 アニー: 私を出して 悪い子ね 00:19:13.166 --> 00:19:14.333 ヘレン! 00:19:14.400 --> 00:19:15.567 あぁ! 00:19:23.066 --> 00:19:24.000 うぅ! 00:19:26.999 --> 00:19:28.267 [唾を吐く] 00:19:28.333 --> 00:19:32.270 賢いかと疑問だった 00:19:33.800 --> 00:19:37.003 あの子はこの家で 一番賢いんだわ 00:19:39.366 --> 00:19:41.601 アニーさんはどこ? 00:19:41.666 --> 00:19:42.767 部屋にいるよ 00:19:42.833 --> 00:19:44.968 誰も夕食に呼ばなかったのか? 00:19:45.033 --> 00:19:48.169 アーサー:ジェームズ 二階に 行って連れてきなさい 00:19:48.233 --> 00:19:50.335 はい はしごをとってきます 00:19:50.400 --> 00:19:51.534 何だって? 00:19:51.600 --> 00:19:53.702 はしごが必要です 時間はかかりません 00:19:53.766 --> 00:19:55.300 何の話? 00:19:57.366 --> 00:19:58.667 ヘレンが部屋に閉じ込めて 00:19:58.733 --> 00:19:59.667 鍵を持って逃げた 00:20:01.166 --> 00:20:03.368 [ため息] 00:20:03.433 --> 00:20:04.867 それでお前はそこに座りー 00:20:04.873 --> 00:20:05.934 何も言わない気だった 00:20:05.999 --> 00:20:08.702 僕には関係ないと言ってたから 00:20:08.766 --> 00:20:11.735 ただその望みを尊重しようと してただけだ 00:20:20.466 --> 00:20:22.701 サリバンさん そこにいるのか? 00:20:22.766 --> 00:20:23.933 はい います 00:20:23.999 --> 00:20:25.801 そっちに鍵はないのか? 00:20:27.433 --> 00:20:29.268 [小声で] まったくもう 00:20:29.333 --> 00:20:31.168 いいえ 鍵はありません 00:20:37.666 --> 00:20:39.100 そのはしごを片付けろ ジェームズ 00:20:39.166 --> 00:20:41.067 仰せのままに お父さん 00:20:42.600 --> 00:20:44.768 ケイト: 鍵を見つけるまで アニーさんをー 00:20:44.833 --> 00:20:46.534 閉じ込めておけないわ 00:20:48.333 --> 00:20:49.267 ジェームズ 00:20:50.666 --> 00:20:52.567 はしごを戻せ 00:20:54.133 --> 00:20:55.767 仰せのままに お父さん 00:21:06.933 --> 00:21:08.701 雇ったのは問題を解く為で 00:21:08.766 --> 00:21:10.200 作る為じゃないんだがね 00:21:11.600 --> 00:21:13.001 アーサー: 抑えてろ ジェームズ 00:21:13.066 --> 00:21:14.700 ありがとう パーシー 00:21:19.999 --> 00:21:20.934 サリバンさん! 00:21:23.033 --> 00:21:23.967 はい ケラーさん? 00:21:24.033 --> 00:21:25.801 これがあなたに期待するー 00:21:25.866 --> 00:21:27.434 見本でなきゃいいんだがね 00:21:27.499 --> 00:21:30.836 アーサー: 出てきて 私の肩に座ってくれ 00:21:42.400 --> 00:21:44.101 自分ひとりでー 00:21:44.166 --> 00:21:45.300 はしごを下りられます 00:21:45.366 --> 00:21:47.167 言う通りにしてくれ 00:21:53.033 --> 00:21:54.000 ううむ 00:21:55.266 --> 00:21:57.468 [見物人が笑う] 00:22:00.533 --> 00:22:01.734 とても騎士道的なんですね 00:22:01.800 --> 00:22:04.502 これは騎士道じゃない 実用主義だ 00:22:04.566 --> 00:22:08.970 部屋に籠められたら 君は何の役にも立たない 00:22:11.100 --> 00:22:12.468 女: わあ 00:22:13.533 --> 00:22:14.467 [拍手する] 00:22:16.866 --> 00:22:19.034 家に10分もいない 00:22:19.100 --> 00:22:21.435 いやはや 君がどうやったのか 分からんよ 00:22:21.499 --> 00:22:22.434 [ため息] 00:22:22.499 --> 00:22:23.734 鍵を探します 00:22:23.800 --> 00:22:25.401 ありがとう 鍵のかかる部屋でー 00:22:25.466 --> 00:22:28.302 捜さんでくれよ 00:22:28.366 --> 00:22:30.868 よし 皆 騒ぎは終わりだ 00:22:30.933 --> 00:22:34.703 「はーしーご」を置いといた方がいいね 00:22:34.766 --> 00:22:36.701 [笑う] 00:23:16.366 --> 00:23:19.134 まあ この悪ガキ 00:23:21.233 --> 00:23:23.534 簡単に私を追い出せる気なら 00:23:23.599 --> 00:23:24.601 間違いよ 00:23:29.766 --> 00:23:32.635 私には他にすることがないし 00:23:32.699 --> 00:23:34.635 どこも行く所がないの 00:23:34.999 --> 00:23:36.534 アニー: 知る限りでは 00:23:36.600 --> 00:23:38.401 この家の誰もー 00:23:38.466 --> 00:23:41.702 子供を抑えようとしてなかった 00:23:41.766 --> 00:23:42.700 だけど... 00:23:43.833 --> 00:23:45.634 彼女の鋭気をくじかずに 00:23:45.699 --> 00:23:48.436 私はどう躾けられるのか? 00:23:48.499 --> 00:23:49.434 だけど... 00:23:50.566 --> 00:23:53.602 彼女が私に従わないなら... 00:23:53.666 --> 00:23:55.567 あっ! 00:23:55.633 --> 00:23:56.567 うああ 00:24:00.366 --> 00:24:01.300 チェッ 00:24:09.833 --> 00:24:11.067 インク 00:24:11.133 --> 00:24:12.534 名前があるの 00:24:17.333 --> 00:24:19.000 ペン 00:24:19.133 --> 00:24:20.267 ペン 00:24:24.333 --> 00:24:25.267 ウウー! 00:24:28.266 --> 00:24:29.901 [うめく] 00:24:32.700 --> 00:24:34.035 だめよ ヘレン 00:24:46.666 --> 00:24:47.667 [息をのむ] 00:24:48.133 --> 00:24:49.067 アニー: まあ! 00:24:49.533 --> 00:24:50.800 悪い... 00:24:51.066 --> 00:24:52.167 アニー: ...子ね 00:24:52.333 --> 00:24:54.368 ケイト: いいんですよ アニーさん これが-- 00:24:54.433 --> 00:24:56.001 初めてじゃないんです 00:24:56.066 --> 00:24:57.500 だめよ ヘレン 00:25:02.499 --> 00:25:05.466 主人は ヘレンがする 何でもつづるのは 00:25:05.533 --> 00:25:08.569 フェンスの支柱に つづってるようだと 00:25:08.633 --> 00:25:11.235 あなたは赤ちゃんに 話しかけるでしょ? 00:25:11.300 --> 00:25:13.135 何を言ってるか 赤ちゃんは分かりますか? 00:25:13.199 --> 00:25:15.235 まだね でもいつかは分かります 00:25:15.300 --> 00:25:17.168 言葉を十分聞けばね 00:25:17.233 --> 00:25:19.668 私はヘレンに言葉を 聞かせてるんです 00:25:23.333 --> 00:25:25.301 ケイト: どれ位かかるの? 00:25:25.366 --> 00:25:27.067 100万語 多分 00:25:27.133 --> 00:25:28.467 アニー: ペン 00:25:40.533 --> 00:25:41.500 見ました? 00:25:42.066 --> 00:25:43.467 アニー: 私が「ペン」とつづったら 00:25:44.033 --> 00:25:46.102 彼女は「ケーキ」とつづった 00:25:47.999 --> 00:25:51.770 私が違いを言えるか 彼女は知りたがってる 00:25:51.833 --> 00:25:54.268 頭は何も損なわれていない 00:25:54.333 --> 00:25:57.369 ヘレンは賢く... 腹を立ててる 00:25:57.433 --> 00:25:58.634 私はそれを利用できます 00:25:58.899 --> 00:26:01.035 私にそれらの文字を 教えてくれませんか? 00:26:01.200 --> 00:26:03.069 明日始めましょう 00:26:03.133 --> 00:26:04.601 二人でつづったら 00:26:04.666 --> 00:26:06.401 一人100万語の半分になるわ 00:26:07.066 --> 00:26:08.067 [笑う] 00:26:08.133 --> 00:26:09.133 あ痛! 00:26:09.200 --> 00:26:10.534 ヘレン! 00:26:10.600 --> 00:26:12.034 ヘレン: ウウー! 00:26:13.199 --> 00:26:14.134 ヘレン 00:26:14.199 --> 00:26:16.135 [うめいている] 00:26:20.033 --> 00:26:21.735 [うめくのをやめる] 00:26:21.800 --> 00:26:25.102 私を突き刺したら なぜ褒美を? 00:26:25.666 --> 00:26:28.301 わ--わかりません 00:26:28.366 --> 00:26:29.467 ご--ごめんなさい 00:26:31.866 --> 00:26:32.866 [雄鶏が鳴く] 00:26:32.933 --> 00:26:33.867 ジェームズ: サリバンさん 00:26:33.933 --> 00:26:36.235 朝食ができています 00:26:36.300 --> 00:26:38.101 はしごを持ってきましょうか? 00:26:38.166 --> 00:26:39.634 もう沢山だ ジェームズ 00:26:47.800 --> 00:26:49.735 あ おはよう アニーさん 00:26:49.800 --> 00:26:51.535 おはよう 00:26:51.600 --> 00:26:52.667 おはよう 00:26:54.999 --> 00:26:57.402 心地よく落ち着いたでしょうね サリバンさん 00:26:57.466 --> 00:26:59.901 おかげさまで ありがとう 00:27:01.866 --> 00:27:03.667 アーサー: どうぞご自由に 00:27:03.733 --> 00:27:06.802 アニーさん 必要なものがあれば 00:27:06.866 --> 00:27:07.833 お知らせくださいね 00:27:18.499 --> 00:27:20.802 タバコの値が上がってるよ お父さん 00:27:20.866 --> 00:27:23.201 珍しく今年は儲けそうだ 00:27:25.999 --> 00:27:27.201 アーサー: 以前は農場経営でー 00:27:27.266 --> 00:27:29.001 生活が豊かになれたものだ 00:27:29.066 --> 00:27:31.001 ジェームズ: お父さんおはこのー 00:27:31.066 --> 00:27:32.066 新聞をやめー 00:27:32.133 --> 00:27:33.534 僕に事業を示しに来ればー 00:27:33.600 --> 00:27:35.368 大金を稼げるだろうよ 00:27:35.433 --> 00:27:36.700 アーサー: サリバンさんの前では やめろ 00:27:36.766 --> 00:27:38.367 なぜサリバンさんの前では だめなんだ? 00:27:42.733 --> 00:27:43.667 ケイト: アニーさん 00:27:43.733 --> 00:27:46.467 ヘレンは私達の皿から 食べるのに慣れてるの 00:27:46.533 --> 00:27:48.301 私は慣れてませんわ 00:27:48.366 --> 00:27:50.000 アーサー: 勿論だ 00:27:50.066 --> 00:27:52.067 ヴァイニー  サリバンさんに別の皿を 00:27:52.133 --> 00:27:53.801 私の皿はどこも悪くありません 00:27:53.866 --> 00:27:55.701 ただヘレンの手はそこに ふさわしくないのです 00:27:55.766 --> 00:27:58.301 皿一枚で朝食を損なう 価値はない 00:27:58.366 --> 00:27:59.734 ケイト: ね 思い通りになるまで 00:27:59.800 --> 00:28:01.301 ヘレンは続けますわ 00:28:02.833 --> 00:28:04.834 アーサー: 娘を放したまえ 00:28:07.166 --> 00:28:08.433 ウウーッ! 00:28:08.499 --> 00:28:09.367 アーサー: ありがとう 00:28:09.433 --> 00:28:10.367 ウウーッ! 00:28:16.699 --> 00:28:17.634 - [蹴る] - あっ! 00:28:19.466 --> 00:28:20.767 [うめく] 00:28:20.833 --> 00:28:21.934 まあ 怪我したんだわ 00:28:21.999 --> 00:28:24.168 違います 見たら かんしゃくや ひどくー 00:28:24.233 --> 00:28:26.068 甘やかされた子が分かります 00:28:26.133 --> 00:28:27.467 サリバンさん 00:28:30.066 --> 00:28:31.233 哀れみを示してください 00:28:31.300 --> 00:28:32.868 こういう行儀に? 00:28:32.933 --> 00:28:35.068 アニー: 憐憫はこの子に 必要ないものです 00:28:35.133 --> 00:28:37.335 家全体が彼女にまめまめしく 仕えている 00:28:37.400 --> 00:28:39.335 - その通り - お前は口を挟むな 00:28:39.400 --> 00:28:40.934 ヘレンの思い通りにさせることは-- 00:28:40.999 --> 00:28:42.668 ほんのささいなことですわ 00:28:42.733 --> 00:28:45.102 ささい? 皆さんは 行儀を教えるよりー 00:28:45.166 --> 00:28:46.700 ヘレンを哀れむ方が簡単だとー 00:28:46.766 --> 00:28:49.335 決めたようですね 00:28:49.400 --> 00:28:52.401 君が何か教えたのを 私はまだ見てない サリバンさん 00:28:52.466 --> 00:28:54.634 その通りですわ よくご観察ね 00:28:54.699 --> 00:28:58.203 あなた方が部屋を出たら すぐに始めますわ 00:28:58.266 --> 00:28:59.200 部屋を出る? 00:28:59.266 --> 00:29:01.200 アニー: ええ お願いします 00:29:01.200 --> 00:29:02.734 あなたが部屋を出れば すぐに 00:29:02.800 --> 00:29:04.068 サリバンさん-- 00:29:04.133 --> 00:29:06.134 あなたがかんしゃくに 立ち向かう気がなければ 00:29:06.200 --> 00:29:07.668 私は何も教えられません 00:29:07.733 --> 00:29:09.334 ウウーッ! 00:29:09.399 --> 00:29:10.467 ケラー夫人 00:29:10.533 --> 00:29:11.934 さっき必要なものがあればと お訊きでしたね 00:29:12.000 --> 00:29:13.501 ええ でも-- 00:29:13.566 --> 00:29:15.601 私はヘレンと二人きりに なる必要があります 00:29:15.666 --> 00:29:17.467 [うめいている] 00:29:17.533 --> 00:29:18.467 アニー: 今すぐ 00:29:18.533 --> 00:29:19.567 サリバンさん-- 00:29:19.633 --> 00:29:20.567 ケイト: あなた 00:29:24.966 --> 00:29:26.934 ケイト: ジェームズ 00:29:27.000 --> 00:29:30.470 あなた 外で話しを 00:29:45.133 --> 00:29:46.634 ちょっと二人きりに 00:29:46.700 --> 00:29:47.634 はぁ... 00:29:49.066 --> 00:29:51.001 [ヘレン うめき続ける] 00:29:59.533 --> 00:30:01.001 これはばかげてる 00:30:01.066 --> 00:30:04.002 アーサー きっと彼女は 最良のことをー 00:30:04.066 --> 00:30:05.534 しようとしてるだけよ 00:30:05.600 --> 00:30:08.602 我が家を馬鹿騒ぎに 変えさせる気はないぞ 00:30:13.566 --> 00:30:15.834 [うめく] 00:30:15.900 --> 00:30:17.534 態度に変化がなければ 00:30:17.600 --> 00:30:19.168 サリバンさんはクビだ 00:30:19.233 --> 00:30:22.169 それで私達はヘレンに どんな希望がもてるの? 00:30:22.233 --> 00:30:23.968 以前と変わらずにだ 00:30:24.033 --> 00:30:25.968 そうして幾分静寂を 取り戻せるだろう 00:30:26.033 --> 00:30:27.534 [ヘレン うめく] 00:30:51.666 --> 00:30:53.601 [ヘレン 床をたたく] 00:31:02.233 --> 00:31:03.434 うっ! 00:31:06.466 --> 00:31:07.400 アゥ! 00:31:08.766 --> 00:31:10.134 シーッ シーッ 00:31:10.200 --> 00:31:11.134 アゥ! 00:31:58.666 --> 00:31:59.600 [泣く] 00:32:02.066 --> 00:32:04.101 シーッ シーッ シーッ 00:32:04.166 --> 00:32:05.400 [うめく] 00:32:07.133 --> 00:32:09.268 [ドアノブがガチャガチャ鳴る] 00:32:27.133 --> 00:32:28.067 [ため息] 00:32:33.933 --> 00:32:34.867 ヘレン 00:32:38.566 --> 00:32:40.901 [ヘレン ドアを叩いている] 00:33:31.200 --> 00:33:32.668 あ~もう 00:33:40.166 --> 00:33:42.268 [二人ともハアハア息をする] 00:33:56.166 --> 00:33:57.700 [ヘレン テーブルを叩く] 00:34:12.033 --> 00:34:13.900 [うめく] 00:34:28.399 --> 00:34:30.869 [スプーンがカチャカチャ鳴る] 00:34:56.833 --> 00:34:58.768 [スプーンがカチャカチャ鳴る] 00:35:00.833 --> 00:35:03.135 [スプーンがカチャカチャ鳴る] 00:35:09.599 --> 00:35:11.535 [うめく] 00:35:20.366 --> 00:35:22.301 [うめきをやめる] 00:35:27.399 --> 00:35:29.335 [うめく] 00:35:30.666 --> 00:35:32.601 [スプーンがカチャカチャ鳴る] 00:35:36.933 --> 00:35:38.868 [スプーンがカチャカチャ鳴る] 00:35:53.800 --> 00:35:54.734 あっ! 00:36:16.533 --> 00:36:18.167 よろしい 00:36:18.233 --> 00:36:20.168 [ため息] 00:36:22.066 --> 00:36:23.200 あっ! 00:36:28.033 --> 00:36:29.868 [教会の鐘が鳴っている] 00:36:34.800 --> 00:36:36.468 奥様 どうしたらいいですか? 00:36:36.533 --> 00:36:37.567 お昼ですが 00:36:37.633 --> 00:36:39.334 朝食の皿が片付けられて いません 00:36:39.399 --> 00:36:41.001 [物がカタカタ鳴る] 00:36:41.066 --> 00:36:42.634 [ドアが閉まる] 00:36:42.700 --> 00:36:44.435 - [泣く] - よしよし 00:36:52.966 --> 00:36:54.067 さあさ 00:36:54.133 --> 00:36:56.235 ヴァイニー: しー 00:36:56.300 --> 00:36:58.235 [弱くうめいている] 00:37:14.666 --> 00:37:16.134 ヘレンは... 00:37:16.200 --> 00:37:18.435 自分の皿から食べました 00:37:18.500 --> 00:37:19.634 スプーンを使って 00:37:19.700 --> 00:37:22.803 アニー: 自分で... 00:37:22.866 --> 00:37:25.068 ナプキンもたたみました 00:37:25.133 --> 00:37:27.602 部屋は滅茶苦茶です 00:37:27.666 --> 00:37:29.834 でも彼女はナプキンをたたんだ 00:37:32.033 --> 00:37:35.169 私は自分の部屋にいきます 00:37:40.300 --> 00:37:41.534 ヴァイニー: しー しー 00:37:41.599 --> 00:37:43.068 ああ ヘレン 00:37:47.900 --> 00:37:49.468 ヴァイニー: 長くいないで アニーさん 00:37:49.533 --> 00:37:51.301 すぐ昼食になりますから 00:37:51.366 --> 00:37:52.934 ん-ふふん 00:37:53.899 --> 00:37:56.536 私のヘレンがナプキンをたたんだ 00:38:09.499 --> 00:38:10.434 何を読んでるの? 00:38:10.499 --> 00:38:11.434 [アニー ため息をつく] 00:38:11.499 --> 00:38:12.868 ハウ博士のー 00:38:12.933 --> 00:38:15.568 患者ローラ・ブリッジマンの説明 00:38:15.633 --> 00:38:16.867 彼女は2歳から 00:38:16.933 --> 00:38:18.301 盲聾唖でした 00:38:18.366 --> 00:38:20.534 彼は彼女で成功したの? 00:38:21.200 --> 00:38:22.467 しました 00:38:22.533 --> 00:38:24.102 じゃあ可能なのね 00:38:24.166 --> 00:38:27.469 アニー: 忍耐があればね-- 00:38:27.533 --> 00:38:30.367 パーキンスでは証明書を くれなかったものです 00:38:30.433 --> 00:38:32.802 ケイト: 今朝のレッスン後... 00:38:34.033 --> 00:38:35.834 主人はあなたを解雇したがってるの 00:38:35.900 --> 00:38:38.869 でも私は是非残って貰うわ 00:38:38.933 --> 00:38:39.867 ありがとう 00:38:41.566 --> 00:38:43.134 あなたのご家族はどこに? 00:38:44.266 --> 00:38:46.101 最後は弟のジミーだけでしたが 00:38:46.166 --> 00:38:47.533 12年前に死にました 00:38:47.600 --> 00:38:49.969 お気の毒に 私-- 00:38:50.033 --> 00:38:51.934 私は彼を守ろうとしました 00:38:51.999 --> 00:38:53.768 失敗でした 00:38:53.833 --> 00:38:55.334 他の人を守ったり 00:38:55.400 --> 00:38:56.701 代弁するのは無駄です 00:38:56.766 --> 00:38:58.801 あんまりはね 00:38:58.866 --> 00:39:01.134 唯一の希望は 00:39:01.200 --> 00:39:03.502 自分でやるのを教えることです 00:39:03.566 --> 00:39:06.702 アニー: 私はヘレンを そうしようとしているのです 00:39:07.900 --> 00:39:11.136 今彼女に求めることが 00:39:11.200 --> 00:39:12.634 is all she'll ever be. 00:39:22.466 --> 00:39:24.201 階段 00:39:26.066 --> 00:39:27.000 ウウーッ! 00:39:33.400 --> 00:39:35.568 [ため息] 00:39:39.999 --> 00:39:41.435 こんにちは 00:40:23.066 --> 00:40:26.001 今朝のことで十分で なかったとしても 00:40:26.116 --> 00:40:28.035 ヘレンは彼女の近くに耐えない 00:40:28.099 --> 00:40:29.734 状況は悪くなってる 00:40:29.799 --> 00:40:31.668 解雇通告をして貰いたい 00:40:31.733 --> 00:40:32.834 いやよ 00:40:33.500 --> 00:40:34.935 [ため息] 00:40:34.999 --> 00:40:38.303 君が嫌なら私がする 00:40:38.366 --> 00:40:42.803 アニー: おはようございます 00:40:43.166 --> 00:40:44.100 ハァ... 00:40:44.166 --> 00:40:45.400 サリバンさん... 00:40:46.133 --> 00:40:49.302 不満に思うのは この-- 00:40:51.066 --> 00:40:53.837 つまり この取り決め-- 00:40:53.900 --> 00:40:55.534 アーサー: 眼鏡を外して くれませんか 00:40:55.599 --> 00:40:58.069 かけてるとどうも話しにくい 00:40:59.033 --> 00:41:00.735 アニー: はい 00:41:04.099 --> 00:41:06.368 必要なら かけていたまえ 00:41:06.433 --> 00:41:07.801 それで サリバンさん-- 00:41:07.866 --> 00:41:09.734 アニー: 森の小さな家はー 00:41:09.800 --> 00:41:11.734 何かに使われているのですか? 00:41:12.000 --> 00:41:13.035 ガーデンハウス? 00:41:13.099 --> 00:41:16.269 アーサー: 話してるのは このことだ 00:41:16.333 --> 00:41:20.704 サリバンさん 続けてここに いるつもりなら 00:41:20.766 --> 00:41:23.034 態度を改めて貰いたい 00:41:23.100 --> 00:41:25.068 アーサー: 又 私を納得させてくれ 00:41:25.133 --> 00:41:27.001 疫病のように君から逃げる子をー 00:41:27.066 --> 00:41:29.334 教えるかすかな望みでもあるのか 00:41:29.400 --> 00:41:31.001 同情を示せる筈だ 00:41:31.066 --> 00:41:33.401 全くその通りです 00:41:33.466 --> 00:41:35.401 私から逃げる子を教えるー 00:41:35.466 --> 00:41:37.534 可能性は少しもありません 00:41:37.599 --> 00:41:41.000 ここでは絶望的です それが分かり次第ー 00:41:41.033 --> 00:41:43.000 解決にとりかかれます 00:41:43.000 --> 00:41:44.368 絶望的じゃないわ! 00:41:45.900 --> 00:41:49.570 ヘレンは月齢10ヶ月までに 話せたのよ 00:41:49.633 --> 00:41:50.900 病気になる前は 00:41:50.966 --> 00:41:52.167 とても良い子だった 00:41:52.233 --> 00:41:54.201 ああ 素晴らしい子だった 00:41:54.266 --> 00:41:57.168 それは分かります 00:41:57.233 --> 00:42:00.069 でももうその子じゃないんです 00:42:00.133 --> 00:42:01.968 ペットでも彼女より 行儀がいいし 00:42:02.033 --> 00:42:03.934 その原因はあなた方の憐憫です 00:42:04.099 --> 00:42:05.134 何だと! 00:42:05.200 --> 00:42:08.403 あなた方のヘレンへの愛は 00:42:08.466 --> 00:42:10.334 彼女にとって盲ろうよりー 00:42:10.400 --> 00:42:12.635 大きな障害だと思います 00:42:12.699 --> 00:42:13.667 アニー あなたが来る前に 00:42:13.733 --> 00:42:17.470 ヘレンを施設に 入れる話し合いをしたの 00:42:17.533 --> 00:42:19.668 諦めないでください 00:42:19.733 --> 00:42:23.002 サリバンさんが絶望的だと 思ってるのは明らかだ 00:42:23.066 --> 00:42:25.468 ここではね! ここでは絶望的なんです! 00:42:25.533 --> 00:42:28.000 私はまだ始めたばかりです! 00:42:28.133 --> 00:42:30.702 [ため息] 00:42:30.766 --> 00:42:32.667 お見せします 00:42:32.733 --> 00:42:34.901 ついてきてください 00:42:42.066 --> 00:42:44.034 [蛙が鳴いている] 00:42:48.999 --> 00:42:51.335 これが何と関係するのか 分からんな 00:42:52.099 --> 00:42:54.236 アーサー: ばかげてる 00:42:54.300 --> 00:42:57.169 ヘレンを完全に任されてのみ 00:42:57.233 --> 00:42:59.101 彼女を進歩させられます 00:42:59.166 --> 00:43:00.901 でももうそうしてます 00:43:00.966 --> 00:43:03.468 アニー: いいえ 私の言うのは昼も夜もです 00:43:03.533 --> 00:43:05.401 彼女は私に頼らねばならない 00:43:05.466 --> 00:43:07.067 何を? 00:43:07.133 --> 00:43:08.801 全てを! 彼女の食べ物 服 00:43:08.866 --> 00:43:10.534 遊び時間 お菓子 00:43:10.600 --> 00:43:12.568 それ全部が彼女とつながる為にー 00:43:12.633 --> 00:43:14.735 アニー: 私が使える道具です 00:43:14.800 --> 00:43:16.635 彼女が君から逃げるのに And how do you propose to do that 00:43:16.700 --> 00:43:18.134 どうしてそうする提案を? 00:43:18.200 --> 00:43:20.302 彼女があなたに逃げれば 私に希望はありません 00:43:20.366 --> 00:43:24.467 アニー:だから私はどこか他に 彼女と一緒に住まねばならない 00:43:26.133 --> 00:43:27.067 アニー: 長時間馬車に乗って 00:43:27.133 --> 00:43:28.767 ここにヘレンを 00:43:28.833 --> 00:43:30.501 彼女はどこか分からないでしょう 00:43:30.566 --> 00:43:32.467 アニー: それでもあなた方は 毎日会って構いません 00:43:32.533 --> 00:43:35.001 あなた方が来てると 彼女に知られなければ 00:43:35.106 --> 00:43:38.035 どの位の期間? 00:43:38.100 --> 00:43:40.403 アニー: 必要なだけ 00:43:40.466 --> 00:43:43.101 これがいいんです! 00:43:43.166 --> 00:43:45.701 それに ご主人も 近くで口出ししなければ 00:43:45.766 --> 00:43:47.234 私はあなたに無礼にできません 00:43:51.533 --> 00:43:54.936 私がこれを拒否すれば 00:43:54.999 --> 00:43:57.268 君は施設に任を委ねると いうことか? 00:43:57.333 --> 00:44:00.202 施設はヘレンによくありません 00:44:00.266 --> 00:44:03.435 本当です 00:44:03.499 --> 00:44:07.303 私は施設で育ちました-- 00:44:07.366 --> 00:44:08.600 州の救貧院です 00:44:08.666 --> 00:44:12.970 弟と一緒でした-- 彼が死ぬまでは 00:44:13.033 --> 00:44:14.834 遊戯室は死体置き場でした 00:44:14.899 --> 00:44:17.569 墓を掘るまで死体を そこに置いたんです 00:44:17.633 --> 00:44:20.902 アニー: そこは私を強くした 00:44:20.966 --> 00:44:23.234 でも ヘレンはもう十分強い 00:44:26.833 --> 00:44:31.037 どうかこのチャンスを下さい 00:44:31.100 --> 00:44:33.902 彼女にこの救われるチャンスを 00:44:33.966 --> 00:44:38.135 サリバンさん この子が好きですか? 00:44:38.866 --> 00:44:40.000 あなたは? 00:44:44.299 --> 00:44:46.703 あなた... 00:44:46.766 --> 00:44:48.801 あなたの許可があれば 00:45:00.166 --> 00:45:01.667 2週間やろう 00:45:02.833 --> 00:45:03.901 アーサー: 2週間で 00:45:03.966 --> 00:45:06.068 子供に君を許容させてくれ 00:45:06.133 --> 00:45:07.400 ケイト: パーシーがここに 泊っていいわ 00:45:07.466 --> 00:45:08.834 あなたの使い走りに 00:45:10.099 --> 00:45:11.802 2週間では足りません 00:45:12.066 --> 00:45:14.501 2週間が申し出だ 00:45:17.833 --> 00:45:18.901 受けます 00:45:24.833 --> 00:45:26.668 [鳩が鳴いている] 00:45:34.333 --> 00:45:36.501 スーツケースはどこに? 00:45:36.566 --> 00:45:38.467 あ どこでもいいわ 00:45:40.499 --> 00:45:42.902 ここでどうやって彼女を 納得させるつもり? 00:45:42.966 --> 00:45:45.935 ジェームズ: 椅子に縛り付ける? 00:45:49.733 --> 00:45:51.801 あなたがヘレンを 憐れまないのはどうして? 00:45:51.866 --> 00:45:54.935 誰かを憐れむのは エネルギーの無駄よ 00:45:57.866 --> 00:46:01.536 自分を憐れむのはもっと悪い 00:46:04.666 --> 00:46:06.401 成功を祈ってるよ サリバンさん 00:46:31.000 --> 00:46:32.134 ウウーッ! 00:46:33.000 --> 00:46:35.737 ケイト: 2時間走ったわ 00:46:35.800 --> 00:46:37.902 恐らく彼女は別の町だと 思ってるだろう 00:46:37.966 --> 00:46:40.101 中に連れてきてください 00:47:41.800 --> 00:47:43.035 あ 私を呼んでる 00:47:43.100 --> 00:47:47.037 2週間後にあなたに戻れるんです 00:47:50.633 --> 00:47:54.103 どうか娘をよろしく 00:47:54.166 --> 00:47:55.500 分かりました 00:48:07.966 --> 00:48:09.867 [ヘレン うめいている] 00:48:35.099 --> 00:48:36.835 あっ! しー しー しー 00:48:36.899 --> 00:48:38.301 しー しー 00:48:54.133 --> 00:48:55.067 ウウーッ! 00:48:55.133 --> 00:48:56.901 [うめいている] 00:48:56.966 --> 00:48:58.000 まあ 00:49:11.800 --> 00:49:13.735 [ヘレン 泣いている] 00:49:24.333 --> 00:49:25.501 [うめく] 00:49:31.766 --> 00:49:32.800 アニー: パーシー! 00:49:35.333 --> 00:49:37.368 起きて 手伝って 00:49:37.733 --> 00:49:38.767 う~ん 00:49:44.566 --> 00:49:46.501 [うめく] 00:49:51.199 --> 00:49:52.801 もう一回やって 00:49:52.866 --> 00:49:54.100 もう一回 00:49:54.166 --> 00:49:56.101 [うめく] 00:49:57.633 --> 00:49:59.168 [においをかぐ] 00:50:05.233 --> 00:50:06.167 よかった 00:50:06.233 --> 00:50:07.367 放せよ 00:50:07.433 --> 00:50:09.168 僕をつねる気だ 00:50:18.100 --> 00:50:20.535 話そうとしてるみたい 00:50:20.600 --> 00:50:23.068 話せるわ でも 手を使わなくちゃ 00:50:23.133 --> 00:50:24.667 ほら 見せてあげる 00:50:25.233 --> 00:50:26.901 あっ! 00:50:26.966 --> 00:50:28.634 今は私を怒ってるから やりたがらないのよ 00:50:28.700 --> 00:50:30.301 でも文字を沢山知ってるの 00:50:30.466 --> 00:50:31.400 「C...」 00:50:32.733 --> 00:50:34.067 「A...」 00:50:35.133 --> 00:50:36.067 「K...」 00:50:38.000 --> 00:50:38.934 「E」 00:50:41.566 --> 00:50:43.000 アニー: ケーキ 00:50:44.099 --> 00:50:45.067 「C...」 00:50:45.133 --> 00:50:46.934 「A...」 00:50:47.000 --> 00:50:48.434 「K...」 00:50:49.633 --> 00:50:51.201 「E」 00:50:52.533 --> 00:50:54.468 [うめく] 00:50:57.666 --> 00:51:00.035 ケーキをつづったら ケーキを貰えるの 00:51:02.766 --> 00:51:04.300 まだ言葉の意味を知らないの... 00:51:05.700 --> 00:51:08.002 でも知るようになるわ 00:51:08.066 --> 00:51:08.933 パーシー 00:51:16.166 --> 00:51:17.834 彼女は必要ない 00:51:17.900 --> 00:51:19.001 彼女の知らない文字を 教えようか? 00:51:19.066 --> 00:51:21.935 アニー:「M」は簡単よ 00:51:22.000 --> 00:51:22.934 「l」はもっと簡単-- 00:51:23.000 --> 00:51:24.735 小指を立てるだけ 00:51:24.799 --> 00:51:26.268 アニー: 「 L 」 00:51:28.799 --> 00:51:29.734 「 K 」 00:51:31.466 --> 00:51:32.466 「 M」 あなたと話すんじゃないの 00:51:32.533 --> 00:51:34.668 パーシーに教えてるのよ 00:51:34.733 --> 00:51:38.603 M-l-L-K. 00:51:44.166 --> 00:51:45.100 だめ 00:51:45.166 --> 00:51:47.001 パーシーに教えてるの 00:51:48.133 --> 00:51:49.400 ああ 妬んでるのね 00:52:00.400 --> 00:52:01.334 [うめく] 00:52:05.200 --> 00:52:06.200 「M...」 00:52:06.266 --> 00:52:07.367 「I...」 00:52:07.433 --> 00:52:08.667 「L...」 00:52:08.733 --> 00:52:09.667 「K」 00:52:17.066 --> 00:52:18.500 [ため息] 00:52:19.566 --> 00:52:23.002 アニー: 少なくともさわれる ところに戻ったわ 00:52:32.133 --> 00:52:34.134 もうベッドに戻っていいわ パーシー 00:52:34.200 --> 00:52:35.468 ありがとう 00:52:58.633 --> 00:52:59.667 [ため息] 00:53:09.799 --> 00:53:13.403 生活がこんなに静かだと 思わなかったわ 00:53:25.033 --> 00:53:26.634 私も彼女がいなくて寂しい 00:53:28.500 --> 00:53:30.668 # しーっ 坊や# 00:53:30.733 --> 00:53:33.035 # 何も言わないで # 00:53:33.099 --> 00:53:37.804 # ママがマネシツグミを 買ってあげる # 00:53:37.866 --> 00:53:42.237 # そのマネシツグミが さえずらなければ # 00:53:42.299 --> 00:53:47.405 # ダイヤの指輪を買ってあげる # 00:53:47.466 --> 00:53:48.900 ジミー: アニー 00:53:50.533 --> 00:53:51.901 眠れないよ アニー 00:53:51.966 --> 00:53:54.835 部屋にネズミがいるんだ 00:53:54.900 --> 00:53:57.669 僕たち他所で暮らせないの? 00:53:57.733 --> 00:53:59.334 他にどこもないのよ ジミー 00:54:00.000 --> 00:54:02.336 一緒に寝ていい? 00:54:02.400 --> 00:54:04.034 今夜だけよ 00:54:05.866 --> 00:54:07.801 [赤ちゃんが泣いている] 00:54:12.333 --> 00:54:14.535 # しーっ 坊や# 00:54:14.599 --> 00:54:16.902 # 何も言わないで # 00:54:16.966 --> 00:54:18.934 # ママがマネシツグミをー # 00:54:19.000 --> 00:54:21.335 #買ってあげる # 00:54:21.400 --> 00:54:24.136 アニー: # そのマネシツグミが # 00:54:24.200 --> 00:54:25.868 #さえずらなければ# 00:54:25.933 --> 00:54:29.668 # ダイヤの指輪を買ってあげる # 00:54:52.500 --> 00:54:54.435 [においをかぐ] 00:54:55.833 --> 00:54:57.234 花 00:55:02.533 --> 00:55:03.533 葉 00:55:08.333 --> 00:55:09.500 水 00:55:17.433 --> 00:55:18.534 違う 00:55:18.599 --> 00:55:20.935 「りんご」じゃないの 00:55:23.500 --> 00:55:24.667 水 00:55:29.366 --> 00:55:31.568 [ため息] 00:55:31.633 --> 00:55:34.302 なぜそんなに理解し難いの? 00:55:45.366 --> 00:55:47.067 昼食をとるところでした 00:55:47.133 --> 00:55:48.434 どんな調子 アニーさん? 00:55:49.500 --> 00:55:50.602 いいですよ 00:55:51.066 --> 00:55:53.067 アニー: 昨日あの 編み物を教えたの 00:55:53.133 --> 00:55:54.400 今はもう彼女を止められないわ 00:55:57.266 --> 00:55:59.835 彼女がいなくて家は とても静かよ 00:55:59.900 --> 00:56:01.234 ケイト: あの 主人とジェームズが 00:56:01.300 --> 00:56:03.368 いがみ合わない時はですけど 00:56:03.433 --> 00:56:04.867 二人は仲が悪いようですね 00:56:04.933 --> 00:56:06.200 ジェームズの母親がー 00:56:06.266 --> 00:56:08.001 生きてた頃は仲が良かったんです 00:56:08.066 --> 00:56:10.034 ケイト: でもヘレンが生まれて 00:56:10.100 --> 00:56:12.668 私達は彼女にかかりきりで 00:56:12.733 --> 00:56:14.067 [においをかぐ] 00:56:29.133 --> 00:56:30.467 スープ 00:56:36.466 --> 00:56:37.600 アニー: まあ ちゃんとしたレディよ 00:56:37.666 --> 00:56:40.702 彼女はスプーン無しで 食べる位なら餓死するわよ 00:56:40.766 --> 00:56:43.900 一週半でたくさん教えたのね 00:56:43.966 --> 00:56:45.734 アニー: 十分じゃないわ 00:56:45.800 --> 00:56:47.701 従順は十分じゃない 00:56:47.766 --> 00:56:50.969 彼女は言葉を沢山知っているの 00:56:51.033 --> 00:56:52.834 その意味が分かりさえすればねぇ 00:56:52.900 --> 00:56:55.569 ケイト: どうやって学ぶの? 00:56:55.633 --> 00:56:56.967 小鳥が翼を使うのを覚えるように 00:56:57.033 --> 00:56:58.267 そうなります 00:56:58.333 --> 00:57:01.569 でもどうやって? 00:57:01.633 --> 00:57:02.567 私には... 00:57:04.233 --> 00:57:05.167 もっと... 00:57:06.699 --> 00:57:08.468 時間が... 00:57:08.533 --> 00:57:09.433 必要です 00:57:09.599 --> 00:57:11.801 彼女と二人きりの? 00:57:11.966 --> 00:57:13.800 アニー: ええ なぜだめなんです? 00:57:14.999 --> 00:57:16.334 私にはできない-- 00:57:16.400 --> 00:57:17.334 アニー: つづって 00:57:17.400 --> 00:57:18.367 覚えれば 00:57:18.433 --> 00:57:20.268 彼女が最初に話したがるー 00:57:20.333 --> 00:57:21.500 人はあなたですよ 00:57:26.533 --> 00:57:27.967 アニー: 彼女には... 00:57:30.100 --> 00:57:32.836 私が... 00:57:33.000 --> 00:57:34.234 必要です 00:57:35.833 --> 00:57:37.634 彼女には私も必要よ 00:57:40.300 --> 00:57:41.234 だめよ 00:57:42.600 --> 00:57:45.235 あと三日よ アニー 00:57:45.300 --> 00:57:47.235 それだけよ 00:58:06.033 --> 00:58:08.402 E-G-G 00:58:08.466 --> 00:58:09.333 たまご 00:58:10.533 --> 00:58:12.568 言葉は物なの 00:58:13.218 --> 00:58:15.153 名前があるの 00:58:20.851 --> 00:58:21.818 [卵を割る] 00:58:21.884 --> 00:58:22.818 [息をのむ] 00:58:22.884 --> 00:58:24.819 [さえずる] 00:58:28.618 --> 00:58:29.885 鳥 00:58:34.918 --> 00:58:38.688 鳥が殻から出てきてるの ヘレン 00:58:38.751 --> 00:58:41.186 あなたも -- あなたも出るのよ 00:58:44.518 --> 00:58:47.287 [アニー 息をのむ] 00:58:47.351 --> 00:58:48.785 アニー: まあ 00:58:56.151 --> 00:58:57.785 フランシス 00:58:57.851 --> 00:59:00.019 ここでいいことに気づいたよ 00:59:00.084 --> 00:59:02.820 [馬がいななく] 00:59:02.884 --> 00:59:04.652 ジェームズ: お父さん? 00:59:04.718 --> 00:59:06.519 やあ フランシス ジェームズ 00:59:06.584 --> 00:59:07.518 こんにちは 00:59:10.351 --> 00:59:12.252 見て回ろうと思ってね 00:59:14.184 --> 00:59:17.220 去年思いついて 試してみたんだが 00:59:17.284 --> 00:59:19.719 苗間隔を55cmにすると 00:59:19.784 --> 00:59:21.185 2倍の生産高になるようだ 00:59:21.251 --> 00:59:23.386 2倍の生産高? 00:59:23.451 --> 00:59:24.718 フランシス: 去年は あのアオカビが 00:59:24.784 --> 00:59:26.018 ひどかったんです 00:59:26.084 --> 00:59:29.886 それが根で冬越しすると思う 00:59:29.951 --> 00:59:30.951 それで収穫後 00:59:31.018 --> 00:59:32.386 地中から根や茎を全部 00:59:32.451 --> 00:59:33.385 抜こうとしています 00:59:33.451 --> 00:59:35.219 根がなくなれば 00:59:35.284 --> 00:59:37.019 ひどい雨で 表土層全体を 00:59:37.084 --> 00:59:38.885 失うことになります 00:59:38.951 --> 00:59:41.553 僕もそれを考えていた 00:59:41.618 --> 00:59:44.921 冬向けに何か低い草を植えよう 00:59:44.984 --> 00:59:47.920 捜してくれるか フランシス? 00:59:55.918 --> 00:59:58.220 何か必要でしたか お父さん? 00:59:58.284 --> 01:00:01.220 あるようだよ ジミー 01:00:03.551 --> 01:00:05.252 邪魔して悪かったな 01:00:11.084 --> 01:00:12.051 馬 01:00:27.151 --> 01:00:28.285 馬が... 01:00:30.318 --> 01:00:32.086 りんごを... 01:00:32.151 --> 01:00:33.085 食べる 01:01:11.451 --> 01:01:13.653 この日をどんなに待ったことか 01:01:13.718 --> 01:01:17.521 アーサー: 私は落胆しないことを 望むのみだ 01:01:17.584 --> 01:01:19.619 ヘレンはそもそもあなたを 落胆させないよ お父さん 01:01:31.884 --> 01:01:33.318 なぜ嫉むの ジェームズ? 01:01:33.384 --> 01:01:34.818 嫉んでないよ 01:01:35.918 --> 01:01:36.852 羨んでるんだ 01:01:39.851 --> 01:01:42.653 話し方を学ぶ必要があるのは ヘレンだけじゃないわね 01:01:45.818 --> 01:01:47.186 ヘレンが良くなれば 01:01:47.251 --> 01:01:49.219 ここもうんと変わるだろう 01:01:49.284 --> 01:01:50.718 分かってるわ 01:01:53.918 --> 01:01:56.487 じゃ僕の不幸を誰の せいにする? 01:01:56.851 --> 01:02:01.222 アニー: 私を手伝う人が いればいいのですが 01:02:03.184 --> 01:02:07.187 ヘレンと同じ位私にも 教師が要ると感じます 01:02:07.251 --> 01:02:08.819 [馬がいななく] 01:02:08.884 --> 01:02:09.751 アーサー: どう 01:02:11.151 --> 01:02:13.086 [ため息] 01:02:14.251 --> 01:02:15.185 [犬が吠えている] 01:02:15.251 --> 01:02:16.185 まあ 01:02:17.618 --> 01:02:18.885 こんにちは 01:02:18.951 --> 01:02:22.220 ヘレンに遊び友達を連れてきた 01:02:22.284 --> 01:02:24.285 まあ卒業プレゼントだ 01:02:24.351 --> 01:02:26.352 外で待ってください 01:02:41.718 --> 01:02:42.652 犬 01:02:48.384 --> 01:02:49.852 さて サリバンさん 01:02:49.918 --> 01:02:51.552 約束の二週間が終わった 01:02:51.618 --> 01:02:52.618 午後5時までは違います 01:02:52.684 --> 01:02:55.686 半日は何も変わらんだろ? 01:02:55.751 --> 01:02:58.253 私達がどれだけ連れ戻したいか 君は分からないんだ 01:02:58.318 --> 01:02:59.852 よく分かっています 01:02:59.918 --> 01:03:00.852 それが私の一番の関心事です 01:03:02.518 --> 01:03:04.887 君は彼女に奇跡的なことを してくれたし 01:03:04.951 --> 01:03:07.019 私達にも大いに役立ってくれた 01:03:07.084 --> 01:03:09.085 実際に娘がいなくて寂しかった 01:03:09.151 --> 01:03:10.652 君にその恩義を感じる 01:03:10.718 --> 01:03:12.753 それをヘレンに返して 01:03:12.818 --> 01:03:13.785 彼女にもう一週間をください 01:03:15.284 --> 01:03:17.486 君がもう彼女にしたことを 見たまえ 01:03:17.551 --> 01:03:20.086 彼女は行儀がよくなり とても満足そうだ 01:03:20.151 --> 01:03:21.085 前よりきれいになった 01:03:21.151 --> 01:03:22.785 前よりきれいに? 01:03:22.851 --> 01:03:25.320 それがあなたの大事なことですか? 01:03:25.384 --> 01:03:27.419 彼女は話すのを学びつつ あるんです 01:03:27.484 --> 01:03:29.552 もう指で言葉をつづれます 01:03:29.618 --> 01:03:31.486 家で昔の生活に戻った時 01:03:31.551 --> 01:03:35.521 それを失くさせたくないんです 01:03:35.584 --> 01:03:37.786 あ ほら 01:03:37.851 --> 01:03:39.986 アーサー: 何をつづっているんだ? 01:03:40.051 --> 01:03:42.119 水です 01:03:42.184 --> 01:03:43.618 [笑う] サリバンさん... 01:03:45.084 --> 01:03:46.685 あの犬は娘と同じで 01:03:46.751 --> 01:03:48.586 言葉が何か知らない 01:03:48.651 --> 01:03:51.320 アーサー: だが犬は十分幸せだ 01:03:51.384 --> 01:03:52.651 神の意図は ヘレンが 01:03:52.718 --> 01:03:54.453 話さないことだったのかも 01:03:54.518 --> 01:03:57.554 私の意図は彼女が話すことです 01:03:57.618 --> 01:03:58.952 彼女にあと半週間ください 01:04:02.784 --> 01:04:04.385 あと5:00pmまでの時間だ 01:04:05.684 --> 01:04:08.319 ケイトはもう一日も 彼女と離れるのにー 01:04:08.384 --> 01:04:09.752 耐えられない 01:04:15.518 --> 01:04:16.619 ヘレンはどこ? 01:04:18.551 --> 01:04:20.653 君のサリバンさんは 5:00pmまでだと 01:04:20.718 --> 01:04:21.852 粘った 01:04:23.218 --> 01:04:24.619 [ため息] 01:04:24.684 --> 01:04:27.286 [ため息] 01:04:27.351 --> 01:04:28.885 違う 01:04:28.951 --> 01:04:31.286 「水」じゃない 01:04:35.884 --> 01:04:36.918 犬よ 01:04:40.984 --> 01:04:41.918 犬 01:04:45.918 --> 01:04:46.852 [ため息] 01:04:51.751 --> 01:04:53.085 これが... 01:04:54.318 --> 01:04:56.687 これが -- 水 01:05:12.084 --> 01:05:15.020 どうやって理解させる? 01:05:16.351 --> 01:05:18.786 どう教えるの? 01:05:22.451 --> 01:05:24.686 私は何も知らないの 01:05:32.351 --> 01:05:33.819 彼等は満足してる 01:05:35.151 --> 01:05:37.286 子供を彼等の元に返す 01:05:37.351 --> 01:05:38.819 犬も... 01:05:39.984 --> 01:05:41.485 両方共 おとなしくしつけられて 01:05:43.051 --> 01:05:44.519 皆 満足 01:05:46.218 --> 01:05:48.653 私以外は皆... 01:05:48.718 --> 01:05:51.053 アニー: あなたも 01:05:51.118 --> 01:05:52.285 手を伸べて! 01:05:55.718 --> 01:05:57.519 手を伸べて! 01:06:06.618 --> 01:06:09.787 ああ あなたに与えたかった ヘレン 01:06:09.851 --> 01:06:11.586 この世の何もかも 01:06:11.651 --> 01:06:14.253 私達の何でも 私達が夢見る何でも 01:06:14.318 --> 01:06:17.187 あとにするものを 01:06:17.251 --> 01:06:20.287 私達が考え 感じ 知り 分かち合うものを-- 01:06:20.351 --> 01:06:22.786 それは全部言葉にある 01:06:24.518 --> 01:06:27.053 あなたに一つの言葉を 与えられたら... 01:06:27.118 --> 01:06:29.353 [ため息] 01:06:29.418 --> 01:06:32.888 一つの言葉を あなたに 何でも与えられるのに 01:06:38.951 --> 01:06:40.852 羊毛 01:06:40.918 --> 01:06:43.086 これのことよ 01:06:54.884 --> 01:06:55.818 椅子 01:07:00.651 --> 01:07:03.286 ナプキン 01:07:08.251 --> 01:07:09.385 ドレス 01:07:22.518 --> 01:07:23.986 顔 01:07:29.351 --> 01:07:31.286 [ため息] 01:07:35.584 --> 01:07:37.519 [泣いている] 01:07:42.118 --> 01:07:43.118 ああ 01:08:02.451 --> 01:08:03.585 涙 01:08:17.850 --> 01:08:19.953 [時計が 5:00pmを鳴らす] 01:08:22.551 --> 01:08:24.219 連れ帰りましょう 01:08:37.018 --> 01:08:38.452 フム? 01:08:38.518 --> 01:08:40.987 あなたのものを片付けましょう 01:08:44.384 --> 01:08:45.818 かたづけて 01:08:47.884 --> 01:08:49.218 よろしい 01:08:49.283 --> 01:08:51.886 あなたは家に帰るのよ 01:08:53.551 --> 01:08:54.484 ヘレンは... 01:08:55.718 --> 01:08:57.152 家に帰るの 01:09:02.417 --> 01:09:04.419 そうよ 片付けて 01:09:04.484 --> 01:09:06.018 アーサー: ドー 01:09:11.118 --> 01:09:12.618 彼女はどう? 01:09:12.684 --> 01:09:15.286 お願い もっと時間を 01:09:15.350 --> 01:09:17.486 できないわ 01:09:17.551 --> 01:09:18.551 ヘレン? 01:09:21.018 --> 01:09:21.984 ああ 01:09:26.584 --> 01:09:28.519 [においをかぐ] 01:09:32.783 --> 01:09:33.718 ヘレン 01:09:35.384 --> 01:09:36.818 ああ 01:09:36.884 --> 01:09:37.818 ああ 01:09:41.584 --> 01:09:43.519 [笑う] 01:09:45.251 --> 01:09:46.518 ああ 01:10:10.418 --> 01:10:12.353 [ため息] 01:10:23.051 --> 01:10:25.386 ジミー: アニー 熱いよ アニー! 01:10:25.451 --> 01:10:27.853 水を持って来て アニー 01:10:28.018 --> 01:10:30.002 ジミーのところに行くのよ! 01:10:30.118 --> 01:10:32.019 彼にはこの世で私しかいないの! 01:10:32.104 --> 01:10:34.086 私が疫病に罹りたがってるとでも? 01:10:34.151 --> 01:10:35.418 ジミー: アニー! 01:10:35.484 --> 01:10:36.651 - 監督官: だめだ - アニー: ジミー! 01:10:36.718 --> 01:10:37.752 ジミー: アニー 01:10:37.818 --> 01:10:38.952 ジミー! 01:10:39.018 --> 01:10:41.520 監督官: 我々は最善を 尽くしてるんだ 01:10:41.584 --> 01:10:44.052 いい時にお前を連れに来てやる 01:10:44.118 --> 01:10:46.252 ジミー! -ジミー: アニー 01:10:46.384 --> 01:10:48.418 ジミー: アニー -頑張ったけど入れてくれなかった 01:10:48.584 --> 01:10:50.152 - アニー - ジミー! 01:10:50.218 --> 01:10:51.752 アニー: ジミー! 01:10:51.818 --> 01:10:53.986 ジミー: アニー 01:10:54.051 --> 01:10:55.752 ジミー: アニー 01:10:56.984 --> 01:10:58.919 [すすり泣く] 01:11:26.218 --> 01:11:27.285 [鼻をすする] 01:11:31.918 --> 01:11:33.986 付き添っていいですか? 01:11:34.051 --> 01:11:37.320 今私はあまりいい連れじゃないわ 01:11:37.384 --> 01:11:39.119 話し相手になる為じゃなく 01:11:39.184 --> 01:11:42.052 あなたが暗闇で迷子に ならないように来たんです 01:11:42.118 --> 01:11:44.253 それこそ私が なりたかったことかもね 01:11:44.318 --> 01:11:47.087 いじけているの サリバンさん? 01:11:47.351 --> 01:11:49.353 今回だけは 01:11:49.418 --> 01:11:50.552 そうね 01:11:56.551 --> 01:12:00.154 父はあなたをとても 尊敬してて 01:12:00.218 --> 01:12:02.653 それは滅多にないことだ 01:12:02.718 --> 01:12:04.553 彼はヴィックスバーグで 戦った 01:12:04.618 --> 01:12:06.553 新聞の編集をしている 01:12:07.718 --> 01:12:10.854 常にあなたを期待に 沿わせようとしてる 01:12:10.918 --> 01:12:13.253 僕に助言があるなら 01:12:13.318 --> 01:12:15.019 聞いてもいいよ 01:12:15.104 --> 01:12:16.118 私には父親がいなかったから 01:12:16.184 --> 01:12:20.488 私なんかに訊いてもね 01:12:20.551 --> 01:12:22.619 でも世界に立ち向かわなくちゃ 01:12:22.684 --> 01:12:23.951 私が知ってるのはそれだけよ 01:12:24.118 --> 01:12:26.887 彼が世界なら? 01:12:26.951 --> 01:12:28.000 じゃ 見回してみて 実際に 01:12:28.051 --> 01:12:32.088 世界がどれだけもっと 大きいか見ればいいだけ 01:12:32.151 --> 01:12:34.453 彼は一人の人間よ ジェームズ それだけよ 01:12:34.618 --> 01:12:36.052 あなたもそうよ 01:12:42.284 --> 01:12:44.019 [ドアをノックする音] 01:12:47.018 --> 01:12:48.053 イヴ叔母さん 01:12:48.118 --> 01:12:50.019 どうぞ お入りになって 01:12:50.184 --> 01:12:51.919 お会いしてとても嬉しいわ 01:12:52.084 --> 01:12:55.554 今のヘレンを見にいらしたのね 01:12:59.051 --> 01:13:00.786 [においをかぐ] 01:13:13.018 --> 01:13:15.053 可愛い子 01:13:15.118 --> 01:13:18.054 サリバンさんは奇跡に違いない 01:13:18.118 --> 01:13:20.053 アーサー: サリバンさん 01:13:21.218 --> 01:13:23.887 初月給をもってきた 01:13:23.951 --> 01:13:25.886 [ため息] 01:13:28.051 --> 01:13:29.819 君はとてもよくやってくれた 01:13:29.884 --> 01:13:31.985 手に負えないものを連れて行き 01:13:32.051 --> 01:13:33.085 私達に子供を返してくれた 01:13:33.151 --> 01:13:35.420 ヘレンに教えたのは一つ-- 01:13:36.000 --> 01:13:37.000 「ノー」です 01:13:37.118 --> 01:13:39.187 これはだめ あれはだめ 01:13:39.251 --> 01:13:42.287 私は「イエス」を教えたかった 01:13:43.051 --> 01:13:45.053 もうこれから君に必要な時間が 全部あるが 01:13:46.118 --> 01:13:47.186 手伝ってくれませんか? 01:13:47.251 --> 01:13:48.585 いいですよ どんな風に? 01:13:49.151 --> 01:13:50.920 私がしたことを無にしないで 01:13:52.084 --> 01:13:54.386 世界は誰にでも 易しい所ではありません 01:13:54.451 --> 01:13:56.853 アニー: ヘレンに何でも 好きにさせるのは 01:13:56.918 --> 01:13:58.486 彼女に嘘をつくことです 01:13:58.551 --> 01:14:01.253 あなたは彼女とその嘘の間に 立たねばなりません 01:14:01.318 --> 01:14:04.054 アニー: 屈しないで 01:14:04.118 --> 01:14:07.120 私達は必ず努力する 01:14:07.184 --> 01:14:11.755 以前はどう生計を立てるかと 思ったものでした 01:14:11.818 --> 01:14:14.186 今は 耐え切れるかと疑問です 01:14:14.551 --> 01:14:16.953 では 夕食時に 01:14:20.384 --> 01:14:22.319 [においをかぐ] 01:14:24.484 --> 01:14:25.618 まあ... 01:14:25.684 --> 01:14:29.454 帰ってきて嬉しいよ 嬢ちゃん 01:14:50.651 --> 01:14:53.320 何 ヘレン? 何? 01:14:53.384 --> 01:14:54.318 ああ そう 01:14:54.384 --> 01:14:56.285 鍵ね ええ 01:14:56.351 --> 01:14:58.553 私が鍵をとっておくわね 01:14:58.618 --> 01:15:01.454 この辺にはカギのかかった ドアがいっぱいあったわね 01:15:02.784 --> 01:15:04.218 ここにあるわ 01:15:05.318 --> 01:15:06.752 そうよ 01:15:09.551 --> 01:15:12.487 ジェームズ: 「ヤコブは独りあとに残った 01:15:12.551 --> 01:15:15.487 夜明けに 01:15:15.551 --> 01:15:19.554 ジェームズ: そうして彼は 天使と格闘した 01:15:19.618 --> 01:15:21.152 すると天使は言った 「私を放して 01:15:21.218 --> 01:15:23.286 夜が明けるから」と 01:15:23.351 --> 01:15:25.219 ヤコブは言った 「私を祝福して下さるまで 01:15:25.284 --> 01:15:27.219 あなたを放しません」と 01:15:28.318 --> 01:15:29.686 アーメン 01:15:29.751 --> 01:15:30.685 アーサー イヴ叔母: アーメン 01:15:30.751 --> 01:15:31.685 ケイト: アーメン 01:15:33.384 --> 01:15:35.652 とても変なお祈りね ジェームズ 01:15:35.718 --> 01:15:38.087 とてもふさわしい 祈りだと思ったよ 01:15:38.151 --> 01:15:40.085 状況を考えるとね 01:15:40.151 --> 01:15:42.020 じゃお前は今は聖書とタバコのー 01:15:42.084 --> 01:15:45.020 アーサー: 専門家だな ジェームズ? 01:15:46.684 --> 01:15:47.985 ケイト: ピクルスは 叔母さん? 01:15:48.051 --> 01:15:49.719 イヴ叔母: 勿論いただくわ 01:15:49.784 --> 01:15:51.685 あなたのピクルスが 大好きなのを知ってるでしょ 01:15:51.751 --> 01:15:54.420 これでおしまいなんですの 01:15:54.484 --> 01:15:56.018 去年の夏十分保存しなかったの 01:15:56.084 --> 01:15:58.252 でも今年はやるつもりよ 01:15:59.884 --> 01:16:01.819 アーサー: トンプキン牧師が 今日会社に立ち寄って 01:16:01.884 --> 01:16:03.685 ゾウムシの愚痴を言ってた 01:16:03.751 --> 01:16:05.419 私は彼に言ったんだが... 01:16:07.118 --> 01:16:08.285 ジェームズ: 何と言ったの-- 01:16:08.351 --> 01:16:10.486 お前と話すようにと 言ったんだ ジェームズ 01:16:10.551 --> 01:16:12.119 イヴ叔母: 素晴らしいと思うわ 01:16:12.184 --> 01:16:13.785 何と立派な農夫にー 01:16:13.851 --> 01:16:15.419 あなたはなったことか ジェームズ 01:16:18.751 --> 01:16:20.085 まあ 01:16:25.051 --> 01:16:26.552 アニーさん やめて 01:16:26.618 --> 01:16:28.052 [うめき テーブルを蹴っている] 01:16:28.118 --> 01:16:28.952 そう? 01:16:29.018 --> 01:16:29.952 ケイト: お願い? 01:16:30.018 --> 01:16:32.319 まだ一時間も彼女と一緒に いないわ 01:16:32.784 --> 01:16:34.519 ご主人? 01:16:35.084 --> 01:16:36.018 ケイト... 01:16:36.184 --> 01:16:37.118 私達は... 01:16:38.184 --> 01:16:39.119 アーサー:少し話をしたんだ 01:16:39.284 --> 01:16:42.019 サリバンさんの考えでは 私達がヘレンを甘やかすと-- 01:16:42.084 --> 01:16:43.518 イヴ叔母: でも子供は何をしたの? 01:16:43.584 --> 01:16:46.619 アニー: 物を投げたり 蹴らないことを覚えたんです 01:16:46.651 --> 01:16:47.618 たかがナプキンよ 01:16:47.684 --> 01:16:49.085 壊れ物じゃあるまいし 01:16:49.151 --> 01:16:52.086 ヘレンを私に渡すか 蹴らせないで 01:16:52.151 --> 01:16:53.152 さあ 01:16:53.218 --> 01:16:54.218 私にどうしてほしい? 01:16:54.284 --> 01:16:56.085 彼女をテーブルから 連れて行かせて 01:16:56.151 --> 01:16:58.119 でも戻って最初の夜よ 01:16:58.284 --> 01:17:00.787 ケイト: 一回はそんなに害になる? 01:17:00.851 --> 01:17:02.352 ヘレンの好きな食べ物を 全部作ったの 01:17:02.418 --> 01:17:04.052 彼女はあなたを試してるんです 01:17:04.118 --> 01:17:05.052 あなたを試してるんだ 01:17:05.118 --> 01:17:06.686 アニー: 分かってるわよ! 01:17:06.751 --> 01:17:08.252 もう蹴っていないよ 01:17:08.318 --> 01:17:11.287 これを心配していたんです 01:17:11.351 --> 01:17:14.019 ほんの一時間前 約束したことがこれですか? 01:17:21.184 --> 01:17:22.485 では彼女に屈しなさい 01:17:22.551 --> 01:17:26.454 その報いを受けるのは彼女よ 01:17:26.518 --> 01:17:30.588 アニー: 私にもっと ヘレンの好物を渡して 01:17:39.651 --> 01:17:41.919 連れて行って アニーさん 01:17:43.084 --> 01:17:44.185 ありがとう 01:17:46.151 --> 01:17:47.752 さあ 連れてって 01:17:48.818 --> 01:17:51.153 [ヘレン うめいている] 01:17:53.018 --> 01:17:54.052 アーサー: やめろ 01:17:54.518 --> 01:17:55.786 私は認めない 01:17:57.118 --> 01:17:59.885 テーブルから追い払う必要が あるとは思わない 01:17:59.951 --> 01:18:01.752 ヘレンが覚えたことを 保たたせて 01:18:01.818 --> 01:18:03.386 そうすれば覚え続けます 01:18:03.451 --> 01:18:06.720 私の手から放せば それがみんな崩れてしまいます 01:18:06.784 --> 01:18:08.418 彼女は主賓だ 01:18:08.484 --> 01:18:10.586 [うめく] 01:18:10.651 --> 01:18:12.052 彼女の皿を戻せ 01:18:12.118 --> 01:18:13.519 彼女が目の見える子なら 01:18:13.584 --> 01:18:14.518 アニー: これを我慢しないでしょ 01:18:14.584 --> 01:18:15.584 彼女は見えない子だ 01:18:15.651 --> 01:18:18.086 いくぶん大目に見ていい筈だ 01:18:19.018 --> 01:18:20.853 アーサー: 彼女の皿を戻して 01:18:20.918 --> 01:18:22.019 ウウーッ! 01:18:29.084 --> 01:18:31.052 ありがとう 01:18:31.118 --> 01:18:32.586 ウウーッ! 01:18:39.318 --> 01:18:40.252 ほら 01:18:49.251 --> 01:18:50.819 じゃやり直そう 01:19:06.318 --> 01:19:07.986 だめ 01:19:08.051 --> 01:19:10.285 - だめよ - [うめく] 01:19:11.351 --> 01:19:12.518 だめ 01:19:12.684 --> 01:19:13.851 だめよ 01:19:15.818 --> 01:19:16.952 わぁ! 01:19:18.218 --> 01:19:19.185 [ヘレン うめいている] 01:19:19.251 --> 01:19:20.185 立たないで! 01:19:20.251 --> 01:19:21.518 どこへ行く? 01:19:21.584 --> 01:19:23.018 目の見える子のように 彼女を扱います 01:19:23.084 --> 01:19:24.518 彼女に分かってほしいから! 01:19:24.584 --> 01:19:26.119 見るのを期待するから! 01:19:27.084 --> 01:19:28.318 どこへ連れて行く? 01:19:28.484 --> 01:19:31.319 この水さしに水を入れさせる為に! 01:19:31.518 --> 01:19:33.453 [うめいている] 01:19:42.051 --> 01:19:45.387 彼女にあんな口をきかせて おくの アーサー? 01:19:45.551 --> 01:19:46.419 [ヘレン 泣いている] 01:19:47.034 --> 01:19:48.001 いや それはない 01:19:49.068 --> 01:19:50.002 行かせろ! 01:19:51.068 --> 01:19:52.136 何? 01:19:53.434 --> 01:19:54.434 行かせろ 01:19:54.501 --> 01:19:55.835 彼女は正しい 01:19:55.901 --> 01:19:57.502 彼女のいう通りで ケイトは正しい 01:19:57.568 --> 01:19:59.036 サリバンさんをここから 追い出せば 01:19:59.101 --> 01:20:00.569 僕たちが困る 01:20:00.834 --> 01:20:01.935 いや違う 01:20:03.368 --> 01:20:04.368 ヘレンが困るんだ 01:20:04.434 --> 01:20:05.835 あなた お願い 01:20:22.234 --> 01:20:23.168 ジミー... 01:20:27.634 --> 01:20:28.568 ありがとう 01:20:33.501 --> 01:20:35.336 [うめいている] 01:20:43.568 --> 01:20:45.636 どこにいるか知ってる? 01:20:45.701 --> 01:20:47.702 この場所が分かる? 01:20:50.934 --> 01:20:51.868 ポンプ 01:21:02.634 --> 01:21:03.668 いいえ 01:21:03.734 --> 01:21:06.503 お母さんは... 01:21:06.568 --> 01:21:09.137 ここにいないの 01:21:09.201 --> 01:21:10.468 あっ 01:21:10.534 --> 01:21:11.635 ポンプ 01:21:22.501 --> 01:21:23.869 [水が出ている] 01:21:27.934 --> 01:21:29.502 アニー: 水 01:22:12.268 --> 01:22:13.769 み... 01:22:13.834 --> 01:22:15.368 ヘレン:み... 01:22:15.434 --> 01:22:16.368 み... 01:22:17.768 --> 01:22:19.002 み... 01:22:19.068 --> 01:22:21.203 み... 01:22:22.434 --> 01:22:24.035 み... 01:22:24.101 --> 01:22:26.336 み... 01:22:26.401 --> 01:22:27.602 み... 01:22:30.968 --> 01:22:33.036 みず 01:22:33.101 --> 01:22:34.335 そうよ 01:22:34.401 --> 01:22:36.069 水よ 01:22:36.134 --> 01:22:37.168 名前があるの 01:22:38.834 --> 01:22:39.868 水 01:22:40.934 --> 01:22:42.669 アニー: そう そうよ 01:22:42.734 --> 01:22:44.869 み - み... 01:22:44.934 --> 01:22:45.868 み... 01:22:45.934 --> 01:22:47.402 アニー: そうよ そうよ 01:22:47.468 --> 01:22:48.435 み... 01:22:48.501 --> 01:22:50.469 み...み... 01:22:50.534 --> 01:22:52.435 ええ ええ 01:22:52.501 --> 01:22:53.635 みず 01:22:53.701 --> 01:22:55.369 ええ 01:22:58.534 --> 01:22:59.668 ポンプ 01:23:06.401 --> 01:23:07.335 地面 01:23:10.068 --> 01:23:11.102 そうよ 01:23:16.634 --> 01:23:17.568 茂み 01:23:20.368 --> 01:23:21.302 花 01:23:25.534 --> 01:23:26.835 [笑う] 01:23:26.901 --> 01:23:29.236 [うめく] 01:23:29.301 --> 01:23:30.235 [鐘が鳴る] 01:23:31.368 --> 01:23:32.435 アニー: ご主人 01:23:32.501 --> 01:23:34.269 奥さん 早く来て! 01:23:34.334 --> 01:23:36.035 彼女は分かったの! 01:23:38.201 --> 01:23:39.302 アニー: 奥さん... 01:23:40.368 --> 01:23:41.302 彼女は分かった! 01:23:41.408 --> 01:23:42.802 彼女は分かったの! 01:23:46.868 --> 01:23:47.802 お母さん 01:23:53.801 --> 01:23:54.768 そうよ 01:23:54.834 --> 01:23:56.101 ケイト: ええ 01:23:56.168 --> 01:23:57.102 アニー: ご主人 01:24:02.468 --> 01:24:03.536 パパ 01:24:05.034 --> 01:24:06.468 ケイト: よかった 01:24:31.968 --> 01:24:33.903 [ため息] 01:25:07.668 --> 01:25:08.535 先生 01:25:23.234 --> 01:25:24.168 そうよ 01:25:24.234 --> 01:25:25.435 先生よ 01:25:41.068 --> 01:25:42.336 鍵? 01:25:42.401 --> 01:25:43.536 あの鍵を欲しがってる 01:25:46.234 --> 01:25:47.535 はい どうぞ 01:25:47.601 --> 01:25:48.535 ほら 01:25:59.201 --> 01:26:00.135 分かったわ 01:26:01.301 --> 01:26:03.169 「K...」 01:26:03.234 --> 01:26:04.735 「"E...」 01:26:04.801 --> 01:26:05.801 「 Y 」 01:26:05.868 --> 01:26:07.069 カギ 01:26:14.601 --> 01:26:16.002 先生 01:26:19.201 --> 01:26:20.569 ケイト: 先生 01:26:24.101 --> 01:26:25.636 ケイト 01:26:53.552 --> 01:26:54.886 私は... 01:26:56.386 --> 01:26:57.620 ヘレンを... 01:26:59.252 --> 01:27:00.419 愛している... 01:27:02.852 --> 01:27:04.520 とても 01:27:07.119 --> 01:27:09.553 とっても 01:27:24.619 --> 01:27:27.553 アニー・サリバンは生涯 ヘレンの教師のままだった 01:27:27.619 --> 01:27:30.553 ヘレン・ケラーはラドクリフ大学を 卒業し文学士となり 01:27:30.619 --> 01:27:33.553 世界的に有名な 社会福祉活動家となった 01:27:33.619 --> 01:27:36.553 大統領自由勲章が授与された