WEBVTT 00:00:15.569 --> 00:00:19.585 ほとんどの人は 何をするにせよ ベストを尽くし 人生の困難を克服していきます 00:00:19.609 --> 00:00:22.185 仕事であろうと、家族のことであろうと 勉強であろうと 00:00:22.209 --> 00:00:23.409 何についてもです 00:00:24.049 --> 00:00:26.349 私はそう感じて ベストを尽くしています 00:00:26.729 --> 00:00:29.625 でも ある時 自分が最も真面目に 取り組んでいることが 00:00:29.649 --> 00:00:33.425 大して良くなってもいないことに 気付きました 00:00:33.449 --> 00:00:36.625 夫として 友人として 00:00:36.649 --> 00:00:38.865 専門家として チームメイトとしての役割が 00:00:38.889 --> 00:00:40.905 そんなに良くなっていませんでした 00:00:40.929 --> 00:00:43.465 それらのことに一生懸命になって 多くの時間を 00:00:43.489 --> 00:00:45.099 費やしたのにです 00:00:46.009 --> 00:00:49.385 会話や研究を通じ気付いたのは 00:00:49.409 --> 00:00:51.965 一生懸命なのに 状況が良くならないことが 00:00:51.989 --> 00:00:53.825 多くの人に共通しているということです NOTE Paragraph 00:00:53.849 --> 00:00:56.705 そこで 何故そうなるのか 私たちに何が出来るのかについて 00:00:56.729 --> 00:00:58.453 私の見解をお話ししたいと思います 00:00:58.969 --> 00:01:01.465 私が学んだことは どんな分野でも 00:01:01.489 --> 00:01:03.465 最も効率が良い人やチームは 00:01:03.489 --> 00:01:05.429 誰でも真似できる あることをしています 00:01:05.809 --> 00:01:09.865 彼らは2つの領域を計画的に切り替えることで 人生の困難を乗り越えています 00:01:09.889 --> 00:01:12.399 それは学習領域と パフォーマンス領域です NOTE Paragraph 00:01:12.969 --> 00:01:15.625 学習領域では 上達することが目的で 00:01:15.649 --> 00:01:18.745 そのために計画された行動を行い 00:01:18.769 --> 00:01:21.225 まだ習得していない 部分に集中します 00:01:21.249 --> 00:01:23.705 つまり 私たちは失敗を予期しており 00:01:23.729 --> 00:01:25.529 失敗から学ぶことを知っています 00:01:25.969 --> 00:01:29.705 パフォーマンス領域にいる時は 全く違うことをします 00:01:29.729 --> 00:01:34.025 可能な限りベストを尽くし 物事を実践するのが目的です 00:01:34.049 --> 00:01:36.665 そのため 既に習得したことに集中し 00:01:36.689 --> 00:01:38.449 失敗を最小限にしようとします NOTE Paragraph 00:01:39.649 --> 00:01:42.065 この2つの領域は どちらも人生の一部ですが 00:01:42.089 --> 00:01:45.345 いつ どちらの領域にいるべきか 何を目標とし 何に集中し 00:01:45.369 --> 00:01:47.665 何を望むかを明確にすれば 00:01:47.689 --> 00:01:50.505 パフォーマンスはもっと良くなり より上達するのです 00:01:50.529 --> 00:01:53.465 パフォーマンス領域は 現在のパフォーマンスを 00:01:53.489 --> 00:01:55.585 学習領域は成長や 将来のパフォーマンスを 00:01:55.609 --> 00:01:57.335 最大限にします 00:01:58.129 --> 00:02:00.185 私たちの多くが一生懸命やっても 00:02:00.209 --> 00:02:01.945 そんなに上達しないのは 00:02:01.969 --> 00:02:05.969 パフォーマンス領域に 大半の時間を費やすからです 00:02:06.689 --> 00:02:08.065 これが成長を妨げ 00:02:08.089 --> 00:02:11.169 皮肉にも 長期的には パフォーマンスも伸び悩みます NOTE Paragraph 00:02:12.849 --> 00:02:14.809 では学習領域とは どんなものでしょうか? 00:02:15.569 --> 00:02:17.585 古代ギリシアの政治的指導者であり 00:02:17.609 --> 00:02:20.449 最も優れた雄弁家で法律家の デモステネスを例に取ります 00:02:21.049 --> 00:02:24.704 偉大になるために デモステネスは 00:02:24.728 --> 00:02:27.145 彼のパフォーマンス領域である 雄弁家や法律家としての 00:02:27.169 --> 00:02:29.345 時間を費やすだけではなく 00:02:29.369 --> 00:02:31.989 上達を目的とした行動をとりました 00:02:32.409 --> 00:02:33.785 勿論 勉学にも励みました 00:02:33.809 --> 00:02:36.625 メンターの指導の下 法律や哲学を学びましたが 00:02:36.649 --> 00:02:41.185 法律家には説得力も必要と 気付いていました 00:02:41.209 --> 00:02:43.585 だから優れたスピーチや 所作についても 00:02:43.609 --> 00:02:44.809 勉強しました 00:02:45.449 --> 00:02:49.745 何げなく肩を上げる 変な癖を取り除くため 00:02:49.769 --> 00:02:52.185 彼は鏡の前で スピーチの練習をしました 00:02:52.209 --> 00:02:55.185 天井から刀を吊り下げ 00:02:55.209 --> 00:02:56.945 もし肩を上げれば 00:02:56.969 --> 00:02:58.185 怪我をするのです NOTE Paragraph 00:02:58.209 --> 00:02:59.825 (笑) NOTE Paragraph 00:02:59.849 --> 00:03:01.985 滑舌が悪くても より明瞭に話せるように 00:03:02.009 --> 00:03:04.849 口に石を入れた状態で スピーチをしました 00:03:05.649 --> 00:03:07.025 地下室を作りました 00:03:07.049 --> 00:03:09.185 そこは誰にも邪魔されず練習できる上 00:03:09.209 --> 00:03:10.625 他人を邪魔しない場所でした 00:03:10.649 --> 00:03:12.785 当時の裁判所は とても騒がしかったので 00:03:12.809 --> 00:03:14.665 彼は海の側での練習も行い 00:03:14.689 --> 00:03:17.249 波の音にかき消されないよう 大きな声を出しました NOTE Paragraph 00:03:18.209 --> 00:03:19.905 学習領域での行動は 00:03:19.929 --> 00:03:22.425 パフォーマンス領域である 裁判所での行動と 00:03:22.449 --> 00:03:23.729 全く違いました 00:03:24.569 --> 00:03:25.785 学習領域の中で 00:03:25.809 --> 00:03:28.585 アンダース・エリクソン博士が 限界的練習と呼ぶことを行いました 00:03:28.609 --> 00:03:32.145 これには能力を個々のスキルに 分解することを伴います 00:03:32.169 --> 00:03:35.065 肩を下げるというような 00:03:35.089 --> 00:03:37.065 改善すべき 細かなスキルが明確になると 00:03:37.089 --> 00:03:39.945 心地よいぬるま湯状態から抜け出し 00:03:39.969 --> 00:03:41.385 高度な挑戦に完全集中できます 00:03:41.409 --> 00:03:43.745 繰り返しや調整により 頻繁にフィードバックすることで 00:03:43.769 --> 00:03:46.985 今まで以上のことが できるようになります 00:03:47.009 --> 00:03:49.985 理想的には 熟練したコーチによる 指導が望まれます 00:03:50.009 --> 00:03:52.065 なぜなら 上達を目的とした行動は 00:03:52.089 --> 00:03:53.345 分野ごとに異なっており 00:03:53.369 --> 00:03:56.265 優れた教師やコーチは その行動の目的を把握しており 00:03:56.289 --> 00:03:58.169 専門的なフィードバックを 与えるからです 00:03:58.769 --> 00:04:01.465 学習領域の この種の練習により 00:04:01.489 --> 00:04:03.385 タスクをこなすのに 00:04:03.409 --> 00:04:05.769 必要な時間の短縮だけでなく 大幅な上達が見込めます 00:04:06.769 --> 00:04:09.945 例えば 調査によると 専門職として働き出して 00:04:09.969 --> 00:04:11.225 最初の数年間を過ぎると 00:04:11.249 --> 00:04:13.585 パフォーマンスは伸び悩みます 00:04:13.609 --> 00:04:16.665 これは教職、総合医療、看護や 00:04:16.689 --> 00:04:18.385 その他の領域で見られます 00:04:18.409 --> 00:04:22.145 パフォーマンスが停滞するのは 自分が十分上達したとか 00:04:22.169 --> 00:04:23.385 力がついたと思って 00:04:23.409 --> 00:04:25.665 学習領域に時間を割くのを 止めるせいです 00:04:25.689 --> 00:04:27.865 私たちは自分の仕事 つまりパフォーマンスに 00:04:27.889 --> 00:04:29.105 全ての時間を費やしますが 00:04:29.129 --> 00:04:31.449 実は これは上達に 結びつかないのです 00:04:31.969 --> 00:04:34.905 しかし 学習領域での 時間を費やし続ける人は 00:04:34.929 --> 00:04:37.065 常に上達し続けます 00:04:37.089 --> 00:04:39.505 優秀なセールスマンは 最低週1回 00:04:39.529 --> 00:04:42.145 上達を目標に据えた行動をとります 00:04:42.169 --> 00:04:43.945 彼らは知識を広げるために読書をし 00:04:43.969 --> 00:04:46.385 同僚やその分野の専門家に相談し 00:04:46.409 --> 00:04:49.409 新しい戦略を試し フードバックを求め 内省します 00:04:50.169 --> 00:04:51.785 最高のチェスプレイヤーは 00:04:51.809 --> 00:04:55.345 パフォーマンス領域である チェスの試合から 00:04:55.369 --> 00:04:57.305 遠ざかる時間を多くとり 00:04:57.329 --> 00:05:00.809 グランドマスターが指した手の 予想や分析に振り向けています 00:05:01.729 --> 00:05:05.825 おそらく私たちは 何時間も何時間も 00:05:05.849 --> 00:05:07.385 パソコンに入力していますが 00:05:07.409 --> 00:05:08.985 入力速度は上がりません 00:05:09.009 --> 00:05:12.425 でも仮に毎日10〜20分間 00:05:12.449 --> 00:05:15.625 ミスなく入力できる今のスピードより 10~20%速く入力することに 00:05:15.649 --> 00:05:17.225 十分に集中したなら 00:05:17.249 --> 00:05:18.505 もっと速くなるでしょう 00:05:18.529 --> 00:05:21.545 特に何を間違えるのかを特定し 00:05:21.569 --> 00:05:23.859 それらの単語の タイピング練習をすればです 00:05:24.209 --> 00:05:26.149 これが限界的練習です NOTE Paragraph 00:05:27.089 --> 00:05:28.825 私たちの生活の他の部分— 00:05:28.849 --> 00:05:30.545 もっと大切なことのうち 00:05:30.569 --> 00:05:33.105 常にパフォーマンス領域にいるせいで 一生懸命取り組んでも 00:05:33.129 --> 00:05:35.979 あまり上達しないのは どんなことでしょう? 00:05:37.369 --> 00:05:40.345 パフォーマンス領域に 価値がないと言ってるのではありません 00:05:40.369 --> 00:05:41.585 非常に価値があります 00:05:41.609 --> 00:05:44.265 膝を手術した時 外科医に 00:05:44.289 --> 00:05:46.945 「膝をつつきまわして 未知のことに集中してください」とか NOTE Paragraph 00:05:46.969 --> 00:05:47.985 (笑) NOTE Paragraph 00:05:48.009 --> 00:05:50.209 「失敗から学ぶんです」とは 言いませんでした 00:05:50.489 --> 00:05:53.745 手術が上手な 外科医を探しましたし 00:05:53.769 --> 00:05:55.699 上手に手術して欲しかったのです 00:05:55.969 --> 00:05:57.385 パフォーマンス領域にいると 00:05:57.409 --> 00:06:00.049 できるだけベストを 尽くそうとします 00:06:00.609 --> 00:06:01.985 動機付けにもなりますし 00:06:02.009 --> 00:06:05.585 学習領域に立ち戻った時 次に何に焦点を当てるのかを 00:06:05.609 --> 00:06:07.905 特定するための情報も与えてくれます 00:06:07.929 --> 00:06:09.625 パフォーマンスを高める方法は 00:06:09.649 --> 00:06:13.345 学習領域とパフォーマンス領域を 行き来することで 00:06:13.369 --> 00:06:15.905 意図的に学習領域に入って スキルの構築を行い 00:06:15.929 --> 00:06:18.329 パフォーマンス領域で そのスキルを使うのです NOTE Paragraph 00:06:19.369 --> 00:06:21.385 ビヨンセはツアーに出ると 00:06:21.409 --> 00:06:24.585 コンサート中は パフォーマンス領域にいますが 00:06:24.609 --> 00:06:27.105 ホテルに戻ると毎晩 00:06:27.129 --> 00:06:29.345 直ちに学習領域に戻ります 00:06:29.369 --> 00:06:32.145 ビヨンセは終わったばかりの ショーのビデオを見て 00:06:32.169 --> 00:06:34.305 自分自身やダンサー カメラクルーが 00:06:34.329 --> 00:06:36.945 どうすれば上達するか特定します 00:06:36.969 --> 00:06:38.225 そして翌朝 00:06:38.249 --> 00:06:41.305 改善点を書いたメモを全員が受け取り 00:06:41.329 --> 00:06:45.305 昼の間に次のショーに向け 調整していきます 00:06:45.329 --> 00:06:48.159 常に能力を高めていくための サイクルですが 00:06:48.169 --> 00:06:51.785 いつ学習し いつパフォーマンスすべきなのか 知らなくてはなりません 00:06:51.809 --> 00:06:53.865 両方に時間を使たいと思ったら 00:06:53.889 --> 00:06:55.985 学習領域により多くの時間を割けば 00:06:56.009 --> 00:06:57.249 もっと上達します NOTE Paragraph 00:06:58.169 --> 00:07:00.569 いかにして学習領域に より多くの時間を割くのか? 00:07:01.849 --> 00:07:05.025 1つ目に 私たちは 上達できることを信じ 00:07:05.049 --> 00:07:06.385 受け入れなければなりません 00:07:06.409 --> 00:07:08.369 これを成長思考と呼びます 00:07:08.649 --> 00:07:11.905 2つ目に 特定のスキルの 上達を目指す必要があります 00:07:11.929 --> 00:07:13.365 時間と努力が必要ですから 00:07:13.389 --> 00:07:15.489 自分にとって大切な 目標がなくてはいけません 00:07:16.169 --> 00:07:19.185 3つ目に いかに上達するのか そのために何ができるのかという 00:07:19.209 --> 00:07:20.905 アイデアがなくてはなりません 00:07:20.929 --> 00:07:23.505 ティーンエイジャーの時に ギターの練習をしたような 00:07:23.529 --> 00:07:25.625 何度も繰り返し 曲を歌うだけのやり方でなく 00:07:25.649 --> 00:07:27.129 限界的練習を行います 00:07:27.769 --> 00:07:31.369 4つ目にリスクが低い状況で 練習しなくてはなりません 00:07:31.969 --> 00:07:34.185 失敗が予期される場合 00:07:34.209 --> 00:07:37.225 失敗が破滅につながったり 深刻なものになったりしては 00:07:37.249 --> 00:07:38.489 まずいからです 00:07:39.049 --> 00:07:42.745 綱渡り芸人は安全ネットなしに 新しい芸当の練習はしませんし 00:07:42.769 --> 00:07:45.385 アスリートは公式試合の間は 新しい動きの練習は 00:07:45.409 --> 00:07:46.743 しないものです NOTE Paragraph 00:07:47.929 --> 00:07:49.585 暮らしの中で パフォーマンス領域に 00:07:49.609 --> 00:07:52.065 多くの時間を費やす理由の1つは 00:07:52.089 --> 00:07:56.169 我々の社会環境には いたずらに リスクが高い場面が多いことです 00:07:57.009 --> 00:07:59.225 私たちは互いに 社交上のリスクを生み出しています 00:07:59.249 --> 00:08:02.105 学ぶことがすべてと思われている 学校でさえそうです 00:08:02.129 --> 00:08:04.265 学ぶと言っても 標準テストのことではありません 00:08:04.289 --> 00:08:06.505 つまり 毎日あらゆる瞬間に 00:08:06.529 --> 00:08:09.225 小学校から大学まで多くの生徒は 00:08:09.249 --> 00:08:12.665 失敗すると 他人から 低く見られると感じています 00:08:12.689 --> 00:08:14.625 常にストレスを感じており 00:08:14.649 --> 00:08:16.989 学習に必要なリスクを避けるのも 無理はありません 00:08:17.569 --> 00:08:19.825 一方 生徒が 気づかぬうちに学ぶのは 00:08:19.849 --> 00:08:21.105 失敗できないということです 00:08:21.129 --> 00:08:24.625 教師も保護者も 正しい解答のみを聞きたがり 00:08:24.649 --> 00:08:27.305 間違いを受け入れたり 検証したり そこから学んだりせずに 00:08:27.329 --> 00:08:28.585 間違いを拒絶する場合や 00:08:28.609 --> 00:08:30.345 学びのきっかけとなる 00:08:30.369 --> 00:08:32.585 探求的な思考を促さず 視野の狭い解答を求めると 00:08:32.609 --> 00:08:33.945 そうなってしまいます 00:08:33.969 --> 00:08:37.065 宿題や課題をすべて 点数や評価の対象とし 00:08:37.089 --> 00:08:38.825 評定に反映するばかりで 00:08:38.849 --> 00:08:42.425 練習、失敗、フィードバック、修正に 生かさないのであれば 00:08:42.449 --> 00:08:45.649 学校はパフォーマンス領域だという メッセージになってしまいます NOTE Paragraph 00:08:47.049 --> 00:08:49.105 職場も同様です 00:08:49.129 --> 00:08:53.145 私がコンサルトした企業では リーダーが立派な仕事をさせようとする 00:08:53.169 --> 00:08:55.745 完璧主義の社風が醸成されているのを よく見かけます 00:08:55.769 --> 00:08:58.105 それでは社員が 既知の範囲に落ち着いてしまい 00:08:58.129 --> 00:08:59.585 新たなことに挑戦しなくなるので 00:08:59.609 --> 00:09:01.945 企業は改革や向上に躍起になろうとも 00:09:01.969 --> 00:09:03.169 遅れをとるのです NOTE Paragraph 00:09:04.769 --> 00:09:07.065 もっと成長する余地を作るには 00:09:07.089 --> 00:09:09.145 いつ どちらの領域にいることが 望ましいのか 00:09:09.169 --> 00:09:11.449 互いに対話を始めることです 00:09:12.049 --> 00:09:14.745 「何に上達したいのか? どうやって上達するのか?」 00:09:14.769 --> 00:09:17.769 「実践の中で失敗を最小限にしたいのは どんな時か?」 00:09:18.489 --> 00:09:21.505 そうすれば 成功とは何で いつ、どのようにお互いを 00:09:21.529 --> 00:09:23.609 最適にサポートできるのか 明確になります NOTE Paragraph 00:09:24.809 --> 00:09:27.905 もし慢性的にリスクの高い環境にいて 00:09:27.929 --> 00:09:30.649 そういう対話ができないと 感じているなら? 00:09:31.529 --> 00:09:34.625 その場合でも 各自で出来ることが なおも3つあります 00:09:34.649 --> 00:09:38.929 1つ目はハイリスクの海の中に ローリスクの島を作ることです 00:09:39.449 --> 00:09:42.185 この島では失敗は ほとんど影響しません 00:09:42.209 --> 00:09:45.665 例えばメンターや信頼に足る 同僚を見出すことで 00:09:45.689 --> 00:09:48.865 共にアイデアを交換したり 批判されがちなことを話し合ったり 00:09:48.889 --> 00:09:50.265 ロールプレイをしたり 00:09:50.289 --> 00:09:53.905 プロジェクトに進捗に合わせ フィードバックを求める会議を求めたり 00:09:53.929 --> 00:09:58.065 読書したり ビデオを見たり オンライン講座の時間をとることもできます 00:09:58.089 --> 00:09:59.489 それらは数例にすぎません 00:10:00.169 --> 00:10:04.345 2つ目は期待される パフォーマンスを実践しつつ 00:10:04.369 --> 00:10:06.945 次に どう改善できるかを 反省することです 00:10:06.969 --> 00:10:08.225 ビヨンセと同じです 00:10:08.249 --> 00:10:10.385 私たちはプロを観察し 真似できるのです 00:10:10.409 --> 00:10:13.929 観察、反省、調整は 学習領域なのです 00:10:14.689 --> 00:10:16.889 3つ目は 自ら先頭に立って 00:10:17.569 --> 00:10:21.145 他人のためにリスクを 下げてあげる方法もあるでしょう 00:10:21.169 --> 00:10:23.665 何を上達したいのか人に伝え 知らないことは質問し 00:10:23.689 --> 00:10:26.185 フィードバックを求め 失敗やそこから得たものを 00:10:26.209 --> 00:10:27.825 共有すれば 00:10:27.849 --> 00:10:29.929 同じことをしても安全だと 誰もが感じます NOTE Paragraph 00:10:30.569 --> 00:10:34.089 真の自信につながるのは 学びの過程を具体化することです 00:10:35.689 --> 00:10:40.145 ひたすら実行し続け 00:10:40.169 --> 00:10:42.265 パフォーマンスし続けて 人生を過ごすのではなく 00:10:42.289 --> 00:10:44.569 探索し 00:10:45.449 --> 00:10:46.865 質問し 00:10:46.889 --> 00:10:48.185 聞き 00:10:48.209 --> 00:10:52.065 試し 思案し 努力し 実現することに 00:10:52.065 --> 00:10:54.249 より多くの時間を割いたなら? 00:10:55.129 --> 00:10:57.945 一人一人が上達しようと 努力の対象を 00:10:57.969 --> 00:10:59.489 常にもっていたら? 00:11:00.569 --> 00:11:02.985 もっとリスクの少ない 島と海域を 00:11:03.009 --> 00:11:04.209 創造したら? 00:11:04.649 --> 00:11:07.105 いつ学習し いつ実践するのか 00:11:07.129 --> 00:11:09.505 自分の中や チームメイトと一緒に 00:11:09.529 --> 00:11:13.065 明確にすることができたなら? 00:11:13.089 --> 00:11:16.145 そうすれば努力は もっと実を結び 00:11:16.169 --> 00:11:18.825 際限なく上達し 00:11:18.849 --> 00:11:21.129 さらなる高みに 到達できるでしょう NOTE Paragraph 00:11:21.809 --> 00:11:23.023 ありがとうございました 00:11:23.047 --> 00:11:26.722 (拍手)