WEBVTT 00:00:11.436 --> 00:00:12.415 こんにちは 00:00:12.415 --> 00:00:17.866 ここで話したいのは みなさんが 自分の可能性に対して信じてきたことが 00:00:17.866 --> 00:00:22.200 学びに影響を与えてきたということです 00:00:22.200 --> 00:00:26.577 その影響は継続的で 学習成果や経験を変え続けます 00:00:27.024 --> 00:00:29.767 自分はそうだという人は 手を上げてください 00:00:29.767 --> 00:00:33.457 数学に向いていないとか 00:00:33.457 --> 00:00:35.876 次のレベルに進めないとか 00:00:35.876 --> 00:00:37.606 そもそも数学に向いた脳を持っていないとか 考えたことのある人は 00:00:37.606 --> 00:00:39.246 手を上げてください 00:00:40.046 --> 00:00:41.286 たくさんですね 00:00:41.736 --> 00:00:46.317 ここで言いたいのは そのような考え方は 完全に誤っているということです 00:00:46.317 --> 00:00:48.176 脳科学により否定されています 00:00:48.176 --> 00:00:52.237 しかし社会にはびこる迷信によって そのような考え方が広がっています 00:00:52.237 --> 00:00:54.817 とても根強く危険です 00:00:54.817 --> 00:00:58.429 数学脳なるものがあるとか 00:00:58.429 --> 00:01:00.717 生まれついてのものだとか そうではないとか 00:01:00.717 --> 00:01:03.027 他の科目ではそいうことを信じてないですね 00:01:03.027 --> 00:01:07.337 歴史脳や物理脳を 生まれつき持っているとは言わず 00:01:07.337 --> 00:01:08.908 学ぶものだと考えています 00:01:08.908 --> 00:01:11.668 しかし数学となると生徒は 先程のような迷信を信じるのです 00:01:11.668 --> 00:01:14.148 教師や親も信じています 00:01:14.148 --> 00:01:17.167 そのたった一つの迷信を変えるまで 00:01:17.167 --> 00:01:21.167 この国の成績不振は蔓延したままでしょう 00:01:21.167 --> 00:01:24.638 キャロル・ドウェックが行った 考え方の研究によると 00:01:24.638 --> 00:01:27.538 自分の無限の可能性を信じるならば 00:01:27.538 --> 00:01:31.407 数学だけでなく 人生でも より高いレベルに到達できるでしょう 00:01:31.407 --> 00:01:35.458 ミスをおかすことに関する信じがたい研究が それをはっきりと示しています 00:01:35.458 --> 00:01:39.887 ジェイソン・モーザーらが MRIの画像から実証しました 00:01:39.887 --> 00:01:43.447 数学でミスをおかしたとき 脳が成長します 00:01:43.447 --> 00:01:44.958 すばらしいですね 00:01:44.958 --> 00:01:47.898 ミスをおかすと シナプスが発火します 00:01:47.898 --> 00:01:49.629 MRI画像を見ると実際に 00:01:49.629 --> 00:01:52.748 ミスをおかすとシナプスが 発火することがわかりました 00:01:52.748 --> 00:01:56.278 正解した場合はあまり発火しません 00:01:56.278 --> 00:01:59.079 ミスをおかすのはとても良いことなのです 00:01:59.079 --> 00:02:00.889 学生に知ってもらいたいのです 00:02:00.889 --> 00:02:03.789 さらに信じられないことが判明しました 00:02:03.789 --> 00:02:08.540 この画像は人の脳内の電位マップを示します 00:02:08.540 --> 00:02:12.589 ここで分かるのは 成長について 00:02:12.589 --> 00:02:14.899 無限の可能性を持つと信じている人は 00:02:14.899 --> 00:02:16.329 何でも学べます 00:02:16.329 --> 00:02:19.749 ミスをおかした時 00:02:19.749 --> 00:02:23.079 人間が何でも学べることを 信じてない人に比べ より成長したのです 00:02:23.939 --> 00:02:28.749 これは脳科学者が 昔から知っていたことです 00:02:28.749 --> 00:02:31.368 われわれの認識と学ぶことは 00:02:31.368 --> 00:02:34.559 信念や感情に関係があります 00:02:35.409 --> 00:02:39.230 これは数学の授業を受ける子供だけでなく 私たち全員にとっても重要です 00:02:39.230 --> 00:02:42.989 もし困難な状況や 挑戦的な課題に取り組むときに 00:02:42.989 --> 00:02:46.620 こう考えるのです 自分はできる 自分はうまくやる 00:02:46.620 --> 00:02:48.800 うまくいかなかったり 失敗したりしても 00:02:48.800 --> 00:02:52.411 脳はより成長し 違った反応をするでしょう 00:02:52.411 --> 00:02:53.991 同じ状況で 00:02:53.991 --> 00:02:56.949 できそうにないと考えるよりも ずっと成長するのです 00:02:57.860 --> 00:03:03.623 だから教室で生徒に与える メッセージを変えることがとても重要です 00:03:03.623 --> 00:03:07.052 誰でも脳を成長させることができます 00:03:07.052 --> 00:03:10.791 脳はとても柔軟で どんなレベルの数学でも学べます 00:03:10.791 --> 00:03:12.651 これを子供たちに 伝えなければなりません 00:03:12.651 --> 00:03:14.930 ミスをおかすことは 良いことだと知るべきです 00:03:14.930 --> 00:03:17.721 だから数学の時間は いろいろと変わらなければなりません 00:03:17.721 --> 00:03:20.151 子供たちへのメッセージ だけではありません 00:03:20.151 --> 00:03:23.401 根本的に教室で起こっていることを 変えなくてはなりません 00:03:23.401 --> 00:03:25.580 子供たちに成長できると 思ってもらいたいのです 00:03:25.580 --> 00:03:28.041 成長して何でも学べることを 信じてもらいたいのです 00:03:28.041 --> 00:03:31.331 しかし数学で成長できるという考えを 持つのはとても難しいことです 00:03:31.331 --> 00:03:36.020 もし正しいか誤っているかだけの 小さくまとまった問題を解くだけなら 00:03:36.020 --> 00:03:38.531 そういった問題自身は 00:03:38.531 --> 00:03:42.212 数学に関して 解ける、解けないの 決まったメッセージを与えることになります 00:03:42.212 --> 00:03:44.350 だから数学の問題を 開かれたものにして 00:03:44.350 --> 00:03:47.260 学ぶために考える余地を 作らなければなりません 00:03:47.260 --> 00:03:48.731 例をお見せしましょう 00:03:48.731 --> 00:03:51.841 ある数学の問題について私と一緒に 実際に考えて見ましょう 00:03:51.841 --> 00:03:55.618 これは学校で出題される かなり典型的な問題です 00:03:55.618 --> 00:04:00.123 それとは違う考え方をしてほしいのです 3つの四角形の並びがあります 00:04:00.123 --> 00:04:02.832 2番目では1番目より 多くの四角形があります 00:04:02.832 --> 00:04:04.492 3番目ではもっと多いですね 00:04:04.492 --> 00:04:06.502 これは よくこんな問題になります 00:04:06.502 --> 00:04:10.892 100番目またはn番目において 四角形はいくつあるでしょうか 00:04:10.892 --> 00:04:12.972 違う考え方をしていただきたいのです 00:04:12.972 --> 00:04:17.003 数字をまったく使わずに 代数の知識を使わずに 00:04:17.003 --> 00:04:19.452 全体を視覚的に考えてください 00:04:19.452 --> 00:04:23.913 増えた四角形はどこに見えるでしょうか 00:04:23.913 --> 00:04:28.433 1の場合より2の場合ほうが多いですが 増えた分はどこにあるでしょうか 00:04:29.613 --> 00:04:33.352 ここが教室だったら 考える時間を 十分にあげられるのですが 00:04:34.400 --> 00:04:37.975 時間の都合もあるので いろんな人がこれをどう考えたかお見せします 00:04:37.975 --> 00:04:41.782 たくさんの人に この問題を出してきました 00:04:41.782 --> 00:04:45.422 スタンフォード大学の 学部生だったと思います 00:04:45.422 --> 00:04:46.943 ある学生が言いました 00:04:46.943 --> 00:04:52.654 「雨粒のようです 00:04:52.654 --> 00:04:56.813 雨粒が降ってきて 毎回上に重なっていきます」 00:04:57.763 --> 00:04:59.974 他の学生はこう言いました 00:04:59.974 --> 00:05:02.316 「ボウリング場みたいです 00:05:02.316 --> 00:05:03.964 一列増えました 00:05:03.964 --> 00:05:07.554 底辺に足されたピンの列のようです」 00:05:07.554 --> 00:05:10.125 増えていく様子の見方は様々です 00:05:12.295 --> 00:05:15.474 ある教師は火山のようだと言っていました 00:05:15.474 --> 00:05:19.274 「中央が盛り上がり 溶岩が出てきました」 00:05:19.274 --> 00:05:21.325 (笑) 00:05:21.975 --> 00:05:25.485 他の教師が言いました 「モーゼの十戒のようです 00:05:26.774 --> 00:05:31.745 図形が分かれて 中央部が重複します」 00:05:36.275 --> 00:05:39.945 こういうのもありました 00:05:39.945 --> 00:05:42.355 三角形に見える人もいました 00:05:42.355 --> 00:05:46.495 外側が三角形で 大きくなっていきます 00:05:46.495 --> 00:05:49.744 ニューメキシコ州のある教師が言いました 00:05:49.744 --> 00:05:55.345 「映画『ウェインズ・ワールド』のようです 『天国への階段』そして進入禁止です」 00:05:55.345 --> 00:05:57.638 (笑) 00:06:01.906 --> 00:06:04.636 別の見方として 00:06:04.636 --> 00:06:07.006 四角形を動かし 00:06:07.006 --> 00:06:09.058 形を変えると 00:06:09.058 --> 00:06:11.468 大きな正方形になるのがわかります 00:06:11.468 --> 00:06:14.158 この問題で言いたかったのは 00:06:14.158 --> 00:06:18.006 「数学の授業で出題される時には これが最悪の問題というわけではありません 00:06:18.006 --> 00:06:20.996 『いくつ四角形があるか』という質問をされ 生徒は数えて 00:06:20.996 --> 00:06:22.166 こう言います 00:06:22.166 --> 00:06:24.876 『1の場合では4個 2の場合では9個』」 00:06:24.876 --> 00:06:28.327 数字の並びをじっと見てから こう言うかもしれません 00:06:28.327 --> 00:06:31.898 『番号が増えるたびに 1を加え それを二乗すると 00:06:31.898 --> 00:06:34.756 四角形の総数がわかります』 00:06:34.756 --> 00:06:39.527 しかし生徒や高校教師に出題し 00:06:39.527 --> 00:06:41.468 問題を解いたときに 彼らに聞いてみます 00:06:41.468 --> 00:06:45.107 「なぜ二乗になるのでしょうか なぜ二乗の関数だとわかるのでしょう」 00:06:45.107 --> 00:06:47.477 彼らは「わからない」と言います 00:06:47.717 --> 00:06:51.727 この絵がその理由を示しています 二乗で増加する関数ですね 00:06:51.727 --> 00:06:55.677 この図を代数的に表現すると 二乗ということです 00:06:55.677 --> 00:06:59.967 こういった問題を出すとき 視覚的な問題として出題します 00:06:59.967 --> 00:07:01.987 どう見えるか たずねます 00:07:01.987 --> 00:07:05.587 多岐にわたった議論が出て 数学の重要な部分についての 00:07:05.587 --> 00:07:08.398 深い理解に到達します 00:07:08.398 --> 00:07:10.918 数学の授業に革命が必要です 00:07:10.918 --> 00:07:13.098 それには多くのことを変える必要があります 00:07:13.098 --> 00:07:15.708 その理由の一部として 00:07:15.708 --> 00:07:18.167 数学の教え方や学び方に関する研究が 00:07:18.167 --> 00:07:20.237 学校や授業に反映されていないのです 00:07:20.237 --> 00:07:22.911 驚くような例をお見せしましょう 00:07:22.911 --> 00:07:27.729 これはとても面白い例です 00:07:27.729 --> 00:07:30.619 わたしたち大人が計算する時でさえ 00:07:30.619 --> 00:07:35.159 指を見る脳の領域が輝きます 00:07:35.159 --> 00:07:36.979 指を使っていないのに 00:07:36.979 --> 00:07:39.329 指を見る脳の領域が輝くのです 00:07:39.329 --> 00:07:41.508 指を使うときの脳の領域や 00:07:41.508 --> 00:07:44.088 見るときの脳の領域があります 00:07:44.088 --> 00:07:49.328 指を見ることは脳にとって とても重要であることがわかりました 00:07:49.328 --> 00:07:52.999 実際 指を知覚することについて 00:07:53.719 --> 00:07:56.031 指の知覚に対する実験を科学者が行いました 00:07:56.031 --> 00:07:59.161 被験者に手を机の下に置き 00:07:59.161 --> 00:08:01.179 触られる指が見えないように指示して 00:08:01.179 --> 00:08:04.309 どの指が触られたか分かるか 確認する実験をしました 00:08:04.309 --> 00:08:07.468 大学生で指の知覚が優れている学生の スコアから 00:08:07.468 --> 00:08:10.378 計算テストの点数が 予測できます 00:08:10.808 --> 00:08:14.561 1年生の児童では 2年生の時の算数の理解度を 00:08:14.561 --> 00:08:17.591 指の知覚のスコアから推測した方が テストの点数から推測するよりも 00:08:17.591 --> 00:08:19.368 よい予測になります 00:08:19.368 --> 00:08:21.337 それほど重要なことです 00:08:21.337 --> 00:08:24.998 しかし学校や授業では 00:08:24.998 --> 00:08:27.798 指を使ってはいけないと 生徒は教えられます 00:08:27.798 --> 00:08:30.689 子供じみていると言われ 悪いことをしているように感じてしまうのです 00:08:30.689 --> 00:08:33.922 子供が指で数を学ぶことを 止めさせるのは 00:08:33.922 --> 00:08:37.372 数学の成長を止めてしまうのと同じです 00:08:37.372 --> 00:08:39.829 科学者は昔からこのことを知っていました 00:08:39.829 --> 00:08:41.609 脳科学者が結論付けたように 00:08:41.609 --> 00:08:47.308 数や計算を学ぶのに指を使うべきです 00:08:47.308 --> 00:08:48.659 論文発表ですか― 00:08:48.659 --> 00:08:51.468 先週 "Atlantic"にこの論文を発表しました 00:08:51.468 --> 00:08:53.458 このことを知っている教師が いるかわかりませんが 00:08:53.458 --> 00:08:57.283 教育界に大きな波紋を引き起こしました 00:08:59.823 --> 00:09:03.690 教師や学校に知られていない 研究結果が他にもたくさんあります 00:09:03.690 --> 00:09:05.640 私たちが計算をするとき 00:09:05.640 --> 00:09:08.870 視覚野を含めて 脳の異なる領域の間で 00:09:08.870 --> 00:09:13.289 複雑で動的な信号の連絡が起こります 00:09:13.289 --> 00:09:17.748 普通 数学の授業は視覚的ではありません 数字を使っていて 抽象的なものです 00:09:17.748 --> 00:09:19.529 お見せしたいものがあります 00:09:19.529 --> 00:09:22.550 昨年の夏 大学のキャンパスに 81人の生徒を招き 00:09:22.550 --> 00:09:24.110 従来と異なる方法で授業を行いました 00:09:24.110 --> 00:09:26.430 脳が成長することについて教えました 00:09:26.430 --> 00:09:29.620 考え方とミスをおかすことについてです 00:09:30.030 --> 00:09:34.290 創造的で視覚的な 美しい数学についても教えました 00:09:35.810 --> 00:09:37.815 18回の授業を行いました 00:09:37.815 --> 00:09:41.181 授業の前に 地域の標準的なテストを受けました 00:09:41.181 --> 00:09:44.322 18回の授業のあとに同じ試験をすると 00:09:44.322 --> 00:09:47.450 平均50%の向上が見られました 00:09:48.960 --> 00:09:51.621 いろいろなレベルの81人の生徒が 00:09:51.621 --> 00:09:54.681 初日に言いました 「私は数学に向きません」 00:09:54.681 --> 00:09:59.253 代わりに クラスで数学向きの生徒の名前を 挙げることができました 00:09:59.253 --> 00:10:00.782 私たちは生徒たちの考え方を変えました 00:10:00.782 --> 00:10:06.051 これは生徒たちの様子を映した ビデオクリップです 00:10:11.161 --> 00:10:13.741 (ビデオ:スウィフト『気にしないで』) でもしゃべり続けるよ 00:10:13.741 --> 00:10:16.752 問題を解くことを止めないよ 00:10:16.752 --> 00:10:19.642 頭の中で何かが成長していくみたい 00:10:19.642 --> 00:10:23.852 挑戦するたびに 00:10:23.852 --> 00:10:27.012 嫌いな人はどんどん嫌いになるよ 00:10:27.012 --> 00:10:30.342 ミスをおかすこともあるよ 00:10:30.342 --> 00:10:33.212 でも気にしないで 00:10:33.212 --> 00:10:35.622 気にしないで 00:10:35.622 --> 00:10:38.462 このやり方で壁を破れるさ 00:10:38.462 --> 00:10:41.782 やさしくはないけれど 00:10:41.782 --> 00:10:44.691 気にしないで 00:10:44.691 --> 00:10:46.553 気にしないで 00:10:46.553 --> 00:10:49.585 目で見えるようにしようよ 00:10:49.585 --> 00:10:52.583 クラスのみんなにわかりやすく発表しようよ 00:10:53.003 --> 00:10:55.913 みんなが分かるように 00:10:56.083 --> 00:10:58.622 みんなが分かるように 00:10:58.732 --> 00:11:01.594 僕らの脳は成長するよ 00:11:01.594 --> 00:11:04.687 すごい速さで 00:11:04.687 --> 00:11:07.973 分かったら説明できるんだ 00:11:07.973 --> 00:11:10.763 分かったら説明できるんだ 00:11:10.763 --> 00:11:13.114 挑戦するよ 00:11:13.274 --> 00:11:16.152 シナプスが発火して 00:11:16.152 --> 00:11:20.383 問題がとても面白くて 00:11:20.383 --> 00:11:22.913 すごいことだから 世界のみんなに見せたいよ 00:11:24.214 --> 00:11:25.443 ですから 00:11:25.443 --> 00:11:28.081 (拍手) 00:11:30.045 --> 00:11:33.814 研究結果を教師に伝えるべきです 数学の教え方に革命が必要です 00:11:33.816 --> 00:11:36.203 私を信じないならば 生徒に聞いてみてください 00:11:36.203 --> 00:11:39.065 彼は中学生で 彼の先生と改善に取り組みました 00:11:39.065 --> 00:11:43.222 紙の上で問題を解くという方法から 開かれた、成長できるというメッセージへ 00:11:43.664 --> 00:11:45.510 その改善の結果が彼に表れています 00:11:45.510 --> 00:11:50.535 (ビデオ)去年の数学の時間はノートを とったり 配られた課題を解くだけで 00:11:50.535 --> 00:11:54.555 一人の閉じられた世界でした 00:11:55.105 --> 00:11:59.515 各々がただ自分のために解いていました 00:11:59.515 --> 00:12:02.878 でも今年はみんなで解いています 全体的で 大きくて 00:12:03.558 --> 00:12:04.891 街のようで 00:12:04.891 --> 00:12:08.511 この新しい美しい世界を作るために 一緒に勉強しています 00:12:08.511 --> 00:12:14.865 これからの自分の挑戦や未来に向かって 00:12:16.985 --> 00:12:18.365 進み続けるなら 00:12:18.365 --> 00:12:23.455 このやり方を続けていくなら いつかうまくいくと思います 00:12:24.445 --> 00:12:27.939 教育界 とくに数学の教育に ずっと注力してきました 00:12:27.939 --> 00:12:30.806 分数の正しい教え方や 00:12:30.806 --> 00:12:34.826 ずっと議論が続いている 授業で使われる基準などについてです 00:12:34.826 --> 00:12:39.516 でも生徒自身がもつ自己の可能性に関する 信念についてはまったく考えていませんでした 00:12:39.516 --> 00:12:42.156 しかし今や その可能性について 00:12:42.156 --> 00:12:44.936 注意を向けることが必要なのです 00:12:44.936 --> 00:12:48.246 私たちはみな自分自身を信じるべきです 00:12:48.246 --> 00:12:51.766 無限の可能性を引き出すために 00:12:51.766 --> 00:12:53.246 ご清聴ありがとうございました 00:12:53.246 --> 00:12:55.186 (拍手)