[Script Info] Title: [Events] Format: Layer, Start, End, Style, Name, MarginL, MarginR, MarginV, Effect, Text Dialogue: 0,0:00:11.38,0:00:13.87,Default,,0000,0000,0000,,こんにちは\Nマリアム・エレサーです Dialogue: 0,0:00:13.87,0:00:16.74,Default,,0000,0000,0000,,アマナ・アカデミースクールの\N四年生です Dialogue: 0,0:00:16.74,0:00:19.72,Default,,0000,0000,0000,,初めてのTEDトークです Dialogue: 0,0:00:19.72,0:00:24.98,Default,,0000,0000,0000,,この世界の人々をどうやって一つにするか\Nという私の考えをお話しします Dialogue: 0,0:00:24.98,0:00:29.20,Default,,0000,0000,0000,,そうすれば 皆が 平和に暮らせるし\N違いを巡る争いを止められるし Dialogue: 0,0:00:29.20,0:00:32.59,Default,,0000,0000,0000,,もっと共通点に焦点を当てられます Dialogue: 0,0:00:33.00,0:00:36.81,Default,,0000,0000,0000,,放課後に公園に行き Dialogue: 0,0:00:36.81,0:00:39.57,Default,,0000,0000,0000,,誰も遊ぶ人がいなかった日に\Nすべてが始まりました Dialogue: 0,0:00:39.57,0:00:41.61,Default,,0000,0000,0000,,そこに\N女の子がやって来ました Dialogue: 0,0:00:41.61,0:00:43.68,Default,,0000,0000,0000,,とても静かで\N内気な子でした Dialogue: 0,0:00:43.68,0:00:45.62,Default,,0000,0000,0000,,母は彼女を見て\Nこう言いました Dialogue: 0,0:00:45.62,0:00:47.80,Default,,0000,0000,0000,,「あの子のところに行って\Nおしゃべりしたら? Dialogue: 0,0:00:47.80,0:00:49.47,Default,,0000,0000,0000,,そうしたら\N一緒に遊べるでしょ」 Dialogue: 0,0:00:49.47,0:00:51.38,Default,,0000,0000,0000,,とてもいい考えだと思いました Dialogue: 0,0:00:51.67,0:00:55.88,Default,,0000,0000,0000,,その女の子のところへ行って\N私と遊んでくれるかを尋ねると Dialogue: 0,0:00:55.88,0:00:58.64,Default,,0000,0000,0000,,目を大きく開いて\N私を見つめました Dialogue: 0,0:00:59.12,0:01:03.78,Default,,0000,0000,0000,,その子は突然 混乱したようで 私が\N宇宙人かのようにじっと見つめました Dialogue: 0,0:01:03.78,0:01:05.82,Default,,0000,0000,0000,,私も その子を\Nじっと見つめました Dialogue: 0,0:01:06.71,0:01:11.19,Default,,0000,0000,0000,,その子は外国語のアクセントでこう言いました\N「どうしてそんな服を着ているの? Dialogue: 0,0:01:11.19,0:01:13.07,Default,,0000,0000,0000,,変に見えるわ」 Dialogue: 0,0:01:13.07,0:01:17.16,Default,,0000,0000,0000,,何を着ているかで判断されて\N悲しくなりました Dialogue: 0,0:01:17.16,0:01:21.12,Default,,0000,0000,0000,,そこで その子にこう言いました\N「どうしてそんな変な話し方するの?」 Dialogue: 0,0:01:21.12,0:01:23.45,Default,,0000,0000,0000,,その子の言ったことに\N仕返しするためです Dialogue: 0,0:01:23.89,0:01:27.47,Default,,0000,0000,0000,,その子は私の言葉に\N困った様子でした Dialogue: 0,0:01:27.48,0:01:29.70,Default,,0000,0000,0000,,その子を悲しませたかった\N訳ではありません Dialogue: 0,0:01:30.01,0:01:33.49,Default,,0000,0000,0000,,たぶん そんな風に\N仕返しするべきではなかったので Dialogue: 0,0:01:33.59,0:01:34.98,Default,,0000,0000,0000,,良いアイデアを思いつきました Dialogue: 0,0:01:35.64,0:01:36.74,Default,,0000,0000,0000,,その子に言いました Dialogue: 0,0:01:36.74,0:01:41.30,Default,,0000,0000,0000,,「私が この格好をしている訳と\N自分のことを少しだけ話すから Dialogue: 0,0:01:41.33,0:01:44.93,Default,,0000,0000,0000,,あなたも話し方が違う訳と Dialogue: 0,0:01:44.93,0:01:47.86,Default,,0000,0000,0000,,自分のことを少しだけ話して Dialogue: 0,0:01:47.86,0:01:50.22,Default,,0000,0000,0000,,たぶん お互いのことを\N理解したら Dialogue: 0,0:01:50.24,0:01:53.19,Default,,0000,0000,0000,,私たち 敵じゃなくて\N友達になれるわ Dialogue: 0,0:01:53.19,0:01:56.37,Default,,0000,0000,0000,,そしたら 一緒に楽しく遊べるわ」 Dialogue: 0,0:01:57.09,0:02:01.64,Default,,0000,0000,0000,,ヘッドカバーとロングスカートの着用は\N私たちの宗教で Dialogue: 0,0:02:01.64,0:02:04.58,Default,,0000,0000,0000,,女の子の適切な格好だ\Nとされていること Dialogue: 0,0:02:04.58,0:02:06.28,Default,,0000,0000,0000,,そして私はイスラム教徒の\N子どもであることを説明しました Dialogue: 0,0:02:06.86,0:02:08.65,Default,,0000,0000,0000,,その子はまだ\N困惑しているようでした Dialogue: 0,0:02:08.65,0:02:11.54,Default,,0000,0000,0000,,そして 「イスラム教徒の\N子どもってなあに?」と言いました Dialogue: 0,0:02:11.55,0:02:13.91,Default,,0000,0000,0000,,すぐに 素晴らしいアイデアが\N思い浮かびました Dialogue: 0,0:02:13.93,0:02:16.70,Default,,0000,0000,0000,,他の人に私自身のことを\N説明する必要がある時に Dialogue: 0,0:02:16.70,0:02:19.90,Default,,0000,0000,0000,,いつも引用している詩を\N思い出したのです Dialogue: 0,0:02:20.13,0:02:25.08,Default,,0000,0000,0000,,五歳の頃 『イスラム教の子』という\N大好きな本に書かれた詩を読んで Dialogue: 0,0:02:25.08,0:02:29.88,Default,,0000,0000,0000,,こういう状況になったら使おうと\N決めていたので 役に立つことになりました Dialogue: 0,0:02:29.89,0:02:33.53,Default,,0000,0000,0000,,その子の前に立って\N言いました Dialogue: 0,0:02:33.53,0:02:39.06,Default,,0000,0000,0000,,「これを聴いてちょうだい できれば\Nその後 友だちになってくれると嬉しいな」 Dialogue: 0,0:02:40.53,0:02:44.79,Default,,0000,0000,0000,,イスラム教の子とは どんな子か\N知りたいと思っている皆さんも Dialogue: 0,0:02:44.80,0:02:47.72,Default,,0000,0000,0000,,この詩をお聴きください Dialogue: 0,0:02:49.52,0:02:56.03,Default,,0000,0000,0000,,「イスラム教の子よ 平和の子よ\Nはるかかなたの岸からやって来た戦の子どもよ Dialogue: 0,0:02:56.71,0:02:58.84,Default,,0000,0000,0000,,あなたの黒い瞳には\N何が見えるの? Dialogue: 0,0:03:03.40,0:03:07.70,Default,,0000,0000,0000,,私の瞳は黒いだけじゃなくて\N時には 空のようなブルーや Dialogue: 0,0:03:07.70,0:03:12.03,Default,,0000,0000,0000,,熱帯の海のようなグリーンや\Nヤシの木の幹のような茶色になるし Dialogue: 0,0:03:12.03,0:03:14.44,Default,,0000,0000,0000,,その中間のどんな色合いにもなるの Dialogue: 0,0:03:14.95,0:03:19.76,Default,,0000,0000,0000,,私の肌は糖蜜のように黒くもなるし\Nほのかなバラのピンク色にもなるし Dialogue: 0,0:03:19.76,0:03:24.26,Default,,0000,0000,0000,,作りたての蜂蜜のように黄金色にもなるし\N銅貨のように暗い銅色にもなるし Dialogue: 0,0:03:24.26,0:03:26.52,Default,,0000,0000,0000,,その中間のどんな色合いにもなるの Dialogue: 0,0:03:27.39,0:03:31.07,Default,,0000,0000,0000,,富める中の最も富める者であるし\N貧しい中の最も貧しい者である Dialogue: 0,0:03:31.28,0:03:35.100,Default,,0000,0000,0000,,甘やかされて 退屈した\Nこの上なく名高い将軍の子どもにもなれば Dialogue: 0,0:03:35.100,0:03:38.83,Default,,0000,0000,0000,,戦争で孤児になった\N兵士の子どもにもなる Dialogue: 0,0:03:38.83,0:03:41.30,Default,,0000,0000,0000,,その中間のどの階級にもなるの Dialogue: 0,0:03:42.42,0:03:46.49,Default,,0000,0000,0000,,たくさんの国からやって来て\Nたくさんの言語を話すけれども Dialogue: 0,0:03:46.49,0:03:48.63,Default,,0000,0000,0000,,共通の信仰をもっている\Nつまり Dialogue: 0,0:03:48.63,0:03:53.56,Default,,0000,0000,0000,,ノアとキリストとアブラハムと\Nムハンマドとモーゼを信じている Dialogue: 0,0:03:53.56,0:03:55.39,Default,,0000,0000,0000,,その者たちを送り出した\N神を信じている Dialogue: 0,0:03:55.39,0:03:57.68,Default,,0000,0000,0000,,中間にいるあらゆる使者を\N信じている Dialogue: 0,0:03:58.84,0:04:01.29,Default,,0000,0000,0000,,それから イスラム教の子よ\N平和の子よ Dialogue: 0,0:04:01.30,0:04:03.81,Default,,0000,0000,0000,,あなたのキラキラ光る目には\N何が見えるの? Dialogue: 0,0:04:03.81,0:04:09.27,Default,,0000,0000,0000,,私には 私たちが 人類という\Nパズルの1ピースのように見える Dialogue: 0,0:04:09.27,0:04:13.17,Default,,0000,0000,0000,,あなたを理解する努力をしよう\Nあなたが私を理解しようとするなら」 Dialogue: 0,0:04:14.88,0:04:18.91,Default,,0000,0000,0000,,私の話に戻ると\Nその子はどうしたと思いますか? Dialogue: 0,0:04:18.91,0:04:23.07,Default,,0000,0000,0000,,それまでで最高の笑顔を向けて\N拍手してくれて こう言いました Dialogue: 0,0:04:23.07,0:04:24.89,Default,,0000,0000,0000,,「ぜひ あなたと\N友だちになりたいわ」 Dialogue: 0,0:04:25.00,0:04:26.84,Default,,0000,0000,0000,,ビックリしませんか? Dialogue: 0,0:04:26.84,0:04:31.43,Default,,0000,0000,0000,,心がこもった\N知恵に満ちた わずかな言葉が Dialogue: 0,0:04:31.45,0:04:33.67,Default,,0000,0000,0000,,状況をすっかり変えてしまうんです Dialogue: 0,0:04:33.67,0:04:38.02,Default,,0000,0000,0000,,「じゃあ \Nあなたのことを話す番よ Dialogue: 0,0:04:38.03,0:04:41.88,Default,,0000,0000,0000,,あなたが理解してくれたように\N私もあなたのことを理解しないとね」 Dialogue: 0,0:04:41.88,0:04:44.15,Default,,0000,0000,0000,,その子は話し始めました Dialogue: 0,0:04:44.85,0:04:48.84,Default,,0000,0000,0000,,「よりよい人生のチャンスを求めて\Nメキシコから来たの Dialogue: 0,0:04:48.84,0:04:50.79,Default,,0000,0000,0000,,お父さんは農夫なの Dialogue: 0,0:04:50.79,0:04:56.81,Default,,0000,0000,0000,,家族を支えるために\N転々と場所を変えて 新しい仕事を探しているわ Dialogue: 0,0:04:57.02,0:04:59.24,Default,,0000,0000,0000,,先月この地区に引っ越して来たの Dialogue: 0,0:04:59.24,0:05:02.21,Default,,0000,0000,0000,,まだ 新しい学校に\N馴染もうとしているところ Dialogue: 0,0:05:02.21,0:05:06.41,Default,,0000,0000,0000,,そんな急に 外国訛りを直すのは\N本当にとても大変なことなのよ Dialogue: 0,0:05:06.85,0:05:09.60,Default,,0000,0000,0000,,話すことより 聞き取るほうが得意 Dialogue: 0,0:05:09.60,0:05:13.08,Default,,0000,0000,0000,,それに 話す練習をする友だちも\Nあまりいないんだもの」 Dialogue: 0,0:05:13.08,0:05:16.48,Default,,0000,0000,0000,,「たぶん 私たちが友だちになったら\N私のこと手伝って」 Dialogue: 0,0:05:17.97,0:05:23.22,Default,,0000,0000,0000,,私は悲しくなって\Nその子の話し方についてコメントした時の Dialogue: 0,0:05:23.22,0:05:25.91,Default,,0000,0000,0000,,自分の「無知」を\N許してもらうよう頼みました Dialogue: 0,0:05:25.91,0:05:28.75,Default,,0000,0000,0000,,その子にこう言いました\N「ぜひ あなたと友だちになりたいわ Dialogue: 0,0:05:28.75,0:05:30.34,Default,,0000,0000,0000,,今から遊びましょう」 Dialogue: 0,0:05:30.34,0:05:34.70,Default,,0000,0000,0000,,その子と遊んで とても楽しくて\Nそして 新しい友だちができたのです Dialogue: 0,0:05:37.58,0:05:43.54,Default,,0000,0000,0000,,話を聞いて下さっている皆さん\Nこれが分かっていだけるといいのですが Dialogue: 0,0:05:43.90,0:05:47.24,Default,,0000,0000,0000,,私たちは皆 「知」をもって「無知」と\N戦い始めなければなりません Dialogue: 0,0:05:47.25,0:05:51.25,Default,,0000,0000,0000,,お互いのあら探しを止めて\N違いを克服しましょう Dialogue: 0,0:05:51.25,0:05:56.52,Default,,0000,0000,0000,,みんなが \Nよい本や素敵な引用を渡したり Dialogue: 0,0:05:56.53,0:06:00.26,Default,,0000,0000,0000,,美しいスピーチを贈ったり\N感激するような物語を書いたら Dialogue: 0,0:06:00.27,0:06:04.85,Default,,0000,0000,0000,,うまくいけば 私の世代は\Nもっと平和な世界を生きられます Dialogue: 0,0:06:06.18,0:06:09.82,Default,,0000,0000,0000,,私たちは皆 異なる\N文化や背景を抱えています Dialogue: 0,0:06:10.14,0:06:14.71,Default,,0000,0000,0000,,どんな格好をしているかによって\N人の見方が変わるなんて あってはいけません Dialogue: 0,0:06:14.72,0:06:20.04,Default,,0000,0000,0000,,そうではなく 私たちは\N行動と人柄によって判断されるべきです Dialogue: 0,0:06:20.04,0:06:22.13,Default,,0000,0000,0000,,ご静聴ありがとうございます Dialogue: 0,0:06:22.13,0:06:23.96,Default,,0000,0000,0000,,(拍手)