奇跡はどこにでもある。暗闇にも、静寂にも..
奇跡はどこにでもある。暗闇にも、静寂にも..
Helen Keller
未来はどうなるのだろうか?
宇宙はどのように終わるのだろうか?
真実を知ることは無いかもしれない
しかし科学は未来の驚くべき行く末を描き始めた
時間の終わりまでの旅にでてみよう
5秒ごとに速度が倍になる、指数関数的な時間旅行だ
手がかりを探るたび、確実に未来像は変化するだろう。
しかし一つ確かなのは
この宇宙は始まったばかりだという事
2019
[人新世]
2020
[人新世]
2021
[人新世]
2021
完新世は終わった。
[人新世]
2021
完新世は終わった。
[人新世]
2022
完新世は終わった。
[人新世]
2023
完新世は終わった。
[人新世]
2023
[人新世]
現在、そして今後数年間の私たちの行動は
現在、そして今後数年間の私たちの行動は
現在、そして今後数年間の私たちの行動は
現在、そして今後数年間の私たちの行動は
現在、そして今後数年間の私たちの行動は
次の数千年に大きく影響するだろう
次の数千年に大きく影響するだろう
近代の人類が知りえた唯一の環境は変化しつつある、それも急速に
近代の人類が知りえた唯一の環境は変化しつつある、それも急速に
近代の人類が知りえた唯一の環境は変化しつつある、それも急速に
この惑星に変わらぬものはない すべては変わる
この惑星に変わらぬものはない すべては変わる
地球は先の見えない崖を再び跳ぼうとしている。結果はだれにもわからない
地球は先の見えない崖を再び跳ぼうとしている。結果はだれにもわからない
地球は先の見えない崖を再び跳ぼうとしている。結果はだれにもわからない
地球は先の見えない崖を再び跳ぼうとしている。結果はだれにもわからない
この地球は常に跳躍している。
[地磁気反転]
[地磁気反転]
[ヘール・ボップ彗星再来]
[劇的海面上昇]
地球上の事物は変化する
[劇的海面上昇]
とどまるものは無い!
万物は変化し続ける
[直径30mの小惑星衝突]
[30m級小惑星の衝突]
[アンタレス 超新星爆発]
[サハラ砂漠が熱帯化]
[星座がさまよいはじめる]
[ボイジャー1号近隣恒星を通過]
[間氷期終結]
[スーパー火山噴火]
[ハワイに新たな島誕生]
[新たな島々の連鎖]
[アポロ計画の足跡が消える]
[ベテルギウス 超新星爆発]
[石碑浸食]
[致命的ガンマ線バースト]
[火星の月が砕け環になる]
[土星の環消失]
[南極融解]
[巨大小惑星の衝突]
[新たな超大陸誕生]
[太陽光度増加]
太陽を輝かす燃料が底をつき始めるが、
[太陽光度増加]
太陽を輝かす燃料が底をつき始めるが、
[光合成が出来なくなる]
太陽はそのまま静かに消滅することはない
[光合成が出来なくなる]
太陽はそのまま静かに消滅することはない
[全ての植物が死滅]
[全ての植物が死滅]
[海洋蒸発]
コア崩壊で生じる膨大な熱で太陽外周は膨張
[海洋蒸発]
コア崩壊で生じる膨大な熱で太陽外周は膨張
[海洋蒸発]
コア崩壊で生じる膨大な熱で太陽外周は膨張
[海洋蒸発]
コア崩壊で生じる膨大な熱で太陽外周は膨張
[海洋蒸発]
コア崩壊で生じる膨大な熱で太陽外周は膨張
[全ての生命が死滅]
[全ての生命が死滅]
[太陽膨張]
[太陽が赤色巨星となる]
[死にゆく太陽が地球を破壊]
[太陽は白色矮星となる]
太陽は死に、
[太陽は白色矮星となる]
深宇宙の極低温のなか徐々に冷えてゆく
[太陽は白色矮星となる]
深宇宙の極低温のなか徐々に冷えてゆく
すべての星は太陽と同じ運命をたどる
全ての星はやがて終わりを迎え、
宇宙は永遠の夜に没する
宇宙は永遠の夜に没する
すべての星はいずれ燃料を使い果たす
[星の死が始まる]
[星の死が始まる]
宇宙の温度は下がり,
[星の死が始まる]
[星の死が始まる]
夜空の星は1つずつ消えていく
夜空の星は1つずつ消えていく
夜空の星は1つずつ消えていく
新たな星がつくられることは無い
新たな星がつくられることは無い
かくして宇宙は終わる
爆発ではなく
静かに
燃え尽きるのではなく、
[最後の赤色矮星の終わり]
[最後の赤色矮星の終わり]
冷たく終わりを迎えるのだ
[最後の赤色矮星の終わり]
[最後の赤色矮星の終わり]
[縮退の時代]
最後の恒星の死とともに、星空の時代は終わる
[縮退の時代]
[縮退の時代]
宇宙は、死んだ星の残滓が散らばった墓場となる
宇宙は、死んだ星の残滓が散らばった墓場となる
我々の太陽は、高温、高密度に縮退した星の死骸、
白色矮星となる
燃料は残っておらず、
白色矮星の淡い光は
火の消えた炉に残った最後の熱によるものだ
火の消えた炉に残った最後の熱によるものだ
今の地球の位置から眺めると、
晴れた夜の満月ほどの明るさしかない
晴れた夜の満月ほどの明るさしかない
晴れた夜の満月ほどの明るさしかない
死んだ星々とブラックホールが点在する暗い虚空の闇に唯一光るのは
死んだ星々とブラックホールが点在する暗い虚空の闇に唯一光るのは
白色矮星の放つほのかな光のみ
白色矮星の放つほのかな光のみ
白色矮星の放つほのかな光のみ
ある意味、それは幽霊のような宇宙だ
しかし星の死骸、ゾンビと化した星たちが、さらなる未来を見せてくれる
しかし星の死骸、ゾンビと化した星たちが、さらなる未来を見せてくれる
しかし星の死骸、ゾンビと化した星たちが、さらなる未来を見せてくれる
時が経つにつれ、死んだ恒星や惑星は重力によって銀河から冷たい虚空へと押しやられる
偶然が重なると、褐色矮星が衝突し新たな星を生み出すこともあるだろう
中性子星衝突は漆黒の闇を超新星爆発の閃光で貫く
[中性子星衝突]
中性子星衝突は漆黒の闇を超新星爆発の閃光で貫く
[中性子星衝突]
老いゆく白色矮星は生物が命をつなぐ避難所となるだろう
しかし白色矮星もしだいに力を失い、死ぬ。
こうして残った星々の最後の姿は黒色矮星。
[星々が黒色矮星となる]
白色矮星はすっかり冷たくなり、もはや熱や光をほとんど放出しない。
[星々が黒色矮星となる]
白色矮星はすっかり冷たくなり、もはや熱や光をほとんど放出しない。
黒色矮星は暗く高密度な縮退物質の崩れ行く球体。
黒色矮星は暗く高密度な縮退物質の崩れ行く球体。
黒色矮星は暗く高密度な縮退物質の崩れ行く球体。
星の灰と言ってもよい。
黒色矮星を構成する原子は強烈に押しつぶされ、
その密度は太陽の百万倍に達する。
その密度は太陽の百万倍に達する。
星がこの段階にたどり着くまでにはとてつもない時間が必要なので
現在の宇宙にはまだ存在しないと考えられる
現在の宇宙にはまだ存在しないと考えられる
銀河から脱出できなかったすべての物質は中心にある
超巨大ブラックホールに吸い込まれてゆく
[ブラックホールが残存物質を飲み込む]
[ブラックホールが残存物質を飲み込む]
栄光の炎に輝く長い休眠から覚めたブラックホール
[縮退の時代]
ブラックホールの回転エネルギーが、未来の異文明が最後に頼れる動力源となる
私たちの生命の速度は現在手に入るエネルギーで決定されている。
私たちの生命の速度は現在手に入るエネルギーで決定されている。
全く異なる生命活動の速度を持ち、
想像以上に生存期間を長く引き伸ばした、
想像以上に生存期間を長く引き伸ばした、
意識を持つ生命体を想像できる
意識を持つ生命体を想像できる
10兆年に1回思考するのが普通であるような生命体もあり得るだろう
10兆年に1回思考するのが普通であるような生命体もあり得るだろう
10兆年に1回思考するのが普通であるような生命体もあり得るだろう
たとえ我々人類が絶滅したとしても、
たとえ我々人類が絶滅したとしても、
遠い未来のどこかで
宇宙に変動が起き、再び知的生命体が
一瞬だけでも、存在できるかもしれない。
宇宙に変動が起き、再び知的生命体が
一瞬だけでも、存在できるかもしれない。
時間の大海に、知性体が存在する孤島が現れるかもしれない
宇宙の膨張が加速し、物質は光速を超えて散らばり始める
[時空の膨張]
[時空の膨張]
この時点で、遠隔の銀河や星の後退速度はあまりに速く、観測不能となる
[時空の膨張]
この時点で、遠隔の銀河や星の後退速度はあまりに速く、観測不能となる
宇宙の神秘は永遠の扉の向こうに秘蔵される
最新科学の予測によれば原子自体も崩壊し宇宙の中に何の物質も残さず消える
[陽子崩壊]
最新科学の予測によれば原子自体も崩壊し宇宙の中に何の物質も残さず消える
[陽子崩壊]
私たちの世界を構築する原子の基本要素の一つ
陽子
私たちの世界を構築する原子の基本要素の一つ
陽子
これすら自然に崩壊してしまう
ブラックホールの引力を逃れたどのような物質も
ついには陽子崩壊によって消滅する
陽子崩壊はまだ証明されていない。未来旅行のこれからの章は新たな発見次第で全く別の内容となりうる
黒色矮星内部の物質、宇宙最後の物質は
黒色矮星内部の物質、宇宙最後の物質は
最終的には蒸発し、放射となって虚空へ消え
最終的には蒸発し、放射となって虚空へ消え
後には全く何も残らない
[ブラックホールの時代]
黒色矮星が消えると
[ブラックホールの時代]
宇宙にはただ一個の原子さえ残らない
[ブラックホールの時代]
[ブラックホールの時代]
かつて物質で溢れていた宇宙に残るのは
光子とブラックホールのみ
ブラックホールの時代が始まる
生命が寄りすがる惑星も恒星も、星の死骸すら無い
この段階でさえ宇宙はやっと時を刻みだしたばかり
人間の時間スケールでは子宮から頭が見えた頃
宇宙はその生涯のほとんどの期間で、冷たく、暗く、空っぽだ
灼熱の誕生と極寒の死、そのはざまに生命が輝く安全な避難所を宇宙はほんの一瞬だけ与える
宇宙の一生の中で思春期に当たる時代
宇宙の一生の中で思春期に当たる時代
生命が存在できる明るいひとときが現れる
しかし、それも長くは続かない
誕生から最後のブラックホール消滅までの
宇宙の生涯のほんの一部分でだけ
宇宙の生涯のほんの一部分でだけ
生命は存在できるが、
生命は存在できるが、
生命は存在できるが、その期間の割合は
1000分の1
(10^(-3))
1000分の1の、
(10^(-3))
1000分の1の、
(10^(-3))
1000分の1の、10億分の
(10^(-12))
1000分の1の、10億分の10億分の
(10^(-21))
1000分の1の、10億分の10億分の10億分の
(10^(-30))
1000分の1の、10億分の10億分の10億分の10億分の
(10^(-39))
1000分の1の、10億分の10億分の10億分の10億分の10億分の
(10^(-48))
1000分の1の、10億分の10億分の10億分の10億分の10億分の10億分の
(10^(-57))
1000分の1の、10億分の10億分の10億分の10億分の10億分の10億分の10億分の
(10^(-66))
1000分の1の、10億分の10億分の10億分の10億分の10億分の10億分の10億分の10億分の
(10^(-75))
1000分の1の、10億分の10億分の10億分の10億分の10億分の10億分の10億分の10億分の10億分の
(10^(-84))
1000分の1の、10億分の10億分の10億分の10億分の10億分の10億分の10億分の10億分の10億分の1パーセント
(10^(-84)%)
ブラックホールが宇宙を構成する基本単位となる
ブラックホールが宇宙を構成する基本単位となる
中心の超大質量ブラックホールと、
それを周回する小型のブラックホールが
銀河の基本的な姿になる
ブラックホールで満たされたゾンビ銀河は進化し続ける
ブラックホールは互いに食いあい大きくなる
超大質量ブラックホールに落ち込み、
それがさらに大きくなることもあるかもしれない
宇宙はまだ刺激的でダイナミックな場所だ
ただしこれは数千年、数百万年程度ではなく
ただしこれは数千年、数百万年程度ではなく
数兆年のタイムスケールでの話だ
[ブラックホール合体]
この遥か遠い時代には、ブラックホール合体が
宇宙の主要な出来事となる
私たちの太陽の数兆倍もの質量に達するものもあらわれるだろう
これらが合体する際に発せられる重力波は全宇宙にまで響き渡る
ブラックホールは太鼓の木槌のように時空を強打し
非常に特徴的な調べを奏でる
これまで長い間連れ添ってきた2つのブラックホールを想像してみよう
その生涯が終わる頃には、互いの周りを
数分の1秒で数千キロを移動する速度で回転する