この家は私が住んでいる土地を 描き出したものです "自分の人生についてどうやって知るのか?" "自分の政治や宗教について" "自分の愛についてどうやって知るのか?" と考えたのです おそらく私は家族から 学んだのかもしれませんが しかしその多くはテレビからだと思います ある場所について描き出すとき 私はテレビから始めるでしょう 私は懐かしい人物たちを再利用して 新たなバラエティ番組を57本制作し― 第57回カーネギー・インターナショナル展に 出展しました [アレックス・ダ・コルテ 57のバラエティ] いいと思うよ ゆるくさせれば自然に見えるよ これは今までで一番の コスチュームだよ 私があるキャラクターに惹かれるのは それは単に誤解されているか 美しい色だからかもしれません とてもきれいだと思うよ 本当にきれい 準備ができたら言って 足を上げるから グラスのワインをオスカーと分けるけど それがいつまでも注がれるように見せます このワインをパトリック・コールフィールドの "Dining Recess"という絵の中で飲むのですが 視覚的なトリックを使って 自分を少し平たく見せるようにします よーい アクション ビッグバード そして近年までオスカーを演じた― キャロル・スピニーは ビッグバードの足をつけたまま オスカーを操っていました 国家や人々が常に変化していることを 踏まえると それは美しい変化の瞬間であると 思ったのです これらの映像作品では― キャラクターたちが持っていた 特権や権威を取り去り ヒエラルキーをなくすことで 混乱を生じさせています そこには全く異種のものを つなげることで― 新たな物語を作り出すことが可能な 一種の流動性があります 私はフィラデルフィアに住んでおり リサーチのなかでギンズバーグの "アメリカの没落"を読んでいました 偶然にも彼はボブ・ディランの "サブタレニアン・ホームシック・ブルース"に 出演しています ボブ・ディランが 1960年代後半の動向について曲にし 50年後に同じような傾向― すなわち共感的な対話が 必要とされていることが 奇妙なことだと感じたのです ディランの言葉を私自身のイメージと 組み合わせることによって― アメリカという国家について 理解できるのかもしれません ["タップス"(葬送ラッパ)を 演奏するエレキギターの音] "オズの魔法使い"で 西の悪い魔女は誤解されています 家に押しつぶされ 妹が死んでしまうのです 悲しいことです 私も悲しむでしょう 主人公のドロシーは 悩みを抱えた 白人の 平凡な女の子です 一方で西の悪い魔女は 裏話もある 緑色の 興味深い人物です 5 4 3 2 1…プレイバック [パッツィー・クラインの "Blue"が流れる音] 若いときに行った 色彩とその心理的影響についての プロジェクトが 常に頭の中にあります 青は人をどんな気分にさせるのか? 緑は? すべての感情は興味深く わくわくするものです それらを恐れてはいません ありがとう― 靴を作るのに17000時間もかけてくれて これらの靴は本当に特別なので 包んで金庫に入れておくべきでしょう ともに作業している人々はみな友人です 大きな家族のようなものです シャノンは世界中で働いています フィラデルフィア出身です ここでは少しやり方が違います 少し汚いのです(笑) このスタジオでは素材が重視されます みな版画や彫刻、ネオンライトの使用― あるいは裁縫を 学校で経験したことがあります 瞑想的な方法で作業し― 恋愛の時間を物に割くように 私は育ちました マイク・ケリーの作品である― "More Love Hours Than Can Ever Be Repaid"を 想起すると かぎ針編みや見えない労働について考えます いいね (笑) カット よかった? ハイタッチ 元気? そちらは元気? このビデオを全部作っているよ とても柔らかいでしょう? 柔らかいね とても柔らかいんだよ 私の一家は大家族です 私は27人の孫の一人です ひ孫は28人います とても大きな家族です ["ピンクパンサーのテーマ"が流れる音] 私の一家は塗装業に携わっており このバラでできた壁一面を ピンクに塗ろうと思いました はしごに登って 全部スプレーをかけるよ それから君が一番最後の ひと塗りをする 私の祖母はよく キルトやドールハウスを作り 手仕事を行っていました バラでできたラティスは 私の祖母のメタファーでもあります ラティスが祖母の人生なら バラは彼女が生涯で出会った人々なのです 私には家族しかありません 私にとっては家族が全てなのです [ドリー・パートンの "Light of a Brand New Morning"が流れる音] カット 私は家で過ごすことが好きでした 外に出るとしたら裏庭にいました 家は私を世界から守る手段でした 学部生のとき 私はあるレストランにずっといて フライドポテトやケチャップを 描いたり食べたりしていました そのレストランは周囲に 暖色のネオンライトが灯されており 私と周りを遮断する バリアとなっていました ネオンサインは ただ浮かび上がります 夜の真っ黒な虚空に 文字が浮かぶのです 夢のような空間を想起させます 虫を寄せ集める殺虫灯のように 人を引き込む効果です 人が入るとあらゆる感情が生まれます 欲望や 嫌悪 恐怖 あふれる喜びを感じることは よいことだと思います フレッド・ロジャースは ピッツバーグの大きな構成要素です ケチャップと同じように 私はケチャップが大好きです ミスター・ロジャースの家は 祖父母の家を想起させます 彼のプロジェクトは 共感に深く関わるものでした "お隣さん 違いについて話そう" "離婚について 怒りについて" "暗殺について話そう" 彼は有徳なのではなく ただ質問を投げかけ この違いをどのように考え 前へと進むのか 理解しようとしたのです [ドリー・パートンの "Light of a Brand New Morning"が流れる音] こうしたことすべてがとても重要で わくわくするものです だからこそ我々はアートを作り こういった感情が生じるべきだと 提案すべきなのです [家族の笑い声] とてもいいよ これがいいよ フレッドもこうしたでしょう [消えてゆく音楽] できた うまくいった [拍手]