WEBVTT 00:00:00.509 --> 00:00:02.161 人事関係の用語には うんざりします 00:00:02.161 --> 00:00:05.101 誰も意味が分かってない 変な略語が 00:00:05.101 --> 00:00:08.039 山ほどあります OKRにPIP 00:00:08.064 --> 00:00:09.699 会社の仕事は 00:00:09.723 --> 00:00:12.413 普通の言葉を使って できるんです 00:00:12.417 --> 00:00:14.320 その方がむしろ うまくいくでしょう NOTE Paragraph 00:00:14.320 --> 00:00:16.878 シリーズ 仕事の仕方 NOTE Paragraph 00:00:18.155 --> 00:00:20.775 私はずっと人事の 仕事がしたくて 00:00:20.775 --> 00:00:23.608 マネジメントの言葉が 使えるようになりたいと思っていました 00:00:23.608 --> 00:00:25.579 でも ずっとやってきて 学んだのは 00:00:25.579 --> 00:00:27.504 そんなのは重要でない ということです 00:00:27.504 --> 00:00:29.982 「ベストプラクティス」と 呼ばれているけど 00:00:29.982 --> 00:00:32.480 全然そうじゃないものが たくさんあります 00:00:32.480 --> 00:00:35.396 ベストだと どうして分かるんでしょう? 測ってもいないのに 00:00:35.396 --> 00:00:37.977 みんなのやっていることを 真似して 00:00:37.977 --> 00:00:40.491 「ベストプラクティス」と 呼んでいるだけです 00:00:40.491 --> 00:00:43.141 世界は常に変化し 進化しています 00:00:43.141 --> 00:00:45.334 適応するためのヒントを お教えしましょう NOTE Paragraph 00:00:45.358 --> 00:00:47.879 その1 社員は大人だということ 00:00:47.879 --> 00:00:49.994 社員を管理するために 00:00:49.994 --> 00:00:53.008 幾重もの階層や手順や ガイドラインを作り 00:00:53.008 --> 00:00:54.485 その結果として 00:00:54.485 --> 00:00:58.429 人を子供みたいに扱う システムができあがります 00:00:58.429 --> 00:00:59.741 彼らは子供じゃありません 00:00:59.741 --> 00:01:02.262 すっかり成熟した大人が 働きに来ているのです 00:01:02.286 --> 00:01:04.842 家賃を払い 負うべき責任があり 00:01:04.866 --> 00:01:06.215 社会の一員で 00:01:06.239 --> 00:01:08.389 世界を変えたいと 思っています 00:01:08.389 --> 00:01:11.042 みんなすごい仕事をしようと やってきている 00:01:11.042 --> 00:01:12.468 そう思って当たれば 00:01:12.468 --> 00:01:14.125 驚くような変化が あるでしょう NOTE Paragraph 00:01:14.125 --> 00:01:17.361 その2 マネジメントの仕事は 人をコントロールすることではなく 00:01:17.361 --> 00:01:19.058 優れたチームを作ること 00:01:19.058 --> 00:01:22.477 マネージャーが優れたチームを作れているかは どうすれば分かるのか 00:01:22.477 --> 00:01:23.974 目覚ましいことが 成し遂げられ 00:01:23.974 --> 00:01:25.521 顧客がとても 満足している 00:01:25.521 --> 00:01:27.691 本当に重要な指標は そういうことです 00:01:27.715 --> 00:01:29.256 「時間通りに出社したか」とか 00:01:29.256 --> 00:01:31.918 「休暇を取ったか」とか 「規則に従ったか」とか 00:01:31.918 --> 00:01:34.560 「ちゃんと許可を取っているか」 といったことではありません NOTE Paragraph 00:01:34.560 --> 00:01:37.690 その3 人は意味のある仕事を したいもの 00:01:37.714 --> 00:01:40.096 終わった後は 好きなところに進んでよい 00:01:40.096 --> 00:01:41.651 職業人生というのは旅です 00:01:41.651 --> 00:01:44.236 同じことを 60年 やっていたい人はいません 00:01:44.260 --> 00:01:47.297 ただ引き留めるために 引き留めるというのは 00:01:47.297 --> 00:01:49.186 どちらの側にも よいことではありません 00:01:49.186 --> 00:01:53.954 出身地として素晴らしい会社を 目指してはどうでしょう? 00:01:53.954 --> 00:01:55.604 巣立った人々は 00:01:55.628 --> 00:01:59.162 会社の商品のみならず 会社そのものや仕事ぶりを宣伝する 00:01:59.162 --> 00:02:00.937 大使になるでしょう 00:02:00.961 --> 00:02:04.584 世界中にそういう熱意が 広まっていけば 00:02:04.584 --> 00:02:07.122 会社は素晴らしい場所に なっていくでしょう NOTE Paragraph 00:02:07.122 --> 00:02:11.127 その4 全社員が会社のビジネスを 理解していること 00:02:11.127 --> 00:02:14.323 みんな賢明な大人なんだ という前提に立つなら 00:02:14.323 --> 00:02:17.461 教えるべき最も重要なことは 自分たちの会社が働く仕組みです 00:02:17.485 --> 00:02:19.648 動きが速く 革新的で 00:02:19.648 --> 00:02:22.406 機敏さとスピード感をもって 00:02:22.406 --> 00:02:25.446 すごいことをしている 会社というのは 00:02:25.446 --> 00:02:27.437 協同的に仕事しているものです 00:02:27.461 --> 00:02:31.108 私達にできる最善のことは 絶えず互いに教え合うことです 00:02:31.108 --> 00:02:35.972 「何をしているのか」「何が重要なのか」 「何を指標にしているのか」「良い状態がどういうものか」 00:02:35.972 --> 00:02:39.301 そうすることで 一丸となって 同じ目標に向かえるんです NOTE Paragraph 00:02:39.310 --> 00:02:43.471 その5 誰もが真実を扱えるべき 00:02:43.471 --> 00:02:46.862 フィードバックを与えるのは難しいと みんなが言う理由が分かりますか? 00:02:46.862 --> 00:02:48.187 やっていないからです 00:02:48.187 --> 00:02:50.278 年次の勤務評価を 考えてください 00:02:50.302 --> 00:02:52.348 自分が本当に うまくできることで 00:02:52.348 --> 00:02:55.135 年に一度しかやらないことが 何かありますか? 00:02:55.159 --> 00:02:56.659 私が気付いたのは 00:02:56.683 --> 00:03:00.053 人は本当のことなら 何でも耳を傾けられるということです 00:03:00.053 --> 00:03:03.527 だから「フィードバック」という 言葉を考え直して 00:03:03.527 --> 00:03:08.248 それを相手に真実を率直に伝える 機会だと思うことです 00:03:08.248 --> 00:03:10.727 その人がうまくやっていることや 間違っていることについて 00:03:10.727 --> 00:03:12.262 やっている その時に言うのです 00:03:12.262 --> 00:03:14.683 君が今やったやつ いいね 00:03:14.683 --> 00:03:16.450 まさにそれだよ 00:03:16.450 --> 00:03:17.848 もう一度頼むぞ 00:03:17.848 --> 00:03:21.170 その日のうちに もう3回 やってくれることでしょう NOTE Paragraph 00:03:21.170 --> 00:03:25.000 その6 会社はその理念を 実現する必要がある 00:03:25.024 --> 00:03:28.310 しばらく前に ある会社のCEOと 話したんですが 00:03:28.334 --> 00:03:30.551 その会社は問題を抱え 00:03:30.551 --> 00:03:32.680 予定通りにことが進まず 00:03:32.680 --> 00:03:36.188 仕事に締まりがなく CEOは困っていました 00:03:36.188 --> 00:03:37.549 その人自身 00:03:37.549 --> 00:03:41.219 会議に時間通りに現れることが ないのに気付きました 00:03:41.219 --> 00:03:42.422 一度もです 00:03:42.422 --> 00:03:45.562 企業理念を守るために リーダーができる最も重要なことは 00:03:45.562 --> 00:03:48.858 自ら理念を守って 行動することです 00:03:48.858 --> 00:03:51.703 人は見ることのできないものには なれないものです 00:03:51.703 --> 00:03:54.293 「うちでは平等を重視している」と 00:03:54.317 --> 00:03:56.903 胸を張って言うのを聞きます 00:03:56.903 --> 00:03:58.667 経営陣の3割を 00:03:58.667 --> 00:04:01.390 女性が占めているからと 00:04:01.414 --> 00:04:04.200 3割は平等とは言いません NOTE Paragraph 00:04:04.200 --> 00:04:07.645 その6 スタートアップのアイデアというのは みんな馬鹿げているもの 00:04:07.645 --> 00:04:09.982 私はスタートアップ企業と よく仕事をしていて 00:04:10.006 --> 00:04:13.231 大企業で働いている友人も たくさんいますが 00:04:13.231 --> 00:04:15.374 彼らは私が組んでいる 会社のことを 00:04:15.374 --> 00:04:17.472 「馬鹿なアイデアだ」と 嘲ることがよくあります 00:04:17.472 --> 00:04:20.250 でも スタートアップのアイデアというのは みんな馬鹿げているものなんです 00:04:20.250 --> 00:04:23.312 もしまっとうなアイデアなら 他の誰かが とうにやっているでしょう NOTE Paragraph 00:04:23.312 --> 00:04:26.935 その8 企業は変化に 前向きな必要がある 00:04:26.959 --> 00:04:29.548 ノスタルジーで 盲目にならないこと 00:04:29.572 --> 00:04:33.365 もし「昔は良かったよな」と 思っている自分に気付いたなら 00:04:33.389 --> 00:04:35.705 頭を切り換えて欲しいんです 00:04:35.705 --> 00:04:37.773 「どんな風になるか考えてみよう!」と 00:04:37.773 --> 00:04:40.336 私の夢の会社が どんなかというと 00:04:40.336 --> 00:04:41.872 中に歩み入って 00:04:41.872 --> 00:04:44.186 「すべてが変わった 何が起こるか分からない 00:04:44.186 --> 00:04:45.928 右に向かって 必死に走っていたけど 00:04:45.928 --> 00:04:47.446 左に急カーブを切るぞ」と言うと 00:04:47.446 --> 00:04:49.553 みんな「いいぞ!」と 歓声を上げるんです 00:04:49.553 --> 00:04:52.696 ワクワクする世界が広がっていて 常に変化し続けています 00:04:52.696 --> 00:04:55.149 それを受け入れて 熱中すればするほど 00:04:55.149 --> 00:04:57.157 楽しいことが 待っているんです