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テクノロジーの進歩と障がい者のアイデンティティ

  • 0:04 - 0:07
    (クラリッサ)私たちはみな
    それぞれ違うんです
  • 0:07 - 0:08
    同じになんてなれません
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    みな不完全なんです
  • 0:10 - 0:14
    (アントニオ)
    テクノロジーを使うことで
  • 0:14 - 0:18
    理想郷を作るというのは
    少なくとも面白そうだね
  • 0:18 - 0:21
    (スチュアート)
    いつも聞かれるのが
  • 0:21 - 0:23
    オリンピックと
    パラリンピックです
  • 0:23 - 0:28
    10‐20年後には
    パラリンピック選手の方が
  • 0:28 - 0:30
    健常者の選手よりも
    速くなれると思うね
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    (デワルト)どうして
    生まれ持った能力を変えたいの?
  • 0:36 - 0:46
    (音楽)
  • 0:56 - 0:57
    (シェリル)
    シェリル・バーグストーラーです
  • 0:57 - 1:02
    ワシントン大学でアクセシブル
    テクノロジーサービスの指導をしています
  • 1:02 - 1:05
    科学とテクノロジーは
    ある種の障がいを
  • 1:05 - 1:09
    取り除ける程に
    進歩しています
  • 1:09 - 1:12
    しかし出来るからといって
    取り除くべきなのでしょうか?
  • 1:12 - 1:15
    障がいを持った学生たちに
  • 1:15 - 1:17
    この質問に
    答えてもらいました
  • 1:18 - 1:25
    (ノーラン)テクノロジーで
    人の手助けをすること
  • 1:25 - 1:31
    人類を進歩させることは
    いいアイデアだと思います
  • 1:31 - 1:36
    しかし同時に
    ジレンマも生み出すのです
  • 1:36 - 1:39
    どこまでが
    やり過ぎになるのか?
  • 1:39 - 1:43
    (コートニー)テクノロジーは
    アクセス不可能なものを
  • 1:43 - 1:48
    アクセシブルにしてくれる
    と言えると思います
  • 1:48 - 1:53
    そして障がい者にとって
    テクノロジーの進歩は
  • 1:53 - 1:57
    間違いなく
    有益だとも思います
  • 1:57 - 2:01
    しかし明らかに
    境界線はあると思うのです
  • 2:01 - 2:06
    例えば改良した車椅子と
    車椅子ユーザーが
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    歩行出来るようになる
    パワードスーツ
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    この二つの異なる点は
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    一方は障がい者の生活を
    より良くしたり
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    アクセス
    しやすいようにするもの
  • 2:19 - 2:23
    もう一方は障がい自体を
    取り除こうとしていること
  • 2:23 - 2:28
    そして障がいの経験がない
    健常者が見逃してしまうのが
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    この違いの部分だと
    思うのです
  • 2:32 - 2:35
    (シェルビー)どんなものでも
    欠点はあると思います
  • 2:35 - 2:38
    しかしそれがタスクを
    コンプリートする手助けをし
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    尚且つそれを自分の意志で
    選んだり理解出来るなら
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    素晴らしいことだと思います
  • 2:44 - 2:47
    (コートニー)もし本人が
    より良くなりたい
  • 2:47 - 2:50
    エクストラな能力が
    欲しいと望むなら
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    オプションとして
    いいことだと思います
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    しかし
    強要されるべきではありません
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    例えば私はそのままの
    自分でとても幸せです
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    どこも変えたいとは
    思いません
  • 3:00 - 3:03
    もし明日歩けるオプションを
    与えられてもいりません
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    自分の人生が
    大好きなんです
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    (アントニオ)
    障がいのある人が
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    健常者と同等の
    アクセスを出来るような
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    社会を作るというなら
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    テクノロジーを使って
    完全な人間を作ろうとするより
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    手元に今ある
    問題を解決することに
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    フォーカスすべきだと
    思います
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    (ニキ)もし
    そのテクロジーというのが
  • 3:29 - 3:33
    生命を脅かすような
    障がいがある私の友人たちの
  • 3:33 - 3:35
    身体を強くしたり
    寿命を延ばしてくれるような
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    新しい研究や
    新しい薬の開発に
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    つながるのであれば
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    素晴らしいことだと
    思います
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    しかし
    本人が望まないのに
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    無理やりに
    "ふつう" にしようとするのは
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    違うのではと思います
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    どうして全ての人やことを
    "なおす" 必要があるのか?
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    本人次第だと思うんです
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    もし本人が
    自分の人生から
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    障がいを減らしたいというなら
    オプションがあるというのは
  • 4:07 - 4:10
    いいことだと思います
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    しかしオプションが
    そこにあるからといって
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    誰も
    強要されるべきではないし
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    そのような
    社会的プレッシャーも
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    存在すべきでは
    ないと思うんです
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    (クラリッサ)
    誰も完全にはなれません
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    例えば
    障がいがあるかないか
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    そういった個々の
    違いというものが
  • 4:31 - 4:35
    私たちそれぞれを
    特別な存在にしてくれるんです
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    ですからそのことに
    誇りを持つべきだと思うんです
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    (コートニー)もし私が
    新しい研究や
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    次世代のテクノロジーを
    開発中の科学者と話をするなら
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    最初の質問はこれですね
  • 4:51 - 4:55
    "あなたの開発チームに
    障がい者はいますか?"
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    なぜなら物事を
    アクセシブルにするベストな方法は
  • 4:58 - 5:03
    障がい者を開発に
    関わらせることだと思うからです
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    (スチュアート)より快適な生活が
    テクノロジーのゴールなので
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    足をなくした人に
    再び歩くチャンスを与えることが
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    どうして
    悪いことなのでしょう
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    200年くらい先の未来に
    ロボティクスが発展して
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    世界を
    乗っ取ることになったら
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    また話は変わるんでしょうが
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    (リンゼイ)人々の能力を
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    更に引き出すテクノロジーが
    存在するということと
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    そのテクロジーが
    "なおして" くれるから
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    あるいは "ふつう" に
    より近くなるから
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    本人がそれを
    望むかどうかというのは
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    微妙に違うということを
    理解せねばなりません
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    "あなたが
    このテクロジーを必要とするのは"
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    "健常者のように
    なれるからではなく"
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    "ヘルプが必要な際に"
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    "アシストを
    してくれるからですか?"
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    と聞くべきだと思うんです
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    身体本来のあるべき能力
    という名のもとに
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    全ての人をその一つの型に
    収めようとするのではなく
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    (シェルビー)
    クライミングするための
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    手の代わりになる
    ツールなどは
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    素晴らしいと思います
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    しかし最も大事なのは
    本人がそれを望んでいるかどうか
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    (コートニー)障がいと
    共に生きることは問題ありません
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    問題なのは
    障がい者を念頭に置かず
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    システムが
    作られているということ
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    ですから
    "なおす" のが必要なのは
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    障がい者ではなく
    社会の方なのです
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    健常者が
    アクセス出来る全てのことを
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    障がい者も
    アクセス出来るように
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    (デワルト)どうして
    自分でありたくないのか?
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    アイデンティティを
    失くすのと同じでしょう?
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    様々な要素によって
    自分というものが作られる
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    だから全体として
    素晴らしい人物ならば
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    ちょっとの欠陥くらい
    なんだというのでしょう?
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    (コートニー)人間から
    障がいを除くことは出来ません
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    誰だって年を取れば
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    何らかの障がいが出てくる
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    そういう風に
    身体が作られているんです
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    ですから障がいを持つことは
    極めて普通のこと
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    ただそれが
    遅いか早いかの違いなのです
Title:
テクノロジーの進歩と障がい者のアイデンティティ
Description:

今回のビデオでは、人間の心と体を "より良く" するための新しいテクノロジーについて、障がい者の方々が様々な見解を述べています。テクノロジーが存在するからといって、それを受け入れるべきなのか?DO-ITプログラムの参加者たちが様々な意見を述べてくれました。副音声バージョンはこちらから:https://youtu.be/ilao-uS0HAI

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Video Language:
English
Team:
DO-IT
Duration:
08:18

Japanese subtitles

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