WEBVTT

00:00:01.340 --> 00:00:03.940
（陽気なピアノ音楽）

00:00:07.360 --> 00:00:10.559
（ブーンの母）ブーンはね
色んなことにワクワクしてるの

00:00:10.560 --> 00:00:12.370
何でもやってみたいの

00:00:13.820 --> 00:00:19.500
（ブーンの父）思想家だし
冒険家だね

00:00:19.620 --> 00:00:21.190
物怖じしないんだ

00:00:21.270 --> 00:00:26.110
（ブーン）プログラミングが好きなんだ
それ関係の仕事をやるかも

00:00:26.240 --> 00:00:31.710
でも発明家にもなりたいし
科学者や作家もいいな

00:00:35.020 --> 00:00:38.880
（ブーン母）もしブーンにとって
コーディングの勉強が大事なら

00:00:38.880 --> 00:00:42.990
せめてその入り口に
導いてあげて

00:00:42.990 --> 00:00:46.080
その道に進むかどうかは
本人次第ね

00:00:46.250 --> 00:00:47.740
（リチャード・ラドナー）
私の名はリチャード・ラドナー

00:00:47.740 --> 00:00:49.880
ワシントン大学の
名誉教授です

00:00:50.540 --> 00:00:53.160
義務教育に
情報工学を導入しようという

00:00:53.160 --> 00:00:56.300
その動向について
観察してきました

00:00:56.380 --> 00:01:00.120
そこで子供の教育に導入されている
多くのテクノロジーが

00:01:00.120 --> 00:01:03.480
特に視覚障がいの子供にとって

00:01:03.480 --> 00:01:06.840
アクセシブルではないと
気づいたのです

00:01:06.900 --> 00:01:08.330
（ローレン）私の名は
ローレン・ミルネ

00:01:08.330 --> 00:01:11.020
ワシントン大学の
大学院生であり

00:01:11.020 --> 00:01:13.220
また Blocks4All の
発明者でもあります

00:01:14.080 --> 00:01:18.120
もともとプログラミングは
テキストベースエディティングなので

00:01:18.120 --> 00:01:23.180
プログラムを打ち込むんですね
もちろんそれはアクセシブルです

00:01:24.000 --> 00:01:28.530
しかし最近になって
視覚要素が多く取り入れられた

00:01:28.530 --> 00:01:31.840
ブロックベース環境が
導入されてきているんです

00:01:31.840 --> 00:01:35.700
これらは視覚障がいの子供には
アクセシブルではありません

00:01:35.800 --> 00:01:39.580
そこで私たちは
タッチスクリーンを使った

00:01:39.580 --> 00:01:44.400
Blocks4All を作りました
なぜなら視覚障がいの子供は

00:01:44.400 --> 00:01:46.940
既にタッチスクリーンを
利用しているからです

00:01:46.990 --> 00:01:51.070
例えばiPadにある
読み上げソフトのVoiceOverは

00:01:51.070 --> 00:01:53.000
とてもアクセシブルです

00:01:53.650 --> 00:01:56.590
（リチャード）プログラムの
アウトプットは通常視覚的です

00:01:56.590 --> 00:01:59.840
アニメーションがあったりして
それは勿論アクセシブルではありません

00:01:59.850 --> 00:02:02.690
なので視覚的アウトプットを
ロボットを使って

00:02:02.690 --> 00:02:04.800
触覚的アウトプット
にしました

00:02:05.270 --> 00:02:14.000
（ブーン）前進 左折
左折 もう一度左折

00:02:15.140 --> 00:02:20.180
（読み上げソフトによる
声のインストラクション）

00:02:20.240 --> 00:02:22.240
（大人の声）行くよ
あっ！

00:02:22.280 --> 00:02:24.540
（ブロックの崩れる音）

00:02:24.600 --> 00:02:28.439
（ローレン）将来的には
これはプロトタイプとして

00:02:28.440 --> 00:02:29.960
色んな技術を試してみて

00:02:29.960 --> 00:02:32.030
その中で発見したものを

00:02:32.030 --> 00:02:34.440
ブロックベース環境に携わる

00:02:34.440 --> 00:02:36.050
他の開発者たちが使って

00:02:36.050 --> 00:02:38.900
その環境をアクセシブルに
してくれたらいいなと思っています