カフェインとアルコールが睡眠に与える影響
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0:00 - 0:04私たちの多くは
1日の始めにコーヒーを飲み -
0:04 - 0:09ワインなどの酒類で
1日を締めくくるのが好きです -
0:09 - 0:12しかし この2つの物質
アルコールとカフェインは -
0:12 - 0:17私たちの睡眠にとてつもない影響を
与えることがわかりました -
0:17 - 0:19[睡眠を科学する]
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0:19 - 0:22(音楽)
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0:22 - 0:24まずはカフェインから始めましょう
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0:24 - 0:30カフェインは精神刺激剤と呼ばれる
薬物の一種です -
0:30 - 0:33カフェインに覚醒作用があることは
一般常識となっています -
0:33 - 0:35眠気をとばし 目を覚まさせます
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0:35 - 0:37しかし 一般的に知られていない
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0:37 - 0:40隠されたカフェインの特徴が
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0:40 - 0:42まだ最低2つはあります
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0:42 - 0:471つ目はカフェインの作用時間です
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0:47 - 0:49一般的な大人の場合
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0:49 - 0:52カフェインは半減期と呼ばれる時間が
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0:52 - 0:54約5から6時間あります
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0:54 - 0:57つまり 約5から6時間後には
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0:57 - 1:01摂取したカフェインの50%が
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1:01 - 1:04まだ体内に残っているのです
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1:04 - 1:08それはまた カフェインの四半減期が
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1:08 - 1:11約10から12時間だということです
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1:11 - 1:16言い換えると 例えば 午後2時に
コーヒーを飲んだとしましょう -
1:16 - 1:20深夜になっても4分の1近くのカフェインが
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1:20 - 1:24脳内に残っている可能性があります
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1:24 - 1:25その結果として
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1:25 - 1:32寝つきが悪くなったり
夜中に目が覚めたりすることがあります -
1:33 - 1:35これがカフェインの最初の特徴です
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1:35 - 1:382つ目の特徴は
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1:38 - 1:41睡眠の質を変えるということです
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1:41 - 1:43人によっては
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1:43 - 1:45自分は大丈夫だ
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1:45 - 1:47夕食時にエスプレッソを飲んでも
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1:47 - 1:51すぐに眠りにつけるし
途中で目が覚めないと言います -
1:51 - 1:53もしそれが本当だとしても
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1:53 - 1:58カフェインは
急速眼球運動を伴わない深い睡眠 -
1:58 - 2:03つまり第3と4段階のノンレム睡眠の
量を減らしてしまいます -
2:03 - 2:06修復型の深い眠りのことです
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2:06 - 2:09結果的に 翌朝 目が覚めたとき
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2:09 - 2:11頭がスッキリしてなく
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2:11 - 2:14睡眠による疲労回復が感じられません
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2:14 - 2:16ですが 夜中に目が覚めた覚えはなく
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2:16 - 2:18寝つくのに苦労した記憶もないので
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2:18 - 2:20睡眠と関係していると思わないのです
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2:20 - 2:23それにもかかわらず
気がついてみると -
2:23 - 2:28朝 目を覚ますために コーヒーを
1杯じゃなくて2杯飲もうとしています -
2:28 - 2:33これがカフェインですが
次はアルコールの話に移りましょう -
2:33 - 2:37なぜならアルコールは最も誤解されている
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2:37 - 2:39睡眠補助薬と言えるからです
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2:39 - 2:43実際 決して睡眠補助薬ではありません
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2:43 - 2:45そして 3つの方法であなたの睡眠に
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2:45 - 2:47害を与える可能性があります
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2:47 - 2:52まず アルコールは鎮静剤の一種です
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2:52 - 2:55しかし 鎮静は睡眠ではありません
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2:55 - 2:57それらの2つはとても異なることが
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2:57 - 2:59様々な研究でわかっています
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2:59 - 3:01鎮静というのは単純に
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3:01 - 3:08大脳皮質を中心とした脳細胞の発火を
切っているだけなのです -
3:08 - 3:10それは自然な眠りと言えません
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3:10 - 3:13実際に 深いノンレム睡眠の間に
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3:13 - 3:21脳は 何十万もの細胞に対して
見事な調整を行っており -
3:21 - 3:23一斉に発火させ
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3:23 - 3:25その後 一斉に止め(同期させ)
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3:25 - 3:27また発火させ
同期させることで -
3:27 - 3:30深いノンレム睡眠の大きく強力な脳波を
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3:30 - 3:33生み出しているのです
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3:33 - 3:37このようにして アルコールの
1つ目の問題が起こり得ます -
3:37 - 3:40鎮静を睡眠と勘違いしてしまうのです
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3:40 - 3:43アルコールの第2の問題は
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3:43 - 3:46睡眠を分断してしまうことです
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3:46 - 3:50アルコールは睡眠中に
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3:50 - 3:54「闘争か逃走か」という神経系の枝を
活性化させる引き金になり得ます -
3:54 - 3:57そのせいで 夜中により頻繁に
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3:57 - 3:58目を覚ましてしまうのです
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3:58 - 4:00そしてアルコールは
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4:00 - 4:04脳から放出される
警告化学物質の量を増やし -
4:04 - 4:07睡眠を分断化してしまいます
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4:07 - 4:11アルコールと睡眠の
第3で最後の問題は -
4:11 - 4:14急速眼球運動を伴う睡眠
つまり夢を見る睡眠を -
4:14 - 4:17アルコールが邪魔してしまうということです
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4:17 - 4:19続編でお話ししますが
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4:19 - 4:23レム睡眠 (急速眼球運動を伴う睡眠)
つまり夢を見る睡眠は -
4:23 - 4:25様々な好影響を与えます
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4:25 - 4:30例えば 感情的・精神的な健康
また創造性にすら利点があります -
4:30 - 4:34ここで どう生きるべきかを
語るつもりはありません -
4:34 - 4:36道徳を説こうと思っていません
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4:36 - 4:38私はただの科学者です
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4:38 - 4:40私がしようとしているのは
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4:40 - 4:43カフェインとアルコールの
睡眠への関係についての -
4:43 - 4:46情報を皆さんに提供する事で
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4:46 - 4:51睡眠による健康を大切にしたい方が
その情報に基づいて -
4:51 - 4:55人生を最高のものにする方法を
選択できるようにすることです
- Title:
- カフェインとアルコールが睡眠に与える影響
- Speaker:
- マット・ウォーカー
- Description:
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カフェインで目が覚めて、アルコールで眠くなってしまいますよね?実はそんな単純な話ではありません。カフェインとアルコールが睡眠の量と質に与える驚くべき影響について、睡眠科学者のマット・ウォーカーが語ります。
- Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TED Series
- Duration:
- 04:54
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Yoko Emori declined Japanese subtitles for How caffeine and alcohol affect your sleep |