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不随意の性的興奮についての真実

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    [このトークには成人向けの内容が含まれます
    各自の判断で視聴してください]
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    性教育者として 私が得意とするのは
    話題に科学を持ち込むことです
  • 0:10 - 0:14
    ですが 最も重要なのは
    セックスに関する話をするときには
  • 0:14 - 0:17
    偏りのない態度を取ることです
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    面食らったり むずがったり
    批判をしたり 恥ずかしがったりしません
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    どんな場所でもです
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    どんな質問をされたとしてもです
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    あるときは 学会の後
    ホテルのロビーで
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    ちょうど帰ろうとしたところで
    同僚が追いかけてきました
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    「エミリー
    すぐ済むから質問させて
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    私の友達の話だけど―
  • 0:36 - 0:38
    (笑)
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    バイブレーター中毒に
    なることってあるのかな?」
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    答えはノーですが
    慣れてしまうことはあるでしょう
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    熱帯のリゾートで行われた
    別の学会では
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    朝食のブッフェで
    カップルが近づいてきました
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    「エミリー
    突然ごめんなさい
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    ちょっと聞きたいことがあるんです
    早漏についてなんですけど」
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    「ええ ストップ・スタート法を
    お教えしますね」
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    これは日常茶飯事です
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    他の人がギョッとするような場合でも
    私は偏りのない態度でいます
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    「ギョッとする」というのは
    驚きに恥ずかしさと
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    嫌悪の感情が混じった感情で
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    手をどうしたらいいか
    わからなくなるような気持ちです
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    理由もあります
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    この感情を経験する理由は
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    人生の最初の20年間で
    セックスというのは
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    危険なもので
    消えることのない恥の元凶であり
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    ものすごく上手くなければ
    誰にも愛されないとすり込まれるからです
  • 1:35 - 1:37
    (笑)
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    ですから 他人だらけの空間で
    セックスに関する話を聞くと
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    ギョッとするかもしれませんが
    それは普通です
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    深呼吸しましょうか
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    感情はトンネルのようなものです
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    暗闇を抜けると
    最後には光が見えるものです
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    聞く価値はある話ですよ
  • 1:50 - 1:53
    なぜなら 今日お話しする
    科学的知識によって
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    私はあらゆる事柄の考え方が
    変わったのですから
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    感情を司る脳の
    神経伝達組織の働きから
  • 1:59 - 2:03
    人との関わり方の動力学まで
    すべてです
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    司法制度もそうです
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    まず 脳の話をしましょう
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    脳のこんな部位を聞いたことが
    ありませんか
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    「報酬中枢」というものです
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    その部位を「報酬中枢」と呼ぶのは
  • 2:13 - 2:16
    顔を「鼻」と呼ぶようなものです
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    主な特徴の1つではありますが
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    他の部分を無視した呼び名なので
    顔全体の働きを理解する上で
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    非常に混乱してしまいます
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    実際には絡み合いながらも
    別個の3つのシステムから成っています
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    最初のシステムは「快感」です
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    これは報酬に似ていて
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    感情を司る脳の
    オピオイドを分泌する部位です
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    快感の度合いを測定します
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    「この刺激は快いか?
  • 2:38 - 2:39
    どれくらい快いか?
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    この刺激は不快か?
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    どのくらい不快か?」
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    新生児の舌に
    砂糖水を垂らすと
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    オピオイドを分泌する快感のシステムは
    すぐさま反応します
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    それから「欲求」システムです
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    広大なドーパミン作動性ネットワークが
    伝達するもので
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    感情を司る脳の内外にあります
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    これは私たちを刺激に引き寄せたり
    遠ざけたりします
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    欲求はクッキーを
    もう1枚欲しいとついてくる
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    よちよち歩きの子供のようです
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    快感と欲求は関連していますが
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    同一ではありません
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    3つ目のシステムは
    「学習」です
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    これはパブロフの犬のことです
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    パブロフを覚えていますか?
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    ベルの音で犬がよだれを
    垂らすようにした人です
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    簡単なことで 犬に餌を与えると
    自然によだれが出ます
  • 3:20 - 3:21
    そこでベルを鳴らします
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    餌、よだれ、ベル
  • 3:22 - 3:24
    餌、ベル、よだれ
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    ベル、よだれ
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    では よだれが出たのは
    犬がベルを食べたいからでしょうか?
  • 3:33 - 3:36
    犬はベルがうまそうだと
    思ったのでしょうか?
  • 3:36 - 3:37
    違います
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    パブロフはベルを
    餌に「関連付けた」のです
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    欲求、快感、学習が
    切り離されていることを理解すると
  • 3:46 - 3:49
    これを説明する枠組みが
    見えてきますが
  • 3:49 - 3:53
    研究者によって
    「興奮の不一致」と呼ばれるものです
  • 3:53 - 3:54
    「不一致」というのは単純に
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    よだれのような生理的反応と
  • 3:57 - 4:00
    主観的な快感や欲求の経験との間に
  • 4:00 - 4:03
    予想しうる関連性が
    ないことを意味します
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    これは人間の持つ
    あらゆる感情や刺激のシステムに起こり
  • 4:09 - 4:10
    セックスもそうです
  • 4:10 - 4:12
    ここ30年間の研究によると
  • 4:12 - 4:15
    セックスに関連付けられた
    刺激に反応して
  • 4:15 - 4:17
    性器の血流が増加することが
    分かっています
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    このセックスに関連付けられた刺激が
  • 4:21 - 4:24
    主観的な快感や欲求の経験に
    関連していないとしてもです
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    実際のところ 性器の反応と
  • 4:26 - 4:28
    主観的経験の間に
  • 4:28 - 4:32
    予想しうる関連性がある可能性は
    10~50%なんです
  • 4:32 - 4:35
    これは とっても幅が広い数字です
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    ただ性器の血流を観察するだけでは
  • 4:38 - 4:41
    セックスに関連付けられた刺激を
    その人がどう感じたかを
  • 4:41 - 4:43
    必ずしも予想できないのです
  • 4:44 - 4:47
    これを夫に説明すると
    これぞと言える例を挙げてくれました
  • 4:47 - 4:49
    夫が言うには
  • 4:49 - 4:53
    「じゃあ 僕の高校時代の経験に
    説明がつくなあ...
  • 4:53 - 4:56
    『ドーナツの穴』と聞いて
    勃起したことがあるんだ」
  • 4:56 - 4:57
    (笑)
  • 4:57 - 4:59
    夫はドーナツに欲情したのか?
  • 5:00 - 5:01
    違います
  • 5:01 - 5:04
    テストステロン満載の
    10代の男の子は
  • 5:04 - 5:07
    すべてを ほんの少し
    セックスに関連付けてしまうのです
  • 5:07 - 5:08
    これはどちらもあり得るんです
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    ある晩に ペニスがなかなか勃起せず
    困ってしまうこともあれば
  • 5:12 - 5:15
    翌朝 起きると勃起していて
  • 5:15 - 5:17
    厄介でしかないこともあります
  • 5:17 - 5:20
    30代の女友達が電話で
    こう言ったことがあります
  • 5:20 - 5:23
    「パートナーと コトの最中に
  • 5:23 - 5:25
    『今すぐあなたが欲しい』と言ったら
  • 5:25 - 5:29
    彼ったら『まだ濡れてないよ
    君は優しいね』と言ったの
  • 5:30 - 5:32
    私はその気満々だったのに
  • 5:32 - 5:35
    どうしたのかな ホルモンかな?
    医者に行くべき?
  • 5:35 - 5:36
    どうしよう」
  • 5:36 - 5:37
    その答えは?
  • 5:37 - 5:39
    興奮の不一致です
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    望ましくない痛みを経験しているなら
    医療関係者に相談してください
  • 5:42 - 5:44
    そうでなければ
    興奮の不一致です
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    性器の反応は 必ずしも
    主観的な快感と欲求の経験を
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    予測しないというだけのことです
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    大学時代に別の友達が
  • 5:52 - 5:56
    性的な関係で初めて
    SMを試みた経験を話してくれました
  • 5:56 - 5:58
    パートナーが彼女を
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    こんな風に 腕を頭の上に縛って
    彼女を立たせたまま
  • 6:01 - 6:05
    クリトリスに棒が当たるように
    またがらせたそうです
  • 6:05 - 6:07
    私の友達は立って縛られたまま
    男性はどこかに行きました
  • 6:08 - 6:09
    SMですからね
  • 6:09 - 6:10
    放置プレイです
  • 6:10 - 6:12
    私の友達はこう思いました
  • 6:12 - 6:13
    「すごい退屈」
  • 6:13 - 6:15
    (笑)
  • 6:15 - 6:18
    男性が戻ってきたので
    彼女は「飽きちゃった」と言いました
  • 6:19 - 6:21
    彼は彼女と
    彼女のまたがった棒を見て
  • 6:21 - 6:23
    「でも 濡れてるよ?」
    と言いました
  • 6:24 - 6:25
    なぜ濡れていたのか?
  • 6:27 - 6:30
    クリトリスを直接圧迫することは
    セックスに関連付いていますか?
  • 6:30 - 6:32
    していますね
  • 6:32 - 6:35
    彼女がその経験に快感や欲求を
    感じたかは分かりますか?
  • 6:36 - 6:37
    分かりません
  • 6:37 - 6:41
    彼女がその経験に快感や欲求を
    感じたかを教えてくれるのは?
  • 6:42 - 6:43
    彼女自身です!
  • 6:43 - 6:47
    彼女は自分の欲求と快感を
    認識し 言葉にしたのです
  • 6:47 - 6:50
    彼はただ彼女の言うことを
    聞くだけでよかったのです
  • 6:50 - 6:54
    電話をしてきた友達への
    解決策は何でしょう?
  • 6:54 - 6:57
    パートナーに「話を聞いて」
    と言えばいいのです
  • 6:57 - 6:59
    ローションも買いましょう
  • 7:00 - 7:01
    (笑)
  • 7:02 - 7:03
    (拍手)
  • 7:03 - 7:05
    ローションに拍手を
  • 7:05 - 7:06
    (笑)
  • 7:06 - 7:08
    どこの誰でも必要ですからね
  • 7:09 - 7:12
    でも「話を聞いて」という話の中でも
    深刻なものをお話しします
  • 7:12 - 7:14
    講義で興奮の不一致を扱った後
  • 7:14 - 7:17
    ある学生がくれたメモに
    書かれていたお話です
  • 7:17 - 7:20
    彼女には付き合って間もない
    パートナーがいて 色々試しており
  • 7:20 - 7:24
    これ以上は進みたくない
    というところに達したので
  • 7:24 - 7:25
    「嫌だ」と言いました
  • 7:25 - 7:29
    パートナーは「でも濡れてるよ
    大丈夫 恥ずかしがらないで」と
  • 7:30 - 7:32
    恥ずかしい?
  • 7:32 - 7:35
    まるで好きな人に「嫌だ」と伝えるのに
    彼女がまったく勇気などー
  • 7:35 - 7:38
    振り絞らなかったかのようです
  • 7:38 - 7:40
    傷つけたくない相手に
    「嫌だ」と言ったんですよ
  • 7:41 - 7:42
    でも 彼女は繰り返しました
  • 7:43 - 7:45
    「嫌なの」と言ったのです
  • 7:46 - 7:48
    彼は聞いてくれたでしょうか?
  • 7:50 - 7:54
    #MeTooやタイムズ・アップの時代にあって
    多くの人々に こう聞かれます
  • 7:54 - 7:56
    「どうしたら相手の快感や欲求が
    分かるのだろう?
  • 7:56 - 7:59
    同意は言葉で交わさないと
    いけないのか?」
  • 7:59 - 8:01
    同意が曖昧な場合もありますし
  • 8:01 - 8:05
    それについて大規模な
    文化レベルでの対話を持たねばなりません
  • 8:05 - 8:09
    でも この通説を排除したら
    同意がいかに明白であるかについて
  • 8:09 - 8:11
    確認することはできませんか?
  • 8:11 - 8:13
    これまでにお話しした
    どの例でも
  • 8:13 - 8:17
    一方が 快感や欲求を認識し
    言葉にしています
  • 8:17 - 8:19
    「今すぐあなたが欲しい」
  • 8:19 - 8:20
    「嫌だ」
  • 8:21 - 8:23
    それを相手は間違っていると
    決めつけたのです
  • 8:24 - 8:25
    相手の正気を疑い
  • 8:25 - 8:27
    深刻で相手を貶める行為です
  • 8:27 - 8:28
    「君は こう言うが
  • 8:28 - 8:32
    身体はそうではないと
    示しているじゃないか」
  • 8:32 - 8:34
    こんなことが まかり通るのは
    性にまつわる事柄だけです
  • 8:34 - 8:36
    なぜなら 興奮の不一致は
  • 8:36 - 8:39
    あらゆる感情や刺激のシステムに
    起こることなんです
  • 8:39 - 8:43
    虫食いのあるリンゴをかじって
    唾液が分泌されたら
  • 8:43 - 8:45
    こう言おうと思いますか?
  • 8:45 - 8:47
    「君は嫌だと言うが
    体は欲しがっているよ」なんて?
  • 8:47 - 8:49
    (笑)
  • 8:49 - 8:51
    この間違いをするのは
    パートナーだけではありません
  • 8:52 - 8:55
    米国司法教育プログラムの出版物に
    こういうものがあります
  • 8:55 - 8:59
    『判事が語る―
    成人被害者の性的暴行事件において
  • 8:59 - 9:02
    審理の前に知っていたかったこと』
  • 9:02 - 9:04
    第13項はこうです
  • 9:04 - 9:08
    「時に 被害者は男女を問わず
    身体的反応を経験することがあるが
  • 9:08 - 9:12
    これは性的欲求や同意を意味する
    反応であるとはいえない」
  • 9:12 - 9:15
    さらに暗い話題になっていきますが
  • 9:15 - 9:17
    最後には光が見えますので
    ついてきてください
  • 9:17 - 9:20
    複数回にわたる
    同意のない性的接触を伴う―
  • 9:20 - 9:22
    最近の判例について話します
  • 9:22 - 9:24
    皆さんが陪審員席にいて
  • 9:24 - 9:27
    被害者はオーガズムに達した
    という情報を得たらどうでしょう
  • 9:27 - 9:30
    事件に対する直感的な反応は
    変わりますか?
  • 9:31 - 9:33
    確認しておきますが
    オーガズムは生理反応です
  • 9:33 - 9:35
    不随意におこる緊張の緩和であり
  • 9:35 - 9:38
    性に関連付けられた刺激への
    反応として起こります
  • 9:39 - 9:44
    それでも 加害者の弁護士が陪審員に
    オーガズムのことを知らせたのは
  • 9:44 - 9:47
    オーガズムが同意に代わるものだと
    考えていたからです
  • 9:49 - 9:52
    この事件は家庭内での児童性的虐待だった
    と付け加えておきます
  • 9:53 - 9:54
    深呼吸をしましょうか
  • 9:55 - 9:57
    こうした話は
    様々な感情を呼び起こします
  • 9:57 - 10:01
    怒りや恥や
    混乱の末の性的興奮など
  • 10:01 - 10:03
    なぜなら ぞっとするような話でも
  • 10:03 - 10:05
    性に関連付けられてはいるからです
  • 10:07 - 10:10
    他人ばかりの空間で
    そんな感情を抱えているのが
  • 10:10 - 10:12
    なかなか困難な状況であっても
  • 10:12 - 10:16
    様々な感情の交錯から
    抜け出すことができたならば
  • 10:16 - 10:22
    その子供を思いやる一筋の光明へ続く道を
    見いだすことができるはずです
  • 10:22 - 10:25
    本来は守って然るべき立場にいる
    大人によって
  • 10:25 - 10:27
    身体との関係を傷つけられた
    その子供に
  • 10:29 - 10:33
    そして 信頼に足る大人が存在し
    こう述べたことに救われるでしょう
  • 10:33 - 10:34
    「性器の反応は
  • 10:34 - 10:38
    性に関連する刺激を示すのみで
    快感や欲求を示すものではなく
  • 10:38 - 10:40
    同意があったとは
    到底認められない」と
  • 10:41 - 10:46
    (拍手)
  • 10:46 - 10:51
    この思いやりと希望こそが
    私が世界中を回って
  • 10:51 - 10:53
    耳を傾ける人に
    このことを語り続ける理由です
  • 10:53 - 10:57
    私が話す まさにその瞬間にも
    人々が救われるのが分かります
  • 10:59 - 11:02
    皆さんにも その言葉を
    伝えてほしいのです
  • 11:04 - 11:06
    千人もの他人の前で
    「クリトリス」と言う必要はありません
  • 11:07 - 11:10
    でも 勇気を持って
    一度 対話の機会を持ってください
  • 11:10 - 11:13
    性的暴行を経験した人に
    このことを話してください
  • 11:14 - 11:15
    周りに必ずいるはずです
  • 11:15 - 11:17
    アメリカでは 女性の3人に1人
  • 11:17 - 11:19
    男性の6人に1人
  • 11:19 - 11:22
    トランスジェンダーの人の
    およそ半数が経験しています
  • 11:22 - 11:25
    「性器の反応は
    性に関連付けられた刺激を示すのみで
  • 11:25 - 11:27
    快感や欲求とは無関係だ」
    と言いましょう
  • 11:28 - 11:30
    あなたの知っている判事や弁護士や
  • 11:30 - 11:34
    警官や性的暴行事件の陪審員を
    務めるかもしれない人に伝えてください
  • 11:34 - 11:37
    「中には 快感や欲求を
    感じない事柄には
  • 11:37 - 11:39
    体は反応しないと
    思っている人がいるみたい
  • 11:40 - 11:41
    そうであればいいけど
  • 11:41 - 11:44
    本当は 興奮の不一致だよ」と
  • 11:44 - 11:47
    周囲にいる混乱した10代の若者に
    伝えてあげましょう
  • 11:47 - 11:51
    何が何だか答えを出そうと
    精一杯のはずですから
  • 11:51 - 11:57
    あなたがカビの生えた果物を食べて
    唾液が分泌されたって
  • 11:57 - 11:58
    誰もこう言わないでしょう
  • 11:58 - 12:02
    「好きなのを認めたくないだけだろ」
    なんてね
  • 12:02 - 12:05
    これは下半身についても同じで
    興奮の不一致です
  • 12:05 - 12:07
    パートナーに伝えてください
  • 12:07 - 12:10
    私の快感や欲求を伝えるのは
    私の性器じゃなくて
  • 12:11 - 12:12
    私自身なのだと
  • 12:13 - 12:18
    (拍手)
  • 12:18 - 12:20
    この通説は大変根深く
  • 12:20 - 12:23
    私たちの文化の非常に後ろ暗い力と
    絡み合っています
  • 12:23 - 12:27
    でも 勇気を出して
    対話を持つたびに
  • 12:27 - 12:29
    混乱した10代の若者にとって
    世界が ほんの少し生きやすく
  • 12:29 - 12:31
    シンプルな場所になります
  • 12:31 - 12:35
    自分がおかしいのではと不安な
    電話越しの友達を少し安心させられます
  • 12:36 - 12:39
    性的暴行事件の被害者にとって
    この世界を少し生きやすく
  • 12:39 - 12:42
    安全な場所にできます
    女性の3人に1人
  • 12:42 - 12:43
    男性の6人に1人
  • 12:44 - 12:46
    トランスジェンダーの半数のために
  • 12:47 - 12:48
    私もまたそうです
  • 12:49 - 12:51
    みなさんが勇気を出して
    対話を持ってくださることに
  • 12:53 - 12:54
    お礼を言います
  • 12:54 - 13:01
    (拍手)
  • 13:01 - 13:02
    ありがとうございました
  • 13:03 - 13:05
    ありがとう
  • 13:05 - 13:08
    (拍手)
  • 13:08 - 13:10
    (ヘレン・ウォルターズ)
    エミリー こちらへ
  • 13:10 - 13:11
    どうもありがとう
  • 13:12 - 13:13
    いつものことでしょうが
  • 13:13 - 13:17
    ステージ上で勇気を持って
    このお話をされたことに
  • 13:17 - 13:19
    感謝でいっぱいです
  • 13:19 - 13:21
    大変勇気の要ることですし
    お礼を言わせてください
  • 13:21 - 13:23
    ありがとう
  • 13:23 - 13:24
    (エミリー・ナゴスキ)
    お話しできて光栄です
  • 13:24 - 13:26
    (ヘレン)普段のお仕事では
  • 13:26 - 13:28
    トークの冒頭で話されていたように
  • 13:28 - 13:30
    たくさん質問を受けると思います
  • 13:30 - 13:33
    いつも聞かれる質問を
    1つ挙げるなら何でしょう?
  • 13:33 - 13:38
    カンファレンスの間中
    千回も聞かれずに済むように
  • 13:38 - 13:40
    ここで伝えておきたいことは?
  • 13:40 - 13:42
    (エミリー)
    一番よく聞かれる質問は
  • 13:42 - 13:45
    他のほぼすべての質問の
    根底にある質問です
  • 13:45 - 13:47
    「バイブレーター中毒になるか」や
  • 13:47 - 13:49
    「勃起不全をどうしたらいいか」など
  • 13:49 - 13:53
    これらの根底にあるのは
    「自分は普通だろうか」という問いです
  • 13:53 - 13:55
    これに対する私の答えは
  • 13:55 - 13:59
    「そもそも普通とは何か
    どうして普通であろうとするのか」です
  • 14:00 - 14:02
    どうして性については
    普通でありたいのでしょう?
  • 14:02 - 14:04
    並外れていた方が
    いいと思いませんか?
  • 14:04 - 14:08
    普通のセックスがいいのか
    すごいセックスがいいのか?
  • 14:08 - 14:10
    思うに 性にまつわる事柄では
  • 14:10 - 14:13
    人と違いすぎることを
    恐れる傾向があります
  • 14:13 - 14:14
    「これは普通なのか」と
  • 14:14 - 14:16
    人が聞いてくる時 実は
  • 14:16 - 14:20
    「自分は属しているか」と
    聞いているのです
  • 14:20 - 14:22
    この関係に属しているか?
  • 14:22 - 14:24
    このコミュニティに属しているか?
  • 14:24 - 14:27
    性を持つ人間として
    この世に属しているか?と
  • 14:27 - 14:31
    これらに対する答えは いつでも
    もちろん「イエス」です
  • 14:31 - 14:35
    それを分かつ境界線―
    限界はたった2つです
  • 14:35 - 14:38
    1つ目は 望ましくない
    セックスによる痛みがあるなら
  • 14:38 - 14:40
    医療従事者に相談すること
  • 14:40 - 14:44
    2つ目は 関係者全員が
    自由な意志で参加していて
  • 14:44 - 14:46
    いつでもやめることができるならば
  • 14:46 - 14:49
    何をしたって許されるのです
  • 14:49 - 14:52
    台本もなければ
    はまるべき型もなく
  • 14:52 - 14:55
    同意があり
    望ましくない痛みがない限り
  • 14:55 - 14:58
    好きなことをして
    まったく構わないのです
  • 14:58 - 14:59
    (ヘレン)素晴らしいですね
    ありがとう
  • 14:59 - 15:01
    (エミリー)ありがとう
  • 15:01 - 15:02
    (ヘレン)本当に素晴らしいです
  • 15:02 - 15:03
    (拍手)
タイトル:
不随意の性的興奮についての真実
話者:
エミリー・ナゴスキ
概説:

性教育者のエミリー・ナゴスキが、セックスに関する最も危険な通説の1つについて解説し、「興奮の不一致」の裏側にある科学的要因を教えてくれます。「興奮の不一致」とは、身体反応と快感や欲求との間に断絶がある場合のことを言います。こうした親密かつ個人的な事柄は、居心地が悪く話しにくいことかもしれません。しかし、この率直なトークを通じてナゴスキは、この非常に重要な情報を判事、弁護士、パートナー、子供たちなどに伝えるようにと強く促します。「勇気を持って対話を持つたびに、この世界をほんの少し住みやすい場所にすることができるのです」と、ナゴスキは言います。(このトークには成人向けの内容が含まれています)

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Video Language:
English
Team:
closed TED
プロジェクト:
TEDTalks
Duration:
15:16

Japanese subtitles

改訂