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【18分解説】知的生活|ハマトン ~人生を変える教養大全(マインド/時間術/読書術)~ ※告知あり

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    はい!どうもアバタローです。
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    本日は、フィリップ・ギルバート・ハマトンの
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    [知的生活]
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    こちらをご紹介いたします。
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    どんな本かと言いますと、
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    知的で豊かな人生を
    獲得するための極意が書かれた
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    世界的名著になります。
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    具体的には、
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    一流と呼ばれる知識人たちの
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    教養を獲得する上での「心構え」
    「時間の使い方」「本の読み方」など、
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    多くの実例を交えながら
    分かりやすく解説してくれています。
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    特に、欧米において名高い作品であり、
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    日本においても、明治時代以降、
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    高校や大学の英語の教科書にも
    採用されていたという
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    古い歴史があります。
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    なので、これから教養を深めていきたい
    という方には、この[知的生活]は、
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    恐らく最高のテキストになると思います。
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    そこで、この動画では本書の内容を
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    [知性を深める秘訣]
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    [知的生活流 タイムマネージメント]
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    [知的読書の極意]
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    という、3つのテーマに分けて
    分かりやすく解説をしてまいります。
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    本質的で、一生役に立つような
    内容ばかりですので、
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    ぜひ最後までお付き合い
    いただければと思います。
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    それでは参りましょう。
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    フィリップ・ギルバート・ハマトン。
    [知的生活]
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    まずは、この動画の全体像を
    お示しいたします。
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    はじめに著者であるハマトンさんについて、
    簡単にご紹介を致します。
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    そのあと[知的生活]を
    3つのパートに添って要点をお伝えし、
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    最後に[告知と御礼]というパートを
    たいへん恐縮ながら入れております。
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    実は、皆さまがいつも
    応援してくださっているお蔭で、
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    年明け早々に、書籍を
    出させていただくことになりました。
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    皆さまにきちんとご報告と
    御礼を申し上げたいので、
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    どうか、最後に少しだけ
    お時間を頂戴できればと思っております。
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    どうぞ、よろしくお願い致します。
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    では、本題に戻りまして、
    早速ひとつ目。
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    [著者について]
    ザッと見ていきましょう。
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    フィリップ・ギルバート・ハマトン。
    [(1834~1894)]
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    彼はイギリス北西部
    ランカシャー生まれの作家です。
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    1834年に生を受けると同時に、母を亡くし、
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    更に、その10年後に父まで失ったハマトンは、
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    幼少期から大変な苦労と
    孤独を経験して来たといいます。
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    もともと詩を書いたり、
    絵を描いたりすることが好きで、
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    一時期は、画家を志していたそうですが、
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    美術雑誌の「編集責任者」 として、
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    彼は大きな成功をおさめます。
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    更に、自身も作家として、
    エッセイや人物伝など
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    多数の著作を生み出す中で、
    その才能を開花させて行き、
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    やがてイギリスを代表する文筆家として、
    その名が知られるようになって行きました。
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    そして1873年。
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    遂に代表作[知的生活]を生み出し、
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    世界的名著として、
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    今日まで長く読み継がれている
    というわけです。
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    ただ、こちらの作品
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    500ページ以上あるため、
    若干ボリューミーです。
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    なので、人によっては、
    「こんなにあるのか!」と、
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    一歩引いてしまう可能性があります。
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    しかし、その見た目とは裏腹に、
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    意外とすんなり読めてしまうと思います。
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    と言いますのも、その理由は
    大きく2つありまして
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    1つは、文章がとても分かりやすいからです。
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    ハマトンは、本書を書く時、
    抽象的で難解な表現は使わず、
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    平易な英語を用いたため、
    日本語に翻訳されても違和感がなく、
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    意味がとりやすいんです。
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    だからこそこの作品は、
    日本の英語の教科書にも
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    採用されていた、というわけです。
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    そして、もう1つが誰かに宛てた
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    「手紙」という設定で
    書かれているという点です。
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    例えば、”働きすぎの若い作家さんへ” とか。
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    ”お金のない学生さんへ” と言うように、
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    細かく宛先が決まっているんです。
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    全部で12章、71通ありますので、
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    自分の関心のあるテーマと、
    そうじゃないテーマの
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    振り分けが簡単にできるんです。
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    なので、必要な箇所だけ
    サクッと手軽に読めるので、
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    厚めな本が苦手な人にも[知的生活]は、
    十分お勧めできる作品です。
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    というわけで、以上の点を踏まえて
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    早速、中身に入っていきたいと思います。
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    では、1つ目のテーマ。
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    [知性を深める秘訣]から見ていきましょう。
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    ある日、私は、
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    優れたフランス人の
    コックと話す機会がありました。
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    そこで、彼は私に
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    料理の技術というのは、
    突き詰めると、最終的に
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    2つの本質的な「知恵」に
    行きつくと言いました。
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    1つは、「材料が相互に与え合う影響を知ること」
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    もう1つが、「火加減を誤らないこと」
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    なぜ、急にこんな話をしたかと言えば、
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    実は、今お伝えした2つの料理の極意こそ、
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    「知性」を深めるための秘訣だからです。
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    彼の代表的な料理に
    ニワトリの肝臓を使った
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    「ガトー・ド・ボア」という料理があります。
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    それを作るには、
    幾つかの材料が必要になるのですが、
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    彼によるとその料理に含まれている
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    わずか1,2枚程度の「パセリ」が
    味の全てを決めるそうです。
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    パセリを完全に省いてしまえば
    狙った風味は出ないし、
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    かといって多すぎたら
    不味くて食べられないわけです。
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    何が言いたいかといえば、
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    知識の獲得もこれと全く同じで、
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    新しいことを学べば、
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    それは、私たち人間の精神全体に
    影響が及ぶ、という事なのです。
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    つまり、「知識」とは世間が言うように、
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    多ければ多いほど
    良いとは言いきれないのです。
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    むしろ、不必要な知識を取り込んだせいで、
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    自分本来の力量が奪われてしまうことだって
    実際にはあるのです。
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    例えば、ある風景画家は、
    地質学に興味を持ちすぎ、
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    余計な知識を獲得しすぎたため
    本来あったはずの
  • 4:45 - 4:48
    絵画的な魅力が失われてしまいました。
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    地質学の専門書に出てくる挿絵のような
    絵しか描けなくなってしまったのです。
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    仕事には「知識」があってこそ、できるものと
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    「無知」であるからこそ、
    できるものというように、
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    2種類あるのです。
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    では一体、私たちは何を基準に
    知識を獲得したらよいのでしょうか?
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    これはあくまで、1つの
    目安として聞いて欲しいのですが、
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    自分が心から「知りたい!」と
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    感じた時の感覚。
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    その時の気持ち。
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    それに従うことです。
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    ただ、注意していただきたいのは、
    人間は往々にして、
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    自分にとってあまり
    関係のないものに興味をもち、
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    本当に必要な知識については手を
    伸ばさない傾向があるということです。
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    知識の探求をする際には、
    興味のアンテナだけに頼るのではなく、
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    その知識が今の自分にとって
    相応しいものかどうか。
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    冷静に見極める目も
    同時に求められるのです。
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    ともかくここで私が最も強調したいのは、
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    何か新しいものを学べば、
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    必ず自分自身の知性全体の構造に
    変化が生じるということです。
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    これだけは、紛れもない真実ですから
    どうか、忘れないでください。
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    はい!ここで止めます。
  • 5:54 - 5:55
    このパートは
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    知的生活を送る上で
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    正に、基盤となる考え方が書かれている
    重要なところです。
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    要するに、パセリが料理全体に
    影響を与えたように、
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    たった1つの知識でも
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    人間の精神に影響を与えるので、
    どんな知識を取り込んで、
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    逆に、どんな知識を取り込まないのかを
    ちゃんと考えてください。
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    なんでもかんでもバクバクと知識を
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    貪ればいいわけじゃありません、
    と言っているわけです。
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    全体をここで整理しますと、
    ポイントは3つです。
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    1つが知識は自分の精神の中で、
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    化学反応のような現象が起こるので
    [・知識の「化学反応」を理解する]
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    それをまずは、理解しておくこと。
    [・知識の「化学反応」を理解する]
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    そして、もう1つが
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    知識は、多ければ多いほど
    [・知識の「量」にとらわれない]
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    良いわけではないということ。
    [・知識の「量」にとらわれない]
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    最後、3つ目が
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    知識を得る際は
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    自分の興味・関心を一つの目安とし、
    [・「興味」と「目的」をもって知識を得る]
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    本当に自分と関係があるものかどうかを
    [・「興味」と「目的」をもって知識を得る]
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    冷静に見極めること。
    [・「興味」と「目的」をもって知識を得る]
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    つまり、知識を獲得する前に、
    自分の興味と、
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    自分の目的という
    2種類のフィルターにかける
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    必要性を説いているわけです。
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    というわけで2つ目。
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    [知的生活流 タイムマネジメント]
    について見ていきましょう。
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    人間というのは、
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    時間の節約について、無頓着であると、
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    私は思います。
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    「なんて時間をムダにしてしまったんだ!」
    と気付いたときにはもう遅い!
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    これが世の現実なのです。
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    そこで、あなたに、
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    時間を節約するための
    心得を4つお伝えしましょう。
  • 7:09 - 7:10
    まず1つは、
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    何かを学んだり行ったりする時は、
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    完全にものにする、というマインドで臨むことです。
    [完璧にマスターするつもりで取り組むこと]
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    話せもしないし、書けもしない「外国語」
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    基礎が習得できていない「科学」
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    他人も自分も満足させられない「ビジネススキル」
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    こういった不完全な知識や、技術の習得に
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    費やされた時間の大部分は、
    残念ながら、ただの浪費です。
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    無駄に貴重な時間が費やされたのです。
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    例えば、戦いの場において、
    敵を征服する時は、
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    徹底的に征服しなければなりません。
  • 7:40 - 7:42
    敵の要塞を完全に占領せず、
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    中途半端に残してしまえば
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    後で引き返す羽目になったり、
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    形勢逆転されてしまったり、
  • 7:48 - 7:49
    嘆かわしい悲劇や
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    無駄が発生したりするものなのです。
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    2つ目は、どうにもならないと限界が見えたら、
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    潔く現実を見つめ諦めることです。
    [ダメなら潔く諦める]
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    中途半端にやるのではなく、
    完全に手を尽くし、
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    それでもダメなら
    引くという態度でないと
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    ダラダラと時間だけが過ぎてしまいます。
  • 8:05 - 8:10
    諦め時を見極めなければ、人間の時間など
    幾らあっても足りません。
  • 8:10 - 8:11
    そして、3つ目は、
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    [計画達成までの期間を計算する]ことです。
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    例えば、あなたが
    これからやろうとしてる計画は、
  • 8:17 - 8:21
    「達成」或いは、「完成」までに
    どれくらいの時間を要するか,
  • 8:21 - 8:22
    ご存じですか?
  • 8:22 - 8:24
    なぜ、こんな質問をしたかと言えば,
  • 8:24 - 8:28
    計画策定の段階で
    タイムスケジュールに欠陥があると,
  • 8:28 - 8:30
    莫大な時間を失う可能性があるからです。
  • 8:30 - 8:33
    もっと、早くから勉強を始めていたら。
  • 8:33 - 8:35
    もっと、早くから行動をしていたら。
  • 8:35 - 8:39
    多かれ少なかれ誰だって、
    こういった計算ミスはするものです。
  • 8:39 - 8:44
    しかし、明らかな見込み違いは、
    収集不可能の悲劇に繋がりかねませんから
  • 8:44 - 8:48
    計画達成までの期間を
    慎重に考える作業を
  • 8:48 - 8:49
    決して怠らないでください。
  • 8:49 - 8:51
    最後、4つ目が
  • 8:51 - 8:52
    「何をやるか」ではなく、
  • 8:52 - 8:55
    「何をやらないかを見極める」ことです。
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    例えば、フランス革命の英雄
    ナポレオン・ボナパルト。
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    彼は閃きと実行スピードにおいて、
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    他の追随を許さないほどの
    人物でありましたが、
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    闇雲に動き回っていたわけではありません。
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    どうすべきか、よく分かっていないうちは
  • 9:09 - 9:11
    [何もしない方が得策だ]
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    そう言って彼は、常に
    慎重な姿勢を保ちながら
  • 9:14 - 9:17
    自分の為すべきことを見極めていたのです。
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    また、私の知る
    最も偉大な現代画家の一人は、
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    「どの位置に色を塗るかさえ分かってしまえば、
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    実際に描く時間などほんのわずかである」
    と言っています。
  • 9:27 - 9:30
    つまり、ただ無意味に
    デタラ目にやってみるというのは、
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    時間の浪費以外の
    何ものでもないのです。
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    本当に賢い人は、
    必ず自分にゆとりを持たせます。
  • 9:36 - 9:40
    そして、その間に自分の進むべき道を見極め
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    正確に先を見越し、
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    大幅に時間を節約することを
    心掛けているのです。
  • 9:44 - 9:46
    偉大な仕事を成し遂げるには、
  • 9:46 - 9:49
    どんなことであっても
    膨大な時間がかかります。
  • 9:49 - 9:51
    ですから頭を使って、
  • 9:51 - 9:53
    ”どうやったら時間を節約できるのか” を
  • 9:53 - 9:55
    考えなければなりません。
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    仕事の本当の偉大さは、
    1人の人間がその仕事に対して、
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    どれだけエネルギーや時間を
    投資できたかによって決まるのです。
  • 10:03 - 10:04
    はい!ここで止めましょう。
  • 10:04 - 10:05
    整理しますと、
  • 10:05 - 10:06
    [・全力でやる]
  • 10:06 - 10:08
    [・ダメなら、さっさと諦める]
  • 10:08 - 10:10
    [・計画達成までの期間を見積もる]
  • 10:10 - 10:12
    [・何をやらないかを見極める]
  • 10:12 - 10:14
    という、4つがポイントになります。
  • 10:14 - 10:17
    こう聞きますと、もしかしたら、
    ハマトンさんって凄くストイックで、
  • 10:17 - 10:20
    厳しい精神論を
    掲げている方なんじゃないかと、
  • 10:20 - 10:22
    ご心配された方も
    いらっしゃるかもしれませんが、
  • 10:22 - 10:24
    決してそんなことはありません。
  • 10:24 - 10:27
    むしろ彼は、せかせか仕事をするのが
    嫌いな人なんです。
  • 10:27 - 10:30
    [知的生活]には、必ずゆとりが必要で
  • 10:30 - 10:33
    そんなお尻に火が点いたような状態で
    仕事なんかするものじゃない、と
  • 10:33 - 10:35
    はっきり本書で主張されています。
  • 10:35 - 10:38
    なので、食事や睡眠の時間を削ってまで
  • 10:38 - 10:42
    時間を捻出しなさい、という話ではないので
    そこはご安心ください。
  • 10:42 - 10:43
    あくまで、彼が主張したいのは、
  • 10:43 - 10:47
    年単位の莫大なタイムロスを防ぐことの
    重要性なんです。
  • 10:47 - 10:50
    なぜなら、こればっかりは取り返しがつかず、
  • 10:50 - 10:51
    ”なんてことをしてしまったんだ!”と、
  • 10:51 - 10:54
    大きな後悔を
    自分に与えてしまうからです。
  • 10:54 - 10:56
    こういった事を意識しながら、
  • 10:56 - 10:59
    「自分の時間」を
    やりたい事や夢に向かって
  • 10:59 - 11:02
    集中投下させて大きな仕事を
    成し遂げましょう、というわけです。
  • 11:03 - 11:04
    というわけで、3つ目のテーマ。
  • 11:04 - 11:07
    [知的読書の極意]について
    見て行きましょう。
  • 11:07 - 11:08
    本を読みたい!
  • 11:08 - 11:11
    けれど、なかなか読書の時間を取れない。
  • 11:11 - 11:13
    そういったことでお困りのあなたに、
  • 11:13 - 11:15
    4つほど読書の極意について
  • 11:15 - 11:17
    お伝えしようと思います。
  • 11:17 - 11:18
    まず、1つが
  • 11:18 - 11:19
    1日のうち2時間、
    [1日のうち2時間
  • 11:19 - 11:22
    読書の時間を確保することです。
    読書の時間を「確保」すること]です。
  • 11:22 - 11:25
    あなたが忙しい人であることは
    重々承知しています。
  • 11:25 - 11:28
    そんな多忙なあなたがすべきことは、
    何よりもまず、
  • 11:28 - 11:32
    規則正しく時間を
    合理的に使うための習慣。
  • 11:32 - 11:35
    すなわち、「ルーティン」を作ることなのです。
  • 11:35 - 11:36
    やらなきゃいけない仕事がある。
  • 11:36 - 11:38
    やりたい娯楽がある。
  • 11:38 - 11:39
    分かります。
  • 11:39 - 11:42
    ですが、それでも
    読書習慣を身に付けたければ
  • 11:42 - 11:45
    何を差し置いても、この時間は
    2時間「読書」というように
  • 11:45 - 11:48
    ルールや規則を決めなければなりません。
  • 11:48 - 11:49
    想像してみてください。
  • 11:49 - 11:51
    2時間の読書を1年続けたら、
  • 11:51 - 11:54
    700時間以上という莫大な時間になります。
  • 11:54 - 11:58
    700時間以上あれば、大抵のことなんか
    成し遂げられてしまいます。
  • 11:58 - 12:00
    ですから、まずは1日のうち
  • 12:00 - 12:03
    決められた読書の時間を
    確保するようにしましょう。
  • 12:03 - 12:04
    そして、2つ目が、
  • 12:04 - 12:07
    読書を途中で中断しないことです。
    [読書を途中で「中断」しない]
  • 12:07 - 12:08
    これは、とても重要です。
  • 12:08 - 12:12
    例えば、プラトンの「ソクラテスの弁明」
    という作品を
  • 12:12 - 12:13
    あなたが読んでいるとしましょう。
  • 12:13 - 12:15
    そして、絵でも見るが如く
  • 12:15 - 12:20
    ソクラテスの法廷弁論の場面を
    ドキドキしながら思い描いているとします。
  • 12:20 - 12:22
    そんな時に誰かに話しかけられ、
  • 12:22 - 12:23
    想像の世界から一気に
  • 12:23 - 12:26
    現実世界に引き戻されたら
    どうでしょうか。
  • 12:26 - 12:28
    この時に発生する知的損失を
  • 12:28 - 12:30
    決して甘く
    見積もらないでください。
  • 12:30 - 12:33
    集中していた思考というのは、
    中断されると
  • 12:33 - 12:35
    そう簡単には戻らないのです。
  • 12:35 - 12:40
    したがって読書をする時は絶対に
    中断させられない環境を確保してください。
  • 12:40 - 12:41
    そして、3つ目が
  • 12:41 - 12:44
    [自分の「目的」にあった本を
    「選択」して読むこと]です。
  • 12:44 - 12:46
    少し話は変わりますが、
  • 12:46 - 12:48
    ある優れた風景画家に
  • 12:48 - 12:50
    仕事の段取りについて尋ねたところ
  • 12:50 - 12:52
    彼の仕事の極意は、
  • 12:52 - 12:55
    どうやら選択にある、ということが分かりました。
  • 12:55 - 12:56
    風景画というのは、
  • 12:56 - 12:59
    目の前に広がる膨大な自然の風物の中から
  • 12:59 - 13:02
    最も自分が描くに値し、
  • 13:02 - 13:05
    尚且つ決められた時間内で
    スケッチできる対象を
  • 13:05 - 13:07
    選択しなければなりません。
  • 13:07 - 13:09
    そこで、彼が何をするかといえば、
  • 13:09 - 13:12
    自分の作業プロセスひとつひとつに、
  • 13:12 - 13:16
    大体どれぐらいの時間をかけるのかを
    あらかじめ決めておくそうです。
  • 13:16 - 13:20
    つまり、自分なりの基準を定めた上で
    選択を行っているんです。
  • 13:20 - 13:25
    だから、この優れた風景画家は、
    膨大な自然物を目の前にしても
  • 13:25 - 13:28
    迷わず冷静に、正しい選択ができるんです。
  • 13:28 - 13:32
    ですから、あなたが
    膨大な書物を目の前にしたときは、
  • 13:32 - 13:34
    この風景画家と
    同じことをすればいいんです。
  • 13:34 - 13:37
    自分は、読書にどれくらい
    時間を掛ける事ができるのか。
  • 13:37 - 13:40
    自分は、どんな目的をもって本を読むのか。
  • 13:40 - 13:42
    そういった自分のルールや
  • 13:42 - 13:46
    目的と紐づけを行いながら
    選択を行えばいいんです。
  • 13:46 - 13:47
    そして最後、4つ目は、
  • 13:47 - 13:48
    あなたにとって
  • 13:48 - 13:52
    [本当に必要な情報を
    絶対に見落とさないこと]です。
  • 13:52 - 13:53
    本は1から10まで
  • 13:53 - 13:55
    すべてを読み通す必要はありません。
  • 13:55 - 13:57
    飛ばし読みをしたって構わないのです。
  • 13:57 - 14:01
    しかし、自分にとって
    本当に重要な情報だけは、
  • 14:01 - 14:03
    絶対に見落としてはいけません。
  • 14:03 - 14:06
    誰かにとって重要な情報ではなく、
  • 14:06 - 14:09
    あなたにとって重要な情報かどうか。
  • 14:09 - 14:13
    ここを如何に惑わされず
    選択できるかが、大切なのです。
  • 14:13 - 14:17
    ただ、知的生活を手に入れるには、
    それなりにお金がかかる。
  • 14:17 - 14:18
    だから、自分には無理だ!
  • 14:18 - 14:22
    もしかしたら、そのように思って
    諦めていらっしゃる方もいるでしょう。
  • 14:22 - 14:25
    確かに、富と教養には
    深い結び付きあります。
  • 14:25 - 14:29
    実際に高い教養を兼ね備えた
    イギリス議員を見ても
  • 14:29 - 14:32
    ほぼ例外なく、裕福な家庭で
    生まれ育った者ばかりです。
  • 14:32 - 14:35
    不本意ではありますが、
    これは現実として
  • 14:35 - 14:37
    私も認めざる負えません。
  • 14:37 - 14:41
    しかし、こういったお金持ちたちが
    全員、知的に優れているかと言えば
  • 14:41 - 14:42
    そうではないのです。
  • 14:42 - 14:46
    与えられる選択肢の数が多すぎて、
    どれも中途半端になって、
  • 14:46 - 14:51
    結局、何も身に付けられないという事例が
    数えきれないほどあるのです。
  • 14:51 - 14:54
    一方で貧しい学生が図書館に籠り、
  • 14:54 - 14:59
    ひたすら研究に没頭し、思う存分
    力を発揮する事だってあるんです。
  • 14:59 - 15:00
    更に言えば、
  • 15:00 - 15:02
    今日においては優れた書籍が、
  • 15:02 - 15:05
    昔よりも安い値段で
    手に入るようになりました。
  • 15:05 - 15:09
    ですから、知的生活を謳歌できるハードルは、
    昔ほど高くないのです。
  • 15:09 - 15:12
    むしろ、誰に対しても平等に
    開かれていると言っていいでしょう。
  • 15:12 - 15:17
    ですから、あなたがもし世界で
    最高と呼ばれる文学作品を読んでいる時は、
  • 15:17 - 15:20
    あの大富豪、ロスチャイルドと何ら変わらない
    [Nathan Mayer Rothschild]
  • 15:20 - 15:22
    いや、それ以上に豊かで充実した
  • 15:22 - 15:25
    価値のある時間を過ごしているんです。
  • 15:25 - 15:29
    だから私は、名著と呼ばれる作品を開くたび
    いつも、こう思うんです。
  • 15:29 - 15:32
    私が羨むべき唯一の大富豪は、
  • 15:32 - 15:34
    これ以上の本を読んでいる者だけだと。
  • 15:34 - 15:36
    はい!ここで止めます。
  • 15:36 - 15:39
    知的読書を実践する上での4つのポイントと、
  • 15:39 - 15:43
    更に、読書によって得られる
    精神的豊かさについてのお話でした。
  • 15:43 - 15:44
    ザッと整理しますと
  • 15:44 - 15:47
    [1日2時間の読書時間を確保すること]
  • 15:47 - 15:51
    [読書を中断されない環境を確保すること]
  • 15:51 - 15:54
    [自分の目的にあった書籍を選択すること]
  • 15:54 - 15:58
    [自分にとって、本当に必要な情報を
    絶対に見落とさないこと]
  • 15:58 - 16:00
    以上4点でした。
  • 16:00 - 16:02
    1日の読書時間をどう設定するかは、
  • 16:02 - 16:05
    生活があるので
    人それぞれだと思いますが、
  • 16:05 - 16:08
    少なくとも読書は、
    空いた時間にするものではなく、
  • 16:08 - 16:11
    決まった時間にするものという認識は
    間違いなさそうです。
  • 16:11 - 16:13
    また、ハマトンは風景画家を例に出して、
  • 16:13 - 16:17
    選択の重要性と、その極意について
    話しをしていましたが
  • 16:17 - 16:20
    彼曰く、この考え方は本選びに限らず、
  • 16:20 - 16:24
    仕事や生活など、あらゆる場面の
    選択において役に立つ
  • 16:24 - 16:26
    本質的な考え方だと言います。
  • 16:26 - 16:28
    是非、参考にしてみていただければと思います。
  • 16:28 - 16:31
    さて、ハマトンの[知的生活]に関しては、
    以上となりますが、
  • 16:31 - 16:36
    最後みなさまにご報告と御礼を申し上げて、
    この動画を終えたいと思います。
  • 16:36 - 16:39
    まず、結論から申し上げますと、1月22日に
  • 16:39 - 16:42
    初の書籍を出させていただくこととなりました。
  • 16:42 - 16:46
    こういった、出版の機会をいただけたのは、
    日頃よりご視聴いただき
  • 16:46 - 16:49
    応援してくださっている皆さまのお蔭です。
  • 16:49 - 16:50
    本当にありがとうございます。
  • 16:50 - 16:52
    心から感謝しております。
  • 16:52 - 16:56
    タイトルは、自己肯定感を上げる
    [OUTPUT読書術]です。
  • 16:56 - 16:57
    [読書する上でのコツ]
  • 16:57 - 16:59
    [OUTPUTの仕方]
  • 16:59 - 17:00
    [選書の方法]
  • 17:00 - 17:02
    [難解な本の攻略方法]といった
  • 17:02 - 17:04
    よく、ご質問いただくテーマを中心に
  • 17:04 - 17:07
    読書マニュアルとして大系化してみました。
  • 17:07 - 17:11
    また、自己肯定感を上げるという
    枕詞が付いているように、
  • 17:11 - 17:14
    本書は、ある世界観とストーリーが
    組み込まれています。
  • 17:14 - 17:16
    そのためページを開いた時に
  • 17:16 - 17:20
    ”本当にこれは、読書術の本で
    合っているのか” と驚かれると思いますが、
  • 17:20 - 17:23
    気にせずそのまま
    お読みになっていただければと思います。
  • 17:23 - 17:27
    また、最後まで行きますと
    限定公開の動画にアクセスできる
  • 17:27 - 17:28
    QRコードが見つかります。
  • 17:28 - 17:31
    お読みいただいた後にそちらの動画も
    ご覧になっていただきますと、
  • 17:31 - 17:33
    ”あぁ、そういうことか” と
  • 17:33 - 17:37
    全体の繫がりがはっきり見えて来て
    何かしらのメッセージが
  • 17:37 - 17:39
    皆さまに伝わる、という
    カラクリになっております。
  • 17:39 - 17:42
    これ以上は、”秘する花” ということで、
    伏せさせていただき
  • 17:42 - 17:47
    [1月22日の発売]まで、どうぞ楽しみに
    お待ちいただければと思います。
  • 17:47 - 17:50
    ご予約は、もうできますので
    是非、この動画の概要欄から
  • 17:50 - 17:52
    チェックしていただければ幸いです。
  • 17:52 - 17:53
    どうぞ、よろしくお願い致します。
  • 17:54 - 17:59
    というわけで[知的生活]と書籍出版の
    告知に関しましては、以上でございます。
  • 17:59 - 18:03
    今回は2021年が始まったばかり
    というタイミングでしたので
  • 18:03 - 18:06
    皆さまに、素敵な1年を過ごしていただけるような
  • 18:06 - 18:08
    名著を選択してみました。
  • 18:08 - 18:11
    動画本数も、まだまだ少ないので、
    もっとコンテンツを充実させて
  • 18:11 - 18:16
    少しでも、皆様に楽しんでいただけるような
    チャンネルを目指していきたいと思っております。
  • 18:16 - 18:18
    どうぞ、今年もよろしくお願い致します。
  • 18:18 - 18:21
    この動画が面白かった、
    参考になったという方は
  • 18:21 - 18:23
    高評価、コメントなど
    いただけますと嬉しいです。
  • 18:23 - 18:25
    また、チャンネル登録も
    よろしくお願い致します。
  • 18:25 - 18:27
    ではまた、次の動画でお会いしましょう。
  • 18:27 - 18:28
    ありがとうございました。
Title:
【18分解説】知的生活|ハマトン ~人生を変える教養大全(マインド/時間術/読書術)~ ※告知あり
Description:

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Video Language:
Japanese
Duration:
18:29

Japanese subtitles

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