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はい!どうもアバタローです。
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本日は、外山滋比古(とやましげひこ)さんの
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[思考の整理学]を紹介させていただきます。
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1986年に刊行されてから
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200万部を突破した
異例のロングセラーであり、
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更に、[東大・京大で一番読まれた本]という
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キャッチコピーでも大変有名な
思考法のバイブルでございます。
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学ぶことに対して意欲的な方は勿論のこと。
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物を考えることに苦手意識を持っている方。
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一人で考え込みすぎてしまう方。
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焦ると頭が真っ白になってしまうという方に
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特にお薦めしたい1冊です。
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そこでこの動画では、本書の内容を
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[集中力を爆発させる「朝」の過ごし方]
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[アイデアを生み出す時間の使い方]
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[思考力を上げる忘却システム]
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[かかわってはいけないタイプの人]
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というように、大きく4つのテーマに沿って
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分かりやすく紹介をして参ります。
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30年以上前に書かれた作品とは思えないほど
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鮮度が保たれているのは、
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コンテンツそのものの力もありますが,
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著者である外山先生が本書に込めた、
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ある一つの ”願い” という要素も
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大きな役割を果たしています。
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それが一体、どういうものなのか
ということは、動画の後半に行きますと、
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見えて参りますので、どうぞ最後まで
お付き合いいただければと思います。
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それでは、参りましょう。
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外山滋比古[思考の整理学]
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まずは、この動画の
全体像についてお示し致します。
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はじめに著者である
外山滋比古さんが何者で
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本書がどんな意図をもって書かれているのか
という、前提知識を整理いたします。
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そのあと冒頭に申し上げた
4つのテーマに沿って、
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[思考の整理学]の要点について
お伝えしたいと思います。
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では、早速1つ目。
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[著者について]見て行きましょう。
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外山 滋比古さん(1923-2020)と言えば
[英文学者・言語学者]
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[お茶の水女子大学で(名誉)教授]
を勤められていた
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英米文学・言語学の専門家です。
[評論家・エッセイスト・文学博士]
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ただ、ご自身の研究分野に止まらず
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教育論・ジャーナリズム論といった
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幅広い分野で評論・執筆活動を続け、
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幅広くご活躍をされていました。
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また、いま画面に出しておりますのが、
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外山先生が執筆された書籍の一部です。
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このように、沢山の作品を残されているのですが
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その中でも脅威的なヒット作として
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殿堂入りしているのが
[思考の整理学]という訳です。
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今回の各論に入る前に
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まず、押さえておいていただきたいのは、
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外山先生が持たれている「問題意識」です。
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つまり、どんな意図をもって
この本を書いたのかという、
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出発点をきちんと
理解しておくことが重要なんです。
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それは一体、何かというと
これまでの「学校教育」です。
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学校は、誰もが行くべき場所だ!
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そこでは、誰もが教師に従い、
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決められたカリキュラムに従い、
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教科書に従って学習をしなければならないのだ。
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こういった、学校信仰的な考え方は
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「もう、やめましょうよ」というのが
外山先生のスタンスなんです。
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自分の力ではなく、誰かの力によって
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一生懸命、知識を得ている
学校の生徒たちを
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外山先生は憐れみを込めて、
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[グライダー人間]と名付けます。
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グライダーというのは、
”空の女王” とも呼ばれるぐらい
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音もたてずに優雅に
空を飛ぶことのできる乗り物です。
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ただ、グライダーは飛行機のように
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大きな音は立てないものの
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自分の力で空に舞い上がることが
できないのです。
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そして、学校というのは、
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引っ張られるがまま、
何処にでも着いて行くような
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従順なグライダー人間を
作り出す ”訓練所”だ。
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決して、自ら飛ぶ「飛行機人間」を
作る場所ではないのだ。
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「それに早く、気付いてください」と
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外山先生はそのように言うわけです。
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つまり、詰め込み型教育によって
自分でものを考え、
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新しいことを生み出すことができない
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「グライダー人間」が
量産されてしまっているという現状に、
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強い問題意識をもたれていたのです。
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ただ、誤解のないように申し上げておきますと、
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本書では、グライダーとしての能力なんか
「もう要らない!」とか。
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「学校なんか、不要だ!」とか。
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そういった極端な
批判をしている訳ではありません。
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人間には「グライダー能力」と
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「飛行機能力」という2つの力があって、
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この両者を持っておくことが大事なのだ、という
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バランスの取れた主張を展開しているんです。
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具体的には、
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受動的に知識を得るために必要なのが
「グライダー能力」
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一方、自力で物事を発明・発見する際に
求められるのが「飛行機能力」です。
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じゃあ何故、グライダー能力を
全否定していないかと言えば、
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何を学ぶにしても
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基本的知識の習得が必須だからです。
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基礎というのは
グライダー能力によって築かれる為、
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決して、要らないと
言ってるわけではないんです。
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もしかしたら30年以上前の学校教育も
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そういった理想を掲げていたのかもしれませんし、
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詳細は分かりません。
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ただ、外山先生から見た当時の社会というのは、
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グライダー能力ばかりが発達し、
自から飛行できない人が五万といて
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更に、そういった人間こそが
社会では必要とされ、
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「優秀」とみなされているじゃないかと。
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本書でそのように嘆いたわけです。
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もちろん立派な指導者がいて、
目標がハッキリしているという
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一定の条件が満たされているのであれば、
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グライダー能力は必要ですし、
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高く評価されて然るべきものです。
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しかし、少なくとも
本書が書かれた1980年代には、
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もう直ぐそんな時代は「終わる」
ということが分かっていました。
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つまり、コンピューターという
グライダー能力に優れた存在が
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近い将来、人間の仕事を奪うことは
予想できており
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その上で、外山先生は
警鐘を鳴らしていたんです。
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しかし、当時の社会の中で、
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完全にグライダー人間を止めてしまえば、
当然生きづらくなってしまいます。
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かといって、グライダー専業を続けるのも
無理があるんです。
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その上で、外山先生は本書で
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自前のグライダーに「エンジン」を
搭載してみてはどうか、と、提案したんです。
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つまり、「グライダ―能力」と「飛行機能力」を
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兼ね備えた人間になるべきだ!
と言ったわけです。
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ただ、その為にどうすればいいかなんて
誰も知りませんし、
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正解なんかありません。
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その上で外山先生は、
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じゃあ、この本を通じて
「一緒に考えようじゃないか」と言って、
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本題がスタートする、という流れになる訳です。
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さぁ、ここまでよろしいでしょうか。
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では、以上の点を踏まえて
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早速、本書を4つのテーマに沿って
見ていきたいと思います。
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では、ひとつ目。
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[集中力を爆発させる「朝」の過ごし方]
から見ていきましょう。
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人間の頭は、
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夜よりも朝の方が優秀であるように思える。
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昨晩、散々手こずった仕事が
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一晩寝て朝になって
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もう一度やったら嘘のように
片付いてしまった。
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そんな経験はないだろうか?
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実は、40歳ぐらいまで
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私は夜型だったのだが
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朝の効能に気づき始めてから
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朝型に切り替えた。
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若い時は体力もあるのでムリも利くが、
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年齢と共に、それができなくなる。
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つまり、人は年齢と共に
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自然に還っていくのだ。
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もちろん、極端な早起きは厳しいが
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できれば朝食の前には、なるべく
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沢山のことを片付けておきたい。
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その為には、どうすればいいのだろうか?
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答えは簡単だ。
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朝食を抜いてしまえばいい。
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そして、朝食と昼食を同時に取る。
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所謂、ブランチにすればいいのだ。
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腹が満たされた状態というのは、
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消化の為に血液が取られ、
頭はボーッとする。
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一方、空腹であれば
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全てを忘れて仕事に没頭できる。
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つまり、ブランチにしてしまえば
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ランチタイムまで集中して
一気に仕事を片付けることができる。
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更にブランチの後に一眠りしてしまい、
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3時頃起きれば頭はスッキリ冴えわたり、
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今度は夕食までの時間を
有意義に使うことができる。
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ものを考えるという作業は、
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いつ、如何なる時も
すればいい、というわけではない。
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食後や体が疲れている時など、明らかに
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物事を考えるに適していない時間が
あることに注意しなければならないのだ。
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はい!ここで止めます。
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つまり人間には、
「思考」に適した時間と、
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適していない時間があるので
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それを理解した上で一日を過ごすべきだ
と言ってるわけです。
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外山先生の場合は、朝食を抜くことで
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意図的に思考に適した集中できる時間を
増やす工夫をしているようです。
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また、ブランチの後に思いっきり昼寝をして
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第二の朝をもう一度作って、
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更にそこで、もうひと踏ん張りする
というのは面白いですね。
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工夫次第で、一日にブースターを
2カ所設けると言うわけです。
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では、続きを見ていきます。
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ふたつ目のテーマは、
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[アイデアを生み出す時間の使い方]
についてです。
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では、いきましょう。
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外国の諺に
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「見つめる鍋は煮えない」というものがある。
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要するに、まだかまだかと
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物事に注意を向けすぎるのではなく
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「しばらく放っておきなさい」
と、言っているのだ。
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これは、人間の思考についても
同じことが言える。
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考え詰め過ぎてしまっては、
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かえって問題の方が引っ込んでしまい、
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出るべきものも
結局出なくなってしまう。
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だから、一晩寝て時間を置いてから、
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鍋のフタを開けてやればいいのだ。
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しかし、自分が考えてるテーマによっては、
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一晩では、まだまだ短すぎるという場合がある。
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大きな問題であればあるほど、
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寝かせる時間の長さが重要になって来るのだ。
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逆に直ぐ答えが出るような問題というのは、
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はじめから、大した問題ではなかった
ということだ。
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本当の大問題は、
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じっくりと長い間、
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心の中で温めておかないと形にならない。
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思考の整理において
何が最も大切かと言えば、
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「寝させる」ことなのだ。
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この世の中には
どんなに努力をしても
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どんなに意志の力が強くても
できないことがある。
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そういう時、唯一
できることがあるとすれば
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それは、時間をかけるしかない。
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すると、時間が自然のうちに
意識を超えたところで、
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我々を導いてくれる。
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つまり、考えを生み出すに当たって、
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関心を抱くべきは、
「無意識」の時間なのである。
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はい!ここで止めます。
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思考の整理において最も重要なことは、
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「寝させること」
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つまり、「時間」を置くことだ、
と言っているわけです。
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これは、以前紹介しました
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「アイデアのつくり方」のプロセスと同じですね。
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限界まで考えたら
後は放ったらかしにしておく。
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「果報は寝て待て」と言うわけです。
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因みに余談ですが、
私たち人間がボーっとしてるとき。
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脳は何も働いていないわけではなく、
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[デフォルト・モード・ネットワーク]と呼ばれる
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神経活動が活発に行われている
ということが分かっています。
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具体的には、
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人間の脳に収められた雑然とした情報類が
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この働きによって整理されるのです。
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なので、外山先生が最後に
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「無意識の時間を使いましょう」
と言っていたのは
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恐らくデフォルト・モード・ネットワークという
人間に元もと備わった、
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脳機能を使うことを
意味しているものと思われます。
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では、次のテーマに移ります。
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3つ目は
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[思考力を上げる忘却システム]についてです。
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では、行きましょう。
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子供の頃から
「忘れてはいけない」
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「ちゃんと覚えておきなさい」と
学校や親から
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色んなことを教えられて来た。
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「忘れてしまった」と言おうものなら
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よく叱られたものだ。
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しかし私は、「忘れる」ということに対する
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偏見を改めるべきだと思っている。
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従来の教育では、
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頭の中に沢山の知識が詰まっていることを
”良し!” としてきた。
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つまり、人間の頭を
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倉庫のような物として見て来たのである。
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人間の頭が倉庫であるならば、
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「忘却」 というのは、
在庫が消えることを意味する。
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従って、忘れることは「怖い」こと。
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「悪い」ことだと教えられて来たのだ。
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ところが今やコンピューターが
倉庫の代わりとなり、
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人間は「創造性」を求められるようになっている。
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つまり我々の頭は、
倉庫の役割も一部で果たしつつ、
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新しいものを生み出すための
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工場としての役割も
果たさなければならないのだ。
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では、脳内工場の作業効率を上げるには、
どうすればよいのだろうか?
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それは普段から倉庫の中を
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整理しておけば良いだけの話しだ。
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余計なものを倉庫の中に極力入れず、
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必要なものを取り込み
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そして、いつでも使えるように
整理しておく。
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こういった心掛けによって、
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頭の中に広いスペースを
常時、確保しておけばよいのだ。
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頭の倉庫を整理するにあたって
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何が大切かと言えば、睡眠だ。
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人間には、忘れるべきものと、
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覚えておくべきものを振り分ける
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「自然忘却」と呼ばれるシステムが備わっている。
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つまり、睡眠がその役割を果たしているのだ。
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朝、目を覚ましたら、
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頭の中が綺麗さっぱり
整理されている経験があるだろう。
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これこそ神が人間に与えた
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自然の忘却作用と言える。
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ところが、現代人はどうだろうか。
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もはや睡眠の忘却作用だけでは
処理しきれない状態にある、と言っていい。
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それほどまでに今の人は
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沢山の情報に触れ
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そして、多忙の中に暮らしているのだ。
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足の踏み場もないほど
頭の倉庫が散らかった状態で、
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新しいものを生み出せと
工場としての機能まで求められたら
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堪ったものじゃない。
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だからもし、あなたが頭を働かせたいのであれば、
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自分にとって不必要なものを
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どんどん忘れていかなければならないのだ。
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はい!ここで止めます。
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一般的に睡眠には、
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要らない記憶を削除する一方で
必要な記憶を整理し、
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それを固定する仕組みが
備わっていると言われています。
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ところが、多くの人は
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睡眠の忘却システムが機能しないほどに、
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脳みそがビジー状態にあると
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外山先生は指摘している訳です。
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今から30年以上前の
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スマホが存在しなかった時代でも
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こんな話が出ている、ということは
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現代人の頭の倉庫は、
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最早カオス状態と言っても
いいかもしれません。
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ですから、頭の倉庫に何を入れるのか。
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何を入れないのかといった基準を定めた上で、
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睡眠の忘却システムが
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正常に働くような生活リズムを手に入れる。
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これが、思考を十分に働かせる
土壌作りとして
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大事なんだというわけです。
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では、次で最後です。
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4つ目のテーマ。
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[かかわってはいけないタイプの人]
について見ていきましょう。
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考えても考えても解決の糸口や
アイデアが浮かばず、
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もう、ダメかもしれないと
思い詰めてしまうことがあるだろう。
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しかし、そのような暗示を自分に掛けてしまえば、
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出来るものも出来なくなってしまう。
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そんな時はプラスに考え、
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「きっと、上手くいく!」
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「私なら絶対にできる!」と
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自分に語りかけ、行き詰った心に
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風を入れてみてはどうだろう?
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ただ、そうやってポジティブに思い込めば
十分かと言えば、
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勿論そうじゃない。
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それに加えて、
あと2つのことを意識すると良いだろう。
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まず、1つが
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自分だけではなく、他人に対しても
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肯定的な態度を示すことだ。
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どんなことであっても、
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探せば1つや2つ
良いとこくらいあるものだ。
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それを見つけたら、ただそれを認め
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賞賛してやればいい。
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そして、もう1つが
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自分を褒めてくれる人間と
付き合うことだ。
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逆に、どんなに鋭く正しい批評ができても
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人の良い所を何も
見つけようとしない人間とは
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距離を置いた方がいいだろう。
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ただ、こんな事を言うと
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「お世辞ばっかり聞いたって
しょうがないじゃないか!
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もっと現実を見るべきだ」
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といった厳しい意見を
言いたくなる人もいるだろう。
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しかし、そんな勇ましい理屈が通用するのは
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超人的な勇者の話ではないだろうか。
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多くの人間は、
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たとえ見え透いた言葉であっても
褒められれば勇気づけられる。
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お世辞だと分かっていても
気分が良くなる。
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それが人情というものだろう。
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だから、考えがまとまらない時、
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「なんて、私はダメな人間なんだ」と
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一人で自分を責める必要なんかない。
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自分ならきっとできる!と信じ
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「あなたならできる!」と言ってくれる人と
付き合えばいいのだ。
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それによって、あなたの思考は
生き生きと活発に働き始めるだろう。
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はい!ここで止めます。
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思考力というのは、
自分の努力だけではなく、
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実は関わる人間によっても、
左右されるのだというわけです。
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確かに、酷い労務環境で
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更に、毎日上司から貶されていたら
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頭が全然、回らなくなってしまいます。
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自分の思考をのびのびと
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大空を翔るように活性化させるには
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ただ、自分のことを認めてくれる人。
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肯定し、賞賛し、自信を付けてくれる人。
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そういう存在も大事なんじゃないでしょうか
と言ってるわけです。
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ここで4つ全ての紹介が終わりました。
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ここまで聞いていかがでしょうか。
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恐らく「HOW TO」系に近い印象を持たれた方
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決して少なくないと思います。
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ただ[思考の整理学]は、
HOWTO本ではありません。
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勿論、HOWTOとして使えるものも
多くあったと思います。
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それはそれで、ご参考いただく分には
何ら問題ございません。
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ただ本書は、いま紹介させていただいたような
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「思考」を整理するためのノウハウを
よかったら真似してみて下さいね
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という作品では、本来ないのです。
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えっ!?どういうこと?
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そのように思われた方の為に
最後に少しだけお話をさせてください。
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さて、皆さん
冒頭の話し覚えていますでしょうか。
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本書は、自前のグライダーに
どうやったら自由な思考という
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エンジンを取り付けられるのか、
という『問題提起』から始まりました。
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ということは、答えを教えるということを
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本書のゴールとして設定してしまえば
-
グライダー人間養成学校と
何ら変わらないわけです。
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そこで外山先生は、ご自身の経験。
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そして、知識に基づき
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「私はこんなものの考え方をしています」
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そして、「こんな工夫をしています」と
本書で披露しました。
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その上で、「あなたは
「どうされているんですか」と
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読者に問いを投げているんです。
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例えば、朝食を抜いて
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ブランチにするといいみたいな
話しがありましたけれども
-
これは、あくまで
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外山先生の理屈に基づいた
個人的な正解なんです。
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中にはこの話を聞いて、
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「私は朝ご飯を絶対に抜かない」
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それが、私の正解です!
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という方も、多くいらっしゃったはずです。
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じゃあ、そのあなたの正解は
-
どうやって、導き出されたものなのですか。
-
何となくでしょうか?
-
それとも、ご自身の経験や
何らかの考えに基づいているものなのでしょうか。
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というように、ごくごく普通の日常から
読者に対して、
-
思考の「題材」を与えているんです。
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なぜ、こういった題材が
与えられているのかと言えば、
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自分以外の誰かの物事の考え方、
見方に触れることで
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普段、自分はどれぐらい思考しているのか。
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或るいは、どういった物の考え方をする人間なのか。
-
といったことに気付きやすくなるんです。
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そうして、こういった経験を通して、
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「考える」という行為そのものの
楽しさに気づいて欲しい。
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大空を自由に駆け巡る飛行機のように
-
自由で、贅沢な活動であることを知って欲しい。
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本書には、そういった願いが
込められているんです。
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つまり、「グライダー人間」に
どうしたらエンジンを取付けることができるのか。
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という、問いに対し、
外山先生の出した答えの一つは、
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考えることの楽しさに気付いてもらうこと
だったというわけです。
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ですから、ご本人にとしては思考の技術について
-
初めから教えるつもりなんか
なかったんです。
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こういった親心が
内に秘められている作品だからこそ
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本書は30年以上も
-
多くの世代の読者に
愛されて来たのかもしれません。
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もし、まだ読んだことがないという方は、
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是非、一度手に取ってみてはいかがでしょうか。
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というわけで、[思考の整理学]
以上でございます。
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いかがでしたでしょうか。
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勿論、HOWTO系の本としても
十分使えるんですが
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実はそうではない、という
面白いコンセプトの作品なので、
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今回取り上げてみました。
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また、最近はやっていないんですけれども
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久々に哲学をやりたいなぁ
と思っておりまして
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その、複線的な意味合いもあって
今回のチョイスをしております。
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どうぞ、これからも楽しみにしていてください。
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また、コミュニティでもお伝えしましたが
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お蔭さまで[OUTPUT読書術]が
昨日、1月22日に発売となり
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更に、即日重版も決まりました。
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改めまして、皆さま
本当にありがとうございます。
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実は発売前日の夜、
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”何かトラブルが起きるんじゃないか” と
不安で寝れないくらい
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心が張り詰めておりました。
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そんな中、皆さまから
「本が届きました」
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「これから読みます」といった
ご報告ですとか。
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「面白かったです」といった
メッセージをいただき
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本当に勇気づけられました。
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心から感謝しております。
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お読みいただいた方は、
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ご無理のない範囲で
AmazonレビューやSNS、ブログなどで
-
ご感想をアウトプットしていただけますと
たいへん嬉しいです。
-
それを励みに今後の配信活動の活力にして
-
より良いものを皆様に
お届けして参りたいと思っております。
-
どうぞ、これからも
よろしくお願い致します。
-
この動画が面白かった
参考になったという方は
-
高評価・コメントなど
いただけますと嬉しいです。
-
また、チャンネル登録も
よろしくお願い致します。
-
ではまた、次の動画で
お会いいたしましょう。
-
ありがとうございました。