1 00:00:04,006 --> 00:00:07,166 あの、お待たせいたしました。 2 00:00:07,408 --> 00:00:11,598 ご紹介にあずかりました tenpuraこと、倉石です。 3 00:00:15,043 --> 00:00:17,903 よろしくお願いします。 4 00:00:18,442 --> 00:00:20,922 ちょっと、変則的な プレゼンテーションで 5 00:00:20,922 --> 00:00:28,688 文字が全部英語で、しゃべりが日本語、 という形でやりたいと思います。 6 00:00:33,663 --> 00:00:39,980 このプレゼンテーションはですね、 はるばるアメリカから来て下さいました 7 00:00:39,980 --> 00:00:49,360 Mattと、あと会場のみなさまのため、 やりたいと思います。 8 00:00:51,010 --> 00:00:59,840 とりあえず、日本語環境で、まず WordPressを使うときに必要になるんではないか 9 00:00:59,840 --> 00:01:03,970 というもの3つ、まとめてみました。 10 00:01:11,075 --> 00:01:15,815 まず1番目 「WP Multibyte Patch」 11 00:01:19,506 --> 00:01:25,256 もうデフォルトで、日本語版のパッケージの中には 入ってるんですけれども 12 00:01:27,093 --> 00:01:33,173 使って下さっている方は、 手をあげて下さいますか。 13 00:01:35,384 --> 00:01:37,054 なんで全員じゃないんでしょうね。 14 00:01:37,552 --> 00:01:38,612 (会場、笑い) 15 00:01:38,670 --> 00:01:42,670 あ、WordPress、 使ってらっしゃらない方なんでしょうか 16 00:01:45,245 --> 00:01:49,493 たまに、何をしてるプラグインなのか わからない、というお話もききますので 17 00:01:49,493 --> 00:01:53,323 そういったことも説明したいと思います。 18 00:01:55,133 --> 00:01:56,223 (.........) 19 00:01:58,183 --> 00:02:00,984 (マット見てるのかな....) 20 00:02:00,984 --> 00:02:03,204 (見てます?) 21 00:02:05,239 --> 00:02:14,586 ちょっと実は、マットともう 事前にこのことを話したことがありまして 22 00:02:14,586 --> 00:02:21,656 まあ、すごく言葉の言い方が難しいですよね。 23 00:02:21,656 --> 00:02:29,907 で、ちょっと表現を考えてですね 「Not perfectly ready」という感じで表現しました。 24 00:02:29,907 --> 00:02:34,874 素のままのですね、WordPress、 まあ英語版ですよね。 25 00:02:34,874 --> 00:02:43,124 そのまんま使うとですね、いくつか 日本語で都合がわるいようなことになる。 26 00:02:43,124 --> 00:02:46,139 みなさん、知ってらっしゃると 思うんですけれども 27 00:02:46,139 --> 00:02:56,550 それでですね、私が所属しております WordPressの日本語の、パッケージチームで 28 00:02:56,550 --> 00:03:03,782 これをもう、パッケージの中に 入れてしまおうということで、 29 00:03:03,782 --> 00:03:12,706 1年以上前かな、けっこう長い間 パッケージの中に入れていただいてます。 30 00:03:12,706 --> 00:03:21,226 じゃあ、具体的にどんなことが問題なのか、 このプラグインどんなことをやっているのか 31 00:03:21,226 --> 00:03:23,075 ということですけれども、 32 00:03:23,075 --> 00:03:34,461 例として、上は、WP Multibyte Patchを 入れているときに 33 00:03:34,461 --> 00:03:40,017 EUC-JPのPingが来たものです。 34 00:03:40,017 --> 00:03:42,898 下は、入れてない場合。 35 00:03:42,898 --> 00:03:49,894 こんなふうに、破壊されてしまってですね、 元に戻せないような状態になってしまいます。 36 00:03:49,894 --> 00:04:00,426 ちょっとですね、このへんは 最近はまあほとんど、UTF-8だと思いますので 37 00:04:00,426 --> 00:04:08,747 それほど、こういった文字化けに 悩まされたことが無いとは思うんですけれども 38 00:04:08,747 --> 00:04:19,007 UTF-8以外のかなりの多くの 世界中にですね、どんなマルチバイトのトラックバックが 39 00:04:19,007 --> 00:04:21,677 現在存在するかわからないんですけれども、 40 00:04:21,677 --> 00:04:26,728 そういうものは多分ほとんど、 こういう形で破壊されます。 41 00:04:26,728 --> 00:04:38,418 なんで、ここの部分の機能に限っては、 日本語圏の方だけではなくて、英語圏の方でも 42 00:04:38,418 --> 00:04:41,378 入れる価値はある ということなんですね。 43 00:04:41,378 --> 00:04:46,388 なんでかというと、英語圏の方でも 自分たちが受けてるトラックバックが 44 00:04:46,388 --> 00:04:48,288 こういうふうに化けてるかもしれない。 45 00:04:48,288 --> 00:04:50,358 までも、本当の元の字がどういう字か わからないから、 46 00:04:50,358 --> 00:04:52,998 化けてるかどうかも わからないのかもしれませんけれども、 47 00:04:52,998 --> 00:04:56,298 そういうことがあります。 48 00:04:58,775 --> 00:05:02,062 次はですね、ピンバック。 49 00:05:02,062 --> 00:05:09,429 これも同じく、EUC-JPの ピンバックを受けた場合。 50 00:05:09,429 --> 00:05:13,660 上のほうが、WP Multibyte Patchが 入っている状態、で 51 00:05:13,660 --> 00:05:18,123 下のほうは、もう データが入ってません。 52 00:05:18,123 --> 00:05:26,973 これはですね、データベースのほうの 文字コードの設定とですね、 53 00:05:26,973 --> 00:05:32,663 不整合が起きて、うまくデータ自体が 入っていないということですね。 54 00:05:32,675 --> 00:05:39,343 さきほどのトラックバックのほうは、 55 00:05:39,343 --> 00:05:53,853 実際にマルチバイト用の検出、エンコーティングの検出とか変換といったような機能が入ってるんですけれども、 56 00:05:53,853 --> 00:05:58,865 ちょっと設定が問題がありまして、 先ほどのようになってます。 57 00:05:58,865 --> 00:06:02,065 それで、こちらのほうはですね、 58 00:06:02,065 --> 00:06:16,045 もともと、そういったようなUTF-8以外のですね ピンバックに対しての対処がもともとされていません。 59 00:06:16,045 --> 00:06:25,917 どういうことやってるかというと、 ピンバックなので、 60 00:06:25,917 --> 00:06:32,612 相手のピンバック打って来たページに ソースを取りにいってですね、 61 00:06:32,612 --> 00:06:42,544 そのときにMetaタグのところにある Charsetのエンコーディングの部分をとって 62 00:06:42,544 --> 00:06:49,714 それを元にして、変換するというような形で 実装されています。 63 00:06:53,638 --> 00:07:01,904 次ですね、「Excerpt」、 概要というか抜粋ですね。 64 00:07:01,904 --> 00:07:11,004 RSSの配信などで、 文を全部出さないで途中で短くする 65 00:07:11,004 --> 00:07:12,737 といった機能なんですけれども、 66 00:07:12,737 --> 00:07:20,676 そもそも日本語は、スペースで 単語が区切られていませんので 67 00:07:20,676 --> 00:07:34,700 スペース区切りで、単語数で抜粋をつくる、 もとの、WordPressの機能がうまく働きません。 68 00:07:34,700 --> 00:07:38,683 それでですね、ちょっと凝ったことを 実は、してまして 69 00:07:38,683 --> 00:07:47,569 気がついてる方はいないかもしれないですけども、 実は90%の文字がASCIIだったらば、 70 00:07:47,569 --> 00:07:54,120 元のWordPressと同じように 単語数で抜粋をつくるようになってます。 71 00:07:54,120 --> 00:07:58,252 それ以下であった場合は、 72 00:07:58,252 --> 00:08:07,102 ASCIIの比率がそれ以下であった場合だと、 日本語の投稿だろう、というふうにみなしてですね、 73 00:08:07,102 --> 00:08:12,076 文字数で、切り詰めます。 74 00:08:12,076 --> 00:08:18,016 そのまんま何もない状態は、これで見た通り、 本当に長かったらもうだあーっと 75 00:08:18,016 --> 00:08:20,866 すごく長いことになってしまいます。 76 00:08:28,645 --> 00:08:34,805 他に、このプラグインが どんなことをするかということなんですけれども、 77 00:08:34,807 --> 00:08:47,079 Eメールをですね、JISで、いま日本で一般的に使われている JISのエンコーディングで、送ります。 78 00:08:47,079 --> 00:08:56,948 素のままのWordPressは、 UTF-8で、本文がそのまんまです。 79 00:08:56,948 --> 00:09:03,637 これは8bitなんですけれども、 JISで送った場合は7bitで送られるわけなんです。 80 00:09:03,637 --> 00:09:13,147 けっこうケータイでメールを受ける方に、 重宝がられてるようなかんじの、 81 00:09:13,147 --> 00:09:16,906 評判をいただいて「た」んですけれども、 82 00:09:16,906 --> 00:09:24,030 昨年くらいから、かなりのケータイのキャリアで UTF-8のメールが読めるようになったみたいなんで 83 00:09:24,030 --> 00:09:31,820 ちょっとそのあたり、これをわざわざ 設定する必要がない場合もあるかもしれません。 84 00:09:35,849 --> 00:09:49,685 これも、詳しすぎる説明かもしれないですけれども UTF-8でも、実は送るようになってまして 85 00:09:49,685 --> 00:10:00,126 デフォルトでは、自動的にJISかUTF-8の 判別を行って、送るようになってます。 86 00:10:00,126 --> 00:10:03,066 判別というのがわかりにくいと 思うんですけれども、 87 00:10:03,066 --> 00:10:08,853 要するに、投稿自体はUTF-8なんですね WordPressは。だから、 88 00:10:08,853 --> 00:10:13,617 それをJISに変換して送るわけなんですけれども、 89 00:10:13,617 --> 00:10:19,585 特殊な文字の場合は、 JISで表現できない場合があります。 90 00:10:19,585 --> 00:10:28,055 なので、そういったように内部で一度、 エンコードしたものを、もう一回デコードしてみて、 91 00:10:28,055 --> 00:10:33,165 元に戻らなかったらば なんか変な字があるなあということで 92 00:10:33,165 --> 00:10:37,215 UTF-8のメールを送るようにしています。 93 00:10:37,215 --> 00:10:45,235 でもその場合も、8bitではなくてですね、 本文の部分はBase64で 94 00:10:45,235 --> 00:10:50,958 エンコーディングして送るというような 仕組みになってます。 95 00:10:50,958 --> 00:10:57,788 でですね、メールの部分はかなり、 受ける環境によると思うんですね。 96 00:10:57,788 --> 00:11:01,495 この部分が逆に要らないよ、という方は 97 00:11:01,495 --> 00:11:13,216 先ほどの、前に戻んないといけないんで 紹介しませんけども説明のページがあります。 98 00:11:13,216 --> 00:11:15,546 プラグインのサイトに。 99 00:11:15,546 --> 00:11:21,476 そこ見ていただくとですね、 部分的にですね、機能をオンオフできますので 100 00:11:21,476 --> 00:11:24,835 このメールの部分だけ要らないで、 元のままでいいよという場合は 101 00:11:24,835 --> 00:11:27,915 オフにしていただければ いいんです。 102 00:11:27,915 --> 00:11:32,835 こういったここで全部説明した機能が 全部個別にオンオフできるので 103 00:11:32,835 --> 00:11:39,385 使ってる環境によって、 要らないよ、合わないよという場合は 104 00:11:39,385 --> 00:11:43,385 単体でオンオフして下さい。 105 00:11:44,092 --> 00:11:47,672 あとですね、どんなことするか。 106 00:11:47,672 --> 00:11:52,112 日本語はですね、 全角スペースというものがあります。 107 00:11:52,112 --> 00:11:58,612 検索するときにですね、これもやはり 単語の区切りとして扱うのが、 108 00:11:58,612 --> 00:12:02,072 日本語の環境では自然かと思いますので、 109 00:12:02,072 --> 00:12:05,992 そういったような挙動になるように しています。 110 00:12:06,177 --> 00:12:13,977 あと、わりと最近なんですけども 投稿のエディタのところにですね、 111 00:12:13,977 --> 00:12:18,963 下のほうに、Word Countというのが出て、 112 00:12:18,963 --> 00:12:25,677 リアルタイムで打ち込んだ単語数が 出るようなかたちになっていますけども、 113 00:12:25,677 --> 00:12:30,547 先ほどの例と同じでですね、 日本語は、スペースで区切らないので 114 00:12:30,547 --> 00:12:33,447 それがうまく動きません。 115 00:12:33,447 --> 00:12:42,397 なので、そこに単語数の代わりに 文字数を表示する、というようにしています。 116 00:12:47,787 --> 00:12:51,887 最初タイトルが3つ必要なもの、 というタイトルだったので 117 00:12:51,887 --> 00:12:54,027 やっと2番目に入りました。 118 00:12:54,027 --> 00:12:57,317 ほとんど自分のプラグインの説明 なんですけども実は。 119 00:12:57,317 --> 00:13:00,487 2番目 120 00:13:00,487 --> 00:13:05,535 日本語化されたテーマ、ですね。 121 00:13:05,535 --> 00:13:13,235 どういうことかというと、自分でけっこう いじれる方だったらいいんですけども、 122 00:13:13,235 --> 00:13:17,495 普通にいろんなかっこいいテーマが WordPressはあってですね、 123 00:13:17,495 --> 00:13:21,165 いれてみたけども、なんだこれ 表示が英語だとか、 124 00:13:21,165 --> 00:13:23,785 なんか、日付の表示がおかしいよと、 125 00:13:23,785 --> 00:13:26,145 そういうのに出会ったことがある方、 多いと思うんですね。 126 00:13:26,145 --> 00:13:32,825 そういった意味で、スッと使って、 日本語が通る、というようなテーマ 127 00:13:32,825 --> 00:13:35,165 けっこう実は少ない。 128 00:13:35,165 --> 00:13:39,915 これが、これからどんどん増えて いくべきだと思うんですね。 129 00:13:44,097 --> 00:13:46,467 3番目です。 130 00:13:46,467 --> 00:13:52,897 Ktai Pluginsと書いてあるんですけれども、 これは書いてあるとおりですね。 131 00:13:52,897 --> 00:13:59,667 この私のプレゼンテーションの後に 行われます、池田百合子さんの 132 00:13:59,667 --> 00:14:03,357 ケータイのプレゼンテーションを 見ていただければ、 133 00:14:03,357 --> 00:14:07,436 よくわかると思います。 134 00:14:09,124 --> 00:14:12,194 ありがとうございました。