想像の鍵でドアを開けると その向こうには別の次元がある 音の次元... 視界の次元... 心の次元 みなさんは物事と考えの 影と実体双方の地へ 入ろうとしている みなさんは今トワイライトゾーンへ 踏み込んだのだ 考えてみて マンネリじゃ事業をやれない 事業は動き進歩しなくちゃ 多様化するまで押し叩き 急かし続けなくちゃ それそれ それが鍵だ コーヒータイム 事業は多様化だ 今話していたんだ マンネリじゃ事業をやれない 変化が生活のスパイスと同じで 多様化が事業の成功の鍵だ な 考えてもみろよ クリーム入りコーヒーも クリームと砂糖入り 砂糖だけ クリームだけ ブラックがあるよ だからもう多様化してる じゃどいてくれないか マクナルティ マクナルティ - ここだ - クーパーさんが会いたいって 聞いたか? 聞こえたか? クーパーさんが会いたい なぜマクナルティに会いたいか 分かるか? 11ヶ月ずっと提案箱に 案を入れてきたからだ 提案と言ったかい? 言葉が違うな 提案ってのはあほでも できる だが未来の動的青写真は 僕だけができる 考えてみろ 彼は待ってるわ マクナルティ 11ヶ月間の提案が 報われる 夕食を一緒にどうだ? 私が餓死しそうで あなたが地上最後の男なら 生存のために行くかもね だけど私もあなたも違うし 生存のためでもない だから行って マクナルティ みなさんの同意 分析のために 説明すると: パトリック・マクナルティは 41歳で この世で一番退屈な男だ 10年間休憩時間に最も無意味な 言葉を吐き出し続けてきた 現時点では 恐らく 全くこんな風に人生を過ごした筈だ 会話技術を千年遅らせる 退屈で理屈っぽいお喋り屋 恐らくと言うのは まもなく彼にあることが 起こらなければで それは彼の存在をかなり変える 出来事だった では考えてみてください ここはトワイライトゾーン なのだから 私が何をしてたか分かるかね? はい クーパーさん 提案箱を調べておられた そうなさるとお待ちしていました 部下に提案があると理解するのは 特別な雇用者です 明らかにMには案があります ここでもよそでも 多分全くその通りだろうね 有難うございます ああ 提案箱の残りに今 目を通したところだ 過去三ヶ月に亘る分だ これは君の提案の一つで 3月13日付けだ 「ハンバーガーの丸パンに入り易く するためホットドッグを平たくする」 -これはどうだ? - 考えてみて 「ゴミ箱に重ね易くするため 缶を四角にする」 面白くない? 「兵士の背嚢に小船を入れる」 「川を渡るとき 自分で渡れるように」 それは100万ドルの 価値がありますよ 兵士が川に入り... マクナルティ君 わが社が作るのは女性用下着だ ハンバーガーやホットドッグや 缶や国防と何の関係もない 君の340の提案の一つとして 繰り返す 一つとして- 我が社の製品と少しも関係ない まさにそれを話したいんです 現代の事業の成功の 鍵は多様化です 考えてみてください もう考えたよ- 君は首だ! 野球? 野球はつまらないよ サッカーは世界一速いスポーツだ 野球では攻守交替する 表裏 回毎に サッカーでは前半ちゅう 走って走って走りまくる イギリス フランス スペイン 南アメリカ サッカーは世界一速いスポーツだ 考えてもみろ おい ジョー 西部の酒場のスイングドアな ここにつけて パルーチの西部酒場と言えば? どう? ああ どうだ? 朝一番でやるよ すごい! 入ってきたら 「俺がこうした」と思うんだ すごいじゃないか 静かに 試合だ ホームラン選手なんてつまらん ほら 観ようとしてるんだ 平均的長距離ヒッターと 打率のいい常に勝負強いピンチ ヒッターに比べると 僕は毎回後者をとるよ 教えてくれて有難う 事実だよ 全くの事実だ あーまただ ホームラン打者は決して 決して - リーグで首位打者にならない - そうか? テッド・ウィリアムズは 1941年 '42年 47年で 打点王になり ホームランで 首位だったぞ 規則の例外だ 考えてみろ 規則の例外だよ あのな 妹のアパートに1948年ものの 10インチテレビがあるんだ 子供が5人いて アパートは6階まで歩くし ものすごく暑い だが いいか- そのアパートに無くて 価値があるものが一つある そこにはマクナルティが無いんだ - チャーリー チャーリー 待てよ - もういい お喋りめ たくさんだ 考えて 聞いてた? 規則の例外だよ 規則の例外 訊きたいんだがね なぜこんなに早くここに来たんだ? もう3時間半いるぞ たまたま仕事を辞めたんだ クーパーの部屋へ行き 読んでいたら 私に話さないでくれ 首になったんだな まあ 言ってみれば そう言う... そうだ もうそこで働かないことに 意見が一致したんだ ジョー 教えてくれ 一年提案箱に案を入れた後 丸1年後は注目されないか? 言わせてもらうなら 注目されるのと好かれるのは 別のことだよ 何を知ってる? 何も マクナルティ 一つもな お休み ジョー ちょっと 待って ただ分かるのは 毎月毎週毎日 投票日以外 お前はここに来て みんなをうんざりさせ そのお喋りで追い出すんだ それを考えてみろ 考えてくれ いいか? どう思う? 言わば... 「54度40分さもなくば戦争」 「魚雷は糞食らえ 全速前進!」 ともね 時折は 「家を家庭にするには 山ほど暮らす必要がある」だ もう一杯どうだ? どうも有難う いただくよ あとビールを二つ ビール二つね ご立派 あんたの名は? ポッツだ 悪くない名だ 生まれつきだよ フィリーズの3塁手にポッツ がいたような気がするな ルー・ポッツ? フィル・ポッツ? ボッツじゃないよな? いや ポッツだ はいビール二つ お前が払うのか マクナルティ? この人は最後の金を くれたばかりだからね この人は友達のボッツさんだ ポッツだ! 君から少し敬意を表して貰いたい そうだろうよ お前が敬意を貰うのは 大晦日の8時にブロードウェイ 交差点で タクシーを止めるのとほぼ同じだ 雨の中でな 気にするな- 飲んでくれ 何の話をしたい? 野球の話? それは偉大なアメリカの スポーツだ ダブルデイが発明してくれて とても嬉しいよ 乾杯! - 健康に - 乾杯 じゃご馳走になったお礼に 差し上げたいものがある 贈り物だ 私達の友情の小さな記念だよ これは何? ストップウォッチだ 先祖伝来の家宝だ それをどうする? 何時かみれないし- ストップウォッチだ そういうことだよ だが君のものだ 君にあげるよ これどうするよ? ストップウォッチだぞ いつか君は競走馬を持つかも しれないし 一マイル走りたいとか 宇宙飛行士を打ち上げたいかも じゃ さよなら 君 あ... 多数でできた一つ(ラテン語) トゥドゥルゥ ビアテンダー(ビール係) ビール係ねぇ... いい客だ お前の友達は 私は母に従わなかった 私を医者にしたがったんだ 頭がよくなくちゃだめだ 仕方なくビールの店を 経営したんだ 生きていけば分かることだ 今夜は終わりか? みんな行ってしまった 嬉しいか? お前は10人を死ぬほどうんざりさせ うちの店を空っぽにしたよ 水疱瘡の看板があるみたいにな 頼むから- 喉が渇いたら他の店へ行ってくれ あまり帰る気がしないよ 深夜の映画をみたんだ もっと深夜の映画ですらみた 結婚してたらなぁと思う時もある そう感じたことはなかっ...? ジョー? ジョー  ねぇ どうしてそうしてるんだ? おい ジョー 何か言えよ お前 停止したみたいに見えるぞ 僕は退屈だと言ってたんだ あの変な奴がこの時計をくれ 僕はここに座って押した それに 私をハラハラさせる 第一に 人を死ぬほどうんざりさせ 次に私をハラハラさせるんだ 君をハラハラさせる? いいか マクナルティ お前だけは私に思わせるよ 禁酒法を撤廃しなきゃよかったとな これはとても稀な時計みたいだ もう一つは マクナル... マクナルティ? ここだ そんな筈はないな 飲み過ぎた 眠らなくちゃ そんな筈ないよな ほんとだ ボタンを押し 時計をとめると 世界が止まるんだ お早う 給料奴隷たち 自由人に道をあけてくれ お早う 彼女 あら 今度の提案は何 マクナルティ? あなたに無いなら 私にあるわよ 橋から飛降りたらどう? 君もびっくり仰天の製品を 持ってるんだ ボタンを押すと 全て宙で止まる ストップウォッチてのは どうだ? ん? さっさと退散して失せたら? 要点は? もう言ったよ 夕べジョーの酒場で あれこれ話していたら そのおかしな奴がこの ストップウォッチをくれたんだ 何も考えずに このボタンを押したら ここのところをな- すると全部止まった 全部だ 考えてみて パルーチがグラスを落とし グラスが床に落ちたが グラスは止まった 全部止まった パルーチ 列車 地下鉄 金魚 全部だ 考えてみて ん? へぇ 金魚も? そんなびっくりする話 初めてきいたわ さあ出てってくれる? クーパーに会いに来たんだ 多様化の時期だ あ ちょっと クーパーさんは会議中よ その通り- マクナルティと会議だ クーパーさん 済みません 君は首にしたぞ ここで何を? 押しかけてきて 私はどうしようもなく 押し掛けたんなら 押し出せばいい -ね クープ... - クープだと?! 今回は首にできないよ 提案以上のものを 持ってるからね 製品を持ってるんだ これを考えてみて このストップウォッチが どう働くか分かれば 100万ドルになる マクナルティ 繰り返すが- 我が社は女性下着を作る 他は何も作らん さあ 分かったか? 他に何も作らん この部屋を出るまで15秒 猶予を与える さあ 出て行け フレッド レディにコーヒーを 僕がおごる いいの 自分で買うわ 出て行かないと 一分で警察を呼ぶわよ そうかい? 警察じゃ足りないよ 陸海軍が必要だよ あのクズ野郎 見せさせもしなかったぞ じゃ僕は何をぐずぐず? ただやって見せればいい 交換手さん つないで... コチョ コチョ コチョ コチョコチョ クーパー イタズラに使えるが きっと 他の使い道もあるはずだ 考えてみよう ...警察に あ... 何でもない 交換手さん 彼は消えたわ じゃ我が社の広告代理店は... ジョー みんな 見せたいものがあるんだ 試合はみれないな すご過ぎてみんな信じられないぞ マクナルティ 早くしてくれ な いいか よくきけよ よくきいて この小道具で 列車 戦車 地下鉄 何でも 止められるんだ お前の口はどうだ? 面白い 面白い いいか ゆうべ ポロ球場に行ったんだ ロン・ハントの2塁滑り込み中に 僕は試合を止めた そうとも 試合を止めたのさ 席をたち 球場に走りこみ 2塁ベースをつかんで 10フィート移動した またぁ それから席に戻り試合を再開した ハントは 10フィートで アウトにならずセーフだった メッツは試合に勝った スナイダーが2本塁打を打ったからね この時計で止められるのは それだけじゃないよ 何でも止められる 見てな どうだ? どうだよ? 何がどうだだ? ふざけてるのか? 見なかったのか? もういい加減にしろ どけよ 帰って落ち着いていたいよ ちょっと みんな 待ってくれ な また試合を見せるよ ああ もう... またやったな マクナルティ うちの店を空っぽにした 禁酒運動家よりも多く酒場から 追い出した 分かった 分かったぞ 勿論見えなかったわけだよ- 君たちは停止してたんだ 知ってるのは僕だけだ 僕一人だ こりゃすごい 世界最大の話の種- 最大の- なのに何をする? 会話を止めるんだ 数分で閉店するよ 全く損にならないように 注文を済ませてくれ ビール ビールね 高いものは注文しないのかね? ビール 速く飲んでくれよ 一日にお前とこの暑さと 店の不景気が一緒じゃ 我慢できないからな ゆっくりやって ゆっくりやりな いつか私に心臓麻痺を おこしてくれよ チップをおいてけ おい パルーチ こっちへ 僕を見ろよ お前は何だ サディストか? 何を見てるか分かるか? バカだ 狂人だ そこで止まるか 能無しになるか? 何故これが必要なんだ? 何故だ? 注目を浴びたいからだ そう認めて恥ずかしくない 他のことを話そう ロックフェラーが車から 降りると 何故人は彼と握手したがる? 私は噛むよ 彼が裕福だからだ 金がわんさかあるからだ だから人はロックフェラーと 握手したいんだ -J.B. モーガンがレストランに行くと... - J.Pだ J.P. モーガンがレストランに行く 彼のテーブルの準備で ボーイ長は腰を折る 何故か知ってる? 教えるよ だと思ったよ 裕福だからだ それが理由だ それを考えてみろよ それからこれを考えてみろ 明日夜には マクナルティは裕福になってる パルーチ 昔のマクナルティを よく見ておけ この次見る時は 新しいマクナルティだ ホノルルへ移ったらどうだ? 僕は明日ホノルルを買える 「U・F銀行」 一本いい? どうも そんな そら みんな 動け!  動け! さあ みんな 起きろ 起きろ 動け! 何かしろ ほら みんな 何か言え 歩け おい! ほら みんな 動け な みんな ねぇ そんなつもりじゃなかった な-直して貰うよ ああ 頼む なあ 目を覚まして クーパーさん... クーパーさん? 失礼 ごめん ごめん そんなつもりじゃなかった お願いだ 分かってくれ 僕のせいじゃない 僕は何も... ああ そんな! ねぇ 何か言ってくれよ 動いて! チャーリー イライラさせてごめんよ チャーリー 動け ねぇ... ジョー... ジョー? ジョー 何か言って 何かして 動いて ジョー 僕を侮辱して もう来ないよ うるさくしないよ お客を追い出さないよ ほんとだ ジョー 動け! ねぇ 君 何か言ってくれ 金をとってごめんよ 金はどうでもいい みんなに又何か言って欲しいだけだ 又動いてほしいんだ 誰か元通りにできる人はいないの? 誰か 助けて! 助けてくれ! お願い 誰か動いて! 話せ 何か言え! 助けて! 時の贈り物を持った マクナルティは それを使い 使い方を誤った 今請求書を手渡された マクナルティの今夜の話- トワイライトゾーンで