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Boys Don't Cry (Except When They Do)

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    あなたも聞いたことがあるだろう
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    "男の子は泣かない"
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    そんな風潮が私たちの文化に流れている
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    興味深いフレーズだ
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    この言葉は単に文字通りのものではない
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    大人の男性も泣くことがあるからだ
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    よく見るだろう
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    現実でも
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    映画でも
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    タフな男もたまには泣く
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    このフレーズの本当の意味は何だろう?
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    これは男らしさの
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    理想についての主張ではないだろうか
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    "泣くな 泣くな 泣くな…"
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    "男は泣かないものだ"という意味だ
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    "泣くなよ弱虫野郎 やめろ"
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    だがそれは正確ではない
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    ある状況では泣くことは許されるからだ
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    "泣いていいのは葬式と"
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    "グランドキャニオンでだけだ"
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    だからもっと正確に言えばこうだ
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    "男は泣くものではない"
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    "一部の状況を除いては"
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    印象が違うかもしれない
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    "どうしてだよ!"
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    ここではその一部の状況を見ていこう
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    その弱さに関する瞬間が
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    男らしさの構造をよく物語るのだ
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    この動画に出てくる映画やドラマを
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    批判する意図はないので理解してほしい
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    多くの例では涙は適切に流される
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    あるシーンでは力強く
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    役者の演技が印象付けられる
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    "雨の中の"
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    "涙のように"
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    私はこれまでの動画を通して
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    メディアのパターンを調べてきた
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    パターンは社会規範を形作っている
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    "泣きたい"
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    もちろん 型にはまらない男性もいる
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    "いつも泣く 水しぶきみたいに"
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    まだ男らしくなっていない少年たちは
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    感情表現の幅が広いようだ
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    "男だって泣いていい"
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    "でも俺は違う 戻れ俺の涙"
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    典型的な男らしさは黒人男性に見られ
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    白人男性よりも許される弱さは小さい
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    "みんながからかってくる"
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    ゲイの男性はストレートの男性よりも
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    感情表現が豊かになるようだ
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    わかっているだろうが男も泣く
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    しかし暗黙のルールとして
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    男が表立って泣いていいのは
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    ごくわずかな状況でだけなのだ
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    これを感情の窓としよう
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    男性が自分の立場を危うくせずに
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    弱さを見せていい範囲のことだ
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    究極的な状況では叫ぶことも許される
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    だから男性キャラが泣いていた場合
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    観客が理解するのは その状況が
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    とてつもなく悪いということだ
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    二度と家族に会えなくなるとか
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    人を大勢殺したとか
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    "殺した…"
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    人を食べたとか
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    "脳を食べた"
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    "人間の味を知ってる"
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    "ソイレント・グリーンの材料は人だ"
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    ソイレント・グリーンは極端な例だが
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    一般的に涙の窓が開いているのは
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    死の場面だ
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    通常 愛する人の死
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    "会いたいよジェニー"
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    犠牲になった人のこともある
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    死が差し迫っている時や
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    死に近い体験が終わった時
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    戦争はよく使われる
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    究極の状況を表現するものとして
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    そこでは弱さを見せても許される
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    悲劇的な犠牲でも
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    個人的失敗で泣くことも許されている
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    "信じてくれたのに 裏切った"
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    それは何か献身や保護の大きな失敗だ
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    結婚生活の失敗や
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    大惨事阻止の失敗
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    涙の窓はまた 野球場でも開く
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    "泣くな 野球で泣くことない"
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    トム・ハンクスは面白い男だが
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    このシーンでは間違っている
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    野球で泣くことはある
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    他のスポーツでも
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    "人生最高の夜です"
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    しかし特に厳しい競争の瞬間でだけだ
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    シーズンの最終試合とか
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    プレーオフ進出とか
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    基本的にこのような緊張状態でのみ
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    男性は嘲笑されずに泣くことができる
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    "スポットに会えてよかった"
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    "泣いてる"
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    嬉し涙は許されているレアな涙だろう
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    奇跡的な再会や
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    成し遂げたことへの理解
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    子供の誕生や
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    娘が結婚する父親
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    しかし自身や息子の結婚ではあまりない
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    他にも涙の窓が開く場合はあるが
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    そのような状況はレアだ
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    "泣かないで"
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    "やってる"
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    生涯で数回あるかどうかのレベルである
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    男性が泣くのをよく見るのは
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    人生系や恋愛系の場合が多い
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    アクション系で男が泣くとすれば
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    超自然レベルのトラウマが必要だ
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    悲劇的な出来事においても
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    男性キャラの涙はよく抑制される
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    一筋の涙はよく見るものだ
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    一粒の涙が男性の頬を伝うことで
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    観客は彼の内側の深い感情を知る
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    そしてその感情は語られない
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    一粒の涙も流れないこともある
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    目がうるむだけで
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    流れてはいかない
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    この動画を作る過程で
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    私は一時停止を多用した
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    ズームしてその人物が
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    涙を流したか確認する必要があった
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    "泣いてるのか?"
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    "いや"
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    なぜこんなに涙の話をするかといえば
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    涙は健康的だからだ
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    生理的にも感情的にも
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    生物的には涙はストレスを和らげ
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    不安を減らしてくれる
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    社会的には涙で人に弱みを見せることは
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    関係性の構築にとって重要だ
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    "君が…"
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    "僕を完成させる"
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    それなしに深い関係を作るのは難しい
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    "大丈夫"
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    "約束する"
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    "悲しむより悪いことは"
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    "一人で悲しむことだ"
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    であれば涙の窓を広げることは
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    有益と考えられる
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    "泣いた方がいい?"
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    "いや別に"
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    男性は男らしさを失う恐れがある
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    "泣くのか?"
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    痛みで泣きそうになった時
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    "いや平気だ"
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    恐怖 失恋 仕事のプレッシャー
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    抑鬱や不安の経験
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    恥や苦痛で
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    "おい泣いてるぞ"
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    "別れ話してると思われる"
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    "今すぐやめろ"
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    男が泣くのはおかしい
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    感動映画や
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    美しい夕日を見て
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    親密さを感じた時も
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    "泣いてるの?"
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    "ごめん おかしいよね"
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    どれも人生でよくありそうで
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    男性にも日々起こっていることだ
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    もし男性がその程度で泣いていたら
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    それは人目を引くことになるだろう
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    "接続を確かめよう"
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    他の社会通念同様
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    涙の窓のルールは時と共に変わりうる
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    だがルールを破れば
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    男性は嘲笑されるリスクに晒され
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    悪ければ ネット上のミームとなる
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    今見た映像のように
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    男性が許された窓の外で泣くのは
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    通常コメディでだ
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    "感情のガラスケースだ"
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    いろんなコメディ俳優によって
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    哀れな男性キャラの構築に使われる
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    "なんでこんなことになるんだ"
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    男があまりに長く泣いたり
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    急に泣き出すのは笑いになる
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    "大人が泣くの?"
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    "ビッチみたいでかわいいじゃん"
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    "メイガン!?"
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    男性が泣くことによる笑いはいつも
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    感情の爆発か
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    哀れな弱さを描く
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    "もう泣いちゃう"
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    男らしさはない
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    "ドレス着て女の子みたいに泣けば?"
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    涙と女性らしさの関連は
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    無数のジョークで明確に表現される
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    女の子みたいに泣く と
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    "泣いてるの?"
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    "女の子みたいにね!"
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    "監督は家で女の子みたいに泣いてるぞ"
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    "女の子みたいに泣くな"
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    "女の子みたいには泣いてない"
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    男性の感情表現に対する侮辱は
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    性差の概念を強化してもいる
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    女性は感情的になりやすいというものだ
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    "女は感情的になる"
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    "君もそう見えるが"
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    "ああ つらいんだ"
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    泣くことは人の基本的反応であり
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    性別に関係ないものだが
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    性別的な現象が見られている
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    "45分泣いてた もう女だ"
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    "お前は男だろ どうしたんだ"
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    "泣いていいのよ"
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    "よくねぇよ"
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    "ケツでか男がファミレスで泣くのか?"
  • 13:33 - 13:36
    人前では強くあるべきだという
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    男性へのプレッシャーは強いのだ
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    "泣くなら そのケツをトイレに持ってって"
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    "個室の中で泣け 男らしく"
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    精神科医は言う
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    "私たちは弱さを軽蔑する文化の中にいる"
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    "関係構築術の育成に失敗するだけでなく"
  • 14:00 - 14:01
    "恐れてもいる"
  • 14:03 - 14:06
    映像で男性が泣いている時
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    その場所はどこだろう
  • 14:11 - 14:16
    大抵 プライベートであったりする
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    映画の古典的手法だ
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    その瞬間を見ることで観客は
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    主人公が弱さに直面するのを見る
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    それは他の人物には伝わらない
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    弱さの表出は女性と結びついているため
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    よく女性が男性の感情を引き出している
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    男性を癒やす感情労働者は
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    大抵 恋人の女性だ
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    その支えも一方的である
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    男性は弱くないものだという
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    文化に住む帰結として
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    人は泣いている人を嫌がるようになる
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    "泣いてるのか?"
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    "いや"
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    "しっかりしろよ 気持ち悪い奴だな"
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    "うるせえ"
  • 15:15 - 15:17
    男性は泣いている人を
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    支えようとしないかもしれない
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    "よしよし"
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    弱さに向き合うことで
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    男らしさが低下するからだ
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    泣いている男が近くにいれば
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    "おいやめろよ"
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    "ティッシュか? テディベアか?"
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    "毛布とハグか?"
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    背中は叩くが
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    "ハグはやめよう"
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    距離を取ろうとする
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    "ごめん"
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    "かけろ"
  • 15:54 - 15:56
    "人前で泣くな"
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    実際 涙を流しても
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    男性キャラはよく否定する
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    "泣いてるのか?"
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    "泣いてない"
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    そして平気なふりをする
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    "泣いてる"
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    "何?"
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    "泣いてる?"
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    "え?泣いてないよ お前だろ"
  • 16:11 - 16:12
    "泣いてる?"
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    "いやアレルギーで"
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    "大丈夫だ コショウが"
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    "泣いてるの?"
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    "いや 目にゴミが"
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    古典的言い訳「目にゴミが」は
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    人物が実際泣いていることを表す
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    "違う ふざけるな"
  • 16:32 - 16:34
    "俺は泣いてない"
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    "ゴミが多いんだ"
  • 16:36 - 16:37
    "泣いてる?"
  • 16:37 - 16:41
    もっともらしい否定の手段だ
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    "いや ここは埃っぽい"
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    メディアはしばしば信念を強化する
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    男は感情を隠すべきだと
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    "ここに泣く奴はいらない"
  • 16:55 - 16:57
    "戦う男の前で"
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    ハリウッドの物語では感情と行動が
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    よく対立する
  • 17:07 - 17:10
    "こんなのありえない"
  • 17:10 - 17:12
    片方しかないかのように
  • 17:13 - 17:14
    "泣いてるのか?"
  • 17:14 - 17:15
    "いや"
  • 17:17 - 17:18
    "そうだ"
  • 17:18 - 17:20
    "もうわからない"
  • 17:20 - 17:21
    "しっかりしろ"
  • 17:22 - 17:24
    映画が繰り返し語るのは
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    弱さを感じている男は
  • 17:28 - 17:30
    無能だということだ
  • 17:31 - 17:35
    感情が運動機能を停止させ
  • 17:37 - 17:40
    すべてを崩壊させるかのように
  • 17:40 - 17:43
    "切り替えろ 男になれ"
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    もちろん実際は違う
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    泣くことは行動を妨げない
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    しかし弱さは心神喪失と同義語にされる
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    力とは破壊や強さであるとされ
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    多くの男性は信じる
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    社会で有能とされたいなら
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    感情は殺す必要があると
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    "弱い部分を断ち切って"
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    "男になる"
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    感情の断絶は有害な結果にもなる
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    "泣けないことに腹が立つ"
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    "娘のために泣くこともできない"
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    苦しみを乗り越えるプロセスは
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    ゆっくりで痛ましいが
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    癒やしのためにも必要なものだ
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    スクリーンの中の男性はその落ち込みも
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    すぐに過ぎ去る
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    泣くことが許される窓は
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    短い間しか開かないのだ
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    家族の死体を見つけても
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    涙は1分程度で過ぎ去る
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    男性キャラが長い間悲しむのは珍しい
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    "泣くな! こらえろ!"
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    "どうにかしろ"
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    "どうにかしろ いいな?"
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    多くの映画において
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    男性の涙は暴力に向かう機能となる
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    侵害行為による深い悲しみが
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    同じシーンの中で変換されることもある
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    よく見るのは 男性が悲しむのではなく
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    怒り 復讐するところだ
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    "荒々しく血を求めた"
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    このように暴力的復讐が
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    悲しみのプロセスに取って替わられる
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    このパターンは男性の
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    あらゆる感情を攻撃性に向かわせる
  • 20:28 - 20:33
    攻撃性を自身の表現として使うのだ
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    怒りは必ずしも破壊的感情ではない
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    建設的に使えば
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    不正に対する適切な反応となる
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    問題は 攻撃性の表出が
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    弱さの対極に存在することだ
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    怒りはほとんどの場合で
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    男の強さを示す
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    長すぎる悲しみは弱さとみなされる
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    精神不安定とされることも
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    これが映画製作者がよく涙を
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    狂気に落ちる表現として使う理由だろう
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    悪へと落ちるのも
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    「鎧の破壊」という本の中で
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    カウフマンは言う
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    "感情の流出がブロックされると"
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    "結果は男性と周囲にとって破壊的となる"
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    "表に出ていなくても感情はなくならない"
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    "それが奥底に溜まると"
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    "最終的に次のどちらかに変形する"
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    "怒りとなるか 自分を責めるかだ"
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    "自己嫌悪 自己非難 身体的病気"
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    "不安障害や依存症に"
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    これはハリウッドでなぜ男性の苦痛が
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    自己破壊に繋がるかをよく表現している
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    "つらすぎる チクショー"
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    攻撃性が外に出ようと 内に行こうと
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    それは男性の感情的苦痛の
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    ほとんど不可避的な症状として描かれる
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    粗野な男らしさに対する批判というより
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    美化したか
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    少なくとも詩的にした男性の表現だ
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    不健全な感情の扱い方であるのに
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    私たちは自己破壊的な男性を
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    映画では親しみを持って理解している
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    「変化への意志」という本で
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    フックスは大衆文化が
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    男性の感情を別の方法で描くのは
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    珍しいと指摘した
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    "現代映画の大半がメッセージを送る"
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    "男性は内側の野獣から逃げられないと"
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    "演じ 隠すことはできるが"
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    "男性優位的な意識は壊せないのだ"
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    男性の物語がこのパターンにはまらず
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    感情の処理がうまくなされることは
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    とても少ない
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    「グッド・ウィル・ハンティング」は
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    伝統的な男らしさを拒否した
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    珍しい映画の一つで
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    弱さをさらけ出す選択がなされた
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    「エターナル・サンシャイン」で
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    ジョーも似た選択をした
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    つらい感情を消そうとせず
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    表に出した
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    「ムーンライト」でシャロンは
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    孤独で腐った人生を離れ
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    弱さと親密さを受け入れる選択をする
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    これらの表現はもちろん喜ばしい
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    だがその描写は未だレアであり
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    ルールの例外となっている
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    それは確かに人の心を掴む
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    男性の裏側にある裂け目を見るのは
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    男性をよく見てみれば
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    涙を流し 唇を震わせ
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    究極的な状況では叫んでもいる
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    それはユーモラスでもある
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    "お父さん"
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    "元気出して"
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    認識するのは重要だ
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    そのレアなシーンが強力なのは
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    社会に根付いた価値観が原因であると
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    私たちはたいして感動しなかっただろう
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    人が涙を流すのを頻繁に見ていたなら
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    映画やドラマはただの娯楽を超えている
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    それはフックスが言うように
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    "可能性の芸術"だ
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    "なぜ許すのですか?"
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    "怒っていたでしょう"
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    "怒ってなどいない"
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    "お前を失いそうで悲しかったのだ"
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    だからこそメディアが
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    男性の弱さを映すのは重要だ
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    私たちは男性が堂々と泣き
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    人と感情で繋がるのを見る必要がある
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    男性への癒やしは
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    人間性の範囲に含まれるはずだ
  • 26:25 - 26:29
    涙の窓は常に開いていていい
Title:
Boys Don't Cry (Except When They Do)
Description:

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Video Language:
English
Duration:
27:26

Japanese subtitles

Revisions