地球外知的生命探査から見えてきたもの | 鳴沢真也 | TEDxKobe
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0:26 - 0:29これは 私が15歳の時の写真です
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0:30 - 0:33この頃 私は 色々な
悩みを抱えていてですね -
0:34 - 0:39今で言う「ひきこもり」
不登校になっておりました -
0:40 - 0:43今 思いますと
その時の悩みというのはですね -
0:44 - 0:47「人間って何だろう?
自分って何だろう? -
0:47 - 0:51自分は特別な存在なんだろうか?」
というようなですね -
0:51 - 0:54ちょっと哲学的な原因も
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0:54 - 0:57(不登校の)理由ではなかったか
というように思います -
0:57 - 0:59それでですね
科学者になった後 -
1:00 - 1:02先程のような疑問を
-
1:02 - 1:07科学的に解明するにはどうしたらいいか
というようなことを考えてきました -
1:07 - 1:10科学の研究の大切な手法の一つに
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1:10 - 1:12「比較する」ということがあります
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1:12 - 1:14私の先程の疑問もですね
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1:14 - 1:18「何か比較して答えを見つけることは
できないか?」ということを -
1:18 - 1:20考えてきたわけです
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1:20 - 1:23では一体「何と何」を
比較したらいいか? -
1:23 - 1:26私たち人間と「何」を比較したら
いいかということをですね -
1:27 - 1:29で 考えたんですけれども
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1:30 - 1:33「よその星にも
ヒトがいるかどうか?」 -
1:33 - 1:37つまり私たちの言葉でいうと
「地球外知的生命」ですね -
1:37 - 1:40「地球外知的生命が
存在するかどうかということを -
1:40 - 1:45解明する 比較すればいい」
ということが結論になりました -
1:46 - 1:51つまり もし よその星に
あまねくたくさんの文明があって -
1:51 - 1:55たくさんの地球外の知的生命が
存在していたとすれば -
1:56 - 2:00私たちは それほど
特殊なものではない -
2:00 - 2:02ありふれた存在だ
ということになるわけです -
2:03 - 2:07逆に これはちょっと
証明するのが難しいというか -
2:07 - 2:08ほぼ 不可能なんですけど
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2:08 - 2:11仮に もし我々だけが
この宇宙にいる -
2:11 - 2:13我々だけが知的生命だ
ということになりましたら -
2:14 - 2:18私たちっていうのは
唯一 絶対的な存在ですよね? -
2:18 - 2:21本当にスペシャルな存在
ということになるわけです -
2:22 - 2:25ということでですね
私は 地球外知的生命が存在するかどうか -
2:26 - 2:30あるいは「もし いるとすれば
どういう手法によって -
2:30 - 2:33発見することができるか?」
というようなことを -
2:33 - 2:35追求してきました
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2:35 - 2:36では まずですね
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2:36 - 2:40知的生命が存在するかどうか
ということについて考えたいと思いますが -
2:41 - 2:42その前に一つですね
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2:42 - 2:45皆さんに知っていただきたい
ことがあります -
2:45 - 2:48これから星と星の距離とか
そういう話をします -
2:48 - 2:51星と星の距離っていうのは
非常に離れておりますので -
2:51 - 2:54私たちが使っている
キロメートルでやるとですね -
2:55 - 2:570をたくさん書かなきゃいけない
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2:57 - 3:01それだけでも大変なので
天文学では別の単位を使います -
3:02 - 3:03それは何か?
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3:03 - 3:07この世の中で一番スピードの
速いものを基準といたします -
3:07 - 3:10この世の中で一番スピードの
速いものは もちろん光ですよね -
3:10 - 3:13光は1秒間に30万キロメートル
パッと進んでいきます -
3:14 - 3:17それが1年間かかって
飛んで行く距離 -
3:17 - 3:19べらぼうな もう想像を
絶する距離ですけども -
3:19 - 3:22これを1つの単位といたしまして
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3:22 - 3:26これを「1光年」といいます
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3:26 - 3:28じゃあ その1光年って
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3:28 - 3:32私たちがよく使っている馴染みのある
キロメートルに換算すると -
3:32 - 3:34どういうことになるかというと
実はですね -
3:35 - 3:36[1光年=10兆km]
-
3:36 - 3:37これだけキロメートル
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3:37 - 3:390を数えなくていいです
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3:40 - 3:43たくさんだなと思ってくれたら
それでいいですよね -
3:43 - 3:45これからなんとか光年って
出ますからね -
3:45 - 3:460がたくさんついていたら
-
3:47 - 3:49キロメートルに換算しているよ
と思ってください -
3:49 - 3:52それでですね
じゃあ この宇宙というのは -
3:52 - 3:56大きい望遠鏡を作れば作るほど
遠くまで遠くまで見えるかというと -
3:56 - 3:58そういうわけでありません
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3:58 - 4:01もうそれ以上は 絶対に
見えないっていうところが出てきます -
4:02 - 4:04宇宙にもやはり
地平線みたいなものがありますね -
4:04 - 4:05これが宇宙の地平線です
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4:07 - 4:10それは もう原理的に見えない訳
ですけども 絶対見えません -
4:11 - 4:16「ここからその宇宙の地平線まで
何光年離れてますか?」というと -
4:16 - 4:18実はこれがこれだけ光年
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4:18 - 4:20[宇宙の地平線 130〜140億光年]
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4:20 - 4:22ちょっとよく
わかってないんですけど -
4:22 - 4:25およそ130から140億光年くらい
だと言われております -
4:25 - 4:27それより向こうは
絶対見えないんですけど -
4:27 - 4:31じゃあ その中に星 恒星は
いくつあるかといいますと これが -
4:32 - 4:33[星の数 ___ 個]
-
4:33 - 4:37よく数の多いこと星の数って
例えますけど 本当の星の数ですよ -
4:37 - 4:38本当の星の数
-
4:39 - 4:41[星の数 10×22個]
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4:41 - 4:43これだけ個
(笑) -
4:44 - 4:47これは どの講演に行ってもね
皆さん笑うだけなんですよね -
4:48 - 4:49ちょっと想像を絶しますでしょ?
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4:49 - 4:54地球上のありとあらゆる海岸にある
砂の数をイメージしてみてください -
4:54 - 4:57その数よりまだ多いと
言われています -
4:58 - 5:00(笑)
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5:00 - 5:01
それが宇宙です -
5:04 - 5:05
これが結論ですよね -
5:06 - 5:09これだけあれば
どこかには存在するはずです -
5:10 - 5:13これだけのたくさんの星があって
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5:14 - 5:18知的生命が私たちだけだっていう
考えになると -
5:18 - 5:22これは 中世ヨーロッパ
暗黒時代と同じような考えに -
5:22 - 5:25陥ってしまうのではないか
というように思います -
5:26 - 5:29じゃあ「どうやって探したらいいか?」
という話をこれからいたします -
5:31 - 5:33こういうことは
あり得るでしょうか? -
5:34 - 5:35(笑)
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5:36 - 5:38こういうことを考える方はですね
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5:38 - 5:42はっきり私たちから
天文学者から言わせますと -
5:42 - 5:47宇宙の広さを
舐めてかかってます -
5:47 - 5:49(笑)
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5:53 - 5:55なんでかって言いますと
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5:55 - 5:58太陽系に一番近い星って
じゃあ 何光年でしょうか? -
5:58 - 5:59[4光年]
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5:59 - 6:01実は 4光年です
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6:01 - 6:024光年って言われても
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6:02 - 6:05ちょっと皆さんピンと
こないかもしれないんで -
6:05 - 6:11宇宙全体を1000億分の1に
してみようと思いますね -
6:11 - 6:12するとどうなりますかね
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6:12 - 6:15宇宙全体を1000億分の1に
するとですね -
6:15 - 6:20実は太陽っていうのは
地球の109倍の大きさがあります -
6:20 - 6:23その太陽がですね
実はこれになります -
6:24 - 6:26ビー玉ですね
これが太陽です -
6:26 - 6:29本当は黄色いです 黄色いけども
まぁ 今 ちょっと青いやつでね -
6:29 - 6:31青いビー玉でやります
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6:31 - 6:33これをですね いいですか
ここに置きますよ -
6:34 - 6:38ここでもないし ここでもないし
ここに置きますね -
6:38 - 6:40いいですか
止まっておいてくださいね -
6:40 - 6:41するとですね
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6:41 - 6:44もう一つのビー玉が
ここにあるんですね -
6:44 - 6:50これが一番近い
4光年先の星だと思うわけ -
6:51 - 6:54本当はこれも黄色いんですけど
今は赤いやつでやります -
6:54 - 6:55赤いビー玉でやります
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6:56 - 7:02さあ どこに置くと ちょうどいい
スケールになると思うでしょうか? -
7:02 - 7:04皆さんどう思います?
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7:06 - 7:09こことか あそことか
あそことかね -
7:09 - 7:12今日は ちょっと答えを
もう言ってしまいますけど -
7:12 - 7:13答えはですね いいですか?
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7:17 - 7:18
東京です -
7:18 - 7:20(笑)
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7:20 - 7:24ここ(神戸)に1つビー玉を置くと
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7:24 - 7:27東京にまで行かないと
次のビー玉は出てこないんです -
7:28 - 7:31宇宙の星と星の間隔というのは
こういうもんです -
7:32 - 7:35ざっくり星と星の
平均的な感覚はこういうものです -
7:35 - 7:36もし皆さんが
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7:36 - 7:39「宇宙ってどういうところですか?」
って聞かれたらですね -
7:39 - 7:40模範的な回答は
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7:40 - 7:44「何もないところ」って
答えるのが模範解答ですね -
7:45 - 7:46たまにポッと星があるだけ
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7:47 - 7:50ましてや 知的生命が
存在する星って -
7:50 - 7:52遥か想像を絶する
彼方にあるはずです -
7:53 - 7:54ということでですね
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7:55 - 7:58こういうことは
絶対にありません -
7:58 - 8:00なんか乗り物に乗って
やってくるということは -
8:00 - 8:02絶対にないわけでございます
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8:03 - 8:07つまり 直接的に出合うことって
いうのは 絶対無理です -
8:07 - 8:10じゃあ どうするか?って
これ間接的に調べるしかないんです -
8:10 - 8:13彼らが出している何かの
間接的な証拠を見つけましょうと -
8:13 - 8:15こういうことしかありません
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8:15 - 8:16よくやられているのがですね
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8:16 - 8:19彼らが出している電波を
キャッチしましょうということですね -
8:19 - 8:22それから 彼らがレーザー光線を
出しているかもしれない -
8:22 - 8:25そういうものをキャッチ
しましょうっていう方法 -
8:25 - 8:27この2つが主な方法です
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8:27 - 8:30ちなみに これ
うちの大学の天文台の望遠鏡ね -
8:31 - 8:33じゃあ そういったもの
電波だとかレーザー光線ってのは -
8:33 - 8:35この地球に本当にやってくるのかどうか
-
8:36 - 8:40「微弱でやって来ないんじゃない?」って
思うかもしれないんですけども -
8:41 - 8:44向こうの方々 っていうか
知的生命が -
8:44 - 8:47少なくとも地球人レベルで
あったとするとですね -
8:47 - 8:49計算するとですね
電波やレーザーは -
8:50 - 8:53数千光年先からでもやってきた
レーザーや電波でも -
8:53 - 8:55地球側でキャッチすることができます
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8:55 - 8:59電波になりますと
周波数によりますけれども -
8:59 - 9:00ある周波数だと
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9:00 - 9:031万光年先から
やってきた電波でも -
9:03 - 9:07現在の地球のレベルで
キャッチすることができるわけです -
9:08 - 9:11まあ 根拠があるということをね
知っておいてください -
9:11 - 9:13では 私が実際にやってきたことを
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9:13 - 9:15本当にダイジェストで
紹介したいと思いますが -
9:15 - 9:18私が今まで一番
何をしてきたかというと -
9:18 - 9:20今 言ったように
電波観測もしました -
9:21 - 9:22それからですね
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9:22 - 9:24あ!これがレーザーですね
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9:24 - 9:26レーザーをキャッチする
ということもやりました -
9:26 - 9:27どうするかというと
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9:27 - 9:30普通の光線が出す光っていうのは
どの色も均一に出ます -
9:30 - 9:32でも もしですね
レーザーが来たら -
9:32 - 9:35たとえば 緑のレーザーが
向こうから来たらですね -
9:35 - 9:37虹の中に緑のところだけ
光るわけです -
9:38 - 9:42グラフでやる場合 そこだけ
ピッと強度が上がるわけです -
9:43 - 9:44こういう感じね
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9:44 - 9:45それからですね
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9:45 - 9:47そういうレーザー光線が
もし来るとしたらですね -
9:47 - 9:50知的文明が出している
レーザー光線が来るとしたら -
9:51 - 9:53「彼らは何色のレーザー光線を
使っているだろう?」とか -
9:53 - 9:56これ世界で初めて
理論的に予測しまして -
9:56 - 9:59そういう論文も これ
つい最近の話ですけども -
9:59 - 10:01書きました 出しました
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10:01 - 10:04それからですね
ある星をターゲットにして -
10:04 - 10:08世界5大陸 15各国
29機関が合同で観測する -
10:08 - 10:12そういうプロジェクトもですね
私が主催いたしまして -
10:12 - 10:13
総合本部ですね -
10:13 - 10:15格好いい言葉で言うと これ—
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10:15 - 10:17これ私ね
私が主催したんで— -
10:18 - 10:20格好いい言葉で言うとこれ
ミッションコントロールセンター -
10:21 - 10:24もうちょっと平たく言うとこれ
私のいつもの業務の机なんですけども -
10:24 - 10:25(笑)
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10:25 - 10:27まあそういうことも
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10:28 - 10:30それからですね この日本では
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10:30 - 10:33この分野では 一番大きい
研究会をいたしました -
10:33 - 10:35
そういうのを主催しました -
10:35 - 10:39で もし見つかったら関係者は
どう対応していいかという -
10:39 - 10:41実は 国際的な
ガイドラインがあります -
10:42 - 10:44で そのガイドラインがですね
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10:44 - 10:47現在のこの時代に見合ったものか
どうかっていうのを検討して -
10:48 - 10:52来たるXデーに備えて
心の準備をしました ということです -
10:52 - 10:55じゃあ そうやって
色々やりましたけれども -
10:55 - 10:56「じゃあ 見つかったのか?」
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10:56 - 11:00これが皆さん一番聞きたいことだと
思うんですけれども -
11:00 - 11:03こういう私の観測
研究を含めてですね -
11:04 - 11:0550年以上にわたりまして—
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11:05 - 11:07他の国も合わせてですよ—
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11:07 - 11:1050年以上にわたって
100以上のプロジェクトが -
11:10 - 11:12今まで実施されていますが
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11:12 - 11:13残念なことにですね
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11:13 - 11:17明確な証拠っていうのは
今のところ -
11:17 - 11:19[明確な証拠は]
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11:19 - 11:20[ない]
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11:20 - 11:22ありません 残念ながらね
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11:22 - 11:23じゃあ それを以てしてですね
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11:23 - 11:26「やっぱり じゃあ
いないんじゃないか?」と -
11:26 - 11:27「存在しないんじゃないか?」と
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11:27 - 11:28そういうわけではないんです
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11:29 - 11:32まだ たったの50年しか
観測してないんです -
11:32 - 11:34人類の歴史 宇宙の歴史に
比べたらほんの僅かです -
11:34 - 11:39例えればですね
海の水をバケツで1杯すくって -
11:39 - 11:41そこに魚が入ってなかったから
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11:41 - 11:46やっぱり海には魚がいないんじゃないか?
というようなものじゃないでしょうか -
11:46 - 11:49でも これ実は発見があったんですよね
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11:50 - 11:56海の水をバケツで1杯分すくっては
そこには魚はいないというですね -
11:57 - 12:00魚の存在する密度の
推定ができたわけです -
12:00 - 12:03つまり これは大きな発見ですよ
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12:03 - 12:08つまり このあまねく たくさん
どこにでも存在するような -
12:08 - 12:10そういう存在では
なかなかないだろう -
12:10 - 12:14結構珍しい存在だろうという
発見があったんだと思います -
12:15 - 12:17じゃあ 何でそんな珍しい—
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12:17 - 12:20宇宙が文明であふれている
そういうわけではないですよ -
12:20 - 12:22そういうのは なぜかと
言いますとですね -
12:22 - 12:24これ考えてみますとね
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12:24 - 12:25生命誕生しますね
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12:26 - 12:27多細胞になる
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12:27 - 12:30脊椎動物になって上陸して
哺乳類になって 霊長類になって -
12:30 - 12:34ご先祖様 というかこれ全部
ご先祖様ですけどね -
12:35 - 12:37お盆になるとこういう方々が
帰って来てるんですよ? -
12:37 - 12:40(笑)
-
12:43 - 12:46来年からこういうのを
お迎えしないといけない -
12:46 - 12:47で いいですか
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12:47 - 12:5240億年前に生物が誕生してから
私たちに行くこの過程は -
12:52 - 12:56実は 無数の偶然が重なっております
-
12:56 - 12:59たくさんの偶然があって
ここまで来ているわけですよ -
13:00 - 13:03たとえばですね
1つわかりやすい例 -
13:03 - 13:07ここからここね
哺乳類から霊長類のところです -
13:08 - 13:12ここね 実は1億年前 何億年前は
ずっとこの状態でした -
13:12 - 13:15我々のご先祖様は
それ以上進化できませんでした -
13:15 - 13:16なぜですか?
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13:16 - 13:18その時 地球を
支配していたのは恐竜ですよ -
13:18 - 13:21彼らが支配していたために
-
13:21 - 13:23私たちのご先祖様は
ずっとこの状態だったんです -
13:24 - 13:26ところが 恐竜が絶滅したから
-
13:28 - 13:32哺乳類が適応拡散して
いろんな環境に行った -
13:32 - 13:36その内の1つが
私たちのご先祖様「霊長類」 -
13:36 - 13:37もしですよ
-
13:38 - 13:42今から6,600万年前の
あの恐竜を絶滅させた -
13:42 - 13:44あの隕石がですよ
-
13:44 - 13:46軌道がそれていたらどうでしょう?
-
13:47 - 13:51もしかしたら 今でも
恐竜時代だったかもしれないわけです -
13:51 - 13:55この大学のキャンパスに
なんとかザウルスが歩いてたかもしれない -
13:56 - 14:00逆に もっと大きい隕石が
衝突していたらどうでしょう? -
14:00 - 14:03恐竜も絶滅しましたけども
-
14:03 - 14:08私たちのご先祖様 霊長類も
絶滅していたかもしれませんし -
14:08 - 14:12もしかしたら 全生命が
絶滅していたかもしれないわけです -
14:13 - 14:14これがわかりやすい—
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14:14 - 14:19先ほど見ていただいた
進化の絵の中にある -
14:19 - 14:22無数の偶然の1つなんです
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14:23 - 14:25つまり 何が言いたいか
というとですね -
14:26 - 14:27まあ どこかにはいますよ
-
14:27 - 14:31どこかには存在するけども
そんなにたくさんは存在してないだろう -
14:31 - 14:34かなりレアな存在だということが
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14:35 - 14:39今の(説明の)根拠ですね
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14:40 - 14:42ここまでまとめますね
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14:42 - 14:45宇宙のどこかには知的生命は
きっと必ず存在します -
14:45 - 14:49でも それは非常に
レアな存在ですよ -
14:49 - 14:51スーパーレアな存在ですね
-
14:51 - 14:54進化が難しいからですね
知的生命までのね -
14:54 - 14:56そういうことがここまでの—
-
14:58 - 15:01我々が宇宙を研究してきて
分かったことです -
15:03 - 15:04もしですよ
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15:05 - 15:06ここからは想像です
-
15:07 - 15:10もし どこかよその星の住人がね
-
15:10 - 15:13私たちのこの地球を見ていたら
-
15:13 - 15:15ここまでの話は
見上げる話だったんだけど -
15:15 - 15:19今度ね 逆ですね
視線を転換します -
15:19 - 15:22もし よその住人が
私たちの地球を見ていたら -
15:22 - 15:25彼らの目に私たちは
どのように映るんでしょうか? -
15:26 - 15:30私たちは 笑われてはいけない
-
15:30 - 15:32そういうように思うわけですね
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15:34 - 15:3615歳から悩み続けてですね
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15:36 - 15:40ようやく今 答えが出たように
私は思っています -
15:40 - 15:42[自分は特別な存在なのか?]
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15:42 - 15:46地球人っていうのは結局
大変にレアな存在ですよ -
15:46 - 15:48
大変貴重な存在です -
15:50 - 15:55もし 私たちの隣の人が
困っていたら -
15:56 - 16:00手を差し伸べて
あげようではありませんか -
16:02 - 16:05私たちは お互いに尊重し合い
-
16:06 - 16:09協力し合うべきなんじゃ
ないかと思います -
16:10 - 16:13なぜならば 私たちホモサピエンス
-
16:13 - 16:19私たち地球人は
大変にレアな貴重な存在なんです -
16:20 - 16:21一人ひとりは
-
16:21 - 16:25ここにいらっしゃる皆さんも
YouTubeを見ている皆さんも -
16:25 - 16:28一人ひとりは かけがえのない
大切な存在なんです -
16:29 - 16:34一人ひとりが奇跡の存在なんです
-
16:34 - 16:35どうもありがとう
-
16:36 - 16:39(拍手)
- Title:
- 地球外知的生命探査から見えてきたもの | 鳴沢真也 | TEDxKobe
- Description:
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鳴沢真也は、本気で宇宙人を探す研究をしている。そう聞くと、SFやオカルトまがいの印象を抱くかもしれない。
しかし彼はアカデミックな天文学者として、天体物理学の研究と同時に、地球外知的生命探査の活動を行なっている。全世界で行われている「SETI(セティ)」と呼ばれる科学的な活動の、日本・世界合同プロジェクト・マネージャーを歴任してきた。
宇宙の専門家である彼はなぜ、宇宙に知的生命体を探し続けるのだろうか。
このビデオは、TEDカンファレンスの形式で地元コミュニティが独自に運営するTEDxイベントにおいて収録されたものです。詳しくは http://ted.com/tedx をご覧ください。
- Video Language:
- Japanese
- Team:
- closed TED
- Project:
- TEDxTalks
- Duration:
- 16:57
Riaki Ponist approved Japanese subtitles for 地球外知的生命探査から見えてきたもの | 鳴沢真也 | TEDxKobe | ||
Kyoko Kamura accepted Japanese subtitles for 地球外知的生命探査から見えてきたもの | 鳴沢真也 | TEDxKobe | ||
Kyoko Kamura edited Japanese subtitles for 地球外知的生命探査から見えてきたもの | 鳴沢真也 | TEDxKobe | ||
Kyoko Kamura edited Japanese subtitles for 地球外知的生命探査から見えてきたもの | 鳴沢真也 | TEDxKobe | ||
Riaki Ponist rejected Japanese subtitles for 地球外知的生命探査から見えてきたもの | 鳴沢真也 | TEDxKobe | ||
Riaki Ponist edited Japanese subtitles for 地球外知的生命探査から見えてきたもの | 鳴沢真也 | TEDxKobe | ||
Kyoko Kamura accepted Japanese subtitles for 地球外知的生命探査から見えてきたもの | 鳴沢真也 | TEDxKobe | ||
Koichiro YODA edited Japanese subtitles for 地球外知的生命探査から見えてきたもの | 鳴沢真也 | TEDxKobe |