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明けの明星のマヤ神話 ― ガブリエル・ベイル

  • 0:08 - 0:12
    チャクエクは冥界から
    東の海の海面まで上がり
  • 0:12 - 0:14
    さらに天上へと昇って行きました
  • 0:14 - 0:18
    兄弟のキニチ・アハウも
    後を追いました
  • 0:18 - 0:23
    チャクエクが先に昇っていたのにもかかわらず
    キニチ・アハウの方が明るく輝きました
  • 0:23 - 0:26
    それに腹を立てたチャクエクは冥界へ戻り
  • 0:26 - 0:29
    兄弟に対する陰謀を企てました
  • 0:29 - 0:36
    マヤ神話ではチャクエクは金星を象徴し
    キニチ・アハウは太陽を象徴します
  • 0:36 - 0:39
    明けの明星と宵の明星として
    知られている金星は
  • 0:39 - 0:43
    上空を移動し
    時には日の出前に見られたり
  • 0:43 - 0:47
    時には日没後に見られたり
    場合によっては全く見られないこともあります
  • 0:47 - 0:52
    古代マヤ人は
    おおよそ584日のこの周期を
  • 0:52 - 0:54
    1000年以上前にすでに認識していて
  • 0:54 - 0:59
    いつ どの位置に金星が現れるか
    この方法によって
  • 0:59 - 1:01
    現在でも 世界中で予測できます
  • 1:01 - 1:04
    これら周期の5回分はほぼ8年に相当し
  • 1:04 - 1:07
    マヤ人たちは この長い周期も
    認識していました
  • 1:07 - 1:10
    彼らは金星の各周期ごとに
    5つの異なる姿をチャクエクに与え
  • 1:10 - 1:16
    8年ごとにこれが繰り返されました
  • 1:16 - 1:23
    584日の周期の内に
    金星は夕方の空に250日間 見ることができ
  • 1:23 - 1:27
    8日間 消えてから
    明けの明星として再び現れます
  • 1:27 - 1:32
    古代マヤ人はこの周期のこのタイミング ―
    金星が見えなくなってから
  • 1:32 - 1:38
    日の出前に初めて現れる時に
    特別な意味をもたせました
  • 1:38 - 1:41
    この日にチャクエクは
    冥界から再び昇ると共に
  • 1:41 - 1:45
    投槍器と投げ矢を持っていました
  • 1:45 - 1:47
    世界に混乱をもたらすために
  • 1:47 - 1:51
    彼は兄弟とその仲間を
    攻撃することにしました
  • 1:51 - 1:56
    彼の最初の標的は
    豊穣と雷の神であるカウィールでした
  • 1:56 - 2:02
    雨季の終わりの時期に昇ったチャクエクが
    槍を構えてカウィールを射つと
  • 2:02 - 2:07
    カウィールが生き返るまでの間
  • 2:07 - 2:10
    食物に被害をもたらし
    社会秩序を混乱させました
  • 2:10 - 2:13
    カウィールを襲ってから584日後
  • 2:13 - 2:18
    チャクエクは再び
    太陽である兄弟に目を向けました
  • 2:18 - 2:21
    毎晩 太陽はジャガーの姿で
  • 2:21 - 2:23
    冥界を駆け抜けました
  • 2:23 - 2:29
    チャクエクは乾季の終わりの頃
    日の出に昇るジャガーを槍で射ちました
  • 2:29 - 2:36
    太陽は傷つき 世界は
    混沌と戦いの時代に突入しました
  • 2:36 - 2:39
    チャクエクの3柱目の被害者は
    人類全てに生命の源を与えた
  • 2:39 - 2:42
    トウモロコシの神でした
  • 2:42 - 2:46
    チャクエクは収穫の時期に
    彼を攻撃しました
  • 2:46 - 2:50
    彼は冥界に埋められ
    主食であるトウモロコシを
  • 2:50 - 2:53
    地球の住人は手に入れることが
    できなくなりました
  • 2:53 - 2:58
    しかし トウモロコシの神は
    3か月後に新たな始まりの場所である
  • 2:58 - 3:04
    東にある洞窟「7つの水場」から再出現し
    再び地球に食糧をもたらしました
  • 3:04 - 3:09
    亀のアクナークが夏至を示すため
    空に昇ったとき
  • 3:09 - 3:11
    チャクエクは4柱目の神の命を奪いました
  • 3:11 - 3:16
    この吉兆をもたらす神の死により
    太陽 食糧 そして人間たちは
  • 3:16 - 3:20
    土に埋められ
    混沌とした勢力が支配しました
  • 3:20 - 3:25
    しかし混沌の中からフンアハウによって
    新たな秩序が生み出されました
  • 3:25 - 3:28
    フンアハウは
    冥界の神々を倒したことで皆が知る
  • 3:28 - 3:31
    双子の英雄の内の1人です
  • 3:31 - 3:35
    トウモロコシから
    新たな人種が生まれたのです
  • 3:35 - 3:38
    しかし この安定した状態は
    長くは続きませんでした
  • 3:38 - 3:43
    チャクエクの5柱目にして
    最後の犠牲者は西から来た謎の神でした
  • 3:43 - 3:46
    そして乾季の真っ盛りに起きた
    この神の死は
  • 3:46 - 3:49
    フンアハウが確立した
    秩序を揺るがしました
  • 3:49 - 3:54
    神々や 支配者 トウモロコシは
    冥界に埋められてしまいました
  • 3:54 - 3:58
    しかしチャクエクの勝利も
    一時的なものとなりました
  • 3:58 - 4:03
    2人の兄弟である金星と太陽の
    果てしない覇権争いが続き
  • 4:03 - 4:08
    5つの同じ苦しみが繰り返され
  • 4:08 - 4:12
    明けの明星が昇ると共に
  • 4:12 - 4:14
    世界は秩序と混沌の間で揺れ動いたのです
Title:
明けの明星のマヤ神話 ― ガブリエル・ベイル
Speaker:
ガブリエル・ベイル
Description:

明けの明星であるチャクエクは、冥界から東の海の海面まで上がり、さらに天上へと昇って行きました。兄である太陽神キニチ・アハウが後を追いました。
チャクエクが先に昇っていたのにもかかわらず、キニチ・アハウの方が明るく輝き、それに腹を立てたチャクエクは冥界へ戻り、兄と兄の仲間に対する陰謀を企てました。ガブリエル・ベイルが明けの明星のマヤ神話を説明します。

講師:ガブリエル・ベイル
アニメーション:Basa

*このビデオの教材:https://ed.ted.com/lessons/the-mayan-myth-of-the-morning-star

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Video Language:
English
Team:
closed TED
Project:
TED-Ed
Duration:
04:16

Japanese subtitles

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