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音楽のマッド・サイエンティスト

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    不安を振り払おうとスキップしたけど
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    余計頭に血が上ってしまいました
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    やらなければよかった(笑)
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    それはさておき
    本日はお招きいただきとても嬉しいです
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    私の音楽や作曲家としての仕事を
    ご紹介できることは
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    皆さんご存知の
    私の溢れるばかりのナルシシズムに
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    強烈にアピールいたしました(笑)
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    いや冗談じゃないです
    それを言ってしまって
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    先に進みたいんです(笑)
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    でもすぐにジレンマに襲われました
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    だって私 実は音楽に退屈しており
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    作曲家の役割にも本当に退屈していたもので
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    そこで今日のプレゼンテーションは
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    「退屈」をテーマにしようと決めました
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    このあと私の音楽を聴いていただくつもりですが
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    そのなかで私がどのように「退屈」を
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    創造と革新のための活性剤として使用したかについて
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    また私の常日頃からの根本的な疑問を
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    「退屈」がどのように変化させて行ったかということを
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    伝えることができればいいと願っています
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    そしてまたこの退屈というものによって私が
  • 1:04 - 1:08
    作曲家という伝統的な役割から
    一歩踏み出すことになった
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    そのいきさつもお話したいと思います
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    それではピアノの楽曲の一部分から
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    始めることと致しましょう
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    (音楽)
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    はい 私の曲でした(笑)
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    いえいえ嘘です — (拍手) あ どうも
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    いや 私の曲じゃないです
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    実はベートーベンの作品ですね
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    即ちここでの私の役割は作曲者ではない
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    私は解釈者として機能しました
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    解釈して表現したのです
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    だから音楽作品の通訳というところですかね?
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    しかし ここで疑問です
    「これは音楽なのか?」
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    ここであえてこの疑問を口にするのは
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    もちろんこれが どのような観点からしても
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    音楽作品であるということは周知のことですが
  • 1:56 - 1:58
    なぜ今持ち出したかというと
  • 1:58 - 2:00
    この質問を覚えておいて欲しいからです
  • 2:00 - 2:02
    この後もこのプレゼン中に
  • 2:02 - 2:04
    リフのように
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    繰り返し出てくるからです
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    さてベートーベンの音楽を聴いていただきましたが
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    私の問題はというと ちょっと退屈だって
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    あ いや — 言っちゃった (笑)
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    ベートーベンですよ なんてこと言うの
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    聴きすぎちゃったんですかね
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    子供の頃ずっと練習して うんざりしたからかな・・・ (笑)
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    なのでこれに手を加え何か別の形でできないかと
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    より自分らしいものにしたいと思いました
  • 2:30 - 2:32
    こんな感じで始め ―
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    (音楽)
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    次はこう置き換え―
    (音楽)
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    メロディーは即興で
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    こうやってみましょう ―
    (音楽)
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    (音楽)
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    こんな感じで ―
    あ どうも
  • 3:14 - 3:17
    (拍手)
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    このようなことをやってみようと思ったのですが
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    必ずしもベートーヴェンの作品を
    超えるものではありません
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    実際 超えてないと思ってますが 
    (笑)
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    大事なのはより興味深いものに
    なったということです
  • 3:31 - 3:34
    頭の中でベートーベンの楽譜が鳴り続ける間
  • 3:34 - 3:37
    どう弾くかをその場で決めなくてはいけないし
  • 3:37 - 3:41
    どのように変化させていくかを
  • 3:41 - 3:43
    考え出さなくてはいけない
  • 3:43 - 3:44
    非常に面白いです
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    これは私にとっては 努力の必要な作業ですが
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    自分を中心として考えられることや
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    私の顔がまた出てくるとこなんかが
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    まさに唯我論的と言えるでしょう 
    (笑)
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    しかしいくら努力のいる興味深いものであっても
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    すぐまた退屈してしまうんですね
  • 4:03 - 4:05
    つまり ピアノにっていうことですね
  • 4:05 - 4:08
    このお馴染みの楽器では 実際には
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    かなり限られた音域しか鍵盤上で演奏できません
  • 4:11 - 4:14
    普通の状態では ということですよ
  • 4:14 - 4:16
    火か何かを放ったりすると話は別ですが
  • 4:16 - 4:18
    ちょっと退屈になってきたんで やがて
  • 4:18 - 4:20
    他の楽器に手を染め また飽きてくる
    そして
  • 4:20 - 4:23
    最終的には今日持ってきたような自分自身の楽器を
  • 4:23 - 4:27
    デザインし製作するに至りました
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    それでは少し披露いたしましょう
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    どのような音になるでしょうか
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    (音楽)
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    いいドア押さえが必要です 
    (笑)
  • 4:50 - 4:53
    持っている櫛は全部 ここに使いました
    (音楽)
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    すべてこの楽器に組み込まれてます (笑)
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    (音楽)
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    何でもできますよ
    例えばバイオリンの弓で
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    演奏もできます
    箸は要らないな
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    このような音が出ます 
    (音楽)
  • 5:18 - 5:20
    エレクトロニクスを使うと
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    劇的に音を変えることもできます 
    (音楽)
  • 5:24 - 5:33
    (音楽)
  • 5:33 - 5:39
    こうやったり
    (音楽)
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    こんな感じですね
  • 5:41 - 5:44
    さて この楽器がどんな音を出すか
  • 5:44 - 5:46
    今お聞きいただいたわけですが
    面白いでしょう?
  • 5:46 - 5:50
    これで私の役割に発明家が加わるわけです
    そして
  • 5:50 - 5:53
    この楽器を「ネズミ銃」と名付けました (笑)
  • 5:53 - 5:55
    私は 素敵なことに
  • 5:55 - 5:59
    世界最高のネズミ銃演奏者となりました (笑)
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    いいですか 
    (拍手)
  • 6:01 - 6:04
    つまり このことで
  • 6:04 - 6:06
    光栄なことに 発明者という
  • 6:06 - 6:09
    別の役割が加わりました
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    先ほども申し上げましたが 私は
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    世界最大級のナルシシズムと独我論を
    持ち合わせますが
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    ここに 適度の自己中心主義も加わりました
  • 6:17 - 6:20
    そこの何人かはビンゴ!って思ったでしょ (笑)
  • 6:20 - 6:26
    とにかく これは楽しい役割です
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    先ほど世界最高と申しましたが残念ながら
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    同時に世界最悪のネズミ銃演奏者でもあり
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    終身職を持っていない時には
    ずいぶん気にしましたが
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    過去のことで
    もうそのことは言いません
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    まだ心の中では泣いていますが 
    傷は癒えてません
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    とにかく私が言いたいことは
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    私はこういった複数の仕事に従事していますが
  • 6:47 - 6:50
    今日ご覧いただいたように実際には孤独な作業です
  • 6:50 - 6:53
    なので当然
    他人と交流したいと言う気持ちが沸いてきます
  • 6:53 - 6:56
    そんなときは
    他人のために作曲できるのが有難いですね
  • 6:56 - 6:59
    時にはソリストとして 個人の方や
  • 6:59 - 7:02
    時にはオーケストラ全体のために
    曲を書いてきましたが
  • 7:02 - 7:06
    まあこの創造的役割がおそらく私の
  • 7:06 - 7:09
    プロとして最もよく知られた能力でしょう
  • 7:09 - 7:12
    私が作曲家として書いた楽譜は
  • 7:12 - 7:14
    このようであったり
  • 7:14 - 7:16
    またこのようであったりしますが
  • 7:16 - 7:19
    すべては手書きで大変な作業です
  • 7:19 - 7:22
    こういった譜面の作成には時間がかかり
  • 7:22 - 7:24
    今手がけている曲は
  • 7:24 - 7:26
    なんと長さ180 ページに及びます
  • 7:26 - 7:30
    私の生活はこの作業に追われ 
    思わず髪を掻きむしります
  • 7:30 - 7:32
    たくさんあってよかった 
    (笑)
  • 7:32 - 7:36
    またもや退屈で うんざりする作業です
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    この記譜法に退屈しているだけじゃなく
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    実際にもっと面白くしたいという思いから
  • 7:42 - 7:45
    このような もう1つのプロジェクトを展開しました
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    これは「記譜の形而上学」と
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    名付けられた楽譜の一部です
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    全幅22メートルの楽譜であり
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    クレイジーな象形文字記譜の一群です
  • 7:54 - 7:57
    ここにズームインしてみましょう
    ご覧ください
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    かなり詳細でしょう
    フレンチカーブの直線エッジは全て
  • 8:01 - 8:05
    製図用のテンプレートを用い
    またはフリーハンドで描きました
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    この22 メートルは実際に分割され
  • 8:07 - 8:10
    1.8メートルのパネル全12枚が
    カンター芸術センター博物館ロビーの
  • 8:10 - 8:15
    バルコニーまわりに展示されました
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    その後1年間 この作品は博物館に展示され
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    ビジュアルアートとして鑑賞されました
  • 8:22 - 8:24
    これらの写真でご覧いただけるように
    ほぼ毎週
  • 8:24 - 8:27
    金曜日の正午から1 時まで限定で
  • 8:27 - 8:30
    様々な演奏者が この奇妙で未定義の
  • 8:30 - 8:34
    絵文字グリフを解釈演奏しました 
    (笑)
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    これは私にとって本当にエクサイティングな経験でした
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    もちろん音楽的にも満足でしたが
  • 8:39 - 8:42
    もっと重要なことは
    別の役割を与えられたこと
  • 8:42 - 8:44
    特に嬉しかったのは
    博物館に作品を展示された
  • 8:44 - 8:48
    ビジュアル アーティストとなったことです (笑)
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    画面は全部埋めます 心配しないで 
    (笑)
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    私は多才ですから 
    (笑)
  • 8:52 - 8:55
    まあ一部の方はきっと
  • 8:55 - 8:57
    「どうせ素人仕事」と言うでしょうし
  • 8:57 - 9:00
    確かにそうでしょう
  • 9:00 - 9:02
    もちろん私には
    視覚芸術のバックグラウンドもないですし
  • 9:02 - 9:04
    なんの訓練も受けていませんが
  • 9:04 - 9:06
    クリエイティブな欲求から
    作曲の延長となる何かを
  • 9:06 - 9:09
    作り上げてみたかったのです
  • 9:09 - 9:12
    そして またこの質問です 
    「これは音楽なのか?」
  • 9:12 - 9:14
    つまり ここには従来の表記法はありません
  • 9:14 - 9:17
    同様にこの作品にも暗黙の批判があるでしょう
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    この作品 「S-tog 」は
    コペンハーゲンに住んでいたときに
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    コペンハーゲンの地下鉄マップから作りました
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    全ての駅を音楽的要因に置き換え
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    演奏家はストップウォッチと同期し
  • 9:28 - 9:31
    時刻表に刻まれた時間に応じ演奏します
  • 9:31 - 9:34
    これが実際に何かを応用したり
  • 9:34 - 9:36
    何かを真似しながら
  • 9:36 - 9:38
    音楽の表記をする事例です
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    別の応用例がこれです
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    腕時計を転用した楽譜です
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    独自の文字盤を作成し組み立てさせました
  • 9:47 - 9:49
    演奏家はこの楽譜に従い 演奏するのです
  • 9:49 - 9:51
    秒針が 様々な記号を通過するたびに
  • 9:51 - 9:54
    それに従って演奏します
  • 9:54 - 9:56
    こういう風に別のものから転用し
  • 9:56 - 9:58
    実現できた一例です
  • 9:58 - 10:01
    この 2 つの仕事において
    私は廃品回収者の役割です
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    地下鉄マップではある意味 泥棒とも言え
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    腕時計の場合はまた
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    デザイナーとも言えるかも知れません
  • 10:08 - 10:12
    繰り返し言いますが私は これが面白いのです
  • 10:12 - 10:15
    さてご覧いただくもうひとつの役割は
    芸術パフォーマーです
  • 10:15 - 10:18
    一風変わった演劇的な作品で
  • 10:18 - 10:20
    私も演じることがあります 
    これからご覧いただくクリップは
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    「エコラリア」と呼ばれる作品ですが
  • 10:22 - 10:25
    類まれなるパフォーマーの
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    ブライアン ・マクウォーターが演じます
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    音を出すものににご注目ください
  • 10:29 - 10:58
    (音楽)
  • 10:58 - 11:00
    さて 苦笑いが聞こえましたが
  • 11:00 - 11:02
    ドリルの音がキーンとしすぎたようですね
  • 11:02 - 11:04
    抑揚に問題があったようです 
    (笑)
  • 11:04 - 11:06
    では別のクリップも見てみましょう
  • 11:06 - 11:17
    (音楽)
  • 11:17 - 11:20
    騒乱は続きますが ここには皆様おなじみの
  • 11:20 - 11:22
    クラリネットやトランペット
  • 11:22 - 11:23
    フルートやヴァイオリンがありません
  • 11:23 - 11:26
    さらに珍しい風変わりな楽器編成がご覧になれます
  • 11:26 - 11:30
    演奏者なしの3人の指揮者 「トレン」です
    (笑)
  • 11:42 - 11:44
    これは手話でとげとげしい言い争いをする2 人を
  • 11:44 - 11:47
    実際に目撃した経験から思いつきました
  • 11:47 - 11:49
    会話のデシベルは皆無でしたが
  • 11:49 - 11:52
    情緒的 心理的に実に騒々しい経験でした
  • 11:52 - 11:56
    今ご覧いただいたように
  • 11:56 - 12:00
    まったく従来の楽器を使わず
  • 12:00 - 12:03
    指揮者だらけという状態では
  • 12:03 - 12:06
    またこの疑問が生じます
    「これは音楽なのか?」
  • 12:06 - 12:09
    次は私もまじめに取り組みました
  • 12:09 - 12:12
    「オーケストラのための協奏曲」と題しましょう
  • 12:12 - 12:14
    ここでは皆様おなじみの楽器が
  • 12:14 - 12:18
    たくさん出てきます 
    (音楽)
  • 12:18 - 12:30
    (音楽)
  • 12:30 - 12:33
    申し訳ない タイトルが違いました
  • 12:33 - 12:35
    これでは面白くないので
  • 12:35 - 12:39
    ここに スペースを入れ こうしましょう
  • 12:39 - 12:41
    そして続きを見てみましょうね
  • 12:41 - 12:52
    (音楽)
  • 12:52 - 13:00
    フラワーデザイナーが華を添えますよね?
    (笑) (音楽)
  • 13:00 - 13:02
    少なくともそれほど退屈でなくなりました
    続きます
  • 13:02 - 13:16
    (音楽)
  • 13:16 - 13:19
    こういった演劇的要素から
    別の役割が浮上してきました
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    劇作家とも言えるのではないでしょうか
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    元々オーケストラ曲を書きましたよね
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    でもこれが違うものになった
  • 13:29 - 13:31
    フラワーデザイナーが入ることによって
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    再び 私たちが従来慣れ親しんだ
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    音楽の存在論が脅かされます
  • 13:37 - 13:41
    それでは本日ご覧いただく最後の作品です
  • 13:41 - 13:44
    これは「失語症」と呼ばれる作品です
  • 13:44 - 13:47
    音に手の動きを振り付けたものですが
  • 13:47 - 13:50
    これによりまた別の 振付師と言う
  • 13:50 - 13:52
    最後の役割が引き出されます
  • 13:52 - 13:55
    作品の譜面はこんな感じです
  • 13:55 - 13:59
    これによりパフォーマーである私が
  • 13:59 - 14:02
    様々な手のジェスチャーを特定の時間に行い
  • 14:02 - 14:04
    ボーカル サンプルのみで構成された
  • 14:04 - 14:07
    オーディオ テープと同期します
  • 14:07 - 14:10
    素晴らしい歌手を起用し
  • 14:10 - 14:12
    コンピューターで音声を録音しましたが
  • 14:12 - 14:15
    その声を無数の方法で歪ませ
  • 14:15 - 14:17
    サウンド トラックにしたものをお聞きいただきます
  • 14:17 - 14:22
    では「失語症」の一部を実演したいと思います 
    いいですか?
  • 14:22 - 15:00
    (音楽)
  • 15:00 - 15:07
    この作品がどのようなものかお聴きいただきました
    (拍手)
  • 15:07 - 15:09
    確かに奇妙な作品ですね
  • 15:09 - 15:11
    これは音楽なのか?
    ここで結論付けたいと思います
  • 15:11 - 15:14
    私は「この質問が間違いだ」と結論します
  • 15:14 - 15:16
    重要な問題ではないのです
  • 15:16 - 15:19
    重要なのは
    「これは面白いか?」ということです
  • 15:19 - 15:21
    私はこれを問い続けたい
    「音楽かどうか」ではなく
  • 15:21 - 15:24
    しようとしていることの定義は関係ない
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    自分の創造性を大事にし
  • 15:26 - 15:29
    単純に面白いと思える方向を目指し
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    どのような曲作りするべきなのかという
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    既成の概念やパラダイムに
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    とらわれたくありません
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    このことが実際に 私を
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    様々な役割に駆り立ててきました
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    基本的な質問はどの程度まで
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    変えることができるのでしょうか
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    そうですね
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    少し付け加えると
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    本日皆様に観ていただいた私の心理的欠陥
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    強度の強迫行動や
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    妄想的行動など
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    いろいろな要素がみられますが
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    これを葛藤 自己嫌悪 と呼ぶか
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    普通に言われる
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    統合失調症の一種とするか
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    解離性同一性障害ということでしょうか
    (笑)
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    とにかく このような危険性はあるにしろ
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    皆さんが自分の仕事の中での役割を
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    職業上の定義から
    少し または大きく超えてみてはどうかと
  • 16:19 - 16:21
    提案したいと思います
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    どうもありがとうございました (拍手)
  • 16:23 - 16:29
    (拍手)
Title:
音楽のマッド・サイエンティスト
Speaker:
マーク・アプルバウム
Description:

マーク·アプルバウムは、フラワーデザイナーのための協奏曲を作曲したり、ガラクタやそこらへんにある品物を使って楽器を作り上げたりといった、思いがけない方法でルールを打破しながら音楽を制作しています。この一風変わったトークは、創造的な仕事に携わる視聴者にインスピレーションを喚起し、それぞれが持つ"ルール"に揺さぶりをかけるのではないでしょうか。
(TEDxStanfordにて収録)

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Video Language:
English
Team:
closed TED
Project:
TEDTalks
Duration:
16:50
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for The mad scientist of music
Natsuhiko Mizutani approved Japanese subtitles for The mad scientist of music
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for The mad scientist of music
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for The mad scientist of music
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for The mad scientist of music
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for The mad scientist of music
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for The mad scientist of music
Masaki Yanagishita accepted Japanese subtitles for The mad scientist of music
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