バリアバリュー: 障害を価値に変える | 垣内俊哉 | TEDxKyoto
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0:20 - 0:23「歩きたい
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0:23 - 0:26自分の足で」
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0:27 - 0:32私は今でも そう思っています
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0:34 - 0:39段差 階段 坂道
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0:40 - 0:43街には 不便がある
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0:45 - 0:48生活には 不自由がある
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0:49 - 0:51私だけではありません
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0:52 - 0:54障害のある方
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0:54 - 0:56ご高齢の方
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0:56 - 0:58ベビーカーを押す方
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1:00 - 1:05合わせたら
日本で暮らす人の3割を超えます -
1:07 - 1:08その人たちには
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1:09 - 1:14共に行動する家族や友人もいます
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1:15 - 1:17多くの人が感じる—
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1:18 - 1:22不便や不安を解消するため
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1:23 - 1:26私は考えました
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1:28 - 1:31多様な方がゆったりくつろげる 旅館
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1:33 - 1:38家族みんなで幸せを共有する 結婚式場
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1:39 - 1:43それぞれの可能性を広げる スポーツジム
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1:44 - 1:50ありとあらゆる場所を
行きやすく 過ごしやすくしています -
1:52 - 1:55お墓も その一つです
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1:56 - 2:00かつて霊園は 砂利道や狭い道で
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2:00 - 2:04多くの人が 移動しづらい場所でした
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2:05 - 2:12そこで これまでにない
バリアフリーの霊園を実現しました -
2:14 - 2:19目が見えない人も
皆と同じようにアートを楽しみたい -
2:20 - 2:23名画を触ってわかるようにしました
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2:24 - 2:29ありとあらゆる人が
楽しめる空間を実現しました -
2:31 - 2:33行きたい場所へ行けるかどうか
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2:34 - 2:36行きやすい道順はどれか
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2:37 - 2:40一目でわかる地図を作りました
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2:41 - 2:47今では スマートフォンさえあれば
どこにいても見ることができます -
2:49 - 2:55これらは 社会貢献のみならず
ビジネスです -
2:56 - 3:00大きな市場が チャンスがあります
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3:02 - 3:06多くの人が 求めていることだからこそ
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3:06 - 3:09続けていかなければいけません
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3:09 - 3:11広げていかなければいけません
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3:13 - 3:16社会性と経済性
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3:16 - 3:19両輪あってこその継続です
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3:21 - 3:26世界には 10億人の障害者が暮らしています
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3:27 - 3:32そして どの国でも高齢化は進みます
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3:33 - 3:37取り組むべきは 日本だけではありません
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3:43 - 3:4810年前 私は 病室にいました
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3:50 - 3:54歩くことを夢見て 手術を受け
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3:55 - 4:01毎日毎日 リハビリに明け暮れました
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4:03 - 4:08しかし 歩くことは叶いませんでした
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4:11 - 4:13夢 断たれた日
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4:13 - 4:20私は自ら命をも断とうとしました
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4:22 - 4:25でも 私の足では
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4:26 - 4:30飛び降りることもできませんでした
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4:33 - 4:38死ぬことすらできない自分に
絶望しました -
4:40 - 4:42病室のベッドの上で
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4:43 - 4:48枕に顔を押し付け 散々泣きました
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4:51 - 4:56けれど 人の涙は2週間も もちません
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4:57 - 5:01泣き明かした後 考えました
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5:04 - 5:07「ここまでやってダメなら仕方がない」
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5:07 - 5:11そう思えるまで とことん向き合おうと
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5:13 - 5:18可能性がないと わかっていながらも
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5:18 - 5:22歩くための努力を続けました
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5:23 - 5:24全力で
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5:27 - 5:33結果 やっぱりダメでした
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5:34 - 5:38今日も私は 車いすに乗っています
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5:40 - 5:45幼少期からずっと抱いた
「歩きたい」という想いは -
5:45 - 5:49これから先も 消えることはないでしょう
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5:50 - 5:55それでも 最後のリハビリを終えた時
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5:56 - 6:02私の心は 晴れ晴れとしていたことを
覚えています -
6:04 - 6:11私は 歩けなくてもできることを
探し始めました -
6:13 - 6:17病室を出て
猛勉強の末に大学へ入学しました -
6:18 - 6:22学費を賄うため
私はアルバイトをする必要がありました -
6:23 - 6:25コンビニ ファミレス 新聞配達
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6:26 - 6:29車いすの私に できることはありません
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6:29 - 6:33履歴書を持って 多くの会社を回ったところ
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6:34 - 6:37一社だけ 私を拾ってくれました
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6:39 - 6:42ウェブ制作の会社でした
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6:43 - 6:47すっかり デザインの仕事をするものと
思っていたところ -
6:48 - 6:52出社初日 私が任されたのは
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6:53 - 6:55営業の仕事でした
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6:57 - 7:00他の営業は 一日100件近く回ってきます
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7:01 - 7:06一方私は せいぜい10件程度でした
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7:07 - 7:09駅にエレベーターがない
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7:09 - 7:11建物に段差がある
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7:11 - 7:16お伺いすることさえ
叶わない日もありました -
7:19 - 7:24何とか諦めずに続けていると
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7:26 - 7:28「また車いすの営業が来た」
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7:29 - 7:33「また垣内が来てるぞ」と覚えてもらい
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7:34 - 7:36気づけば その会社で
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7:36 - 7:41一番の売上 結果を残していました
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7:44 - 7:49「歩けなくてもできること」だけではない
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7:51 - 7:56「歩けないから 障害があるから
できること」もある -
7:58 - 8:03私は 新たな道にたどり着きました
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8:05 - 8:07振り返れば
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8:08 - 8:12苦しいこと 辛いことばかりでした
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8:14 - 8:18しかし 不幸ではありません
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8:19 - 8:24歩けなかったからこそ
得られたチャンスがありました -
8:26 - 8:28出会えた人がいました
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8:30 - 8:33「バリアバリュー」
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8:34 - 8:39障害は 視点を変えれば価値に代わる
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8:39 - 8:42私は そう信じています
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8:45 - 8:46障害だけではありません
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8:47 - 8:49例えば 仕事が遅いとしましょう
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8:50 - 8:55でもそれは 人より丁寧な仕事を
しているのかもしれません -
8:56 - 8:59落ち着きにかけるのは
目先のことだけではなく -
8:59 - 9:04広い視野を持って
行動しているのかもしれません -
9:05 - 9:06不安になりやすいのは
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9:06 - 9:09人一倍 責任感が強く
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9:10 - 9:15最善の準備をしているのかもしれません
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9:17 - 9:22誰もが持っている
弱みやコンプレックスは -
9:22 - 9:27強みに 価値に変わる瞬間があります
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9:28 - 9:32もちろん すぐには難しいでしょう
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9:33 - 9:36でも 向き合い続けることで
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9:36 - 9:38信じることで
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9:39 - 9:42バリアはバリューに変わります
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9:45 - 9:5020歳の時 私は会社を立ち上げました
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9:51 - 9:57障害者の視点 経験 感性を生かす会社です
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9:59 - 10:06今 多くの仲間と
バリアをバリューへ変えています -
10:12 - 10:16ここで 私の人生を変えてくれた—
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10:16 - 10:20一人の女性との話をしましょう
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10:22 - 10:28私は 田んぼと山ばかりの町で育ちました
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10:30 - 10:34ひとたび外へ出れば 山あり谷あり
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10:34 - 10:36車いすでは移動が大変でした
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10:37 - 10:43家から学校まで
友人がいつも車いすを押してくれました -
10:45 - 10:51でも 私には
車いすを押してもらいたくない— -
10:55 - 11:01いいえ 押してもらえない人がいました
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11:04 - 11:11高校生のころ お付き合いしていた恋人です
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11:13 - 11:16小さなプライドでした
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11:18 - 11:20車いすを押してもらうことが
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11:21 - 11:26情けない 恥ずかしい かっこ悪い
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11:28 - 11:31そんな風に思っていました
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11:33 - 11:36ある日 彼女が私に言いました
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11:39 - 11:42「手をつないで歩きたい」 と
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11:43 - 11:48車いすに乗っている私と手をつなげば
目立ちます -
11:48 - 11:50私はすぐに断りました
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11:52 - 11:57彼女に冷たい視線を
浴びさせたくなかったからです -
11:59 - 12:02ところが 彼女はこう続けました
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12:03 - 12:09「付き合ってるんだから
手をつなぐのは当然でしょ」と -
12:10 - 12:15それから私は
片手で車いすをこぐ練習をして -
12:16 - 12:22彼女とはどこへ行くにも
手をつなぐようになりました -
12:25 - 12:26私と歩く彼女は
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12:27 - 12:32恥ずかしがるどころか
いつも笑顔でした -
12:35 - 12:37しばらくして
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12:37 - 12:43彼女が手をつなごうと言った
もう一つの理由を知りました -
12:46 - 12:51手をつないで坂道を歩いていると
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12:52 - 12:54私のほうが遅くなり
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12:54 - 12:58自然と 彼女に引っ張られる格好になります
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13:01 - 13:03坂道に差し掛かった時
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13:04 - 13:08私は 彼女へ負担をかけないように
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13:08 - 13:13「ここからは自分でこぐよ」と伝え
手を放そうとしました -
13:15 - 13:21すると彼女は手を放すことなく
笑って私に言いました -
13:22 - 13:28「車いすを押すなとは言われたけど
引っ張るなとは言われてないよ」と -
13:32 - 13:34「ありがとう」
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13:34 - 13:39その言葉が出るより先に 涙が出ました
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13:41 - 13:44家から一歩外へ出れば
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13:45 - 13:49私は周囲の人に手伝ってもらってばかり
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13:51 - 13:55口を開けば
「すみません すみません」と言い続け -
13:56 - 13:57下ばかり見ていました
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13:59 - 14:01でもこの時は違いました
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14:02 - 14:05顔を上げて 前を見ました
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14:07 - 14:11その先に 私の手を引いてくれる
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14:11 - 14:15笑顔の彼女がいたからです
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14:18 - 14:22「すみません」と言い続けた人生から
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14:23 - 14:29「ありがとう」と伝え続ける人生に
変わりました -
14:32 - 14:39彼女が彼女なりに考えたその答えに
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14:40 - 14:43私は救われました
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14:47 - 14:49「車いすだから押してあげよう」
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14:50 - 14:52「手伝ってあげよう」ではない
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14:54 - 14:58目の前の人と どのように向き合うか
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14:59 - 15:01どのように共に歩むか
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15:03 - 15:07今はそれを「ユニバーサルマナー」と名付け
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15:07 - 15:10私が伝え続けています
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15:11 - 15:16これから皆さんも 学校や職場 街中で
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15:17 - 15:20多様な方と向き合うことになるでしょう
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15:21 - 15:25どんな建物が快適なのか?
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15:26 - 15:30どんな製品が使いやすいのか?
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15:31 - 15:33どんな手助けが喜ばれるのか?
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15:35 - 15:37正解はありません
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15:38 - 15:41皆さんの考えるそれぞれの答えが
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15:42 - 15:46誰かの救いに繋がるはずです
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15:48 - 15:53ハードもハートも世界に誇れる日本を
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15:54 - 15:59誰もがバリアをバリューとできる未来を
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16:00 - 16:05皆さんと共に実現できたらと願っています
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16:09 - 16:12(拍手)
- Title:
- バリアバリュー: 障害を価値に変える | 垣内俊哉 | TEDxKyoto
- Description:
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「自分の足で歩きたい」、垣内俊哉は今でもそう思っています。しかし、障害が
あったからこそ、気づけたことがありました。彼は、歩けないという障害
(バリア)を価値(バリュー)に変え、新たな市場の開拓に挑戦しています。
このビデオは、TEDカンファレンスの形式で地元コミュニティが独自に運営するTEDxイベントにおいて収録されたものです。詳しくは http://ted.com/tedx をご覧ください。 - Video Language:
- Japanese
- Team:
- closed TED
- Project:
- TEDxTalks
- Duration:
- 16:25
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Kayoko Shiomi declined Japanese subtitles for バリアバリュー: 障害を価値に変える | 垣内俊哉 | TEDxKyoto |
Kayoko Shiomi
English Title: Barrier Value: Transforming barriers into value
English Description:
Toshiya Kakiuchi still dreams about walking on his own feet. However, his inability to walk or "barrier" made him realize the "value" in trying to find explore new market opportunities.