データを見せて:自分自身の専門家になる | タリシア・ウィリアムズ | TEDxClaremontColleges
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0:05 - 0:09子供の頃 データや数値から
得られる情報が大好きでした -
0:09 - 0:11子供の頃 データや数値から
得られる情報が大好きでした -
0:11 - 0:14子供の頃 データや数値から
得られる情報が大好きでした -
0:14 - 0:16なので両親が数字を使って
嘘を言うのが嫌でした -
0:16 - 0:22なので両親が数字を使って
嘘を言うのが嫌でした -
0:22 - 0:26”タリシア 何回言えばわかるんだ
もう1000回目だぞ” -
0:26 - 0:30違うわパパ まだ17回目よ
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0:30 - 0:342回は私のせいじゃないし(笑)
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0:34 - 0:36これが統計学の道に進む
きっかけの一つになりました -
0:36 - 0:38人が数字を使って隠すものは
何なのか知りたかったのです -
0:38 - 0:41人が数字を使って隠すものは
何なのか知りたかったのです -
0:41 - 0:42統計学者として―
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0:42 - 0:45自分が判断できるように
私にはデータを示してほしい -
0:45 - 0:49自分が判断できるように
私にはデータを示してほしい -
0:49 - 0:52主人のドナルドとの間に
3人目の子供を授かり -
0:52 - 0:55主人のドナルドとの間に
3人目の子供を授かり -
0:55 - 0:58妊娠41週半
予定日を過ぎていました -
0:58 - 1:00統計学的に言えば―
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1:00 - 1:0395%の信頼区間内にある
と言えます(笑) -
1:03 - 1:0595%の信頼区間内にある
と言えます(笑) -
1:05 - 1:07この段階になると―
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1:07 - 1:09数日おきに 胎児のストレステストを
受ける必要があります -
1:09 - 1:11数日おきに 胎児のストレステストを
受ける必要があります -
1:11 - 1:13これはあらかじめ決められた検査で―
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1:13 - 1:17胎児が過度のストレスを
感じていないかを調べる検査です -
1:17 - 1:20受け持ちの医者に診察してもらうわけではなく
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1:20 - 1:23たまたま勤務時間で病院にいる医者の
診察を受けます -
1:23 - 1:26ストレステストを始めて20分後
医者が来てこう言います -
1:26 - 1:30ストレステストを始めて20分後
医者が来てこう言います -
1:30 - 1:35”胎児はストレスにさらされています
誘発分娩が必要です” -
1:35 - 1:41さあ 統計学者として
私は何と答えたでしょう? -
1:41 - 1:43”データを見せください!”
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1:43 - 1:46そこで医者が言うには
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1:46 - 1:49胎児の心拍数は18分まで正常範囲だったが
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1:49 - 1:50その後下降して
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1:50 - 1:54最後の2分間はほとんど
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1:54 - 1:57母体の心拍数みたいな値だと
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1:57 - 2:00”これ実際に私の心拍数なのでは?
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2:00 - 2:01私 少し動いてしまったので―
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2:01 - 2:04ほら測定中じっと寝ていなきゃいけないけど
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2:04 - 2:06妊娠41週目だと20分間でもきついんですよ
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2:06 - 2:08赤ちゃんが動き回っていたのかも”
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2:08 - 2:12でも医者は
”危険は冒したくない” -
2:12 - 2:14そこで私は言ったんです
-
2:14 - 2:16”もし私が妊娠36週で
同じデータが出たとしたら― -
2:16 - 2:19”もし私が妊娠36週で
同じデータが出たとしたら― -
2:19 - 2:22誘発分娩を勧めますか?”
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2:22 - 2:26”いや 38週までは待つだろうね
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2:26 - 2:28でもあなたはもうすぐ42週だ―
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2:28 - 2:30胎児をお腹にとどめる理由はない
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2:30 - 2:33病室の準備をしましょう”
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2:36 - 2:42”じゃあもう一度測定してみるのはどうですか?
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2:42 - 2:44より多くのデータが取れるし―
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2:44 - 2:4720分間頑張ってじっとしていますので
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2:47 - 2:50二回の平均を取って
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2:50 - 2:53原因を調べられる”(笑)
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2:53 - 2:57それでも医者は
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2:57 - 3:03”奥さん 私はただ
流産してほしくないだけだ” -
3:03 - 3:06それは私たち夫婦も同感です
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3:06 - 3:07そこで さらに医者は
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3:07 - 3:12”予定日を過ぎた場合
流産する確率は倍になります -
3:12 - 3:16病室を取りましょう”
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3:16 - 3:22こう言われたら
統計学者としての私は何と言うでしょう -
3:22 - 3:24”そのデータ見せてください!”
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3:24 - 3:25確率の話をするっていうなら
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3:25 - 3:27私は毎日毎日確率の研究ばっかしているんだから
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3:27 - 3:29徹底的に議論してやろうじゃない(笑)
-
3:29 - 3:31徹底的に議論してやろうじゃない(笑)
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3:31 - 3:33"わかりました 流産率が倍になるって
30%から60%に上がるってことですか? -
3:33 - 3:36"わかりました 流産率が倍になるって
30%から60%に上がるってことですか? -
3:36 - 3:38どのくらいの数値なんですか?”
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3:38 - 3:41”そこまでじゃないけど
確率は倍になるんだよ― -
3:41 - 3:46我々はただ赤ちゃんのために
最善を尽くしたいだけだ” -
3:46 - 3:49私はひるまず 別の角度から攻めます
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3:49 - 3:54”臨月の女性1000人のうち―
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3:54 - 3:57何人が予定日の直前に
流産しますか?” -
3:57 - 3:59何人が予定日の直前に
流産しますか?” -
3:59 - 4:02医者は顔を上げて私たちを見て
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4:02 - 4:07だいたい1000人に1人だと言う
-
4:07 - 4:09”では臨月の女性1000人のうち―
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4:09 - 4:14何人が予定日の直後に
流産しますか?” -
4:14 - 4:17”2人ぐらいですね”(笑)
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4:17 - 4:20”つまり私が流産する確率は
0.1から0.2%に上がるということですね” -
4:20 - 4:23”つまり私が流産する確率は
0.1から0.2%に上がるということですね” -
4:23 - 4:28”つまり私が流産する確率は
0.1から0.2%に上がるということですね” -
4:28 - 4:30このデータでは 現時点では
誘発分娩が必要だとは納得できない -
4:30 - 4:32このデータでは 現時点では
誘発分娩が必要だとは納得できない -
4:32 - 4:34そこで次に 誘発分娩によって
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4:34 - 4:38帝王切開の必要性が高まるかどうか
話し合いました -
4:38 - 4:41できる限りそれは避けたいので
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4:41 - 4:43とどめに私は言いました
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4:43 - 4:46”本当言うと
私の予定日は正確だとは思えません” -
4:46 - 4:47(笑)
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4:47 - 4:50これには医者もびっくりして
困った様子でした -
4:50 - 4:51これには医者もびっくりして
困った様子でした -
4:51 - 4:53私は
”ご存知じゃないかもしれないけど -
4:53 - 4:55通常 出産予定日は
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4:55 - 4:59標準的な28日月経周期を前提に
計算されるんです -
4:59 - 5:00私の周期はある時は27日
長い時には38日もあるんですよ -
5:00 - 5:03私の周期はある時は27日
長い時には38日もあるんですよ -
5:03 - 5:06証拠のデータも集めています"
-
5:06 - 5:09(笑)
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5:09 - 5:15結局 誘発分娩はやめて
その日は帰りましたが -
5:15 - 5:21権利放棄の書類に
サインしなければなりませんでした -
5:21 - 5:25何も医者の言うことを聞くなと
言っているわけではありません -
5:25 - 5:281人目の子供は
妊娠38週で誘発分娩でしたから -
5:28 - 5:30頸管粘液が少なかったので
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5:30 - 5:33医療介入反対派ではないんですから
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5:33 - 5:37ではどうしてその日私たちは
確信を持ってノーと言えたのでしょうか? -
5:37 - 5:40違う結果を示すデータを
持っていたからです -
5:40 - 5:44私と夫が6年間ずっと集めていた
私の体温変動の記録が -
5:44 - 5:47医者の判断とは異なる根拠を示したわけです
-
5:47 - 5:49医者の判断とは異なる根拠を示したわけです
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5:49 - 5:56事実 受精した日までほぼ正確に
遡って推測できます -
5:56 - 5:58これ お子さんの結婚式の
スピーチにも役立ちますよ(笑) -
5:58 - 6:01これ お子さんの結婚式の
スピーチにも役立ちますよ(笑) -
6:01 - 6:04"ええ 昨日のことのように覚えているわ
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6:04 - 6:07あの日あなたのお父さんと見つめあったとき
-
6:07 - 6:11私は37℃の高温期だったのよ・・・
なんてね"(笑) -
6:11 - 6:1822年後 こんな話をしてるかもしれません
-冗談はさておき -
6:18 - 6:21あの日自信を持って病院を出られたのは
データを集めていたからです -
6:21 - 6:23では このデータは何に見えますか?
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6:23 - 6:26これは月経周期中の女性の―
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6:26 - 6:29起床時の体温を記録した標準的なチャートです
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6:29 - 6:30起床時の体温を記録した標準的なチャートです
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6:30 - 6:32月経周期の初めから
次の周期の初めまで -
6:32 - 6:34月経周期の初めから
次の周期の初めまで -
6:34 - 6:36体温はランダムではないことが分かりますね
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6:36 - 6:38明らかにパターンがあります
周期の初めは低かった体温が― -
6:38 - 6:40明らかにパターンがあります
周期の初めは低かった体温が― -
6:40 - 6:43ここでジャンプして
周期の終わりには高温になりますね -
6:43 - 6:45ここでジャンプして
周期の終わりには高温になりますね -
6:45 - 6:47ここでは何が起こっているのでしょうか?
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6:47 - 6:49このデータは何を教えてくれますか?
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6:49 - 6:52周期の初めには
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6:52 - 6:55エストロゲンというホルモンが優勢です
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6:55 - 6:59エストロゲンは体温を下げる効果があります
-
6:59 - 7:02排卵すると 卵子が放たれ
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7:02 - 7:07プロゲステロンが増加し
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7:07 - 7:11受精卵の受け入れに備え
体温が上昇します -
7:11 - 7:15受精卵の受け入れに備え
体温が上昇します -
7:15 - 7:18なぜ体温が上がるかというと―
-
7:18 - 7:21なぜ鳥が卵の上に座るのか
考えてみてください -
7:21 - 7:24なぜ鳥が卵の上に座るのか
考えてみてください -
7:24 - 7:26卵を温めるためです
-
7:26 - 7:27卵を温めるためです
-
7:27 - 7:30女性の体でもそれが
毎月毎月起きているのです -
7:30 - 7:32女性の体でもそれが
毎月毎月起きているのです -
7:32 - 7:34新しい命を温めるため
体温が上がるということです -
7:34 - 7:38もし妊娠していなければ―
-
7:38 - 7:42エストロゲンが再び増え
周期がまた最初から始まります -
7:42 - 7:44でも もし妊娠していれば
-
7:44 - 7:47時にはそこからさらに体温が上がり
-
7:47 - 7:509か月の間高温のままです
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7:50 - 7:54だから妊婦は汗かきで熱がりなんです
(笑) -
7:54 - 7:57それだけ体温が高いのです
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7:57 - 8:01これは3、4年前に作った図です
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8:01 - 8:03この図には本当にわくわくしました
-
8:03 - 8:06体温の低い状態から
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8:06 - 8:095日間ほど体温が上がります
-
8:09 - 8:115日というのは受精卵が卵管を通り
着床するのにかかる期間です -
8:11 - 8:145日というのは受精卵が卵管を通り
着床するのにかかる期間です -
8:14 - 8:17そしてその体温から更に少し上昇します
-
8:17 - 8:212度目の体温変化のとき―
-
8:21 - 8:25妊娠検査で第一子を授かったことが
確認できました すごく嬉しかったです -
8:25 - 8:28妊娠検査で第一子を授かったことが
確認できました すごく嬉しかったです -
8:28 - 8:30しかし 数日後
-
8:30 - 8:34少量の出血があり
さらに大量の出血したため -
8:34 - 8:40初期流産だとわかりました
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8:40 - 8:43もし体温を取っていなければ―
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8:43 - 8:47今月は生理が遅れたのね くらいにしか
思っていなかったでしょう -
8:47 - 8:49しかしデータをとっていたので
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8:49 - 8:52流産だった ということがわかったのです
-
8:52 - 8:54このデータは 人生のイベントとしては
不幸な出来事を示すものでしたが -
8:54 - 8:55このデータは 人生のイベントとしては
不幸な出来事を示すものでしたが -
8:55 - 8:58医者に見せられる情報でもあります
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8:58 - 9:00妊娠に関して問題があった場合に
使えるデータがあるわけです -
9:00 - 9:02妊娠に関して問題があった場合に
使えるデータがあるわけです -
9:02 - 9:04見てください 妊娠して体温が上がりました
でもどういうわけか流産してしまいました -
9:04 - 9:06見てください 妊娠して体温が上がりました
でもどういうわけか流産してしまいました -
9:06 - 9:09この問題を防ぐには
どうすればいいのか聞くことができます -
9:09 - 9:12そしてこれは ただ
体温や妊娠/出産だけの問題ではなく -
9:12 - 9:15そしてこれは ただ
体温や妊娠/出産だけの問題ではなく -
9:15 - 9:19データを見ると 体について
たくさんのことがわかります -
9:19 - 9:22例えば体温を測ることで
甲状腺の状態がわかります -
9:22 - 9:26例えば体温を測ることで
甲状腺の状態がわかります -
9:26 - 9:29甲状腺は温度調節器のように働くのです
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9:29 - 9:32最適な家の温度に調節するには
-
9:32 - 9:34温度調節器をセットします
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9:34 - 9:36家が寒くなりすぎたら作動して
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9:36 - 9:39”暖房を入れて暖めなきゃ”となるし
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9:39 - 9:42暑くなりすぎたら
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9:42 - 9:45”エアコンを入れて冷やそう”
と動くわけです -
9:45 - 9:48これが体内での甲状腺の機能です
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9:48 - 9:51甲状腺は最適な体温を維持しようとします
-
9:51 - 9:52甲状腺は最適な体温を維持しようとします
-
9:52 - 9:55気温が低いと甲状腺は
”体を温めるぞ”と頑張るし -
9:55 - 9:58気温が高くなると冷やしてくれます
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9:58 - 10:02この甲状腺がうまく機能しないと
どうなるでしょうか? -
10:02 - 10:04機能しない場合
影響は体温に現れます -
10:04 - 10:06機能しない場合
影響は体温に現れます -
10:06 - 10:08正常よりも低いか
非常に不安定になります -
10:08 - 10:10だからデータを集めることによって
甲状腺に関する情報がわかります -
10:10 - 10:12だからデータを集めることによって
甲状腺に関する情報がわかります -
10:12 - 10:16甲状腺に問題があって
病院に行けば― -
10:16 - 10:18血中の甲状腺刺激ホルモン量が
調べられます -
10:18 - 10:23血中の甲状腺刺激ホルモン量が
調べられます -
10:23 - 10:26しかしこの検査の問題点は―
-
10:26 - 10:28体内のホルモンの活性度が
わからないことです -
10:28 - 10:30十分なホルモン量があっても
-
10:30 - 10:32実際に体温調整の
役に立ってないかもしれません -
10:32 - 10:33実際に体温調整の
役に立ってないかもしれません -
10:33 - 10:36つまり体温を毎日記録するだけで
甲状腺の状態に関する情報が得られます -
10:36 - 10:38つまり体温を毎日記録するだけで
甲状腺の状態に関する情報が得られます -
10:38 - 10:40毎日体温を測るのが嫌なときは
どうすればいいのでしょうか? -
10:40 - 10:43私個人としては測ってくださいとお薦めしますが
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10:43 - 10:45嫌なら他にも取れるデータはたくさんあります
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10:45 - 10:48血圧 体重
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10:48 - 10:49誰も毎日体重を測りたくないとは思いますが
(笑) -
10:49 - 10:52誰も毎日体重を測りたくないとは思いますが
(笑) -
10:52 - 10:56新婚の頃
夫は鼻づまりがひどくて -
10:56 - 11:00かなりの数の薬をのんでいましたが
なかなか治りませんでした -
11:00 - 11:04かなりの数の薬をのんでいましたが
なかなか治りませんでした -
11:04 - 11:08ある日 夜中に夫に起こされました
-
11:08 - 11:12"ハニー 鼻から息ができないんだ"
-
11:12 - 11:17私は夫のほうに寝返って
"口からは息できるの?"と聞きました -
11:17 - 11:18(笑)
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11:18 - 11:25"できるけど
でも鼻からは息ができないんだよ!" -
11:25 - 11:28そこで 私は良き妻ですので
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11:28 - 11:31深夜2時に夫をERへ急いで連れていきました
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11:31 - 11:33深夜2時に夫をERへ急いで連れていきました
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11:33 - 11:35運転している間ずっと思っていました
-
11:35 - 11:38私を残して死なないで!
(笑) -
11:38 - 11:41結婚したばかりで死んだら
-
11:41 - 11:45私が殺したと思われるじゃない
(笑) -
11:45 - 11:49ERに着いて看護師が来ます
-
11:49 - 11:52鼻から息ができないということで
私達は奥に連れていかれ -
11:52 - 11:54鼻から息ができないということで
私達は奥に連れていかれ -
11:54 - 11:56医者は”どうされました?”
夫は”鼻から息ができないんです” -
11:56 - 11:58医者は”どうされました?”
夫は”鼻から息ができないんです” -
11:58 - 12:00”鼻から息ができない?"
"はい" -
12:00 - 12:05"でも口から息ができるじゃないですか”
(笑) -
12:05 - 12:08医者は一歩下がって私達を見ました
-
12:08 - 12:11”問題がわかりました
心臓発作の危険性がありますね -
12:11 - 12:13”問題がわかりました
心臓発作の危険性がありますね -
12:13 - 12:15ただちに心電図とCATスキャンを行います”
-
12:15 - 12:19ただちに心電図とCATスキャンを行います”
-
12:19 - 12:22そう言われた私たちは
-
12:22 - 12:24いやいや 心臓発作じゃない
口でなら息ができているし -
12:24 - 12:28いやいや 心臓発作じゃない
口でなら息ができているし -
12:28 - 12:31この医者と堂々巡りになりました
-
12:31 - 12:34私は診断が間違っていると思ったからです
-
12:34 - 12:37医者が”大丈夫ですから落ち着いてください”
-
12:37 - 12:39落ち着けるわけないじゃない でも
心臓発作ではないと思っていました -
12:39 - 12:42落ち着けるわけないじゃない でも
心臓発作ではないと思っていました -
12:42 - 12:45幸いにも この医者はシフトの終わりで
-
12:45 - 12:47交代で新しい医者がやってきました
-
12:47 - 12:50私たちは取り乱していて
夫は息ができない状態です・・・ -
12:50 - 12:53・・・鼻から ですが (笑)
-
12:53 - 12:56医者は質問を始めました
-
12:56 - 13:00”お二人は運動されますか?”
-
13:00 - 13:06"自転車に乗ったり
ジムに行ったりしています -
13:06 - 13:09たまにだけど”
(笑) -
13:09 - 13:12体は動かしています と答えました
-
13:12 - 13:15すると医者は
”ここに来る直前何をしていましたか?” -
13:15 - 13:18寝てたに決まってるじゃないか
と思いましたが -
13:18 - 13:21”ご主人は直前に何をしていました?”
-
13:21 - 13:23飲んでいた数々の薬を説明をしました
-
13:23 - 13:27”鼻づまりの薬を飲んで
鼻腔用スプレーを使いました” -
13:27 - 13:29すると医者が突然ひらめいたように
-
13:29 - 13:33”ああ!鼻づまりの薬と鼻腔用スプレーを
一緒に使ってはダメですよ -
13:33 - 13:36逆に詰まってしまいます
代わりにこれを使ってください” -
13:36 - 13:38と別の薬を処方してくれました
-
13:38 - 13:40私達は顔を見合わせて
それから医者の顔を見ました -
13:40 - 13:42”なぜあなたは正確に夫を診断できたのに―
-
13:42 - 13:45”なぜあなたは正確に夫を診断できたのに―
-
13:45 - 13:47前のお医者さんは
心電図やCATスキャンを勧めたんですか?” -
13:47 - 13:49前のお医者さんは
心電図やCATスキャンを勧めたんですか?” -
13:49 - 13:51すると医者は私たちに
-
13:51 - 13:56”160 kgの男性がERに来て
息ができないとなれば― -
13:56 - 13:58心臓発作を疑いますよ
まずは行動に出たのです” -
13:58 - 14:00心臓発作を疑いますよ
まずは行動に出たのです” -
14:01 - 14:07ERの医者は迅速に判断するように
訓練されています -
14:07 - 14:09しかしいつも正確というわけではありません
-
14:09 - 14:12もし私たちが心臓に関するデータを持っていて
-
14:12 - 14:14それを共有できていたなら
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14:14 - 14:17一人目の医者も誤診しなかった
かもしれません -
14:17 - 14:20この図を見てみてください
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14:20 - 14:212010年10月から2012年7月までの
最高血圧の測定値です -
14:21 - 14:252010年10月から2012年7月までの
最高血圧の測定値です -
14:25 - 14:28測定値を見ると 最初は
-
14:28 - 14:32高血圧症前症または高血圧の領域ですが
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14:32 - 14:34この1年半で
-
14:34 - 14:37正常値の域に入っています
-
14:37 - 14:41これは健康な16歳の心拍数です
-
14:41 - 14:45このデータが示すものは何でしょうか?
-
14:45 - 14:48明らかに これは
-
14:48 - 14:51急激な変化を経験した患者のデータです
-
14:51 - 14:56運のいいことに
その人は今ここに来てくれています -
14:56 - 15:00私がERに連れて行った160 kgの男性が
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15:00 - 15:04今はさらにセクシーで健康的になりました
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15:04 - 15:10体重も100 kg程度になり
血圧もこの通り -
15:10 - 15:12夫はこの1年半で食生活を変え
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15:12 - 15:15夫はこの1年半で食生活を変え
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15:15 - 15:17運動方法も変えました
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15:17 - 15:20これによって心拍数が改善し
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15:20 - 15:21それに伴い血圧も改善しました
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15:21 - 15:24それに伴い血圧も改善しました
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15:24 - 15:26最後に 今日みなさんにここから
持ち帰っていただきたいことがあります -
15:26 - 15:29最後に 今日みなさんにここから
持ち帰っていただきたいことがあります -
15:29 - 15:34私たちのように 自分のデータに責任をもって
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15:34 - 15:38毎日の測定をするだけで―
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15:38 - 15:40自分の体について専門家になれます
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15:40 - 15:42自分で決断できるようになれるのです
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15:42 - 15:45難しい事ではありません
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15:45 - 15:47自分の体の専門家になるために
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15:47 - 15:49統計学の博士号を取る必要はありません
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15:49 - 15:50医学の学位も必要ありません
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15:50 - 15:51医学の学位も必要ありません
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15:51 - 15:55医者は 人体に関する専門家ですが
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15:55 - 15:58あなたはあなた自身の専門家です
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15:58 - 16:00この2人の専門家が協力したら
どうなるでしょうか -
16:00 - 16:02この2人の専門家が協力したら
どうなるでしょうか -
16:02 - 16:04医者だけに任せるよりも
より良い判断が選べるのではないでしょうか -
16:04 - 16:07医者だけに任せるよりも
より良い判断が選べるのではないでしょうか -
16:07 - 16:10では これでもう
情報の力を理解していただけましたね -
16:10 - 16:13ご自身のデータを集めることもできますね
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16:13 - 16:16みなさん 立ち上がって右手を挙げてください
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16:16 - 16:19(笑)
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16:19 - 16:24さあ 立ってください
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16:24 - 16:31今日をもって
あなた自身のデータに責任を持ってください -
16:31 - 16:35これをもって あなた方一人ひとりに
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16:35 - 16:39時間依存データ集積・解析専攻
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16:39 - 16:43関連する権利や特権も含めた
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16:43 - 16:48TED初等統計学準学士号を授与します
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16:48 - 16:51次に診察に行ったときは
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16:51 - 16:55新人統計学者として
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16:55 - 16:57何と言うのが正解ですか?
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16:57 - 16:59観客:データを見せて!
タリシア・ウィリアムズ:聞こえない! -
16:59 - 17:00観客:データを見せて!
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17:00 - 17:01タリシア・ウィリアムズ:もう一回!
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17:01 - 17:03観客:データを見せて!
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17:03 - 17:04タリシア・ウィリアムズ:データを見せて
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17:04 - 17:06ありがとうございました
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17:06 - 17:07(拍手)
- Title:
- データを見せて:自分自身の専門家になる | タリシア・ウィリアムズ | TEDxClaremontColleges
- Description:
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タリシア・ウィリアムズ博士のお話では、個人の健康状態が詳しくわかる自分自身のデータの集め方をご紹介します。
- Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TEDxTalks
- Duration:
- 17:10
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