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子供の貧困撲滅のために闘い続けた生涯を振り返る

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    パット・ミッチェル:「伝説」と
    呼ばれるのは嫌なんですよね
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    マリアン・ライト・エデルマン:
    そう 嫌です
  • 0:05 - 0:06
    (笑)
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    パット:何でなの マリアン?
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    あなたはちょっとした伝説だと
    言えますよ
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    この運動を長く続けていて
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    創立者として 代表として
    今でも活動していますよね
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    マリアン:それは私たち家族が
    人々に仕えるよう父と母に育てられたからです
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    私達は支援型のリーダーです
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    それは外からの評価や名称への
    こだわりではなくて
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    私は世の中で一番ラッキーな
    人間だと思っているの
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    大規模な必要性と大規模な不正義とが
    交差する時期に生まれて
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    それを変える
    本格的な機会に巡り会えたから
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    だから私はこの運動に従事して
    変化を生み出せることに
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    本当に感謝しているの
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    パット:素晴らしい表現ね
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    (拍手)
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    あなたはアメリカ南部で育ちましたが
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    多くの子供と同様に
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    今のあなたの人間性のほとんどが
    ご両親によって形成されたものです
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    教えてください— 運動を作り上げる
    ことについて 何を教わりましたか?
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    マリアン:私は本当に素晴らしい
    両親に恵まれました
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    母は私が知る中でも最高の
    まとめ役でした
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    その当時から 自分の稼ぎがあるべきだと
    常に主張していました
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    母は酪農業を始めることで
    少額でも自分の収入がありました
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    このような母の自立心は
    確かに私も受け継いでいます
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    父は牧師でしたが
    二人は真の意味でのパートナーでした
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    子供たちの一番上は姉で
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    私が末っ子でした
    私と姉の間に3人の男兄弟がいましたが
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    私は自分も兄達に引けを取らず
    かしこいと常に思っていました
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    その頃からおてんばでしたし
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    兄たちと同じように
    常に高い志を持っていました
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    でも特に重要だったのが
    私達はすごく恵まれていたこと
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    私達は南カロライナ州の
    人種隔離された
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    小さな町で育ちましたので
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    人種差別が不当だとは
    知っていました
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    それでも私は4歳の時からずっと
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    枠をはめられるようなことは
    受け入れないつもりでした
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    父と母の考えでは
    それは社会に問題があり
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    私達のせいではなく
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    子供たちは社会を変える
    大人になれるのだと
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    そこで 私は早くから そうし始めました
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    何よりも両親は最高の手本でした
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    両親が言ったのが
    やるべきことがあれば
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    何故誰もやらないのかと聞かずに
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    自分に何ができるか考えろ です
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    私達の育った町には
    老人ホームがありませんでした
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    さて レディック牧師は
    町中を徘徊するようになりました
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    50年経った今ならアルツハイマー病と
    診断されたことでしょう
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    牧師さんを受け入れる場所が必要だと
    判断した父と母は
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    老人ホームを開きました
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    子供達は料理や掃除と給仕を
    することになりました
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    当時は嫌だったことですが
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    その役割を通して学んだことが
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    自分ではできない人の世話をするのが
    私達の義務だと言うことです
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    私には12人の里子の兄弟がいました
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    母は里子を常時受け入れていました—
    私達が家を出る前も 家を出てからも
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    これも同じく
    必要を感じたらそれに応えるという精神です
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    父は良く言っていました—
    神は完全雇用経済を取り仕切っていると
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    (笑)
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    ですから人々が必要とすることを追求すれば
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    やるべきことも 人生の真の目的も
    絶えることはありません
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    現在「児童保護基金」が携わる全ての問題は
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    私が幼少期に個人的に体験したことが
    発端となっています
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    私の3軒先に住んでいた
    リトル・ジョニー・ハリントンは
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    釘を踏んでしまいました—
    おばあさんと住んでいましたが
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    破傷風にかかり 病院に行っても
    注射を受けられず 亡くなりました
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    11歳でした
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    この記憶は頭に残ってます
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    前の大通りで起きた事故ですが
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    当事者は白人のトラック運転手2人と
    移住労働者の家族でした
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    移住者は黒人でした
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    私たちは助けようと
    外に飛び出しました
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    教会の前で起きた事故で
    救急車が到着しましたが
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    白人のトラック運転手には
    怪我が無いと分かると
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    黒人の移住労働者らは
    怪我をしているのを知りながら
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    車を引き返し
    彼らを見捨てました
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    このことも忘れられません
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    予防接種の実施は「児童保護基金」で
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    私が 最初に手掛けたことですが
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    予防可能な病気の予防接種を
    全ての子が確実に受けられるようにしました
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    不公平な学校制度—
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    (拍手)
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    人種隔離され 不公平で
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    まるで白人の
    「おさがり」のような学校
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    でも私の家には いつも本がありました
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    父は 大の読書家で
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    毎晩一緒に本を読ませるので
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    15分も20分も座らせられました
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    ある晩 私がゴシップ誌を
    「ライフ・マガジン」に隠すと
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    父はその記事を声を上げて
    読むようにと言いました
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    それ以来 私はゴシップ誌を読みませんでした
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    (笑)
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    二人は熱心な読書家でした
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    2足目の靴を買えなくても
    本は買ってもらいましたが
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    とても重要なことでした
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    黒人の学校では
    おさがりの本だけでなく
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    全ての物がおさがりでしたが
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    とても必要なものでした
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    父は 読書は外の世界への窓だから
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    おさがりでも素晴らしい贈り物なのだと
    教えてくれました
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    このことで再認識した教訓は
    神は完全雇用経済を取り仕切っていて
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    人々が必要とすることを追求すれば
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    人生の目的が尽きることは無いこと
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    私にとっては正にそうでした
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    私たちの町は
    人種ではっきり隔離された小さな町で
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    私は4、5歳の頃から反逆児でした
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    私がデパートに行くと
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    水飲み場には「白人」「黒人」と
    書かれています
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    それを知らなかった私は
    特に気にもしませんでした
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    日曜学校の先生が私と一緒でした
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    私が間違った水飲み場で
    水を飲むと
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    先生は私をとっさに引き離し
    何が起きたか分からない私に
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    白人用と黒人用の水について
    説明しました
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    事情を知らなかった私は
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    帰宅すると
    両親に自分の傷ついた気持ちを打ち明け
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    その出来事のことを話しました
    「私のどこがおかしいの?」と
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    両親は「あなたはちっとも
    悪くありません
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    社会の仕組みが悪いのよ」と言いました
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    それ以来 私は行く所 あちこちで
    水のサインを
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    こっそり入れ替えました
  • 5:27 - 5:28
    (笑)
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    すごくいい気持ちだったわ
  • 5:30 - 5:32
    (拍手)
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    パット:これで間違いないことは
    この伝説の人はちょっとした反逆者で
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    そうとう年季が入っているようです
  • 5:41 - 5:45
    あなたは弁護士として
    公民権運動を始め
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    キング博士と最初の
    「貧者の行進」に携わりました
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    それから45年前に
  • 5:52 - 5:56
    児童保護を目的とした運動を
    発起する決断をしました
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    特に児童保護のこの分野を選んだ
    いきさつは何だったのでしょうか?
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    マリアン:それは私がミシシッピー州や
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    南部全域で見た沢山のことが
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    子供に関連していたからです
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    この国でお腹の膨れた子供をみました
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    飢餓に近い状態で
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    お腹を空かしていて
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    着るものもなくて
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    飢えに苦しむ子供がいるのを
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    誰も信じようとせず
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    理解を広めるのに時間がかかりました
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    誰も聞く耳をもとうとしませんでした
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    ミシシッピーを訪れるあらゆる国会議員に
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    「その目で見て」と言っても
    ほとんどが何もしようとしませんでした
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    でも私は過酷な貧困を見ました
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    ミシシッピー州の有権者登録の際には
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    州外から白人の若者が 黒人の
    選挙登録を援助しに来た一方で
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    州当局は黒人が州から出て行くよう
    飢えで追い出そうと企んだのです
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    そこで無償の食料援助を
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    2ドルかかる
    食料配給券に変えたのです
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    人々は無収入でしたが
    アメリカに無収入の人がいることは
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    この国の誰もが信じたくないことでした
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    私はそんな貧しい人を
    何百 何千と知っていました
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    栄養失調も大きな問題になってきました
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    そんなある日
    キング博士が訪ねて来ました
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    ミシシッピー州から却下された
    教育プログラム「ヘッド・スタート」を
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    復活させるための
    いくつかの運動の応援に来たのです
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    キング博士は
    低所得者のコミュニティーが
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    助成無しで運営していた
    センターに入ってきて
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    先生が1つのリンゴを8から10人の生徒で
    分けらるよう切っている様子を見て
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    涙が抑えられず
    外に逃げ出しました
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    信じられなかったのです
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    ロバート・ケネディが視察に来ることが
    決まって やっと動きがありました
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    非難されていた
    ヘッド・スタートプログラムの証言で
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    私が行き
    そこで伝えたからです
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    「 自分の目で見に来てください
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    そして視察に来るときには
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    お腹を空かせた人と
    飢えた子供達を見てください」と
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    すると本当に 報道陣を連れて来ました
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    それが運動に拍車をかけたのです
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    でも 州政府は貧しい人を北部へ
    追い出すことを望んでいました
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    そうすることで有権者ではなくなるからです
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    マイク・イスパイは誇りです
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    昨夜の上院議員選挙では敗れましたが
    いつか必ず当選するはずです
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    (拍手)
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    こんな過酷な貧困を
    あなたは見たことはないでしょう
  • 7:57 - 8:00
    他州の白人の若者が
    1964年の「サマープロジェクト」で
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    有権者の選挙登録の手伝いに来ましたが
    混乱の中で3人の若者が亡くなりました
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    ところが彼らが去ると
    報道機関も去り
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    まだ必要なことは山ほど残り
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    貧しい人を追い出そうとする人たちがいました
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    そこでご存知の
    「ヘッド・スタート」が登場しました
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    州は援助を却下していたので
    援助申請をしました
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    今は医療扶助事業「メディケイド」を
    認めない州で同じことが起きています
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    私たちが国内最大の「ヘッド・スタート」
    を実施すると
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    彼らの生活は変化しました
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    その子供達に似た子供の写真が
    本に載っていたのが問題とされて
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    私達は各所から非難を受けました
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    でも結論としては
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    いろんな意味でミシシッピー州が
    「児童保護基金」を誕生させたと言えるのです
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    そしてもう一つ 私が気づいたのが
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    児童保護や予防的な投資を行って
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    高額なケアや
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    惨事やネグレクトを避けることが
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    より優れた戦略だということです
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    そのような経緯があって
    「児童保護基金」が
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    「貧者の行進」の取り組みの中から
    誕生しました
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    ところが無所属の黒人や有色人候補を
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    どういう名称で呼ぼうと
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    支持者の数が減ることは明らかでした
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    2ヶ月の赤ん坊や2歳の幼児に
    腹を立てる人なんていると思いますか?
  • 9:06 - 9:08
    実は多くの人がそうなのです
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    私たちが見てきた限り
    子供に食事を与えることさえ望みません
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    それでも正しい判断だったと思っています
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    「貧者の行進」の政策調整役として
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    2年間
    2度にわたる機会がありましたが
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    失敗ではありませんでした
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    何故なら
    変化のための種が蒔かれたら
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    後に続く単調な仕事をきちんとする人が
    必要なのです
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    私は単調な労働が得意ですし
    粘り強い人間です
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    結果として 私が言いたいのは
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    現在 食料配給券に頼る人達は
    その発端となった
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    「復活の町」の泥にまみれるように暮した
    貧しい人達に感謝すべきなのです
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    大量の後始末と細かい作業とー
    諦めて退かないことの積み重ねです
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    パット:あなたは45年この活動を
    続けていて
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    素晴らしい結果の達成も見届けています
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    一番誇りに思う「児童保護基金」の
    成果は何でしょうか?
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    マリアン:児童問題は今では
    主要な課題となったと思っています
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    沢山の新しい法律も成立しています
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    何百万人の子供が食料の提供を受けています
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    何百万人の子供が
    「ヘッド・スタート」の援助で
  • 10:08 - 10:10
    幸先の良いヘッドスタートを
    切っています
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    実際に一歩先へ進んでいますし
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    「児童健康保健制度(CHIP)」や
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    「メディケイド」拡張の恩恵を受けています
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    私たちは何十年も 児童福祉制度の改革を
    訴え続けてきました
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    今年になってやっと大きな躍進を
    果たしましたが その教訓は
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    誰かが行動準備できていれば
    すぐに提案できるようにして下さい
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    5年10年20年かかる時がありますが
    すぐに取り掛かれるように です
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    私は子供達を里親制度や養護施設に
    送り込むのではなく
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    予防措置を使い 家族の元で
    暮らせるよう努めてきました
  • 10:37 - 10:38
    その法律は制定されました
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    何百万人の子供に希望があり
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    幼児制度の恩恵を受けられます
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    仕事は終わっていませんし
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    この地球で一番豊かな国の
    子供の貧困をなくすまでは
  • 10:47 - 10:50
    終わりと思える日は来ないと思います
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    それを要求し続ける必要性があること自体
    全く理不尽なことです
  • 10:53 - 10:58
    (拍手)
  • 10:58 - 11:03
    パット:この成功があっても
    まだ多くの課題も残っていますが
  • 11:03 - 11:06
    まずやり遂げた成果に感謝します
    マリアン
  • 11:06 - 11:09
    具体的には 均等教育の
    「フリーダムスクール」や
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    「児童保護基金」プログラムの恩恵を受けた
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    子供達は既に何世代にも渡っています
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    しかし世界を見渡すと
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    この国アメリカでも
    他国においても
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    まだまだ多くの課題が残っています
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    そんな中で一番の心配は何ですか?
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    マリアン:権力を持った私たち大人が
    健全な地球を後世に残すことに関して
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    無責任な行動をとり続けていることが
    心配です
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    「原子力科学者会報」を読むと
    心配なのが
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    現状は「零時(人類絶滅の瞬間)2分前」で
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    それに更に近づいていることです
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    私達の行いが自分達の未来と
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    子供達の未来と安全を
    脅かしています
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    暴力による権力の支配が
    まだ多すぎる世界においてです
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    これを終結させなくてはなりません
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    戦争に投資するのではなく
    若者と平和に投資するべきですが
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    私達はまだそれができる
    状況の遠くにいます
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    (拍手)
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    私は自分の孫たちが
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    同じような戦いを
    再度強いられることは望みません
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    だから私はさらに過激になります
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    私は年を重ねるに連れて
    さらに過激になっています
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    それは私たち大人が次世代の為に
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    すべきことがあるからです
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    私は 活動家のヘイマー夫人の犠牲的行為や
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    私達のより良い生活の為に命をかけた
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    ミシシッピー州の大勢の人を見てきました
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    子供の未来に十分投資しないことが
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    この国のアキレス腱であることを
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    アメリカ合衆国は認める必要があります
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    世界有数の経済大国であり
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    課題を解決する財力を
    持っているにも拘わらず
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    1320万人の子供が
    貧困の中で暮らしたりホームレスになるのを
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    許せますか?
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    私たち国民として考え直す必要があります
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    世界への模範となるように
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    貧困を無くすべきです
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    世界から貧困を
    撲滅すると言いたいものです
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    身近な所から始めましょう
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    確実な進歩はありはしましたが
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    とても大変な仕事ですし
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    私たちの弱みであり続けるでしょう
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    赤ちゃんとその医療への援助を
    カットして
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    富裕層にさらなる減税を与えるなんて
    申し訳ありませんが
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    やめるべきです
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    優先順位を見直す必要があります
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    (拍手)
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    それは正当でもありませんし
    コスト効率にも欠けています
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    この国の将来の鍵を握るのは
    子供人口への教育です
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    それにも拘らず 必要最低限の
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    読み書きができない子供が多すぎます
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    私たちは間違ったことに投資をしています
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    十億、百億ドル持っている人がいようと
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    私の気が悪くならないのは
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    お腹を空かせた子供がいないなら
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    ホームレスの子供もいないなら
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    教育を受けていない子供がいないなら です
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    要するにこれは生きること
    この人生を歩むことの
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    本当の意味のことです
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    何故ここに私たちがいるのか?
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    私たちは次世代のために
    世の中を良くするために
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    ここにいるのです
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    それなのに私たちは気候変動や
    地球温暖化について
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    心配を余儀なくされてます
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    この例をまたあげますが
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    毎年「原子力科学者会報」を見ると
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    今は「零時2分前」だそうです
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    子供により良い世界を残すことを
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    私たち大人は
    まともに考えているのでしょうか?
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    私達の目標は
    より良い世界をみんなに残すこと
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    全ての人の生活に不足がないという概念です
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    この豊かな富を持つ私達だからこそ
    この世界に
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    飢えた子供がいるべきではありません
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    だから私には
    これに勝る活動は考えられませんし
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    私はその信念に導かれています
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    奉仕できることを名誉と思っていますが
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    私には世界最高の手本がそばにいました
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    父はつねづねこう言っていました
    神は完全雇用経済を取り仕切っており
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    人々が必要とするものを追求すれば
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    人生の目的は尽きない
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    わたしの母は 真の意味の
    パートナーシップを見せてくれました
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    私は自分も兄達と同じようにかしこいと
    確信していました
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    私達は自分達だけのことだけでなく
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    人に仕えるためにここにいると
    確信していました
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    パット:マリアン 私は世界の
    子供達を代表して
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    あなたの情熱と目標と支援活動に
    感謝します
  • 14:49 - 14:51
    本当にありがとう
  • 14:51 - 14:56
    (拍手)
Title:
子供の貧困撲滅のために闘い続けた生涯を振り返る
Speaker:
マリアン・ライト・エデルマン
Description:

全国規模の国民運動を築き上げるには何が必要なのでしょうか?TEDWomenのキュレーター、パット・ミッチェルを相手に、マリアン・ライト・エデルマンは1973年に児童保護基金を立ち上げるまでに歩んできた道のりを振り返ります。人種隔離されたアメリカ南部で育った幼少期の影響から、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア博士と共に行った活動まで。彼女は年を重ねるごとに、ますます大胆になっていると語ります。

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Video Language:
English
Team:
closed TED
Project:
TEDTalks
Duration:
15:09

Japanese subtitles

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