スクリーンの無いインターネットはこのようになるかもしれません | トム・アグロー | TEDxSydney
-
0:14 - 0:15こんにちは
-
0:15 - 0:20皆さん まず
幸せになれる場所へ行ってもらえますか -
0:20 - 0:21そう あなたの幸せな場所
-
0:21 - 0:23本当の場所でなくてもいいので考えてください
-
0:23 - 0:25(笑)
-
0:25 - 0:26快適ですか?
-
0:26 - 0:27よろしい
-
0:27 - 0:30皆さんは心の中で
質問に答えてください -
0:30 - 0:33幸せな場所に
蛍光灯の灯りはありますか? -
0:33 - 0:35プラスチック製のテーブルは?
-
0:35 - 0:37ポリエステルの床は?
-
0:37 - 0:39携帯電話は?
-
0:39 - 0:40ありませんか?
-
0:40 - 0:42それは意外ですね
-
0:43 - 0:45ご存知かと思いますが
幸せな場所は -
0:45 - 0:48ビーチや暖炉のそばなど
-
0:48 - 0:50自然が息づく場所にあります
-
0:50 - 0:53本を読んだり
食事や編み物をしている時 -
0:53 - 0:57そして自然光や
有機的な要素に囲まれている時 -
0:58 - 1:01日々の現実よりもインクや紙が
-
1:02 - 1:05さらに幸福度を高めてくれます
-
1:05 - 1:10自然な物が人を幸せにする
と言っても良いでしょう -
1:11 - 1:14幸福が大きな動機となり
人は幸福のために努力します -
1:14 - 1:17だからこそ
人はより自然な感触を求めて -
1:17 - 1:22あらゆるものを
デザインし直していくのでしょう -
1:22 - 1:24では自然と感じる
-
1:24 - 1:27良いデザインについて
考えてみましょう -
1:28 - 1:32スマートフォンは
自然とは言えません -
1:32 - 1:35自分をスマホ中毒だと
思っているでしょう -
1:35 - 1:37しかし実は違います
-
1:37 - 1:39私たちはデバイス中毒ではなく
-
1:39 - 1:42そこから流れる情報に
病みつきになっているのです -
1:42 - 1:45外部からの情報なしに
幸せな場所で -
1:45 - 1:48どれ程長く
安心していられるでしょう -
1:49 - 1:52スマホは
情報につながっています -
1:52 - 1:54以前はパソコンを使い
-
1:54 - 1:57更にその前は
電報や新聞を使っていました -
1:57 - 2:00世界の距離を縮めた革新
-
2:00 - 2:02人はそこに少しはまっています
-
2:03 - 2:05それをどう感じるかは
あなた次第です -
2:05 - 2:07私の関心は
人はどの様に情報に接続し -
2:07 - 2:10そこから何を感じ取るかです
-
2:11 - 2:14時代は変化し
静的情報の時代には -
2:14 - 2:17情報は本や図書館
バス停に保管され -
2:17 - 2:20デジタル情報の時代を経て
-
2:20 - 2:22流動的情報の時代へ向かい
-
2:22 - 2:28いつでもどこでもどんな情報でも
子供たちは入手できるようになるでしょう -
2:28 - 2:32量子物理学から中世のブドウ栽培まで
-
2:32 - 2:36ジェンダー理論から明日の天気まで
-
2:36 - 2:39まるで照明をつけるような感覚です
-
2:39 - 2:40想像してください
-
2:40 - 2:43電球が発明されたのは
1880年頃です -
2:43 - 2:47当時電気は危険で
-
2:47 - 2:49神秘的と思われ
-
2:49 - 2:50誤解されていました
-
2:51 - 2:55情報は子供たちにとって
電気のようなものです -
2:56 - 2:58恐らく彼らは
その価値に気付いていません -
2:58 - 3:00同じく皆さんも
-
3:00 - 3:03照明がつくことに
価値を感じていないでしょう -
3:04 - 3:05このことにはいろいろな意味があります
-
3:05 - 3:09人間は常に情報を愛すると
してみましょう -
3:10 - 3:13人間は簡単な道具が好きです
-
3:13 - 3:16スマホは
あまり単純とは言えません -
3:16 - 3:18フォークは単純です
-
3:18 - 3:19(笑)
-
3:19 - 3:21先割れスプーンに
ウンザリなのは -
3:21 - 3:25ナイフとスプーン
フォークが好きだからです -
3:25 - 3:28プラスチック製の食器も
嫌いです -
3:28 - 3:31同様に
スマホが私にとって今一つなのは -
3:31 - 3:35どのように情報を経験するかは
重要でないからです -
3:36 - 3:40スクリーンを介するより
もっと良い方法があります -
3:40 - 3:44モノのインターネットとは
スマホが冷蔵庫に話しかけるだけでなく -
3:44 - 3:48アプリのように働く
日常接する様々な"モノ"です -
3:49 - 3:52チーズが古くなったと
つぶやくだけではありません -
3:53 - 3:57スクリーンは
嫌いではありませんが -
3:57 - 4:00長い時間前かがみにしているのを
-
4:00 - 4:03心地良く感じる人はいないでしょう
-
4:04 - 4:05幸いにも
-
4:05 - 4:07大手テクノロジー企業が
これに共感しました -
4:07 - 4:12彼らの巨額の投資により
感触や会話 ジェスチャー -
4:12 - 4:13そして感覚を
-
4:13 - 4:16コップの様な口のきけない物体に
-
4:16 - 4:20インターネットの魔力で
吹き込むことが可能になり -
4:20 - 4:22将来的には
デジタルクラウドを介して -
4:22 - 4:25人が触れたり
動かしたりできるようになります -
4:26 - 4:29スマートフォンが開発される前
これらは未来の話で -
4:29 - 4:31ユビキタスコンピューティングや
-
4:31 - 4:33タンジブルメディアと
呼ばれていました -
4:33 - 4:35つまり 手触り感があるということです
-
4:35 - 4:38皆が25歳というわけではありません
-
4:38 - 4:40縮小していくフォントサイズや
-
4:40 - 4:43小さくて扱いづらいキーボードには
-
4:43 - 4:45実体的でデジタルな解決策が必要です
-
4:45 - 4:48スクリーンを見過ぎて
危機状態の親たちは -
4:48 - 4:51わが子に読書を教える
デジタルおもちゃと -
4:51 - 4:54家族に安心な
アプリストアを欲します -
4:55 - 4:58そしてこれは
現実に既に起きています -
4:59 - 5:03現実はスクリーンよりも豊かです
-
5:04 - 5:08つまり皆さんは
オペラハウスにいて -
5:08 - 5:13ライブストリーミングを見るより
ずっと良いと -
5:13 - 5:16直感的に感じているでしょう
-
5:16 - 5:20(笑)
-
5:20 - 5:21それはなぜでしょう?
-
5:21 - 5:25私が言うことも行うことも
全て見聞きできて -
5:25 - 5:26匂いはしません
-
5:28 - 5:31この現象に興味を持ち
-
5:31 - 5:37空間認識能力と
何か関係があると思いました -
5:37 - 5:40ハッキーサックを
4列目の男性に投げるのが -
5:40 - 5:43どれ程難しいかを伝える
脳の一部の機能を -
5:43 - 5:45スクリーンが
オフにするのと似ています -
5:46 - 5:47しかし私には分かりません
-
5:49 - 5:52知らないことばかり話している
私の舞台は -
5:52 - 5:54本当にTEDxらしいか分かりません
-
5:54 - 5:58しかしこれこそが私たちを魅了し
-
5:58 - 6:01創造的な実践へ導くのです
-
6:01 - 6:05例えば私は本が好きです
-
6:05 - 6:10原子と分子が宇宙に閉じ込められ
創造の瞬間から私が経験するまで -
6:10 - 6:14本は私にとっての
タイムマシーンです -
6:14 - 6:15しかし実のところ
-
6:15 - 6:18中身はスマホと同じです
-
6:18 - 6:22では本がスクリーンよりも
豊かな体験になるのは 何が違うのか? -
6:22 - 6:26科学的な意味においてです
-
6:26 - 6:28もちろんスクリーンは必要です
-
6:28 - 6:33映像をご覧いただくには
巨大なスクリーンが必要ですが -
6:33 - 6:37このマジックボックスで
もっと色々できます -
6:38 - 6:40スマホはネットの
ドア番ではありません -
6:40 - 6:41(笑)
-
6:41 - 6:44人は実体としての物を作ることができ
-
6:44 - 6:47物理学とピクセルを駆使して
-
6:47 - 6:50インターネットを
私たちの周りの世界に融合できます -
6:50 - 6:52その例をいくつか紹介します
-
6:55 - 6:58以前Bergというデザイン会社と
-
6:58 - 7:03スクリーンの無いインターネットが
どう見えるかを探求しました -
7:03 - 7:05いくつかの方法で
-
7:05 - 7:10インターネットを生活に取り込み
触れられるようにするなど -
7:10 - 7:14光が単純な感覚や実体を持つ物体と
協働することを見せてくれました -
7:14 - 7:19この見事にメカニックな
YouTubeプレーヤーです -
7:19 - 7:22私はこれに刺激を受けました
-
7:23 - 7:26次に私がAQという日本の会社と
取り組んだのが -
7:26 - 7:29心の健康についての研究です
-
7:29 - 7:30我々が開発しようとしたのは
-
7:30 - 7:34気分の変動の主観的情報を
捉えることができる製品で -
7:34 - 7:37診断には必須です
-
7:37 - 7:39この製品を手で触れると
-
7:39 - 7:42強く押す時は怒っていたとか
-
7:42 - 7:44撫でるときは穏やかなどと
記録します -
7:44 - 7:46デジタル絵文字スティック
といった感じです -
7:46 - 7:50その後
その時のことを後で振り返り -
7:50 - 7:52ネットで
その状況を書き込めるのです -
7:52 - 7:53何より
-
7:53 - 7:57私たちが作りたかったのは
愛着が持てて美しく -
7:57 - 7:59ポケットに入り
-
7:59 - 8:01愛される物です
-
8:04 - 8:06この双眼鏡は
シドニーのオペラハウス― -
8:06 - 8:0940周年記念のプレゼントです
-
8:09 - 8:12ボストンのTellartの友人が
観光用の双眼鏡を持って来ました -
8:12 - 8:15エンパイア・ステートビルにでも
ありそうなタイプです -
8:15 - 8:18360度見渡せる景色を
-
8:18 - 8:20他所の世界遺産の絶景にして
これには― -
8:20 - 8:22(笑)
-
8:22 - 8:24ストリートビューを使っています
-
8:24 - 8:27機材は踏み台の下に
組み込みました -
8:27 - 8:32物体として この双眼鏡には
わかりやすい役割が与えられ -
8:32 - 8:35象徴的な世界遺産への
扉となりました -
8:35 - 8:38ベルサイユや
シャクルトン隊の小屋も見えます -
8:38 - 8:41基本的には1955年版の
仮想現実というわけです -
8:41 - 8:44(笑)
-
8:44 - 8:47The Cubeは
当初マニア向けに -
8:47 - 8:49コードやビデオを
企画していましたが -
8:49 - 8:52結局はスマホを箱に入れて
どうなるかを見るプロジェクトになりました -
8:53 - 8:55我々の企画は大抵
段ボールと -
8:55 - 8:57セロテープで始まります
-
8:58 - 9:02少し複雑な
インターネット版と -
9:02 - 9:05スマホ用にタッチパネル版を
作成しましたが -
9:05 - 9:08あまりに斬新で衝撃を受けました
-
9:08 - 9:11スマホを箱に入れて
-
9:12 - 9:14その後スマホのセンサーで
-
9:14 - 9:16画面上の箱を操作します
-
9:17 - 9:19我々はこれを
ハイド・ザ・テックと呼び -
9:20 - 9:24これは魔法みたいで
心を動かします -
9:26 - 9:30オフィスではURLの交換に
ハッキーサックを使います -
9:30 - 9:32これはICカードの様に
実に簡単です -
9:32 - 9:36内部の小さなチップに
ウェブサイトを設置して -
9:36 - 9:40そしてこのようにして…ボッシュ
-
9:40 - 9:42スマホにウェブサイトが現れます
-
9:42 - 9:44約10セントです
-
9:44 - 9:47ツリーハガーは我々が
シドニーで -
9:47 - 9:49Grumpy Sailor and Finch
と共に手がけている企画です -
9:49 - 9:52これから何が起こるかと
楽しみにしているのですが -
9:52 - 9:56まずスマホを分解し
部品を木に取り付けます -
9:56 - 10:02子供たちが
夢の森を訪れるときには -
10:02 - 10:05魔法の杖がガイドとなって
-
10:05 - 10:08デジタル妖精に質問したり
-
10:08 - 10:10逆に質問される日が来るでしょう
-
10:10 - 10:11ご存知のように
-
10:11 - 10:13これについてはまだ
初期のボール紙段階です -
10:13 - 10:14(笑)
-
10:14 - 10:15でも楽しみです
-
10:15 - 10:20スクリーンの無い魔法のような
指先のインターネットで -
10:20 - 10:23子供たちが外で
遊ぶようになる可能性に -
10:23 - 10:28この様な仕組みの物が
年末までに欲しいです -
10:29 - 10:32全てを
もう少し実体験してもらいたいので -
10:33 - 10:36ランチタイムにデモを行います
-
10:36 - 10:39下のフロアには
たくさんのテディベアがいます -
10:39 - 10:42持ち主は驚くほど有名な人たちですが
迷子になってしまいました -
10:42 - 10:47彼らはロビーの
キュリオシティコーヒーで -
10:47 - 10:50座って待っています
その場所はどこかというと… -
10:51 - 10:53あれです
-
10:53 - 10:54(笑)
-
10:55 - 10:58皆さんは
グループを作ってください -
10:58 - 11:01知らない人とのグループでも結構
-
11:01 - 11:05テディベアを持って
コンサートホールの周りを -
11:05 - 11:08歩くと
テディベアが身の上話を始めます -
11:08 - 11:10その話がヒントになっています
-
11:10 - 11:12持ち主が誰かを考えてください
-
11:12 - 11:15持ち主のところまで
テディベアを連れて行ってください -
11:15 - 11:16(笑)
-
11:16 - 11:17答えを確かめると
-
11:17 - 11:20賞品もあるはずです
-
11:21 - 11:22私たちはこれを
-
11:23 - 11:24TEDdyx(テディx)と呼びます
-
11:24 - 11:27(笑)
-
11:27 - 11:29ザッと振り返りましょう
-
11:29 - 11:31人は自然な解決策を好みます
-
11:31 - 11:34人は情報が好きで
-
11:34 - 11:36人は簡単な道具を必要とします
-
11:36 - 11:41この原則が未来を設計する方法の
基本となるべきです -
11:41 - 11:43インターネットだけのためではありません
-
11:43 - 11:49皆さんは来たる情報の時代を
不快に感じるかも知れません -
11:49 - 11:54単に期待を感じるより
難問と感じるかも知れません -
11:54 - 11:56私だって同じです
-
11:56 - 12:00今は人類の歴史上
とてつもない時期にきています -
12:04 - 12:07私たちが
自らこの世界をつくるのです -
12:07 - 12:10人工知能に頼ることなく
-
12:10 - 12:11今のところは…
-
12:11 - 12:13(笑)
-
12:13 - 12:19私たちデザイナーや建築家そして
芸術家 技術者の力で -
12:19 - 12:21そして自らに挑戦することで
-
12:21 - 12:25実際に幸せな場所を
-
12:25 - 12:28大好きな情報で満たすことが
-
12:28 - 12:33自然で簡単なことにできるはずです
明かりをつけるぐらい簡単になるはずです -
12:33 - 12:34世間が望む
-
12:34 - 12:40時計やウェブサイト
ウィジェットが一見必然的でも -
12:40 - 12:46私たちはコルクと照明とハッキーサックに
思いを至らせるでしょう -
12:46 - 12:47ありがとうございました
-
12:47 - 12:50(拍手)
- Title:
- スクリーンの無いインターネットはこのようになるかもしれません | トム・アグロー | TEDxSydney
- Description:
-
デザイナーのトム・アグローは、人から愛される自然な物や簡単な道具が、人が必要としている情報やそれを提供するデバイスと共存できる未来を創造しています。彼は言います「現実はスクリーンよりずっと豊かです」さらに「人は照明をつける様に自然な感覚で、幸せな場所を大好きな情報で満たすことができます」。
このビデオは、TEDカンファレンスの形式で地元コミュニティが独自に運営するTEDxイベントにおいて収録されたものです。詳しくは http://ted.com/tedx をご覧ください。
- Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TEDxTalks
- Duration:
- 12:58
Natsuhiko Mizutani approved Japanese subtitles for An Internet without screens might look like this | Tom Uglow | TEDxSydney | ||
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for An Internet without screens might look like this | Tom Uglow | TEDxSydney | ||
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for An Internet without screens might look like this | Tom Uglow | TEDxSydney | ||
Masaki Yanagishita accepted Japanese subtitles for An Internet without screens might look like this | Tom Uglow | TEDxSydney | ||
Masaki Yanagishita edited Japanese subtitles for An Internet without screens might look like this | Tom Uglow | TEDxSydney | ||
Yuko Masubuchi edited Japanese subtitles for An Internet without screens might look like this | Tom Uglow | TEDxSydney | ||
Yuko Masubuchi edited Japanese subtitles for An Internet without screens might look like this | Tom Uglow | TEDxSydney | ||
Yuko Masubuchi edited Japanese subtitles for An Internet without screens might look like this | Tom Uglow | TEDxSydney |