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石井裕 「The Last Farewell—永訣」 (TEDxTokyo)

  • 0:10 - 0:11
    おはようございます
  • 0:11 - 0:15
    この場に戻って来られたのを
    大変喜んでおります
  • 0:15 - 0:19
    以前この場に立ったのは
    20年くらい前になりますが
  • 0:19 - 0:20
    TED 4 KOBEでした
  • 0:20 - 0:22
    神戸にいたという方
    いらっしゃいますか?
  • 0:22 - 0:24
    沢山いますね
    素晴らしい
  • 0:24 - 0:27
    ここは アイデアを分かち合って
    いろいろ学ぶだけでなく
  • 0:27 - 0:29
    人と人を結び合わせる
    素晴らしい場です
  • 0:29 - 0:33
    あの 1993年のイベントで 私は
    ニコラス・ネグロポンテに出会いました
  • 0:33 - 0:35
    「ニコちゃん大王」と
    私は呼んでいますが
  • 0:35 - 0:39
    翌年アトランタで
    ヘッドハントされ
  • 0:39 - 0:41
    MITに行くことに
    なったんです
  • 0:42 - 0:46
    今日は3.11について
    振り返りたいと思います
  • 0:46 - 0:50
    近藤さんがソーシャル
    メディアの観点から
  • 0:50 - 0:52
    素晴らしい話を
    してくださいました
  • 0:52 - 0:55
    私もいろいろ考えました
    いったい何が起きたのか?
  • 0:55 - 0:56
    何を学べるか?
  • 0:56 - 0:59
    次の世代に
    何を伝えられるか?
  • 0:59 - 1:03
    3月11日 14時46分
  • 1:03 - 1:05
    一連の地震が起き
  • 1:05 - 1:08
    引き続いて津波があり
  • 1:08 - 1:11
    その結果 原発事故が発生したのは
    皆さんご存知の通りです
  • 1:11 - 1:15
    この危機にどう対応するか
    というのは重要な問いです
  • 1:15 - 1:19
    皆さんも目にされた通り
    新たなハッシュタグがたくさん飛び交い
  • 1:19 - 1:21
    多くの人が
    善意を示し
  • 1:21 - 1:24
    助け合いました
  • 1:24 - 1:27
    でもタイムラインは
    あまりに速く流れ
  • 1:27 - 1:30
    誰も追いつけないほどです
  • 1:30 - 1:33
    この膨大な情報を
    どう管理したらよいのか?
  • 1:33 - 1:35
    情報をどう整理したらよいのか?
  • 1:35 - 1:37
    どうすればエントロピーを減らし—
  • 1:37 - 1:41
    利用できるようにできるのか?
    情報技術の観点で とても難しい問題です
  • 1:41 - 1:46
    つまり 人と人を繋ぎ
    大切な人の行方のような
  • 1:46 - 1:48
    人の情報を繋ぎ合わせる
    ということです
  • 1:48 - 1:50
    「水の配給があるらしいけど
  • 1:50 - 1:51
    どこでもらえるんだろう?
  • 1:51 - 1:53
    どこへ行けばいいんだろう?」
  • 1:53 - 1:55
    「薬が必要だ
  • 1:55 - 1:56
    誰がここまで
  • 1:56 - 1:57
    届けてくれるだろう?」
  • 1:57 - 1:59
    「トラックならあるけど
    ガソリンがない」
  • 1:59 - 2:02
    「ガソリンならあるけど
    通行証がない」
  • 2:02 - 2:04
    「どの道が通れるのか分からない」
  • 2:04 - 2:08
    こういったすべての情報を
    繋ぎ合わせる必要があります
  • 2:08 - 2:13
    人と情報と資源を結び付けるのは
    難しい課題です
  • 2:13 - 2:16
    クライシス・マッピングを
    取り上げたいと思います
  • 2:16 - 2:17
    地図は重要です
  • 2:17 - 2:19
    情報を場所に
    結び付けられたなら
  • 2:19 - 2:23
    様々な情報を地理情報システムに
    取り込むことができ
  • 2:23 - 2:27
    エントロピーが
    劇的に下がります
  • 2:27 - 2:32
    クライシス・マッピング クラウドソーシング
    さらに広く集合知は
  • 2:32 - 2:37
    私の尊敬するダグラス・エンゲルバートが
    はるか以前に構想していたビジョンです
  • 2:37 - 2:40
    いくつか例を
    お見せしましょう
  • 2:40 - 2:42
    良い報せは私が
    ここにいることですが
  • 2:42 - 2:44
    悪い報せは 持ち時間が
    10分しかないことです
  • 2:44 - 2:49
    Ushahidiは クライシス・マッピングのための
    オープンソースプログラムで
  • 2:49 - 2:53
    その有用性は
    スマトラの津波や
  • 2:53 - 2:55
    ハイチ地震の時に
    示されています
  • 2:55 - 2:57
    みんな協力して
    熱心に作業し
  • 2:57 - 3:00
    翌日には
    あらゆる震災情報が
  • 3:00 - 3:03
    Ushahidiという
    1つのインフラ上に
  • 3:03 - 3:07
    自動的に あるいは手動で
    集積され始めました
  • 3:07 - 3:09
    これは素晴らしい
    成果でした
  • 3:09 - 3:11
    スピードが鍵です
  • 3:12 - 3:14
    Googleも素晴らしい
    仕事をしました
  • 3:14 - 3:16
    Googleには危機対応のための
    チームがあります
  • 3:16 - 3:19
    私にとって最も心に残ったのは
  • 3:19 - 3:24
    大切な人の情報を
    求める人々の姿です
  • 3:24 - 3:27
    でもインターネットや
    電話はダウンしています
  • 3:27 - 3:32
    だから最後には
    みんな手書きの名簿を使って
  • 3:32 - 3:36
    行方不明者や 避難所に
    退避した人の情報を集めました
  • 3:36 - 3:38
    でもその情報を共有する
    手段がありませんでした
  • 3:38 - 3:44
    大切な人や 家族を見つけるために
    避難所をひとつひとつ当たる必要がありました
  • 3:44 - 3:49
    そこでGoogleが
    あまり被害のなかった地域の人たちに
  • 3:49 - 3:51
    携帯電話を持って
  • 3:51 - 3:54
    避難所に行くよう
    声をかけたのです
  • 3:54 - 3:59
    そして写真を撮って
    Picasaにアップロードし
  • 3:59 - 4:01
    それからクラウドソーシングです
  • 4:01 - 4:04
    みんなテレビを
    見るのをやめて
  • 4:04 - 4:07
    時間と知的余剰を
    提供してほしい
  • 4:07 - 4:12
    日本語が読めるなら
    文字起こしを手伝ってください
  • 4:12 - 4:14
    テキストにするんです
  • 4:14 - 4:17
    EUCでも EBCDICでも
    Shift-JISでも
  • 4:17 - 4:20
    コンピュータで検索できる
    ものなら何でもいい
  • 4:20 - 4:24
    そしてすべての情報が
    Person Finderへと集められました
  • 4:24 - 4:28
    この情報の流れは
    沢山の人の協力の結果というのが
  • 4:28 - 4:30
    肝心なところです
  • 4:30 - 4:32
    そして放射能
  • 4:32 - 4:34
    今や 多くの人が
    ガイガーカウンターを持っていて
  • 4:34 - 4:37
    放射能の計測をし その情報を
    アップロードして共有しています
  • 4:37 - 4:40
    これは福島県の
    データです
  • 4:40 - 4:46
    Pachubeは センサーデータのための
    素晴らしいオープンソース・プラットフォームですが
  • 4:46 - 4:48
    ガイガーカウンターのデータを
  • 4:48 - 4:53
    集約するために使われたのは
    初めてではないかと思います
  • 4:53 - 4:59
    福島県の原発周辺は
    真っ赤なのが分かると思います
  • 4:59 - 5:01
    東京は大丈夫です
  • 5:01 - 5:03
    でも多くの人は
    この違いを見ていません
  • 5:03 - 5:07
    風や水がどう影響するのか
    知りません
  • 5:07 - 5:08
    だからみんなパニックを
    起こし
  • 5:08 - 5:10
    日本から避難せよとの
    勧告が出され
  • 5:10 - 5:12
    沢山の人が
    出て行ってしまいました
  • 5:12 - 5:16
    科学的な情報や クラウドソーシングや
    共有は とても大事なんです
  • 5:16 - 5:20
    これはGoogle Earthを使って
    3Dで視覚化したものです
  • 5:20 - 5:24
    地図のようなインフラは重要です
    クラウドソーシングし
  • 5:24 - 5:28
    結び付け 情報を管理可能にする
    というのもそう
  • 5:28 - 5:31
    人と 情報と 資源を
    結び付けるということです
  • 5:31 - 5:33
    学べる教訓が
    たくさんあります
  • 5:33 - 5:35
    これは ほんの一部に
    すぎません
  • 5:35 - 5:37
    この3ヶ月で すごく
    多くのことを学び
  • 5:37 - 5:39
    Evernoteに大量の
    データを集めました
  • 5:39 - 5:41
    Evernoteを使ってらっしゃる方?
    素晴らしい
  • 5:41 - 5:44
    でも私はEvernoteに頼まなきゃいけません
    「1GB使い切っちゃった
  • 5:44 - 5:47
    容量増やしてよ
    大事なことなんだから」
  • 5:47 - 5:49
    学ぶチャンスを
    逃さないことです
  • 5:49 - 5:51
    後でゆっくり
    消化すればいいんですから
  • 5:51 - 5:57
    大事なのは ラディカル・オープンネスで
    言うところのオープンさです
  • 5:57 - 5:59
    オープンさを失って
  • 5:59 - 6:02
    サプライチェーンの自社部分を
    企業秘密にしてしまったらどうなるか?
  • 6:02 - 6:05
    サプライチェーンの危機です
  • 6:05 - 6:09
    みんなが秘密にしていたら
    何もかも止まってしまいます
  • 6:09 - 6:14
    オープンにしなければ
    再構築も修復も
  • 6:14 - 6:18
    新しい種類のグローバル・
    サプライチェーンも不可能です
  • 6:18 - 6:19
    クラウドソーシングすること
  • 6:19 - 6:22
    人間こそ最も
    強力な存在です
  • 6:22 - 6:25
    機械で読み取れる
    必要はありません
  • 6:25 - 6:27
    人間に読めればいいんです
  • 6:27 - 6:28
    写真は素晴らしいです
  • 6:28 - 6:30
    写真共有は素晴らしいです
  • 6:30 - 6:33
    でもそれを機械のために
    翻訳してやる必要があります
  • 6:33 - 6:34
    機械で検索できるように
  • 6:34 - 6:37
    クラウドソーシング マッシュアップ
    キュレーションはとても重要です
  • 6:37 - 6:40
    多くのボランティアが
    情報を結び付け始めましたが
  • 6:40 - 6:43
    それを まとめ上げる
    必要があります
  • 6:43 - 6:45
    そしてきれいに
    レイアウトすること
  • 6:45 - 6:49
    iPadでFlipboardを使っている方
    どれくらいいますか?
  • 6:49 - 6:51
    では 私の言う意味が
    わかりますね
  • 6:51 - 6:55
    様々な情報源があるので
    その情報を消化できるよう
  • 6:55 - 6:59
    一貫したインターフェースを
    与える必要があります
  • 6:59 - 7:01
    それにフィルタリングと
    優先度付けも
  • 7:01 - 7:03
    キュレーションが鍵です
  • 7:03 - 7:06
    それから需要供給のマーケット
  • 7:06 - 7:08
    誰かが薬の必要を
    訴える
  • 7:08 - 7:11
    誰かがトラックを提供できると言う
    ある人はガソリンを
  • 7:11 - 7:14
    そういった人々を
    結び合わせるのは重要です
  • 7:14 - 7:20
    Amazonは「ほしい物リスト」を使って
    その人たちを助けました
  • 7:20 - 7:22
    彼らにはインフラがあります
  • 7:22 - 7:26
    しかしまた 我々のような
    ボランティアも必要です
  • 7:26 - 7:31
    Twitterを使って 助けの手を伸べる人が
    たくさん現れました
  • 7:31 - 7:36
    ですから復興に向けた
    希望の光が 確かにあります
  • 7:37 - 7:42
    ガー・レイノルズの「竹に学ぶ」で
    出てきたキーワードは「弾力」です
  • 7:42 - 7:47
    次の危機に対して 世界を
    いかに弾力的に出来るでしょう?
  • 7:47 - 7:48
    危機に終わりはありません
  • 7:48 - 7:50
    次々やってきます
  • 7:50 - 7:54
    エネルギー問題 金融危機
    自然災害 環境問題
  • 7:54 - 7:59
    世界を楽しくハッピーで
    豊かにするのは結構なことですが
  • 7:59 - 8:02
    世界をしなやかで強くし
    次の危機に対して
  • 8:02 - 8:09
    いかに素早く回復できるようにするか
    というのは重要な目標だと思います
  • 8:09 - 8:14
    その意味で 人 情報 資源の鎖を繋ぐ重要性は
    とても大きいのです
  • 8:14 - 8:15
    それはいいとして
  • 8:15 - 8:16
    時間がもうありません
    大変だ!
  • 8:16 - 8:18
    (笑)
  • 8:18 - 8:22
    私の好きな詩人に
    宮沢賢治がいます
  • 8:22 - 8:24
    彼の出身地は
    東北の岩手県で
  • 8:24 - 8:28
    私が夜行列車で
    よく旅した場所です
  • 8:28 - 8:31
    そして賢治の詩を
    よく読みました
  • 8:31 - 8:37
    私はTwitterでいろんな人をフォローしていますが
    亡くなった詩人のボットが特に好きです
  • 8:37 - 8:43
    そのツイートはすごく凝縮されていて とても刺激的です
    たとえば賢治の—
  • 8:43 - 8:45
    「あめゆじゆ とてちて けんじや」とか
  • 8:45 - 8:47
    「ありがたう わたくしの
    けなげな いもうとよ」とか
  • 8:47 - 8:50
    1つひとつの言葉が心を打ち
    考えさせられます
  • 8:50 - 8:51
    なぜ私は
    このメッセージを
  • 8:51 - 8:53
    受け取ったのか?
    意味があるはずだ
  • 8:53 - 8:55
    ここに偶然というのはありません
  • 8:55 - 8:57
    すべてに意味と
    必然性があります
  • 8:57 - 8:59
    だから その意味を
    解読しなければ—
  • 8:59 - 9:01
    これはクリエイティビティの
    良い訓練になります
  • 9:01 - 9:07
    問題は それがすべて きれいな12ポイントの
    フォントで書かれていることです
  • 9:07 - 9:12
    でも私が花巻の宮沢賢治記念館で見た
    本当の詩は 驚くべきものです
  • 9:12 - 9:14
    肉筆原稿です
  • 9:14 - 9:20
    彼の肉体 精神 葛藤の跡が
    すべて残されています
  • 9:20 - 9:22
    書いては直し
    消しては書き加えています
  • 9:22 - 9:24
    黄ばんだ紙と
    インクのしみ
  • 9:24 - 9:29
    彼は愛する妹とし子を
    失った哀しみを
  • 9:29 - 9:33
    本当に表わせる言葉を
    見つけられませんでした
  • 9:33 - 9:38
    でも彼はそこから
    個人的な悲嘆を越えた
  • 9:38 - 9:40
    宗教的なレベルに
    到達するのです
  • 9:40 - 9:41
    驚くばかりです
  • 9:41 - 9:45
    そのプロセスを目にできたのは
    私にとって この上ない喜びでした
  • 9:45 - 9:47
    でもそれを見る前は
  • 9:47 - 9:50
    きれいに印刷された本でしか
    知りませんでした
  • 9:50 - 9:53
    本やフォントは
    素晴らしいです
  • 9:53 - 9:56
    大量生産や 標準化や
    インターネットのためには
  • 9:56 - 9:59
    でもそこで失われている
    ものもあります
  • 10:00 - 10:03
    身体の痕跡
    精神の葛藤の跡です
  • 10:03 - 10:06
    それは時に 芸術にとって
    とても大切なものです
  • 10:06 - 10:09
    だから芸術家には 立ち上がって
    文句を言って欲しいのです
  • 10:09 - 10:12
    どうして この重要なものを
    取ってしまうのか?
  • 10:12 - 10:14
    どうしてきれいな完成品しか
    出さないのか?
  • 10:14 - 10:18
    私のような消費者もまた
    立ち上がるべきでしょう
  • 10:18 - 10:23
    このような痕跡が 想像力を刺激し
    そうして芸術は完成するのです
  • 10:23 - 10:26
    想像力によって
    芸術を補うのです
  • 10:26 - 10:32
    だからこそ俳句や短歌は 完璧なHDTVなんかより
    ずっと強力なんです
  • 10:32 - 10:33
    それが私の言いたいことです
  • 10:33 - 10:39
    これは私が最愛の女性のために
    作ったものです
  • 10:39 - 10:40
    母です
  • 10:41 - 10:45
    (クラシック音楽)
  • 10:53 - 10:56
    これは「ミュージックボトル」という名前です
  • 10:56 - 10:59
    単純なビンの蓋の開け閉めの
    アフォーダンスが
  • 10:59 - 11:03
    いかにデジタルの世界へと
    拡張されているか見てください
  • 11:03 - 11:06
    これにはスピーチであれ詩であれ
    思い付くものを何でも入れられます
  • 11:07 - 11:08
    ここでは素敵な音楽です
  • 11:08 - 11:12
    そして東洋ガラスの工房が
    完璧なガラスの器を作ってくれました
  • 11:12 - 11:14
    でも この美は
    1つ限りのものです
  • 11:14 - 11:16
    落としたら割れてしまいます
  • 11:16 - 11:18
    リスタートできません
  • 11:18 - 11:19
    ゲームではないのです
  • 11:19 - 11:24
    これは美的で感情的な喜びを
    与えてくれます
  • 11:24 - 11:25
    とても大切なものです
  • 11:25 - 11:29
    でもこれを作ったのは
    音楽のためではありません
  • 11:29 - 11:31
    母のためでした
  • 11:31 - 11:39
    これを 故郷の札幌の天気を教えてくれるものにして
    母にプレゼントしたいと夢見ていました
  • 11:40 - 11:44
    母が朝 目を覚まし
    ビンの蓋を開けて—
  • 11:46 - 11:48
    (鳥のさえずり)
    今日はお天気ねと
  • 11:48 - 11:53
    母はお醤油の瓶の蓋を開けては
    私と妹のために 何千回となく食事を作ってくれました
  • 11:53 - 11:56
    お醤油のビンの蓋を開けると
    香りがします
  • 11:56 - 11:58
    それが母の理解するもの
    美しいアートです
  • 11:58 - 12:03
    どうしてお年寄りに携帯電話や
    コンピュータの使い方や
  • 12:03 - 12:08
    Emacsのエスケープシーケンスみたいな
    馬鹿げた人工言語を覚えさせようとするのか?
  • 12:08 - 12:09
    そんなの 母には
    関わりのない話です
  • 12:09 - 12:11
    母はコンピュータも
    携帯電話も使いません
  • 12:11 - 12:14
    でも母には美しい世界があって
    私と妹の面倒を見てくれました
  • 12:14 - 12:18
    その母も1998年に
    亡くなりました
  • 12:18 - 12:21
    私はとても多くのことを
    母から学びました
  • 12:21 - 12:23
    未来は大切です
  • 12:23 - 12:26
    皆さんとご一緒できて
    幸いでしたが
  • 12:26 - 12:29
    2050年には 私はどこか
    別なところにいます
  • 12:29 - 12:31
    学生はマイナス軸じゃないか
    と言ってますが—
  • 12:31 - 12:37
    でも素晴らしい報せは 2100年には
    今いる誰も生きていないということです
  • 12:37 - 12:39
    (笑いと拍手)
  • 12:39 - 12:42
    それでも未来は
    続いていきます
  • 12:42 - 12:43
    未来は立ち止まりません
  • 12:43 - 12:47
    次の四半期とか 引退とか
    死という話ではありません
  • 12:47 - 12:49
    でも2200年の人々に対して
  • 12:49 - 12:52
    クリエーターや
    ビジョナリーたる皆さんは
  • 12:52 - 12:54
    何によって記憶されたいと
    思いますか?
  • 12:54 - 12:56
    名前ではなく
    アイデアです
  • 12:56 - 12:58
    何をその人達に
    残そうと思いますか?
  • 12:58 - 13:01
    これは私がいつも
    自分自身や
  • 13:01 - 13:03
    学生や同僚に
    問い続けていることです
  • 13:03 - 13:04
    死を忘れないこと
  • 13:04 - 13:05
    光の後には
  • 13:05 - 13:08
    永遠の未来が
    私たちを待っています
  • 13:08 - 13:09
    どうもありがとうございました
  • 13:09 - 13:11
    (拍手)
Title:
石井裕 「The Last Farewell—永訣」 (TEDxTokyo)
Description:

タンジブルユーザインターフェースのパイオニアとして有名なMITメディアラボの研究者 石井裕が、インターネット上のインフラがいかに人と情報と資源を結び付け、大きな災害に遭った人々の力になったかを語り、続いて身体の痕跡と日常的な物の拡張されたアフォーダンスの見事な例を示します。

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Video Language:
English
Team:
closed TED
Project:
TEDxTalks
Duration:
13:15
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