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地元のファーマーズマーケットで買い物すべき理由

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    最後に経済危機を経験してから
    約10年になりますが
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    この産業は かつてないほど成長しました
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    この産業の大規模事業者を
    うまく規制するために作られた法案は
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    小規模事業者を苦しめ
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    上位１パーセントの事業者が この産業の
    大半の資産を牛耳る結果を招きました
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    巨大過ぎて潰せないほどです
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    トピックは 巨大銀行のことではなく
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    巨大農業企業の事です
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    私は 公衆衛生医師として
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    ルワンダの小規模農家と仕事をした経験があり
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    いまは 小さな食品事業のオーナーとして
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    消費者と生産者をつなぐ仕事をしています
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    私は 生態学的にも経済的にも
    最も集約度の高い業界に触れました
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    そして仕事を通して
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    背筋の凍る皮肉な状況を目にしました
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    私たちのコミュニティに食料を提供する農家は
    自分の育てる作物さえ買う余裕がないのです
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    近年では ほんの一握りの企業が
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    食料のサプライチェーンの
    一元管理化を進めていて
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    その管理は 種子の知的財産権から
    農産物や家畜
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    農家に融資する金融機関にまで及びます
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    その結果 最近では
    家族経営農家の破綻が増加し
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    業界で生き残るのに精一杯の農家には
    ほぼ なす術がありません
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    放置すれば1980年代の
    農業危機と同じような
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    経済崩壊に向かって行くでしょう
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    当時 一次産品市場の価格が暴落し
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    金利が倍増し
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    多くの農家がすべてを失いました
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    幸運なことに ごくシンプルな
    ３段階の解決法があります
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    皆さんもすぐに参加して
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    食品業界を消費の現場から
    変革できるのです
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    ステップ１は あなたの地元の
    ファーマーズマーケットで買うことです
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    地元の市場で購入し
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    CSAとしてよく知られる
    地域支援の農産品の詰め合わせ箱を
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    定期購入することは
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    現時点で消費者としてできる
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    唯一にして最良の購買判断と言えます
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    昨年 アメリカの農家の収入が
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    過去約30年間で 最低を記録した理由は
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    食のサプライチェーンにおける 農家の役割が
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    過去最小まで減ったからです
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    巨大農業企業は大規模小売店と
    独占契約を結んでいるため
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    農家に提示される農産物の価格は
    適正ではありません
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    事実 アメリカの平均的な農家の利益は
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    消費者が店で農産物に支払う１ドルにつき
    15セントにもなりません
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    その一方で ファーマーズマーケットで
    作物を売る農家は
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    １ドル売るごとに 90セント近くを
    取り分にすることができます
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    一方 収入を増やすためだけでなく
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    農家は マーケットを
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    地域の農地や牧草地の面倒をみてくれる
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    次世代の農業の担い手を
    発掘する場として活用しています
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    気候変動との闘いにおいて
    これまで以上に
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    多様性のある土地活用を推進し
    保護する必要性が高まっています
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    巨大農業企業の統合により
    数世代にわたる農家が失われると
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    私たちのコミュニティは
    数えきれない問題を抱えます
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    農村地域における凶悪犯罪の発生率は
    全国平均を大きく上回りました
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    調査した農業従事者の４分の３が
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    鎮痛剤中毒の蔓延による
    直接の影響を受けています
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    最近 事故を装った
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    農家の自殺が増えています
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    ステップ２は あなたの地元の
    ファーマーズマーケットで買うことです
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    （笑）
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    大規模小売店で販売される農作物は
    成熟する前に収穫されています
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    1,600km以上の輸送を経て
    やっと店頭の棚に並べられるまで
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    ざっと２週間かかるからです
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    それに比べ ほとんどの
    ファーマーズマーケットには
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    出品者が 近隣であることや
    出品方法に決まりがあるため
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    農家は80km以内の
    地元で採れた農産品を提供し
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    包装ごみも最小限になります
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    ネットの食料品店や
    流行りのミールキットの出現で
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    消費者は 農家や食料生産経済から
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    どんどん切り離されていっています
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    スマートフォン革命の到来で
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    消費者に直結した流通は下火状態です
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    地産地消や持続可能な食品は
    ここ10年くらい ブームになっていますが
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    「健康」や「天然」といった用語について
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    アメリカには法的枠組みがありません
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    マーケティング用語に頼らずに
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    新鮮で栄養豊富な食品を得る最善策は？
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    ファーマーズマーケットに行くことです
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    地元で買い物するアイデアは
    新しくはありませんが
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    それを習慣にすることは
    今でも 新鮮なアイデアです
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    低価格 低品質の食べ物に
    高いコストをかけたくない
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    自分たちの環境を守りたい
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    コミュニティを立て直したい
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    農家を救済したい ―
    文字通り そう思うなら
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    食品の購買によって
    意思を示す必要が出てくるでしょう
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    食品システムの成功は
    直接 私たちにかかっているのです
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    私たちの食のサプライチェーンを
    巨大農業企業が支配する状況を解消したいなら
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    消費者は 農家と直接つながる必要があります
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    私たちが 取り戻さなければならないのは
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    毎日食べる３度の食事の元を
    作ってくれる人とのつながりです
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    さらに言うと２回のおやつもです
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    ですよね
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    政府のデータベースには
    全米8,600以上の
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    ファーマーズマーケットが登録されており
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    最寄りのファーマーズマーケットが
    簡単に見つかります
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    皆さん消費者は食料に対する
    出資者と考えてみてください
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    誰にとっても公平な社会を作るために
    消費者の購買力が 役立つのです
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    おっと！
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    ステップ３を忘れるところでした
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    驚かないでください
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    あなたの地元の
    ファーマーズマーケットで買うことです
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    （笑）
  • 5:47 - 5:48
    ありがとう
  • 5:48 - 5:51
    （拍手）
Title:
地元のファーマーズマーケットで買い物すべき理由
Speaker:
モハマド・モダッレス
Description:

アメリカの平均的な農家は、消費者が店で農産物に支払う１ドルにつき、15セントにもならない額しか手にしません。アメリカの農家は、私たちの地域に食料を供給しているというのに、自分たち育てている、まさにその作物を買う余裕すらないことがよくあります。すぐに実行可能なこのトークで、社会起業家のモハマド・モダッレスはあなたの購買力を、地元の農業を崩壊から救い地域農業を根底から変革する活動に生かす方法を示します。
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Video Language:
English
Team:
closed TED
Project:
TEDTalks
Duration:
06:05

Japanese subtitles

Revisions

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