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異次元宇宙からの救出大作戦のなぞなぞが解けるかな?― ダン・フィンケル

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    とある平穏な火曜日に
    超伝導体の研究室で
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    システムのバグが起き
    ちょっと困ったコトになりました
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    今 11個の異次元ポケット空間に
    研究チームの仲間が閉じ込められています
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    運よく 開発途中の
    実験用テレポーテーションロボットがあって
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    その風変わりな機能を
    うまく活用する方法を捻り出せたら
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    全員を元に戻せるかもしれません
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    次元間ラジオ越しに
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    エンジニアが説明しています―
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    ロボットは 皆が閉じ込められている
    異次元空間に テレポートできます
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    でも どこへ飛ぶかは
    完全にランダムに決まります
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    ロボットには
    レバーが2本と大きなボタンが1つあります
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    ロボットが現れたら
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    どちらか1本のレバーの位置を
    AからB または BからAに 切り換えます
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    するとロボットは
    あなたの位置情報を記録し
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    11の空間のどこかまた別の所に
    ランダムにテレポートします
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    再びロボットが現れたら テレポート前に
    レバーを引かなければなりません
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    誰かがボタンを押すと
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    ロボットは レバーを引いた人全員を
    元の次元に帰します
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    レバーを引かなかった人は
    永遠に 異次元宇宙を彷徨うことになるでしょう
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    問題は 誰かがボタンを押す前に
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    全員がレバーを引いたことを
    確認することです
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    今なら 次元間ラジオで
    お互いに話せるので
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    計画をまとめておきましょう
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    このロボットの
    テレポーテーション技術では
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    ロボットがいったん到着すると
    全ての通信が妨害されてしまいます
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    ロボットにメッセージを持たせたり
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    超強固な合金ボディーに
    メモを刻んだりはできません
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    情報を伝える唯一の方法は
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    1本のレバーを切り換えるか
    ボタンを押すか だけです
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    どんな作戦なら
    全員が元に戻れるでしょうか?
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    自分で答えを考えたいなら
    ここでビデオを一時停止しましょう
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    答えまで 3秒
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    答えまで 2秒
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    答えまで 1秒
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    色々なレバー位置の組合せで
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    誰の所にロボットが来たかを
    表せればよいのですが
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    レバーは2本しかありません
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    それでは4つの組合せしかできず
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    11人との意思疎通には
    あまりにも少なすぎます
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    それに ロボットを次に飛ばすには
    1本のレバーを切り換えねばならないのです
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    何か別の方法があるはずです
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    重要なポイントは
    ロケットが誰の所を訪れたかを
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    全員が知る必要はない
    ということです
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    事前に 誰か1人が
    ボタンを押す責任を引き受ければ
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    ロボットが誰を訪れたかは
    その人だけが分かればよいのです
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    それどころか 誰を訪れたかさえも
    知る必要はないのです…
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    何人の所を訪れたかさえ
    分かればよいのです
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    正しいタイミングでボタンを押す担当に
    あなたが立候補して
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    次の指示を
    仲間全員に伝えてください
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    作戦は簡単です
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    左レバーは
    訪問数をカウントするために使います
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    右レバーは
    何の意味も持ちません
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    だから 上げても下げても
    意味はありません
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    あなた以外は全員
    左レバーを
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    AからBに下げます
    絶対に1回だけです
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    ロボットが現れた時に
    すでに左レバーが下がっていたり
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    既に左レバーを
    下げたことがある人は
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    右レバーを動かしてください
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    この間 左レバーをBからAに戻せるのは
    あなただけです
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    こうすれば ロボットが何人の所を訪れたかを
    カウントできます
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    全員必ず
    1人1回だけ 左レバーを下げます
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    そして 左レバーを上げるのは
    あなただけです
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    こうすれば
    ロボットが左レバーが下がった状態で
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    10回目にあなたの所に来た時には
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    あなた以外の10人全員の所を
    訪れたはずだと分かります
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    これで安心してボタンを押し
    全員を元の場所に戻すことができます
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    少し時間はかかるかもしれませんが―
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    どうやらロボットは 355回くらい
    テレポートする必要がありそうです
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    でも 誰かを置き去りにするよりは
    マシですよね
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    研究チームの仲間は
    次々と元の次元に戻りました
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    作戦は大成功でしたね
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    まぁ だいたいね…
Title:
異次元宇宙からの救出大作戦のなぞなぞが解けるかな?― ダン・フィンケル
Speaker:
ダン・フィンケル
Description:

とある平穏な火曜日に、超電導の研究室でシステムのバグが起き、研究チームの仲間が11個の異次元ポケット空間に閉じ込められてしまいました。運よく、開発途中の実験用テレポーテーションロボットがあり、操作する方法が分かれば、みんなを家に戻せるかもしれません。このロボットの風変りな機能を理解し、仲間全員を無事元の場所に戻せるでしょうか?ダン・フィンケルがその方法を説明します。

講師:ダン・フィンケル、 監督: Artrake Studio.
*このビデオの教材: https://ed.ted.com/lessons/can-you-solve-the-multiverse-rescue-mission-riddle-daniel-finkel

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Video Language:
English
Team:
closed TED
Project:
TED-Ed
Duration:
04:07

Japanese subtitles

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