陸を歩く魚 ― ノア・R・ブレスマン
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0:07 - 0:11この池はこの魚が住んだことのある
唯一の住処です -
0:11 - 0:15しかし最近は密集してきて
食べ物が少なくなってきました -
0:15 - 0:18幸いにもその魚には
多くの魚にはない選択肢があります -
0:18 - 0:22ウォーキングキャットフィッシュとして
水の外へ踊り出て -
0:22 - 0:25広く よりよい場所にいくことができます
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0:25 - 0:30しかし 陸路では多くの困難に直面します
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0:30 - 0:33窒息したり 干上がったり
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0:33 - 0:36荒れた地により
身体にダメージを受けたり -
0:36 - 0:40陸地の捕食者に狩られてしまう
などの危険にさらされています -
0:40 - 0:43私たちは魚を
完全なる水生動物としてみています -
0:43 - 0:45しかし ウォーキングキャットフィッシュは
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0:45 - 0:51何百種類もいる水陸両生の魚類の
一つにすぎません -
0:51 - 0:56彼らは 陸地でも生きていける
適応能力を持っています -
0:56 - 1:00魚の水陸両生といっても
広い範囲のものを指しています -
1:00 - 1:04一端にはカダヤシのような種がいて
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1:04 - 1:06強制されない限り
陸地で動くことはありません -
1:06 - 1:10もう一端には
トビハゼのような種がいて -
1:10 - 1:14干潟の周りで 一度に何日も続けて
のんびりと跳ねています -
1:14 - 1:19しかし 魚類は なぜ水から陸へと
出ていくことがあるのでしょうか? -
1:19 - 1:24そしてこの劇的な変化に
どう対処するのでしょうか? -
1:24 - 1:28熱帯の浅い水たまりに生息している
マングローブメダカは -
1:28 - 1:31水温が高くなりすぎると
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1:31 - 1:36ぴょんと飛び跳ねて
土手に身を移し 日陰で涼みます -
1:36 - 1:37乾燥期には
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1:37 - 1:44湿った環境で過ごすことで 2か月の間
水の外で生き延びることができます -
1:44 - 1:48一方 ウナギナマズは
陸上航海を行います -
1:48 - 1:52甲虫に対する
旺盛な食欲を満たすためです -
1:52 - 1:57他の種にとっては
陸に上がることは儀式的です -
1:57 - 1:59毎年 夜になると
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1:59 - 2:05カリフォルニアグルニオンの群れが
バタバタと砂浜へと上がっていき -
2:05 - 2:09そこで メスが何千個もの卵を
砂地に産むと -
2:09 - 2:12再び海に戻ります
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2:12 - 2:19水中で 魚は血管が詰まっている
羽毛のような器官であるエラで呼吸をしていて -
2:19 - 2:22水中の溶存酸素を取り込んでいます
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2:22 - 2:27しかし 空気中ではエラがつぶれ
役に立たなくなるので -
2:27 - 2:31水陸両生の魚は他の呼吸法を必要とします
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2:31 - 2:35ヨロイナマズの腹には
血管が詰まっており -
2:35 - 2:40空気を吸いこみ
胃壁で呼吸をすることができます -
2:40 - 2:45そして 肺魚は 四足動物 つまり
脊椎動物四足類の祖先に関係していて -
2:45 - 2:49本物の肺が備わっています
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2:49 - 2:55実際 水中に長くいると
溺れてしまいます -
2:55 - 3:01魚の皮膚は薄く浸透性があり 水中においては
必要な化合物を体内に取り込んだり -
3:01 - 3:05体外に出したりできます
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3:05 - 3:10しかし陸では体の水分が
空気中に拡散するため -
3:10 - 3:12不利に働きます
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3:12 - 3:17脱水症状をかわすためにトビハゼは
子犬のように泥の中を転がります -
3:17 - 3:20しかし 肺魚は
他に抜きんでています -
3:20 - 3:24乾季には生息する川がなくなるため
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3:24 - 3:30土の中に潜り
体を粘液の繭で覆います -
3:30 - 3:34次の大雨で蘇生されるまで
何年も このようにして -
3:34 - 3:37生き残ることができます
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3:37 - 3:42水陸両生の魚は強力なヒレを使って
陸地を移動し -
3:42 - 3:45巧みな道具を使って移動します
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3:45 - 3:50数センチしかない
ノポリロッククライミングゴピー(ハゼ)は -
3:50 - 3:54ハワイの高さ数百メートルの滝を
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3:54 - 3:58口元と骨盤のヒレに付いた吸盤を
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3:58 - 4:01交互に付け外しながら
少しずつよじ登っていきます -
4:01 - 4:05陸地で水を探すために
マミチョグは -
4:05 - 4:10多くの水陸両生の魚類と同様に
反射面を探します -
4:10 - 4:13カダヤシのような他の種は
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4:13 - 4:18斜面のどの方向を向いているかを
判断するために内耳を働かせ -
4:18 - 4:24斜面を下れば水場を探し当てられという
期待感をたよりにします -
4:24 - 4:26一方
ウォーキングキャットフィッシュは -
4:26 - 4:31体を覆っている
味蕾を利用して移動します -
4:31 - 4:34この味蕾はヒゲに集中しており
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4:34 - 4:36空気中をささっと進みながら
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4:36 - 4:40化合物を感知し
水場までの近さや 水質 -
4:40 - 4:43さらには獲物の存在を知ります
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4:43 - 4:48ウォーキングキャットフィッシュは
硫化水素を発する汚い水を避けながら -
4:48 - 4:54魅力的な揮発性のあるアミノ酸に
向かってくねくねと体を躍らせます -
4:54 - 4:59水陸両生の魚類は 水を離れると
多くの新しい課題に直面しますが -
4:59 - 5:03それを克服するための
巧妙な方法を進化させました -
5:03 - 5:06彼らは干ばつや洪水に
直面しても回復力があり -
5:06 - 5:10新たな獲物にありつけるだけでなく
別の手段も持ち合わせていて -
5:10 - 5:16競争が激しかったり 汚染されていたり
不健康な環境から逃れられます -
5:16 - 5:20一般的に「水から出た魚」には
良くないことが起きるとされますが -
5:20 - 5:24これらの種にとっては
紛れもない優位性を示しています
- Title:
- 陸を歩く魚 ― ノア・R・ブレスマン
- Speaker:
- ノア・R・ブレスマン
- Description:
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私たちは魚を完全なる水生動物としてみています。しかし、実際には水陸両生の魚類は何百種類もいて、陸上でも生きていけるような適応力を持ち合わせています。しかし、陸上では窒息したり、干上がったり、陸上の捕食者に追われるなどの問題に直面します。では、なぜ魚類は水から陸へと出ていくことがあるのでしょうか。これらの魚類が生き残るための巧妙な方法をノア・R・ブレスマンが探ります。
講師:ノア・R・ブレスマン
監督:アンナ・ベナー*このビデオの教材:https://ed.ted.com/lessons/the-fish-that-walk-on-land-noah-r-bressman
- Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TED-Ed
- Duration:
- 05:26
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