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コロナウィルスから予想される感染症の未来 | アラナ・シェイク | TEDxSMU

  • 0:12 - 0:13
    この話をするにあたり
  • 0:13 - 0:17
    まず 私自身の経歴を少し紹介しておきます
  • 0:18 - 0:23
    というのも 言わせてもらうと
    今 けっして耳を貸すべきでないのが
  • 0:23 - 0:26
    COVID-19についての
    年配の人の意見だからです
  • 0:26 - 0:28
    (笑)
  • 0:28 - 0:32
    私は国際保健の仕事を始めて20年になり
  • 0:32 - 0:36
    専門としている分野は医学/医療制度で
  • 0:36 - 0:40
    医学/医療制度が重度の打撃を受けた時
    どんな対処が可能か です
  • 0:40 - 0:43
    国際保健の報道に従事したこともありますし
  • 0:43 - 0:46
    国際保健と
    生物テロに対する安全措置についての記事を
  • 0:46 - 0:49
    新聞やウェブ上のメディアに
    寄稿したこともあり
  • 0:49 - 0:52
    数年前には本も書きました
  • 0:52 - 0:55
    人類が直面する
    大きな健康上の脅威についての本です
  • 0:56 - 1:00
    私がこれまで支援・主導してきた
    疫学に関する取り組みは
  • 1:00 - 1:03
    エボラ治療センターの評価から
  • 1:03 - 1:07
    医療施設内における結核伝染の分析
  • 1:07 - 1:11
    鳥インフルエンザ対策まで様々です
  • 1:11 - 1:14
    私は国際保健の修士号を持っていますが
  • 1:14 - 1:16
    医師でも看護師でもありません
  • 1:16 - 1:21
    私の専門は患者や個人に対する
    個別のケアではなく
  • 1:21 - 1:24
    国民と医学/医療制度との関わりを調べ
  • 1:24 - 1:28
    大規模な疾病が発生すると
    どうなるかを調べることです
  • 1:28 - 1:32
    医療情報を
    国際保健に関する専門性の観点から
  • 1:32 - 1:35
    1〜10の間で評価するとして
  • 1:35 - 1:38
    無名の誰かのフェイスブック投稿が1で
  • 1:38 - 1:42
    世界保健機関(WHO)からの情報が10なら
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    私の言うことは7か8程度に考えてください
  • 1:46 - 1:49
    それを前提に私の話をお聞きください
  • 1:50 - 1:52
    まずは基本情報から入ります
  • 1:52 - 1:55
    COVID-19に関する
    質の低いメディア情報のせいで
  • 1:55 - 1:57
    失われているように思うからです
  • 1:57 - 2:02
    COVID-19とはコロナウィルスのことで
  • 2:02 - 2:06
    コロナウィルスとは
    あるウィルスの特定の亜種です
  • 2:06 - 2:09
    ウィルスのなかでも
    変わった特徴を持っています
  • 2:09 - 2:13
    遺伝物質としてDNAではなく
    RNAを使うウィルスで
  • 2:13 - 2:16
    ウィルス表面がぐるっと突起で覆われていて
  • 2:16 - 2:19
    これを細胞に侵入する際に利用します
  • 2:19 - 2:23
    この王冠(corona)のような突起が
    「コロナ」と言われる所以です
  • 2:24 - 2:27
    COVID-19は新型コロナウィルスとして
    知られていますが
  • 2:27 - 2:31
    なぜかというと 2019年12月までは
    コロナウィルスは6種類しか知られておらず
  • 2:31 - 2:34
    COVID-19が7種類目だからです
  • 2:34 - 2:35
    新発見で
  • 2:35 - 2:38
    新しいゲノム構造で
    新しく名前がついたばかり
  • 2:38 - 2:39
    だから「新型」なのです
  • 2:40 - 2:44
    SARS(重症急性呼吸器症候群)や
  • 2:44 - 2:47
    MERS(中東呼吸器症候群)を
    覚えていますか
  • 2:47 - 2:49
    どちらもコロナウィルスの一種です
  • 2:49 - 2:52
    両方とも呼吸器症候群と呼ばれています
  • 2:52 - 2:55
    それがコロナウィルスの特徴だからです
  • 2:55 - 2:57
    肺を攻撃するのです
  • 2:57 - 3:00
    嘔吐も 眼球からの出血もありませんし
  • 3:00 - 3:03
    他の形での出血も起こりません
    代わりに肺がやられます
  • 3:04 - 3:06
    COVID-19も同じです
  • 3:06 - 3:10
    幅広い呼吸器症状を引き起こします
  • 3:10 - 3:13
    乾性(痰のない)の咳や熱に始まり
  • 3:13 - 3:17
    致命的なウィルス性肺炎まで
  • 3:17 - 3:19
    この 症状の幅広さが一因で
  • 3:19 - 3:23
    アウトブレイク(突発的発生)の追跡が
    こんなにも難航しているわけです
  • 3:23 - 3:26
    たくさんの人が
    COVID-19に感染しますが
  • 3:26 - 3:30
    症状があまりに軽いために
  • 3:30 - 3:33
    医療機関にかかることもなく
  • 3:33 - 3:34
    医療機関のシステムにも認識されません
  • 3:34 - 3:38
    子どもはCOVID-19の影響を
    ほとんど受けません
  • 3:38 - 3:41
    これはありがたいことだと
    思うべきでしょう
  • 3:43 - 3:45
    コロナウィルスは
    動物由来感染症といって
  • 3:45 - 3:49
    動物から人へと伝染するウィルスです
  • 3:49 - 3:53
    COVID-19など一部のコロナウィルスは
    人から人へも伝染します
  • 3:54 - 3:57
    人から人へと伝染するウィルスは
    移動速度が速く 移動範囲も広いです
  • 3:57 - 3:59
    COVID-19が良い例です
  • 3:59 - 4:03
    動物由来感染症の撲滅は非常に困難です
  • 4:03 - 4:05
    動物というウィルス源があるからです
  • 4:05 - 4:09
    例えば鳥インフルエンザ
  • 4:09 - 4:14
    シチメンチョウやカモなど
    畜産されている鳥獣からは駆逐できます
  • 4:14 - 4:18
    それでも毎年 再発生し続けているのは
    野生の鳥から感染するせいです
  • 4:18 - 4:19
    あまり話題にならないのは
  • 4:19 - 4:22
    人から人へと伝染しないからですが
  • 4:22 - 4:27
    毎年 世界中の食鳥飼育場で
    アウトブレイクが起こっています
  • 4:28 - 4:32
    COVID-19の場合
    中国の武漢にある野生動物市場で
  • 4:32 - 4:35
    動物から人間へ伝染したという線が濃厚です
  • 4:36 - 4:39
    ここからは基本情報から離れた話になります
  • 4:39 - 4:43
    大規模なアウトブレイクは
    これが最後ではありません
  • 4:43 - 4:48
    今後も繰り返し起こります
    エピデミック(地域的大流行)も然りです
  • 4:48 - 4:51
    「起こるかもしれない」ではなく
    「起こる」です
  • 4:51 - 4:54
    それは 私たち人間の
  • 4:54 - 4:57
    地球との関わり方が
    もたらした結果なのです
  • 4:57 - 4:58
    人間がとっている選択こそが
  • 4:58 - 5:02
    今後もアウトブレイクが繰り返される状況へと
    私たち人間を追い込んでいるのです
  • 5:03 - 5:06
    その一因が気候変動で
    つまり 気候の温暖化は地球を
  • 5:06 - 5:10
    ウィルスや細菌が住みやすい環境に
    仕立ててしまいます
  • 5:10 - 5:16
    しかし同時に 人間が地球上の原生地域に
    侵攻を続ける そのやり方も原因の1つです
  • 5:16 - 5:19
    アマゾンの熱帯雨林を
    焼き畑し 耕して
  • 5:19 - 5:22
    農場を作るための土地を
    安価で手に入れようとするとき
  • 5:22 - 5:26
    アフリカの最後の灌木地が
    農場へと転換されるとき
  • 5:26 - 5:31
    中国の野生動物が絶滅するまで
    狩猟されるとき
  • 5:31 - 5:36
    人類は これまでに接触したことの
    なかった野生動物の集団と接触します
  • 5:36 - 5:40
    このような野生動物の集団は
    新種の疾病を持っています
  • 5:40 - 5:43
    細菌やウィルスなど
    人類が対策を持たない何かです
  • 5:44 - 5:45
    なかでもコウモリは
  • 5:45 - 5:49
    人間に感染しうる病気を保有していることが
    割と多いですが
  • 5:49 - 5:51
    コウモリだけの話ではありません
  • 5:52 - 5:57
    つまり 人里離れた場所を
    人里に近づけ続ける限り
  • 5:57 - 5:59
    アウトブレイクは
    これからも起こり続けます
  • 6:00 - 6:05
    検疫や渡航制限といった措置では
    アウトブレイクを食い止めることはできません
  • 6:05 - 6:07
    直感的には誰もがそうしたがります
  • 6:07 - 6:11
    人々が移動しなければ
    アウトブレイクを防げるはずだ と
  • 6:11 - 6:16
    しかし現実では 効果的な検疫の仕組みを
    整えるのは非常に困難ですし
  • 6:16 - 6:20
    渡航制限を設けるのも非常に困難です
  • 6:20 - 6:23
    公衆衛生の整備に
    しっかり力を入れてきた国 —
  • 6:23 - 6:25
    例えば米国や韓国などでさえ
  • 6:25 - 6:27
    この種の渡航制限を設けるとなると
  • 6:27 - 6:30
    アウトブレイクを直ちに食い止められるほど
    迅速にはできません
  • 6:30 - 6:34
    それには物流上の理由があり
    医学的な理由もあります
  • 6:34 - 6:36
    COVID-19でいえば
  • 6:36 - 6:37
    現時点では
  • 6:37 - 6:41
    感染してから 全く症状のない期間が
  • 6:41 - 6:43
    最長で24日だということがわかっています
  • 6:44 - 6:46
    ですから 人々はウィルスを保持しながら
  • 6:46 - 6:48
    症状もなく歩き回っており
  • 6:48 - 6:49
    検疫されるわけがありません
  • 6:49 - 6:52
    される必要があることさえ
    誰も知らないのです
  • 6:54 - 6:59
    また 検疫や渡航制限には
    実質的な不利益があります
  • 6:59 - 7:01
    人間は社会的な動物なので
  • 7:01 - 7:06
    拘束したり隔離しようとすると
    抵抗します
  • 7:06 - 7:09
    エボラが大流行した時
  • 7:09 - 7:12
    検疫の方針が決定されるやいなや
  • 7:12 - 7:14
    皆 検疫を逃れようとし始めました
  • 7:14 - 7:19
    厳しい検疫手順が設けられていると
    知っている患者は
  • 7:19 - 7:21
    医療機関を避けるかもしれません
  • 7:21 - 7:23
    医療制度に抵抗がある
  • 7:23 - 7:24
    治療を受けるお金がない
  • 7:24 - 7:27
    家族や友人から隔離されたくない
    などの理由です
  • 7:27 - 7:29
    政治家や政府関係者は
  • 7:29 - 7:34
    アウトブレイクや事例を公表したりすれば
    検疫が起こるとわかっている場合
  • 7:34 - 7:36
    検疫措置が発動されるのを恐れて
  • 7:36 - 7:38
    実態に関する情報を
    隠蔽しようとするかもしれません
  • 7:39 - 7:43
    もちろんのことながら
    この種の回避行為や不正こそ
  • 7:43 - 7:46
    アウトブレイクの追跡が
    これほどに困難である原因なのです
  • 7:48 - 7:52
    検疫や渡航制限を改善することは
    できますし すべきです
  • 7:53 - 7:54
    しかしそれが唯一の対策ではないし
  • 7:54 - 7:58
    このような状況に対処する
    最善の方法でもありません
  • 7:59 - 8:03
    アウトブレイクの深刻化を防ぐ
    長期的な対策とは
  • 8:03 - 8:06
    国際的な医学/医療制度を築き
  • 8:06 - 8:11
    世界中すべての国における
    基本的な医療の仕組みを整える支援をして
  • 8:11 - 8:14
    貧しい国であっても 全世界各国で
  • 8:14 - 8:19
    新たな感染症が現れしだい
    迅速に特定・処置できるようにすることです
  • 8:20 - 8:24
    中国はCOVID-19への対処の仕方について
    たくさんの批判を受けました
  • 8:24 - 8:29
    しかし もしCOVID-19が
    チャドで発生していたら?
  • 8:29 - 8:33
    10万人あたりの医師数が
    3.5人という国です
  • 8:33 - 8:36
    それとも コンゴ共和国で起こっていたら?
  • 8:36 - 8:40
    最後のエボラ患者の治療が
    やっと終わったという国です
  • 8:40 - 8:42
    現実は このような国々には
  • 8:42 - 8:46
    感染症に対処するリソースがなく
  • 8:46 - 8:47
    患者を治療できず
  • 8:47 - 8:50
    世界に役に立てるための報告を
    素早く行えません
  • 8:52 - 8:57
    私は シエラレオネにある
    エボラ治療センターの評価を主導しました
  • 8:57 - 8:59
    事実を言うと
  • 8:59 - 9:03
    現地の医師たちはエボラ危機を
    いち早く認識しました
  • 9:03 - 9:06
    まず 危険な 伝染性の
    出血性ウィルスであることを
  • 9:06 - 9:09
    続いて それがエボラであると特定しました
  • 9:09 - 9:13
    しかし 特定しているのに
    対処するリソースがなかったのです
  • 9:13 - 9:16
    医師の数も病床数も不足しており
  • 9:16 - 9:19
    エボラの治療法についての情報も
  • 9:19 - 9:22
    感染防止対策の実施法についての情報も
    不足していました
  • 9:22 - 9:27
    シエラレオネではエボラ流行で
    11人の医師が亡くなりました
  • 9:27 - 9:31
    エボラ危機が始まった当初
    120人しか医師がいませんでした
  • 9:31 - 9:33
    比較のために言うと
  • 9:33 - 9:37
    ダラスのベイラー医療センターは
    1000人以上のスタッフ医師を抱えています
  • 9:38 - 9:41
    このような不平等が
    死者を出しているのです
  • 9:41 - 9:44
    まず アウトブレイク初期に
    貧しい人々が死亡します
  • 9:44 - 9:46
    そして アウトブレイクが広がると
  • 9:46 - 9:48
    世界中で死亡者が出ます
  • 9:48 - 9:51
    私たちが 本当に
    アウトブレイクを緩和し
  • 9:51 - 9:52
    被害を最小に留めたいのなら
  • 9:52 - 9:56
    世界中すべての国が
  • 9:56 - 10:00
    新たな疾病を特定し 治療し
    情報共有のため報告する能力を備えるように
  • 10:00 - 10:02
    手を尽くす必要があります
  • 10:04 - 10:08
    COVID-19は医療/医学研究機関に
    甚大な負荷をかけるでしょう
  • 10:08 - 10:10
    今日は致死率の話をするつもりはありません
  • 10:10 - 10:15
    現時点でCOVID-19の致死率について
    統一見解など存在しないからです
  • 10:15 - 10:17
    しかし 見解が一致する数字が
    今あるとすれば
  • 10:17 - 10:21
    それは COVID-19感染者の20%が
  • 10:21 - 10:23
    入院を要するということです
  • 10:23 - 10:28
    ここ米国の医療制度でやっと
    ギリギリ対応できる数字です
  • 10:28 - 10:30
    メキシコだったら
    どうなってしまうのでしょうか
  • 10:31 - 10:33
    また COVID-19のおかげで
  • 10:33 - 10:37
    国際医療のサプライチェーンにおける
    深刻な弱点があらわになりました
  • 10:37 - 10:42
    在庫を最小にする発注システムは
    世の中が平穏無事な間は素晴らしいのですが
  • 10:42 - 10:46
    裏を返せば 危機的な状況では
    蓄えがないということになります
  • 10:46 - 10:48
    ある病院で もしくは国で
  • 10:48 - 10:52
    マスクや個人用保護具の
    在庫が無くなったりした場合
  • 10:52 - 10:56
    在庫ぎっしりの巨大な倉庫から補充したり
    ということができないのです
  • 10:56 - 10:59
    納入業者に補充の注文をして
    生産されるまで待って
  • 10:59 - 11:03
    発送されるまで待たなければなりません
    発送元はだいたい中国です
  • 11:03 - 11:07
    このようなタイムラグが
    素早い対応が重視される時期に起こるのです
  • 11:08 - 11:12
    もしも COVID-19を迎え撃つ準備が
    万端だったとしたら
  • 11:12 - 11:15
    中国はアウトブレイクを
    もっと早期に認識していたでしょうし
  • 11:16 - 11:19
    病院を新設せずとも
    感染者に対応するための
  • 11:19 - 11:21
    準備ができていたでしょう
  • 11:22 - 11:25
    正しい情報を隠さず
    国民に開示していたでしょうし
  • 11:25 - 11:29
    中国のSNSでとんでもない噂が
    広がることもなかったでしょう
  • 11:29 - 11:33
    国際保健の当局とも情報を共有することで
  • 11:33 - 11:36
    中国国内の医療情報システムへの記録や
  • 11:36 - 11:38
    ウィルス流行への準備を
    開始できていたでしょう
  • 11:39 - 11:41
    それに応じて 国営医療機関は
  • 11:41 - 11:44
    必要な分だけ保護具を大量備蓄し
  • 11:44 - 11:47
    医療従事者向けに処置と感染予防の訓練を
    実施できていたでしょう
  • 11:48 - 11:52
    様々な状況の対応手順も
    科学に基づいて整えられたはずです
  • 11:52 - 11:55
    例えばクルーズ船で
    感染者が出た場合 などです
  • 11:55 - 11:59
    そして 真実の情報を
    世界中の人々に届けることができ
  • 11:59 - 12:03
    外国人嫌悪が事件になるといった
    恥ずべきことも起こらなかったはずです
  • 12:03 - 12:08
    例えば フィラデルフィアで
    アジア系の外見の人々が暴力を受けるなどです
  • 12:08 - 12:12
    しかし こういった準備が万端だったとしても
    アウトブレイクは起こります
  • 12:13 - 12:16
    地球にどのように住むかという
    私たちの日々の選択の結果
  • 12:16 - 12:18
    避けられないことなのです
  • 12:19 - 12:24
    COVID-19について
    専門家の見解が一致していることは
  • 12:24 - 12:26
    ここ米国でも全世界でも
  • 12:26 - 12:29
    状況が改善する前に
    今より悪化するということです
  • 12:29 - 12:34
    渡航歴のない人から感染が広がる事例が
  • 12:34 - 12:36
    地域社会で起きています
  • 12:36 - 12:38
    他にも COVID-19の感染者の
  • 12:38 - 12:41
    感染経路さえわからない
    ということも起きています
  • 12:41 - 12:44
    アウトブレイクが
    深刻化しているという兆候です
  • 12:44 - 12:46
    抑え込めているとは言えません
  • 12:49 - 12:52
    気が滅入る状況ですが
    驚くようなことでもありません
  • 12:53 - 12:57
    国際保健の専門家が
    新型ウィルス発生シナリオの話をするとき
  • 12:57 - 13:00
    このようなシナリオは出てきます
  • 13:00 - 13:02
    誰もが簡単な解決を願いましたが
  • 13:02 - 13:06
    専門家がウィルス対策計画をするとき
  • 13:06 - 13:10
    このような状況 そしてウィルスの
    このような動き方は想定内なのです
  • 13:11 - 13:14
    最後に 私からのアドバイスです
  • 13:15 - 13:17
    手を洗うこと!
  • 13:17 - 13:19
    こまめに手を洗いましょう
  • 13:19 - 13:23
    皆さん清潔な方々でしょうから すでに
    こまめな手洗いはされているでしょうが
  • 13:23 - 13:25
    洗う頻度をもっと上げてください
  • 13:25 - 13:29
    手洗いを思い出すヒントや習慣を
    生活の中に設定しましょう
  • 13:29 - 13:32
    建物に入るとき 出るとき
    毎回手を洗いましょう
  • 13:32 - 13:35
    会議室に入る前も 出た後も
    手を洗いましょう
  • 13:35 - 13:38
    手洗いに関する「儀式」を設けましょう
  • 13:39 - 13:41
    携帯電話を消毒しましょう
  • 13:41 - 13:44
    皆さん 洗っていない汚い手で
    しょっちゅう携帯を触りますね
  • 13:44 - 13:47
    トイレに持っていっていることも
    お見通しですよ
  • 13:47 - 13:48
    (笑)
  • 13:50 - 13:52
    ですから 携帯電話は消毒し
  • 13:52 - 13:55
    公衆の場での使用を控えましょう
  • 13:55 - 13:58
    TikTokやInstagramは
    自宅に限定するとか?
  • 13:59 - 14:01
    顔を触らない
  • 14:02 - 14:03
    目をこすらない
  • 14:03 - 14:05
    爪を噛まない
  • 14:05 - 14:07
    手の甲で鼻をこすらない
  • 14:07 - 14:09
    そもそも 見てて汚いので
    やめましょう
  • 14:09 - 14:11
    (笑)
  • 14:11 - 14:13
    マスクはしないでください
  • 14:13 - 14:16
    マスクは病気の人と
    医療従事者のためのものです
  • 14:16 - 14:20
    あなたが病気のとき マスクは
    咳やくしゃみを閉じ込めて
  • 14:20 - 14:22
    周りの人々を守ってくれます
  • 14:22 - 14:25
    あなたが医療従事者なら マスクとは
  • 14:25 - 14:29
    個人用保護具という
    一式のツールの一部で
  • 14:29 - 14:31
    患者へのケアをしながら
    自分が病気にならないよう
  • 14:31 - 14:33
    使う訓練を受けているはずです
  • 14:33 - 14:36
    あなたが普通の健康な人なら マスクは
  • 14:36 - 14:39
    顔に汗をかくくらいの
    効果しかありません
  • 14:39 - 14:40
    (笑)
  • 14:40 - 14:42
    お店にあるマスクには手をつけず
  • 14:42 - 14:45
    医師や看護師や病気の人のために
    とっておきましょう
  • 14:46 - 14:48
    COVID-19の症状が疑われるときは
  • 14:48 - 14:51
    家を出ず かかりつけの医者に
    電話で相談してください
  • 14:52 - 14:54
    COVID-19陽性と診断されてしまったら
  • 14:54 - 14:57
    思い出してください 通常はとても軽症です
  • 14:57 - 14:59
    あなたが喫煙者なら
  • 14:59 - 15:02
    今この時こそ
    タバコをやめる絶好の機会です
  • 15:02 - 15:04
    というより 喫煙者なら
  • 15:04 - 15:07
    どんな時であっても
    タバコをやめる絶好の機会と言えますが
  • 15:07 - 15:10
    あなたが喫煙者で
    COVID-19が心配なら
  • 15:10 - 15:14
    絶対の自信を持って言いますが
    タバコをやめることは
  • 15:14 - 15:18
    COVID-19から被る可能性のある
    最悪の影響から身を守る最善の方法です
  • 15:19 - 15:24
    ニュースになる事柄は恐ろしいことばかりだ
    と思えるような時勢においては特に
  • 15:24 - 15:26
    COVID-19は恐ろしいですよね
  • 15:27 - 15:32
    そして 間違っているのに そそられる
    対処法はたくさんあります
  • 15:32 - 15:37
    パニック 外国人嫌悪
    広場恐怖 独裁政治
  • 15:37 - 15:39
    単純化されすぎた嘘のせいで
  • 15:39 - 15:44
    憎しみや怒りや寂しさが
    アウトブレイクの解決法だと思いたくなります
  • 15:44 - 15:47
    そんなわけがなく
    かえって準備の妨げになります
  • 15:48 - 15:55
    アウトブレイクに対処するにあたり
    地味ですが有効な選択肢もあります
  • 15:55 - 15:58
    例えば 医療の改善
    地元で あらゆる場所で取り組むこと
  • 15:58 - 16:01
    医療の基盤整備への投資
  • 16:01 - 16:04
    新しい疾病が発生したらわかるよう
    疾病の実態調査への投資
  • 16:04 - 16:07
    全世界で医学/医療制度を整えること
  • 16:07 - 16:09
    サプライチェーンの強化を検討し
  • 16:09 - 16:11
    緊急事態の需要に備えること
  • 16:11 - 16:15
    そして 人々がわけもわからず
    ただパニック状態になったりしないで
  • 16:15 - 16:18
    疾病のアウトブレイクや
    リスクの数字の話ができるように
  • 16:18 - 16:21
    教育の質を上げること
  • 16:21 - 16:24
    公平さを考慮して進めるべきです
  • 16:24 - 16:26
    この状況でも 他の状況でもそうですが
  • 16:26 - 16:29
    公平さは 何より
    私たち自身のために必要なのです
  • 16:30 - 16:33
    今日は ご静聴いただき
    ありがとうございました
  • 16:33 - 16:35
    そして一番に言わせていただきますが
  • 16:35 - 16:37
    会場を出たらまず手を洗ってください
  • 16:37 - 16:39
    (拍手)
Title:
コロナウィルスから予想される感染症の未来 | アラナ・シェイク | TEDxSMU
Description:

国際保健の専門家、アラナ・シェイクが2019年に発生したコロナウィルスのアウトブレイク(突然発生)の現状と、そこからわかる今後起こりうるエピデミック(地域的大流行)について語ります。

アラナ・シェイク
国際保健コンサルタントであり、エグゼクティブ・コーチ。個人・組織・社会全体のエピデミックに対する抵抗力を専門とする。ジョージタウン大学で学士号を、ボストン大学の公衆衛生修士号取得。
これまでに7ヶ国に居住し、著書に『What's Killing Us: A Practical Guide to Understanding Our Biggest Global Health Problems(私たちを殺すもの:人類最大の世界保健問題を理解するための実践ガイド)』がある。
最近は英国の『デイリー・テレグラフ』紙に国際保健安全保障についての記事を寄稿し、Annual Review of Comparative and International Education誌にエッセイが掲載された。コーチングや個人の抵抗力に関するブログ(www.thisworldneedsbrave.com)を書いている。

このビデオは、TEDカンファレンスの形式で地元コミュニティが独自に運営するTEDxイベントにおいて収録されたものです。詳しくは http://ted.com/tedx をご覧ください。

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Video Language:
English
Team:
closed TED
Project:
TEDxTalks
Duration:
16:46

Japanese subtitles

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