全ての子供が幼稚園への就学準備をできるようにする新しい方法
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0:01 - 0:02私は歴史学者です
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0:02 - 0:06歴史学者の何が好きかというと
視点を持たせてくれるところです -
0:07 - 0:11今日は私の視点から アメリカの
教育についてお話ししたいと思います -
0:12 - 0:14唯一 多くの方の意見が
一致することといえば -
0:15 - 0:18子供が何かを学び始めるのに
最も適した時期は -
0:18 - 0:20早期であるということです
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0:20 - 0:2150年以上前
-
0:21 - 0:25アメリカの早期教育に
転機が訪れました -
0:25 - 0:26「ヘッドスタート」です
-
0:27 - 0:29ちなみに 歴史学者は
転機を好みます -
0:29 - 0:32転機の前に何が起きていたか
その後どうなったかを -
0:32 - 0:34語るのが容易だからです
-
0:34 - 0:36「ヘッドスタート」の前は
何もありませんでした -
0:37 - 0:38「ヘッドスタート」によって
-
0:38 - 0:43我が国の最も「おちこぼれる可能性の
ある子供たち」の就学準備は始まりました -
0:44 - 0:46「ヘッドスタート」を開始して以来
私たちは大きく前進しました -
0:46 - 0:50しかしアメリカでは
未だ220万人の子供たちが -
0:50 - 0:53早期教育を受けられずにいます
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0:53 - 0:56その数は この国にいる4歳児の
半分以上になります -
0:57 - 0:58大問題です
-
0:58 - 1:02でも もっと大きな問題は
その子供たちの将来です -
1:02 - 1:06おちこぼれる可能性のある子供たちが
基礎的な能力を身につけずに就学すると -
1:06 - 1:09中退する確率が
25パーセント高まり -
1:09 - 1:1110代で親になる確率が
40パーセント高まり -
1:11 - 1:15大学へ行かない確率が
60パーセント高まります -
1:15 - 1:18早期教育がどれだけ重要か
分かっているのなら -
1:18 - 1:20なぜ子供たち全員が
受けられないのでしょうか? -
1:21 - 1:27今までの解決策では乗り越えられない
壁があるのです -
1:27 - 1:30地理 田舎や遠隔地域を
思い描いて下さい -
1:30 - 1:34交通 あらゆる場所で働く両親のことを
想像して下さい -
1:34 - 1:39親の選択 どの州も4歳児が学校へ
行く事を必須としていません -
1:39 - 1:44そして費用 州が未就学児
1人を教育するのに -
1:44 - 1:46年間平均5千ドルの
費用がかかります -
1:48 - 1:51そうすると問題点しか
ないのでしょうか? -
1:51 - 1:52いいえ
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1:52 - 1:57今日お伝えしたいのは 費用対効果が高く
テクノロジーを用いた -
1:57 - 2:01家でできる幼稚園就学準備
プログラムについてです -
2:01 - 2:03「アップスタート」といいます
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2:03 - 2:07既にアメリカの6万人以上の
未就学児が利用しました -
2:08 - 2:10こう思っておられるでしょう
-
2:10 - 2:14国家の問題をテクノロジーで
解決しようとする人がまた1人ここにいると -
2:14 - 2:16少しは当たっています
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2:16 - 2:21私たちは子供たちが自分のペースで
学べるように個々に合った指導をする -
2:21 - 2:24早期学習ソフトウェアを
設計します -
2:24 - 2:29そのため 国語から社会学
-
2:29 - 2:33脳科学の開発まで 早期学習に関連した
あらゆる分野の専門家に -
2:33 - 2:37ソフトウェアの
目的とその使い勝手について聞きました -
2:37 - 2:381例をご覧ください
-
2:38 - 2:41(動画)ゼロ:(『デイ・オー』の旋律で)
ゼロ! -
2:41 - 2:43ゼロ!
-
2:44 - 2:49ゼロは他の数字とは異なる
-
2:49 - 2:52かもめ:ゼロは大きな丸い「O」
-
2:52 - 2:56ゼロ:1ではない
あなたも発見すること間違いなし -
2:56 - 2:59かもめ:ゼロは大きな丸い「O」
-
2:59 - 3:00(笑)
-
3:01 - 3:03クローディア・マイナー:
これは『ゼロの歌』です -
3:03 - 3:05(笑)
-
3:05 - 3:11「奇数トッド」と「偶数スティーブン」が
数字について教えています -
3:11 - 3:12こちらはワードバードが
-
3:12 - 3:15文字の音をつなげると
-
3:15 - 3:17単語になることを
教えています -
3:17 - 3:21指示は短く 多彩で
目を引くことがわかります -
3:21 - 3:24子供の興味を捉えるような
デザインです -
3:25 - 3:27ところが「アップスタート」には
-
3:27 - 3:30他と異なり より効果を高める点が
もう一つあります -
3:30 - 3:34「アップスタート」では 親に
子供の教育の主導権を与えます -
3:35 - 3:37私たちは 適切な
サポートがあれば -
3:37 - 3:42全ての親が子供の就学準備を
してあげられると信じています -
3:43 - 3:45プログラムの仕組みについて
お話しします -
3:45 - 3:48こちらは州が設けた幼稚園入園の
準備チェックリストです -
3:48 - 3:50ほぼ全州にあります
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3:51 - 3:53どこであれ 私たちは親の所に出向き
-
3:53 - 3:56鍵となる 個別グループトレーニングを
施します -
3:57 - 4:02そこで私たちは 国語 算数 理科に関しては
ソフトウェアが完了サインを入れますが -
4:02 - 4:06運動能力と自立能力は
親の役割であり -
4:06 - 4:10そして社会性と情動の学習は
親と私たちが協力することを伝えます -
4:11 - 4:12これがうまく機能していて
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4:12 - 4:16プログラム終了率は90パーセントです
-
4:16 - 4:20昨年は13,500の
子供たちが -
4:20 - 4:25「アップスタート」の課程修了証書を
取得して「卒業」しました -
4:26 - 4:28そして目覚ましい結果を残しています
-
4:28 - 4:30外部評価によれば
-
4:30 - 4:36このプログラムに参加した子供たちは
参加していない子供たちに比べて -
4:37 - 4:402倍から3倍の学習成果を
上げていることがわかっています -
4:40 - 4:44ランダム化比較試験ではこのプログラムが
効果的であるという有力な証拠が示されており -
4:44 - 4:46経年的研究においては
-
4:46 - 4:50学習効果が3年生や4年生まで
持続することがわかっています -
4:50 - 4:53調査当時 子供達が
達した最高学年です -
4:53 - 4:55これらは学業における効果です
-
4:55 - 4:59別の調査では公立や私立の
プレスクールに通う子供たちと同等に -
5:00 - 5:03社会性と情動の能力が
向上していることがわかりました -
5:05 - 5:09今まで「アップスタート」に
参加した6万人の大半は -
5:09 - 5:11ユタ州の子供たちですが
-
5:11 - 5:13他の州 例えばミシシッピ州の
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5:13 - 5:16アフリカ系アメリカ人の子供たちも
同様の成果を上げました -
5:16 - 5:18こちらはキングストンと彼の母親です
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5:18 - 5:21アリゾナ州の英語学習者である
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5:21 - 5:23デイジーとその家族も
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5:23 - 5:29フィラデルフィアの難民の子供も同様です
これはお気に入りの卒業写真です -
5:29 - 5:31アメリカで最も遠隔地に住む
-
5:31 - 5:35アメリカ先住民族の子供たちも
同様の成果を上げています -
5:35 - 5:39こちらはシェリースで
モニュメントバレーに住んでいます -
5:41 - 5:44ところが 「アップスタート」に
懐疑的な人たちもいます -
5:44 - 5:48子供がスクリーンを見る時間を
設けるべきではないと信じている人に -
5:48 - 5:51私たちはこう言います
-
5:51 - 5:55アメリカ小児科学会が推奨する4歳児の
スクリーンの視聴時間は1日1時間以内であり -
5:55 - 6:01「アップスタート」の条件である
1日15分 週5日の取り組みは -
6:01 - 6:02十分その範囲内です と
-
6:03 - 6:07施設保育を行うプレスクールしか
役に立たないという人には こう応えます -
6:07 - 6:11施設保育を行うプレスクールも
すばらしいですが -
6:11 - 6:16子供をプレスクールに入れられない
あるいは親が入れない場合 -
6:16 - 6:22テクノロジーを用い 結果を生むプログラムは
すばらしい選択肢ではありませんか? と -
6:22 - 6:25私たちは施設保育を行う
プレスクールとも進んで連携します -
6:25 - 6:28現在ミシシッピ州で
800人の子供たちが -
6:28 - 6:30日中「ヘッドスタート」へ行き
-
6:30 - 6:34夜は家族と一緒に「アップスタート」に
取り組んでいます -
6:35 - 6:40私たちの野心的な考えは「アップスタート」を
全国的に広めるというもの― -
6:40 - 6:43何かと入れ替えるのではなく
-
6:43 - 6:49早期教育を利用できない全国の子供たちに
提供したいのです -
6:50 - 6:52私たちには 懐疑的な人たちと
向き合う気概も -
6:52 - 6:54活動を進めるエネルギーもあります
-
6:54 - 6:56何より計画があります
-
6:57 - 7:00子供たちを教育するのは
州の役割です -
7:00 - 7:03そこで 私たちはまず
慈善活動からの資金を使って -
7:03 - 7:07州でパイロット(試験的)プログラムを試行し
データを集めます -
7:07 - 7:10どの州も このプログラムが
素晴らしいとは思っていても -
7:10 - 7:15投資をする前に 自分の州の子供たちに
効果的であることを確かめたいのです -
7:16 - 7:21その次に 恵まれない子供たちにとって
「アップスタート」が選択肢となるよう -
7:21 - 7:24州の主要リーダーとなる方々を見つけます
-
7:24 - 7:27そして彼らと
一緒に議会へ行き -
7:27 - 7:30「アップスタート」を
慈善活動から -
7:30 - 7:33持続可能で規模の拡大が可能な
州政府支援のプログラムにします -
7:33 - 7:35この計画は実現しました
-
7:35 - 7:37(拍手)
-
7:37 - 7:41ありがとう
-
7:41 - 7:43ありがとうございます
-
7:43 - 7:46今日まで この計画は3つの州で
実現しました -
7:46 - 7:49ユタ州 インディアナ州
そしてサウスキャロライナ州です -
7:49 - 7:52私たちは多くの州で
プログラムを試行しており -
7:52 - 7:54それぞれの州で支持者を見出しました
-
7:54 - 7:58次は地理的に
障壁がある地域に対して -
7:58 - 8:00計画を持ちかけるつもりです
-
8:00 - 8:03また早期学習を
導入しているけれども -
8:03 - 8:06思うような学習成果を
あげることができていない -
8:06 - 8:09あるいは十分に親の支持が得られていない
州へ行くつもりです -
8:09 - 8:10最終的には
-
8:10 - 8:16説得するのに 最も多くのデータと
作業を必要とする州へ行き -
8:16 - 8:19私達の推進力によって
風向きを変えることを望んでいます -
8:19 - 8:22私たちは5年間に25万人の
子供たちにプログラムを提供し -
8:22 - 8:27その後 州が「アップスタート」を
提供し続けることを保証します -
8:28 - 8:30皆さんにも
できることがあります -
8:31 - 8:322千ドルで 1人の子供に
-
8:32 - 8:36「アップスタート」とコンピューター それに
インターネットを提供することができ -
8:36 - 8:39その子供がパイロットに
参加することにより -
8:39 - 8:42将来 他の子供たちが「アップスタート」に
参加できるようになります -
8:43 - 8:46それから 社会問題に
積極的に取り組む市民の皆さんに -
8:46 - 8:51子供の就学準備は実に簡単だということを
政府に訴えてほしいのです -
8:52 - 8:55問題に取り組む市民であるからこそ
皆さんここにいらしてると思います -
8:55 - 8:57ぜひ 皆さんの力を
貸してほしいのです -
8:58 - 9:04これらを通して「アップスタート」は
早期学習の転機となるでしょうか? -
9:05 - 9:07皆さんと力を合わせれば
転機となると信じています -
9:08 - 9:10これだけは確信を持って言えます
-
9:10 - 9:12就学準備をする機会のない
子供たちにとって -
9:12 - 9:16「アップスタート」が転機となる
ことは間違いありません -
9:16 - 9:17ありがとうございます
-
9:18 - 9:22(拍手)
- Title:
- 全ての子供が幼稚園への就学準備をできるようにする新しい方法
- Speaker:
- クローディア・マイナー
- Description:
-
早期学習は、子供が「成功」するために不可欠です。ところがアメリカの何百万もの子供たちは幼稚園やその後の就学において「成功するために必要な準備をするプログラム」を未だ利用することができていません。そこに登場したのが「アップスタート」プロジェクトです。これは、恵まれないコミュニティーにある家庭の子供たちに、無償で早期教育を提供するものです。教育革新者であるクローディア・マイナーは「アップスタート」の1日15分の学習がどのようにして4歳児を成功へと導くのか、さらに皆さんのできることを説明します。
(この野心的な計画は、地球規模の変化を巻き起こし、その活動資金を支援する、TEDの取り組み「The Audacious Project」に参加しています。) - Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TEDTalks
- Duration:
- 09:36
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