原油流出事故の見えざる容疑者と被害者
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0:01 - 0:04これは昔からよく知っている海です
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0:04 - 0:08この湾には何度も行っていたので
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0:08 - 0:10とてもショックを受けました
-
0:10 - 0:13なぜかというと
海のいたる所に -
0:13 - 0:15なぜかというと
海のいたる所に -
0:15 - 0:19原油がそのまま残されていて
-
0:19 - 0:23その光沢が見えているからです
-
0:23 - 0:26これには唖然とさせられました
-
0:26 - 0:31今日お話ししたいのは
原油流出のことだけでなく -
0:31 - 0:38その正体や原因について
簡単に説明したいと思います -
0:39 - 0:40まずは自己紹介から
-
0:40 - 0:46子供の頃から釣りが好きで
釣りに行っていたんですが -
0:46 - 0:51沿岸の自然が好きになり
海鳥を研究するようになりました -
0:51 - 0:56現在 主に海洋変動に関する
本を書いています -
0:56 - 1:02海の急激な変化は
以前から観察されています -
1:02 - 1:05私達が住む地球というのは
-
1:05 - 1:10水で濡らした
硬い大理石のようなものです -
1:10 - 1:12大気も同じようなものです
-
1:12 - 1:14大気を全部かき集めて
丸めたとすると -
1:14 - 1:16大気を全部かき集めて
丸めたとすると -
1:16 - 1:18右のような
気体の球ができます -
1:18 - 1:20私達が住んでいるのは
きわめて壊れやすく小さな -
1:20 - 1:23私達が住んでいるのは
きわめて壊れやすく小さな -
1:23 - 1:25神聖なシャボン玉です
-
1:25 - 1:29非常に影響を受けやすいのです
-
1:29 - 1:31石油 石炭 ガソリンなどを
燃やすことによって -
1:31 - 1:33石油 石炭 ガソリンなどを
燃やすことによって -
1:33 - 1:38大気は大きく変化し
CO2レベルも上がり続けています -
1:38 - 1:41私達が気温を上げているのです
-
1:41 - 1:44よって原油流出事故は
-
1:44 - 1:48人間社会に必要である
エネルギーに関する問題の -
1:48 - 1:51ほんの一部にすぎません
-
1:51 - 1:53温暖化の他に
-
1:53 - 1:56海が酸性になるという
問題があります -
1:56 - 2:01すでに動物への影響が観測されています
-
2:01 - 2:03現在 研究室では
-
2:03 - 2:05例えば貝を
通常の海水のpH 8.1ではなく -
2:05 - 2:08例えば貝を
通常の海水のpH 8.1ではなく -
2:08 - 2:11pH 7.5の水に入れると
-
2:11 - 2:14貝は3日以内に溶解します
-
2:14 - 2:16ウニの幼生の場合
-
2:16 - 2:20pH 8.1からpH 7.7に移動させると
-
2:20 - 2:25大きく崩れはしませんが
変形して死んでしまいます -
2:25 - 2:29すでに ある地域では
商業用のカキの幼生が -
2:29 - 2:32広範囲で死滅しています
-
2:32 - 2:34サンゴ礁の成長に遅れがみられる
地域もあります -
2:34 - 2:36サンゴ礁の成長に遅れがみられる
地域もあります -
2:36 - 2:38大きな問題なのです
-
2:38 - 2:42湾を少し
ぐるっと周ってみましょう -
2:42 - 2:46湾に住む人達には
感銘を受けました -
2:46 - 2:48彼らはまさに
海の人だからです -
2:48 - 2:50水をうまく活用し
頻繁にくるハリケーンや -
2:50 - 2:52水をうまく活用し
頻繁にくるハリケーンや -
2:52 - 2:55洪水への対策も心得ています
-
2:55 - 3:00しかし水以外のことで
水中の生息環境が変わると -
3:00 - 3:03彼らに
多くの選択肢はありません -
3:03 - 3:05コミュニティー全体を見ても
-
3:05 - 3:08水にかわるものはないのです
-
3:08 - 3:12ホテルで働こうと思っても無理です
-
3:12 - 3:15ホテル自体がないのですから
-
3:16 - 3:22湾の周囲には
多くの原油が見えます -
3:22 - 3:25海の上や 岸辺にも見られます
-
3:25 - 3:29流出現場に行くと
信じがたい光景が -
3:29 - 3:34まるで車のオイル受けを
ひっくり返したかのようです -
3:35 - 3:37一番信じられないのは
-
3:37 - 3:43原油を回収しようとする人が
誰もいないことです -
3:44 - 3:49ここの海一帯が
悲惨な状態になっています -
3:50 - 3:54岸沿いを進んでいると
そこら中に原油が見られ -
3:55 - 3:56めちゃくちゃな状態です
-
3:56 - 4:01アラバマの東海岸に行くと
-
4:01 - 4:05浜辺を掃除している人達がいます
-
4:05 - 4:08掃除方法が変わっています
-
4:08 - 4:10200 Lのビニール袋に
砂を5 kgしか入れず -
4:10 - 4:12200 Lのビニール袋に
砂を5 kgしか入れず -
4:12 - 4:14ビニール袋は何千とあります
-
4:14 - 4:16何をしたいのかわかりません
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4:16 - 4:20一方で 今でも
浜辺を利用する人達もいます -
4:20 - 4:24水から離れろという看板はなく
子供たちが海に入って 石油まみれ -
4:24 - 4:27服もサンダルもめちゃくちゃです
-
4:27 - 4:31原油が残っている所に行くと
もっとめちゃくちゃで -
4:31 - 4:34基本的に誰もいません
-
4:34 - 4:38数人が利用しているだけです
-
4:38 - 4:40ノイローゼになる人もいます
-
4:40 - 4:42彼らは働き者で
-
4:42 - 4:47朝起きたら エンジンスタート
さあ仕事だ という感じです -
4:47 - 4:50彼らは 自然が
沿岸の生態系を通して -
4:50 - 4:52与えてくれる安心感に
依存していると感じています -
4:52 - 4:55与えてくれる安心感に
依存していると感じています -
4:55 - 4:58その世界が壊されていると
知ったのです -
4:58 - 5:00見てください
-
5:00 - 5:04ショックをあらわす看板
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5:05 - 5:09憤怒をあらわす看板
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5:10 - 5:13怒りをあらわす看板
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5:17 - 5:20悲しみの看板
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5:20 - 5:23これらは目に見えるものです
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5:25 - 5:29しかし海の中には
目に見えないものばかりです -
5:29 - 5:33海の中はどうなっているのでしょう
-
5:33 - 5:38原油が水中に浸出しているか
意見が分かれます -
5:38 - 5:41マーキー議員によると
-
5:41 - 5:44「潜水艦で 原油の有無を
調べられないのだろうか?」 -
5:44 - 5:47「潜水艦で 原油の有無を
調べられないのだろうか?」 -
5:47 - 5:49しかし潜水艦は使えませんでした
-
5:49 - 5:52前に湾に行ってから
今日までの間 -
5:52 - 5:58メキシコ湾に原油があるのか
調べる実験をしてみました -
5:58 - 6:01ここがメキシコ湾です
-
6:01 - 6:04魚の豊富な輝ける場所
-
6:04 - 6:08このメキシコ湾に
少しだけ油を流出させました -
6:08 - 6:11仮説は裏付けられることになります
-
6:11 - 6:14油と水は混ざりません
-
6:14 - 6:21でも分散剤を加えると
-
6:21 - 6:23混ざり始めます
-
6:23 - 6:28そこに風や波などの
エネルギーを少し加えると -
6:28 - 6:32もう大変なことになり
めちゃくちゃです -
6:32 - 6:37きれいにすることも
原油を抽出することも不可能です -
6:37 - 6:40そしてなによりも
-
6:40 - 6:42見えないことがやっかいです
-
6:42 - 6:45わざと隠されているのだと思っています
-
6:45 - 6:51これ程の大惨事だと
多くの情報がもれて聞こえてきます -
6:51 - 6:56噂通り
事故のもみ消しがあります -
6:56 - 7:01私の個人的な考えですが
この分散剤というのは -
7:01 - 7:05死体隠ぺいのような
常套手段だと思います -
7:05 - 7:07殺人犯の証拠隠しですね
-
7:07 - 7:09海上に密集した原油は
目で見ることができます -
7:09 - 7:13海上に密集した原油は
目で見ることができます -
7:13 - 7:19そこに一撃を加え
証拠を消しているのでしょう -
7:19 - 7:21さて
-
7:21 - 7:23微生物が油を食べれば
-
7:23 - 7:25ウミガメも食べます
-
7:25 - 7:27原油の流出があれば
-
7:27 - 7:31微生物が分解するまで
長い時間がかかります -
7:31 - 7:34原油をウミガメが食べ
魚はエラから吸収します -
7:34 - 7:36そして原油の中を泳がざるを得ません
-
7:36 - 7:39今日ここに来る途中
電車の中で信じられない話を聞きました -
7:39 - 7:42今日ここに来る途中
電車の中で信じられない話を聞きました -
7:42 - 7:44テッド・ウィリアムという作家で
-
7:44 - 7:48何を見たのか
質問されました -
7:48 - 7:50オーデュボン誌の記事を
書いていたのです -
7:50 - 7:55彼は1週間前に
湾に行っていて -
7:55 - 7:58釣りガイドをしていた男に
-
7:58 - 8:01事故現場を案内してもらったそうです
-
8:01 - 8:04そのガイドは 年中
仕事の予定が空いていました -
8:04 - 8:08そのガイドは 年中
仕事の予定が空いていました -
8:08 - 8:11予約金も返還を求められ
誰も近寄ろうとしません -
8:11 - 8:13何千人という人が
同じような状況です -
8:13 - 8:16しかしそのガイドによると
-
8:16 - 8:18海に出た最後の日に
-
8:18 - 8:23バンドウイルカが
突然ボートの横に現れ -
8:23 - 8:28噴気孔から
油をまき散らしていました -
8:28 - 8:30イルカから離れました
-
8:30 - 8:34なぜなら最後の釣り
だということもあり -
8:34 - 8:36イルカが魚を怖がらせることを
知っていたからです -
8:36 - 8:38だからイルカから離れ
-
8:38 - 8:40数分後振り返ると
-
8:40 - 8:42またボートのすぐ側まで来ていました
-
8:42 - 8:4630年の釣りのなかで イルカの
こんな行動は初めて見たそうです -
8:46 - 8:51そして これはまるで―
-
8:51 - 8:55助けてくれと
言っているように感じたそうです -
8:57 - 9:00エクソンバルディーズ号
原油流出事故では -
9:00 - 9:02シャチの30%近くが
-
9:02 - 9:05数ヶ月で死にました
-
9:05 - 9:07個体数は回復していません
-
9:07 - 9:11個体数の回復率は
ばらつくでしょう -
9:11 - 9:14時間がかかるものもあれば
-
9:14 - 9:18早く回復するだろう
というものもあります -
9:18 - 9:21メキシコ湾には重要な役割があります
-
9:21 - 9:281年のある時期に
多くの動物がこの湾に集まります -
9:28 - 9:30そのためメキシコ湾は
重要な水源で -
9:30 - 9:36大西洋の等量の水より
重要だといえます -
9:36 - 9:40マグロは世界の海を渡ります
湾の水流に乗り ヨーロッパまで -
9:40 - 9:42産卵するときは
内陸にまでやって来ます -
9:42 - 9:472匹に標識をつけて
産卵場所がわかるようにしました -
9:47 - 9:49なめらかな場所を選んでいます
-
9:49 - 9:55今年の産卵時期は 多分
悲惨なことになるでしょう -
9:55 - 9:59親魚が汚れた水を
避けてくれることを願います -
9:59 - 10:03通常 濁った水には
入ろうとしませんが -
10:03 - 10:07非常に運動神経の良い魚なので
-
10:07 - 10:10何がエラに影響を与えるか
わかりませんし -
10:10 - 10:12親魚への影響は わからないのです
-
10:12 - 10:14だとしても 卵や稚魚には
確実に影響があると思っています -
10:14 - 10:16だとしても 卵や稚魚には
確実に影響があると思っています -
10:16 - 10:19下がり続けている
このグラフをご覧ください -
10:19 - 10:24私達が 数十年に渡って
乱獲してきた結果です -
10:24 - 10:30原油の流出により
壊滅的な被害となった一方で -
10:30 - 10:32心に留めておきたいことは
-
10:32 - 10:36私達は長期間にわたり 海に
多大な影響を与えてきたということです -
10:36 - 10:40私達が何か始めると
良いことではなく -
10:40 - 10:44多くのストレスと問題が
つきまとってきます -
10:44 - 10:46鳥を見てみると
-
10:46 - 10:511年のある時期に
多くの鳥が湾に集まり -
10:51 - 10:53やがて飛び立っていきます
-
10:53 - 10:56鳥たちの生息域はずっと広範なのです
-
10:56 - 10:58例えば
-
10:58 - 11:01この写真の鳥は
ほとんどが渡り鳥で -
11:01 - 11:06原油が流れてきた5月に
この湾に来たというわけです -
11:07 - 11:11左下に キョウジョシギと ミツユビシギがいます
-
11:11 - 11:15北極で子育てをし
南アメリカの南部で冬を過ごします -
11:15 - 11:20メキシコ湾に集まり
やがて北極各地に飛び立ちます -
11:20 - 11:24グリーンランドで繁殖する鳥も
メキシコ湾で見かけました -
11:25 - 11:28よって これは半球規模の問題なのです
-
11:28 - 11:33経済的影響も 少なくとも
米国全土で見られ -
11:33 - 11:37生物学的には
半球規模の影響があります -
11:39 - 11:47これは全く予想だにしなかった
唖然とする例の一つです -
11:47 - 11:50日本軍が真珠湾を爆撃した時でさえ
-
11:50 - 11:52撃ち返すことはしました
-
11:52 - 12:00でも今の私達は
何をすべきかわからないでいます -
12:00 - 12:04何もできていないのは
現在の対策を見れば明らかです -
12:04 - 12:06今やっている主な方法は
ブームと分散剤です -
12:06 - 12:09ブームは広い範囲には
展開できないので -
12:09 - 12:12原油が多くたまっている箇所を
囲うこともできません -
12:12 - 12:15原油が多くたまっている箇所を
囲うこともできません -
12:15 - 12:20沿岸近くに ボートが2艘
右のボートは通称「釣りバカ」 -
12:20 - 12:22良い名前ですね
-
12:22 - 12:28湾の何千平方マイルも広がる
海上の原油を -
12:28 - 12:34ブームで囲おうと
躍起になっているんですから -
12:34 - 12:38分散剤によって 原油は
ブームの下を通ることができます -
12:38 - 12:41ブームの直径は
たったの30 cm程です -
12:42 - 12:45こんなバカげたことありません
-
12:45 - 12:47何百というエビ漁船を雇い
-
12:47 - 12:52網ではなく ブームを引張ることが
彼らの仕事となります -
12:52 - 12:57原油まみれの海水が
ブームの後方へ移動しています -
12:57 - 13:00実はかき混ぜているのです
-
13:00 - 13:02ばがげています
-
13:02 - 13:05何百マイルもの沿岸が
ブームだらけになると -
13:05 - 13:09何百マイルもの沿岸が
ブームだらけになると -
13:09 - 13:12隣の沿岸にはブームが一つもないので
-
13:12 - 13:17原油や汚れた水が
簡単に入ってこれます -
13:17 - 13:20下の写真は
-
13:20 - 13:25鳥のコロニーが囲われています
コロニーを守ろうとしているんです -
13:25 - 13:28鳥類学者としていいますが
-
13:28 - 13:31鳥は飛びます
-
13:31 - 13:33(笑)
-
13:35 - 13:41コロニーを囲っても
意味がありません -
13:41 - 13:46鳥たちはエサをとるため
海に潜らないといけません -
13:47 - 13:51鳥たちが第一に
しなければいけないのが -
13:51 - 13:54巣を守ることです
-
13:54 - 13:57巣がすべて壊されてしまえば
-
13:57 - 13:59鳥は離れていくでしょう
-
13:59 - 14:02今回は そうなった方がましだったでしょう
-
14:02 - 14:05鳥の洗浄について言うと
-
14:05 - 14:10鳥をきれいにする人を
非難するわけではありませんが -
14:10 - 14:14思いやりを示すことが
本当に大切です -
14:14 - 14:18人間が持っている
一番大切なものが思いやりですから -
14:18 - 14:22こういったイメージを持ち
それを表現することが大切です -
14:22 - 14:25しかし 鳥たちは
どこに放されるというのでしょう -
14:25 - 14:27まるで燃えるビルから連れ出し
-
14:27 - 14:29煙の吸入をケアした後
-
14:29 - 14:33再びビルの中に戻すようなものです
原油はまだ流出しています -
14:34 - 14:38これを事故として
認めるわけにはいきません -
14:38 - 14:41これは重過失によって招かれた事態です
-
14:41 - 14:45(拍手)
-
14:46 - 14:48BPだけではありません
-
14:48 - 14:50BPが ずさんで無謀な
操業をしたのは -
14:50 - 14:53BPが ずさんで無謀な
操業をしたのは -
14:53 - 14:55それができたからです
-
14:55 - 15:00私達を守る立場である政府の
完全な監督責任だとして -
15:00 - 15:06許されてしまっています
-
15:08 - 15:13米国では ほとんどの商船に
この看板が見られます -
15:13 - 15:15原油が数ガロン流出すれば
-
15:15 - 15:17大変なことになります
-
15:17 - 15:19誰のために法律が作られ
そして誰が法の外にいるのか -
15:19 - 15:22誰のために法律が作られ
そして誰が法の外にいるのか -
15:22 - 15:25考える必要があります
-
15:25 - 15:27将来私達にできることがあります
-
15:27 - 15:30必要だけど
手に入れられなかった装置です -
15:30 - 15:36石油を求め メキシコ湾の海底に
30,000個の穴を作れば -
15:36 - 15:41その内の一つから石油が出てきても
なんら驚くことではありません -
15:41 - 15:47これこそ私達が
しなければいけないことです -
15:47 - 15:52実際どこから流出が始まったか
理解する必要があります -
15:52 - 15:57「政府は公共の利益を守る
私達の味方なんだ」という考えが -
15:57 - 16:03破綻するところから始まっています
-
16:06 - 16:13原油の流出や 銀行救済
住宅ローン危機などは -
16:13 - 16:18同じ原因で起こる症状に
違いありません -
16:18 - 16:23一部の悪い人間から
守ってくれる警察は -
16:23 - 16:26最低限必要だと
私達は理解しています -
16:26 - 16:30きっぷを切られたり
少々うっとうしい所があっても -
16:30 - 16:33警察は廃止すべきだ
なんて言う人はいません -
16:33 - 16:36この30年間 政府全体において
-
16:36 - 16:38規制撤廃の動きがありました
-
16:38 - 16:41規制撤廃の動きがありました
-
16:41 - 16:45これを主導したのは
私達を守る立場の人達で -
16:45 - 16:50裏で政府を買収していました
-
16:50 - 16:59(拍手)
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17:00 - 17:06これが今でも問題となっています
-
17:06 - 17:08米国の創建時には
企業は違法でした -
17:08 - 17:11トーマス・ジェファソンでさえ
-
17:11 - 17:14すでに米国の法律を無視していると
不満をもらしました -
17:14 - 17:17すでに米国の法律を無視していると
不満をもらしました -
17:18 - 17:22自分は保守派だと言う人がいますが
-
17:22 - 17:26本当に保守派の愛国者になりたければ
-
17:26 - 17:30企業に向かって
地獄に落ちろというでしょう -
17:30 - 17:33これが真の保守派です
-
17:34 - 17:38そこで私達が本当にすべきことは
-
17:38 - 17:42我々の利益を守るのは政府だ
という考えを取り戻し -
17:42 - 17:48この国の失われた連帯感と
共通の利害を取り戻すことです -
17:49 - 17:53希望の光が見え
私達は少し目を覚ましつつあります -
17:53 - 17:55グラス・スティーガル法―
-
17:55 - 17:59これは不況や 銀行の破綻
救済が必要な状態などが -
17:59 - 18:03起こるのを防ぐ法律です
-
18:03 - 18:051933年に施行されましたが
-
18:05 - 18:08組織的に崩されてしまいました
-
18:08 - 18:12現在 こういったものを
復元しようという雰囲気があります -
18:12 - 18:14しかしロビー活動家たちはすでに
-
18:14 - 18:19法案が可決した後
規制緩和をしようとしています -
18:19 - 18:21だから戦いは続いています
-
18:21 - 18:23今が歴史的瞬間です
-
18:23 - 18:25湾での原油流出という大惨事を招くか
-
18:25 - 18:29湾での原油流出という大惨事を招くか
-
18:29 - 18:33多くの人が気付いている決断をし
抜け出すかのどちらかです -
18:33 - 18:37抜け出す決断をするには
共通のテーマがあります -
18:37 - 18:41以前にも海洋掘削のときに経験があります
-
18:41 - 18:44初め 海上油田の名前は「クジラ」で
-
18:44 - 18:47掘削機の名前は「モリ」でした
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18:47 - 18:52当時 海のクジラの数が減少していました
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18:52 - 18:54私達が洞窟に住んでいた時から
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18:54 - 18:56エネルギーが欲しいときは
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18:56 - 18:59火で何かを燃やします
今もやっていることは同じです -
18:59 - 19:04今でもエネルギーが欲しいとき
何かを燃やしています -
19:04 - 19:11クリーンなエネルギーは高価で
使えないと言われます -
19:11 - 19:13誰が高価だと言っているのでしょう?
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19:13 - 19:15石油を売っている人達です
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19:15 - 19:18前にここに来た時も
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19:18 - 19:22エネルギーを切り替えれば
経済が耐えられないと言われました -
19:22 - 19:25安価なエネルギーは奴隷です
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19:25 - 19:30エネルギーとはモラルの問題なのです
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19:30 - 19:32善か悪かの問題でもあります
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19:32 - 19:34ありがとうございました
- Title:
- 原油流出事故の見えざる容疑者と被害者
- Speaker:
- カール・サフィナ
- Description:
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メキシコ湾の原油流出事故は理解しがたいものですが、わかっていることは悪いことだということです。カール・サフィナは血の沸き立つような反対尋問の中で、真実を掘り下げていきます。その影響はメキシコ湾にとどまるものではありません。また、多くの「解決策」が状況を悪化させていると論じます。
- Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TEDTalks
- Duration:
- 19:35
Natsuhiko Mizutani approved Japanese subtitles for The oil spill's unseen culprits, victims | ||
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for The oil spill's unseen culprits, victims | ||
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for The oil spill's unseen culprits, victims | ||
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for The oil spill's unseen culprits, victims | ||
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for The oil spill's unseen culprits, victims | ||
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for The oil spill's unseen culprits, victims | ||
Yoshinari Fukuzawa accepted Japanese subtitles for The oil spill's unseen culprits, victims | ||
Yoshinari Fukuzawa edited Japanese subtitles for The oil spill's unseen culprits, victims |