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根源の神秘を歌う | クラロン・マクファデン | TEDxAmsterdam

  • 0:05 - 0:08
    (歌)
  • 1:34 - 1:36
    (歌 終わり)
  • 1:43 - 1:47
    (拍手)
  • 1:52 - 1:55
    司会 ローゼンフェルト:皆さん
    クラロン・マクファデンによるソロでした
  • 1:55 - 1:58
    世界的なソプラノ歌手で
  • 1:58 - 2:00
    ニューヨーク州のロチェスターで学びました
  • 2:00 - 2:04
    オペラでは 様々な役を
    数多く演じていることで有名です
  • 2:04 - 2:09
    2007年8月に その優れた才能
  • 2:09 - 2:11
    驚くほどのレパートリーの広さ
  • 2:11 - 2:14
    ステージでのあざやかな演奏に対し
  • 2:15 - 2:17
    アムステルダム芸術賞を
    受賞しました
  • 2:17 - 2:20
    今日は アリアを二曲
    披露して下さいます
  • 2:20 - 2:24
    そして 音楽の伝統と
    アリアについて の考え
  • 2:24 - 2:28
    現代においてその二つが
    どう結びつくのか 語ってくれます
  • 2:28 - 2:31
    準備にもう少し時間がかかるので
    少しお付き合いください
  • 2:31 - 2:33
    この車が登場したとき
  • 2:33 - 2:37
    「なんてことだ 遠すぎて見えない!」
    と劇場の全ての人が言いました
  • 2:39 - 2:41
    もう少し お話しさせてください
  • 2:41 - 2:44
    ご存知のとおり オペラ公演の
  • 2:44 - 2:47
    チケットには
    19%の税金がかかります
  • 2:48 - 2:49
    チケットには
    19%の税金がかかります
  • 2:49 - 2:51
    歓迎できませんね?
  • 2:51 - 2:54
    チケットの値上げに
    大きなブーイングを?
  • 2:54 - 2:56
    (観客のブーイング)
  • 2:56 - 3:00
    だから すぐ近くにサーカスが
    新しくオープンしたのかもしれません
  • 3:00 - 3:01
    (笑)
  • 3:02 - 3:07
    さて TEDxAmsterdamの
    秘密をお話しましょう
  • 3:07 - 3:13
    バックステージは 落とし穴や仕掛けで
    複雑な迷路になっています
  • 3:13 - 3:14
    落ちて怪我することもあります
  • 3:14 - 3:17
    幸い 我々のスピーカーは無事のようです
  • 3:17 - 3:19
    クラロン・マクファデンさんです
    どうぞ
  • 3:19 - 3:20
    (拍手)
  • 3:30 - 3:31
    人間の声は
  • 3:32 - 3:36
    神秘的で 自然に湧き上がる
    根源的なものです
  • 3:38 - 3:43
    私にとって 人間の声は
    あらゆる感情を運ぶ船のようなものです
  • 3:43 - 3:45
    嫉妬 以外の感情ですが
  • 3:47 - 3:48
    そして 呼吸は
  • 3:48 - 3:51
    その船の船長です
  • 3:53 - 3:54
    子供が誕生して
  • 3:56 - 3:57
    人生で最初の 呼吸をします
  • 3:58 - 4:02
    (息を吸う)
  • 4:03 - 4:04
    フヮー!
  • 4:06 - 4:09
    そして 私たちは その声の表現の
    素晴らしさ、美しさを―
  • 4:10 - 4:11
    神秘的で 湧き上がるような
  • 4:12 - 4:15
    根源的なものを
  • 4:16 - 4:17
    目の当たりにするのです
  • 4:19 - 4:22
    数年前 保養を兼ねて
    瞑想のためタイに行きました
  • 4:23 - 4:24
    完全な静寂 完全な孤独を
  • 4:25 - 4:29
    経験したかったのです
  • 4:30 - 4:33
    私はこの保養所で
    二週間過ごしました
  • 4:33 - 4:34
    貸切の簡素な小屋で
  • 4:34 - 4:37
    音楽は無く 何も無い -
    自然の音だけでした
  • 4:38 - 4:42
    集中することの真髄を得ようと
  • 4:42 - 4:43
    一瞬一瞬に集中しました
  • 4:44 - 4:46
    最後の日に
  • 4:46 - 4:48
    施設を管理している女性がやって来て
  • 4:49 - 4:51
    少し話をしました
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    「何か歌っていただけませんか?」
  • 4:54 - 4:56
    と彼女は言いました
  • 4:56 - 5:00
    でも そこは完全な静寂と
    沈黙の場所だから
  • 5:00 - 5:01
    音は出せないと思ったのですが
  • 5:02 - 5:05
    「お願いします 私に何か歌ってください」
    と言うので
  • 5:06 - 5:08
    私は目を閉じ
  • 5:09 - 5:10
    息を吸い込み
  • 5:12 - 5:14
    最初に出てきた曲は
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    オペラ『ポギーとベス』から
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    『サマータイム』です
  • 5:19 - 5:23
    (歌)夏になり 暮らしやすくなったね
  • 5:24 - 5:27
    魚は跳ね 綿花は育つ
  • 5:27 - 5:31
    パパはお金持ちで
    ママは美人だよ
  • 5:31 - 5:33
    だから坊や 泣くのはやめて
  • 5:33 - 5:35
    よくお休みよ
  • 5:37 - 5:38
    そして 私は目を開けました
  • 5:39 - 5:42
    すると その方は目を閉じていました
  • 5:42 - 5:45
    しばらくして 目を開け
  • 5:45 - 5:46
    わたしを見つめて 言いました
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    「まるで瞑想のようでした」
  • 5:50 - 5:52
    その時私は 悟ったのです
  • 5:52 - 5:56
    はるばるタイまで探しに来たものは
  • 5:56 - 5:57
    探し求めていたものは 全て
  • 5:57 - 6:00
    最初から
    私の歌の中にあったのだと
  • 6:01 - 6:04
    静かだけど 覚醒している
  • 6:05 - 6:08
    集中しているけど 気付いている
  • 6:08 - 6:11
    一瞬一瞬を大切にすることだったのです
  • 6:13 - 6:14
    皆さんが一瞬に集中する時
  • 6:15 - 6:16
    私が一瞬に集中するとき
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    表現をたくわえた入れ物が開いていて
  • 6:18 - 6:21
    感情が外へ流れ出します
  • 6:21 - 6:22
    私から あなたへ
  • 6:22 - 6:23
    そして あなたから私へ
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    それは本当に
    深淵な経験でした
  • 6:28 - 6:31
    ジョン・ケイジという
    アメリカの作曲家の
  • 6:31 - 6:33
    作品を紹介します
  • 6:33 - 6:35
    『アリア』という曲です
  • 6:35 - 6:40
    この曲は キャシー・バーベリアンという
    偉大な歌手のために書かれました
  • 6:40 - 6:43
    そして この曲の特別なところは-
  • 6:43 - 6:45
    私の後ろを見てください-
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    五線譜が使われていないことです
  • 6:49 - 6:52
    音符も シャープも フラットもありません
  • 6:52 - 6:54
    構図のようになっていて
  • 6:55 - 6:57
    この構図の範囲内で 歌手は
  • 6:57 - 7:01
    創造性を使って 湧き上がってくるまま
    好きなように歌って構いません
  • 7:02 - 7:03
    例えば
  • 7:04 - 7:06
    構図には様々な色があり
  • 7:06 - 7:10
    その色ごとに
    歌い方を変えます
  • 7:10 - 7:14
    ポップス、カントリーアンドウェスタン
    オペラ、ジャズ のように
  • 7:14 - 7:17
    色によって歌い分けすればよいのです
  • 7:18 - 7:20
    ラインの形は様々です
  • 7:20 - 7:23
    好きなテンポを選び
    自分なりに ラインをなぞり
  • 7:23 - 7:24
    歌えばよいのです
  • 7:24 - 7:25
    でも 最低限
  • 7:26 - 7:27
    ラインに合わせて歌います
  • 7:28 - 7:29
    そして この小さな点は
  • 7:30 - 7:34
    音を使った表現ではありますが
  • 7:35 - 7:38
    声楽的な もしくは 言語的な声ではない
  • 7:38 - 7:40
    何かしらの音 を表してしています
  • 7:40 - 7:42
    体から出た音なら クシャミや
  • 7:42 - 7:44
    咳 動物的な音でよいのです
  • 7:44 - 7:45
    (客席から咳の音)
  • 7:45 - 7:47
    そのとおりです (笑)
  • 7:47 - 7:48
    手拍子でもなんでも構いません
  • 7:50 - 7:52
    歌詞は何カ国語かで
    書かれています
  • 7:52 - 7:56
    アルメニア語 ロシア語
    フランス語 英語 イタリア語です
  • 7:56 - 7:59
    この形に収まっていれば
    あとは自由です
  • 8:00 - 8:02
    私にとって この曲は
    「声」に捧げる詩(うた)です
  • 8:04 - 8:06
    なぜなら ご覧のとおり 神秘的で
  • 8:08 - 8:10
    自発的な 根源的な
  • 8:12 - 8:14
    作品だからです
  • 8:14 - 8:17
    皆さん お聞きください
  • 8:17 - 8:19
    ジョン・ケイジの『アリア』です
  • 8:26 - 8:28
    (様々な言語での歌)
  • 8:28 - 8:32
    Hampart-zoum
  • 8:33 - 8:35
    Dirouhi
  • 8:35 - 8:37
    Di questa Terra
  • 8:37 - 8:41
    Naprasno
  • 8:41 - 8:43
    Conscience et
  • 8:43 - 8:44
    (犬の鳴き声)
  • 8:45 - 8:52
    (歌)Arise
  • 8:53 - 8:54
    チッ チッ チッ
  • 8:55 - 8:57
    (歌)
  • 8:57 - 8:58
    Vidiel’a
  • 8:59 - 9:01
    facilmente
  • 9:01 - 9:05
    E io sono per te
  • 9:06 - 9:07
    (ロボット風に) No other way
  • 9:07 - 9:10
    Dans l'espace, so help
  • 9:11 - 9:12
    (歌)
  • 9:12 - 9:15
    Si juste
  • 9:15 - 9:20
    Dvidzénya bistri
  • 9:22 - 9:23
    (手拍子)
  • 9:24 - 9:25
    (歌)
  • 9:25 - 9:27
    On pekrásen
  • 9:27 - 9:31
    idyot a k u
  • 9:31 - 9:36
    O a k ho a
  • 9:37 - 9:41
    Sivayoot eternal loosin
  • 9:43 - 9:46
    (くしゃみ)
  • 9:48 - 9:50
    (笑)
  • 9:50 - 9:51
    シー!
  • 9:54 - 9:56
    (歌)
  • 9:56 - 9:58
    Gloobinoí più chiara
  • 10:00 - 10:06
    Si ceci est cela cela est ceci
  • 10:09 - 10:14
    Totalmente soi whom they sought to slay
  • 10:15 - 10:19
    To have the fruits gloire
  • 10:20 - 10:22
    J’écoute ...
  • 10:22 - 10:24
    À la vie…
  • 10:25 - 10:29
    Leggermente snédznoi
  • 10:32 - 10:33
    Coo coo
  • 10:34 - 10:37
    P k t d
  • 10:37 - 10:40
    Banalité
  • 10:40 - 10:43
    K o e
  • 10:44 - 10:46
    (キスの音)
  • 10:48 - 10:49
    (歌)
  • 10:49 - 10:56
    In armonia
  • 10:59 - 11:06
    (拍手)
  • 11:23 - 11:24
    ありがとう
  • 11:25 - 11:29
    お気付きの方もいるでしょう
    私のトークのタイトルは『二つのアリア』です
  • 11:30 - 11:34
    なので もう一度
    この曲を歌いたいと思います
  • 11:34 - 11:38
    そして 今度は 皆さんにも
    参加いただきたいと思います
  • 11:38 - 11:39
    (笑)
  • 11:39 - 11:41
    アシスタントを紹介します
  • 11:41 - 11:45
    シャロン・ミナイロさんが
    サポートしてくれます
  • 11:45 - 11:47
    だから安心してください
  • 11:48 - 11:52
    私が色のついたラインや
    文字を歌います
  • 11:52 - 11:55
    皆さんは-全員ですよ
    点のほうを担当してください
  • 11:56 - 11:58
    では 一息おいて
  • 11:58 - 12:01
    湧き上がってきたものを感じて下さい
  • 12:01 - 12:03
    何をしても構いません
    大きい声でも 小さくても
  • 12:05 - 12:06
    気分が悪くなったときの声でも構いません
  • 12:06 - 12:07
    (笑)
  • 12:08 - 12:13
    そして 曲の最後の'in armonia'を
    全員でそろって歌いましょう
  • 12:17 - 12:18
    緊張してる?
  • 12:18 - 12:20
    (笑)
  • 12:20 - 12:22
    アドレナリンを感じましょう
    ワクワクしますね?
  • 12:22 - 12:24
    自然に湧き上がるものを
    表現して下さい
  • 12:29 - 12:31
    (様々な言語での歌)
  • 12:31 - 12:34
    Hampart-zoum
  • 12:34 - 12:36
    Dirouhi
  • 12:36 - 12:37
    Di questa Terra
  • 12:38 - 12:42
    Naprasno
  • 12:42 - 12:44
    Conscience et
  • 12:45 - 12:47
    (観客の口笛と拍手)
  • 12:49 - 12:55
    (歌)Arise
  • 12:56 - 12:57
    (観客の拍手と歓声)
  • 12:58 - 12:59
    (歌)
  • 12:59 - 13:01
    Vidiel’a
  • 13:01 - 13:02
    facilmente
  • 13:02 - 13:05
    E io sono per te
  • 13:05 - 13:07
    (ロボット風に) No other way
  • 13:07 - 13:08
    Dans l'espace, so help
  • 13:08 - 13:09
    (歌)
  • 13:09 - 13:10
    Si juste
  • 13:10 - 13:14
    Dvidzénya bistri
  • 13:15 - 13:16
    (観客拍手、喝采)
  • 13:17 - 13:18
    (歌)
  • 13:18 - 13:19
    On pekrásen
  • 13:19 - 13:23
    idyot a k u
  • 13:23 - 13:27
    O a k ho a
  • 13:27 - 13:32
    Sivayoot eternal loosin
  • 13:34 - 13:36
    (観客の口笛と拍手)
  • 13:39 - 13:40
    (観客の口笛と拍手)
  • 13:40 - 13:42
    (観客の口笛と拍手)
  • 13:44 - 13:46
    Gloobinoí più chiara
  • 13:47 - 13:49
    (観客の口笛と拍手)
  • 13:49 - 13:52
    Si ceci est cela cela est ceci
  • 13:52 - 13:54
    (観客の口笛と拍手)
  • 13:54 - 13:59
    Totalmente soi whom they sought to slay
  • 13:59 - 14:03
    To have the fruits gloire
  • 14:03 - 14:06
    J’écoute ...
  • 14:07 - 14:11
    Leggermente snédznoi
  • 14:13 - 14:15
    (観客の口笛と拍手)
  • 14:15 - 14:16
    P k t d
  • 14:16 - 14:18
    Banalité
  • 14:18 - 14:20
    K o e
  • 14:21 - 14:23
    (観客の口笛と拍手)
  • 14:24 - 14:32
    In armonia
  • 14:34 - 14:40
    (拍手)(喝采)
Title:
根源の神秘を歌う | クラロン・マクファデン | TEDxAmsterdam
Description:

ソプラノ声楽家クラロン・マクファデンは、人間の声について「神秘的で、湧き上がってくるような、根源的なもの」と語ります。ジョン・ケイジが書いた難曲『アリア』の独唱を通じて、呼吸そして歌の神秘の探求に、観客はいざなわれるでしょう。

このビデオは、TEDカンファレンスの形式で地元コミュニティが独自に運営するTEDxイベントにおいて収録されたものです。詳しくは http://ted.com/tedx をご覧ください。

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Video Language:
English
Team:
closed TED
Project:
TEDxTalks
Duration:
14:47

Japanese subtitles

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