ローカルマーケティングのグローバル化 | 倉重宜弘 | TEDxSapporoSalon
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0:13 - 0:14みなさんこんにちは
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0:15 - 0:20今日は地方活性化のための
マーケティングという意味の -
0:20 - 0:24いわゆるローカルマーケティングについて
お話ししたいと思います -
0:24 - 0:26今 私たちが取り組んでいることが
-
0:26 - 0:30もしかしたら その大きなヒントに
なるかもしれないというお話です -
0:31 - 0:33突然ですが
-
0:33 - 0:36皆さんのふるさと
故郷は大都市でしょうか -
0:36 - 0:39それとも地方の小さな町でしょうか
-
0:40 - 0:43ここ札幌は言わずと知れた
大都市ですよね -
0:44 - 0:47こちらからご出身の方は
-
0:47 - 0:49大都市出身だという風に
言えると思います -
0:50 - 0:54実は私は東京に住んで
もう25年になるんですけれども -
0:54 - 1:00私自身の故郷は
愛知県の米山市というところで -
1:00 - 1:05人口7万5千人ぐらいの
城下町なんですけれども -
1:05 - 1:07観光都市で有名なところですが
-
1:07 - 1:10やはり小さな町なんですね
-
1:11 - 1:15故郷といって 風景といって
私の目に浮かぶのは -
1:15 - 1:18本当に遥か彼方まで続く田んぼと
-
1:18 - 1:21その稜線を彩るきれいな山という
-
1:21 - 1:25本当に典型的な日本の田舎の風景です
-
1:26 - 1:29もしかしたら 世界中の多くの皆さんが
-
1:29 - 1:33故郷といわれて思い浮かべるような
景色というのは -
1:33 - 1:35多少の景色の違いは
あると思うんですけれども -
1:35 - 1:39あまり変わらないんじゃないか
という風に思います -
1:39 - 1:42田舎の風景というのが
そういう意味で本当に -
1:42 - 1:46誰しもが心の支えにしている
ものじゃないかなと思います -
1:48 - 1:51その故郷の地方都市にあまり活気がなくて
-
1:53 - 1:58高齢化や景気の低迷 人口流出などの
大きな課題を抱えているというのは -
1:58 - 2:01これもまた世界共通なのではないか
という風に思います -
2:02 - 2:06ここ日本でも
特にここ数年ですが -
2:06 - 2:10やはりそういった問題は
大きな問題になってきていまして -
2:10 - 2:15地方の活性化というのは
世界共通の課題じゃないかと思います -
2:16 - 2:22このスピーチはこの後 世界中で
見られるようになるということなので -
2:22 - 2:26まずは ここ北海道について
-
2:26 - 2:28特に海外の皆さんにですね
-
2:28 - 2:33ご紹介する簡単なビデオを
作って参りましたので -
2:33 - 2:35ちょっとこちらをご覧ください
-
2:37 - 2:39北海道は日本の最北に位置する
-
2:39 - 2:43本州についで日本で2番目に大きい島です
-
2:47 - 2:50北海道はとにかく自然が豊かで
-
2:50 - 2:53風景が美しいことで知られています
-
2:56 - 2:59海の幸や山の幸
-
2:59 - 3:01ビールやワインなどのお酒
-
3:01 - 3:04スイーツなどが美味しいことでも
知られていて -
3:04 - 3:08また牛乳やチーズなどの
乳製品もたくさん作られています -
3:11 - 3:15日本人が北海道と聞いて
抱くイメージは -
3:15 - 3:17涼しくて心地よい空気
-
3:17 - 3:20新鮮でおいしい食べ物
-
3:20 - 3:22広大な景色
-
3:22 - 3:24そして雪
-
3:24 - 3:26そうスキーヤーにとっても天国で
-
3:26 - 3:31北海道は良質な雪が
降ることでも有名なんです -
3:31 - 3:33美しいゴルフ場もたくさんあります
-
3:34 - 3:38一言でいえば
まさに天国のような場所なんです -
3:41 - 3:46その証拠に 日本国内での
旅行に行きたい場所ランキングでは -
3:46 - 3:48毎年1位2位を争いますし
-
3:48 - 3:53出張先としてサラリーマンに
最も人気がある都市の1つが -
3:53 - 3:55北海道の札幌市です
-
3:55 - 4:01東京や大阪などの大都市の
デパートで開かれる北海道物産展は -
4:01 - 4:03どこもすごい賑わいです
-
4:04 - 4:10北海道の面積は 実に
日本の総面積の約23%に相当しますが -
4:11 - 4:14人口は総人口の約4%
-
4:14 - 4:17550万人しか住みません
-
4:18 - 4:20これが北海道です
-
4:23 - 4:25(拍手)
-
4:25 - 4:26ありがとうございます
-
4:26 - 4:29ちょっと手作り感満載ですが
-
4:29 - 4:32台湾や韓国 中国
それからオーストラリアなんかは -
4:32 - 4:35もうすでにたくさんの観光客が
いらっしゃってるので -
4:35 - 4:37ある程度ご存知かと思うんですが
-
4:37 - 4:41その他の海外の皆さんにとっては
もしかしたら ちょっと意外かもしれません -
4:41 - 4:44やはり日本の典型的なイメージというと
-
4:44 - 4:47すし詰めの通勤電車とか
-
4:47 - 4:50小さいうさぎ小屋のような家とか
-
4:50 - 4:52それから カプセルホテルとかですね
-
4:52 - 4:54そんなようなイメージが
一般的だと思うんですが -
4:54 - 4:58やはり日本にもあるんですね
この素晴らしいところが -
4:58 - 5:02カナダのバンクーバーとか
スイスのチューリッヒとか -
5:02 - 5:04両方とも行ったことはないんですけれども
-
5:04 - 5:08そういったところと匹敵するような
都市があります -
5:08 - 5:10場所があります
-
5:10 - 5:12ただ問題はですね
-
5:13 - 5:18北海道がグローバルに それらの都市ほど
有名じゃないということなんですね -
5:21 - 5:23特に国内的にもですね
-
5:23 - 5:28観光客の足が ここ数年
北海道からも遠のいています -
5:30 - 5:33昨年の東日本の大震災の後は
-
5:33 - 5:37内外からの来道者数が
極端に減ってしまいまして -
5:37 - 5:42実は北海道は日本の地方の中でも
一番景気の悪い場所になってしまいました -
5:45 - 5:46こうした中で私たちが
-
5:46 - 5:50『北海道Likers』という
Facebookページを立ち上げたのは -
5:50 - 5:53半年前の4月のことです
-
5:53 - 5:57掲げたミッションはまさに
地方活性化ということです -
5:58 - 6:01このプロジェクトは
大手のビールメーカーと -
6:01 - 6:04私が所属する
デジタルマーケティングの会社の -
6:04 - 6:07共同事業という形で始めました
-
6:07 - 6:11その取り組みが今 実は
大きな話題を呼んでいるんですね -
6:13 - 6:18日本語版は開設111日目に
ファン数10万人を突破して -
6:18 - 6:21現在は17万人を超えています
-
6:22 - 6:25英語版はたったの1ヶ月で
10万人を超え -
6:25 - 6:28現在は約21万人
-
6:29 - 6:32それから主に台湾に向けた中国語版も
-
6:32 - 6:34開設後まだ1ヶ月半ですが
-
6:34 - 6:36ファン数は13万人を超えています
-
6:37 - 6:42合計するとこの半年で50万人以上の
ファンを獲得したことになります -
6:44 - 6:46同時に この『北海道Likers』の
記事や写真が -
6:46 - 6:50いま想像を超えて「いいね!」を
されるようになってきています -
6:52 - 6:54例えばこの写真
-
6:54 - 6:57Appleファンの方はもう既に
ご存知だと思うんですが -
6:57 - 6:59これは青い池という場所で
-
6:59 - 7:03Appleの最新のOSの壁紙として
採用された場所ですね -
7:03 - 7:05本当にとてもきれいでですね
-
7:05 - 7:07私も実際に行ったのですが
-
7:08 - 7:11現実のものとは思えないような
そういう光景でした -
7:12 - 7:16観光地としてはごく最近
人気になったようなスポットなのですが -
7:16 - 7:20私たちはこれを最初に
紹介したのは 6月21日です -
7:21 - 7:25あっという間に 1万2千人以上の方に
「いいね!」をされまして -
7:25 - 7:27800人以上の方にシェアされました
-
7:27 - 7:32オーガニックでも5万人以上の方に
見られるというような機会を得ました -
7:34 - 7:36こちらは今までで
-
7:36 - 7:40一番たくさんの「いいね!」を
もらった写真なんですけれども -
7:40 - 7:43藻岩山の夜景ですね
-
7:44 - 7:46こちらもなんとですね
-
7:46 - 7:502万5千人近くの方に
Like 「いいね!」をされまして -
7:50 - 7:52500人以上の方にシェアされ
-
7:53 - 7:57結果的に23万8千人以上の人に
見られることになりました -
7:59 - 8:03こちらがなにかわかる人は
おそらく札幌というかですね -
8:03 - 8:05北海道出身の方だと思うのですが
-
8:05 - 8:08こちらは中山峠の名物の揚げ芋です
-
8:09 - 8:13こちらも1万5千人近くの人に
「いいね!」をされました -
8:15 - 8:19600人以上の方にコメントされて
-
8:19 - 8:22「懐かしい」とか
「食べたい」というものばかりで -
8:22 - 8:24すごい熱狂的なコメントばかりでした
-
8:25 - 8:26ちょっと変わったところで言うと
-
8:26 - 8:30こちらはハローキティの顔が入った
ジンギスカン鍋なんですが -
8:30 - 8:33この可愛い猫の顔の上でですね
-
8:33 - 8:36牛や羊の肉を焼きます
-
8:37 - 8:41これは日本人にとっても かなり
エキセントリックな体験だと思うのですが -
8:41 - 8:47こちらもですね1万1600人の方に
「いいね!」をされまして -
8:47 - 8:49700人以上の方にシェアをされました
-
8:50 - 8:52それからずっとですね
-
8:52 - 8:55私たちはこういう
本当に北海道の美しい光景や -
8:56 - 9:00食べ物 場所などを
-
9:00 - 9:02数多く紹介し続けています
-
9:03 - 9:03いくら丼
-
9:03 - 9:07本当にすぐ食べたくなるぐらいのものですね
-
9:07 - 9:10また写真をご紹介するだけじゃなくて
-
9:10 - 9:14こういった ちょっとした
観光ガイドブックみたいな感じでですね -
9:14 - 9:18詳しい情報をご紹介したりという
記事もコンテンツも -
9:19 - 9:21ご用意しています
-
9:21 - 9:25これらの記事に寄せられる
「いいね!」の数は -
9:25 - 9:28日本語版だけでも だいたい
5千から1万ぐらい -
9:28 - 9:33各記事は おおよそ10万から15万人の方に
見られるというような -
9:33 - 9:34メディアになっています
-
9:35 - 9:36この反響の大きさは
-
9:36 - 9:39実は私たちにも予想外のことでして
-
9:40 - 9:43ファン数の増加に伴って
-
9:43 - 9:45かなりその影響というかですね
-
9:45 - 9:47反響も大きくなってきています
-
9:48 - 9:52例えば紹介したレストランに
行列ができたりとか -
9:52 - 9:54オンラインショップで それまで
全然売れていなかったものが -
9:54 - 9:56急に売れだしたり
-
9:56 - 9:58ということで店主の方から
-
9:58 - 10:01お礼のメールをいただいたり
ということもしばしばです -
10:01 - 10:05来場者数が以前の倍になったというような
-
10:05 - 10:07地方の小さなイベントもあります
-
10:08 - 10:10先ほどのハローキティのジンギスカン鍋も
-
10:10 - 10:13それまでは月に数個しか
売れていなかったのですが -
10:13 - 10:17ご紹介した途端に20数個の在庫が
-
10:17 - 10:21一気に捌けてしまった
というようなこともありました -
10:22 - 10:25ではなぜこれほどの多くの人が集まって
-
10:25 - 10:28こんなにたくさん「いいね!」を
してくれるのでしょうか -
10:28 - 10:30私たちもまだ実は
-
10:30 - 10:32詳細に分析できてる訳では
ないんですけれども -
10:32 - 10:35いくつか心当たりはあります
-
10:35 - 10:37まず第一の理由としては
-
10:37 - 10:41やはりベースとなる ソーシャルメディア
そのもののパワーですね -
10:42 - 10:45Facebookは日本ではまだ
1500万人ぐらいの -
10:45 - 10:47ユーザー数と言われてるのですが
-
10:47 - 10:50冷静なアナリストは たぶん
-
10:50 - 10:53日本でもいよいよFacebookが
影響を及ぼして来たなという -
10:53 - 10:56分析をするかもしれません
-
10:56 - 10:58事実 私もそうだと思いますし
-
10:58 - 11:01Facebookは本当に素晴らしい
プラットフォームだと思います -
11:02 - 11:05私たちはある程度 Facebookに
広告もかけていますので -
11:05 - 11:07その影響もあると思います
-
11:08 - 11:10ただここまで効率よくスピーディーに
-
11:10 - 11:14ファン数を集めているのも珍しいですし
-
11:14 - 11:18地方の都市をこういう形で
ご紹介してるって言う例も -
11:18 - 11:20かなり珍しいという風に思います
-
11:21 - 11:23ファンは当然ですね
-
11:23 - 11:26北海道出身者の人もいれば
そうでない人もいます -
11:27 - 11:31北海道との関わり度合いや
関心度もまちまちなんですね -
11:32 - 11:36ところが今までの
典型的なガイドブックなどは -
11:36 - 11:39まずは多くの人 マスを意識して
-
11:39 - 11:43共通の興味となりうるものを
一旦整理して -
11:43 - 11:46それをまず最初に ユーザーに
見せていくという順番で -
11:46 - 11:48説明するしかなかったんですね
-
11:49 - 11:52言ってみれば
このマスフィルターと言われるものが -
11:52 - 11:57多くの人に画一的に情報を
提供していたという風に言えると思います -
11:58 - 12:00一方で私たちのやり方
-
12:00 - 12:02ソーシャルメディアを中心とした
やり方っていうのは -
12:03 - 12:05ユーザーをマスとして捉えるのではなく
-
12:05 - 12:08それぞれの多様性を重視して
-
12:08 - 12:11情報を供給することができます
-
12:12 - 12:17また北海道にはそれに耐えうる
魅力が本当に無限にあるんですね -
12:17 - 12:19これも非常に重要なポイントです
-
12:20 - 12:24ですから それぞれの関心にあった
多様で質の高い情報が -
12:24 - 12:27突然 ファンの皆さんのフィードに現れて
-
12:27 - 12:30それが自分の好みに合うと
思わず「いいね!」を押してしまう -
12:30 - 12:32というのが『北海道Likers』の
-
12:32 - 12:35今の人気の秘訣なのではないかな
という風に思います -
12:35 - 12:37『北海道Likers』は 結果的にですが
-
12:37 - 12:41ソーシャルの特徴を
うまく活かした新しい形の -
12:41 - 12:45地域メディアになっているのでは
ないかという風に思います -
12:46 - 12:47次に考えられるのは
-
12:47 - 12:50これに関わる組織や人の関係ですね
-
12:52 - 12:55取材をして 撮影して
記事を書いてくれているのは -
12:55 - 13:00約10人の北海道在住の
カメラマンやライターさんたちです -
13:00 - 13:04彼らは実は 本職は本職で
ちゃんと持っていまして -
13:04 - 13:08このお仕事で得られる収入っていうのは
本当に少しなんですね -
13:08 - 13:10そんなに多くありません
-
13:10 - 13:13ただこのプロジェクトの
地域活性化というコンセプトに -
13:13 - 13:15非常に強く共感してくれていて
-
13:15 - 13:18一生懸命やっていただいています
-
13:18 - 13:21ノルマも特にないんですね
-
13:23 - 13:26北海道の人たちはやはり
他の地域に比べてですね -
13:26 - 13:29かなり地元愛が強いんじゃないかな
という風に思います -
13:30 - 13:33もちろんこの仕事自体がですね
-
13:33 - 13:35彼らに非常に良いチャンスだということも
-
13:35 - 13:37思ってくださっていると思いますし
-
13:37 - 13:41自分の書いた記事が1万人以上に
「いいね!」されるっていうのは -
13:41 - 13:43そんなにある経験じゃないので
-
13:43 - 13:46非常に楽しいんじゃないかな
という風に思います -
13:47 - 13:50また彼らは非常に個性の豊かなスタッフで
-
13:50 - 13:53年齢は 3、40代ぐらい
なんですけれども -
13:53 - 13:56視野も広くてすごい
バランス感覚も取れている -
13:56 - 13:59そういう人たちなんですね
-
13:59 - 14:00まあ何にも増して
-
14:00 - 14:04地元の良さをもっとグローバルに紹介したい
-
14:04 - 14:08北海道を盛り上げたい
という気持ちが非常に強い -
14:08 - 14:11それがポイントだと思ってまして
-
14:11 - 14:15こういうメンバーとうまく
組織的に動けてるっていうのが -
14:15 - 14:21質の高い記事を継続的に供給できる
鍵なのではないかという風に思います -
14:22 - 14:25私を含めた3、4人の編集部はですね
-
14:25 - 14:29日本で1番大きいマーケットの東京に行って
-
14:29 - 14:34彼らからのネタを吟味して編集して
-
14:34 - 14:40より良い記事になるように
ディレクションしながら -
14:40 - 14:43プロデュースしているという形になります
-
14:44 - 14:46もう1つ非常に重要なのは
-
14:46 - 14:50こうした取り組みに
積極的にスポンサードしてくれる -
14:50 - 14:52大企業の存在です
-
14:52 - 14:54これこそはこのプロジェクトの
-
14:54 - 14:58全ての基盤になっている
という風に言って間違いありません -
14:59 - 15:01『北海道Likers』のオーナー企業は
-
15:01 - 15:06地元の地名を企業名に掲げる
大手のビール会社なんですが -
15:06 - 15:10創業の地である この北海道を
盛り上げたいっていうことは -
15:10 - 15:11元々思っていますし
-
15:12 - 15:14理由も明快ですね
-
15:15 - 15:16また今回はあえて
-
15:16 - 15:19自社ブランドを抑えることによって
-
15:19 - 15:23地域貢献のビジョンを
全面に出すという戦略を取っています -
15:23 - 15:25このことでかえって多くの
-
15:25 - 15:29賛同や支持を得ることに成功しています
-
15:30 - 15:32こういう姿勢は 今後多くの企業に
-
15:32 - 15:35広まっていくのではないかなという風に
私は強く思います -
15:38 - 15:41『北海道Likers』は
まだ始まったばかりです -
15:41 - 15:42これからどういう発展をするのか
-
15:42 - 15:45私たち自身も予測がついていません
-
15:46 - 15:48ただこの活動に もし
-
15:48 - 15:52ローカルマーケティングに
イノベーションを起こす鍵があるとしたら -
15:52 - 15:55ここまで お話しした中から
この4つの要素にまとめられると思います -
15:56 - 16:001つは地域活性化の
ビジョンを強く押し出すこと -
16:00 - 16:042つ目は Facebookなどの
ソーシャルメディアをうまく活用すること -
16:05 - 16:09それから3つ目は
関係する人たちを うまく連携させて -
16:09 - 16:11それぞれの役割をうまくつなぎ合わせて
-
16:12 - 16:16うまく動くようなエコシステム
すなわち生態系ですね -
16:16 - 16:18そういうものを作っていくこと
-
16:18 - 16:22それから最後に 多彩なセンスで
多様性のある情報をピックアップして -
16:22 - 16:25多くの人たちの感性に訴えるようにできる
-
16:25 - 16:26そういうコンテンツを作ること
-
16:26 - 16:29この4つだという風に思います
-
16:29 - 16:32同時に私たちは この活動を継続するには
-
16:32 - 16:35ビジネスとして成り立たせる
必要があるという風に思っています -
16:36 - 16:38少し試験的に始めていますが
-
16:38 - 16:41産直品をeコマースで販売したりとか
-
16:41 - 16:43スマートフォンのアプリを開発して
-
16:43 - 16:47便利な電子ガイドブックを
作るなんていう計画もあります -
16:47 - 16:50また地元の産業が
グローバルに宣伝広告できるような -
16:50 - 16:54そういったプラットフォームを
作っていきたいという風に思っています -
16:55 - 16:58このやり方が どの地方でも
うまくいくかわかりません -
16:58 - 17:00でも私たちの取り組みが
-
17:00 - 17:04活性化を必要とする地方都市のみなさんに
-
17:04 - 17:08少しでもヒントや勇気を
与えることができたら -
17:08 - 17:10こんなに嬉しいことはありません
-
17:11 - 17:13私個人的には
-
17:13 - 17:15もしできれば チャンスがあればですね
-
17:15 - 17:19将来『東北Likers』というものを
立ち上げて 将来― -
17:19 - 17:22昨年来ですね
-
17:22 - 17:25大地震に見舞われて
-
17:25 - 17:27未だに復興が進まない
-
17:27 - 17:31東北地方の復興に 少しでも
貢献できたらという風に思っていますが -
17:32 - 17:35まずは この『北海道Likers』を
成功させて -
17:35 - 17:37ローカルマーケティングに
-
17:37 - 17:39イノベーションを起こしたい
という風に思っています -
17:40 - 17:42どうもご清聴ありがとうございました
-
17:42 - 17:45(拍手)
- Title:
- ローカルマーケティングのグローバル化 | 倉重宜弘 | TEDxSapporoSalon
- Description:
-
2012年4月にスタートした地域活性化がコンセプトのFacebookページ「北海道Likers」は、開設後半年で日本語、英語、中国語あわせて約40万人のファンを獲得し、注目を浴びている。これは大手ビール会社との共同事業としての取り組みで、ローカルマーケティングのプラットフォーム化を目指している。倉重宜弘は、このプロジェクトのプロデューサーとして、戦略策定から、企画、体制構築、運用の責任者としての役割を担っている。
このビデオは、TEDカンファレンスの形式で地元コミュニティが独自に運営するTEDxイベントにおいて収録されたものです。詳しくは http://ted.com/tedx をご覧ください。
- Video Language:
- Japanese
- Team:
- closed TED
- Project:
- TEDxTalks
- Duration:
- 17:59
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