東北に必要な視点とは|亀井潤|TEDxAizuwakamatsu
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0:32 - 0:352014年の11月に
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0:35 - 0:40東北大学の研究室の
隅っこの方に座ってたんですけど -
0:40 - 0:45その時に 突然 僕の携帯に電話が入りました
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0:46 - 0:51普段は携帯に出ないんですよ
研究しているときは -
0:51 - 0:53でも その時は ちょっと
出てみようと思って出てみたら -
0:53 - 0:55気仙沼の方からの電話でした
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0:56 - 0:58気仙沼の方からの電話 誰だろう?
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0:59 - 1:01「はい 誰ですか?」
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1:02 - 1:05「気仙沼の方でデニムを作っている会社です」
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1:06 - 1:10「ちょっと 亀井さんに
ご相談があって電話をしました」 -
1:10 - 1:14「亀井さん 確かいろいろ
自然界の材料を使って -
1:14 - 1:16いろんな[物]を作ってましたよね?」
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1:16 - 1:17いや はい そうです
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1:18 - 1:24ちょうど今もですね 魚の鱗を使って
絶対汚れない表面を作ってるとこでした -
1:24 - 1:27「ちょうどよかったです
あの 魚の話なんですよ -
1:27 - 1:31実は 私たち 魚で服を作ってしまいました」
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1:31 - 1:32[魚から服を作った]
(笑) -
1:32 - 1:33なんと!
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1:33 - 1:40で この方が 後ほど僕の人生を変える
オイカワデニムの及川洋さんっていう方です -
1:40 - 1:43少し このオイカワデニムについて
お話ししましょう -
1:43 - 1:47オイカワデニムは
気仙沼の本吉という所にある -
1:47 - 1:49小さなデニム会社です
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1:50 - 1:53でも しかしこの小さなこの本吉の工場から
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1:53 - 1:57メイドインジャパンの
最高級のデニム商品を作り -
1:57 - 2:00ロンドン ロシア アメリカ
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2:00 - 2:04さまざまな所で名を馳せている
すごい企業だったのです -
2:05 - 2:11この人たちは2011年に東北の津波を経験し
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2:12 - 2:15今までとは違った新しい商品を作って
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2:15 - 2:17地域に貢献出来ないか
ということを考えてたのです -
2:18 - 2:21彼らがちょうど私に相談したことは
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2:22 - 2:25この気仙沼でよく獲れるカジキマグロ
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2:26 - 2:29このカジキマグロ すごく獲れるんですね
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2:29 - 2:32年間に数百トン
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2:33 - 2:35でもこのカジキマグロの角
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2:36 - 2:41この角が 30トンほど
毎年毎年廃棄されてしまう -
2:42 - 2:46これを なんとか有効活用出来ないか?
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2:46 - 2:52これを何とか自分たちが作っている
デニムに応用できないか? -
2:52 - 2:54そしてその成分そのものに
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2:54 - 2:57何か有効なものがないのか
といった相談だったんです -
2:57 - 3:01で 僕はもう これはすごいチャンスだ
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3:01 - 3:05今まで魚の鱗で ちまちまとした
1センチ角にモノをつくってたけど -
3:05 - 3:07これで僕も有名になるかもしれないと思って
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3:07 - 3:09(笑)
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3:09 - 3:11すぐさま気仙沼の方に伺いました
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3:13 - 3:14気仙沼の方に伺うと
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3:15 - 3:19なんとなんと 僕が想像した以上に
物事が進んでいたんですね -
3:20 - 3:25その時 見せられたのが
出来上がったジーパンだったんです -
3:25 - 3:26なんと もうできているのか!
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3:26 - 3:27(笑)
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3:28 - 3:32だったら 僕の出る幕はないのじゃないのかな
と思って落胆したところ -
3:33 - 3:34そこで出てきた話がですね
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3:34 - 3:36「いや 実は亀井さん
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3:37 - 3:40カジキマグロの方の成分の分析は
もちろんお願いしたいんですよ -
3:41 - 3:43但し もう一つあります」
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3:43 - 3:46気仙沼という所には実は
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3:46 - 3:51ホヤ養殖ということをされている
漁師さんがいっぱいます -
3:51 - 3:54実はこのホヤ
皆さん見られたことありますか? -
3:55 - 3:56こんな形をしています
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3:57 - 3:58もう悪魔の実みたいな形ですね
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3:58 - 3:59(笑)
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3:59 - 4:03でも日本酒と合わせると本当に美味しいんです
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4:04 - 4:06このホヤというもの
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4:06 - 4:08実は毎年毎年
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4:08 - 4:13水揚げ量がどうやら
3000から8000トンらしいんですよ -
4:13 - 4:15カジキマグロと1桁違うぞ
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4:16 - 4:19そして同じように年間300トン
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4:19 - 4:23こちらのホヤの殻 ゴミとして出てしまいます
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4:23 - 4:29それが実は 想像以上に地方自治体を
2014年から苦しめていました -
4:29 - 4:32今まで漁師さんは自分たちで獲ったホヤ
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4:33 - 4:38そこの殻を海に静かに
誰にも見られないように捨てていました -
4:39 - 4:43だがしかし そうですね
地方自治体もそれは見逃しません -
4:43 - 4:482015年から「これからホヤの殻は
産業廃棄物として処理してください」 -
4:49 - 4:50という規則ができたのです
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4:50 - 4:54そうすると このホヤを作っている人
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4:54 - 4:59ホヤを加工して商品を作っている人たちは
すごく困ってしまいます -
4:59 - 5:03それはなぜかというと このホヤの殻
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5:03 - 5:071トンを処理するだけで
1万円の負荷がかかってしまうんですね -
5:08 - 5:09それは皆さん聞かれたら
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5:09 - 5:12そんなに大きくないコストだろう
と思うかもしれませんが -
5:12 - 5:14この1次産業において
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5:14 - 5:17そのコストというものは
非常に重い荷なのです -
5:18 - 5:22だからこれで何かできないかということを
及川さんに持ち掛けられました -
5:23 - 5:28それでここで300トンか
30トンの10倍だなと -
5:28 - 5:30これはチャレンジしてみようということで
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5:30 - 5:34そこから実際私が一番得意としている
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5:34 - 5:41自然から学び それを工学及びプロダクトに
応用しているということを始めました -
5:43 - 5:46こちらに見えるのが ホヤの殻です
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5:47 - 5:52実は 何日も徹夜をして
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5:53 - 5:55やっと分かったことなんですけど
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5:55 - 5:59ホヤは海の中で唯一
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5:59 - 6:03木と同じ成分を持っている生物らしいです
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6:03 - 6:05木はセルロースというもので出来ています
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6:06 - 6:08セルロースは私たちの身の回りに
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6:08 - 6:13様々な形に姿を変えて
日常の中に溶け込んでいます -
6:14 - 6:18例えば今 皆さんが持たれている
TEDxAizuwakamatsu のパンフレット -
6:18 - 6:20それも紙で出来ています
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6:20 - 6:22で 紙はセルロースで出来ています
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6:23 - 6:24ここで考えたのが
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6:24 - 6:28セルロースで出来ているということは
紙に出来るはずだ -
6:30 - 6:35そして実際調べたところ
このような細かい繊維を持ち -
6:37 - 6:41真っ白な和紙を 海の廃棄物から
作ることができました -
6:42 - 6:47これは 一見大したことがないように
見えるかもしれないんですけど -
6:47 - 6:51海の捨てられてたものが
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6:52 - 6:56今までは山の木を切って
わざわざ作ってたものに -
6:57 - 7:01変えられるんだという新しい気付きが
ここで生まれたんですね -
7:02 - 7:08今この材料というものを
このホヤ由来の繊維単体だけではなくて -
7:08 - 7:13再生されたPET繊維であったり
様々なものと折り合わすことによって -
7:13 - 7:17プロダクトに使える材料に
姿を変え始めています -
7:18 - 7:22PET繊維を加えることによって
防水性も増しますし強度も増します -
7:23 - 7:26そうすると単純に紙として使うだけでなくて
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7:26 - 7:30バッグの材料であったりとか
あとは服であったりとか -
7:30 - 7:32そういったものに
応用ができるようになりました -
7:33 - 7:40この及川さんと一緒に始めたプロジェクトで
一番大きな学びとしては -
7:41 - 7:44自然の中にあるものを
形そのものとして捉えてはいけない -
7:45 - 7:51その背景にある 何で出来ているのか
という所まで物事を深めてみることによって -
7:52 - 7:54海と山が繋がり
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7:54 - 8:01そして その成果物が私たちの生活の中に
還元されるということが分かりました -
8:03 - 8:08私は2011年に 東日本大震災の時に
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8:08 - 8:12東北大学で工学を学んでいました
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8:13 - 8:14その時 自然界の中にある
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8:14 - 8:20様々な造形であったり様々な材料の
最先端の研究をしていたのですが -
8:21 - 8:24すぐさま地震があった時に
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8:24 - 8:28自分がいかに無力なのかということを
思い知らされてしまいました -
8:29 - 8:36ずっとずっと自分が今まで蓄積してきた
知識であったりとか技術 -
8:37 - 8:39そういったものを何かできないか
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8:39 - 8:42何か東北に還元できないか
というモヤモヤを持ちながら -
8:43 - 8:46その3年 過ごしていました
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8:47 - 8:53その間 自分が得意としていた
材料工学からは離れて -
8:54 - 8:57TEDxTohokuという新しいコミュニティ
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8:57 - 8:59新しいプラットフォームを作りました
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8:59 - 9:04こちらは東北の
さまざまな場面で活躍されている — -
9:04 - 9:07東北のさまざまな場面で
課題解決であったり -
9:07 - 9:13魅力を活用したアイディアを作られている方々
その人たちをお招きして -
9:13 - 9:18東北の方々であったり世界に発信していく
そのことによって -
9:18 - 9:24東北の未来を作っていくアイデアを
生み出していき 尚且つ育んでいこうという -
9:24 - 9:26そういったプロジェクトでした
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9:26 - 9:30そこで私はずっと
このような形で登壇する側ではなく -
9:31 - 9:33一人のオーガナイザーとして
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9:33 - 9:37そういった方々のサポートをする
立ち位置にいたんですね -
9:38 - 9:41でもそれが今度 役割が変わろうとしています
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9:43 - 9:45このような素晴らしい方々
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9:45 - 9:49片方はそうですね宗教 —
宗教と東北 -
9:49 - 9:52そして「今後東北の未来が
どう変わっていくのか」 -
9:52 - 9:54という観点でお話する人だったりとか
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9:55 - 9:58「農業とIT化が どう東北の
未来を変えていくか」 -
9:58 - 10:05または 「海外から来た研究者が
どう福島原発の影響について -
10:06 - 10:08成果及びその研究を行うことが出来るか」
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10:08 - 10:12そういったいろんな観点で
知見を集めてきたのですが -
10:12 - 10:15その知見の中から 尚且つ私自身の
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10:16 - 10:20及川さんと一緒に作った
「ホヤから生まれた材料」 -
10:20 - 10:24その中から 東北の未来において
大事な視点 — -
10:24 - 10:28大事な1つの気付きというものは
何なのかということを -
10:28 - 10:31この2年考えてきました
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10:31 - 10:35それを今回 皆様にすごいシンプルな形で
お伝えしようと思います -
10:35 - 10:37[変革の時代]
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10:37 - 10:38まずでも大きな前提として
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10:38 - 10:442011年以降 東北地方は
大きな地震 大きな津波 -
10:44 - 10:48そして福島の原子力発電所の事故を経て
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10:48 - 10:51変革の時代に突入しています
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10:51 - 10:55これは破壊を経た故に
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10:55 - 11:00新しく街であったり
仕組みというものを作り直そう -
11:00 - 11:05そういった雰囲気が
この地方全体に漂っています -
11:05 - 11:10しばしこの変革の時代と
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11:10 - 11:14多くの方が 明治維新を重ねられています
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11:15 - 11:17明治維新は皆様ご存知の通り
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11:17 - 11:20西洋文化を積極的に日本は取り入れ
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11:20 - 11:27列強の一員として 大国として成り上がる
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11:27 - 11:31その一つの大きなきっかけとなる出来事でした
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11:31 - 11:32これと同じように
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11:32 - 11:37新しいものを外から取り入れて
新しい街 新しい地域を作っていこう — -
11:37 - 11:40そういった動きが
東北に出てきていると思います -
11:40 - 11:46しかし実は 私自身はこのことに関して
少し疑問を持っていました -
11:46 - 11:51なぜかというと日本の歴史の中を
よーくよーく見ていくと -
11:51 - 11:56この明治維新というものは
大切な日本特有の価値が -
11:56 - 11:59少しずつ消えていった
1つのきっかけでもあったからです -
12:00 - 12:06歴史の中に もっと深く潜り込んでみますと
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12:06 - 12:10その一つの影響を 実際身近に感じた地域
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12:11 - 12:13それは福島の会津にあります
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12:13 - 12:16だからこそ ここにいる会場の方々は
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12:16 - 12:20復興というものと明治維新を繋げて考えると
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12:20 - 12:25恐らく私と同じように何か違和感を
持つのではないかという風に思っております -
12:26 - 12:29ここでですね 東北の未来というものは
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12:30 - 12:33「変化」それだけではないんじゃないか?
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12:33 - 12:35求められてるのは変化なのか?
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12:36 - 12:39もっと深く言って 変化の「質」が
求められているのではないか? -
12:40 - 12:45ではその変化の質 「新しいことをしていく」
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12:45 - 12:48それよりも大切な視点って
何なんだろう?というのを -
12:48 - 12:50今までの経験から考えてみました
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12:50 - 12:52[豊かな未来]
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12:52 - 12:56東北にとって
それは押し付けられた未来ではなくて -
12:56 - 12:59東北にとって
一番豊かな未来っていうのは何なのか? -
12:59 - 13:03それを考えるために一番重要な視点
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13:04 - 13:06これは「NEW」ではなく「FRESH」
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13:07 - 13:11この一言に尽きるんじゃないかな
というのが私の意見です -
13:11 - 13:18今まで 復興する過程で
この東北という土地は 外を見て -
13:18 - 13:20いかに新しいものを この土地に
もたらせるか?という -
13:20 - 13:22そういう視点で考えてきました
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13:22 - 13:26でも実はその「見た目の新しさ」ではなくて
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13:26 - 13:31「本質的な新しさ」を
発見するために「新しい視点」 -
13:31 - 13:36これこそが東北の未来を考えるために
非常に重要となります -
13:36 - 13:37この「新しい視点」
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13:38 - 13:41それはどのようにしたら
培っていけるのでしょうか? -
13:42 - 13:43それは単純です
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13:43 - 13:45外から新しいものを取り組む前に
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13:45 - 13:51まず一人一人が 東北の自然
東北の課題 東北の街に繰り出て -
13:52 - 13:55「これは面白いな」
「これは何で出来ているんだろう?」 -
13:56 - 13:57「これ何かに生かせないか?」
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13:57 - 14:01そういったおもしろさ 不思議に感じる —
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14:02 - 14:05今まで問題だと思ってたものを
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14:05 - 14:07ホヤの和紙と同じように チャンスに変える
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14:07 - 14:10こういったことが必要となると思います
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14:10 - 14:15ですので今回 私のプレゼンテーションで
唯一覚えててほしいのは -
14:16 - 14:19地域にとって一番幸せな未来を作るためには
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14:20 - 14:23新しさではなく新しい視点
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14:23 - 14:28この新しい視点をいかに培うかということを
意識して欲しいということです -
14:29 - 14:30ありがとうございます
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14:30 - 14:33(拍手)
- Title:
- 東北に必要な視点とは|亀井潤|TEDxAizuwakamatsu
- Description:
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マテリアル・デザイナーの亀井潤 は、東日本大震災をきっかけに廃棄物を有効活用するプロジェクトを開始する。デザイン、エンジニアリング、バイオテクノロジーなどの切り口で様々なアイデアを形にする中で、本質的な新しさを発見するために必要なものは何かについて披露しています。
このビデオは、TEDカンファレンスの形式で地元コミュニティが独自に運営するTEDxイベントにおいて収録されたものです。詳しくは http://ted.com/tedx をご覧ください。 - Video Language:
- Japanese
- Team:
- closed TED
- Project:
- TEDxTalks
- Duration:
- 14:37
Riaki Ponist approved Japanese subtitles for 東北に必要な視点とは|亀井潤|TEDxAizuwakamatsu | ||
Hiroko Kawano accepted Japanese subtitles for 東北に必要な視点とは|亀井潤|TEDxAizuwakamatsu | ||
Yuta Sugii edited Japanese subtitles for 東北に必要な視点とは|亀井潤|TEDxAizuwakamatsu | ||
Hiroko Kawano declined Japanese subtitles for 東北に必要な視点とは|亀井潤|TEDxAizuwakamatsu | ||
Riaki Ponist rejected Japanese subtitles for 東北に必要な視点とは|亀井潤|TEDxAizuwakamatsu | ||
Riaki Ponist edited Japanese subtitles for 東北に必要な視点とは|亀井潤|TEDxAizuwakamatsu | ||
Hiroko Kawano accepted Japanese subtitles for 東北に必要な視点とは|亀井潤|TEDxAizuwakamatsu | ||
Yuta Sugii edited Japanese subtitles for 東北に必要な視点とは|亀井潤|TEDxAizuwakamatsu |