体があなたのすべてではない | ジェニン・シェパード | TEDxKC
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0:19 - 0:24人生はチャンスです
自分で作り上げ掴み取っていくものです -
0:24 - 0:27オリンピック出場が私の夢でした
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0:27 - 0:31それが私のすべてで 私の至福でした
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0:31 - 0:34オーストラリアのクロスカントリースキーの
チームメンバーであった私は -
0:34 - 0:36冬季オリンピックを目指し
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0:36 - 0:40チームメイトと共に
自転車でのトレーニングをしていました -
0:40 - 0:45シドニー西側にある
ブルーマウンテンズの絶景に向かっていました -
0:45 - 0:48すばらしい秋の日でした
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0:48 - 0:52太陽の日差し ユーカリの香り そして夢
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0:52 - 0:53人生は素晴らしかった
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0:53 - 0:56自転車に乗って5時間半たち
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0:56 - 0:58私が大好きな場所にたどりついた時に
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0:58 - 1:02それは坂道で
私は坂が大好きだったからです -
1:02 - 1:03立ちこぎを始めました
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1:03 - 1:06両足に力を入れて踏み込み
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1:06 - 1:09山の冷気を吸い込むと
それが肺を焼くように感じられ -
1:09 - 1:13太陽の光を浴びようと顔をあげました
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1:13 - 1:17突然 すべてが真っ暗になったのです
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1:17 - 1:18ここはどこ
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1:18 - 1:19何が起きたの
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1:19 - 1:23全身が痛みで焼き尽くされました
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1:23 - 1:26スピードを出していた
小型トラックにひかれたのです -
1:26 - 1:29自転車ライドが
わずか10分で終ろうとしていたその時に -
1:29 - 1:31事故現場からヘリコプターで
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1:31 - 1:35シドニーの大きな脊髄治療施設に運ばれました
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1:35 - 1:38生死にかかわる重傷でした
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1:38 - 1:42首と背中6か所を骨折していました
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1:42 - 1:46左のろっ骨も5か所
そして右腕も骨折していました -
1:46 - 1:50鎖骨も折れており
足首から下もところどころ骨折 -
1:50 - 1:53右半身は引き裂かれ
砂利だらけでした -
1:53 - 1:54額がざっくりと割れて めくれて
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1:54 - 1:57下にある頭蓋骨が見えました
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1:57 - 2:00頭も内蔵も損傷し
大量に出血していました -
2:00 - 2:02ほぼ5リットルの血液を失っていました
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2:02 - 2:05私ぐらいの人間の全血液量に相当します
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2:05 - 2:08シドニーのプリンスヘンリー病院に
ヘリコプターがついた時には -
2:08 - 2:12血圧は下が0で上が40でした
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2:12 - 2:15ついていない一日でした
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2:15 - 2:17(笑)
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2:21 - 2:2610日間ほど私は2つの世界の間を
さまよっていました -
2:26 - 2:29自分の身体の中にいるという
自覚もありましたし -
2:29 - 2:31身体の外にいる感覚もありました
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2:31 - 2:32どこか上から見下ろしているのです
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2:32 - 2:34まるでそれが他人に起きているかのように
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2:34 - 2:38あんなに壊れた身体に戻りたい訳がない
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2:38 - 2:43でもある声がずっと聞こえていたのです
「戻ってきて 一緒にいて」 -
2:43 - 2:45「いやよ 大変すぎるわ」
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2:45 - 2:49「そんなことないわ チャンスなのよ」
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2:49 - 2:53「いいえ その体は壊れているもの
役に立たないわ」 -
2:53 - 2:57「大丈夫よ 一緒にいて
できるわ 一緒にやりましょう」 -
2:58 - 3:00私は岐路に立っていました
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3:00 - 3:05自分の体に戻らなければ
この世を永遠に去ることになると知っていました -
3:05 - 3:08命をめぐっての闘いでした
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3:08 - 3:1310日後 自分の体に戻る決意をしました
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3:13 - 3:16そして内出血が止まりました
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3:17 - 3:20次に気になったのは
歩けるようになれるかどうかでした -
3:20 - 3:23胴から下が麻痺していたからです
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3:23 - 3:26首は安定骨折だけれども
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3:26 - 3:28背中が完全に潰れていると両親は言われました
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3:28 - 3:31第一腰椎はまるでピーナツを落として
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3:31 - 3:35踏んで粉々にしたようでした
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3:35 - 3:37手術しなければなりませんでした
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3:37 - 3:40手術が始まりビーンバッグに乗せられ
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3:40 - 3:42文字通り半分に切られました
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3:42 - 3:45私にはそのときの
体を一周している傷があります -
3:45 - 3:48脊髄に突き刺さった砕けた骨を
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3:48 - 3:50できる限り取り除きました
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3:50 - 3:55折れた2本のろっ骨を摘出して
第一腰椎を復元しました 作り直したのです -
3:55 - 3:57更に1本の折れたろっ骨を取り出して
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3:57 - 4:01第12胸椎、第1、第2腰椎をつなげて
私を元どおり繋ぎ合わせたのです -
4:01 - 4:03体の縫合には1時間かかりました
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4:03 - 4:05集中治療室で眼を覚まし
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4:05 - 4:08手術が成功したことを
医師たちが喜んでいました -
4:08 - 4:12そのときに足の片方の親指が
少しだけ動いたからです -
4:12 - 4:15「やった!だってオリンピックへ行くんだから」
と思いました -
4:15 - 4:17(笑)
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4:17 - 4:22理解していなかったのです
こんなことは自分には起きないと思っていました -
4:22 - 4:24でも医師が私に言いました
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4:24 - 4:28「ジェニン 手術は成功し
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4:28 - 4:31脊髄に刺さっていた骨は
出来る限り取り除きました -
4:31 - 4:33でも障害は一生残ります」
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4:33 - 4:35「中枢神経損傷に治療法はなく
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4:35 - 4:38いわゆる部分的下半身麻痺となります
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4:38 - 4:42それに伴う様々な障害もあるでしょう
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4:42 - 4:44腰から下の感覚はなく
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4:44 - 4:48戻っても10~20%です
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4:48 - 4:51内臓障害も以後の人生ずっと伴います
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4:51 - 4:54尿カテーテルが以後は一生必要となります
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4:54 - 4:59歩けたとしても矯正器具と
歩行器を使うことになります」 -
4:59 - 5:03「ジェニン
今後の人生を考え直さねばなりません -
5:03 - 5:08今まで出来たことが二度とできないからです」
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5:08 - 5:11理解しようとしましたが
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5:11 - 5:13私はアスリートで それしか知らず
それ以外にしたことがありません -
5:13 - 5:16それが出来ないなら
何が出来るというのでしょう -
5:16 - 5:22次に自問したのは
それが出来ない私って いったい何者なの? -
5:25 - 5:29集中治療室から
急性期脊髄治療病棟に移されました -
5:29 - 5:32私は薄くて固いベッドに横たわり
足は全く動きませんでした -
5:32 - 5:37血栓を防ぐ きついタイツを履いていました
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5:37 - 5:39片方の腕をギプスで固められ
もう片方に点滴の針が刺さっていました -
5:39 - 5:42首を固定する器具をはめ
頭の両側を砂袋で支えていました -
5:42 - 5:44頭上にかけてある鏡から見える景色だけが
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5:44 - 5:47私の世界でした
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5:47 - 5:50病室は他にも5人の患者さんがいました
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5:50 - 5:56びっくりしたことに
脊髄病棟では全員が麻痺で横になっていて -
5:56 - 5:58お互いがどんな姿なのかを知りませんでした
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5:58 - 6:00何と驚くべきことでしょう
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6:00 - 6:06一切の偏見なしに
心だけで友情を築けることが -
6:06 - 6:09人生でどれくらいあるでしょう
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6:09 - 6:11上辺だけの会話はなく
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6:11 - 6:15心の奥底や恐怖心
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6:15 - 6:19そして退院後への期待を語り合いました
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6:19 - 6:23ある夜 看護師のジョナサンが
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6:23 - 6:26ストローをたくさん持って病室にきました
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6:26 - 6:28私たちの上にストローの束を置いて
言ったのです -
6:28 - 6:31「これをつなぎ合わせて」
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6:31 - 6:36脊髄病棟でやることなど何も無いので
つなぎ始めました -
6:36 - 6:38私たちが終えると
彼は何も言わずベッドを回り -
6:38 - 6:41ストローを全部を繋ぎ
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6:41 - 6:44部屋いっぱいの大きさの輪にしました
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6:44 - 6:49そして言いました
「さあ皆 自分のストローにつかまって」 -
6:49 - 6:50言われた通りにしました
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6:50 - 6:54「そう これで全員が繋がった」
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6:55 - 7:01ストローにつかまって一つとなって呼吸をし
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7:01 - 7:05この旅路が孤独なものではないと
分かったのです -
7:05 - 7:10下半身麻痺で脊髄病棟にいながらも
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7:10 - 7:12これまで経験したことがない
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7:12 - 7:17驚くほど深く豊かな
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7:17 - 7:21真実と繋がりがありました
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7:21 - 7:26退院すれば変わってしまうということも
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7:26 - 7:29私たち全員がわかっていました
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7:31 - 7:346ヶ月後 家に帰る時が来ました
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7:34 - 7:38父が私を車いすに乗せて表に出た時
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7:38 - 7:40全身をギプスで固められ
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7:40 - 7:44始めて顔に日差しを浴びた時の
気持ちを覚えています -
7:44 - 7:49日差しを浴びながら思ったのです
「なぜこれが当然だなんて思っていたんだろう」 -
7:49 - 7:53命あることに心から感謝しました
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7:53 - 7:56私が病院を去るとき
看護師長さんが私に言いました -
7:56 - 8:00「ジェニン 家に帰ったら
あることが起きるから覚悟しておいてね」 -
8:00 - 8:01「何が起きるの?」
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8:01 - 8:04「落ち込むわ」
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8:04 - 8:08「私にはありえないわ
『マシーンのジェイニン』よ」 -
8:08 - 8:09私のあだ名でした
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8:09 - 8:12「なるわ 全員に起きることなの
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8:12 - 8:15脊髄病棟では それが普通なの
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8:15 - 8:17車椅子なのも普通
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8:17 - 8:20でも家に帰ると
人生がどれほど違うものか思い知るの -
8:20 - 8:25家に着き その何かが起きました
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8:26 - 8:30サム師長さんが正しかったことに
気がつきました -
8:30 - 8:32確かに私は落ち込んだのです
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8:33 - 8:37私は車いすに乗っていて
胴から下の感覚はなく -
8:37 - 8:40カテーテル瓶に繋がっていて
歩けませんでした -
8:40 - 8:46入院中にあまりに痩せて
今や体重は36キロでした -
8:46 - 8:48私は諦めてしまいたかった
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8:48 - 8:52ランニングシューズを履いて
ドアから走り出したかった -
8:52 - 8:55以前の人生が欲しかった
自分の体を返してほしかった -
8:55 - 8:57ベッドの横に座った母が言ったのを
覚えています -
8:57 - 9:02「人生はいつか再び良くなるのかしら?」
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9:02 - 9:07「どうやって? 大切なもの全てを失ったのよ
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9:07 - 9:13私が頑張ってきたもの全てが 無くなったの」
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9:13 - 9:17そして私が次に思ったのは
「なぜ私なの なぜ」 -
9:17 - 9:22私は脊髄病棟にまだいる
友達のことを思い出しました -
9:22 - 9:26特にマリアのことです
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9:26 - 9:28マリアは交通事故に遭い
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9:28 - 9:3016歳の誕生日に告げられたのは
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9:30 - 9:33首から下が動かない完全な四肢麻痺で
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9:33 - 9:36声帯も損傷を受けて
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9:36 - 9:39喋れないということでした
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9:39 - 9:44「あなたには彼女の隣に行ってもらうわね
きっと彼女にとって良いことだわ」 -
9:44 - 9:49心配でした
彼女の隣でどう反応したら良いか分かりませんでした -
9:49 - 9:51大変なことかと思いましたが
恩恵でした -
9:51 - 9:57マリアはいつも笑顔だったから
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9:58 - 10:01彼女はいつも幸せで
彼女が話し始めたときすら -
10:01 - 10:05わかりずらかったけれど
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10:05 - 10:08彼女は文句を言いませんでした
ただの一度も -
10:08 - 10:14私は彼女がどうして
そこまで受け入れられるのか不思議でした -
10:14 - 10:18そしてわかったのです
これが私だけの人生ではないことを -
10:18 - 10:20それこそが人生なのです
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10:20 - 10:25私だけの痛みなのではなく
皆の痛みだということを -
10:25 - 10:30そして以前と変わらず私には
選択肢があることがわかったのです -
10:31 - 10:35私はここで苦闘し続けることも
自然に任せて 受け入れることも出来る -
10:35 - 10:40私の体だけでなく私の人生の状況も
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10:41 - 10:44そして私は「なぜ私なの」と
自問するのをやめました -
10:44 - 10:48「私でもいいんじゃないかしら」と
自分に問い始めたのです -
10:48 - 10:51一番低いところから始めるのは
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10:51 - 10:56案外完璧なスタートかもしれないと
思い始めました -
10:59 - 11:02私は自分が創造力のあるタイプだとは
考えていませんでした -
11:02 - 11:07私はアスリートであり
私の体は機械でした -
11:07 - 11:10しかし今や私はこのうえなく独創的な事業に
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11:10 - 11:13取りかかろうとしていました
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11:13 - 11:16人生を造り直すような
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11:16 - 11:20何をしてよいか
見当もつかなかったにもかかわらず -
11:20 - 11:24そんな不確実性の中に自由を感じました
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11:24 - 11:26私は今や定められた道筋に
縛られていないのです -
11:26 - 11:32私は人生の無限の可能性を
自由に冒険できるのです -
11:32 - 11:38そう考えることが
人生を変えようとしているのです -
11:39 - 11:43家でギプスに体を固定されて
車いすに座っていると -
11:43 - 11:47飛行機が頭上を飛びました
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11:47 - 11:49見上げて思いました
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11:49 - 11:54「あれだわ!
歩けないなら飛べば良いんだわ」 -
11:55 - 11:57「ねぇ おかぁさん
私 飛ぶことにしたわ!」 -
11:57 - 11:59「あら まぁ素敵ね」と
母は言いました -
11:59 - 12:01(笑)
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12:01 - 12:04「電話帳を取ってちょうだい」
母は電話帳を取ってくれて -
12:04 - 12:06私は飛行訓練学校へ電話しました
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12:06 - 12:09「フライトを試したいので予約お願いします」
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12:09 - 12:11「いつお越しになりますか」
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12:11 - 12:13「運転できないから
友達に運転を頼まないといけないの -
12:13 - 12:16っていうか 歩くのも出来ないんだけど
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12:16 - 12:18何か問題ありますか?
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12:18 - 12:20私が予約をして数週間後に
友達のクリスと母が -
12:20 - 12:22私を飛行場へ運転していってくれました
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12:22 - 12:2336キロの私は固定ギプスに覆われた上に
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12:23 - 12:26ダブダブのオーバーオールでした
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12:26 - 12:29パイロットの資格を取るには
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12:29 - 12:31理想からかけ離れていたと言えるでしょう
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12:31 - 12:33(笑)
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12:33 - 12:35立てないのでカウンターにつかまりました
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12:35 - 12:38「こんにちわ 飛行レッスンにきました」
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12:38 - 12:41一瞥の後に貧乏くじの
押しつけあいが始まりました -
12:41 - 12:42「お前がやれよ」
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12:42 - 12:44「いや いや お前こそやれよ」
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12:44 - 12:47ようやくある男性が出てきて
「アンドリューです 私が担当です」 -
12:47 - 12:48「素敵だわ」
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12:48 - 12:50彼らは滑走路に連れて行ってくれました
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12:50 - 12:52赤と白と青の飛行機がありました
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12:52 - 12:54なんと美しかったこと
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12:54 - 12:55私をコックピットに持ち上げました
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12:55 - 12:57飛行機の翼へ引きずり上げて
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12:57 - 12:59コックピットに座らせてくれたのです
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12:59 - 13:00ボタンとダイヤルが
そこら中にありました -
13:00 - 13:03「うわぁ! どのボタンとダイヤルが何って
どうやって覚えるの」 -
13:03 - 13:06指導官のアンドリューは前席に乗り込み
飛行機をスタートさせました -
13:06 - 13:09「地上滑走してみますか」と聞きました
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13:09 - 13:11地上での飛行機の制御は
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13:11 - 13:13足を使ってラダーペダルで行います
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13:13 - 13:15「遠慮しとくわ
アハハ 足は使えないの」 -
13:15 - 13:18「えっ」
「でも手は使えるわよ」 -
13:18 - 13:19「オッケー」
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13:19 - 13:22滑走路へ行き
出力をあげ -
13:22 - 13:25更に滑走路を進み
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13:25 - 13:29やがて車輪が滑走路を離れて
私たちは離陸しました -
13:29 - 13:34私は信じがたいほどの自由を感じました
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13:34 - 13:39トレーニングエリアに入ると
アンドリューが言いました -
13:39 - 13:41「あそこに山があるのが見えますか」
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13:41 - 13:43「ええ」
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13:43 - 13:48「あなたが操縦して
あの山に向かって飛んでください」 -
13:48 - 13:51私が見上げて 指差された先を見ると
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13:51 - 13:53あのブルーマウンテンがありました
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13:53 - 13:57この旅路が始まった場所です
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13:57 - 14:01私が操縦し
そして飛んでいました -
14:01 - 14:04脊髄病棟からはとても遠い道のりでした
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14:04 - 14:08その時 私は
自分がパイロットになると確信していました -
14:08 - 14:12身体検査がパスできるか
わかりませんでしたけど -
14:12 - 14:15もうそれは 後で考えれば良いことでした
私には夢があったからです -
14:15 - 14:19家に帰りトレーニング日誌を取り出し
私には計画が出来ました -
14:19 - 14:22出来うる限り歩く練習をし
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14:22 - 14:26二人の人に支えてもらう状態から
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14:26 - 14:28一人に支えてもらう状態になり
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14:28 - 14:30家具をつたって歩けるようになり
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14:30 - 14:32家具が離れて置かれていない限りですが
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14:32 - 14:35そして壁を伝って家中を歩き回れるほどの
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14:35 - 14:37大進展を遂げました
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14:37 - 14:41こんな風に です
母は私を永久に追い回すって言ってました -
14:41 - 14:43私の指紋を拭きとるために
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14:43 - 14:44(笑)
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14:44 - 14:47ともかく
私が何処に居るかは明らかでした -
14:47 - 14:49(笑)
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14:49 - 14:52私の体を元に戻すために
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14:52 - 14:54医師が手術を繰り返し
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14:54 - 14:56その間に私は理論の勉強をして
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14:56 - 15:00最終的に 驚いたことに
パイロットの身体検査をパスして -
15:00 - 15:03飛ぶことへの青信号が灯ったのです
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15:03 - 15:04なじみの飛行学校から離れて
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15:04 - 15:07一刻を惜しんで
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15:07 - 15:09カンタス航空のパイロットになろうとしている
若者に混じり -
15:09 - 15:12足をひきずる年上の私
初めはギプスだったのが金属の補助器具になり -
15:12 - 15:14だぶだぶのオーバーオール
薬やカテーテルの入った袋を持ち -
15:14 - 15:19足を引きずっているのです
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15:19 - 15:20皆が私をみて思ったことでしょう
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15:20 - 15:23「え ! 冗談じゃないのか?
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15:23 - 15:26彼女に出来るわけがない」
私も時々そう思いました -
15:26 - 15:28でも そんなこと関係なかったのです
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15:28 - 15:30今や私の中では何かが燃えていて
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15:30 - 15:35私の障害など遥かに打ち負かしていたのです
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15:35 - 15:37身近なゴールが私を前へと進ませてくれました
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15:37 - 15:40まず私は個人パイロットの資格をとりました
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15:40 - 15:42ナビゲーションを覚えて
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15:42 - 15:46友達と一緒にオーストラリア中を飛びました
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15:46 - 15:47次に双発機の操縦を覚えて
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15:47 - 15:51双発機でも資格を取り
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15:51 - 15:54好天のみならず悪天候での操縦を覚えて
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15:54 - 15:57計器飛行の資格を取りました
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15:57 - 15:59次に商業パイロットの資格を取り
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15:59 - 16:02そして指導員の資格を取りました
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16:02 - 16:05そして気が付けば
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16:05 - 16:08初めて飛んだあの学校に戻っていました
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16:08 - 16:11そこで生徒たちに飛行を指導しています
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16:11 - 16:15脊髄病棟を出てから
たった18ヶ月しかたっていませんでした -
16:15 - 16:27(拍手)
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16:27 - 16:29そして思いました
「ここで止めなくても良いわよね -
16:29 - 16:32逆さまで飛行してみたらどうかしら?」
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16:32 - 16:33そうしました
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16:33 - 16:35逆さまで飛行することを学び
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16:35 - 16:39曲芸飛行のインストラクターになりました
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16:39 - 16:42父と母は 決して一緒には飛びません
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16:42 - 16:45(笑)
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16:45 - 16:49私は確信しています
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16:49 - 16:55私の体には限界がありますが
私の心は止められません -
16:57 - 17:00老子曰く
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17:00 - 17:03「自分に固執しなければ
(是以聖人、終不自大、故能成其大) -
17:03 - 17:06なり得る者になれる」
(是以聖人、終不自大、故能成其大) -
17:06 - 17:08今ならわかります
思い込んでいた自分を捨てるまで -
17:08 - 17:15真新しい人生を作り出すことは
出来ませんでした -
17:15 - 17:19歩むべきと思い込んでいた人生を手放すまでは
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17:19 - 17:21私を待っていた人生を
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17:21 - 17:24受け入れられませんでした
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17:24 - 17:30真の力は体からくるのではないことを
今なら分かります -
17:30 - 17:33私の身体能力は劇的に変わってしまいましたが
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17:33 - 17:40私が何者なのかは変わっていません
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17:40 - 17:43私の中にある種火は燃え続けています
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17:43 - 17:48皆様の中にもそれぞれあるのです
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17:48 - 17:52私の体だけが私ではないのと同様に
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17:52 - 17:55皆さんも皆さんの体だけではありません
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17:55 - 18:01ですから 皆さんの外見も出身地も
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18:01 - 18:04職業も関係ないのです
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18:04 - 18:07自らの人間性を輝かし続け
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18:07 - 18:11自らを創造の究極の結果として
-
18:11 - 18:16人生を生き抜くことが大事なのです
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18:17 - 18:23私たちは何百万本ものストローで
繋がっているのです -
18:24 - 18:28今こそそれをつなげる時です
それにつかまる時です -
18:28 - 18:33私たちが皆の幸せに
向かっていこうとするならば -
18:33 - 18:36身体的なこだわりを捨てて
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18:36 - 18:39そのかわりに
心の声を受け入れる時なのです -
18:39 - 18:42さぁ 一緒にストローを掲げましょう
-
18:43 - 18:45(拍手)ありがとうございます
-
18:45 - 18:49(拍手)
-
18:49 - 18:55ありがとうございます
- Title:
- 体があなたのすべてではない | ジェニン・シェパード | TEDxKC
- Description:
-
私たちは自らを外側で決めつけてしまいます:人間関係、仕事、家族、そして自分たちの体もです。しかし人生が劇的に変わり自分の体が再起不能なほどに壊れてしまったらどうなるでしょうか?人間性の喪失と意味と充実の普遍的な探求について語られます。自らが何者なのかを本当に知るには必要だと思っていたもの全てを一度無くしてしまう過程でしかえられないのです。
このビデオはTEDカンファレンスとは独立して運営されるTEDxイベントにおいて収録されたものです。 - Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TEDxTalks
- Duration:
- 19:01
Natsuhiko Mizutani approved Japanese subtitles for You are not your body | Janine Shepherd | TEDxKC | ||
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for You are not your body | Janine Shepherd | TEDxKC | ||
Masaki Yanagishita accepted Japanese subtitles for You are not your body | Janine Shepherd | TEDxKC | ||
Masaki Yanagishita edited Japanese subtitles for You are not your body | Janine Shepherd | TEDxKC | ||
Masaki Yanagishita edited Japanese subtitles for You are not your body | Janine Shepherd | TEDxKC | ||
Mio Yamaguchi edited Japanese subtitles for You are not your body | Janine Shepherd | TEDxKC | ||
Mio Yamaguchi edited Japanese subtitles for You are not your body | Janine Shepherd | TEDxKC | ||
Mio Yamaguchi edited Japanese subtitles for You are not your body | Janine Shepherd | TEDxKC |