アンドレア・ギブソン 「栄養士」
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0:00 - 0:05アンドレア・ギブソンです
私の詩「栄養士」をお聞きください -
0:05 - 0:08栄養士は根菜を
食べろと言った -
0:08 - 0:10毎日カブを
13個飲み下せたら -
0:10 - 0:12地に足が付き
根が張って -
0:12 - 0:15頭が闇の住む場所へと
飛んでいくこともなくなると -
0:15 - 0:18霊媒師は 私の心は
重荷を抱えすぎていると言う -
0:18 - 0:1920ドルで
どうすればよいか教えると -
0:19 - 0:2120ドル渡すと
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0:21 - 0:24「心配しないで
いい人がすぐ現れるから」と言った -
0:24 - 0:30最初の心理療法士は 毎日3時間
暗い押し入れの中で過ごすようにと言った -
0:30 - 0:32目を閉じ
耳を塞いで -
0:32 - 0:331度やってみたが
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0:33 - 0:37押し入れの中に座っているのがすごく
ゲイっぽいことを思わずにいられなかった -
0:37 - 0:40ヨガの先生が言った
真実以外のすべてを伸ばすように -
0:40 - 0:42吐く息に集中し
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0:42 - 0:45得るものよりも 与えられるものに
心を砕けるなら -
0:45 - 0:47誰もが幸福になるのだと
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0:47 - 0:50薬剤師は言った
クロノピン ラミクタール リチウム ザナックス -
0:50 - 0:54医者は言った トラウマの言ったことは
抗精神病薬で忘れられるかもしれないと -
0:54 - 0:56トラウマは言った
この詩を書くなと -
0:56 - 1:00骨の髄にある苦悩について
お前が嘆くのを誰も聞きたくはないと -
1:00 - 1:02でも私の骨は言った
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1:02 - 1:05タイラー・クレメンティは
自分はまったく孤独だと思って -
1:05 - 1:07ハドソン川に身を投げたのだと
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1:07 - 1:10私の骨は言った
「詩を書いて」と -
1:10 - 1:13川底のことを
考えている街灯に -
1:13 - 1:17糸で吊された
自分の運命のシャンデリアに -
1:17 - 1:19布団から出られなかった日々に
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1:19 - 1:21手首にある標的に
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1:21 - 1:23死にたいと思ったことのある
すべての人に -
1:23 - 1:27時々言われることがある
私達にできるもっとも癒されることは -
1:27 - 1:32他の人もこう感じていると
何度も思い起こすことなのだと -
1:32 - 1:34明日がやって来ては去り
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1:34 - 1:35それでも良くなりはしなかった
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1:35 - 1:38母親への あの手紙を
半分書き終えたときも -
1:38 - 1:40「本当にやってみたんだから
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1:40 - 1:43でも底を打ったと思ったら
それが打ち返してきたんだ」 -
1:43 - 1:47孤独が気力につける
傷のような傷は他にない -
1:47 - 1:48だから言っておくけど
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1:48 - 1:52自分は略奪された家々の扉のように
壊れているというのに -
1:52 - 1:56世界中が通りで踊っているように
思える日があるのは知っている -
1:56 - 2:00恥の部屋に嘆きを積み込み続けるよう
自分に強いたことで -
2:00 - 2:04有罪となるのが誰か思い惑っているのは
あんただけじゃない -
2:04 - 2:07心が重いと感じるからといって
弱いわけじゃない -
2:07 - 2:12重い心が 内に赤いマントのある
電話ボックスでなかったことはない -
2:12 - 2:15ある人々には
ただ外を歩くだけでも -
2:15 - 2:19超人的な力が必要な日もあることを
決して理解できない人たちもいる -
2:19 - 2:23自分の笑顔が 崩れつつある家の
雨樋のように見えるのは知っている -
2:23 - 2:27でも私の手はいつでも信じるものの
開き綱をしっかり握っている -
2:27 - 2:29人生は土のように
豊かなものでありうる -
2:29 - 2:31腐敗の食べ物を作り
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2:31 - 2:33傷を道路に変え
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2:33 - 2:36あのバンパーステッカーを付けた
トラックで私を拾って -
2:36 - 2:42「健やかなものが病んだ社会に
うまく適応する方法はない」 -
2:42 - 2:46私の背骨を引き絞った弓を持つ者を
信じたことは決してない -
2:46 - 2:49叩くべき戦いを見つけようと
脈動を求め叫びながら -
2:49 - 2:53喉のところで解ける人たちを
信じるみたいには -
2:53 - 2:58タイラー・クレメンティが
ジョージ・ワシントン橋から飛び降りる4日前 -
2:58 - 3:01私は自分の町にある
ホテルの部屋で座り -
3:01 - 3:07ひと瓶の睡眠薬を服するには 正確に
何を飲み込まねばならないのか計算していた -
3:07 - 3:12生きることについて私が知っているのは
痛みは決して自分だけのものではないこと -
3:12 - 3:15痛みを感じるときはいつも
傷が反響であることを知っている -
3:15 - 3:19だから悲しみが窓になる瞬間に
耳を澄ませ続ける -
3:19 - 3:22自分の最もぼろぼろの夢の
ガラスを通して -
3:22 - 3:25前には見えなかったものが
見えるとき -
3:25 - 3:28たんぽぽが風に吹かれ
その心を失うのを見た -
3:28 - 3:31そのとき たんぽぽは
千の種子を撒き散らした -
3:31 - 3:35だから今度私が どれほど簡単に
自分の皮から抜け出してしまうかと言ったとき -
3:35 - 3:37中に戻そうとはしないで
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3:37 - 3:40私達は一緒にここにいる
とだけ言ってほしい -
3:40 - 3:43窓のところで
すべてが良くなることを望みながら -
3:43 - 3:47心はただ 膝をすりむいただけ
かもしれないし -
3:47 - 3:51最悪の日は まだこれから
訪れるのかもしれないけど -
3:51 - 3:54念のために言っておこう
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3:54 - 3:55それでも私はここにいて
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3:55 - 3:58世界に踊ってくれるよう
頼むだろうと -
3:58 - 4:01私の神聖なる足を
踏んでばかりだとしても -
4:01 - 4:04いい あんたは私と一緒に
ここにいて -
4:04 - 4:05私と一緒にここにいて
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4:05 - 4:08苦い闇への噛み合わせを直し
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4:08 - 4:10明るい切望を高め
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4:10 - 4:12喪失の輝かしい拳を上げて
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4:12 - 4:13友よ
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4:13 - 4:16いることで得る必要のあるものが
お互いだけなら -
4:16 - 4:18ああ なんて豊かで
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4:18 - 4:19ああ なんて十分で
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4:19 - 4:22ああ なんて深いことか
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4:22 - 4:24その光を私たちは
お互いに与える -
4:24 - 4:28相手の背中に向かって
繰り返し囁きながら -
4:28 - 4:29生きて
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4:29 - 4:31生きて
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4:31 - 4:32生きて
- Title:
- アンドレア・ギブソン 「栄養士」
- Description:
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アンドレア・ギブソンの詩「栄養士」のアニメーションによる解釈。
- Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TED-Ed
- Duration:
- 04:46
Yasushi Aoki edited Japanese subtitles for "The Nutritionist" by Andrea Gibson | ||
Yasushi Aoki edited Japanese subtitles for "The Nutritionist" by Andrea Gibson | ||
Moe Shoji approved Japanese subtitles for "The Nutritionist" by Andrea Gibson | ||
Moe Shoji accepted Japanese subtitles for "The Nutritionist" by Andrea Gibson | ||
Moe Shoji edited Japanese subtitles for "The Nutritionist" by Andrea Gibson | ||
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Moe Shoji declined Japanese subtitles for "The Nutritionist" by Andrea Gibson |