アフリカ人革命家の人生 遺産 そして 暗殺 ― リサ・ジャネイ・ベーコン
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0:09 - 0:121972年 トーマス・サンカラは
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0:12 - 0:15異国の地で 「革命の波」に
飲みこまれたのでした -
0:15 - 0:18彼は 西アフリカのボルタ川の上流にある
当時はオートボルタと呼ばれた -
0:18 - 0:20ブルキナファソという国の出身でした
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0:20 - 0:23彼はマダガスカルの軍事学校へ留学し
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0:23 - 0:2622歳で兵士になりましたが
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0:26 - 0:29マダガスカルに到着したとき
紛争を目の当たりにしたのです -
0:29 - 0:33地元の革命家たちは 延々と続く
フランスの植民地支配から -
0:33 - 0:35マダガスカルの支配権を
奪還したかったのです -
0:35 - 0:37サンカラは革命家たちに感銘を受け
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0:37 - 0:40カール・マルクスのような
社会主義リーダーの書物を読み -
0:40 - 0:43軍事戦略の知恵を求めました
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0:43 - 0:461973年 オートボルタに戻ったとき
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0:46 - 0:51サンカラは 植民地支配による負の遺産から
国を開放することを決意したのです -
0:51 - 0:531949年
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0:53 - 0:56サンカラは 比較的恵まれた家の
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0:56 - 0:5810人中3番目の子として
生まれました -
0:58 - 1:02両親は 彼に神父になることを
望んでいましたが -
1:02 - 1:05サンカラは 多くの仲間同様
オートボルタの腐敗を終わらせるには -
1:05 - 1:08軍隊こそ最も望ましい組織と
判断したのです -
1:08 - 1:10マダガスカルから戻って以降
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1:10 - 1:14彼はカリスマ性と透明性のある演説調で
世に知られることとなったのですが -
1:14 - 1:17当時の政権には疎まれていました
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1:17 - 1:20ジャン=バプティスト・ウエドラオゴ大統領の
率いる政権は -
1:20 - 1:23オートボルタの近代史において
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1:23 - 1:263度目のクーデターの後
政権の座に就いたのです -
1:26 - 1:28この政権の政策は
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1:28 - 1:31サンカラが提案した全面的な改革とは
かけ離れていました -
1:31 - 1:35ところが 1981年までには
サンカラの人気が上昇し -
1:35 - 1:38ウエドラオゴ政権で役職を得ました
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1:38 - 1:42そして「アフリカのチェ・ゲバラ」と呼ばれた
サンカラは瞬く間に政権を上り詰め -
1:42 - 1:452年も経たずに首相に任命されたのです
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1:45 - 1:47新しい役職につくと
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1:47 - 1:52貧しい 「コミュニティー」「 女性」や
「若者」に向けて 集会演説を行いました -
1:52 - 1:55さらには他国政府に
同じ植民地支配の負の遺産を背負う者として -
1:55 - 1:58同盟国になるよう説得しました
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1:58 - 2:02ところが ウエドラオゴ大統領とその顧問は
サンカラの仕事ぶりに危機感を持ったのです -
2:02 - 2:06「サンカラの共産主義思想が資本主義国家との
同盟関係に悪影響を及ぼすのではないか」 と -
2:06 - 2:09サンカラは 首相に任命されてから
数カ月もしないうちに -
2:09 - 2:12ウエドラオゴ政権に役職を追われ
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2:12 - 2:15軟禁状態に置かれたのです
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2:15 - 2:16大統領は このことがきっかけとなり
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2:16 - 2:21オートボルタで17年間で4度目のクーデターが
起きることを 知る由もありませんでした -
2:21 - 2:24首都は 民間人による
抗議集会で埋め尽くされ -
2:24 - 2:26政治機能がマヒする中
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2:26 - 2:30サンカラは 平和裏に政権交代するよう
交渉を試みたのです -
2:30 - 2:32この間 サンカラの友人で
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2:32 - 2:35同志でもあった元軍人の
ブレーズ・コンパオレは -
2:35 - 2:39サンカラの命をも狙った
再度起きたクーデターを阻止しました -
2:39 - 2:42やがて ウエドラオゴは
抵抗することなく辞任し -
2:42 - 2:491983年8月4日 トーマス・サンカラは
オートボルタの新大統領となったのです -
2:49 - 2:53ようやく権力を握ったサンカラは
野心的な政策を掲げ -
2:53 - 2:55社会と経済改革を起こしたのです
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2:55 - 2:59彼の1つめの課題策として
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2:59 - 3:02「オートボルタ」という
フランスの植民地時代から続く国名を -
3:02 - 3:07「高潔な者たちの国」と言う意味の
「ブルキナファソ」に変更しました -
3:07 - 3:12次の4年間で 彼は
全国的に識字運動を広め -
3:12 - 3:151千万本の植樹を指示し
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3:15 - 3:18新しい国家を作詞しました―
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3:18 - 3:21それも 高騰した政府役人の給料を
削減しながら です -
3:21 - 3:25しかし おそらくサンカラの革命の中で
最も独特な要素は -
3:25 - 3:28男女平等への貢献です
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3:28 - 3:30女性解放運動を広め
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3:30 - 3:35強制結婚 一夫多妻制
そして性器切除を禁止しました -
3:35 - 3:39彼は 女性を政府の要職に就任させた
初のアフリカ人リーダーであり -
3:39 - 3:43彼女らを積極的に軍隊に採用しました
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3:43 - 3:47しかし サンカラの社会主義政策は
多くの抵抗に遭いました -
3:47 - 3:51多くの学生やエリートは 彼の経済政策が
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3:51 - 3:54ブルキナファソから資本家を
遠ざけるのではと危惧したのです -
3:54 - 3:57そして 公資金の乱用に対する取り締まりは
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3:57 - 3:59政府要人をも敵にまわしたのです
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3:59 - 4:034年の歳月の後
人々を勇気づけるはずの革命は -
4:03 - 4:05影響力を持つ多くのブルキナファソ人を
孤立させたのです -
4:05 - 4:09しかし サンカラは権力を譲るつもりはなく
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4:09 - 4:12より独裁主義的な政策を実行し
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4:12 - 4:15労働組合や報道の自由を禁じました
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4:15 - 4:18やがて彼の独裁主義傾向は
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4:18 - 4:21近しい友人らをも敵に回したのです
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4:21 - 4:241987年10月15日
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4:24 - 4:27サンカラが会議を行っている最中に
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4:27 - 4:29襲撃者らは本部を襲撃し
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4:29 - 4:31サンカラは暗殺されたのです
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4:31 - 4:36多くの人々は ブレイズ・コンパオレが
指令を出したのだと信じています -
4:36 - 4:38サンカラが残したものは複雑ですが
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4:38 - 4:42政策の多くは 時代を先駆けたものだった
ということが自ずと証明されています -
4:42 - 4:43この10年の間
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4:43 - 4:47ブルキナファソの若者は
サンカラの政治的哲学を称賛し -
4:47 - 4:53ガーナのような隣国は
サンカラの経済モデルを導入したのです -
4:53 - 4:592019年3月2日 サンカラの銅像は
ブルキナファソの首都に建てられ -
4:59 - 5:03自国そして世界の革命者として
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5:03 - 5:05偶像視されるような立場を確立したのです
- Title:
- アフリカ人革命家の人生 遺産 そして 暗殺 ― リサ・ジャネイ・ベーコン
- Speaker:
- リサ・ジャネイ・ベーコン
- Description:
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1972年、トーマス・サンカラはマダガスカルで、フランスによる延々と続く植民地支配からの解放を求める「革命の波」に飲み込まれたのでした。このデモにより感銘を受けた西アフリカ生まれの彼は、社会主義者リーダーらの書物を読み、軍事戦略の知恵を求めました。そして、1973年にはマダガスカルを発ち、自国の植民地支配という長い歴史からの解放を決意したのです。リサ・ベーコンが、偶像化された革命家の生涯を詳細に語ります。
講師:リサ・ジャネイ・ベーコン
監督:トマ・ピカルド・エスパイヤット
*この教材はこちら:https://ed.ted.com/lessons/the-life-legacy-assassination-of-an-african-revolutionary-lisa-janae-bacon - Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TED-Ed
- Duration:
- 05:07
TED Translators admin approved Japanese subtitles for The life, legacy & assassination of an African revolutionary | ||
Tomoyuki Suzuki accepted Japanese subtitles for The life, legacy & assassination of an African revolutionary | ||
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Tomoyuki Suzuki declined Japanese subtitles for The life, legacy & assassination of an African revolutionary | ||
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