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← プラスチックの歴史 ― シャロン・コルマン

何世紀もの間、ビリヤードのボールは象牙で作られていました。しかし、過剰な狩猟により象の数が減少し、代替品が求められるようになります。この難題に取り組んだのがジョン・ウェズリー・ハイアット。5年後に彼は、最初のプラスチックとして知られる素材、セルロイドを発明しました。「プラスチック世紀」とまで言われる時代を作った素材の歴史を辿ってみましょう。

監督:シャロン・コルマン

*このビデオの教材:https://ed.ted.com/lessons/a-brief-history-of-plastic

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Showing Revision 9 created 10/16/2020 by Sola Watanabe.

  1. 現在 プラスチックはどこにでもあります
  2. プラスチックは
    ある小さな物から始まりましたが
  3. それは プラスチックでできたものでは
    ありませんでした
  4. 何世紀もわたり ビリヤードのボールは
    象牙で作られていましたが

  5. 19世紀に 過剰な狩猟によって
    象の数が減少すると
  6. 19世紀に 過剰な狩猟によって
    象の数が減少すると
  7. ビリヤードボールのメーカーは
    莫大な報酬を掲げ 代替品を探し始めました
  8. 1863年にこの難題に挑んだ アメリカ人
    ジョン・ウェズリー・ハイアットは
  9. 5年の歳月をかけ
    セルロイドという新素材を発明しました
  10. 木や藁に含まれるセルロースが原料です
  11. しかし 彼は ビリヤードボールを作るのに
    セルロイドでは無理だと気付きます

  12. 素材の重さが不十分で
    跳ね返りもあまりよくありませんでした
  13. しかし 着色と模様付けが可能なので
  14. サンゴ べっ甲 琥珀 真珠層のような
    高価な材料を模倣することができました
  15. サンゴ べっ甲 琥珀 真珠層のような
    高価な材料を模倣することができました
  16. これが ハイアットの作った
    最初のプラスチックとされる素材です
  17. 「プラスチック」という言葉は
    ポリマーからなる素材のことをいいます

  18. ポリマーとは
    繰り返しサブユニットからなる高分子です
  19. これには
    人工のプラスチックだけでなく
  20. 生物の体内に存在する多くの成分も含まれます
  21. しかし 一般的にプラスチックといえば
  22. 合成素材のことを指します
  23. どちらも 加工前は
    柔らかく可鍛性があるのが特徴です
  24. ですから 特定の形状に
    成形することができます
  25. 最初のプラスチックとして
    認識されてはいるものの

  26. セルロイドは可燃性が高く
    生産には危険が伴いました
  27. そこで発明家たちは
    代替品を探し始めました
  28. 1907年に ある化学者が
    フェノール樹脂という
  29. コールタールの廃棄物と
  30. ホルムアルデヒドを組み合わせ
    丈夫で新しいポリマーを作りました
  31. これはベークライトと言い
    セルロイドより可燃性が低く
  32. 原料も手に入れやすい素材でした
  33. しかし これはあくまでも 始まりでした

  34. 1920年代には 複数の研究者が初めて
    ポリスチレンを商業用に開発しました
  35. 断熱性のあるスポンジ状のプラスチックです
  36. その後すぐに 柔軟性がありながら丈夫な
    ポリ塩化ビニルが登場しました
  37. その後 透明のアクリルが発明され
  38. ガラスを模した飛散防止のパネルができました
  39. そして 1930年代には
    ナイロンが注目を集めました
  40. これは シルクを模倣したポリマーですが
    シルクより何倍もの強度がありました
  41. 1933年に登場したポリエチレンは
    最も汎用性の高いプラスチックの1つです
  42. 現在でも 買い物袋
    シャンプーのボトル 防弾ベストなど
  43. あらゆる製品に使われています
  44. この素材の爆発的な増加に伴い
    新しい製造技術が登場しました

  45. 射出成形と呼ばれる技術の発明によって
  46. 溶かしたプラスチックを 様々な形の型に入れ
  47. 急速に硬化することができるようになりました
  48. これにより 新品種や新形状の
    プラスチック製品の可能性が生まれ
  49. 安価で迅速かつ大量に
    生産できるようになりました
  50. 科学者たちは この安価な新素材により
  51. 人々がそれまで手の届かなかったものを
    生産できると希望を抱きました
  52. しかし プラスチックは
    第二次世界大戦に利用されることになります

  53. 戦時中 アメリカのプラスチック生産量は
    4倍になりました
  54. 兵士は新しいプラスチック製のヘルメットや
    耐水性のあるビニルレインコートを着用し
  55. パイロットは飛散防止プラスチックの
    アクリル樹脂製コックピットに座り
  56. 弾力性のあるナイロン製の
    パラシュートを与えられました
  57. その後 戦時中に次々と現れた
    プラスチック製造会社は

  58. 消費者向け製品に注目し始めます
  59. 木 ガラスおよび布地などの材料は
    プラスチックに代わり始めました
  60. 家具 衣類 靴 テレビ ラジオにも
    プラスチックが多用されるようになります
  61. 汎用性の高いプラスチックは
    包装にも活用されるようになりました
  62. 食品などの製品の鮮度を保つのが
    主な目的です
  63. 瞬く間に
    ゴミ袋や伸縮性のあるラップ
  64. つぶせるボトル 持ち帰り用の容器
  65. 果物 野菜 肉を入れる容器などが現れました
  66. わずか数十年で このマルチな材料は

  67. 「プラスチック世紀」
    とまで言われる時代を作ります
  68. プラスチック世紀は 利便性と
    多大なる経済的効果をもたらしましたが
  69. 凄まじい環境問題も引き起こしました
  70. プラスチックの多くは
    再生不可能な資源でできています
  71. プラスチック包装は一回きりの利用を
    想定して設計されていますが
  72. その中には分解に 何世紀もかかるものもあり
  73. 膨大な量の廃棄物が蓄積されています
  74. 今世紀は 技術革新により
    この問題に取り組まなければなりません

  75. プラスチック使用量の削減
    生分解性プラスチックの開発
  76. 既存プラスチックの新しいリサイクルなど
    様々な取り組みが必要です